JPH03236366A - グアニジノベンゼン誘導体 - Google Patents

グアニジノベンゼン誘導体

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Publication number
JPH03236366A
JPH03236366A JP34080590A JP34080590A JPH03236366A JP H03236366 A JPH03236366 A JP H03236366A JP 34080590 A JP34080590 A JP 34080590A JP 34080590 A JP34080590 A JP 34080590A JP H03236366 A JPH03236366 A JP H03236366A
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JP
Japan
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acid
amidino
formula
guanidinobenzoic acid
guanidinobenzoic
Prior art date
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Pending
Application number
JP34080590A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okuyama
奥山 彬
Kyozo Naito
内藤 恭三
Hidetoshi Ogino
荻野 秀敏
Toshio Nagase
長瀬 敏雄
Kiyobumi Ishikawa
清文 石川
Nobuo Tanaka
信男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Banyu Phamaceutical Co Ltd filed Critical Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority to JP34080590A priority Critical patent/JPH03236366A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星東≧L剋里豆里 本発明は医薬の分野で有用な発明である。さらに詳細に
は、本発明はウィルスの感染により引き起される疾患の
治療に有用な新規物質、その製造性および該新規物質の
抗ウィルス剤としての用途に関するものである。
逆来生技猾 股式。
目,N−C−N口−(A)、−(B)i−C○−S−R
1 H [式中、Aは炭素数1−10の直鎖状または分岐鎖状ア
ルキレン基を示し、Bはp−フェニレン基または二価脂
環式基を示し、aはOまたはlを示し、bはOまたはl
を示し、a十bは1または2を示し、Rは炭素数1−1
0の直鎖状または分岐鎖状アルキル基、炭素数1〜10
のカルベトキシアルキル基、脂環式基、芳香族基、フェ
ニルアルキル基よりなる群より選択した基を示し、上記
脂環式基、芳香族基は低級アルキル基、カルベトキシ基
、カルベトキシ低級アルキル基、カルボキシアルキル基
、ハロゲン、アルコキシ基、アシルアミド基、アルキル
スルホニル基、カルボキシ基、チオカルボキシ基、メル
カプトカルボニル基、ニトロ基またはカルバモイル基で
置換されていてもよい]で表されるグアニジノ有機酸の
チオールエステル類が抗ウィルス作用を有することが知
られている[特開昭49−24917号公報参照]。
が 決しようと る 題 抗ウィルス剤としては、数多くの核酸誘導体、また抗イ
ンフルエンザウィルス剤としてはアマンタジン等が知ら
れている。核酸誘導体系抗ウィルス剤は肝機能障害、変
異原性および亜急性毒性等の副作用を有し、またアマン
タジンは催奇形性等の副作用及び使用頻度の増加により
効力の低下というような好ましくない性質を有している
〔ヴアイoロジイ− (Virology)、ラベン・
プレス(RavenPress)社刊、323頁〜34
8頁(1985年)参照〕。
このような公知の抗ウィルス剤の問題点の解消が望まれ
ている。加えて、前掲のグアニジノ有機酸のチオールエ
ステル類の抗ウィルス作用はその強さの点で実用に耐え
ない。
f題を 決 るための 本発明者らは、前掲の課題を解決すべく鋭意研究した結
果、後記一般式(I)で表されるp−グアニジノ安息香
酸誘導体又はその医薬として許容しつる塩がすぐれた抗
ウィルス作用かつ安全性の面でもすぐれていることを見
い出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は一般式 [式中、R1はアミジノ基で置換されたフェニル基又は
アミジノ基で置換されたナフチル基を示す]での医薬と
して許容しつる塩、その製法及び該グアニジノベンゼン
誘導体を有効成分とする抗ウィルス剤に関するものであ
る。
本発明のグアニジノベンゼン誘導体の例としては以下の
化合物が挙げられる。
(l)4−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミ
ド (2)4−グアニジノ安息香酸3−アミジノベンズアミ
ド (3)4−グアニジノ安息香酸2−アミジノベンズアミ
ド (4)3−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミ
ド (5)3−グアニジノ安息香酸3−アミジノベンズアミ
ド (6)3−グアニジノ安息香酸2−アミジノベンズアミ
ド (7)2−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミ
ド 表される新規なグアニジノベンゼン誘導体又はそ(8)
2−グアニジノ安息香酸3−アミジノベンズアミド (9)2−グアニジノ安息香酸2−アミジノベンズアミ
ド (10) 4−グアニジノ安息香酸2−アミジノ−1−
ナフチルアミド (11) 4−グアニジノ安息香酸3−アミジノ−1−
ナフチルアミド (12) 4−グアニジノ安息香酸4−アミジノ−1−
ナフチルアミド (13)  4−グアニジノ安息香酸5−アミジノ−1
−ナフチルアミド (+4)  4−グアニジノ安息香酸6−アミンノーl
−ナフチルアミド (15) 4−グアニジノ安息香酸7−アミジノ−1−
ナフチルアミド (16) 4−グアニジノ安息香酸8−アミジノ−1−
ナフチルアミド (17) 3−グアニジノ安息香酸2−アミジノ−1−
ナフチルアミド (18) 3−グアニジノ安息香酸3−アミジノ−1−
ナフチルアミド (19) 3−グアニジノ安息香酸4−アミジノチルア
ミド ナフ (20) 3−グアニジノ安息香酸 チルアミド (21) 3−グアニジノ安息香酸 チルアミド (22) 3−グアニジノ安息香酸 5−アミジノ−1 ナフ 6−アミシノ−1 ナフ 7−アミジノ−1−ナフ チルアミド (23) 3−グアニジノ安息香酸8〜アミジノ−1−
ナフチルアミド (24) 2−グアニジノ安息香酸2−アミジノ−1−
ナフチルアミド (25) 2−グアニジノ安息香酸3−アミジノ−1−
ナフチルアミド (26)  2−グアニジノ安息香酸4〜アミジノ−1
−ナフチルアミド (27) 2−グアニジノ安息香酸5−アミジノ−1−
ナフチルアミド (28) 2−グアニジノ安息香酸6−アミジツナフ チルアミド (29)  2−グアニジノ安息香酸7−アミジノ−1
−ナフチルアミド (30)  2−グアニジノ安息香酸8−アミジノ−1
−ナフチルアミド (31) 4−グアニジノ安息香酸1−アミジノ−2−
ナフチルアミド (32) 4−グアニジノ安息香酸3−アミジノ−2−
ナフチルアミド (33) 4−グアニジノ安息香酸4−アミジノル2−
ナフチルアミド (34) 4−グアニジノ安息香酸5−アミジノ−2−
ナフチルアミド (35) 4−グアニジノ安息香酸6−アミジノ−2−
ナフチルアミド (36) 4−グアニジノ安息香酸7−アミジノ−2−
ナフチルアミド (37) 4−グアニジノ安息香酸8−アミジノ−2−
ナフチルアミド (38) 3−グアニジノ安息香酸l−アミジノ−2−
ナフチルアミド (39) 3−グアニジノ安息香酸3−アミジノチルア
ミド (40) 3−グアニジノ安息香酸4−アミジノ2−ナ
フ 2−ナフ チルアミド (41) 3−グアニジノ安息香酸 5−アミジノ−2−ナフ チルアミド (42) 3−グアニジノ安息香酸6−アミジノ−2−
ナフチルアミド (43)  3−グアニジノ安息香酸7−アミジノ−2
−ナフチルアミド (44) 3−グアニジノ安息香酸 チルアミド 8−アミジノ−2−ナフ (45) 2−グアニジノ安息香酸l−アミジノ−2−
ナフチルアミド (46) 2−グアニジノ安息香酸3−アミジノ−2−
ナフチルアミド (47) 2−グアニジノ安息香酸4−アミジノ−2−
ナフチルアミド (4B) 2−グアニジノ安息香酸5−アミジノ−2−
ナフチルアミド (49) 2−グアニジノ安息香酸6−アミジノ−2−
ナフチルアミド (50) 2−グアニジノ安息香酸7−アミジノ−2−
ナフチルアミド (51)  2−グアニノノ安息香酸8−アミンノー2
−ナフチルアミド 本発明化合物を抗ウィルス剤として使用する場合、その
適用可能なウィルス感染症としては、例えばインフルエ
ンザウィルス、バラインフルエンサウイルス、ヘルペス
ウィルス及びヒト免疫不全ウィルス(HIV)をはじめ
とするレトロウィルス等のエンベロープウィルスの感染
症が挙げられる。
−数式(I)で表される本発明のグアニンノベンゼン誘
導体の医薬として許容されうる塩としては、例えば塩酸
、硫酸、炭酸若しくはリン酸等の無機酸との塩又は例え
ば酢酸、乳酸、クエン酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸、コハク酸、フマル酸若しくはマレイン
酸等の有機酸との塩が挙げられる。
本発明化合物の製造法について説明する数式(I)で表
される本発明化合物は、−数式で表されるグアニジノ安
息香酸又はその酸付加塩に、−数式 () [式中、R1はアミジノ基で置換されたフェニル基又は
アミジノ基で置換されたナフチル基を示す]で表される
アミン化合物又はその酸付加塩を反応させることにより
製造することができる。
この工程は、例えばピリジン、塩化メチレン、N、Nジ
メチルホルムアミド又はジメチルスルホキッド等の非プ
ロトン性極性溶媒又はそれらの混合溶媒中、−20’C
〜室温、好ましくは−10’C〜0℃で、例えばンノク
ロへキシルカルボジイミド又は1−(3ンメチルアミノ
ブロピル)−3−エチルカルボジイミド等の縮合剤の存
在下で、式(IT)で表されるグアニジノ安息香酸又は
その酸付加塩に、−数式(I[I)で表されるアミン化
合物又はその酸付加塩を、5時間ないし24時間反応さ
せることにより行うことができる。
この製法において、原料として使用される化合物(n)
及び化合物(III)の酸付加塩としては、例えば塩酸
、硫酸、炭酸又はリン酸等の酸との塩、好ましくは塩酸
との塩が挙げられる。
以上の製法により得られた反応混合物から、本発明化合
物を単離・精製するには、例えば30’C以下で減圧下
で溶媒を留去し、得られた残渣を、例えばメタノール、
エタノール又はイソプロパツール等のアルコール類に懸
濁させ、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
、−数式(I)で表される本発明化合物をその炭酸塩と
して得ることができる。
次いで、−数式(I)で表される本発明化合物の炭酸塩
を他の塩に変換するには、例えばメタノール又はエタノ
ール等のアルコール類と水との混合溶媒に該本発明化合
物の炭酸塩を加え、ついで所望の酸を加えて溶かす。つ
いでエーテルを加えて、所望の本発明化合物の塩を得る
ことができる。さらに精製が必要である場合には、前記
の方法を繰り返すことにより精製することができる。
なお、本発明化合物を製造するために原料として使用さ
れる一般式(I[)及び(I[[)で表される化合物又
はそれらの酸付加塩ついては、市販品又はジャーナル・
オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ−(J
、 Am、 Chem、 Soc、)第65巻、第23
9頁〜第242頁(1943年)及びファルマチイ(P
harmazie)第34巻、第227頁〜第228頁
(1979年)に記載の方法又はそれに準する方法によ
り製造することにより容易に入手することができる。
次に本発明化合物の抗ウィルス作用について、具体的に
、試験例を挙げて説明する。
供試薬剤 物質A:4−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズア
ミド・2メタンスルホン酸塩 物質B:4−グアニンノ安息香酸6−アミジノ−2−す
フチルアミド・2メタンスルホン酸塩 試験例1 ヒトインフルエンザウィルスのブラック形成に対する抑
制作用 ヴアイロロジイ−(Virology)、第29巻、第
84頁−第91頁(1966年)に記載の方法により、
本発明に係る物質A及び物質Bのヒトインフルエンザウ
ィルスA/WSNのブラック形成の抑制作用について測
定した。
すなわち、MDCK細胞(大賢細胞)IXIO’個をD
−MEM培地を含む6cmのプラスチック皿にまき、3
7°Cで炭酸ガス培養器中24時間培養後、培地を捨て
、50個前後のヒトインフルエンザウィルスA/WSN
を含むウィルス希釈液0.1mlを加えた。よく振とう
し、室温で30分間放置後、所定量の供試薬剤を添加し
た寒天重層液を加え、寒天の固化後、37°Cで炭酸ガ
ス培養器中3日間培養した。培養後、寒天層を除き、染
色液で細胞を染めブランク数を計測した。なお、次式に
よりブラック形成阻止率を算出し、その結果を第1表に
示した。
T:供試薬剤存在下での平均ブラック数C0対照群平均
ブラック数 [D−MEM培地] Dulbeacos’  Modified EAGL
E MEDIUM“N15sui”粉末9.5gを蒸留
水11に溶かしく以下、これを1 *DMEMと表記す
る)、オートクレーブで減菌する。これに口過減菌した
L−グルタミン0.584g。
カナマイノン0.1g、 7.5%炭酸水素ナトリウム
水溶液20 m l及び非動化牛胎児血清110m/を
加える。
〔ウィルス用希釈液〕
Phosphate  Buffered  5ali
ne  H’に塩化カルシウム10g、塩化マグネシウ
ム]Ogおよび30%牛血清アルブミン5 、8 m 
lを加えて濾過減菌した溶液。
〔寒天重層液〕
純   水                   1
6 m 12*DMEM十牛血清アルブミン   50
 m l1%DEAEデキストラン       1m
175%炭酸水素ナトリウム水溶液   2 m 12
.0%agar (noble)          
 30m/(2* DMEM + BA) 4 * Dulbecco             
    250mlIM  HEPE5       
           10m110% 牛血清アルブ
ミン      20 m 175% 炭酸水素ナトリ
ウム水溶液  16m16% グルタミン水溶液   
    10rr+110% カナマイノン水溶液  
    1m/純   水             
     193m1〔染色液〕 100mgのクリスタルバイオレットを20m/のエタ
ノールに溶かし、さらに水80m/を加える。
(以下余白) (以下余白) 第1表 試験例2 ジエイ・ミルズ(J、 Mills)らの方法〔ザ・ジ
ャーナル・オブ・インフエクシャス・ディジイーズ(T
he Journal of Infectious 
Diseases)第123巻、第145頁〜第157
頁(1971年)参照〕に準じて、物質Bのハムスター
の肺におけるインフルエンザウィルスの増殖抑制作用に
ついて試験した。
すなわち、麻酔した雄性シリアンハムスターに、発育鶏
卵で増殖させたインフルエンザウィルスA/Udron
/72 (H3N2)3.8xlO3PFUを含むウィ
ルス液0.1 m/を経鼻接種した。感染後6.11及
び24時間目に、3.3%ハイドロキシプロピルセルロ
ースに所定の濃度の物質Bを溶解した被験液50μlを
計3回経鼻投与した。感染後28時間目に、このハムス
ターを麻酔孔させ、肺を摘出した。この摘出した肺を乳
鉢で海砂を加えて、よくホモジナイズし、ついで遠心分
離した。得られた遠心上清に含まれるウィルス量を、大
賢細胞に対するプラーク形成能を指標(こして測定した
。その結果を第2表に示す。
第2表 以上の試験結果から明らかな如く、本発明化合物は、ハ
ムスターの肺におけるインフルエンザウィルスの増殖を
強力に阻害することがわかる。
−数式(I)で表される本発明に係る化合物を抗ウィル
ス剤として使用する際の投与量は、通常経口投与の場合
には、1回1〜500mgを1日l〜3回投与、直腸内
投与の場合には1回l〜100 m gを1日1〜3回
投与、吸入の場合には1回0.1〜500 m gを1
日2〜3回気管支に投与、静脈内注射の場合には0.1
〜10 m gを1日1〜2回投与、鼻腔内投与の場合
には1回Ol〜500 m gを2〜4回投与、点眼剤
としては1回0.1〜50 m gを1日3〜4回投与
、軟膏剤としては1回1〜500 m gをl〜3回投
与するとよいが、年齢、性別、体重及び症状等により、
これらの範囲外でも用いつる。
一般式(I)で表される本発明に係る化合物は以下に挙
げる製剤用添加物を用いて、経口又は非経口投与用剤形
とすることができる。
経口投与の際に使用可能な単位量投与形態としては、例
えば錠剤、トローチ剤、散剤、乳剤、顆粒剤及びカプセ
ル剤が挙げられる。これらの投与形態には、例えばアラ
ビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、メチルセルロース、結晶セル
ロース若しくはカルボキシメチルセルロースナトリウム
等の結合剤、例えば乳糖、ショ糖、マンニトール、とう
もろこしデンプン、リン酸カルシウム、ソルビット若し
くは結晶セルロース等の賦形剤、例えばステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ポリエチレングリコール若しくは
シリカ等の滑沢剤又は例えば馬鈴薯デンプン、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム若しくはカルボキシメチルスターチナ
トリウム等の崩壊剤等の添加剤を適宜単独又は組み合せ
て使用してもよい。また、軟カプセル剤においては、慣
用される植物油、ポリエチレングリコール又はグリセリ
ン等のビヒクル、下記の油性の懸濁剤、液剤又は界面活
性剤等の湿潤剤を含有していてもよい。
液体製剤としては、例えば水性若しくは油性懸濁剤、溶
液、シロップ、エリキシル剤又は用時に水若しくは他の
適当なビヒクルで再溶解可能な凍結乾燥物等が挙げられ
る。該液体製剤には、例えばメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、トラガン
ト、ゼラチン若しくはアルギン酸ソーダ等の懸濁剤、例
えばレシチン、ソルビタン、脂肪酸エステル類、アラビ
アゴム若しくはトラガント等の乳化剤、例えばポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、水素添加ヒマン浦、ゴマ油、ダイ
ズ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
若しくはエチルアルコール等の湿潤剤、例えばp−ヒド
ロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピ
ル若しくはソルビン酸等の防腐剤又は例えば単シロップ
、ショ糖、ソルビット若しくはマンニット等の甘味剤等
の添加剤を単独又は適宜組み合せて使用してもよい。
直腸投与剤の基剤としては、例えばカカオ脂、ライテッ
プゾール若しくはトリグリセライド等の油性基剤又は例
えばグリセリン、グリセロゼラチン若しくはマクロゴー
ル等の水溶性基剤が用いられる。
注射剤の添加剤としては、例えばポリオキンエチレン、
硬化ヒマシ幼若しくは安息香酸ナトリウム等の溶解補助
剤、例えばブドウ糖、塩化ナトリウム若しくはグリセリ
ン等の等張化剤又は例えば亜硫酸ナトリウム、無水亜硫
酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム若しくはグリセ
リン等の安定化剤等を単独又は適宜組み合せて使用して
もよい。
鼻及び気管支等の呼吸器に投与する場合には、エアゾー
ル、吸入液、液剤、粉剤、カプセル剤又は軟膏等の剤形
を使用することができる。エアゾールの場合には、例え
ばアラセル若しくはスパン80等の非イオン性界面活性
剤、レシチン等の両性界面后性剤若しくはオレイルアル
コール等の分散剤及び例えばブタン若しくはフレオンO
等の噴射剤からなる油性エアゾール製剤とするか、又は
例えば生理食塩水、リン酸緩衝液若しくは酢酸緩衝液等
の等張化剤及び精製水若しくは注射用蒸留水からなる水
性エアゾール剤とすることができる。液剤の場合には、
例えばポリエチレングリコール、ソルビトール、ポリソ
ルベート又は生理食塩水等を製剤担体として使用するこ
とができる。粉剤の場合には、例えば結晶セルロース、
α−セルロース、架橋カルボキシメチルセルロースナト
リウム、ヒドロキンプロピルセルロース、カルボキンメ
チルデンプン又はアミロース等を製剤担体として使用す
ることができる。さらにこの粉剤をカプセルに充填して
カプセル剤とすることもできる。軟膏剤の場合には、例
えばポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
又はヒドロキシプロピルセルロース等を製剤担体として
使用することができる。さらに、口腔又は鼻の粘膜に付
着して徐々に有効成分を放出する剤形とすることも可能
である。この剤形とする場合に使用される基剤としては
、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、プロピ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シエチルセルロース若しくはヒドロキシプロピルセルロ
ース等のセルロースエーテル又は例えばポリアクリル酸
若しくはカルボキシビニルポリマー等が挙げられる。
これらの製剤はそれぞれの公知の製造法によ調製すする
ことができる。
本発明化合物をこれら製剤中に全組成物の約0.1〜l
OO%、好ましくは0.5〜90%含有させるのがよい
以下に本発明の実施例を挙げて、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 4−グアニジノ安息香酸・塩酸塩100mg、 4−ア
ミノベンズアミンシン・2塩酸塩145mgを無水ピリ
ジン2mlに懸濁させ、さらに1−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩13
3mgを加え、室温下19時間撹拌した。減圧下30℃
以下で溶媒を留去し、減圧乾燥して得た残渣をエタノー
ルに懸濁させ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて
析出した沈殿を濾取した。この沈殿を水及びアセトンで
充分に洗浄後メタノールに懸濁し、メタンスルホン酸を
加えて沈殿を溶解した後、エーテルを加えてメタンスル
ホン酸塩を析出させた。濾取、乾燥後灰白色粉末として
表題化合物59.2mgを得た。
mp +  264−265°C(2メタンスルホン酸
塩)高分解能FAB−MS ((C,、H,6Ns○+
H)゛として)計算値:  297.1464 実測値:  297.1443 IR(cm−’、KBr): 3340.3172,1
683,16081575、 1509. 1338.
 1197. 101044H−N (δ DMSO−
da): 2.35 (s、6H)、7.40(d J
 =8.9Hz、2H)、7.67  (s、4H)。
7.85 (d、J = 8.9Hz、2H)、 8.
03 (d。
J = 8.9Hz、2H)、  8.07 (d、J
 = 8.9Hz2H)、8.88 (s、2H)、9
.22 (s、2H)。
9.99  (s、IH)、10.65  (s、IH
)実施例2 6−アミノ−2−ナフトアミジン・2塩酸塩100 m
 gと4−グアニジノ安息香酸・塩酸塩86 、6 m
 gを、実施例1と同様の方法で縮合させて得たアミド
塩酸塩を、実施例1と同様の操作により、その炭酸塩に
変換して精製した後、メタンスルホン酸を加えて、表題
化合物を淡黄色無定形固体として17.10mg得た。
高分解能FAB−MS ((C,、H,、N、○+H)
゛として)計算値:  347.1620 実測値:  347.1621 ’H−NMR(δ、DMSO−屯) : 2.32 (
s、6H)、 7.40(d、J = 8.9Hz、2
H)、 7.62 (brs、4H)7.79 (dd
、J=8.9.1.9Hz、IH)、  7.98(d
d、J=8.9,1.7Hz、IH)、  8.09 
(dd。
J = 8.9,1.6Hz、4H)、 8.42 (
d、J = 1.9Hz、IH)、8.63 (d、J
 = 1.7Hz、IH)8.97 (brs、2H)
、9.37 (brs、2H)9.93 (brs、I
H)、10.63 (brs、IH)実施例3 4−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミド・2
メタンスルホン酸塩10g、ポリエチレングリコール4
00300g及びポリソルベー) 800.5gを加温
して撹拌しながら均一に溶解し、点鼻用液剤を製造した
。この製剤は1回0.1m/を鼻腔内に滴下投与する。
実施例4 4−グアニジノ安息香酸6−アミシノー2−ナフチルア
ミド・2メタンスルホン酸塩200 m g及びヒドロ
キシプロピルセルロース 100mgを乳鉢中でよくす
りつぶし、均一な粉末状組成物を得る。この粉末状組成
物を所定のカプセルに充填することにより経鼻投与用の
カプセル製剤を得た。
実施例5 4−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミド・2
メタンスルホン酸塩50 m g及びヒドロキンプロピ
ルセルロース50mgを注射用蒸留水5 m lに溶解
後、凍結乾燥し均一な組成物を得た。この組成物を所定
のカプセルに充填することにより経鼻投与用のカプセル
製剤を得た。
実施例6 4−グアニジノ安息香酸6−アミシノー2−ナフチルア
ミド・2メタンスルホン酸塩 1.0g及びヒドロキシ
プロピルセルロース2.5g及びカルボポール9342
0gを均一に混合し、これにステアリン酸マグネシウム
005gを加え、常法により圧縮成形して平形錠10錠
を得た。この製剤は、1回1個を口腔粘膜に付着させて
用いる。
欠刃「じ九果 本発明に係わる物質がヒトインフルエンザウィルス等の
エンベロープウィルスに対して、そのプラック形成なら
びにハムスターの肺におけるウィルスの増殖を阻止する
ことから、本発明はウィルス感染症の治療に多大なる貢
献をするものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1はアミジノ基で置換されたフェニル基又
    はアミジノ基で置換されたナフチル基を示す]で表され
    るグアニジノベンゼン誘導体又はその医薬として許容し
    うる塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1はアミジノ基で置換されたフェニル基又
    はアミジノ基で置換されたナフチル基を示す]で表され
    るグアニジノベンゼン誘導体又はその医薬として許容し
    うる塩を製造する場合に、一般式:▲数式、化学式、表
    等があります▼(II) で表されるグアニジノ安息香酸又はその酸付加塩に、一
    般式: H_2N−R^1(III) [式中、R^1は前記の意味を有する]で表されるアミ
    ン化合物又はその酸付加塩を反応させることを特徴とす
    る製法。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1はアミジノ基で置換されたフェニル基又
    はアミジノ基で置換されたナフチル基を示す]で表され
    るグアニジノベンゼン誘導体又はその医薬として許容し
    うる塩を有効成分とする抗ウィルス剤。
  4. (4)4−グアニジノ安息香酸4−アミジノベンズアミ
    ド若しくは4−グアニジノ安息香酸6−アミジノ−2−
    ナフチルアミド又はそれらの医薬として許容しうる塩で
    あることを特徴とする第1請求項記載のグアニジノベン
    ゼン誘導体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006070036A (ja) * 1994-06-15 2006-03-16 Biomolecular Research Inst Ltd 抗ウイルス性デンドリマー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006070036A (ja) * 1994-06-15 2006-03-16 Biomolecular Research Inst Ltd 抗ウイルス性デンドリマー
JP4589851B2 (ja) * 1994-06-15 2010-12-01 スターファーマ・プロプライエタリー・リミテッド 抗ウイルス性デンドリマー

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