JPH0323632Y2 - - Google Patents

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JPH0323632Y2
JPH0323632Y2 JP1724184U JP1724184U JPH0323632Y2 JP H0323632 Y2 JPH0323632 Y2 JP H0323632Y2 JP 1724184 U JP1724184 U JP 1724184U JP 1724184 U JP1724184 U JP 1724184U JP H0323632 Y2 JPH0323632 Y2 JP H0323632Y2
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【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 〔考案の技術分野〕 本考案は、電動機を駆動源とする工作機械等の
起動スイツチとして用いられるオン・オフ式の押
しボタンスイツチに関する。
〔従来技術とその問題点〕
電動機を駆動源としている工作機械にあつて
は、作業の安全性から起動スイツチと電源スイツ
チの2つのスイツチを設けることが義務づけられ
ている。にも拘わらず、電動ノコギリなどのよう
な設置型の工作機械では、電源を入れた時の事故
があとを断たない。これは、設置型の工作機械で
は、電源スイツチが機械から離れた場所に設けら
れていることと、起動スイツチと電源スイツチの
いずれか一方をオフにすることで機械が停止する
ことによる。
つまり鋸歯などの部品を交換する場合や作業を
終えて帰る場合には、起動スイツチと電源スイツ
チの両方をオフにするのが本来ではあるが、いず
れのスイツチをオフにしても機械は停止するの
で、つい総てが切れる電源スイツチだけをオフに
して済ませてしまうことが多い。そのために、次
に機械を起動する時に、他の者が点検をしたり手
を触れたりしているのを知らずに、機械から離れ
た位置にある電源スイツチを入れてしまうこと
が、事故の原因となつている。
また、工作機械の使用中に停電が起きたとき
も、起動スイツチをいちいちオフ状態にもどして
おかないと、停電が復旧したときに工作機械が不
意に動きだし、危険である。
〔本考案の技術的課題〕
本考案の技術的課題は、このような問題に着目
し、電源スイツチがオフとなつたり、停電が起き
たときに、工作機械などの起動スイツチが自動的
にオフ状態にもどるようにすることで、次に電源
がオン状態となつたときに工作機械などが動き出
すのを未然に防止し、安全を確保することにあ
る。
(b) 考案の構成 〔考案の技術的手段〕 コモン端子12と常時接し、該コモン端子12
側を支点にしてシーソー揺動する接片11の端部
に可動接点を備え、該可動接点に対応する位置に
固定接点が固設されている。
該接片11をコモン端子12側に押圧した状態
で、前記支点を越えて往復摺動する押圧子9が、
シーソー揺動する梃体7に支持されている。
外部から押圧操作される押しボタンからなるオ
ンボタン1とオフボタン2が、前記梃体7に対
し、前記押圧子9とは反対側に配設され、かつ該
梃体7の押圧子支持部に対し片側がオンボタン1
で押圧され、他側がオフボタン2で押圧されるよ
うに対応配置されている。該梃体7とオフボタン
2との間には、反発バネ6が介在されている。
電磁石23の可動鉄心26で駆動される爪片2
5を有し、オンボタン1には、該オンボタン1を
押し込んだときに該爪片25と係合する位置に係
止片4を備えている。電磁石23で可動鉄心26
が吸着されることで、前記の爪片25が係止片4
に係合し、オンボタン1が押し込み状態にロツク
されるように構成されている。
電磁石23のコイルは、オンボタン1を押圧し
たときに閉じられる固定接点16を介して通電さ
れるように配線されている。
〔技術的手段の作用〕
本考案の起動スイツチに工作機械などのモータ
を接続するには、電磁石23のコイルと同様に、
オンボタン1を押圧したときに閉じられる固定接
点16を介してモータに通電されるように配線す
る。その結果、反発バネ6に抗してオンボタン1
を押し込み、押圧子9をコモン端子12より左側
に移動させて、接片11の可動接点13を固定接
点16に圧接させると、モータが通電されて始動
するとともに、電磁石23のコイルも通電され、
可動鉄心26で爪片25がオンボタン1側に回動
して、オンボタン1の係止片4に引つ掛かり、オ
ンボタン1がオン状態にロツクされる。
停電が発生したり、別に設けた電源スイツチが
切られると、モータが停止するとともに、電磁石
23のコイルも非通電状態となり、可動鉄心26
が開放されて爪片25がオンボタン1の係止片4
から外れる。その結果、反発バネ6のバネ力で、
梃体7がオンボタン1を押し出す方向に揺動し
て、オンボタン1を押し出し、オフ状態に復帰さ
せる。同時に、梃体7に支持されている押圧子9
が支点となるコモン端子12を通過して、前記の
可動接点13と固定接点16が開離されるため、
モータは電源オフの状態となり、かつ電磁石23
のコイルも電源オフの状態となる。したがつて、
別の電源スイツチが投入されたり、停電が復旧し
たりしても、本考案の起動スイツチがオフ状態な
ため、モータが不意に始動するような危険はな
い。すなわち、起動スイツチの所まで電源が来て
おり、しかもオンボタン1を押し込んだときしか
モータは始動しない。また電源が来ていない状態
で、オンボタン1を押し込んでも、電磁石23が
作動しないため、オンボタン1はロツクされず、
ただちに元に復帰し、起動スイツチはオフ状態と
なる。したがつて、電源が来ていないときに、不
用意にオンボタン1を押し込んでも、起動スイツ
チがオン状態となることはなく、安全が確保され
る。
なお、本考案の起動スイツチがオン状態でモー
タが動作しているときに、オフボタン2を押し込
むと、反発バネ6のバネ力が増大し、梃体7を介
して、オンボタン1を押し出す方向の力が発生す
る。この力によつて、オンボタン1の係止片4が
可動鉄心26側の爪片25を押し退け、オンボタ
ン1は元の状態に復帰し、押圧子9がコモン端子
12を通過して可動接点13と固定接点16が開
離されるため、起動スイツチもオフ状態に復帰す
る。また、オフボタン2から指を離すと、反発バ
ネ6のバネ力でオフボタン2は元の位置まで復帰
し、梃体7の反発バネ6のバネ力により、オンボ
タン1を押し出した状態(起動スイツチがオフの
状態)に維持されるので、可動接点13と固定接
点16が開離した状態となる。
(c) 考案の効果 このように本考案の押しボタンスイツチをモー
タの起動スイツチとして使用すると、モータの使
用中に別の電源スイツチが切断されたり、停電が
発生したりすると、電磁石が非励磁状態となつ
て、起動スイツチが自動的にオフ状態に復帰する
ため、次に電源スイツチが投入されたり、停電が
復旧したりしても、モータが不意に始動すること
はない。しかも、停電などで電源が来ていない状
態で不用意にオンボタン1を押したりしても、電
磁石23が非励磁状態なため、オンボタン1がオ
ン状態にロツクされることはない。したがつて、
電源が来ていない状態で、起動スイツチがオン状
態に切り換わることもなく、安全が確保される。
(d) 考案の実施例 次に本考案による押しボタンスイツチが実際上
どのように具体化されるかを実施例で説明する。
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は押し
ボタンスイツチの外観平面図、第2図は起動スイ
ツチがオフ状態の断面図、第3図は起動スイツチ
がオン状態の断面図である。1はオンボタンで、
2はオフボタンである。オンボタン1とオフボタ
ン2は、それぞれケース本体3の上部に摺動自在
に緩挿されている。オンボタン1の下部には係止
片4が突設されている。
オフボタン2には筒5が摺動自在に緩挿され、
該筒5の内部に復帰バネ6が嵌め込まれている。
オンボタン1とオフボタン2の下側に梃体7が揺
動自在に設けられており、軸8を中心として揺動
する。この梃体7の中央部には押圧筒9が揺動自
在に緩挿されており、バネ10で下方に付勢され
ている。
また梃体7の左右の張り出し部分がオンボタン
1の下面とオフボタン2に緩挿せる筒5の下面に
当接している。
このことからオフ状態では、梃体7が復帰バネ
6の力で図面上右上がりに傾き、この梃体7に支
持されたオンボタン1とオフボタン2とが共に押
し上げられている。
梃体7に設けた押圧筒9の先端は、接片11の
上面に滑動自在に当接している。接片11は、所
定の曲面を有して形成されている。つまりオフ状
態では、押圧筒9との接触面が右下がりになるよ
うに形成されている。また接片11は、その中心
部が山形のコモン端子12に揺動自在に支持さ
れ、両端には接点13,14が取り付けられてい
る。コモン端子12には、端子ネジ15が螺合さ
れている。接点13の下には、出力側の個別接点
16が、コ接片17に取り付けて設けてあり、こ
のコ接片17には端子ネジ18が螺合されてい
る。また接点14の下には、入力側の固定接点1
9がコ接片20に取り付けて設けてあり、このコ
接片20に端子ネジ21が螺合されている。
このことからオフ状態では、梃体7の押圧筒9
が接片11の右側に位置してこれを押圧するの
で、出力側の回路が開くと共に、後述する電磁石
23の励磁回路も開く。またオンボタン1の下部
近傍には、ロツク板22と電磁石23とが設けら
れている。ロツク板22は、支軸24に揺動自在
に取り付けられている。このロツク板22の上部
には、オンボタン1の係止片4と掛合する爪片2
5が突設され、下部には可動鉄心26が遊動自在
に取り付けられている。
電磁石23は固定鉄心27が可動鉄心26と相
対する位置に配設されている。
第4図はケース本体3の底面図を示し、その側
面上部にセーフテイーロツク28が取り付けられ
ている。このセーフテイーロツク28は、オンボ
タン1が不用意に押されることを防止するもの
で、バネ29に付勢されたロツク板30をオンボ
タン1の下に突出させ、オンボタン1の下降を防
止している。またロツク板30の一端に押しボタ
ン31が当接しており、この押しボタン31はケ
ース本体3に摺動自在に緩挿されている。
このことから、オンボタン1を押すには、まず
押しボタン31を押してロツク板30を後退させ
てから押す、2段動作を必要とする。
以上のように構成した本考案押しボタンスイツ
チは、電磁石23の励磁コイルの一端はコモン端
子ネジ15に接続され、励磁コイルの他端は個別
端子18に接続されている。また機械の電源を制
御するための、出力側スイツチも、励磁コイルが
通電されたときにオンとなるように、コモン端子
ネジ15と個別端子ネジ18間と全く同様な構成
になつている。
したがつてスイツチをオンにするには、セーフ
テイーロツク28を外してオンボタン1を押す。
すると第3図のように、梃体7が右回りに揺動す
ると共に、梃体7の押圧筒9が接片11上を左方
に滑動し、この押圧筒9がコモン端子12を過ぎ
たところで、接点11が揺動して出力側の回路が
閉じると同時に、電磁石23の励磁回路も閉じ
る。
励磁回路が閉じると電磁石23が励磁され、可
動鉄心26が固定鉄心27に吸引される。可動鉄
心26が吸引されると、ロツク板22が支軸24
を中心として左回りに揺動し、爪片25がオンボ
タン1の係止片4に掛合してオンボタン1が保持
される。この時梃体7は、オフボタン2の復帰バ
ネ6の力で左回りに揺動してオンボタン1を復帰
させようとするが、復帰バネ6のバネ圧より電磁
石23の磁力の方が大きいので、第3図のように
係止片4と爪片25との掛合が保たれ、スイツチ
はオン状態を保持する。
次にスイツチをオフにするには、オフボタン2
を、係止片4と爪片25との掛合保持力に抗して
押し下げる。すると梃体7が左回りに揺動してオ
ンボタン1を強制的に押し上げ、オンボタン1の
ロツクを解除すると共に、梃体7の押圧筒9が接
片11上を右方に滑動し、コモン端子12を過ぎ
たところで接片11を右回りに揺動させる。この
接片11の揺動によつて出力側の回路と励磁回路
が開き、スイツチがオフになると共に電磁石23
が非励磁になる。
またスイツチがオン状態の時に、人力側に接続
せる電源スイツチをオフにすると、励磁回路が開
き、電磁石23が非励磁となるので、ロツク板2
2はオンボタン1を拘束する力がなくなる。その
ために梃体7が復帰バネ6の力によつて左回りに
揺動し、接片11を右回りに揺動させて出力側の
回路および励磁回路を開くと共に、オンボタン1
を復帰させ、スイツチが自動的にオフになる。
なお説明の便宜上、オンボタンおよびオフボタ
ンが上側に位置している状態で説明した。したが
つて押しボタンスイツチの取り付け状態が異なる
場合は、オン、オフボタンを上に向けた状態を想
定するものとする。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による押しボタンスイツチの実施例
を示すもので、第1図は平面図、第2図および第
3図は縦断面図、第4図はケース本体の底面図で
ある。 図において、1はオンボタン、2はオフボタ
ン、4は係止片、6は復帰バネ、7は梃体、11
は接片、22はロツク板、23は電磁石、25は
爪片、26は可動鉄心をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コモン端子12と常時接し、該コモン端子12
    側を支点にしてシーソー揺動する接片11の端部
    に可動接点を備え、該可動接点に対応する位置に
    固定接点が固設されていること、 該接片11をコモン端子12側に押圧した状態
    で、前記支点を越えて往復摺動する押圧子9が、
    シーソー揺動する梃体7に支持されていること、 外部から押圧操作される押しボタンからなるオ
    ンボタン1とオフボタン2が、前記梃体7に対
    し、前記押圧子9とは反対側に配設され、かつ該
    梃体7の押圧子支持部に対し片側がオンボタン1
    で押圧され、他側がオフボタン2で押圧されるよ
    うに対応配置され、該梃体7とオフボタン2との
    間において、反発バネ6が介在されていること、 電磁石23の可動鉄心26で駆動される爪片2
    5を有し、オンボタン1には、該オンボタン1を
    押し込んだときに該爪片25と係合する位置に係
    止片4を備え、電磁石23で可動鉄心26が吸着
    されることで、前記の爪片25が係止片4に係合
    し、オンボタン1が押し込み状態にロツクされる
    ように構成したこと、 電磁石23のコイルが、オンボタン1を押圧し
    たときに閉じられる固定接点16を介して通電さ
    れるように配線されていること、 を特徴とする押しボタンスイツチ。
JP1724184U 1984-02-09 1984-02-09 押しボタンスイツチ Granted JPS60130527U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1724184U JPS60130527U (ja) 1984-02-09 1984-02-09 押しボタンスイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1724184U JPS60130527U (ja) 1984-02-09 1984-02-09 押しボタンスイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60130527U JPS60130527U (ja) 1985-09-02
JPH0323632Y2 true JPH0323632Y2 (ja) 1991-05-23

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ID=30504760

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1724184U Granted JPS60130527U (ja) 1984-02-09 1984-02-09 押しボタンスイツチ

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JPS60130527U (ja) 1985-09-02

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