JPH03233463A - 感光性トナー用組成物 - Google Patents

感光性トナー用組成物

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JPH03233463A
JPH03233463A JP2028465A JP2846590A JPH03233463A JP H03233463 A JPH03233463 A JP H03233463A JP 2028465 A JP2028465 A JP 2028465A JP 2846590 A JP2846590 A JP 2846590A JP H03233463 A JPH03233463 A JP H03233463A
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JP
Japan
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particles
photosensitive toner
toner
magnetic
photosensitive
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Pending
Application number
JP2028465A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Umetani
佳伸 梅谷
Shuji Komura
小村 修司
Yumiko Sano
佐野 夕美子
Koji Honda
本田 浩二
Hideaki Kawada
秀明 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、感光性トナー用組成物に関し、より詳細には
、感光性トナーを有効に帯電させ且つその塗布に適した
磁気ブラシを形成させるための組成物に関する。
(従来の技術) 電子写真法における画像形成は、感光体ドラムを使用し
、ドラム表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を一成
分系或いは二成分系現像剤で現像し、形成されるトナー
像を複写機上に転写する方式と、導電性ドラム表面に帯
電した感光性トナーの層を形成させ、このf電感光性ト
ナー層を画像露光し、露光されたトナーを複写機上に転
写する方式とに大別することができる。本発明は後者の
方式に用いる組成物に関するものである。
感光性トナーを導電性ドラム表面に施すに際して、感光
性トナーと磁性キャリヤとの組成物を用いることも既に
知られている(例えば特開昭62−5265号公報)。
即ち、感光性トナーと磁性キャリヤとを組成物の形で用
いると、単に両者の混合によって感光性トナーの帯電が
自動的に行われる(当然磁性キャリヤも反対極性に帯電
される)こと、これを内部に磁石を備えたスリーブ上に
供給すると、スリーブ表面に上記スリーブの磁気ブラシ
が形成され、感光性トナーの搬送及び塗布が便利にしか
も有効に行われること、及びこの磁気ブラシを通して均
一で一定の厚みの塗布に望ましいバイアス電圧の印加も
容易に行われることから、極めて好都合である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、感光性トナーと磁性キャリヤとから、ト
ナーf電用及び磁気ブラシ形成用の組成物を形成させる
場合には、通常の顕電性トナーと磁性キャリヤとから成
る二成分系現像剤の場合とは全く異った問題を生じるこ
とがわかった。
第一の問題は、感光性トナーでは定着用樹脂中に光導電
性材料を分散させてトナー粒子とするが、そのため通常
の顕電性トナーに比して樹脂分の含有量がかなり低いこ
とである。例えば、光導電性材料として、酸化亜鉛を用
いる場合、光導電体と樹脂との割合いは重量比で約2=
1の割合いであり、通常のトナーに比して樹脂分の比率
がかなり低いことから、摩擦帯電を十分に行わせること
や、その帯電量を制御することが困難である。
第二の問題は、感光性トナーでは電荷制御剤の配合が実
際上できないことである。即ち、通常の顕電性トナーで
は、定着用樹脂中に、電荷制御剤を配合することにより
、その帯電極性や帯電量をかなり自由に制御することが
できる。ところが、感光性トナーの場合には、このトナ
ー中に電荷制御剤を配合すると、本来の光感度が低下す
るという問題を生じるのである。
従って、本発明の目的は、従来の感光性トナー含有組成
物における上記欠点を解消し、磁性キャリヤと感光性ト
ナーとの混合によって、適正な摩擦電荷が付与され、そ
の結果として鮮明でカブリのない高濃度の画像を形成し
得る組成物を提供するにある。
本発明の他の目的は、感光性トナーへの摩擦帯電による
適正な電荷の付与が、感光性トナーの光感度やその他の
電子写真学的特性に悪影響を及ぼすことなしに行われる
、感光性トナーを帯電させ且つ磁気ブラシを形成させる
ための組成物を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば定着用樹脂中に光導電性材料を分散して
成る感光性トナー粒子と、磁性体粒子の表面に、塩基性
窒素原子を含有するカップリング剤のコーティング層を
設けるか、或いは塩基性窒素原子を含有する成分を共重
合成分または硬化剤成分とした硬化性樹脂のコーティン
グ層を設けて成る磁性キャリヤ粒子とを含有することを
特徴とする感光性トナーをf電させ且つ磁気ブラシを形
成させるための組成物が提供される。
本発明の一つの好適態様では、定着用樹脂中に光導電性
材料を分散して成る感光性トナー粒子と、磁性体粒子の
表面にメラミン樹脂架橋型アクリル樹脂のコーティング
層を設けてなる磁性キャリヤ粒子とを含有してなること
を特徴とする感光性トナーを帯電させ且つ磁気ブラシを
形成させるための組成物が提供される。
本発明の別の好適態様では、定着用樹脂中に光導性材料
を分散させて成る感光性トナー粒子と、磁性体粒子の表
面に共重合成分としてアミノシロキサン単位を含有する
硬化型シリコーン樹脂のコーティング層を設けて成る磁
性キャリヤ粒子とを含有することを特徴とする感光性ト
ナーをttさせ且つ磁気ブラシを形成させるための組成
物が提供される。
感光性トナー中の光導電性材料は、負帯電性のもの、特
に酸化亜鉛であることが好ましい。
(作用) 本発明では、感光性トナー粒子そのものの摩擦帯電性を
直接制御するのではなく、この感光性トナー粒子と混合
される磁性キャリヤ粒子の摩擦帯電性を厳密に制御し、
その反作用として感光性トナー粒子の摩擦帯電性を間接
的に制御する。この目的のために、磁性体粒子の表面に
、塩基性窒素原子を含有するカップリング剤のコーティ
ング層か、塩基性窒素原子を含有する成分を共重合成分
または硬化剤成分とした硬化性樹脂のコーティング層を
設ける。このコーティング層に含まれる塩基性窒素原子
は、正への摩擦帯電制御作用を有しており、その結果と
して、磁性キャリヤの表面を正に帯電させ、この反作用
としてこれと摩擦した感光性トナー粒子を負帯電させる
本発明によれば、磁性キャリヤのコーティング層の帯電
性を上記の通り制御することにより感光性トナーのf電
分布は、第1図(横軸帯電量縦軸は個数)の分布曲線に
示すような分布となる。第1図において、領域(a)は
帯電量が低すぎて、カブリやトナー飛散が発生しやすい
領域であり、領域(C)は帯電量が高すぎて、導電性基
体への塗布量(単位面積当りの付着量)が減少し、結果
として画像濃度が減少する領域である。領域(b)は、
帯電量の適正領域であり、この領域では、前述したカブ
リや飛散が防止されると共に、画像濃度の低下も抑制さ
れる。
本発明の!11戊物において、感光性トナー粒子の帯電
が適正領域(b)で行われるのは、磁性キャリヤ表面の
正への帯電が強く行われるが、磁性キャリヤ粒子に比し
てトナー粒子の方が粒径が小さく、従って表面積も大き
いことによるものと推定される。
本発明では、塩基性窒素原子を磁性キャリヤ粒子表面に
配するために、塩基性窒素原子を含有するカップリング
剤で磁性体粒子をコーティングするか、塩基性窒素原子
を含有する成分を、硬化性樹脂の共重合成分または硬化
剤成分としてコーティング層中に組込む方法をとってい
る。つまり磁性キャリヤ粒子は、混合機中で或いは磁性
ブラシ用スリーブ上で激しく摩擦されることから、この
コーティング層は耐摩耗性に優れたものでなければなら
ないが、塩基性窒素原子を含有するカップリング剤を磁
性体粒子に直接的に反応させて強固に結着させるか、塩
基性窒素原子を含有する成分を、樹脂の共重合成分また
は硬化剤成分として化学的に結合した状態で使用し、し
かも全体を硬化(架橋)させることにより、耐摩耗性、
耐久性、耐刷性に優れたものとなり、長期間に及ぶ使用
中にも常に安定した感光性トナーの摩擦帯電特性を得る
ことができる。
本発明では、このように感光性トナーの化学的組成や特
性には一切手を加えず、磁性キャリヤを通してその帯電
特性を制御するため、感光性トナーの光感度や、光減衰
或いは暗減衰特性、或いは更に光メモリー性等を、感光
性トナーを用いる電子写真法に最も通した特性値に、帯
電性とは無関係に設定し得ることから、カブリがなく、
鮮明で高濃度の画像を、感度よく作成し得るという利点
が奏されるものである。
(本発明の好適態様) 本発明で磁性体のコーティングに用いる塩基性窒素原子
を含有するカップリング剤としては、それ自体公知のカ
ップリング剤が使用されるが、シラン系カップリング剤
が好ましい。
より具体的には、 3−アミノプロピル・トリメトキシシラン、3−アミノ
プロピル・メチル・ジメトキシシラン、 N−27ミノエチルアミノブロビル・トリメトキシシラ
ン、 p−アミノエチル・トリメトキシ・シラン、N−β(ア
ミノエチル)γ−ア主ノブロピルトリメトキシシラン、 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 等のアミノ基含有シラン類が挙げられる。そして、これ
らは1種または2種以上を適当な溶剤でシラン類が0.
1乃至40重量%となるように希釈した溶液として用い
、それ自体公知の被覆方法で被覆し、乾燥して硬化させ
る。
また、本発明で、磁性体粒子のコーティングに用いる硬
化性樹脂は、塩基性窒素原子を含む共重合成分及び/又
は硬化剤成分として含有している。塩基性窒素原子は、
上記成分中に第1級、第2級または第3級アミノ基;第
4級アンモニウム基;アミドまたはイミド基:ウレア基
;ヒドラジン骨格、グアニジン骨格等の形で存在するこ
とができる。
これらの成分は、上記塩基性窒素原子の他に、共重合可
能な官能基または硬化反応に関与する官能基を有するべ
きであり、かかる官能基としては、エチレン系不飽和結
合、水酸基、メチロール基、エーテル化メチロール基、
アルコキシ基、カルボキシル基、酸無水物基、イソシア
ネート基、シアン酸エステル基、アミン基イミド基等が
挙げられる。成る種の樹脂成分に対しては、塩基性窒素
原子そのものが硬化反応に関与する官能基と成り得るこ
とが理解されるべきである。
硬化性樹脂としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂等のアミノ樹脂;レゾール型又はノボラ
ック型のフェノール樹脂;エポキシ樹脂;アルキド樹脂
;シリコーン樹脂;ウレタン樹脂;ビスマレイミド別脂
;シアン酸エステル樹脂;不飽和ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂の1種または2種以上の組合せや、これら
と、ビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂との組
合せ等が挙げられるが、本発明は上に例示したものに限
定されない。
硬化性樹脂と塩基性窒素含有成分との関係をより詳細に
説明すると、メラミン樹脂等のアミノ樹脂は、それ自体
塩基性窒素原子を含有すると共に、メチロール基或いは
エーテル化メチロール基等の官能基を有しているため、
他の熱硬化性樹脂や、水酸基やカルボキシル基或いはエ
ポキシ基を有するビニル樹脂やアクリル樹脂に対して、
塩基性窒素を導入するための硬化剤成分として優れてい
る。
また、フェニレンジアミンやテトラメチレンペンタミン
等のポリアミン類は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビ
スマレイミド樹脂、シアン酸エステル樹脂等に対する硬
化剤であるので、塩基性窒素を導入するための硬化剤と
して使用し得る。勿論、これらのポリアミン類は前述し
た樹脂と予備反応させ、ブリポリマーとして重合体鎖中
に予じめ共重合成分として組込んで使用してもよい。
また、シリコーン樹脂は、分子娘末端或いは更に分子鎖
の途中に、シラノール基に加水分解可能な基例えばアル
コキシ基を有するポリオルガノシロキサンから成るが、
この分子鎖内に、前述したアミノ基含有シラン類をシロ
キサン単位中に組込むことによって、塩基性窒素含有硬
化性樹脂とすることができる。
用いるビニル樹脂やアクリル樹脂中にも、塩基性窒素を
導入することができ、この場合には、γ−アミノプロピ
ル(メタ)アクリレート、N−2−アミンエチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレート、 ビニルピリジン、 p−アミノスチレン、 等の塩基性窒素含有単量体を、ランダム共重合、ブロッ
ク共重合或いはグラフト共重合等の方式で共重合させる
とよい。
本発明に用いる硬化性樹脂中の塩基性窒素の含有量は、
樹脂100g当りNとして5乃至500ミリグラム原子
、特に10乃至200ミリグラム原子の範囲にあるのが
よい。
感光性トナー粒子の帯電制御や磁性体粒子のコーティン
グ層としての緒特性に優れた硬化性樹脂は、メラミン樹
脂を架橋剤として含むアクリル樹脂及びアミノシロキサ
ン単位を共重合成分として含有する硬化型シリコーン樹
脂である。
本発明において磁性体粒子としては、m結フエライト粒
子や鉄粉が使用される。
フェライト粒子としては、その形状が実質上球状であり
、そのメジアン粒径が一般に35乃至150μm1特に
40乃至120μmの範囲にあるものが好適である。フ
ェライトの組成は公知のものであり、一般にソフトフェ
ライトと呼ばれるもの、例えばこれに限定されるもので
ないが、Zn系フェライト、Ni系フェライト、Cu系
フェライト、Mn系フェライト、Mn−Zn系フェライ
ト、Mn −Mg系フェライト、Cu−Zn系フェライ
ト、Ni−1n系フエライト、Mn −Cu −Zn系
フェライト等が挙げられる。好適なフェライトは、原子
重量%で、Fe35乃至65%、Cu5乃至15%、Z
n5乃至15%及びMnO乃至0.5%から成るCu−
Zn系又はCu −Zn−Mn系フェライトである。
これらのフェライトは、一般に0.5乃至7μmの微細
な一次粒径を有しており、これを噴霧造粒等の手段で、
はぼ球状粒子に造粒し、次いで焼成等の手段で焼結する
フェライトキャリヤの電器抵抗は、高抵抗のものでも、
低抵抗のものでもよく、一般に体積抵抗が6X10’乃
至2X10’Ω・cm、特に2.5×105乃至1.5
X10’Ω・cmのものが使用される。
一方、鉄粉キャリヤとしては、それ自体公知の鉄粉キャ
リヤの任意のものが使用されるが、その粒径は一般に2
0乃至150ミクロンの範囲にあることが望ましい。磁
性キャリヤ鉄粉は、一般に軟鋼層を一次粉砕、油焼、選
鉱等の工程を経た後、窒化処理して脆い一次粒子を形成
させ、これを粉砕処理して最終粒子とし、これを脱窒処
理し、最後に、表面を酸化処理して、製造される。
磁性体粒子への樹脂被覆の形成は、磁性体粒子の流動床
に前述した樹脂組成物の溶液を噴霧することにより行わ
れる。被覆用溶液としては、トルエン、キシレン等の溶
媒中に樹脂分が0.1乃至40重量%特に1乃至20重
量%となるように溶解したものが使用され、この溶液を
、磁性体粒子当りの樹脂付着量が0.01乃至10重量
%、特に0.05乃至5重量%となるように施す。この
流動床中で、樹脂成分は磁性体粒子表面に被覆として付
着し、且つ溶媒の揮発が生じるが、本発明に用いる樹脂
では樹脂被覆層同士の付着による凝集は殆んど皆無であ
る。樹脂が被覆された磁性体粒子は、例えばこれを10
0乃至250℃の温度に加熱して、樹脂被覆の硬化を行
わせる。勿論、加熱の代りに、シラノール縮合触媒、そ
の他の硬化触媒を含有させて、より低温乃至室温での硬
化を行わせることができる。また、被覆後のキャリヤの
電気抵抗は、I X 108乃至1×1o13Ω・cm
特に1×109乃至1×1012Ω・cmとするのがよ
い。
一方、感光性トナーとしては、コート磁性キャリヤに対
して相対的に負に帯電するものであれば全て使用できる
。か\るトナーとして、電気絶縁性樹脂定着媒質中に光
導電性顔料、例えば酸化亜鉛、CdS等の無機光導電体
や、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ピラントロ
ン系顔料、フタロシアニン系顔料、ジスアゾ系顔料、ト
リスアゾ系顔料等の光導電性有機顔料を分散させた組成
物から成る粒子が使用される。光導電性顔料は、定着媒
質100重量部当り3乃至800重量部、特に5乃至5
00重量部の量で用いるのがよい。光導電性顔料の量が
上記範囲よりも少ないときには、画像の濃度やトナー感
度が低下する傾向があり、また上記範囲よりも多いとき
には、電荷保持特性が低下する傾向がある。
定着媒質としては、それ自体公知の電気絶縁性の定着用
樹脂、例えばポリスチレン、スチレン−アクリル共重合
体、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ボリアリレート
(ビスフェノールAとイソまたはテレフタレート酸との
ポリエステル)、ポリビニルブチラール、ポリスルホン
を用いることができ、またポリビニルカルバゾール等の
光導電性樹脂も、単独で或いは電気絶縁性樹脂との組合
せで本発明の目的に使用される。
酸化亜鉛を光導電体としたトナーは、画像露光から転写
迄の間、良好な光メモリー性を示すので好ましい。
他の感光性トナーにおいては、定着媒質として電荷輸送
媒質を用い、この電荷輸送媒質中に前述した光導電性顔
料を電荷発生顔料として分散させ、この分散系を光導電
性トナーとする。電荷輸送媒質としては、前述した電気
絶縁性樹脂と電荷輸送物質、例えばポリビニルカルバゾ
ール、フェナントレン、N−エチルカルバゾール、2.
5−ジフェニル−1,3,4−オキサジアゾール、2.
5−ビス−(4−ジエチルアミノフェニル) −1,3
,4−オキサジアゾール、ビス−ジエチルアミノフェニ
ル−1,3−6−オキサジアゾール、4.4°−ビス(
ジエチルアミノ) −2,2’−ジメチルトリフェニル
メタン、2,4.5− トリアミノフェニルイミダゾー
ル、2.5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル) −
1,3,4−トリアゾール、1−フェニル−3−(4−
ジエチルアミノスチリル) −5−(4−ジエチルアミ
ノフェニル)−2−ピラゾリン、p−ジエチルアミノベ
ンツアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)などの正孔
輸送物質や2−ニトロ−9−フルオレノン、2.7−シ
ニトロー9−フルオレノン、2,4.7−1−ジニトロ
−9−フルオレノン、2,4,5.7−テトラニトロ−
9−フルオレノン、2−ニトロベンゾチオフェン、 2
,4.8− トリニドロチオキサントン、ジニトロアン
トラセン、ジニトロアクリジン、ジニトロアントラキノ
ンなどの電子輸送物質の少なくとも1種の組合せが使用
される。電荷輸送物質は、一般に言って、樹脂100重
量部当り10乃至200重量部、特に30乃至120重
量部の量で用いるのがよい。
本発明に用いる光導電性トナーには、上述した必須成分
に加えて、それ自体公知の助剤を公知の処方に従って配
合することができる。このような助剤としては、ワック
ス類等のオフセット防止剤や圧力定着性付与剤を挙げる
ことができる。
トナーへの底形は、混練、粉砕、篩分けによる乾式法や
、分散液の形で噴霧造粒する湿式法により行うことがで
き、トナー粒子の粒度は、一般に5乃至30ミクロンの
範囲とすることが望ましい。
好適な光導電性トナーの例としては酸化亜鉛=スチレン
ーアクリル樹脂系フタロシアニン=スチレン−アクリル
樹脂系、フタロシアニン=ポリエステル樹脂系などが挙
げられる。これらの光導電性トナーは負極性への摩擦帯
電特性を有している。
本発明では、感光性トナーとコート磁性キャリヤとを混
合し、磁気ブラシの形で、感光性トナーの塗布に使用す
る。感光性トナーと磁性キャリヤとは、重量比で1:9
9乃至20:80.特に2:98乃至16:84の混合
比で用いるのがよい。
本発明の組成物を用いる画像形成法を説明する第2図に
おいて、容器1内の混合ロール2によりコート磁性キャ
リヤと感光性トナーとからなる組成物3を混合し内部に
磁石4を備えた導電性スリーブ5上に磁気ブラシ6を形
成させる。この磁気ブラシ6を導電性基体7と摺擦させ
て、導電性基体7の表面に、帯電した感光性トナー8の
層を形成させる。この感光性トナー層の厚みは、スリー
ブ5と基体7との間にバイアス電源9からのノ〈イアス
ミ圧を印加することによって調節できる。この帯電トナ
ー層に光学系10を通して画像露光する。露光により導
電性となったトナー11には転写ローラ12と基体7と
の間でバイアス電源14からの電荷注入が行われ、転写
紙13上に転写する。
本発明の組成物は、上記画像形成法のみならず、本出願
人の提案に係る特開平1−137270号公報に記載さ
れた電圧印加同時露光同時転写方式の画像形成にも有利
に適用される。
(発明の効果) 本発明によれば、感光性トナー粒子そのものの摩擦帯電
性を直接制御するのではなく、この感光性トナー粒子と
混合される磁性キャリヤ粒子の摩擦帯電性を厳密に制御
し、その反作用として感光性トナー粒子の摩擦帯電性を
間接的に制御することにより、感光性トナーへの摩擦帯
電による適正な電荷の付与が、感光性トナーの光感度や
その他の電子写真学的特性に悪影響を及ぼすことなしに
行われ、従来の感光性トナー含有組成物における諸欠点
を解消し、磁性キャリヤと感光性トナーとの混合によっ
て、適正な摩擦電荷が付与され、その結果として鮮明で
かぶりのない高濃度の画像を形成し得る。
(実施例1) アミノ基含有シランカップリング剤の溶液であるKBP
−43(信越化学社製、商品名)の10重量%トルエン
溶液を用い、(固形分重量比:0.5%)流動床法によ
ってCu−Zn−Mn系フェライトキャリヤ(平均粒径
75〜80μm、見掛密度2.55〜2.65g/cm
3.飽和磁化60〜65emu/g)、となるように被
覆し、150℃で1時間焼付を行って磁性キャリヤ得た
スチレン−アクリル共重合体25重量部、酸化亜鉛5A
ZEX2000  (堺化学社製、商品名)75重量部
、着色剤L−0086(BASF社製、商品名)2重量
部、増感色素、シアニン色素、0.075重量部をトル
エン溶液中に均一に分散し、スプレードライ法によって
黒色のトナーを作成した。体積基準のメジアン径D5゜
は9.2μmであった。
次いで、上記キャリヤとトナーをトナー濃度が5%とな
るように混合し、ボールくルを用いて100 rpmで
1時間混合した。
第2図で説明した画像形成法に従い、バイアス電位45
0 V、スリーブ周速270 mm/sec、スリーブ
・導電性基体間路1!i1.15mm、穂切り0.7+
nm、スリーブ周速/導電性基体周速比3.0としてト
ナー薄層を形成し、半導体レーザー(発振波長=780
 nm)を用い、レーザー露光強度5.5mVで潜像形
成を行った。そして、転写ローラー(転写圧: 1.0
9kgf/cm2、転写バイアス−400〜−500V
)で転写紙上に露光トナーを転写し、加熱圧ローラーに
よって転写紙上に転写されたトナー像を定着した。
得られた画像はカブリがなく高濃度の鮮明画像であった
(実施例2) アクリル系重合体75重量%、n−ブチル化メラミン樹
脂25重量%をトルエンとキジロールの?m 合m ’
IX (トルエン:キジロール=3:1)で希釈し固形
分重量比10重量%にしたものを用い、実施例1と同様
にして被覆キャリヤを得た。更に、同様にして画像形成
を行った。
(実施例3) アミノシランコポリマーであるKP−390(信越化学
社製、商品名)を固形分重量比が10重量%になるよう
にトルエンで希釈し、実施例1と同様にして被覆キャリ
ヤを作成し、画像形成を行った。
(比較例1) 樹脂成分としてアクリル変性シリコン樹脂を用いた以外
は、実施例2と同様にして被覆キャリヤを作成し、画像
形成を行った。
(比較例2) 比較例1と同様のキャリヤを使用し、トナーとして実施
例1で用いたトナー処方に負極性の電荷制御剤としての
サリチル酸の金属錯塩0.5重量部を添加したトナーを
用い画像形成を行った。これら、実施例、比較例の結果
を第3図に示す。
第3図から明らかなように、実施例の組成物を用いると
トナー光感度等を阻害することなくトナー帯電量を有効
に高めることができ、高濃度画像が得られる。一方、比
較例においてはトナー帯電量を高めることができず、画
像濃度も低いものとなり、比較例2においては、感光性
トナーに電荷制御剤を添加するとかえって悪い結果を与
えることがわかる。
(実施例4) 実施例2のキャリヤとスチレンアクリル共重合体25重
量部、酸化亜鉛(SへZEX2000 ) 25重量部
、増感色素エリトロシン[和光純薬(株)]0.075
重量部をトルエン中に分散し、スプレードライ法によっ
て得られたトナーとからなる組成物を用い、特開平1−
137270号公報に記載の電圧印加同時露光同時転写
方式の画像形成において、スリーブ−導電性基体間路l
ll : 0.7mm 、穂切り0.5mm 、バイア
ス電圧ニー800V、スリーブ周速−導電性基体周速比
6.5として画像形成を行って転写紙上にトナー画像を
形成した。
(実施例5) 実施例4のトナーと実施例3のキャリヤとからなる組成
物を用い、実施例4と同様にして画像形成を行った。
(比較例3) 比較例1のキャリヤと実施例4のトナーとからなる組成
物を用い、実施例4と同様にして画像形成を行った。
(比較例4) 比較例2とのキャリヤと実施例4のトナーとからなる組
成物を用い、実施例4と同様にして画像形成を行った。
第4図にこれら、実施例、比較例の結果を示す。図から
実施例においてはトナー帯電量を有効に高め、且つ画像
濃度も高濃度にすることがわかる。一方、比較例におい
てはトナー帯電量と画像濃度の増大は困難であることが
わかる。
第3図及び第4図の正規化画像濃度とは、正規化画像濃
度 であられされ、トナーの着色剤の種類、添加量の影響を
相殺でき、色味等の全く異なるトナーを用いて相対比較
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は感光性トナーの帯電分布を示す線図であり、 第2図は本発明の組成物を用いる画像形成法を説明する
概略配置図であり、 第3図は実施例1〜3及び比較例1〜2の組成物におけ
る感光性トナーの帯電量と画像濃度との関係を示す線図
であり、 第4図は実施例4〜5及び比較例3〜4の組成物におけ
る感光性トナーの帯電量と画像濃度との関係を示す線図
である。 第 図 # θラ !i 市毛里 第3図 帯電量 ()JC/C1) 弔 図 拗雨且 市咀里 ()Ic/Cl)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)定着用樹脂中に光導電性材料を分散して成る感光
    性トナー粒子と、磁性体粒子の表面に、塩基性窒素原子
    を含有するカップリング剤のコーティング層を設けるか
    、或いは塩基性窒素原子を含有する成分を共重合成分ま
    たは硬化剤成分とした硬化性樹脂のコーティング層を設
    けて成る磁性キャリヤ粒子とを含有することを特徴とす
    る感光性トナーを帯電させ且つ磁気ブラシを形成させる
    ための組成物。
  2. (2)塩基性窒素原子を含有するカップリング剤がシラ
    ン系カップリング剤である請求項1に記載の組成物。
  3. (3)光導電性材料が光導電性酸化亜鉛である請求項1
    記載の組成物。
  4. (4)定着用樹脂中に光導電性材料を分散して成る感光
    性トナー粒子と、磁性体粒子の表面にメラミン樹脂架橋
    型アクリル樹脂のコーティング層を設けて成る磁性キャ
    リヤ粒子とを含有して成ることを特徴とする感光性トナ
    ーを帯電させ且つ磁気ブラシを形成させるための組成物
  5. (5)定着用樹脂中に光導性材料を分散させて成る感光
    性トナー粒子と、磁性体粒子の表面に共重合成分として
    アミノシロキサン単位を含有する硬化型シリコーン樹脂
    のコーティング層を設けて成る磁性キャリヤ粒子とを含
    有することを特徴とする感光性トナーを帯電させ且つ磁
    気ブラシを形成させるための組成物。
JP2028465A 1990-02-09 1990-02-09 感光性トナー用組成物 Pending JPH03233463A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04188159A (ja) * 1990-11-22 1992-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 磁気ブラシ現像剤用キャリア
CN1306343C (zh) * 2001-10-29 2007-03-21 夏普公司 电子照相用显像剂及图像形成方法和装置

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JPH04188159A (ja) * 1990-11-22 1992-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 磁気ブラシ現像剤用キャリア
CN1306343C (zh) * 2001-10-29 2007-03-21 夏普公司 电子照相用显像剂及图像形成方法和装置

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