JPH0323011A - A1―Si系合金中空押出材の製造方法 - Google Patents

A1―Si系合金中空押出材の製造方法

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JPH0323011A
JPH0323011A JP15718689A JP15718689A JPH0323011A JP H0323011 A JPH0323011 A JP H0323011A JP 15718689 A JP15718689 A JP 15718689A JP 15718689 A JP15718689 A JP 15718689A JP H0323011 A JPH0323011 A JP H0323011A
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JP
Japan
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hollow
billet
alloy
die
hollow die
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JP15718689A
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Hidetoshi Inoue
秀敏 井上
Shigenori Kusumoto
栄典 楠本
Yoshinori Yasuda
安田 善則
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はAt−Sl系合金中空押出材の製造方法に関し
、さらに詳しくは、自動車部品、各種精密機器部品に使
用されるAt−St系合金中空押出材を製造する際に、
中実ビレットを中空ダイスにより押出し、押出終了時に
中空ダイス内部に不可避的に残存する押しカスを除去す
ることが容易であるAl−SI系合金中空押出材の製造
方法に関するものである。
[従来技術] 耐摩耗性に優れ、また、熱膨張係数が小さいという性質
を有するAt−Si系合金は、自動車エンジン部品およ
び各種の精密機器部品等に広い用途において利用されて
いる。
特に、最近になって、粉末冶金法を応用した急冷凝固技
術が発達して、St含有量が15wt%を越える大量の
Siを含む押出加工が可能なアルミニウム合金が数多く
開発されている。
そして、急冷凝固アルミニウム合金はいままでは、中実
の押出材に限られていたが、最近になって、特に内燃機
関用シリンダー等のパイプ形状お上び複雑な異形断面を
有する中空押出材としての用途に、その使用範囲が広く
なってきている。
この中空押出材の製造方法としては、第4図および第5
図に示すような方法が従来から行なわれてきており、即
ち、第4図においては中実ビレット7を押盤6により押
圧することにより、中空ダイス5により中空材IIを製
造する方法が図示されており、また、第5図には中空ビ
レット7′の中空部にマンドレル9を挿入して、押盤6
により押圧することによりダイス10で中空材1lを製
造する方法が図示されている。
しかして、第4図に示す方法においては、適用可能な合
金の種類はある程度限定されるけれども、通常の単動プ
レスによる中空押出が可能であり、複雑な断面形状に対
応することが容易であり、かつ、ビレットの孔明け加工
を行なう必要がないという利点があり、また、第5図に
示す方法は、殆ど全部の展伸可能なアルミニウム合金に
適用が可能であるが、複雑な複動プレス設備を必要とす
る外に、断面形状が比較的に簡単な形状に限られ、さら
に、ビレットの孔明け加工を行なう必要があるという欠
点がある。
また、中実ビレットを中空ダイスを使用して中空材に押
出す場合に、第4図により説明すると押出終了時に、中
空ダイス5の内部5′に、所鋼、押しカスが不可避的に
充填されて残存するようになる。そのため、この押しカ
スを中空ダイス5の内部5′から何等かの手段により除
去して中空ダイス5を再使用しなければならないのであ
る。
いままでは、中空ダイス5の内部5′から押しカスを除
去するために、従来のアルミニウム合金ではアルカリ処
理によって溶解していた。一般的に中空ダイス5は鋼製
であるからアルカリには溶解することがなく、アルミニ
ウム合金のみが容易に溶解するので、内部5′に押しカ
スがある中空ダイス5を苛性ソーダ浴等に浸漬すること
により押しカスを溶解除去していたのである。
し発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明したように、従来における中空ダイ
スを使用して中実ビレットを押出し、中空押出材を製造
する際の利点を有効に利用し、かつ、従来においては中
空ダイスの内部に残留する押しカスをアルカリにより除
去していたが、発明者が鋭意研究を行なった結果、高S
i含有の急冷凝固アルミニウム合金の場合には、マトリ
ックスのアルミニウム部分はアルカリに溶解するが、ア
ルミニウム合金内部に分散している初晶St等のSi粒
子はアルカリには殆ど溶解しないので、従来のアルカリ
浴に浸漬することによる中空ダイス内の押しカスを除去
することは困難であることを見出し、そのため、アルミ
ニウム合金内部のS+を溶解するのに、硝酸と弗酸の混
合溶液を使用するとダイスの鋼が容易に溶解し、ダイス
の再生使用が困難であることが判明し、さらに、中空ダ
イスにより押出し中空押出材を製造する場合に、中空ダ
イスの入り側において、一端分岐したメタルフローが中
空ダイス出側において、圧接されることにより中空押出
材を形成するのであるが、高St系急冷凝固アルミニウ
ム合金の場合には、特に、Cu含有凱が一定量を越える
と圧接が困難であることを見出し、高SiのAl−Si
系合金中空押出材の製造方法を開発したのである。
[問題点を解決するための千段コ 本発明に係る高Sl系合金中空押出材の製造方法の特徴
とするところは、 S【15〜45wt%を含有し、かつ、Cu含有量がl
wt%以下であり、残部Alからなると共に初晶の81
サイズが20μ醜以下のアルミニウム合金ビレブトを形
成し、この中実円柱ビレットと押盤との間に、St含有
量が15wt%未満であるアルミニウム合金のダミー板
を配置し、中空ダイスを使用して押出すことをにある。
本発明に係る高Si系合金中空押出材の製造方法につい
て、以下詳細に説明する。
即ち、本発明に係る高St系合金中空押出材の製造方法
は、St含有量が15〜45wt%の高Si含有アルミ
ニウム合金の中実円柱ビルットを中空ダイスを使用して
、中空押出材を製造する際に、1)中実円柱ビレットと
押盤との間、即ち、中実円柱ビレットのダイスと反対側
に、Si含有量がl5wt%未満のアルミニウム合金か
らなるダミー板を配置し、押出しを行なうこと、 2)押出し終了時に該ダミー板が実質的に、中空ダイス
の内部を充満するように押出しを行なうこと、3)中実
円柱ビレットのCu含有量は1wt%を越えないこと、 等に特色がある。
本発明に係る高Si系合金中空押出材の製造方法におい
て使用する高Siアルミニウム合金は、中空ダイスによ
る中空押出しを終了した際の、アルカリ浸漬による押し
カス除去が困難であり、これはS+含有量が15wt%
以上の時に顕著となり、また、SI含有量が45wt%
を越えるとどのような急冷凝固法等を使用して、Si粒
子微細分散方法によっても材質が極端に脆くなり、割れ
等の発生を招来し、押出加工を行なうことができなくな
る。
よって、中実円柱ビレットのアルミニウム合金のSi含
有量は15〜45wt%とする。
また、本発明に係る高Si系合金中空押出材の製造方法
において、押出加工実施時に分岐したメタルフローのダ
イス孔において圧接を妨げる要因はCu含有量であり、
特に、Cu含有量がlwt%を越えて含有されると中空
押出材の形成が極めて困難である。よって、中実円柱ビ
レットのCu含有量は1wt%以下とする。
このような、ビレットの製法は,Al−Si系合金粉末
を圧粉化してもよいし、スプレーフォーミング等の方法
で中実円柱ビレットを作成してもよい。このように作成
されたビレットは、製造時の冷却速度が速い点で初鋳晶
Siの粗大粒が生成せず有利である。即ち、鋳物等で製
造する場合は、鋳造過程において冷却速度が遅いために
粗大な初晶Stが生成分散し易く、これがハードスポッ
トとなって加工性を阻害して、高精度の表面加工が不可
能となり、製品特性に悪影響を与えたりする。
そして、この限界は、初晶Stの大きさが20μ曽程度
であり、従って、本発明に係るAl−St系合金中空押
出材の製造方法においては、ビレットの初晶Siの大き
さを20μ一以下とするビレット製造法(急冷法)が推
奨される。
さらに、本発明に係る高Si系合金中空押出材の製造方
法において使用するダミー板としての、アルミニウム合
金のSt含有量を15wt%未満とするのがよく、これ
はSi含有量がtswt%未満の各種アルミニウム合金
は比較的に容易にアルカリに溶解するから、このような
アルミニウム合金のダミー板を15〜45wt%のSt
を含有するアルミニウム合金よりなる中実円柱ビレット
と押盤との間、即ち、中実円柱ビレットのダイスと反対
側に配置することにより、押出加工終了時において中空
ダイス内部に実質的にダミー仮が充満するように押出加
工を行なえば、中空ダイスの内部に充満している15w
t%未満の低Siアルミニウム合金のダミー板はアルカ
リ浸漬により容易に除去することができ、ダイスの再生
使用することが可能である。
そして、アルカリ浸漬時の中空ダイス内部のダミー板の
溶解を妨げる要因はSt含有量であり、それ以外の合金
元素は特に規制する必要はなく、要はダミー板として使
用されるアルミニウム合金のSi含有量が15wt%未
満であればよく、例えば、純アルミニウム等も使用可能
である。
本発明に係る高Si系合金中空押出材の製造方法を第1
図、第2図および第3図により説明する。
第璽図(a)において、中空ダイス5の前面に高St系
アルミニウム合金の中実円柱ビレット2を配置し、この
中実円柱ビレット2と押盤6との間、即ち、中実円柱ビ
レット2の中空ダイス5の反対側に低St含有アルミニ
ウム合金のダミー板1を配置し、この状態において、第
2図に示すように適宜の手段、例えば、油圧等により押
盤6を押すことにより、中空ダイスSiこより中空押出
材4を押出すのである。なお、第1図(b)は中空ダイ
ス5の圧接部8である。
この場合、中空ダイス5の内部5′にダミー板6の押し
カス30)が残留するのであるが、中空押出材4の製品
を中空ダイス5から切り離してから、ダミー板lの押し
カス3(1)が残留しているダイス5を第3図に示すよ
うに、アルカリ溶液、例えば、苛性ソーダ溶液Sが収容
されている容器W内に、中空ダイス5を浸漬することに
より低Sl系アルミニウム合金ダミー板1の押しカス3
(1)は溶解してしまい、中空ダイス5は充分に再生使
用が可能となるのである。
[実 施 例] 本発明に係るAl−Si系合金中空押出材の製造方法の
実施例について説明する。
実施例 高Sr含有合金の中実円柱ビレットはAl−30%/ 
S iの実質的に二元合金であり、この合金をアトマイ
ズ法により149μm以下の粉末にし、これをCIP法
により!55φX2501の忠実円柱ビレットに圧縮成
形したものを使用した。
なお、圧粉化した中実ビレットの緻密度は85%であっ
た。
また、低St系アルミニウム合金のダミー板は、+55
φ×501の工業用純アルモニウム製であった。
先ず、第1図(a)に示すように各々480”Cの温度
に加熱した中実円柱ビレットおよびダミー板を押出機に
配置し、次いで、押出機を作動させて中空押出材を作製
した。この押出終了時の中空ダイスと押しカスの状態は
第2図に示す通りである。
中空押出材を中空ダイスから切り離してから、第3図に
示すように容器Wに収容されている80〜90℃の温度
に加熱された20%苛性ソーダ溶液S中に押しカス3(
I)が内111K5’に残存してぃる中空ダイス5を浸
漬ずることにより、中空ダイス5の内部5′から容易に
押しカス3(l)が除去されて、中空ダイス5を再生使
用することができた。
また、上記に説明したと同様の方法により、第1表に示
す各種の合金について中空押出材を押出し加工を行ない
、メタルフローの圧接状態を蜆察して、Cu含有量がI
.wt%を越えて含有されていると、接合が困難になる
ことが確認された。
第  【  表 圧接部の接合状態 ○:全面接合 △:一郎接合するも不完全 ×:接合せず [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るAl−St系合金中
空押出材の製造方法は上記の構成であるから、高61含
有のアルミニウム合金の中空押出材を製造することが可
能となり、内燃機関用シリンダー等のパイプや各種異形
断面を有する中空材の成形が容易となり、さらに、耐摩
耗性および低膨張性を特色とする高Si含有アルミニウ
ム合金の中空材の用途がさらに拡大するという優れた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第l図(a)は本発明に係るAl−Mg系合金中空押出
材の製造方法における押出I¥rJ(セット時)の状態
を示す断面図、第1図(b)は中空ダイスの圧接郎を示
す断面図、第2図は同じく本発明に係るAl−Mg系合
金中空押出材の製造方法における押出終了時の状態を示
す断面図、第3図は中空ダイス内部の押しカスの除去方
法を示す概略図、第4図は従来の中実ビレットの押出法
を示す断面図、第5図は従来のマンドレルを使用した中
空材小押出法を示す断面図である。 1・・・低S+含有アルミニウム合金ダミー板、2・・
・高Si含有円柱中実ビレット、3・・・押しカス、4
・・・中空押出材、5・・・中空ダイス、6・・・押盤
、7・・・ビレット、8・・・圧接郎、9・・・マンド
レル、1o・・・ダイス、11・・・中空材、W・・・
容器、S・・・アルカリ溶液。 矛1 夛2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Si15〜45wt%を含有し、かつ、Cu含有量が1
    wt%以下であり、残部Alからなると共に初晶のSi
    サイズが20μm以下のアルミニウム合金ビレットを形
    成し、この中実円柱ビレットと押盤との間に、Si含有
    量が15wt%未満であるアルミニウム合金のダミー板
    を配置し、中空ダイスを使用して押出すことを特徴とす
    るAl−Si系合金中空押出材の製造方法。
JP15718689A 1989-06-20 1989-06-20 A1―Si系合金中空押出材の製造方法 Pending JPH0323011A (ja)

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JP (1) JPH0323011A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0635318A1 (de) * 1993-07-22 1995-01-25 Alusuisse-Lonza Services AG Strangpressverfahren
US7105892B2 (en) 2003-03-17 2006-09-12 Seiko Epson Corporation Semiconductor device having a wave-like channel region

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