JPH03232999A - めっき液の精製方法 - Google Patents

めっき液の精製方法

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JPH03232999A
JPH03232999A JP2683790A JP2683790A JPH03232999A JP H03232999 A JPH03232999 A JP H03232999A JP 2683790 A JP2683790 A JP 2683790A JP 2683790 A JP2683790 A JP 2683790A JP H03232999 A JPH03232999 A JP H03232999A
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plating solution
plating
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catalyst
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Ryuji Hirai
平位 隆二
Toshiyuki Ikeda
俊幸 池田
Hirokatsu Shimizu
宏勝 清水
Shinji Yamauchi
信次 山内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼板等鉄鋼素地表面処理のための電気めっき液
中の鉄分を除去して精製する方法に関する。
(従来の技術) 鋼板の電気めっきは鋼板を陰極とし、陽極と対向する鋼
板にめっきする。片面めっきの場合はめっきしない側の
鋼板面は冷延面がそのままめっき液に接しているため、
めっき液により鉄が溶解する。Fe2+イオンの一部は
陽極酸化や空気酸化によってFe3+イオンとなり両イ
オンの混合物となる。
これら鉄イオンがめつき液中に増加すると鋼板のめっき
層中にFeを析出し、耐食性を悪化させ、特にpe3+
イオンが多いと、赤錆の発生率が高くなり、品質が低下
する。
従って、めっき液中の鉄イオンが増加してきた場合これ
を減少させ精製する必要がある。
そのため従来よりめっき液中にH20□等の酸化剤を加
えてFe2+イオンをFe3+イオンに酸化した後、キ
レート樹脂を用いて鉄分を捕集する方法やpHを3〜5
に調整して沈殿分離する方法等が行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のH20□等の酸化剤を
添加する方法ではめっき液に添加されている有機物及び
微量成分が同時に変化を受けるので、鋼板のめっき状態
が悪化する。
また、めっき液中の鉄分濃度やFe2゛イオン及びFe
3+イオンの組成比が変化するため、酸化剤が過剰添加
の場合はキレート樹脂が分解する虞れがあり、逆に酸化
剤が添加不足の場合はFe 2 +イオンのFe 3 
+イオンへの酸化が充分でなく従って鉄分の除去が不充
分となる。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の点に鑑み、めっき液中の添加剤等有
機成分を分解することなく、効率よくFe2+イオンを
Fe3・イオンに酸化する方法を得る目的で鋭意検討し
た。
その結果、めっき液中のFe2+イオンを、白金族金属
を触媒として酸素含有ガスで酸化することにより上記目
的を充分達成し得ることを見出し本発明を完成させるに
至った。
すなわち、本発明は、めっき液に酸素含有ガスを吹込ん
で上記めっき液に不純物として含まれる第一鉄イオンを
酸化させるに際し、触媒として白金族金属を使用し生成
する第二鉄イオンを分離することを特徴とするめっき液
の精製方法である。
本発明に用いる酸素含有ガスとしては、空気又は酸素ガ
スを単独又は混合して用いることができ、通常空気が用
いられる。
本発明に触媒として用いる白金族金属は通常、球状、ペ
レット状又はタブレット状等のアルミナシリカ、ゼオラ
イト或いはこれらの混合物の多孔質担体に、白金、イリ
ジウム、パラジウム、ルテニウム等の白金族金属の単独
又はこれらの混合物を担持させたものである。白金族金
属の担持量は担体に対し0.01〜1.0重量%であり
、経済性等の点で好ましくは0.1〜0.5重量%であ
る。
本発明の対象となるめっき液は、亜鉛めっき。
ニッケルめっき、銅めっき、クロムめっき、亜鉛コバル
ト合金めっき、ニッケルコバルト合金めっき、亜鉛ニッ
ケル合金めっき、銅亜鉛合金めっき等の電気めっき液で
あって、鉄めっき、鉄合金めっき等の鉄系めっきのめっ
き液は除かれる。
本発明の酸化を行う際めっき液のpHは1〜5が適当で
、好ましくは3〜5である。温度は0〜80℃で酸化で
きるが、高い方が酸化速度が大となり、通常50〜70
℃で行う。
めっき液と触媒及び酸素含有ガスの接触方法としては、
通常の充填塔、バブリング槽方式と同様でよく、例えば
充填塔方式では、触媒充填層の上からめっき液を流下さ
せなから塔底から酸素含有ガスを送入する向流方式や触
媒とめっき液を入れたタンクに空気を吹込む方法等で行
なうことができる。気液接触を良くするために気泡はで
きるだけ細かく分散させるのが望ましい。
このようにして酸化した後、めっき液と触媒を分離し、
めっき液はpHを2.5〜5に調整して沈澱分離する。
またはp Hを1〜3に調整“の後、イミノジ酢酸型或
いはアミノメチレンリン酸型等のキレート樹脂と接触さ
せて鉄分を除去する。分離した触媒はそのまま再使用可
能である。触媒表面が鉄分の沈澱に覆われて失活したと
きは酸洗浄により再使用可能である。
電気めっき液中にはナフタリンジスルホン酸ナトリウム
、ホルマリン、ゼラチン、フェノールスルホン酸等の光
沢剤や、デキストリン、β−ナフI・−ル等の平滑剤等
種々の添加剤が通常含まれているが、本発明の方法を用
いることによりこれらの添加剤の損耗を最少限にしてめ
っき液の精製が可能となる。
(実施例) 以下更に具体例を挙げて本発明の詳細な説明する。例中
%は重量基準である。
実施例1 容量11の木下式吸収層に0.5%白金アルミナペレッ
ト(ケムキャット社製)200m7!と亜鉛めっき液(
硫酸亜鉛350g/β、塩化ナトリウム15 g/C硫
酸アルミニうム30g/β、ホウ酸22g/Cデキスト
リン15 g/12.ゼラチン3 g/l、 F e”
2.10 g/CF e”0.05g/Il、pH3,
5,温度50℃)800mlを入れ、空気を1.0#/
minの流量で吹込んで2時間後、5時間後及び8時間
後のめっき液のFe”t1度を分析した結果は、各々1
.35g/C0,67g/j!及び0.22g//!で
あった。
8時間エアレーションしためっき液を、触媒分離後10
%NaOH水溶液でp H4,0に調整してから沈澱物
を濾過した。濾液の鉄分(Fe2++Fe3+)濃度は
0.14g/j!であった。
実施例2 実施例1で使用した触媒をめっき液から分離して水洗後
そのまま再使用した以外は実施例1と同様に空気酸化し
、2時間後、5時間後及び8時間後のめっき液のFe”
濃度を分析した結果は各々1.31 g/j!、 0.
65 g/l及び0.20g/6であった。
8時間エアレーションしためっき液を、触媒分離後10
%H2SO4水溶液でpH2,0に調整してから、キレ
ート樹脂(「ユニセレソクUR50」ユニチカ社製)を
充填したカラム(内径1.5cm、充填高さ40cm、
充填量70m6)に350 m II / h rの流
量で通液した。処理液の鉄分濃度は0.23g/#であ
った。
比較例1 実施例1と同一の亜鉛めっき液を用いて、触媒を使用し
ない以外は実施例1と同様に空気酸化を行った。2時間
後、5時間後、8時間後及び10時間後のめっき液のF
e 2 + f1度は各々2.09g/C2,07g/
り、2.06g/j!及び2.05g/lと殆ど酸化さ
れなかった。
実施例3 実施例1及び実施例2で夫々精製しためっき液を使って
、常法により鋼板に電気亜鉛めっきを施した。
得られた電気亜鉛めっき銅板の表面は、いずれも肉眼に
よる目視検査では凹凸ふくれがなかった。
ざらつき検査では表面を薄手のナイロン手袋でなられな
かった。
このように、非常に良好な電気亜鉛めっき鋼板が得られ
た。
比較例2 実施例1と同一の亜鉛めっき液2.512に35%H2
0□10gを、撹拌しながら徐々に加えた後10%Na
OH水溶液でp H4,0に調整してから沈澱物を濾過
した。濾液の鉄分濃度は0.01g/βであった。
このめっき液を使って常法により鋼板に電気亜鉛めっき
を施した。得られた電気亜鉛めっき網板の表面は灰色で
光沢がなくざらつきがあり、薄手のナイロン手袋で軽く
なでるとひっかかりがあるなど、表面状態は不良であっ
た。
実施例4 容量11の木下式ガス吸収瓶に0.2%パラジウムアル
ミナペレット(ケムキャット社製)200m!!とニッ
ケルめっき液(硫酸ニッケル240g/It、塩化ニッ
ケル45 g/(1,ホウ酸30g/β、ナフタリンジ
スルホン酸ナトリウム5 g/Cホルマリン2g/II
、Fe”1.55g/CFe”0.35g/l、pH2
,2,温度45℃)800 m Aを入れ、空気を1.
Q 1 / m i nの流量で吹込んだ。2時間後、
5時間後及び8時間後のめっき液のFe”濃度は各0.
94g/L  O,48g/β及び0.15g/βであ
った。
8時間エアレーションしためっき液を10%NaOH水
溶液で1) H4,Oに調整してから沈澱物を濾過した
。濾液の鉄分濃度は0.12 g / IIであった。
この精製後のめっき液を使って常法により鋼板に電気ニ
ッケルめっきを施したところ、表面状態の極めて良好な
電気めっき鋼板が得られた。
(発明の効果) 本発明によれば、鋼板等鉄鋼素地表面処理のための電気
めっき液に不純物として含まれる鉄分を効率よく簡便に
除去することができる。
しかも、めっき液中の添加剤の機能を損うことなく、ま
た分離工程のキレート樹脂に損傷を与えること等なしに
めっき液を精製することができるので工業的に有用な方
法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. めっき液に酸素含有ガスを吹込んで上記めっき液に不純
    物として含まれる第一鉄イオンを酸化させるに際し、触
    媒として白金族金属を使用し生成する第二鉄イオンを分
    離することを特徴とするめっき液の精製方法。
JP2683790A 1990-02-06 1990-02-06 めっき液の精製方法 Granted JPH03232999A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057615A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Nippon Steel Corp 置換めっき液中の鉄イオンの除去方法およびその設備
WO2011149047A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 東洋製罐株式会社 表面処理浴、この表面処理浴を用いた表面処理鋼板の製造方法及びこの製造方法から成る表面処理鋼板

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JPH0514038B2 (ja) 1993-02-24

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