JPH03234727A - エポキシ樹脂用潜在性硬化剤 - Google Patents

エポキシ樹脂用潜在性硬化剤

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JPH03234727A
JPH03234727A JP2952290A JP2952290A JPH03234727A JP H03234727 A JPH03234727 A JP H03234727A JP 2952290 A JP2952290 A JP 2952290A JP 2952290 A JP2952290 A JP 2952290A JP H03234727 A JPH03234727 A JP H03234727A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエポキシ樹脂用潜在性硬化剤(以下、潜在性硬
化剤とする)に係り、さらに詳しくは低温速硬化性を有
し、かつ室温における長期間の貯蔵安定性を有する潜在
性硬化剤に関する。
〔従来の技術〕
現在、潜在性硬化剤と称せられる化合物の主なものとし
てはジシアンジアミド、二塩基酸ジヒドラジド、グアナ
ミン類、三フッ化ホウ素アミン錯化合物等が挙げられる
が、いずれもエポキシ樹脂(−船釣なものとしてエポキ
シ当量的190のビスフェノールA系エポキシ樹脂)を
硬化させるためには高温、長時間の条件を必要とする。
さらに、多官能エポキシ化合物およびイミダゾール化合
物の反応によって潜在性硬化剤を得る方法も知られてい
る。(米国特許第4066625号参照。) この方法では、イミダゾール化合物とエポキシ樹脂〔エ
ポキシ当量的190のビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、商品名 エピコート 828(シェル化学@)
として知られているので、以下これをエピコート828
系とする〕との加熱処理中に発生する反応熱は180〜
200℃に上昇し、瞬時に固化するため、均一な生成物
が得られない傾向にあり、得られた生成物を硬化剤とし
たエポキシ樹脂組成物の貯蔵性は不安定となり、硬化物
の特性にも悪影響を与える。この弊害を防ぐため溶媒中
で反応させることも考えられるが、製品の価格の昂騰を
来す懸念もある。
イミダゾール化合物は、一般に硬化時の発熱が高く、そ
のためエポキシ樹脂組成物の貯蔵安定性が短い欠点があ
る。この欠点を改善する方法の一つとして酸性化合物を
3級アミノ基にブロックする方法があり、可使時間を延
長させる点では若干効果はあるが、硬化条件は大きく後
退し、また硬化物の状態が不良となる傾向もある。酸性
化合物としてトリメリット酸およびP−)ルエンスルホ
ン酸などが使用されている。これら酸性化合物を付加し
たイミダゾール化合物と多官能エポキシ化合物を反応さ
せた硬化剤を添加したエポキシ樹脂組成物は40℃中の
可使時間が4〜7日であるが、硬化条件は150℃で9
0〜120分である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、エポキシ樹脂の用途に関しては、多量の部品を生
産したい要望が多く、そのため硬化条件は低温、速硬化
、さらに長期間の貯蔵安定性を保持するエポキシ樹脂組
成物の要望はますます高くなっている。
潜在性硬化剤の大きな利点は長期間の貯蔵安定性、すな
わち可使時間が長く、そのためロスがなく、低温、速硬
化性を保有する場合は経済性が高く、一方、配合は全て
メーカーで行われ出荷されるため使用現場でのトラブル
は極めて少ない等の諸点が挙げられる。
本発明者はイミダゾール化合物の優れた緒特性に着目し
、長期間の貯蔵安定性を有し、さらに低温、速硬化性を
共有する潜在性硬化剤の研究、開発に長年従事していた
が、イミダゾール化合物にホウ酸とピロガロールまたは
ホウ酸と没食子酸またはピロガロールと没食子酸を添加
し、これらを多官能エポキシ化合物に混ぜ、加熱、反応
させて得た付加物をエピコート828の硬化剤とした組
成物は、長期間の可使時間(40℃、25日以上)と、
120〜130℃、30分硬化の特性を保有し、良好な
耐熱性を示した。さらに硬化促進、および硬化状態の改
善用として各種ヒドロキシ安息香酸、各種多価フェノー
ル化合物、キノン系または非キノン系還元剤の添加が長
期間の可使時間を損なうことなく、低温、速硬化性を付
与し、さらに硬化物の特性が向上することを発見した。
本発明の目的は低温速硬化性を有し、かつ室温における
長期間の貯蔵安定性を有し、前述の公知技術に存する欠
点を改良した潜在性硬化剤を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明によれば、以下の(
a) 、(b)および(c)m分からなる配合物を加熱
、反応させ、得られた生成物を成分として含有すること
を特徴とする。
(1) (a)  1分子中に2個以上のエポキシ基を
有する多官能エポキシ化合物(以下、多官能エポキシ化
合物という)。
(b)−数式 (ただし、R1は水素原子、ベンジル基、シアノエチル
基または2.4−ジアミノ−L3.5− )リアシノー
6−エチル基、R2はアルキル基またはフェニル基、R
3はアルキル基またはヒドロキシメチル基、R4はヒド
ロキシメチル基を示す)で表されるイミダゾール化合物
の1種または2種以上。
(C)ホウ酸、ピロガロールおよび没食子酸の群から選
択された2種以上。
これら潜在性硬化剤を含むエポキシ当量綿190のビス
フェノールAデクリシジルエーテル樹脂の貯蔵安定性は
、40℃で20日以上で、硬化条件は120〜130℃
、30分である。
さらに、低温、速硬化特性を付与するため、前記配合物
にさらにヒドロキシ安息香酸化合物、多価フェノール化
合物、ベンゾキノン、ナフトキノンおよび非キノン系還
元剤の群から選択された1種または2種以上を併用する
こともできる。
以下に本発明に関する潜在性硬化剤について、詳細に説
明する。
本発明にかかるエポキシ樹脂とは、1分子中2個以上の
エポキシ基を有するエポキシ当量170〜500のビス
フェノールAジグリシジルエーテル、エポキシ当量綿1
70のビスフェノールFジグリシジルエーテル、エポキ
シ当量綿180のフェノールノボラックジグリシジルエ
ーテル、エポキシ当量175〜200のジグリシジルフ
タレート、エポキシ当量172〜180のジグリシジル
ヒドロフタレート、エポキシ当量綿100のテトラグリ
シジルジアミノジフェニルメタン、エポキシ当量綿95
のテトラグリジルm−キシレンジアミン、エポキシ当量
280〜320の二塩基酸ジグリシジルエーテル、エポ
キシ当量綿137の3.4−エポキシシクロヘキシルメ
チル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
トまたはエポキシ当量綿144の2−(3,4−エポキ
シシクロへキシル−5−5−スピロ−(3,4エポキシ
)シクロヘキサン−m−ジオキサン等で、これらの多官
能エポキシ樹脂の2種類以上の混合も含まれる。
一方、本発明の潜在性硬化剤の原料となる(a)多官能
エポキシ化合物としては上記に示したエポキシ化合物の
殆どが使用出来るが、さらにエポキシ当量綿125のジ
グリシジルアニリンまたはエポキシ当量綿135のジグ
リシジル−〇−トルイジン等が使用可能である。(ただ
し、二塩基酸ジグリシジルエーテル、テトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンおよびテトラグリシジルm−
キシレンジアミンは生成物の粉砕が困難、または反応が
瞬時に発生する等の点で使用は不可能である。)以上の
原料としての多官能エポキシ化合物の添加量はイミダゾ
ール化合物1モルに対し0.8〜1.5モルが生成物の
可使時間の長さおよび製造操作等の点より適量である。
本発明の潜在性硬化剤の原料の一部に脂環式エポキシ化
合物が使用されていることは極めて特徴的で、脂環式ジ
ェポキシ化合物を使用することにより加熱による反応熱
は低くなり、均一な生成物が得られ、生成物は容易に粉
砕され得る利点がある。さらに得られた潜在性硬化剤は
脂環式ジェポキシ化合物に対して低温、速硬用として使
用可能で、貯蔵安定性もかなり長い。一般に脂環式ジェ
ポキシ化合物はCIイオンを含有しない唯一のエポキシ
樹脂であるが、硬化は酸無水物のみが有効で、硬化条件
は140℃、6〜7時間を必要とし、可使時間は室温で
3〜5日である。本発明の潜在性硬化剤によると、12
0℃×1時間、可使時間は室温で14〜15日で、5℃
では35〜38日であった。
本発明の潜在性硬化剤の原料となる (b)イミダゾー
ル化合物としては2−メチルイミダゾール、2−エチル
−4−メチルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾ
ール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシル
イミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニ
ル−4−メチルイミダゾール、l−シアノエチル−2−
メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−
4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェ
ニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシル
イミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール
、1−2.4−ジアミノ−1,3,5−トリアジノー6
−エチル−2−メチルイミダゾール、1−2.4−ジア
ミノ−1,3,5−トリアジノ−6−ニチルー2−エチ
ル−4−メチルイミダゾールまたは1−2.4−ジアミ
ノ−1,3,5−トリアジノ−6−エチル−2−ウンデ
シルイミダゾール等が挙げられる。
一般にイミダゾール化合物のエポキシ樹脂への添加量は
化学量論より計算されて求めておらず、実験的経験によ
って決定されている。すなわち、エピコート828系1
00重量部に対して、イミダゾール化合物の分子量、反
応性および融点等を考慮して3〜12重量部が適量で分
子量200までのものまでは3〜7重量部、分子量20
0〜300までのものは6〜8重量部、300以上のも
のは8重量部以上の範囲である。
本発明の潜在性硬化剤製造に際し、重要な点はイミダゾ
ール化合物の選択で、1種類より2種類以上の混合の場
合がエポキシ樹脂硬化物に与える特性の改善に大きく役
立つことが判明した。すなわち、融点の高いイミダゾー
ル化合物に融点の低いイミダゾールの化合物を混合する
と、製造時の加熱処理がスムースに操作され、生成物は
均一なものが得られ可使時間の長いエポキシ樹脂組成物
が得られるとか、耐熱性の優れたイミダゾール化合物に
シアノエチル化イミダゾール化合物を混合することによ
り、耐熱性の良好な接着剤が得られる等の諸点が挙げら
れる。
本発明の潜在性硬化剤製造に際して重要な役目を果たす
ものは(C)ホウ酸とピロガロールまたは没食子酸であ
る。これら化合物は次のようにイミダゾール化合物の3
級アミノ基にブロックして長期間の貯蔵安定性および低
温、速硬化性を付与する。
すなわち または または となる。
一方、前述に記述したトリメリット酸付加イミダゾール
化合物 を脂環式ジェポキシ化合物とともに180℃以上加熱し
ても固化せず、この混合物に計算量のピロガロールを添
加し、加熱すると70〜80℃で急激に反応固化するが
、この生成物は不均一で、可使時間の短いエポキシ樹脂
組成物となる。はう酸の代わりに類似した化学構造式を
有するりん酸および没食子酸に類似した各種ヒドロキシ
安息香酸を、またピロガロールおよび没食子酸の代わり
に各種還元剤を使用したが、全て可使時間が短く、本発
明の長期間貯蔵性を有するエポキシ樹脂用潜在性硬化剤
の原料としては不適格であった。
さて、前述の付加物について若干説明すると、(2)式
は脂環式ジェポキシ化合物を固化し、生成物の粉砕も容
易で、この生成物を使用したエポキシ樹脂組成物の可使
時間は長いが、硬化条件は130〜150℃、30分以
上となる。はう酸とピロガロールの混合、すなわち(1
)式では可使時間に影響なく、120〜130℃、30
分の硬化条件で硬化は完了することが出来た。また、(
2)と(3)式の混合では、もちろん長Mn1Jの可使
時間を保有し、かつ120〜130℃、30分の硬化条
件で硬化は完了し、さらに(2)式のみでの不良な硬化
状態を大きく改善出来た。この場合、若干量のほう酸の
添加は生成物の軟化点を高くする効果があるが、粉砕は
極めて容易に行うことができた。また、(4)式も(1
)式または(2)式と(3)式の混合と同様の好結果が
得られた。
一方、上記各化合物の適切な添加量は、イミダゾール化
合物の分子量、反応性、融点および化学構造式等によっ
て調節されることはもちろんであるが、実験的経験上よ
り次の範囲から選ばれた。
すなわち、 (1)式はイミダゾール化合物1モルに対
し、はう酸は0,8〜2.0モル、ピロガロールはほう
酸1モルに対し、0.2〜1.5モルとし、 (2)式
ならびに(3)式の混合では没食子酸はイミダゾール化
合物1モルに対し0.6〜1,5モル、またほう酸はイ
ミダゾール化合物1モルに対し0.1〜0.4モルとし
、(4)式では没食子酸はイミダゾール化合物1モルに
対し、0.6〜1.5モル、ピロガロールは没食子11
1モルに対し、0,1〜1.0モルの添加量が本発明の
潜在性硬化剤が要求する諸条件を満足させることが出来
た。
一般に、エポキシ樹脂用促進剤としては3級アミン基を
有する化合物が使用されているが、これらを添加したエ
ポキシ樹脂組成物の可使時間は室温で数時間から2〜3
日に短縮されるものが多く、一方潜在性促進剤として公
知の3−(3,4−ジクロロフェニル)−CI−ジメチ
ル尿素を前述に記載した本発明に関する各種基本潜在性
硬化剤に併用した結果、予想に反して促進効果は低く、
かつエポキシ樹脂組成物の可使時間を短縮させることが
判明した。
本発明者は種々研究の結果、特許請求の範囲第2項に記
載した各種化合物を、1種類または2種類以上を本発明
の潜在性硬化剤が運用されるエポキシ樹脂100重量部
に対し、0.2〜4.0重量部となるようにあらかじめ
基本潜在性硬化剤を合成する時に添加する。基本潜在性
硬化剤用の各種原料化合物は上記エポキシ樹脂100重
量部に対する必要量を、あらかじめ採取して合成するこ
とが望ましいことはもちろんで、それらの例は別項合成
例で説明する。
本発明の潜在性硬化剤は公知の潜在性硬化剤として知ら
れる化合物、例えば二塩基酸ジヒドラジド、ジシアンジ
アミドおよびグアナミン類等と併用することにより硬化
促進剤としての効果を高めることか出来る。添加量はエ
ポキシ樹脂100重量部に対し、3〜12重量部が適量
である。
次いで、本発明の特許請求の範囲第2項に記載した硬化
促進剤の原料について説明する。ヒドロキシ安息香酸化
合物とは、0−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安
息香酸、2.3−ジヒドロキシ安息香酸、2.4−ジヒ
ドロキシ安息香酸、2.5−ジヒドロキシ安息香酸、2
.6−ジヒドロキシ安息香酸、3.4−ジヒドロキシ安
息香酸、3.5−ジヒドロキシ安息香酸、2.3.4−
トリヒドロキシ安息香酸等が挙げられる。多価フェノー
ル化合物としては2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、レゾルシノール、ハイドロキノン、カテコール等が
挙げられる。非キノン系還元剤としては、フェノチアジ
ン、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、ジベンゾチアジルジスルフィド、フェロセン、さ
らにチオール化合物として2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、2−メルカブトベンヅイミダゾール、2−メルカ
ブトメチルベンヅイミダゾール等が挙げられる。
〔発明の実施例〕
次に本発明の合成例および実施例について具体的に説明
する。
なお、合成例および実施例に使用した原料の略称は以下
のとおりで、特に入手容易で代表的な化合物を選んだ。
(a)多官能エポキシ化合物 エピコート828(シェル化学■商品名)エポキシ当量
的190 ビスフェノールAジグリシジルエーテルE RL −4
221(米国ユニオンカーバイド社製商品名) エポキシ当量的137 3.4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート E RL −4234(米国ユニオンカーバイド社製商
品名) エポキシ当量的144 2−(3,4−エポキシシクロへキシル−55−スピロ
−(3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサ
ン GAN (日本化薬■製商品名) エポキシ当量綿125 ジグリジルアニリン GOT (日本化薬■製商品名) エポキシ当量綿135 ジグリシジル−o−)ルイジン EP−604(油化シェル社製〉 エポキシ当量綿100 テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン (b)イミダゾール化合物 2PZ (四国化成■製商品名) 2−フェニルイミダゾール 2P4MZ(四国化成■製商品名) 2−フェニル−4−メチルイミダゾールC,,2(四国
化成■製油品名) 2−ヘプタデシルイミダゾール 2PZ−CN (四国化成■製商品名)1−シアノエチ
ル−2−フェニルイミダゾール C,、Z−AZINE (四国化成■製商品名)1−2
.4−ジアミノ13.5−トリアジノ−6−エチル−2
−ウンデシルイミダゾール(c)還元剤 GA  没食子酸 py’ro  ピロガロール HQ  ハイドロキノン Cate  カテコール PTZ  フェノチアジン TMD S  テトラメチルチウラムジスルフィドMM
BI  2−メルカプトメチルベンツイミダゾール (d)多価フェノール化合物 BPA  2−2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン BPS  ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン (e)ヒドロキシ安息香酸化合物 PHBA  P−ヒドロキシ安息香酸 ○HBA  O−ヒドロキシ安息香酸 24DHBA  2.4−ジヒドロキシ安息香酸(f)
その他 S10゜ gO エロジール300(日本アエロジル■製油品名)合成例
 1 表−1のその1に記載されたA−4の各化合物の量(以
下、すべて重量部)の2倍量としてビーカーに採り、室
温でよく混合後、攪拌しつつ10℃/minの加熱を続
ける。120℃近くでわずか反応熱を発生するが、加熱
は続行。150〜155℃で数分間処理をすると混合物
は徐々に増粘、アメ状となり、攪拌困難となるので、処
理は終わり、そのまま室温に冷却。粉砕。淡褐色の粉状
物を得る。
合成例 2 表−1のその2に記載されたB−5の各化合物の量の2
倍量としてビーカーに採り、室温でよく混合後、攪拌し
つつ10℃/minの加熱を続ける。80℃近くより均
一なりリーム状となり、 120℃近くより若干反応熱
が発生する。攪拌しつつ加熱を続行。155〜160℃
で数分間処理、増粘。攪拌が困難となったら処理は中止
し、室温に冷却。粉砕。ベージュ色の粉状物を得る。
合成例 3 表−2のそのlに記載されたD−4の各化合物の量の2
倍量としてビーカーに採り、室温でよく混合後、攪拌し
つつ10℃/minの加熱を続ける。80℃近くより均
一なりリーム状となり、 120℃近くで若干部を発生
し、混合物は綿状となる。反応熱は少ない。攪拌しつつ
加熱を続行。150〜155℃で数分処理、増粘。攪拌
が困難となったら処理は中止し、室温に冷却。粉砕。ベ
ージュ色の粉状物を得る。
表−lならびに表−2に記載された各記号の合成法は、
上記合成例1.2および3に準じて行うことが出来る。
表−2 応 用 組 成 表 実施例 1 エピコート828 100重量部に、表−1ならびに表
−2に記載された各記号の潜在性硬化剤の所要量を添加
し、さらにシリカ粉ならびにMgOを充填剤として添加
後、よく混合し、数時間放置後硬化工程に移した。硬化
性、組成物の可使時間および硬化物の特性等は表−3な
らびに表−4の各表に示した。なお、各記号の合計採集
重量部は秤量作業の簡便化のため全数点以下は切り上げ
ることも出来る。
また、TGDDMまたはERL−4221のようにエポ
キシ当量の小さい樹脂に対しては、エピコート828を
ベースとした採集量に準する。
実施例 2 TGDDMまたはエピコート828とTGDDMの混合
物またはE RL−4221を主材エポキシ樹脂とし、
各潜在性硬化剤の所要量を添加し、さらにシリカ粉等を
添加後、よく混合し、数時間放置後硬化工程に移した。
硬化性、組成物の可使時間および硬化物の特性等は表−
5に示した。
ピン酸ジヒドラジド、ジシアンジアミドよびベンゾグア
ナミン等に対し、本発明台底例1その1に記載されたA
−8ならびに同表−その1のD−1の所要量を添加し、
硬化促進剤しての効果を検討した結果は表−6のとおり
でる。
〔評 価〕
1、可使時間 所定温度(40℃)恒温槽に試料を入れ、流動のなくな
るまでの日数を測定した。
2、ガラス転移点温度(Tg) 所定の温度、時間にて硬化させた試料を熱機分析装置を
用い、Tgを測定した。
昇温速度  10℃/min 荷      重     10g 針の直径  1− 次に各実施例の結果を示すと、次のとおりでる。
表−4 (その1) 表−2 (その1)の各潜在性硬化剤の特性 表−4 (その2) 表−3 (その2)の各潜在性硬化剤の特性 表−5 潜在性硬化剤の特殊エポキシ樹脂への応用〔発明の効果
〕 以上のとおり、本発明にかかる潜在性硬化剤は低温速硬
化性を有するとともに、さらに室温における長期間の貯
蔵安定性を有し、実用上有用な硬化剤である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の(a)、(b)および(c)成分からなる
    配合物を加熱、反応させ、得られた生成物を成分として
    含有することを特徴とするエポキシ樹脂用潜在性硬化剤
    。 (a)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する多官能
    エポキシ化合物。 (b)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1は水素原子、ベンジル基、シアノエチ
    ル基または2,4−ジアミノ−1,3,5−トリアジノ
    −6−エチル基、R^3はアルキル基またはフェニル基
    、R^3はアルキル基またはヒドロキシメチル基、R^
    4はヒドロキシメチル基を示す)で表されるイミダゾー
    ル化合物の1種または2種以上。 (c)ホウ酸、ピロガロールおよび没食子酸の群から選
    択された2種以上。
  2. (2)請求項第1項に記載の硬化剤において、前記(a
    )、(b)および(c)からなる配合物にさらに硬化促
    進剤として、ヒドロキシ安息香酸化合物、多価フェノー
    ル化合物、ベンゾキノン、ナフトキノンおよび非キノン
    系還元剤の群から選択された1種または2種以上を含有
    することを特徴とするエポキシ樹脂用潜在性硬化剤。
JP2952290A 1990-02-13 1990-02-13 エポキシ樹脂用潜在性硬化剤 Expired - Fee Related JP2903327B2 (ja)

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