JPH0322947A - 小塊状カルシウム塩により強化された米 - Google Patents

小塊状カルシウム塩により強化された米

Info

Publication number
JPH0322947A
JPH0322947A JP1155690A JP15569089A JPH0322947A JP H0322947 A JPH0322947 A JP H0322947A JP 1155690 A JP1155690 A JP 1155690A JP 15569089 A JP15569089 A JP 15569089A JP H0322947 A JPH0322947 A JP H0322947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calcium
rice
calcium salt
salt
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1155690A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Saito
真由美 斎藤
Sawako Minagawa
皆川 佐和子
Kazutoshi Sunahara
砂原 三利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashino Chemical Laboratory Ltd
Original Assignee
Musashino Chemical Laboratory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashino Chemical Laboratory Ltd filed Critical Musashino Chemical Laboratory Ltd
Priority to JP1155690A priority Critical patent/JPH0322947A/ja
Publication of JPH0322947A publication Critical patent/JPH0322947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カルシウムを強化した米に関するものであり
、更に詳しくは、小塊状に成型したカルシウム塩又はカ
ルシウム塩を含む製剤を、直接米に添加することによっ
て得られるカルシウムを強化した米として利用されるも
のである。
[従来の技術と本発明が解決しようとする問題点1米食
におけるカルシウムの強化に関しては、従来から種々の
検討が加えられている。
カルシウム強化の方法としては、カルシウムを強化した
米を混入する方法と炊飯時にカルシウムを添加する方法
があり、特開昭56−99759号では、水溶性のカル
シウム塩を溶解した水に米を浸漬してカルシウムを米に
吸着させる方法が提案されており、特開昭64−254
4号では、粘着剤を使用してカルシウムを米の表面に被
覆させる方法が提案されている。
カルシウム吸着による強化方法としては、上記以外に、
特開昭56−131346号(特公昭63−47427
号)では、ビタミン類及びミネラル類をシクロデキスト
リンと共に米に吸着させており、特開昭58−2823
9号では、品質の劣化した低質米を無機のカルシウム塩
で処理し、味質を向上させると共にカルシウムの強化を
ねらって低質米にカルシウム塩を吸着させている。
これらのカルシウム強化方法は、予め米にカルシウムを
吸着又は被覆するという前処理が必要であり、簡便な方
法とは言い難いものであった。
また、直接カルシウムを添加する方法としては、特開昭
57−159454号で、炊飯時に市販されているカル
シウム塩を添加する方法が提案されている。
ところで、市販されているカルシウム塩は通常は粉体で
あるため、初めから米に混和しておくと米を研ぎ洗いす
る際に、研ぎ水と共に流出してしまいカルシウム強化の
目的を果すことが困難であった。また、この流出を防ぐ
ために米を研いだ後でカルシウム塩を添加する方法も検
討されているが、この方法では操作が煩雑な上、カルシ
ウム塩の均一な分数は困難であった。
このように、提案されている方法は、一般の家庭での炊
飯におけるカルシウム強化方法としては、特殊なカルシ
ウム強化米を購入添加する以外は、実用的とは言えなか
った。
本発明者らは、カルシウム摂取量の不足気味な現状をも
鑑み、従来の方法に代わる簡易なカルシウム塩の強化方
法を検討した結果、ある範囲の粒度を持った小塊状(固
状)のカルシウム塩及びカルシウム塩を含む製剤(以降
、単に製剤と称する)を予め米に添加しておくと、米を
研ぐ時のカルシウム塩の流出を極めて少なくしうろこと
を見出して本発明を完或させた。
E問題点を解決する手段1 即ち、本発明は、米を研ぐときに流出し難く、しかも、
水に直ぐには溶解しない程度の粒度を有する小塊状(固
状)のカルシウム塩及び/又は製剤を米に添加すること
により、カルシウムを強化された米を提供するものであ
る。
本発明で、使用することのできるカルシウム塩の例とし
ては、食用有機酸のカルシウム塩である乳酸カルシウム
、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、コハク
酸カルシウム、酢酸カルシウム、7マル酸カルシウム及
びリンゴ酸カルシウム等、アミノ酸のカルシウム塩であ
るグルタミン酸カルシウム等、ビタミンでもあるパント
テン酸カルシウム等、食用の無機カルシウム塩である塩
化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム及びリ
ン酸のカルシウム塩類であるリン酸三カルシウム、リン
酸水素二カルシウム、ビロリン酸二水素カルシウム等が
ある。更には、所謂天然添加物として使用される焼戊カ
ルシウムおよび未焼戊カルシウム等もある。これ等のカ
ルシウム塩は、任意の181又は2種以上を選択して使
用することができる。
ただし、実際に使用するには、食品衛生法により使用が
認められている食品添加物の中から適宜選択することに
なる。
カルシウム塩は、一般的に加熱すると溶解度が高くなる
ので、粒度がある程度大きくなっても良い私.金S大き
過ぎ6と均等な分布にtま筺0魅く、!]f竺も弱方的
儀t興會生ずるたり舒よしくなくなる。一方、粒が細か
すき゛ると米を研ぐときに、溶解してしまったり、研ぎ
水と共に流出してしまい、所期の添加効果が削減される
ために好ましくない。このために、カルシウム塩の粒.
度は、最長部分の径(以下、最長径という)が0.5m
m以上8.0mm以下である小塊状が好ましく、特には
最長径が2〜7mm程度であることが好ましい。
?ルシウム塩の米への添加量は、添加量が多過ぎると、
炊飯後の米飯の食感に悪い影響を与えることになり、一
方少な過ぎれば目的とするカルシウム強化の効果が小さ
くなる。これらのために、添加量は、米に対して0,1
〜2,0重量%が好ましい。
上述したような小塊状のカルシウム塩及び/又はその製
剤を使用することにより、通常の炊飯と変わりなく操作
しても、簡便にカルシウムを強化できる米を提供すると
いう所期の目的を達戊することができる。
■Oカルリウム塩0憚昂1惧としてt戊,市吸0木にT
り感加−φ−る7J徳ζ、炊頗時÷4鉱nu−r◇力−
欲の何れをもとる二とができる。
この目的に合致する小塊状(固状)のカルシウム塩及び
その製剤は、如何なる方法で調製されたものでも良いが
通常は造粒機又は二一ダー等を使用して造られる。
この小塊状カルシウムには、カルシウム塩類を1種又は
2種以上の組み合せとして調製することができる。また
、米粉、小麦粉、デンゾン等の食品素材あるいは適当な
食品添加物を、結合剤あるいは増量剤として用いて製剤
化することもできる。
これらのカルシウム塩の中では、溶解性、味、吸収等の
観点から食品添加物として指定されている乳酸カルシウ
ムが特に望ましい。
人のカルシウム摂取能力との関係で、適量のカルシウム
を経常的に摂取をすることが要求されており、本発明の
ような方法により日本人の主食である米のカルシウム強
化をすることは、自然に、且つ経常的にカルシウムを摂
取しうろことになり、極めて有意義なことである。
[実施例] 次に、実施例を示し、本発明について更に詳しく説明す
るが、これらは単なる例示であり、本発明はこれ等の方
法に限定されるものではない。
実施例 l 市販の米10kgに対し、最長径2〜7mmの小塊状に
調製した乳酸カルシウム(5水塩)100gを添加し、
混合した。このときの乳酸カルシウムの混和率は1.0
重量%(カルシウムとしては、0.13重量%)である
この米750gを秤りとり、水1500mlを加え、洗
いだけで、研がずにその水を捨てる。次いで、水100
0mlを加えて手で30秒間研ぎ、その水を捨てる。更
に、水1500mlずつで3回米を洗い、洗い水及び研
ぎ水は全てを捕集する。
集めた洗い水等は、原子吸光度法によりカルシウムの分
析を行った。この結果、溶解及び流出によって損失した
カルシウムは、添加量のlO%であった。
洗米の終わった後、水990mlを加えて家庭用の電気
炊飯器(1.51炊き)で、常法に従って炊飯した。1
5名のパネラーにより、この米飯の味に対する官能試験
をしたところ、14名が好ましいと評価をした。
比較例 l 市販の米10kgに対し、粉末状(通常、最長径が0.
15mm以下)である通常の乳酸カルシウム(5水塩)
100gを添加し、実施例lと同様I:操作して洗米し
た。
この時、溶解及び流出によって損失したカルシウムは、
添加量の96%に達していた。
この洗米の終わった米を、実施例lと同様に炊飯し、1
5名のパネラーにより、この米飯の味に対する官能試験
をしたところ、14名が好ましいとした。しかし、カル
シウムの損失が多量であり、カルシウム添加による味へ
の影響を知ることはできなかった。
実施例 2〜6 下記に示す最長径を2〜7mmに調製した小塊状のカル
シウム塩を使用し、米への添加率を変える以外は、実施
例1と同様に操作し、試験を行ったところ、下記表一l
に示す結果を得た。
* l パネラー■5名中の人数 *2 乳酸カルシウム(5水塩)と硫酸カル シウム(2水塩)の等量混合調製物 実施例7〜9及び比較例2〜4 小塊状乳酸カルシウムの粒度及び添加率を変えて実施例
lと同様に操作し、試験したところ、下記表−2に示す
結果を得た。
*l バ不ラl5名中の人数 *2 カルシウムの分散が不充分で、部分的に味の悪い
箇所がある。
*3 カルシウムによる苦味を感じる。
実施例 10 小塊状カルシウム塩を調製するにあたり、乳酸カルシウ
ム2部に対して水溶性のデンブン1部を加えて混練りし
、戊形した最長径3〜5mmの乳酸カルシウム製剤を使
用し、添加率を0.5%とする他は、実施例1と同様に
操作し、試験を行ったところ、カルシウム塩の損失率は
7%であり、官能試験では15名のパネラー全員が好ま
しいと評価した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒度を最長部分の径が0.5mmから8.0mmに
    なるように調製した小塊状のカルシウム塩及び/又はカ
    ルシウム塩を含む製剤を添加することによりカルシウム
    を強化された米。 2、小塊状のカルシウム塩及び/又はカルシウム塩を含
    む製剤を、米に対して0.1〜2.0重量%添加した特
    許請求の範囲第1項記載の米。
JP1155690A 1989-06-20 1989-06-20 小塊状カルシウム塩により強化された米 Pending JPH0322947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1155690A JPH0322947A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 小塊状カルシウム塩により強化された米

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1155690A JPH0322947A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 小塊状カルシウム塩により強化された米

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0322947A true JPH0322947A (ja) 1991-01-31

Family

ID=15611416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1155690A Pending JPH0322947A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 小塊状カルシウム塩により強化された米

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0322947A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0994071A (ja) * 1995-10-02 1997-04-08 Toyo Seimaiki Seisakusho:Kk カルシウム強化米
JP2007043261A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Meidensha Corp 無線中継器
KR20150129400A (ko) * 2014-05-12 2015-11-20 엘에스산전 주식회사 배전 선로 자동화 단말장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0994071A (ja) * 1995-10-02 1997-04-08 Toyo Seimaiki Seisakusho:Kk カルシウム強化米
JP2007043261A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Meidensha Corp 無線中継器
KR20150129400A (ko) * 2014-05-12 2015-11-20 엘에스산전 주식회사 배전 선로 자동화 단말장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hurrell How to ensure adequate iron absorption from iron-fortified food
WO2013167506A1 (en) Iron supplementation of rice kernels
CN100346725C (zh) 稳定和具有生物可利用性的铁强化饮料
CN105029336B (zh) 低钠高钾增咸复合固体调味料的制备方法
WO2006137634A1 (en) Tablet type milk including calcium and manufacturing method thereof
CN108125004A (zh) 一种双山苓薏茶
JPH09509326A (ja) Edta第二鉄で強化したインスタント・シリアル製品
CN106307450A (zh) 一种超微粒营养低钠餐桌盐及其制备工艺
USRE27981E (en) Salt substitute
JPH0322947A (ja) 小塊状カルシウム塩により強化された米
JPWO2002021941A1 (ja) 新規酢海藻粉末又は顆粒及びその製造方法
JPH07155118A (ja) 米飯用こんにゃく
CN101194719A (zh) 一种芝麻叶绿豆保健面制备方法及其芝麻叶绿豆保健面
US2829054A (en) Method of enriching food products and the resulting product
JP2007000094A (ja) 鉄添加ホエータンパク質濃縮物およびその製造法
CN106361775B (zh) 一种成年女性营养素及其制作方法
JP3460699B2 (ja) ホタテ貝外套膜を用いるミネラル強化素材
CN103583979A (zh) 一种保健面条及其制备方法
JPH03216172A (ja) 食物繊維を含んだ穀類の製造方法
JP2001507579A (ja) Edta源/鉄分組成物によって強化された調理済みシリアル成分含有製品とその利用方法
KR100580935B1 (ko) 소성 해조류를 이용한 칼슘제제 제조방법, 칼슘강화코팅쌀 및 그 제조방법
JPH0380054A (ja) カルシウム強化剤
CN105851951A (zh) 枸杞红枣小汤圆及其制作方法
JP2896472B2 (ja) 味噌を添加したヘム鉄強化食品
CN110269209A (zh) 一种营养酸菜鱼的制备方法