JPS59189055A - 気孔巣の少ないダイカスト品の製造方法 - Google Patents
気孔巣の少ないダイカスト品の製造方法Info
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- JPS59189055A JPS59189055A JP6303983A JP6303983A JPS59189055A JP S59189055 A JPS59189055 A JP S59189055A JP 6303983 A JP6303983 A JP 6303983A JP 6303983 A JP6303983 A JP 6303983A JP S59189055 A JPS59189055 A JP S59189055A
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- JP
- Japan
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- die
- casting
- molten
- alloy
- parts
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、気孔束の発生が少なく、強度特性の優れた
ダイカスト品の製造方法に関する。
ダイカスト品の製造方法に関する。
自動車用、建設機械用、電気機器用等々の各種部品の製
造に際しては、切削加工、プレス加工。
造に際しては、切削加工、プレス加工。
塑性加工、鋳造等の各種加工法の中から適宜選択して行
われ、鋳造だけを取り上げてもロストワックス鋳造やダ
イカス)・などの種々の鋳造法の中から適宜選択して行
われる。これらのうち、ダイカストにおっては、所望の
製品形状の鋳造空間が刻設されている金型内へ、通常の
場合、A1合金溶湯を数100 kgf / cm2の
充填圧力で且つ数10m/secのゲート速度で急速充
填するのが一般的であった。このような急速充填を行う
ことによって、金型内の鋳造空間のすみずみまでA文合
金溶湯を充填することが可能であり、大物部品であって
も鋳肌のきれいなダイカスト品を製造することができる
。しかし、他方では、このような急速充填によって、射
出スリーブ内および金型内で空気の巻き込みを生じやす
いため、ダイカスト品の内部には気孔束が数多く発生し
、強度部品には適さないものとなる。また、ダイカスト
品に対してT6処理等の熱処理を行うと、気孔束が多く
存在しているため、巻き込んだ空気あるいは各種離型材
などから生ずるガスが膨張し、これがダイカスト表面に
膨れとなってあられれる。そのため、油圧部品には適さ
ないものとなる。
われ、鋳造だけを取り上げてもロストワックス鋳造やダ
イカス)・などの種々の鋳造法の中から適宜選択して行
われる。これらのうち、ダイカストにおっては、所望の
製品形状の鋳造空間が刻設されている金型内へ、通常の
場合、A1合金溶湯を数100 kgf / cm2の
充填圧力で且つ数10m/secのゲート速度で急速充
填するのが一般的であった。このような急速充填を行う
ことによって、金型内の鋳造空間のすみずみまでA文合
金溶湯を充填することが可能であり、大物部品であって
も鋳肌のきれいなダイカスト品を製造することができる
。しかし、他方では、このような急速充填によって、射
出スリーブ内および金型内で空気の巻き込みを生じやす
いため、ダイカスト品の内部には気孔束が数多く発生し
、強度部品には適さないものとなる。また、ダイカスト
品に対してT6処理等の熱処理を行うと、気孔束が多く
存在しているため、巻き込んだ空気あるいは各種離型材
などから生ずるガスが膨張し、これがダイカスト表面に
膨れとなってあられれる。そのため、油圧部品には適さ
ないものとなる。
したがって、従来のA文ダイカスト品は、強度がさほど
要求されず且つ油圧を使用しない部品たとえばトランス
ミンション等のハウジング類や自動車外装品などにその
適用が限定されていた。
要求されず且つ油圧を使用しない部品たとえばトランス
ミンション等のハウジング類や自動車外装品などにその
適用が限定されていた。
しかしなから、Aflダイカスト品は鋳造温度か低く、
生産性が良好であり、しかも軽量であることから、従来
のハウジング類や外装品だけでなく、高強度を必要とす
る部品や耐油性が要求される部品(例えはブレーキ用油
圧シリンダ)などにも適用できるようにすることが望ま
れていた。
生産性が良好であり、しかも軽量であることから、従来
のハウジング類や外装品だけでなく、高強度を必要とす
る部品や耐油性が要求される部品(例えはブレーキ用油
圧シリンダ)などにも適用できるようにすることが望ま
れていた。
そこで、例えは、タイカスト金型に特殊なバルブを設け
、合金溶湯の充填時に金型内の空気を1ノ1出させるよ
うにする考え(特開昭“56−47257号)もあるが
、この場合にも合金溶湯を急速充填するために例えは真
空ポンプによる強制排気のタイミングが難しく、また製
品形状によってはバルブの取(=1位置を考處せねばな
らないなどの問題が残っていた。
、合金溶湯の充填時に金型内の空気を1ノ1出させるよ
うにする考え(特開昭“56−47257号)もあるが
、この場合にも合金溶湯を急速充填するために例えは真
空ポンプによる強制排気のタイミングが難しく、また製
品形状によってはバルブの取(=1位置を考處せねばな
らないなどの問題が残っていた。
この発明は、上述したような従来の問題点に着目してな
されたもので、A1合金の組成にあまり大きな制限を伴
うことなく、また特殊なバルブ等を使用することなく、
気孔巣の発生が少なく且つ強度特性にも優れたダイカス
ト品を得ることができる方法を提供することを目的とし
ている。
されたもので、A1合金の組成にあまり大きな制限を伴
うことなく、また特殊なバルブ等を使用することなく、
気孔巣の発生が少なく且つ強度特性にも優れたダイカス
ト品を得ることができる方法を提供することを目的とし
ている。
この発明によるタイカスト部品の製造方法は、少なくと
もSiを4〜16単量%含有する人文合金溶湯をl 2
00 kgf / cm2以上の充填圧力で且つ0 、
05〜0 、8m/secのゲート速度でタイカスト鋳
造するようにしたことを特徴としている。
もSiを4〜16単量%含有する人文合金溶湯をl 2
00 kgf / cm2以上の充填圧力で且つ0 、
05〜0 、8m/secのゲート速度でタイカスト鋳
造するようにしたことを特徴としている。
この発明か適用されるA9L合金溶渇は、少なくともS
iを4〜16重呈%含有するものであるが、そのほか、
例えば、Cu、Fe、Mg。
iを4〜16重呈%含有するものであるが、そのほか、
例えば、Cu、Fe、Mg。
Ti、Ni、Zn等の1種または2種以上を適宜含有す
るものであっても良い。
るものであっても良い。
これらの化学成分のうち、SiはA文合金溶湯の流動性
および充填性を確保するためにダイカストにおいては必
須の成分であり、このような効果を得るためには4〜1
6重量%の範囲で含有することが必要である。すなわち
、Siか4重量%未満では鋳造性が低下し、1200k
gf 7cm2以」−の高圧充填を行ったとしても成形
父11となるので好ましくない。反対にStが16重量
%を超えると融液中の初晶Siの発生頻度が高くなり、
融点も1j’+’jいことから鋳造性に悪影響を及はす
ので好ましくない。いいかえれば、Si量が多すぎると
射出成形中の一部の凝固が開始され、充填能に支障をき
たすようになるばかりでなく、前記凝固片が製品部内に
41シ入する率が高くなるので好ましくない。
および充填性を確保するためにダイカストにおいては必
須の成分であり、このような効果を得るためには4〜1
6重量%の範囲で含有することが必要である。すなわち
、Siか4重量%未満では鋳造性が低下し、1200k
gf 7cm2以」−の高圧充填を行ったとしても成形
父11となるので好ましくない。反対にStが16重量
%を超えると融液中の初晶Siの発生頻度が高くなり、
融点も1j’+’jいことから鋳造性に悪影響を及はす
ので好ましくない。いいかえれば、Si量が多すぎると
射出成形中の一部の凝固が開始され、充填能に支障をき
たすようになるばかりでなく、前記凝固片が製品部内に
41シ入する率が高くなるので好ましくない。
また、CuはT6処理で代表される熱処理による機械的
性質の改善に寄与する元素であるので、必要に応じて含
有させることも望ましい。゛もっとも、この発明によれ
は気孔巣の少ない健全な鋳物か得られるため、強度も改
善されることとなるか、熱処理によってさらに強度の向
上をはかることも可能であり、この場合にはCuのもつ
熱処理による機械的性質の改善効果を期待することも必
要に応じて望ましい。そして、Cuを多量に添加したと
きでも気孔巣のない健全なダイカスト品を得ることが可
能であるが、A9L2Cuのマクロ偏析が形成されるよ
うになってくる。このAl、Cuの微細な分散が熱処理
による機械的性質の向上となってあられれてくるのであ
るが、この発明による1 200kgf /cra2以
上の充填圧力とした場合にCu含有量か多いと、A、1
4cuのマクロ偏析が生じるようになる。このマクロ偏
析は、溶体化処理によって基地中に固溶させて均質化さ
せることは困難である。このようなAl2Cuのマクロ
偏析は、充填圧力を1200kgf/Cm2以上とした
場合にCu量が2重量%を超えると発生しやすくなる。
性質の改善に寄与する元素であるので、必要に応じて含
有させることも望ましい。゛もっとも、この発明によれ
は気孔巣の少ない健全な鋳物か得られるため、強度も改
善されることとなるか、熱処理によってさらに強度の向
上をはかることも可能であり、この場合にはCuのもつ
熱処理による機械的性質の改善効果を期待することも必
要に応じて望ましい。そして、Cuを多量に添加したと
きでも気孔巣のない健全なダイカスト品を得ることが可
能であるが、A9L2Cuのマクロ偏析が形成されるよ
うになってくる。このAl、Cuの微細な分散が熱処理
による機械的性質の向上となってあられれてくるのであ
るが、この発明による1 200kgf /cra2以
上の充填圧力とした場合にCu含有量か多いと、A、1
4cuのマクロ偏析が生じるようになる。このマクロ偏
析は、溶体化処理によって基地中に固溶させて均質化さ
せることは困難である。このようなAl2Cuのマクロ
偏析は、充填圧力を1200kgf/Cm2以上とした
場合にCu量が2重量%を超えると発生しやすくなる。
したがって、Cuを添加する場合には2重量%以下とす
ることがより望ましい。
ることがより望ましい。
一方、Mgも熱処理による機械的性質の改善に効果があ
り、Mg2Siの析出による時効硬化によって機械的性
質の改善が得られる。この発明では、前述のように気孔
巣の少ない健全な鋳物が得られるため、強度も改善され
ることとなるが、Mgを含有させることによってさらに
強度の向上をはかることも可能であり、この場合には0
.5重量%まで含有可能である。すなわち、Mgが0゜
5重量%を超えるとA文合金溶湯の粘度が高くなってそ
の流動性が著しく悪くなり、1200kgf 70m2
以」二の高い充填圧力で鋳造してもンg境いや渇しわ等
か発生するので好ましくない。したかって、Mgを添加
する場合には0.5重量%以↑゛とすることがより望ま
しい。
り、Mg2Siの析出による時効硬化によって機械的性
質の改善が得られる。この発明では、前述のように気孔
巣の少ない健全な鋳物が得られるため、強度も改善され
ることとなるが、Mgを含有させることによってさらに
強度の向上をはかることも可能であり、この場合には0
.5重量%まで含有可能である。すなわち、Mgが0゜
5重量%を超えるとA文合金溶湯の粘度が高くなってそ
の流動性が著しく悪くなり、1200kgf 70m2
以」二の高い充填圧力で鋳造してもンg境いや渇しわ等
か発生するので好ましくない。したかって、Mgを添加
する場合には0.5重量%以↑゛とすることがより望ま
しい。
他方、Feはダイカストに際して合金溶湯の金型への焼
付きを防止するという効果を有している。もっとも、こ
の発明においては、充填圧力を1200kgf /am
2以上とし且つゲート速度を0.05〜0.8m/se
cとしているため、合金溶湯が噴流となって金型内に充
填されることがないので、金型への焼付はF、eの添加
がなくとも十分に回避される。しかし、Feは通常の場
合再生地金中に含有されるものであり、実操業において
Feを含有するA文合金を使用することが多いと考えら
れるので、Feの含有を強いてなくす必要もない。そこ
で、Fe含有量の上限を実験により調べた結果、0.9
重量%までは何ら悪影響がなく、0.9重量%を超える
とダイカスト品の機械的性質とくに伸びが低下すること
が明らかとなった。したがって、Feを含有させる場合
には0.9重量%以下とすることがより望ましい。
付きを防止するという効果を有している。もっとも、こ
の発明においては、充填圧力を1200kgf /am
2以上とし且つゲート速度を0.05〜0.8m/se
cとしているため、合金溶湯が噴流となって金型内に充
填されることがないので、金型への焼付はF、eの添加
がなくとも十分に回避される。しかし、Feは通常の場
合再生地金中に含有されるものであり、実操業において
Feを含有するA文合金を使用することが多いと考えら
れるので、Feの含有を強いてなくす必要もない。そこ
で、Fe含有量の上限を実験により調べた結果、0.9
重量%までは何ら悪影響がなく、0.9重量%を超える
とダイカスト品の機械的性質とくに伸びが低下すること
が明らかとなった。したがって、Feを含有させる場合
には0.9重量%以下とすることがより望ましい。
この発明は、上記した化学成分のA文合金溶湯に対して
適用できるが、適切なダイカスト条件は次に例示するよ
うな実験を繰返した結果から求めた。
適用できるが、適切なダイカスト条件は次に例示するよ
うな実験を繰返した結果から求めた。
この実験に際しては表1に示す化学成分のA1合金溶湯
な用いた。また、ダイカスト鋳造には横型ダイカスト機
を使用した。
な用いた。また、ダイカスト鋳造には横型ダイカスト機
を使用した。
表1;A文合金溶湯の化学成分
まず、表1に示す化学成分のA1合金を溶製し、いずれ
も720 ’C!に溶解保持し、脱ガス処理を行ったの
ち690 ’Cの鋳込温度でダイカストm!j造を行っ
た。このときのダイカスト品は、通常のダイカストにお
いて肉厚限界とされている5mmを越えた30mmの肉
厚をもつ直径100mmの円板形のものである。そして
、このようなダイカストにおいて、各供試材(No、
1〜9)毎に射出充填圧力を変えて鋳造を行い、鋳造
後のダイカスト品を加熱して膨れの発生状況を調べ、こ
の膨れの発生状況から気孔巣の量を推定した。この場合
、A1合金溶湯のゲート速度を一定値の1.’Om/s
ecとした。また、膨れの発生状況は、ダイカスト品を
500’Cで1時間加熱し、その表面に発生する膨れの
占有面積率によって表2に示す基準で評価した。その結
果を代表的に供試材No、 lの場合を第1図に示す
。
も720 ’C!に溶解保持し、脱ガス処理を行ったの
ち690 ’Cの鋳込温度でダイカストm!j造を行っ
た。このときのダイカスト品は、通常のダイカストにお
いて肉厚限界とされている5mmを越えた30mmの肉
厚をもつ直径100mmの円板形のものである。そして
、このようなダイカストにおいて、各供試材(No、
1〜9)毎に射出充填圧力を変えて鋳造を行い、鋳造
後のダイカスト品を加熱して膨れの発生状況を調べ、こ
の膨れの発生状況から気孔巣の量を推定した。この場合
、A1合金溶湯のゲート速度を一定値の1.’Om/s
ecとした。また、膨れの発生状況は、ダイカスト品を
500’Cで1時間加熱し、その表面に発生する膨れの
占有面積率によって表2に示す基準で評価した。その結
果を代表的に供試材No、 lの場合を第1図に示す
。
表2:膨れ評価基準(500°CX lhr加熱後)第
1図より明らかなように、ゲート速度を1 、0 m/
sec と一定値とした場合には、充填圧力を通常の6
00〜800kgf 70m2よりも高い900 kg
f / Cm2以上とすることによって膨れ評価値が次
第に低下してきており、ダイカスト品の気孔巣発生は漸
減する傾向にあるが、充填圧力を1200kgf 70
m2 とかなり高くしたときでも膨れ部面積は20%前
後生じていることが明らかであり、気孔巣を少なくする
ためには充填圧力をさらに高める必要のあることがわか
る。
1図より明らかなように、ゲート速度を1 、0 m/
sec と一定値とした場合には、充填圧力を通常の6
00〜800kgf 70m2よりも高い900 kg
f / Cm2以上とすることによって膨れ評価値が次
第に低下してきており、ダイカスト品の気孔巣発生は漸
減する傾向にあるが、充填圧力を1200kgf 70
m2 とかなり高くしたときでも膨れ部面積は20%前
後生じていることが明らかであり、気孔巣を少なくする
ためには充填圧力をさらに高める必要のあることがわか
る。
そこでこんどは、各供試材(No、 1〜9)毎に射
出充填圧力を1200kgf 7cm2と一定にし、ゲ
ート速度を変えて鋳造を行い、鋳造後のダイカスト品を
加熱して前記と同様に膨れの発生状況を調べた。その結
果を代表的に供試材NO32の場合を第2図に示す。
出充填圧力を1200kgf 7cm2と一定にし、ゲ
ート速度を変えて鋳造を行い、鋳造後のダイカスト品を
加熱して前記と同様に膨れの発生状況を調べた。その結
果を代表的に供試材NO32の場合を第2図に示す。
第2図に示す結果から明らかなように、ゲート速度が0
、05m/secよりも小さい場合には、膨れの発生
はないものの湯口り不良となり、直径100+n+++
、肉厚30mmのダイカスト品の一部が欠損する不良品
が発生した。この結果、ゲート速度は0 、05 m/
see以上とする必要があることが明らかとなった。他
方、ゲート速度が0.8m/secであると中には若干
の膨れを生ずる鋳造品が出ることもあるが、おおよそは
満足できる結果が得られた。しかし、O’、 9 m
/ sec以」二であると膨れが急激に増大し、溶湯の
充填時に空気の巻き込みが多量になることが推察された
。したがって、ゲート速度は0 、8 m/sac以下
とする心霊があることか明らかとなった。
、05m/secよりも小さい場合には、膨れの発生
はないものの湯口り不良となり、直径100+n+++
、肉厚30mmのダイカスト品の一部が欠損する不良品
が発生した。この結果、ゲート速度は0 、05 m/
see以上とする必要があることが明らかとなった。他
方、ゲート速度が0.8m/secであると中には若干
の膨れを生ずる鋳造品が出ることもあるが、おおよそは
満足できる結果が得られた。しかし、O’、 9 m
/ sec以」二であると膨れが急激に増大し、溶湯の
充填時に空気の巻き込みが多量になることが推察された
。したがって、ゲート速度は0 、8 m/sac以下
とする心霊があることか明らかとなった。
なお、本実験では円似状のものを作成したので、湯口り
には問題歴かったか、複雑な形状のものを成形する場合
も考慮に入れるとゲート速度は0.2m/sec以上が
特に好ましく、また空気の巻き込みをより確実になくす
ために0.35m/5ecunることが特に好ましし1
ことがわ力1つだ。
には問題歴かったか、複雑な形状のものを成形する場合
も考慮に入れるとゲート速度は0.2m/sec以上が
特に好ましく、また空気の巻き込みをより確実になくす
ために0.35m/5ecunることが特に好ましし1
ことがわ力1つだ。
また、供試材N083〜9においても気孔巣の少ないダ
イカスト品を得るためには各々1200kgf 7cm
2以上の充填圧力で且つ0.05〜0 、8 m/se
cのゲート速度でダイカスト鋳造する必要があることが
明らかとなった。
イカスト品を得るためには各々1200kgf 7cm
2以上の充填圧力で且つ0.05〜0 、8 m/se
cのゲート速度でダイカスト鋳造する必要があることが
明らかとなった。
衷施忽
表1に示す成分のA4合金溶湯を用い、射出充填圧力1
200kgf 7cm2.ゲート速度0.5m/sec
の条件で自動車用ブレーキコントロール/ヘルプをダイ
カスト鋳造した。そして、得られた各ダイカスト品を半
割りしてその切断面をマクロ腐食し、偏析の有無を調べ
た。その結果、供試材No、 1〜8のものではいず
れも偏析は見られず、代表的に供試材N015の結果を
示す第3図から明らかなように、偏析の少ないダイカス
ト品を得ることができた。これに対してCu含有量の多
いNo、 9のダイカスト品では(:uAM2のマクロ
偏析を生じていることが確認された。
200kgf 7cm2.ゲート速度0.5m/sec
の条件で自動車用ブレーキコントロール/ヘルプをダイ
カスト鋳造した。そして、得られた各ダイカスト品を半
割りしてその切断面をマクロ腐食し、偏析の有無を調べ
た。その結果、供試材No、 1〜8のものではいず
れも偏析は見られず、代表的に供試材N015の結果を
示す第3図から明らかなように、偏析の少ないダイカス
ト品を得ることができた。これに対してCu含有量の多
いNo、 9のダイカスト品では(:uAM2のマクロ
偏析を生じていることが確認された。
さらにこんどは、前記工程により得られた直径100+
nm、肉厚io闘のダイカスト品の一部に対φ し、500’OX3時間の溶体化処理後、180°C×
2時間の時効処理を行った。そして、鋳放しままのダイ
カスト品と、上記熱処理を行ったダイカスト品の各々に
ついて引張強さを測定した。その結果を第4図に示す。
nm、肉厚io闘のダイカスト品の一部に対φ し、500’OX3時間の溶体化処理後、180°C×
2時間の時効処理を行った。そして、鋳放しままのダイ
カスト品と、上記熱処理を行ったダイカスト品の各々に
ついて引張強さを測定した。その結果を第4図に示す。
この結果、従来のダイカスト品では熱処理後の引張強さ
が12〜25 kgf /’mm2程度であったのに対
し、この発明によるダイカスト品では第4図に示すよう
に鋳放しままの状態でも20〜30kgf /mm2程
度の高い強度を得ることか可能であり、気孔巣の少ない
ダイカスト品による強度の改善が実現できたことが明ら
かであった。そして、熱処理を施すことによって引張強
さを従来品よりもさらに高い伯にまで引き上けることか
可能であることか明らかとなった。
が12〜25 kgf /’mm2程度であったのに対
し、この発明によるダイカスト品では第4図に示すよう
に鋳放しままの状態でも20〜30kgf /mm2程
度の高い強度を得ることか可能であり、気孔巣の少ない
ダイカスト品による強度の改善が実現できたことが明ら
かであった。そして、熱処理を施すことによって引張強
さを従来品よりもさらに高い伯にまで引き上けることか
可能であることか明らかとなった。
以1.説明してきたように、この発明によれば、AM金
合金グイカスI・品を製造するにあたり、少なくともS
lを4〜16重量%含有するAI合金’/R?gを12
00 Jf 7cm2以」二の充填圧力で且つ0 、0
5−0 、8m/secのゲート速度でタイカスト鋳造
するようにしたから、ダイカスト時にA文合金溶湯中に
空気等のガス成分が巻き込まれるのを防止することがで
き、気孔巣の少ないタイカスト部品を彷ることが可能で
あり、健全なダイカスト品か得られるため強度特性の大
幅な向上をもたらし、とくに気孔巣および膨れあるいは
偏析を嫌う自動車用油圧部品、例えばブレーキ用油圧シ
リングなどの高強度部品の製造に適用することが可能で
あるという非常にすぐれた効果を有する。
合金グイカスI・品を製造するにあたり、少なくともS
lを4〜16重量%含有するAI合金’/R?gを12
00 Jf 7cm2以」二の充填圧力で且つ0 、0
5−0 、8m/secのゲート速度でタイカスト鋳造
するようにしたから、ダイカスト時にA文合金溶湯中に
空気等のガス成分が巻き込まれるのを防止することがで
き、気孔巣の少ないタイカスト部品を彷ることが可能で
あり、健全なダイカスト品か得られるため強度特性の大
幅な向上をもたらし、とくに気孔巣および膨れあるいは
偏析を嫌う自動車用油圧部品、例えばブレーキ用油圧シ
リングなどの高強度部品の製造に適用することが可能で
あるという非常にすぐれた効果を有する。
第1図はゲート速度を一定とした場合の射出充填圧力の
変化による(膨れ評価値への影響を調べた結果の一例を
示すグラフ、第2図は射出充填圧力を一定とした場合の
ケート速度の変化による膨れ評価値への影響を調へた結
果の一例を示すグラフ、第3図はこの発明法を適用した
ダイカスト品のマクロ腐食試験結果を示す組織写真、第
4図は引張強さの測定を行った結果を示すグラフである
。 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人弁理士 小 塩 豊 第1図 た μ塾i 力 と#:3千h1勺 第2図 ケ”〜 hLA (閃/5ec) 第3図
変化による(膨れ評価値への影響を調べた結果の一例を
示すグラフ、第2図は射出充填圧力を一定とした場合の
ケート速度の変化による膨れ評価値への影響を調へた結
果の一例を示すグラフ、第3図はこの発明法を適用した
ダイカスト品のマクロ腐食試験結果を示す組織写真、第
4図は引張強さの測定を行った結果を示すグラフである
。 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人弁理士 小 塩 豊 第1図 た μ塾i 力 と#:3千h1勺 第2図 ケ”〜 hLA (閃/5ec) 第3図
Claims (1)
- (1)少なくともSiを4〜16重量%含有するA交合
全溶湯を1200kgf 70m2以上の充填圧力で且
つ0 、05−0 、8m/seeのゲート速度でダイ
カスト鋳造することを特徴とする気孔束の少ないダイカ
スト品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6303983A JPS59189055A (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 気孔巣の少ないダイカスト品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6303983A JPS59189055A (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 気孔巣の少ないダイカスト品の製造方法 |
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JPS59189055A true JPS59189055A (ja) | 1984-10-26 |
Family
ID=13217788
Family Applications (1)
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JP6303983A Pending JPS59189055A (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 気孔巣の少ないダイカスト品の製造方法 |
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JP (1) | JPS59189055A (ja) |
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