JPH03232275A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH03232275A
JPH03232275A JP1342094A JP34209489A JPH03232275A JP H03232275 A JPH03232275 A JP H03232275A JP 1342094 A JP1342094 A JP 1342094A JP 34209489 A JP34209489 A JP 34209489A JP H03232275 A JPH03232275 A JP H03232275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
transfer
coupled device
electrode
image sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP1342094A
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English (en)
Inventor
Kenji Takada
高田 謙二
Jun Hasegawa
潤 長谷川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1342094A priority Critical patent/JPH03232275A/ja
Publication of JPH03232275A publication Critical patent/JPH03232275A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、固体撮像素子を用いたイメージセンサに関す
る。
吏米立1亙 イメージセンサは、静止画(スチル)及び動画ビデオカ
メラ等に広く用いられているが、いずれも、その解像度
を上げることが強く要望されている。
そのための手段として、従来、様々な方策が考えられて
いるが、その1つに、エリア(2次元)イメージセンサ
を振動させることにより(いわゆる「画素ずらし」)、
有効画素数を増やすという方法がある(例えば、特開昭
58−111580.59−231981.59−23
1986、60−72380号等)。また、非常に画素
数の多い(解像度の高い)ライン(1次元)センサを、
その長手方向と直角方向にスキャンすることにより、高
解像度の2次元画像を得るという方法も考えられている
上記従来の方法のうち、前者の「画素ずらし」の方法で
は、このようにすることによる解像度の向上は、画素数
を高々2〜4倍程度にしたものと同等に過ぎない。また
、エリアセンサを振動させない方向に関しては、解像度
の向上はなされない。
これを避けるためにセンサを2次元的に振動させようと
すると、機械的駆動機構が複雑になるばがりか、撮像ス
ピードの点でも不利になる。
が  しよ゛と る 後者の方法では、ラインセンサを構成する画素数を、例
えば1000〜7500程度に高集積化すれば、非常に
高解像度の画像が得られるが、ラインセンサの長手方向
と直角方向(すなわち、ラインセンサがスキャンされる
方向)における解像度も同様に高め、ラインセンサのス
キャンを正確に制御するためには、そのラインセンサの
スキャン方向での位置を正確に検出する必要がある。特
開昭62−128662号公報には、このラインセンサ
の位置検出のために、ラインセンサのスキャン位置を示
す発光素子からの参照光を別の1次元撮像素子に投影す
ることにより検出していた。しかし、この方法では、画
像光検出用のラインセンサとスキャン位置検出用の一1
次元撮像素子とが別の基板上にあるため、スキャン位置
の精度が十分に保障されないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決し、画像光検出用のライ
ンセンサのスキャン位置をきわめて正確に検出し、それ
により、そのスキャンを高精度で制御し、高解像度の2
次元画像を検出することのできるイメージセンサを提供
することを目的とする。
るだめの 上記目的を達成するため、本発明に係るイメージセンサ
では、1次元的に配列された光電変換素子群をそれに直
交する方向に走査することにより2次元画像を検出する
イメージセンサにおいて、上記1次元配列光電変換素子
群が配置されているのと同一基板上に走査位置検出用素
子を設けたことを特徴とする。
ここにおける走査位置検出用素子としては、1次元配列
光電変換素子群の配列方向と直交する方向に配列された
別の1次元光電変換素子群であってもよいし、あるいは
、走査位置検出用の参照光を反射する金属皮膜であって
もよい。
作ヨー月− 1次元配列光電変換素子群の走査は、このイメージセン
サと検出しようとする2次元画像との相対的位置を素子
群の配列方向に直交する方向に周期的に振動させること
により行われる。これには、イメージセンサを振動させ
る場合と像の方を振動させる場合があるが、いずれの場
合であっても、走査が行われている間、1次元配列光電
変換素子群(ラインセンサ)と同一の基板上にある走査
位置検出用素子はラインセンサと常に同じ動きをする。
このため、1次元配列光電変換素子群の走査時の位置は
常に正確に検出される。
炎l乳 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
〈画像入力装置〉 第3図は本発明に係るイメージセンサを用いた画像入力
装置の全体構成を示すブロック図である。
二の装置は、光学像を電気信号に変換して記憶する画像
入力部1、その電気信号に所望の処理を加えて出力する
画像処理部2、それに、その出力を顕画像に変換する画
像再生部3から成る。以下、各部の構成を説明する。
画像入力部1は、被写体像を結像させるための光学系1
0、結像された被写体像を対数圧縮された電気信号に変
換して一時的に記憶するラインタイプ(線形)のイメー
ジセンサ11、イメージセンサ11又は被写体像を走査
するスキャン部12、イメージセンサ11の駆動回路1
3、イメージセンサ11又は被写体像の走査位置を検出
する位置検出部14、イメージセンサ11から出力され
るアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部
15、そのデジタル信号の冗長度を低減する情報圧縮部
16、情報圧縮されたデジタル信号を記憶する記憶部1
7、画像入力部1全体の動作を制御するCP018、電
源スィッチやレリーズスイッチ等を含む操作部19、及
び、各部に動作電源電圧を供給する電源部20がら成る
画像処理部2は、画像入力部1からの電気信号を一時的
に記憶するバッファメモリ21、その電気信号に所望の
処理を加える画像処理部22、画像処理された電気信号
を所定のフォーマットに変換するインタフェイス23か
ら成る。
画像再生部3は、プリンタ31、デイスプレィ32等か
ら成る。
次に、この装置の動作を説明する。操作部19の電源ス
ィッチをONにすると、電源部20からの電圧が各部に
供給される。この状態で操作部19のレリーズスイッチ
を押すと、CPU18からの指令に基づき、スキャン部
12、駆動回路13、位置検出部14が同期して動作し
、イメージセンサ11又は被写体像のスキャンが開始さ
れる。このスキャンが行われている間、光学系10によ
りイメージセンサ11に結像された被写体像は、次々と
イメージセンサ11における光電変換素子群に入射する
。入射した光は、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラ
ーフィルタで3原色に分解され、それぞれの色の光の強
さに応じた電気信号がフォトダイオードで生成される。
生成された電気信号は対数圧縮され、イメージセンサ1
1における電荷結合素子部に送ら−れて、そこで−時的
に保持される。スキャンが終了すると、CPU18から
の指令により、−時的に保持されていた電荷量情報が電
荷結合素子部から順次読み出され、A/D変換部15に
よりデジタル信号に変換される。これらのデジタル信号
は情報圧縮部16に送られ、元のデータ長の1/10〜
1/1000に圧縮された後、記憶部17に記録される
。この記憶部17としては、E2PROMのような不揮
発性メモリを用いてもよいし、また、DRAMやSRA
Mのような揮発性のメモリにバックアップ電源を付加し
て用いてもよい。なお、位置検出部14は、現在イメー
ジセンサ11のどの部分をスキャンしているかをリアル
タイムに検出するためのものであり、その詳細な構成は
後に述べる。
〈画像入力部〉 第4図及び第5図は前記画像入力部1の構成例である。
図中、40はイメージセンサ11を封止するパッケージ
、41はイメージセンサ11の第1保護層、42は赤外
線を遮蔽するカットフィルタ、43は第2保護層、50
は発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)等
の発光素子、51は絞り、52は投光光学系、120は
スキャン用の透明板である。
パッケージ40としては、例えばPGA(Pin Gr
id Array)等が使用できる。保護層は、通常の
固体撮像装置においては第1保護層41の1層だけであ
るが、本実施例では更に第2保護層43を設けている。
これは、第1保護層41は結像面に近いので、その上に
埃等が付着すると直ちにノイズになってしまうため、ア
フォーカルの位置に第2保護層43を設けることにより
、埃等をそこでとどめ、結像面のイメージセンサ11上
で目立たなくするためである。
赤外線カットフィルタ42は、図示の位置でなくても、
被写体とイメージセンサ11の間であればどこに位置し
ていてもよい。このフィルタ42を設けるのは、イメー
ジセンサ11上に配される各色のカラーフィルタが赤外
線を透過し、また、イメージセンサ11を構成するシリ
コンフォトダイオードが赤外線に対して感度を有するた
めである。なお、紫外線カツトフィルタも取り付けると
、より望ましい。これは、カラー固体撮像装置は、入射
光をR(赤)、G(緑)、B(青)(又はC(シアン)
1M(マゼンタ)、Y(イエロー))の3原色に分解す
るために、通常、有機の染料や顔料を分散させたカラー
フィルタを用いているが、紫外線が当たると、これらカ
ラーフィルタが退色して色ズレを起こしてしまうからで
ある。シャッター9も同様の目的で取り付けられたもの
である。すなわち、イメージセンサ11は電気的に電荷
蓄積時間を制御できるので、その露光時間は電気的に制
御可能であり、この目的にはメカニカルシャッターは必
要がない。しかし、露光の必要がないときにシャッター
9を閉じておくことにより、イメージセンサ11におけ
るカラーフィルタの劣化を防止することができる。もち
ろん、シャッター9や紫外線カツトフィルタが無くても
本イメージセンサの本来的動作に影響はない。
発光素子50、絞り51、投光光学系52は、後述する
位置検出のためのモニタ光をイメージセンサ11の所定
の位置に照射するのに用いる。第4図はイメージセンサ
11を動がしてスキャンする方式を示しておトハ 第5
図は被写体像を動がしてスキャンする方式を示している
。イメージセンサ11を動かす方式としては、マグネッ
トとコイルを用いて磁気的に動かす方式、バネ等を用い
て機械的に動かす方式、ステッピングモータを用いて電
動で駆動する方式等、種々の方式を適宜採用することが
できる。また、被写体像を動かす方式としては、第5図
に示すように、光学系10とイメージセンサ11の間に
透明板120を設け、それをモータで回転させる方式、
或いは、結像用のレンズやミラー等の光学系10を動か
す方式等が考えられる。もちろん、スキャンの方式はこ
こに例示した方式だけに限定されるものではなく、同様
の効果が得られるのであれば、他の種々の方式を用い得
る。
くイメージセンサの構成〉 第1図はイメージセンサ11の全体構成を示す図である
。(a)は1次元的に配列された光電変換素子群を3列
有し、それぞれにR(赤)、G(緑)、B(青)(又は
C,M、Y)の分光フィルタを付けて、3色での撮影が
一度でできるように構成した例である。
また、(b)は1次元的に配列された光電変換素子群を
1列だけ有する場合の例である。まず、(a)の場合に
ついて説明する。
第1図(a)において、53はスキャン位置検出のため
の光電変換素子群、R(N)は赤色光成分に感度を有す
るN番目の光電変換素子群、G(N)は緑色光成分に感
度を有するN番目の光電変換素子群、B (N)は青色
光成分に感度を有するN番目の光電変換素子群、V (
N)はN番目の垂直方向電荷結合素子群、H(N)はN
番目の水平方向電荷結合素子群、OP (N)はN番目
の出力信号を表す。本実施例においては、各色の充電変
換素子群R(N)、 G (N)、 B (N)、垂直
方向電荷結合素子群V(N)、及び水平方向電荷結合素
子群H(N)で1つのブロックを形成しており、N個の
ブロックで1つのイメージセンサ11を形成している。
このように構成することにより、第1図(a)に示すよ
うに、スキャンする範囲は隣接ブロック間の間隔(光電
変換部R(1)とR(2)の間隔)Dのみで済み、スキ
ャン時間が短いという利点がある。つまり、垂直方向の
必要画素数をHとすると、スキャンする画素数はG=M
/Nでよい。例えば、M=4000.  N=40とす
ると、G=M/N=100画素分だけスキャンすればよ
いことになる。また、2次元タイプのイメージセンサを
構成するのに比べると、光電変換素子群の数は(1/N
)で済む。従って、イメージセンサ11を製造する際に
充電変換素子群に欠陥が生じる確率が大幅に減少し、歩
留まりは飛躍的に改善される。
第1図(a)のイメージセンサ11の詳細な構造を第6
図(a)を用いて説明する。・イメージセンサ11にお
けるR(赤色光)成分に対する第1番目の光電変換素子
群R(1)は、横長の赤色光フィルタF6、フィルタF
、の長手方向に沿って配列された複数個の受光素子PD
R,各受光素子PDRに対応して設けられた対数圧縮部
LGRより成る。G(緑色光)成分に対する光電変換素
子群G(1)やB(青色光)成分に対する光電変換素子
群B(1)も同様に構成されている。
イメージセンサ11に被写体像の光が入射すると、各カ
ラーフィルタF R,F a、 F eの分光透過率に
応じて特定の波長範囲の光だけが透過して各受光素子P
 D R,P D o、 P D sに入射し、その入
射光量に比例した光電流が各受光素子P D R,P 
D a、 P D eで発生する。この光電流は各対数
圧縮部L G R,L G a、 LGaにおいて対数
圧縮され、電荷信号QR,QG、QBとして垂直方向電
荷結合素子群■(1)に入力され、−時保持される。次
の1ライン分の充電変換が終了すると、垂直方向電荷結
合素子群■(1)に保持されている電荷は、その電荷結
合素子群■(1)内で1段(図で下方向に)転送され、
新たな信号が前の部分に転送される。このように次々と
光学像が電荷量に変換されて、上から垂直方向電荷結合
素子群■(1)に注入され、結合素子■(1)内部で下
方に転送される。そして、必要な回数の光電変換が終了
すると(すなわち、第1図(a)の距離りのスキャンが
終了すると)、垂直方向電荷素子群■(1)に−時的に
保持されている画像情報は1ライン分ずつ水平方向電荷
結合素子H(1)に転送され、1画素ずつ順次読み出さ
れるのである。
このように、このイメージセンサ11は、高速で撮影し
た被写体像の情報を垂直方向電荷結合素子■(1)内に
アナログ的に一時記憶しておき、撮影終了後に読み出す
ように構成しであるので、−旦高速で撮影した被写体像
の情報を、後に比較的遅いクロックで読み出すことがで
きる。
以上の構成及び動作は、第1番目の光電変換素子群R(
1)、 G (1)、 B (1)、垂直方向電荷結合
素子群■(1)、水平方向電荷結合素子群H(1)より
なる第1番目のブロックについてのみ説明したが、第2
番目から第N番目のブロックについても同様に構成され
、同様に動作する。
第1図(a)において、53a、 53b、 53c、
 ・−・はスキャン位置検出用の受光素子群である。各
受光素子PDR,P D a、 P D eの幅をdl
、各対数圧縮部LGR,LcG、LGBの幅をd2とす
ると、d 2= n X d + (nは自然数)とし
ておくことが望ましい。なぜなら、スキャンの際、各受
光素子が前の受光素子(P D Gの場合はP D R
,P D sの場合はP D RとPD、)の位置と一
致する方が信号を形成する際に都合がよいためである。
なお、本実施例では、n=1、つまり、1画素のサイズ
がd + X d +となっている。また、位置検出用
の受光素子53a、 53b、 53c、−・・・は、
間隔d、で各受光素子P DR,P DG、 P DB
に対応した位置に配置することが望ましい。
第6図(b)はイメージセンサ11をスキャンするとき
の動作を説明するための図である。Ll、 L2. L
3.・・・はそれぞれ水平方向についての1ラインを示
しており、r* g + 1)はそれぞれ受光素子群R
(1)、 G (1)、 B (1)に含まれる個々の
受光素子、to−t4は時刻、Sはイメージセンサ11
のスキャン方向を示している。時刻toからスキャンを
開始し、時刻t4 、 j2+ j3+t4には受光素
子r1g、bがそれぞれ図示された位置にあるものとす
ると、ラインL1のR(赤色光)成分は時刻toに、G
(緑色光)成分は時刻t2に、B(青色光)成分は時刻
t4にそれぞれ出力される。同様に、ラインL2のR成
分は時刻t、に、G成分はt3に、B成分はt5にそれ
ぞれ出力される。この関係を第1表に示す。
このようにすれば、水平方向のみならず、垂直方向につ
いても、1ラインのデータを赤色光、緑色光、青色光の
3面色に分解できるので、解像度を1受光素子の幅d1
まで上げることができる。
第1表 この場合、同一時刻にR,G、Hの原色を同一場所で受
光することはできないが、読み出しのときにタイミング
が一致するように処理することは容易である。また、ク
ロックのタイミングを変えることにより一致させること
もできる。これを実現するためには、個々の受光素子r
(又はgl  又はb)がどの位置にあるかを正確に検
出するが、或いはスキャン速度を厳密に制御して常に一
定の速度でスキャンしなければならない。上述の位置検
出部14はそのために設けられており、十分に細く絞っ
たモニタ光をイメージセンサ11の位置検出素子群53
に照射することにより、厳密なスキャン位置を検出する
ようになっている。
次に第1図(b)の例について、説明する。図中、P 
E T (N)はN番目の光電変換素子群であり、第1
図(a)のR(N)、 G (N)、 B (N)の代
わりに設けられている。その他の素子53、V (N)
、 H(N)、 OP (N)ハ第1図(a)と同じも
のである。本実施例においては、1次元的に配列された
1列の光電変換素子群PET(N)、垂直方向電荷結合
素子群V(N)及び水平方向電荷結合素子群H(N)が
1つのブロックを形成しており、N個のブロックで1つ
のイメージセンサ11を形成しているのは、前の例と同
じである。また、スキャンする範囲が隣接ブロック間の
距離(光電変換部P E T (1)とP E T (
2)との間の距離)Dのみで済み、スキャン時間が短く
て済むという点も、前の例と同じである。本実施例では
、更に、前の例(第1図(a))と比較すると、構造が
簡単であり、水平方向の画素ピッチを小さくすることが
でき、チップサイズを小さくすることができるという利
点を有する。但し、カラー化する場合には、同一イメー
ジセンサ11を3枚用いて3板式カメラとするか、或い
は、R,G、B(又は、C,M、Y)ストライプフィル
タを用いる必要がある。
第1図(b)のイメージセンサ11の詳細な構造と作用
について、第7図により詳しく説明する。このイメージ
センサ11の第1列目の光電変換素子群PE T (1
)は、水平方向に沿って1次元的に配列された複数個の
受光素子PD、各受光素子PDに対応して設けられた対
数圧縮部LGから成る。垂直方向電荷結合素子■(1)
は対数圧縮部LGに隣接して位置している。受光素子P
Dに被写体からの光が入射すると、その光量に比例した
光電流が受光素子PDで発生する。この光電流は、対数
圧縮部LGで対数圧縮され、電荷信号として垂直方向電
荷結合素子■(1)に入力されて、−時保持される。前
の例と同様、次の1ライン分の光電変換が終了すると、
その信号は上から垂直方向電荷結合素子■(1)に注入
され、垂直方向電荷結合素子v(1)内部では、電荷信
号は1段ずつ下方に転送される。このようにして必要な
回数(n c回)の光電変換が終了すると(すなわち、
全スキャンが終了すると)、垂直方向電荷結合素子群■
(1)に保持されている電荷は水平方向電荷結合素子H
(1)に転送され、1画素ずつ順次読み出されて行く。
なお、本実施例では、受光素子PDの水平・垂直方向配
列ピッチをd、対数圧縮部LGの垂直方向の長さをDい
 垂直方向電荷結合素子■(1)のシフトレジスタの1
ビット当りのピッチをduとすると、 d + D L + n o−d u < D +D 
/ n a = d となるように配設されている。すなわち、1画素当りの
ピッチを小さくするには、垂直シフトレジスタのピッチ
dυを小さくするのが効果的である。
そのためには、3層ポリシリコン電極を用いた3相駆動
の垂直方向電荷結合素子を用いるのが望ましい。
水平方向電荷結合素子については、3相駆動であればd
 s = 3・d(ここで、d+は水平方向電荷結合素
子H(1)のシフトレジスタの1ビット当りのピッチ)
、2相又は4相駆動であればd、=2・dとなるように
するのが合理的であり、本実施例では2相駆動でd8二
2・dとなっている。このようにすると、水平方向シフ
トレジスタ1ビツトに対して垂直方向電荷結合素子2本
が対応するので、同時に1ライン分の信号電荷を垂直方
向電荷結合素子から水平方向電荷結合素子に転送するこ
とができなくなる。そこで、本発明では、後に詳細に説
明するが、偶数番目の垂直方向電荷結合素子の信号と奇
数番目の垂直方向電荷結合素子の信号とを交互に水平方
向電荷結合素子に転送するように構成している。
〈対数圧縮回路〉 ここで、対数圧縮回路(対数積分回路)LGの1例を第
2図に示し、説明する。
一般に、ダイオードを流れる電流■は、その印加電圧を
■、絶対温度をTとすると、 I = Ao・(exp((q・■)/ (kT)) 
 1 )  −(1)となる。ここで、qは電荷素置、
Aoは定数である。
いま、exp((q−V )/ (k−T ))>> 
1とすると、(1)式%式%)) (2) となる。ここで、Bo=q/(kT)である。(2)式
の両辺の自然対数をとると、 In I = lnA o+ B o・Vとなり、 ■
は、 V=(1/Bo)・lnI   (1/Bo)・1nA
o  ・・’(3)と得られる。
第2図において、Ipaを受光素子PDの発生する光電
流、■、をダイオードD、を流れる電流、■、をダイオ
ード04両端の電圧、■2をダイオードD2を流れる電
流、■2をダイオードD2両端の電圧、Vcをコンデン
サC両端の電圧、VS+aを本対数積分回路の出力電圧
、CをコンデンサCの容量、QCをコンデンサCの蓄積
電荷量、Qを全回路に供給される電荷量、VDIをダイ
オードD、に接続された電源電圧、VD2をダイオード
D2に接続された電源電圧とすると、 I po= I ++ I 2           
 ・・・(4)V 、+ V o + = V 2 +
 V D 2 = V 2 + V c + V o 
p・・・(5)V+=(1/Bo)inI+−(1/B
ollnAo−(6)V2=(1/ Bo)・1nI 
2  (1/ Bo)4nAo”・(7)Qc” f 
I adt= C・Vc      −(8)Q ”’
 f I pndt            ・・・(
9)なる関係が成り立つ。ここで、(6)、(7)式ヲ
(5)式に代入すると、 (1/Bo)・1nI+  (1/Bo)・1nAo+
Va+=(1/Bo11nI2 (1/Bo)・1nA
o+V c + V n 2 すなわち、 Vc=(1/BollnI+  (1/Bo)inI2
+ (V n+  V D2) =(1/ Bo)・In(I +/ I 2)+(VD
I  VC2)・・・(10) となる。
(4)式よりl1=IPD  I2をこの(10)式に
代入すると、 V c= (1/ B olln((I PD  I 
2)/丁、)+(V DI   V D2)     
            −(11)また、(8)、(
9)式より、 工2=d(C・Vc)/dt ■ρn=dQ/dt を(1−1)式に代入すると、 + (V o +  V n 2 ) これよシバ BOo(VC+VD2  VDI) =In (dQ/d(C・Vc)  1 )すなわち、 exp(Bo・Vc)・exp(Eo(Vn2VDI)
)=dQ/d(C・VC) −1 あるいは、 exp(Bo−Vc)−exp(Bo−Vop)/eX
I)(Bo・VDt)+ 1 =dQ/d(C−vc) となる。この式の両辺を積分すると、 f (exp(Bo・Vc)−exp(Bo・V++2
)/exp(Bo・V DI)+ 1 )d(C・V 
c)= J dQ + Dより、 (C/B oLexp(B o・V c)・exp(B
 O−v D2)/exp(Bo−VDt)+ C−V
c= Q+ Dとなる。ここで、Dは積分定数である。
これを(9)式に代入すると、 (C/Bolexp(Bo・Vclexp(B o・V
n2)/exp(Bo−VDt)+C−Vc  D=、
jIpndt・・・(12) C・■。−〇がほとんどOになるようにコンデンサCの
容量Cを選択すると、式(12)は、(C/BoLex
p(Bo・Vclexp(B 0−VC2)/exp(
B o−VDt)#f I podtとなり、 exp(Bo−Vc)#exp(Bo・VDt)/ex
p(B o−VC2)・(B o/C)・J I po
dt より VC磐(1−Bo)in(exp(Bo・VDt)/e
xp(B o・V p2)(B o/C)j I pn
dt)=(I  B olln(f I pndt)+
(I  Bo)in(Bo/C)+ (I  Ba1lT](Bo’Va+  Bo・Vn2
)”” (I  B o)4n(f I podt)+
(1−Bolln(Bo/C)+Vo+   V112
となる。ゆえに、 V s+a= V c+ V D2 =(I  B o)’ In(f I pndt)+(
1−Bo)’In(Bo/C)+ VDtとなり、■、
1GとしてIn(J r podt)に比例する電圧信
号が得られる。
このような対数圧縮部LGを受光素子PDと共に各画素
毎に備えれば、受光光量が大きくなり、光電流工ρ、が
大きくなっても信号電圧VS+Oはあまり大きくならず
、出力が飽和することはない。逆に、受光光量が小さく
なり、光電流Ipnが小さくなっても、信号電圧Vs、
Gはあまり小さくならず、常に適正なレベルの信号電圧
VSIGを得ることができるものである。
〈出力信号処理〉 次に、これらイメージセンサ11から読み出したアナロ
グ信号の処理について説明する。第3図に示したように
、読み出されたアナログ信号はA/D変換部15でデジ
タル信号に変換され、情報圧縮部16で圧縮された後、
記憶部17に記憶される。ここで、情報圧縮部16を省
略することは可能であるし、また、記憶部17を設けず
に直接データを画像処理部2に送るようにしてもよい。
第1図(a)、 (b)に示したイメージセンサ11で
は、撮像面をN個のブロックに分けているので、N個の
信号OP (1)〜○P (N)が並列に出力される。
これを処理する方法の1つには、N個のA/D変換部1
5−1−15−Nを設けて並列的にA/D変換を行い、
情報圧縮部及び記憶部もそれに対応してN個並列に設け
ることが考えられる。この並列処理(パラレル)方式に
よると、高速の読み出しが可能となる。
もう1つの方法としては、水平方向電荷結合素子群H(
1)〜H(N)への転送りロックφ8及び垂直方向電荷
結合素子群■(1)〜V (N)への転送りロックφ。
の切換回路を付加し、イメージセンサ11からのアナロ
グ信号出力線は1本にまとめて1つのA/D変換部15
で出力アナログ信号を順次A/D変換し、情報圧縮部及
び記憶部も1個ずつでそれに対応することが考えられる
(シリアル方式)。この場合には、イメージセンサ11
の端子数を減らすことができる。なお、このシリアル方
式の場−合、イメージセンサ11の1つのブロックを全
部読み出してから次のブロックの読み出しを行う方式や
、1ラインの読み出しが終了したら次のブロックの1ラ
インを読み出す方式等が考えられる。このブロック毎の
読み出し方式によると、アナログ信号出力線を何本かま
とめて1本にし、複数のA/D変換部でA/D変換する
、パラレルとシリアルの中間的な処理方法を用いること
ができる。この場合には、イメージセンサ11の端子数
を減らせるという利点と高速読み出しという利点のバラ
ンスを任意のところでとることができる。なお、アナロ
グ信号線をまとめる方法としては、アナログスイッチの
順次切換により順次選択してゆく方法や、後に詳細に述
べる出力選択用電荷結合素子を付加する方法などが考え
られる。
〈種々の光電変換素子〉 第8図は光電変換素子の等価回路図である。同図(a)
の回路は、例えば逆バイアスされたシリコンフォトダイ
オードより成る受光素子PDと、受光素子PDの発生す
る光電流IPDを分流する第1及び第2のPN接合ダイ
オードD + 、 D 2と、第2のPNN接合ダイオ
ードDを介して第1のPNN接合ダイオードDに並列的
に接続されるコンデンサCと、コンデンサCの蓄積電荷
を放電するリセット用のMOSトランジスタTROとで
構成されており、コンデンサCの電圧として、信号電圧
VS+Oが得られる。
同図(b)の回路は、第1及び第2のPN接合ダイオー
ドD + 、 D 2に代えて、NPNトランジスタT
R+ 、 T R2のベース−エミッタ間PN接合を用
いた例であり、同図(a)の回路に比べると、構造は複
雑であるが、光電流Ipoを増幅できるので、高感度に
することが可能であるという利点がある。
同図(c)の回路は、同図(b)の回路における受光素
子PDとトランジスタT R+ 、 T R2をマルチ
エミッタのフォトトランジスタPTRで実現した例であ
り、回路構成が簡単になるという利点がある。
同図(d)の回路は、同図(b)の回路の相補回路であ
り、NPN トランジスタT R+ 、 T R2を使
用し、NチャンネルMOSトランジスタT Roに代え
て、PチャンネルMOSトランジスタT Roを用いて
いる。
同図(e)の回路は、同図(a)の回路の相補回路であ
り、ダイオードD + 、 D 2とフォトダイオード
PDのN型領域が共通になっている。こうすることによ
り、P型基板を用いて、簡単な構造でこの回路を実現す
ることができる。
同図(f)の回路は同図(a)の回路の発展形である。
光電流を増幅するために、フォトダイオードPDの代わ
りにフォトトランジスタPTを用い、出力電圧を増幅す
るために、PNダイオードを2n個用いている。こうす
ることにより、出力電圧をn倍に増幅することができ、
なおかつ、高感度にすることができる。
同図(g)は同図(b)の回路の発展形で、NPN ト
ランジスタT R、+〜TR13,TR21〜TR23
をダーリントン接続することにより、充電流増幅と出力
電圧増幅とを同時に実現している。
第8図(a)〜(d)、 (f)、 (g)の各回路に
含まれるMOSトランジスタT Roは、コンデンサC
に蓄積された電荷をクリアするためのもので、そのゲー
トにクリアパルスφCLが印加されると、MOSトラン
ジスタT Roが導通状態となり、コンデンサCの蓄積
電荷がクリアされるようになっている。同図(e)にお
いては、蓄積された電荷を電荷結合素子に転送すること
により、コンデンサCの蓄積電荷がクリアされるように
なっており、MOSトランジスタTROはここでは回路
の初期化に用いられる。
以上の第8図(a)、 (b)、 (c)、 (f)、
 (g)に示した回路においては、光電流を工ρD1 
 出力電圧を■、16とすると、 Vsea  (Cn−1n−1o a−I pndt)
(n 、aは定数)という関係が成り立つ。すなわち、
光電流IPHの積分値の対数に比例した電圧が出力とし
て得られるようになっている。また、同図(d)、 (
e)に示した回路においては、Vsea cc Vcc
  log(j 工ppdt)という関係が成り立つが
、本明細書でいう「光電流工’pnの積分値の対数に比
例した電圧」は、この関係を満たす電圧V s + o
も含んでいる。これらの回路はいずれもシリコンダイオ
ード又はシリコンフォトトランジスタ等で構成されてい
る受光素子PDに光電流工ρ0を流した状態で使用し、
対数圧縮された出力電圧V GIGを直接取り出すこと
を特徴としており、光電変換素子の内部で対数積分処理
を済ましてしまう点が、従来のイメージセンサとは基本
的に異なっている。更に言えば、バイポーラトランジス
タ、ダイオード、MOS)−ランジスタ、コンデンサ等
で対数回路を構成し、その出力電圧を電荷信号に変換し
て電荷結合素子に転送する点が、従来とは異なっている
のである。なお、同様の作用を行う対数圧縮回路は、こ
こに挙げた例にとどまらないのは言うまでもない。
くダイナミックレンジ拡大原理〉 第9図は、対数圧縮部を内蔵することにより、受光光量
に対するダイナミックレンジが拡大される理由を説明す
るための図である。同図(a)は、従来の固体撮像素子
の特性(受光光量と出力電圧との関係)を示している。
実線で示す初期の従来例では、入射光により発生した電
荷をコンデンサに蓄積するという原理上、飽和電圧VS
A−で存在し、どうしてもダイナミックレンジが狭く(
高々1:103程度)なっていた。図(a)の破線は、
それを改善するために、受光光量に対する出力電圧の変
化の度合を途中で変える、いわゆる折れ線特性を与えた
場合を示すが、この場合でも、ダイナミックレンジはせ
いぜい5倍程度拡大されるに過ぎない。
同図(b)は、上述の対数積分回路を用いた場合の特性
を示し、ダイナミックレンジは従来例の100倍以上拡
大している。このため、本発明に係るイメージセンサは
、積分時間を一定にしておいても、高輝度時(大光量が
入射したとき)に飽和するおそれがない。従って、輝度
(入射光量)を気にすることなく、常に積分時間を一定
として用いることができる。
〈スキャン位置検出〉 第10図はスキャン位置を検出するための手段を説明す
る図である。同図(a)は、イメージセンサ11上の位
置検出素子群53として、シリコンフォトダイオードか
ら成る受光素子53a、 53b、 53c、・・・を
用いた例である。半導体レーザ等の発光素子50からの
モニタ光は、スキャンに伴って受光素子53a、 53
b。
53c、・・・の上を順に移動してゆく。
同図(b)は受光素子53a、 53b、 53c、・
・・の出力をモニタするための回路である。各受光素子
53a、 53b、 53C1・・・、53nのカソー
ドは電源電圧VCCに共通に接続され、アノードは抵抗
R5の一端に共通に接続されている。抵抗R1の他端は
接地されている。抵抗R1の両端に生じる電圧は、アン
プAIにより増幅され、モニタ出力V、として取り出さ
れる。モニタ出力の時間的変化の一例を第10図(c)
に示す。受光素子53aにモニタ光が照射されていると
きは、光電流により抵抗R1の電圧降下が増大し、モニ
タ出力■□は増大する。これにより、モニタ光が受光素
子53aから離れるにつれ、モニタ出力VMは減少し、
次の受光素子53bにモニタ光が近づくにつれ、モニタ
出力■。は再び増大する。従って、モニタ出力が極大値
をとるときに撮像を行えばよいことになる。
なお、第10図(C)に示すモニタ出力■。の時間的変
化を、撮像間隔よりも十分短い周期でサンプリングして
記憶しておけば、各サンプリング点における画像情報を
前述の画像処理部2で補間計算することができ、垂直方
向についての見かけの解像度を更に改善するとか、スキ
ャン速度の変動による画像の歪を補正するといった高度
な画像処理が可能となる。
第10図(d)は、位置検出素子群53a、 53b、
 53c、−として、アルミニウム皮膜のような反射膜
53a、。7,53br e 、、 53cr。2.・
・・を用いた例である。発光素子50がらのモニタ光は
、イメージセンサ11の表面に付着された反射膜53a
re+153bra++ 530+a++ ”・で反射
され、受光素子54により受光される。この受光素子5
4の出力を同図(b)と同様のモニタ回路でモニタする
ことにより、同図(C)のようなモニタ出力v1を取り
出すことができる。もちろん、ここに例示したちの以外
であっても、正確にスキャン位置が検出できる手段であ
れば、位置検出手段として用いることが可能である。
〈光電変換素子の種々の具体例〉 第11図は、第8図(a)に示す回路を実現するための
半導体集積回路の構造を例示したものである。
図中、60はN−型のシリコン基板、61はP−型領域
、62はN・型領域から成る受光部、63.64はN”
から成るダイオードDI、D2のカソード領域、65は
コンデンサCを形成するための多結晶シリコンから成る
電極、66は蓄積電荷クリア用のMOSトランジスタT
ROのゲート領域を形成するための多結晶シリコンから
成る電極、67はカラーフィルタ、68a〜68dはア
ルミニウム薄膜から成る配線である。配線68aを第1
の電源電圧■。Cに、配線68bを第2の電源電圧VD
Dに、配線68cをクリアパルスφ。、に、各々接続し
、配線68dから出力電圧VSIGを取り出している。
シリコン基板60は第1の電源電圧VCCに接続され、
各画素のP−型領域61に対しては逆バイアスが印加さ
れるようになっている。これにより、各画素のP−型領
域61が同一のシリコン基板60上に形成されていても
、PN接合は分離されることになる。
第8図(a)に示すシリコンフォトダイオードから成る
受光素子PDはP−型領域61とN゛型領領域62で形
成され、ダイオードD1はP−型領域61とN゛型領領
域63で形成され、ダイオードD2はP−型領域61と
N′″型領域64とで形成され、コンデンサCはN・型
領域64とその上に絶縁層69を介して形成された電極
65とによるMO3容量となっている。対数圧縮された
出力電圧VS+aは、配線68dを介してN″型領領域
64ら取り出され、後述する垂直方向電荷結合素子群■
(1)に注入される。なお、特に図示はしていないが、
カラーフィルタ67で覆われた部分以外の部分は遮光膜
で覆われている。
第12図は、第8図(a)に示す回路を実現するための
半導体集積回路の第2の例を示すものである。
図中、60はN−型のシリコン基板、61はP−型領域
から成るダイオードD、、D2のアノード領域、62は
N゛型領領域ら成る受光部、63.64はN゛から成る
ダイオードD、、D、、のカソード領域、65は垂直電
荷結合素子に蓄積電荷を入力するためのN゛型領領域6
6は蓄積電荷クリア用のMOSトランジスタT R。
のゲート領域を形成するための多結晶シリコンから成る
電極、67はカラーフィルタ、68a〜68dはアルミ
ニウム薄膜から成る配線、69は蓄積電荷クリア用のM
O8I−ランジスタTROのゲートを形成する酸化膜、
70はP−型領域から成る垂直方向電荷結合素子のP−
型ウェル領域、71はN−型領域から成る埋め込みチャ
ンネル層、72は電荷蓄積領域を形成するための多結晶
シリコンから成る電極、73は蓄積電荷を転送領域に移
送するためのゲートを形成する多結晶シリコン電極、7
4.75は転送ゲートを形成する多結晶シリコン電極、
76はP″″型領型動域成るチャンネルストップ層であ
る。ここでは、配線68aを第1の電源電圧■。Cに、
配線68bを第2の電源電圧vnoに、配線68cをク
リアパルスφCLに、各々接続し、配線68dから出力
電圧VSIGを取り出して垂直方向電荷結合素子に入力
している。
なお、シリコン基板60は第1の電源電圧■。Cに接続
され、各画素のP−型領域61に対しては逆バイアスが
印加されるようになっている。これにより、各画素のP
−型領域61が同一のシリコン基板60上に形成されて
いても、PN接合は分離されることになる。また、P−
型ウェル領域70はグラウンドレベルに接続され、N−
型埋め込みチャンネル層71は第2の電源電圧VDDに
接続され、それぞれ、逆バイアスが印加されるようにな
っている。これにより、N−型埋め込みチャンネル層7
1は、同一のP−型ウェル領域70上に形成されていて
も、PN接合分離されるものである。なお、ここでは、
VCC>VDD〉0となっている。
第8図(a)に示す受光素子PDはP−型領域61とN
゛型領領域62で形成され、ダイオードD、はP−型領
域61とN゛型領領域63で形成され、ダイオードD2
はP−型領域61とN・型領域64とで形成され、コン
デンサCは垂直方向電荷結合素子内のN゛型領領域65
その上に絶縁層を介して形成された蓄積電極72とによ
るMO8容量及びP−型ウェル領域70とN−型埋め込
みチャンネル層71の接合容量の合成容量で形成されて
おり、対数圧縮された電圧に対応した電荷が、直接、垂
直方向電荷結合素子群に注入されるようになっている。
なお、特に図示はしていな−いが、カラーフィルタ67
で覆われた部分以外の部分は遮光膜で覆われている。
第13図は、第8図(a)に示した同−路を実現するた
めの半導体集積回路の第3の構造例を示すものである。
図中の符号は、第11図で用いたものと同じである。こ
の例では、裏面にカラーフィルタ67を配して、裏面か
ら光を受ける構造となっている。
このようにすることにより、開口率を大きくとることが
できるという利点がある。
第14図は、第8図(a)に示した回路を実現するため
の半導体集積回路の第4の構造例を示すものである。図
中の符号は、第12図で用いたものと同じである。この
例では、裏面にカラーフィルタ67を配し、N・型領域
62とP−領域61にょるPN接合で受光部を形成して
、裏面から光を受ける構造となっている。このようにす
ることにより、前の例と同様、開口率を大きくとること
ができるという利点がある。
第15図は、第8図(a)に示した回路を実現するため
の半導体集積回路の第5の構造例を示すものである。図
中、符号60〜76で示されるものは第12図で用いた
ものと同じであり、77は光電流を注入するためのP゛
領域78はI T O(Indium Tin 0xi
de)のような透明電極、79は光導電物質、80は金
属から成る画素電極、81は絶縁膜、68eはアルミニ
ウム薄膜から成る電極である。本例では、透明電極はV
DD<VεE≦VCCの関係にある第3の電源電圧VE
Eに接続され、画素電極80はアルミニウム薄膜がら成
る電極68e及びP゛゛域77を介してP−領域61と
オーム性接触をしている。第8図(a)に示す受光素子
PDは透明電極78と光導電物質79と画素電極80で
構成された光導電型受光素子となっている。このような
構成にすることにより、開口率を大きくとることができ
る、及び、大きな光電流を得ることができる、という利
点がある。なお、光導電物質79としては、公知のZn
S、CdS、アモルファスシリコン等を用いることがで
きる。
第16図は、第8図(C)で示した回路を実現するため
の半導体集積回路の構造例を示すものである。
図中、100はP−型のシリコン基板、101はN−型
領域から成る電荷結合素子の埋め込みチャンネル領域、
102はN−型領域から成るフォトトランジスタPTR
のコレクタ領域、103はコレゲタ領域とオーム性接触
を形成するためのN′−領域、104はP゛型領領域ら
成るフォトトランジスタのベース領域、105はN+型
領領域ら成るフォトトランジスタの第2のエミッタ領域
、107はコンデンサCを形成するための多結晶シリコ
ンから成る電極、108はP1型領域から成るチャンネ
ルストップ領域、109はN゛型領領域ら成る蓄積電荷
クリア用MOSトランジスタT Roのドレイン領域、
110はN′″型領型動域成るMOSトランジスタT 
Roのソース領域、111はM○SトランジスタT R
oのゲート領域を形成するための多結晶シリコンから成
る電極、112a−112eはアルミニウム薄膜から成
る配線、113は信号電極を形成するための多結晶シリ
コン電極、114は障壁電極を形成するための多結晶シ
リコン電極、115.116は電荷結合素子の転送電極
を形成するための多結晶シリコン電極、117はN゛型
領領域ら成る電荷注入ソースである。配線112aは第
1の電源電圧■。Cに、配線112b、 112dを第
2の電源電圧VDDに、配線112eを電荷注入パルス
φIDに接続し、配線112cを信号電極113に接続
している。
第17図は、第8図(e)に示す回路を実現するための
半導体集積回路の構造例を示すものである。図中、10
0はP−型のシリコン基板、101はN−型領域から成
る電荷結合素子の埋め込みチャンネル領域、102はN
−型領域から成るダイオードD + 、 D 2のカソ
ード領域、121はP゛型領領域ら成る受光部、122
゜123はP゛型領領域ら成るダイオードD + 、 
D 2のアノード領域、108はP+型領域から成るチ
ャンネルストップ領域、109はリセット用MOSトラ
ンジスタT Roのドレイン領域を形成するためのN・
型領域、111はMOSトランジスタT Roのゲート
領域を形成するための多結晶シリコンから成る電極、1
12a〜112d’はアルミニウム薄膜から成る配線、
115゜116は電荷結合素子の転送電極を形成するた
めの多結晶シリコン電極、124は対数圧縮された信号
電荷を蓄積するコンデンサを形成するためのN゛型領領
域125は領域124に蓄積された信号電荷を電荷結合
素子に移送する移送電極を形成するための多結晶シリコ
ン電極である。配線112a’ 、 112d’を第1
の電源電圧VCCに、配線112b’を第2の電源電圧
VDDに、配線112C“を領域124に接続するよう
に構成して、第8図(e)に示す回路を実現している。
〈光電変換素子の動作〉 次に、第11.13.16図に示すような光電変換素子
群R(1)、 G (1)、 B (1)の各素子から
垂直方向電荷結合素子群■(1)の各電荷結合素子への
電荷注入及び注入された電荷の転送動作について説明す
る。
第18図(a)に、垂直方向電荷結合素子群■(1)内
の1つの電荷結合素子の断面構造を示す。この電荷結合
素子は、電荷蓄積用のポテンシャル井戸となるN−型の
埋め込みチャンネル層71を有する。この埋め込みチャ
ンネル層71は、P−型半導体基板70にイオン注入を
行うことにより形成される。P型半導体基板70の裏面
及び側面には、他の素子と分離するために、N′″層7
2が形成される。また、埋め込みチャンネル層71の上
には、SiO2膜から成る絶縁層73が形成され、この
絶縁層73の上には信号電極ESIG、障壁電極EBI
Asの他に、垂直方向電荷結合素子の転送電極となるE
 +a、 E Ib+・・・、E4゜。
E4b、・・・が形成されている。これらのうち、奇数
番目の転送電極E Is、 E +b+ E 3m、 
E 3b、・・・には第1の転送りロックφu1が印加
され、偶数番目の転送電極E 2m、 E 2b+ E
 4aI E 4bH・・・には第2の転送りロックφ
、2が印加される。すなわち、垂直方向電荷結合素子は
、2相駆動される。転送電極ElsとElbは、その下
の絶縁層73の厚さを変えるか、或いは、イオン注入等
の方法で、それぞれ、その下に誘起されるポテンシャル
に段差を設けるようになされている。 その他の転送電
極E 2@、 E 2b+・・・°についても、同様で
ある。74は、後述する方法で電荷を注入するための電
荷注入ソースであり、N1拡散により形成される。
第18図(a)には、1画素分の受光素子P D R、
P DG、PD[l及び対数圧縮部L G R,L G
 a、 L G aから異なるタイミングで得られる電
圧信号V R,V a、 V eを垂直方向電荷結合素
子群V (1)に注入するための回路を示しである。各
電圧信号V R,V a、 V 8はそれぞれアンプA
 R,A a、 A 8にて増幅され、MOS)−ラン
ジスタT RR,T Ra、 T Reのソースに接続
される。
MOSトランジスタT RR,T Ra、 T RBは
、そのゲート電圧φR9φG、φBを正電圧とすること
により導通状態となり、そのソースとドレインの電圧が
等しくなる。各MOSトランジスタT RR,T Ro
、 TR8を順次具なるタイミングで導通させることに
より、垂直方向電荷結合素子群■(1)の入力信号電極
Es+cに、アンプA R,A a、 A 8にて増幅
された電圧信号V R,V a、 V aが順次印加さ
れる。アンプで増幅された信号電圧をVSIGとし、こ
の電圧VSIGを信号電極ESIGに印加したときその
下の埋め込みチャンネル層71中に誘起されるポテンシ
ャルをφGIGとする。信号電極ESIGに隣接した障
壁電極EBIIISには一定のバイアス電圧v e +
 p sを印加し、その下にはφ819.のポテンシャ
ルが誘起されている。ここで、信号電圧の全ての範囲に
わたり、φsea>φB。、となるように、φetas
が選ばれている。
次に、第19図のタイミングチャート及びそこに示した
時刻t3〜t7におけるポテンシャル図である第18図
(b)〜(f)を用いて、イメージセンサ11にょる撮
像及び電荷転送動作を説明する。
時刻t1において、赤色光についての対数圧縮部LGR
におけるリセット用MOSトランジスタTROのゲート
にクリアパルスφRCLが印加されると、信号電圧■、
がリセットされる。
その後、時刻t2において、クリアパルスφRCLが1
1 L o、l“レベルとなり、対数圧縮部L G R
のリセットが解除されて受光素子PD、tの光電流の対
数積分が開始される。
時刻t3において、ゲート電圧φ、が”High“ルベ
ルとなり、MOSトランジスタT R+tがON状態と
なる。
また、他の2色のゲート電圧φ6.φBは°l L 0
w11レベルとなっており、MOSトランジスタTR6
,TR8はOFF状態となっている。従って、アンプA
Rにより増幅された信号電圧VRが、信号電極E、16
に印加される。時刻t3におけるポテンシャル図を第1
8図(b)に示す。
次に、時刻t4で電荷注入信号φIDがII L o、
jルベルとなると、電荷注入信号φIDを印加された電
荷注入ソニースフ4の電位が下がり、第18図(c)の
斜線部で示すように、障壁電極E、、、s及び信−号電
極ESIGの下に電荷が満たされる。
続いて、時刻t5で電荷注入信号φ1Dが再び”Hig
h++レベルとなると、電荷注入ソース74のポテンシ
ャルは下がり、信号電極El:s+oの下に電荷Qsが
残される。この電荷Qsは、信号電極Es+oの容量を
Csとすると、 Q s = C6X (φ81G−φ81118)で与
えられ、信号電圧VS+aに対応した電荷量となる。す
なわち、これにより、電圧−電荷変換がなされる。
時刻t6において、垂直方向転送用の第1の転送りロッ
クφす1がLow”レベルから”High”レベルに変
化し、第2の転送りロックφ、2が”High’“レベ
ルからII L o、ITレベルに変化すると、信号電
極ESIGに隣接した転送電極E +a、 E 16の
下のポテンシャルが下がり、信号電極E sIGの下の
電荷Qsは転送電極E、bの下に形成されたポテンシャ
ル井戸へと転送される。
さらに、時刻t7において、第1のクロックφ11+が
”)Iigh”レベルからLow’“レベルへ、第2の
転送りロックφu2がLow“°レベルから”High
”レベルへと変化すると、転送電極Elbの下に蓄積さ
れた電荷は転送電極E2bの下に形成されたポテンシャ
ル井戸へと転送され、時刻t3におけるポテンシャル状
態に戻る。
次に、クリアパルスφRCLから1転送周期だけ遅れて
印加されたクリアパルスφGCLによって積分開始され
た緑色光成分に対応する信号電圧v6を、前述の方法で
読み込む。さらに、クリアパルスφGC5から1転送周
期だけ遅れて印加されたクリアパルスφ[lCLによっ
て積分開始された青色光成分に対応する信号電圧VBを
、同様の方法で読み込む。
以上の動作により、赤色光、緑色光、青色光の3原色か
ら成る1画素分の画像情報の記憶及び転送が終了する。
これらの動作を繰り返すことにより、複数画素外の画像
情報の記憶及び転送が順次行われる。
次に、垂直方向電荷結合素子群■(1)の1つの電荷結
合素子から水平方向電荷結合素子群H(1)を構成する
各素子への電荷注入、及び注入された電荷の転送動作に
ついて、説明する。
第20図(a)は、垂直方向電荷結合素子群■(1)の
1つの電荷結合素子と水平方向電荷結合素子群H(1)
を構成する1つの素子との接続部分の断面構造を示す。
第20図(a)において、E 5ill@+ E e@
+b、 −E 61161+ E essbは垂直方向
電荷結合素子v(1)の最終段付近の転送電極であり、
このうち、奇数番目の転送電極E 6111a、E e
s+b、 E 6@3e、 E eIlsb、 E a
@ss。
E 6115bには垂直方向転送用の第1のクロックφ
。。
が印加され、偶数番目の転送電極E68□、、Es5a
b+E 5e4s、 E 6@abには第2のクロック
φυ2が印加されている。障壁電極E UOGは垂直方
向電荷結合素子群■(1)の1つの電荷結合素子の最終
転送段と水平方向電荷結合素子H(1)の1つの転送段
との間にあって、水平方向電荷結合素子H(1)から垂
直方向電荷結合素子群■(1)への電荷の逆流を防止す
るポテンシャル障壁を形成するための電極である。この
障壁電極E UOGには一定バイアスφUOGが印加さ
れる。
EH++は水平方向電荷結合素子H(1)の1つの転送
段の電極である。
第19図のタイミングチャートにおいて、時刻t8は複
数画素分の画像情報についての全走査が終了した時点を
示しており、そのときのポテンシャルは第20図(b)
に示す通りとなっている。
時刻toにおいて、第1の転送りロックφ8.が°°H
1gh IIレベルからIT L o、IIレベルへ、
第2の転送りロックφu2が’Low’“レベルからパ
旧gh“レベルへと変化すると、第20図(c)に示す
ように、垂直方向電荷結合素子群v(1)の内部で電荷
転送が行われ、垂直方向電荷結合素子群V(1)の最終
転送段の電極E6esbの下に形成されたポテンシャル
井戸に蓄積された電荷が、障壁電極E uooの下に形
成されたポテンシャルの障壁を超えて、水平方向電荷結
合素子H(1)の1つの転送段の電極EHnの下に形成
されたポテンシャル井戸に転送される。その後、水平方
向電荷結合素子H(1)の転送パルスφ84.φH2に
より、水平方向電荷結合素子H(1)の内部で各垂直方
向電荷結合素子群■(1)から転送された信号電荷が転
送され、水平方向の走査が行われる(第20図(d)参
照)。
時刻tloで垂直方向転送用の第1の転送りロックφ0
.が“Low”レベルから“旧gh“レベルへ、第2の
転送りロックφ、2がHigh”レベルから’Low’
“レベルへと変化し、第20図(e)に示すように、垂
直方向電荷結合素子群■(1)の内部で電荷転送が行わ
れ、垂直方向電荷結合素子群■(1)の最終転送段の電
極E6115bの下に形成されたポテンシャル井戸に、
次のラインの信号電荷が転送される。
以上の動作を繰り返すことにより、全画素についての画
像情報の読み出しが行われ、第19図に示すように出力
信号が取り出される。
第21図は、水平方向電荷結合素子H(1)の断面構造
を示すものである。これは、周知の埋め込みチャンネル
の電荷結合素子である。P型の半導体基板81の裏面及
び側面には、他の素子と分離するために、N゛層82が
形成され、P型半導体基板81にはN−型の埋め込みチ
ャンネル層80が形成されている。
埋め込みチャンネル層80の上には5i02膜から成る
絶縁層83を介して複数の転送電極E Hl + E 
H2+・・・EHnが形成されている。各転送電極E1
411EH21・・・EHnには水平方向転送用の第1
の転送グロックφ□、と第2の転送グロックφH2が1
つ置きに印加されている。OGは逆流防止用の障壁電極
、IDは電荷注入ゲート、ODは電荷排出ゲートである
水平方向の最終転送段の電極から障壁電極OGを越えて
N゛層84から取り出された電荷の量は、コンデンサ8
5にて電圧に変換され、ソースフォロア86を介して出
力信号OP (1)として取り出される。
以上説明した実施例では、R,G、Bの各色成分につい
て、光電変換により得られた電圧信号VS+。を垂直方
向電荷結合素子■(1)にシリアルに入力していたが、
次に説明するように、パラレルに入力するようにしても
よい。
第22図は、垂直方向電荷結合素子群■(1)の1つの
電荷結合素子と、それに対応する1画素分の光電変換素
子群を示している。図中、90.91.92は各々R,
G、Bの各色成分を検出するための光電変換素子であり
、垂直方向電荷結合素子■(1)における各転送段93
.94.95に対応している。1つの転送段93は、同
図(b)の断面構造で示される通り、4個の転送電極9
3a〜93dから成る。各転送電極93a〜93dは多
結晶シリコンによって形成されており、5i02膜から
成る絶縁層73の厚さを、転送電極93a、93cの下
と転送電極93b、 93dの下とで変えることにより
、ポテンシャルの段差を形成している。また、70は垂
直方向電荷結合素子■(1)の埋め込みチャンネル層で
あり、P型半導体基板71にN−型不純物イオンを注入
することにより形成されている。72はN1層から成る
分離層である。
赤色光に対する光電変換素子90により発生され、対数
圧縮された信号電圧VSIGは、アルミニウム配線97
により、垂直方向電荷結合素子群■(1)の1つの転送
段93の転送電極93dに隣接した電圧−電荷変換部9
3eに供給される。同様に、緑色光及び青色光に対する
光電変換部91.92により発生され、対数圧縮された
信号電圧VS+aは、アルミニウム配線98゜99によ
り、転送段94.95の転送電極94d、 95dに隣
接した電圧−電荷変換部94e、 95eに供給される
。なお、前述したシリアル入力の場合と同様、信号電圧
をそれぞれアンプで増幅した後、電圧−電荷変換部93
e、 94e、 95eに供給するようにしてもよい。
第23図に電圧−電荷変換部93eの構造を示す。同図
(a)、 (b)において、75は垂直方向電荷結合素
子群v(1)の転送チャンネル間を分離するためのチャ
ンネルストップであり、Plがら成る。74は電荷注入
ソースであり、N゛層がら成る。ESIG及びE8゜l
、lsは多結晶シリコンにより形成された入力信号電極
及び障壁電極であり、埋め込みチャンネル層71の上に
絶縁層73を介して配されている。これら各電極E S
IG+ EBIIISに印加された電圧に応じて、その
下の埋め込みチャンネル層71内にポテンシャルの井戸
が形成される。障壁電極E[1llTSには一定電圧V
a+asが印加されており、入力信号電極ESIGには
光電変換部90がらアルミニウム配線97により信号電
圧VslGが印加される。信号電圧V s + 6は最
小値として基準電圧V RE pの値をとるが、入力信
号電極EsIGに基準電圧VREFを印加したときに形
成されるポテンシャルφREFの井戸よりも、障壁電極
EBIQSにバイアス電圧V [11^Sを印加したと
きに形成されるポテンシャルφ8 JASの井戸が浅く
なるように、バイアス電圧VB10Sを設定して↓)る
第22図(c)〜(g)及び第23図(c)〜てf)の
ポテンシャル図と第24図のタイミングチャートを参照
しながら、垂直方向電荷結合素子群v(1)へのパラレ
ル入力動作について説明する。
時刻toにおいて、赤色光用の光電変換素子9oの積分
クリアゲートにクリアパルスφRCLを印加し、コンデ
ンサCの電圧を基準電圧VREFにリセットする。この
時点から、積分(電荷蓄積)を開始する。
時刻t1における垂直方向電荷結合素子群v(1)のポ
テンシャルは、第22図(C)に示す通りである。ここ
で、垂直方向転送用の第1の転送パルスφ、1は11 
Hi gh 11レベル、第2の転送パルスφLI2は
” L o w ”レベルである。
次に、時刻t2で、第1の転送パルスφυ、を’ Lo
w゛レベルとし、電荷注入の準備動作を行う(第22図
(d))。
時刻t3において、電荷注入信号φIDを” L o 
w“レベルとし、電圧−電荷変換部の電荷注入ソース7
4のポテンシャルを上げる。これによって、第23図(
d)の斜線部で示すように、電荷が障壁電極E、、os
及び入力信号電極E !ilGの下の領域を満たす。こ
のときの電荷注入ソース74のポテンシャルは、垂直方
向電荷結合素子■(1)における電極93dのポテンシ
ャルよりも低くなるように選んである。
次に、時刻t4で電荷注入信号φIDを°l Hi g
h 11レベルに戻して、電荷注入ソース74のポテン
シャルを下げる。このとき、入力信号電極Fl:s+a
の下には、入力信号電極E SIGに印加された信号電
圧VslGにより生じるポテンシャルφSIGと、それ
に隣接する障壁電極EB、9.の下に生じるポテンシャ
ルφIf IASとの差に相当する電荷Qsが蓄積され
る。つまり、入力信号電極ESIGの容量をCsとする
と、Q s ” Cs X (φ5IG−φBIIIS
)の電荷が蓄積される(第23図(e))。
このようにして、入力信号電極ESI。の下に電荷Qs
が蓄積された後、時刻t5で第1の転送りロックφu1
をパ旧gh“ラベルにすると、電荷Qsは垂直方向電荷
結合素子■(1)における転送電極93dの下に形成さ
れたポテンシャルの井戸に移送される。
以上の動作がR,G、Eの各画素について同時に行われ
、赤色光についての信号電圧は転送段93に、緑色光に
ついての信号電圧は転送段94に、青色光についての信
号電圧は転送段95に、それぞれ移送される(第22図
(C))。
次に、第1及び第2の転送りロックφIJI、φu2に
より3段分の転送を行い、時刻tSでは第22図(f)
に示すポテンシャル状態となり、前述と同様の動作を繰
り返すことにより、R,G、Bの各色についての電圧信
号が次々と垂直方向電荷結合素子群■(1)の各転送段
に順次注入され、転送されてゆく。
なお、第6図(b)に示すように、1画素についてR,
G、Bの各成分の電圧信号が得られるタイミングは所定
時間ずつ異なっているので、垂直方向電荷結合素子群■
(1)に蓄積された画像情報を読み出すときには、最初
の3段分の転送出力の3段目から第1画素のR成分を、
次の3段分の転送出力の2段目から第1画素のG成分を
、その次の3段分の転送出力の1段目から第1画素のB
成分を、それぞれ読み出す必要がある。
次に、第12.14.15図に示すような充電変換素子
群R(1)、 G (1)、 B (1)の各素子から
垂直方向電荷結合素子群■(1)における各電荷結合素
子への電荷注入、及び、注入された電荷の転送動作の第
2の例について説明する。
第25図(a)に第2の例の垂直方向電荷結合素子群v
(1)の1つの電荷結合素子の断面構造を示す。この電
荷結合素子は、電荷蓄積用のポテンシャル井戸が形成さ
れるN−mの埋め込みチャンネル層71と、それが形成
されるP−型ウェル層70を有する。P−型ウェル層7
0は、N−型半導体基板60にイオン注入を行うことに
より形成され、埋め込みチャンネル層71はP−型ウェ
ル層70にイオン注入を行うことにより形成される。ま
た、埋め込みチャンネル層71の上には5i02膜から
成る絶縁層82が形成され、この絶縁層82の上には、
蓄積電極Es□、移送電極ETRの他に、垂直方向電荷
結合素子の転送電極となるE 111 E lb+・・
・、 E 4aHE 4b+・・・が形成されている。
これらのうち、奇数番目の転送電極E、。、E、b、E
3a+E3b+・・・には第1の転送りロックφuIが
印加され、偶数番目の転送電極E 2*I E 2b、
−E a□E45.・・・には第2の転送りロックφl
J2が印加される。すなわち、垂直方向電荷結合素子は
、2相駆動される。
転送電極E1mとElbは、その下の絶縁層82の厚さ
を変えるか、或いは、イオン注入等の方法で、それぞれ
、その下に誘起されるポテンシャルに段差を設けるよう
になされている。その他の転送電極E2□E21.・・
・についても、同様である。65は、後述する方法で電
荷を放電させるための領域であり、N3拡散により形成
される。
第25図(a)は、1画素分の受光素子P D R,P
 Da。
P D e及び対数圧縮部L GR,L GO,L C
8から異なるタイミングで得られる信号電荷Q R,Q
 a、 Q eを、垂直方向電荷結合素子群■(1)へ
放電させるための回路を示している。MOS)−ランジ
スタTRR,TRa、 T Reは信号電荷Q R,Q
 G、 Q Bのうちのどれを放電させるかを選択する
ためのもので、そのゲート電圧φR9φG、φBを正電
圧とすることにより、導通状態となる。各MOSトラン
ジスタTRR,TR0、TRBを順次具なるタイミング
で導通させることにより、垂直方向電荷結合素子群のN
″型領領域65蓄積電極ESTの下のポテンシャル井戸
から信号電荷QR,Qo、Qeを放電させる。
次に、第26図のタイミングチャート及びその時刻t1
〜t5におけるポテンシャルを表す第25図(b)〜(
f)を用いて、イメージセンサ11による撮像及び電荷
転送動作を説明する。
時刻t、において、MOSトランジスタT RRのゲー
ト電圧φRは”High”レベル、φG、φBは”Lo
w”レベルになっているのでM OS’ トランジスタ
T RRはON状態、T Ra、 T ReはOFF状
態である。二のとき、クリアパルスφRCLは′°旧g
h”レベルとなっているので、リセット用のMOSトラ
ンジスタTRRCLがON状態となり、垂直方向電荷結
合素子の電荷蓄積部STはリセットされ、ポテンシャル
φR3になるまで電荷が注入されている。
時刻t2において、クリアパルスφRCLがll L 
o、ITレベルに変わると、リセット状態は解除され、
ゲート電圧φRは”High”レベルで、放電用のMO
SトランジスタT RRはON状態にあるため、受光素
子PD8の光電流の対数積分が開始される。時刻t2に
おけるポテンシャル状態を第25図(C)に示す。
時刻t3において、ゲート電圧φRが“l L 0W1
1レベルになると、放電用のMOS)−ランジスタTR
RはOFF状態となり、積分が終了する。このときのポ
テンシャル状態が第25図(d)であるが、信号電荷Q
Rに等しい電荷が放電されている。電荷蓄積部STの全
容量をC8とし、リセット時の電荷量をQ。とすると、
残された電荷Qsは、 Q s = Cs X (φST−φ+ts)−QR=
Qo  QR となる。すなわち、初期状U(リセット時)から信号電
荷QRを引いた分だけが電荷蓄積部STに残る。
時刻t4において、移送電極ETRに印加されるクロッ
クφTRが′”High’”レベルから“Low“レベ
ルに変化すると、移送電極ETRの下のポテンシャルが
下がり、電荷蓄積部STに残った電荷Qsが転送電極E
1.の下のポテンシャル井戸に移送される。第25図(
e)は時刻t4におけるポテンシャル状態を示す。
時刻t6において、第1の転送りロックφす1が?lH
igh”レベルから”’Low”レベルへ、第2の転送
りロックφU2が”Low’“レベルから”High”
レベルに変化すると、転送電極Elbの下に蓄積された
電荷は転送電極E2ゎの下のポテンシャルの井戸に転送
され、時刻t1におけるポテンシャル状態に戻る。
次に、クリアパルスφReLから1転送周期だけ遅れて
印加されたクリアパルスφGeLと、ゲート電圧φRか
ら1転送周期だけ遅れて印加されたゲート電圧φ。によ
って積分開始された緑色光成分に対応する信号電荷Q、
を前述の方法で放電させる。更に、クリアパルスφGC
Lから1転送周期だけ遅れて印加されたクリアパルスφ
[lcLと、ゲート電圧φ。がら1転送周期だけ遅れて
印加されたゲート電圧φBによって積分開始された青色
光成分に対応する信号電荷Q8を前述の方法で放電させ
る。
以上の動作により、赤色光、緑色光及び青色光の3原色
から成る1画素分の画像情報の記憶及び転送が終了する
。これらの動作を繰り返すことにより、複数画素分の画
像情報の記憶及び転送が順次行われる。
なお、垂直方向電荷結合素子から源平方向電荷結合素子
への電荷注入、及び注入された電荷の転送動作について
は、第20.21図で説明したものと同じである。
次に、第17図に示す充電変換素子群の各素子から垂直
方向電荷結合素子群v(1)の各電荷結合素子への電荷
注入、及び注入された電荷の転送動作の第3の例を説明
する。
第27図(a)に、その第3の例の垂直方向電荷結合素
子群■(1)の1つの電荷結合素子及び電荷注入部の断
面構造を示す。本実施例においては、電荷注入部は、対
数圧縮された信号電荷を蓄積するコンデンサ(すなわち
、ポテンシャルの井戸)を形成するN°型領領域124
及びそこに蓄積された信号電荷を垂直方向電荷結合素子
に移送するための移送電極ETRから成る。また、垂直
方向電荷結合素子はN−型の埋め込みチャンネル層10
1を有している。
図中のその他の番号は、第17図と共通である。N−型
埋め込みチャンネル層101はP−哉半導体基板100
にイオン注入を行うことにより形成される。また、埋め
込みチャンネル層101の上には、5102膜から成る
絶縁層が形成され、この絶縁層の上には垂直方向電荷結
合素子の転送電極となるE 目、 E、2.・・・が形
成されている。転送電極E++、E+a、E+7、・・
・には第1の転送りロックφυ3が印加され、E12、
 E 15+ E 18+・・・には第2の転送りロッ
クφυ1が印加され、E +3. E +e、 E I
Qs・・・には第3の転送りロックφυ2が印加される
。すなわち、本垂直方向電荷結合素子は3相駆動される
。このように3相駆動とすることにより、垂直方向電荷
結合素子のシフトレジスタの1ビット当りの長さを、2
相或いは4相駆動の場合と比較して、短くすることがで
きる。
次に、第28図のタイミングチャート及びその時刻も1
〜t7におけるポテンシャル状態を示す第27図により
、イメージセンサ11による撮像及び電荷転送動作を説
明する。
時刻1+において、リセット用MOSトランジスタT 
Roのゲート電圧φCLが”High”レベルから”L
0W゛レベルになると、トランジスタT RoはOFF
状態となり、回路のリセットが終了する。同時に、移送
電極ETRの電圧φT11も”I(igh”′から”L
ow”′に切り換わり、移送電極の下のポテンシャルが
上がると、対数積分が開始される。
時刻t2においては、第2の転送りロックφす1がIT
 High ++レベルに切り換わっているので、転送
電極E I 21 E + 61 E + IT、・・
・の下のポテンシャルが下がり、ポテンシャルは第27
図(C)の状態となる。このとき、N1型領域124の
ポテンシャルは、信号電荷の分だけ上がっている。
時刻t3においては、第1の転送りロックφu3が”L
ow”レベルに切り換わっているので、転送電極E11
+ E 14. E 171・・・の下のポテンシャル
が上がり、ポテンシャルは第27図(d)の状態となる
。このとき、垂直方向電荷結合素子内の信号電荷は、第
27図(b)のときよりも、転送電極1つ分だけ先に送
られている。また、N°型領領域124ポテンシャルは
更に上がって、積分が進む。
時刻t4においては、第3の転送りロックφす2が”H
igh”レベルに切り換わっているので、転送電極E 
Is、 E 16e E Io+・・・の下のポテンシ
ャルが下がり、ポテンシャルは第27図(e)の状態と
なる。
時刻t6においては、第2の転送りロックφυ1が”L
ow”レベルに切り換わっているので、転送電極E1e
* E III+ E 111+・・・の下のポテンシ
ャルが上がり、第27図(f)の状態となる。
時刻t6においては、第1の転送りロックφ。3がHi
gh“°レベルに切り換わっているので、転送電極E 
II+ E +a、 E I?、・・・の下のポテンシ
ャルが下がり、第27図(g)の状態となる。
時刻t7においては、第3の転送グロックφu2がII
 LO,t+レベルに切り換わっているので、転送電極
E13+ E +e、 E 1g、・・・の下のポテン
シャルが上がり、第27図(h)の状態となる。
これで、シフトレジスタ1段分の転送が終了する。更に
、このとき、移送電極ETRの電圧φT11が”Hig
h“ルベルに切り換わっているので、移送電極下のポテ
ンシャルが下がトハ N゛型領領域124蓄積された信
号電荷が転送電極E4.の下のポテンシャルの井戸に移
送され、積分が終了することになる。
なお、このとき、対数圧縮回路の動−作を停止させるた
めに、リセット用MOSトランジスタTRoのゲート電
圧φCLをl o i gh IIレベルにして、トラ
ンジスタTROを導通させている。これを十分効果的に
行うためには、このときのリセット電圧と移送電極の下
のポテンシャルとが一致するようにしておくとよい。こ
うすることにより、蓄積電荷の移送が、同時に電荷注入
部のリセットともなり、効率がよい。
以上の動作により、1画素分の画像情報の記憶及び転送
が終了する。これらの動作を繰り返すことにより、複数
画素分の画像情報の記憶及び転送が順次行われる。
次に、垂直方向電荷結合素子群V (1)の1つの電荷
結合素子から水平方向電荷結合素子H(1)の各素子へ
の電荷注入及び注入された電荷の転送動作について説明
する。
第29図(a)及び第30図(a)は、垂直方向電荷結
合素子群V(1)の1つの電荷結合素子と、水平方向電
荷結合素子H(1)の1つの素子との接続部分の断面構
造を示す。第29図(a)及び第30図(a)において
、Esl1+、E+s++・・・Ex’、E+”は垂直
方向電荷結合素子群■(1)の最終段付近の転送電極で
あり、転送電極E 311. E se2には垂直方向
転送用の第1の転送りロックφu3が印加され、転送電
極E1の1.E+s2には第2の転送りロックφu1が
印加され、転送電極E282.E2゜2には第3の転送
りロックφυ2が印加され、転送電極E3°には第4の
転送りロックφu3“が印加され、転送電極E+“には
第5の転送りロックφす1゛が印加されている。E+n
+は水平方向電荷結合素子H(1)の1つの転送段の電
極で、水平方向転送用の第1の転送りロックφH4が印
加されている。EHn2は同じく水平方向電荷結合素子
H(1)の1つの転送段の電極で、水平方向転送用の第
2の転送りロックφH2が印加されている。
第28図のタイミングチャートにおいて、時刻t8は複
数画素分の画像情報についての全走査が終了した時点を
示しており、そのときのポテンシャルは第29図(b)
及び第30図(b)に示す状態となってい時刻t9にお
いては、垂直方向転送用の第5の転送りロックφ月゛が
”Higb”レベルとなっているので、転送電極El’
の下のポテンシャルが下がる。このとき、水平方向転送
の第1の転送りロックφH+ lt”Low”レベルで
あるので、電極EHr++の下のポテンシャルは上がっ
ており、転送電極E 31 、 E、 lの下のポテン
シャルよりも高くなっている。従って、転送電極E3’
、E、’の下のポテンシャル井戸に保持されている信号
電荷は電極E Hnlの下に移動することができず、そ
のままそこに留まっている。その状態が第29図(c)
である。一方、水平方向転送の第2の転送りロックφH
2は“旧ghl+レベルであるので、電極E Hn2の
下のポテンシャルは下がっており、転送電極E3”、E
1゛の下のポテンシャルよりも低くなっている。従って
、転送電極E 3’ 、 E H“の下のポテンシャル
井戸に保持されている信号電荷は、電極E Hn2の下
に転送される。この状態が第30図(C)である。
時刻tloにおいては、垂直方向転送用の第4の転送グ
ロックφU3′が”Low’“レベルに切り換わってい
るので、転送電極E3゛の下のポテンシャルが上がって
いる。このときのポテンシャル状態を第29図(d)及
び第30図(d)に示す。
時刻1++においては、第4の転送りロックφす3が“
’High”レベルに切り換わっているので、転送電極
E3′の下のポテンシャルが下がっている。このときの
ポテンシャル状態は第29図(e)及び第30図(e)
に示す通りである。
時刻j+2においては、第5の転送りロックφu1がL
ow”レベルに切り換わっているので、転送電極El’
の下のポテンシャルが上がっている。これは水平方向電
荷結合素子からの電荷の逆流を防ぐ障壁として働く。こ
のとき、水平方向の第1と第2の転送りロックφM+、
φII2は交互に”’High’“レベルと”Low”
レベルとで切り換わり、時刻tQにおいて水平方向電荷
結合素子に転送された信号電荷を全部読み出す。このと
きのポテンシャル状態は第29図(f)及び第30図(
f)に示す通りである4時刻tr3においては、垂直方
向の第2の転送りロックヤ8.が”High’”レベル
、第5の転送りロックφLll゛が”Low“ルベルに
切り換わっていあので、転送電極E IIII+ E 
l112. E +”の下のボテンーシャルは下がって
いる。このとき、第2の転送りロックφす1が”Hig
h”レベルであるので、電極E+n+の下のポテンシャ
ルが下がり、転送電極E3′、E1′の下のポテンシャ
ルよりも低くなっている。従って、転送電極E 3 ’
 + E Ioの下のポテンシャル井戸の信号電荷は、
電極EHnlの下に転送される。この状態が第29図(
g)である。一方、電極E Hn2に対応する方は、時
刻t9に既に転送してしまっているので、゛転送電極E
 3+ 、 E 、 lの下は空であり、転送すべき電
荷は存在しない。また、仮に存在したとしても、転送り
ロックφH2がII Lo、−ルベルであるので、電極
E Hn2の下のポテンシャルの方が転送電極E 3 
’ + E Ioの下のポテンシャルよりも高く、転送
することはできない。このポテンシャル状態は第30図
(g)に示す通りである。
時刻t14においては、第1と第4の垂直転送りロック
φ、3及びφυ3′が”Low”ルベルとなっているの
で、転送電極E 3el+ E 3112. E 3°
の下のポテンシャルは上がっている。このときのポテン
シャルは第29図(h)及び第30図(h)に示す通り
である。この時点は、時刻t8に比べて転送電極1個分
だけ進んでいる。
時刻t+sにおいては、第3の垂直転送グロックφU2
が’High”レベルとなっているので、転送電極E2
11 E 2I!2の下のポテンシャルは下がる。この
ときのポテンシャルは第29図(i)及び第30図(i
)に示す通りである。
時刻t+aにおいては、第2と第5の垂直転送りロック
φ、1.φ。、゛がl I o、I+レベルとなってい
るので、転送電極E +a+、 E 1112. E+
’の下のポテンシャルは上がっている。このときのポテ
ンシャルは第29図(j)及び第30図(j)に示す通
りである。このとき、時刻t8に比べて、転送電極2個
分進んでいる。
時刻tBにおいては、第1と第4の垂直転送りロックφ
、3.φ、3′が゛)Iigh”レベルとなっているの
で、転送電極E 3B+ 、 E 3e2の下のポテン
シャルは上がっている。このときのポテンシャルは第2
9図(k)及び第30図(k)に示す通りである。
時刻t’sにおいては、第3の垂直転送りロックφ、2
が°“Low”レベルに切り換わっているので、転送電
極E 2@1. E 212の下のポテンシャルは上が
っている。
このときのポテンシャルは第29図(1)及び第30図
(1)に示す通りである。この時点は、時刻t8に比べ
て、転送電極3個分、すなわち、シフトレジスタの1ビ
ット分転送が進んでいる。
以上のように構成することにより、偶数番目の列と奇数
番目の列の垂直電荷結合素子の電気信号を交互に水平方
向電荷結合素子に転送し、読み出すことができる。従っ
て、垂直電荷結合素子の各列に対して水平方向電荷結合
素子の転送電極を1個配置することができ、水平方向の
画素ピッチを短くすることができる。
第31図は、アナログ信号出力線を複数本まとめて1本
にするのに、出力選択用電荷結合素子を設けた例である
。図中、H(1)、 H(2)、−、H(n)は、第1
図に示した水平方向電荷結合素子、O8は出力選択用電
荷結合素子、ETR’はH(1)〜H(n)の信号電荷
をO8に移送する移送電極を形成する多結晶シリコンか
ら成る電極、OP ’ (1)は出力、1,2はそれぞ
れクロックφ−2,φH2が印加される水平方向電荷結
合素子の第1.第2転送電極、1’ 、 2’も同様で
ある。  H(1)〜H(n)を転送されてきた信号電
荷の先頭のものがそれぞれ末端に達すると、電極ETl
l’に印加されているクロックφTR’が°’High
”レベルになり、電極ETR’のポテンシャルが下がる
。このとき、信号電荷は電極2°にあるので、それに対
するO8の電極のポテンシャルをそれよりも低くしてお
けば、信号電荷がO8に移送されることになる(この例
では、クロックφ□、゛の印加されている電極がそれに
当たる)。
その後、O8の電荷をすべて読み出し、同様の動作を繰
り返せばよい。なお、O8に転送されるのは電極2゛に
ある電荷のみで、電極2にある電荷は何等影響されない
。O8の電荷を読み出している間に、H(1)〜H(n
)の転送は引続き行われており、再び末端に到達したと
ころで、移送される。
見豆夏羞釆 以上説明した通り、本発明のイメージセンサでは1次元
配列光電変換素子群と走査位置検出素子とが同一基板上
にあるため、1次元配列光電変換素子群の走査時の位置
が常に正確に検出される。
また、両者はきわめて近接しているため、両者間の温度
差がほとんど生じず、特に空間的温度差の大きい場所で
使用される場合に正確な位置精度を保障することができ
る。さらに、両者は同一基板上に載置されるため、両者
を一体として製造することができ、イメージセンサ全体
としての製造工程が簡略化されるとともにコストも下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は本発明に係るイメージセンサ
の2つの例を示す基本構成図である。第2図は対数圧縮
回路の1例を示す回路図である。第3図は本発明に係る
イメージセンサを用いた画像入力装置の構成図である。 第4図はその画像入力装置の画像入力部の第1の例を示
す構成図である。第5図は第2の例の構成図である。第
6図(a)は第1図(a)のイメージセンサの詳細構成
図、同図(b)は走査時の各色画素の配置を示す図であ
る。第7図は第1図(b)のイメージセンサの詳細構成
図である。 第8図(a)〜(g)はイメージセンサを構成する光電
変換素子の各種回路図である。第9図(a)、 (b)
は対数圧縮部を内蔵することにより、受光光量に対する
ダイナミックレンジが拡大される理由を説明するための
グラフである。第10図(a)〜(d)はスキャン位置
検出のための具体的構成を示す構成図9回路図及び出力
信号図である。111図(a)は第8図(a)に示す回
路を実現するための半導体集積回路の平面図であり、同
図(b)、 (c)、 (d)は各々そのB−B’、C
−C’、D−D’線断面図である。第12図(a)は第
8図(a)に示す回路を実現するための第2例の半導体
集積回路の平面図であり、同図(b)はそのA−A’線
断面図である。第13図(a)は第8図(a)に示した
回路を実現するための半導体集積回路の第3の構造例を
示す平面図であり、同図(b)、 (c)、 (d)は
各々そのB−B’、C−C’、D−D’線断面図である
。第14図(a)は第8図(a)に示した回路を実現す
るための半導体集積回路の第4の構造例を示す平面図で
あり、同(b)はそのA−A’線断面図である。第15
図(a)は第8図(a)に示した回路を実現するための
半導体集積回路の第5の構造例を示す平面図であり、同
図(b)はそのA−A’線断面図である。第16図(a
)は第8図(C)で示した回路を実現するための半導体
集積回路の構造例を示す平面図であり、同図(b)はそ
のA−A“線断面図である。第17図(a)は第8図(
e)に示す回路を実現するための半導体集積回路の構造
例を示す平面図であり、同(b)はそのA−A”線断面
図である。第18図(a)は垂直方向電荷結合素子群■
(1)内の1つの電荷結合素子の断面構造図であり、同
図(b)〜(f)はその時刻t3〜t7(第19図参照
)におけるポテンシャル図である。第19図は撮像及び
電荷転送動作のタイミングチャートである。第20図(
a)は垂直方向電荷結合素子群の1つの電荷結合素子と
水平方向電荷結合素子群の1つの素子との接続部分の断
面構造図であり、同図(b)〜(e)はその接続部分を
電荷が移送されるときの様子を示すボテンシャル図であ
る。第21図は水平方向電荷結合素子の断面構造図であ
る。第22図(a)は垂直方向電荷結合素子群の1つの
電荷結合素子と、それに対応する1画素分の光電変換素
子群を示す平面図、同図(b)はその断面図、同図(c
)〜(g)はその転送時のポテンシャルの推移を示す図
である。第23図(a)は電圧−電荷変換部93eの平
面図、同図(b)はその断面図、第23図(c)〜(f
)は電圧−電荷変換時のポテンシャル図である。第24
図は第22図(c)〜(g)及び第23図(C)〜(f
)のポテンシャル図に対応するタイミングチャートであ
る。第25図(a)は第2の例の垂直方向電荷結合素子
群の1つの電荷結合素子の断面構造図であり、同図(b
)〜(f)はその時刻t、〜ts(第26図参照)にお
けるポテンシャル図である。第26図は撮像及び電荷転
送動作のタイミングチャートである。 第27図(a)は第3の例の垂直方向電荷結合素子群の
1つの電荷結合素子及び電荷注入部の断面構造図であり
、同図(b)〜(h)はその時刻t、〜tマ(第28図
参照)におけるポテンシャル図である。第28図は撮像
及び電荷転送動作のタイミングチャートである。 第29図(a)は垂直方向電荷結合素子群の1つの電荷
結合素子と水平方向電荷結合素子の−1つの素子との接
続部分の断面構造図であり、同wi(b)〜(h)はそ
の時刻t8〜t、4(第28図参照)におけるポテンシ
ャル図である。第30図(a)は垂直方向電荷結合素子
群の1つの電荷結合素子と水平方向電荷結合素子の1つ
の素子との接続部分の別の例の断面構造図であり、同図
(b)〜(h)はその時刻t@〜t14(第28図参照
)におけるポテンシャル図である。第31図はアナログ
信号出力線を複数本まとめて1本にし、出力選択用電荷
結合素子を設けた例の配線図である。 53・・・スキャン位置検出用光電変換素子群■(1)
〜V (N)・・・垂直方向電荷結合素子群H(1)〜
H(N)・・・水平方向電荷結合素子群PD・・・光電
変換素子 LG・・・対数圧縮回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1次元的に配列された光電変換素子群をそれに直
    交する方向に走査することにより2次元画像を検出する
    イメージセンサにおいて、 上記1次元配列光電変換素子群が配置されているのと同
    一基板上に走査位置検出用素子を設けたことを特徴とす
    るイメージセンサ。
  2. (2)走査位置検出用素子が、上記1次元配列光電変換
    素子群の配列方向と直交する方向に配列された別の1次
    元光電変換素子群である請求項1記載のイメージセンサ
  3. (3)走査位置検出用素子が、走査位置検出用の参照光
    を反射する金属皮膜である請求項1記載のイメージセン
    サ。
JP1342094A 1988-09-28 1989-12-28 イメージセンサ Pending JPH03232275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177521A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Nittoh Kogaku Kk 二次元物体読取方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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