JPH0322899Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322899Y2 JPH0322899Y2 JP1983084620U JP8462083U JPH0322899Y2 JP H0322899 Y2 JPH0322899 Y2 JP H0322899Y2 JP 1983084620 U JP1983084620 U JP 1983084620U JP 8462083 U JP8462083 U JP 8462083U JP H0322899 Y2 JPH0322899 Y2 JP H0322899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- section
- semicircular cross
- oil
- coil elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 19
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 15
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は一次導体をヘアピン状に形成した、い
わゆるヘアピン形変流器において、一次導体を２
ターンの一次コイルとし、かつ主絶縁を軽減しう
る構造に関する。
わゆるヘアピン形変流器において、一次導体を２
ターンの一次コイルとし、かつ主絶縁を軽減しう
る構造に関する。
ヘアピン形変流器は、従来の同軸状直線部と、
その先端に設けたリング部とよりなる変流器に比
べて製作が容易であり、絶縁紙のテーピング工程
を容易に自動化しうるという利点を有するが、そ
の構造からして、一次導体を複数ターンとしたも
のは得られなかつた。
その先端に設けたリング部とよりなる変流器に比
べて製作が容易であり、絶縁紙のテーピング工程
を容易に自動化しうるという利点を有するが、そ
の構造からして、一次導体を複数ターンとしたも
のは得られなかつた。
本考案はこの欠点を解消し、一次導体を２ター
ンのコイルとすると共に、一次コイルの対地絶縁
すなわち主絶縁を軽減しうる構造としたものであ
る。以下実施例について詳細に説明する。
ンのコイルとすると共に、一次コイルの対地絶縁
すなわち主絶縁を軽減しうる構造としたものであ
る。以下実施例について詳細に説明する。
第１図において、１は本考案による２ターンの
一次コイルを示し、絶縁油を充填し密封された下
部タンク２と碍管３および上部タンク４内に収納
されている。なお５Ａ，５Ｂは二次コイルを巻回
した環状の鉄心である。
一次コイルを示し、絶縁油を充填し密封された下
部タンク２と碍管３および上部タンク４内に収納
されている。なお５Ａ，５Ｂは二次コイルを巻回
した環状の鉄心である。
ここで、一次コイル１は次のようにして製作す
る。まず第２図ａ，ｂに示すように、断面が半円
形状の導体６により、上記半円形断面の直径方向
に屈曲したヘアピン状の、２個の同一形状のコイ
ル素子７Ａ，７Ｂを製作する。このコイル素子を
第３図ａ，ｂに示すように、コイル間絶縁８をは
さんで上記半円形断面の直径部分を対向させ、先
端を除いて絶縁紙で一体に巻回する等の手段によ
り主絶縁９を施し、コイル素体１０とする。次い
で、第４図に示すように別途製作した、二次コイ
ルを巻回した鉄心５Ａ，５Ｂを上記コイル素体１
０に、その直線部１０Ａ，１０Ｂを通して装着す
る。その後、第４図に破線で示した接続導体１１
を用い、コイル素子７Ａ，７Ｂを例えば第５図に
破線で示すように直列に接続して、２ターンの一
次コイル１が完成する。なお第５図には、後述す
る接続導体１２Ａ，１２Ｂによる一次引出端子１
３Ａ，１３Ｂへの接続が鎖線で示されている。
る。まず第２図ａ，ｂに示すように、断面が半円
形状の導体６により、上記半円形断面の直径方向
に屈曲したヘアピン状の、２個の同一形状のコイ
ル素子７Ａ，７Ｂを製作する。このコイル素子を
第３図ａ，ｂに示すように、コイル間絶縁８をは
さんで上記半円形断面の直径部分を対向させ、先
端を除いて絶縁紙で一体に巻回する等の手段によ
り主絶縁９を施し、コイル素体１０とする。次い
で、第４図に示すように別途製作した、二次コイ
ルを巻回した鉄心５Ａ，５Ｂを上記コイル素体１
０に、その直線部１０Ａ，１０Ｂを通して装着す
る。その後、第４図に破線で示した接続導体１１
を用い、コイル素子７Ａ，７Ｂを例えば第５図に
破線で示すように直列に接続して、２ターンの一
次コイル１が完成する。なお第５図には、後述す
る接続導体１２Ａ，１２Ｂによる一次引出端子１
３Ａ，１３Ｂへの接続が鎖線で示されている。
このようにして二次コイルと鉄心５Ａ，５Ｂを
装着した２ターンの一次コイルすなわち変流器素
体を、第１図に示したように下部タンク２と碍管
３および上部タンク４内に収納し、一次コイル１
を接続導体１２Ａ，１２Ｂにより、上部タンク４
に取付けた一次引出端子１３Ａ，１３Ｂに接続す
る。次いで乾燥処理を施し、絶縁油を充填して変
流器が完成する。
装着した２ターンの一次コイルすなわち変流器素
体を、第１図に示したように下部タンク２と碍管
３および上部タンク４内に収納し、一次コイル１
を接続導体１２Ａ，１２Ｂにより、上部タンク４
に取付けた一次引出端子１３Ａ，１３Ｂに接続す
る。次いで乾燥処理を施し、絶縁油を充填して変
流器が完成する。
すなわち本考案においては、ヘアピン状に形成
したコイル素子７Ａ，７Ｂを、間にコイル間絶縁
８をはさみ主絶縁を施して一体化し、コイル素体
１０とする。次いで、二次コイルと鉄心５Ａ，５
Ｂをコイル素体１０に装着したのち、コイル素子
７Ａ，７Ｂを接続導体１２Ａ，１２Ｂにより、例
えば直列に接続して２ターンとし、一次コイルが
２ターンの変流器素体を得るものである。なおコ
イル間の接続は接続導体１１によりコイル素子７
Ａ，７Ｂを並列接続し、あるいはコイル素子７
Ａ，７Ｂを直並列切換器に接続し、必要に応じて
直、並列の切換えを行なうこともできる。
したコイル素子７Ａ，７Ｂを、間にコイル間絶縁
８をはさみ主絶縁を施して一体化し、コイル素体
１０とする。次いで、二次コイルと鉄心５Ａ，５
Ｂをコイル素体１０に装着したのち、コイル素子
７Ａ，７Ｂを接続導体１２Ａ，１２Ｂにより、例
えば直列に接続して２ターンとし、一次コイルが
２ターンの変流器素体を得るものである。なおコ
イル間の接続は接続導体１１によりコイル素子７
Ａ，７Ｂを並列接続し、あるいはコイル素子７
Ａ，７Ｂを直並列切換器に接続し、必要に応じて
直、並列の切換えを行なうこともできる。
この場合、主絶縁９はコイル素子７Ａ，７Ｂに
接する部分で最大電位傾度を受けるが、本考案に
よる一次コイルは導体６は断面が半円形状のた
め、第３図に明らかなようにコイル素子７Ａ，７
Ｂが合体して断面は円形となり、外形が滑らかで
過大な電位傾度が生じるおそれはない。このため
主絶縁９を軽減でき、一次コイルを小形化するこ
とが可能となる。
接する部分で最大電位傾度を受けるが、本考案に
よる一次コイルは導体６は断面が半円形状のた
め、第３図に明らかなようにコイル素子７Ａ，７
Ｂが合体して断面は円形となり、外形が滑らかで
過大な電位傾度が生じるおそれはない。このため
主絶縁９を軽減でき、一次コイルを小形化するこ
とが可能となる。
さらに本考案の応用例として、第６図に示すよ
うに導体６に油溝１４を設け、あるいは第７図の
ように導体６に油導孔１５を設けると共に第１図
に示したようにコイル素子７Ａ，７Ｂの端部に小
孔１６を設け、絶縁油が流通しうるようにして一
次コイルの冷却を図ることができる。
うに導体６に油溝１４を設け、あるいは第７図の
ように導体６に油導孔１５を設けると共に第１図
に示したようにコイル素子７Ａ，７Ｂの端部に小
孔１６を設け、絶縁油が流通しうるようにして一
次コイルの冷却を図ることができる。
以上説明したように、本考案によるときはヘア
ピン形の一次導体を容易に２ターンとすると共
に、一次コイルの表面をツールドを設ける等の手
段によらずに平滑化して主絶縁を軽減し、小形化
することができる。
ピン形の一次導体を容易に２ターンとすると共
に、一次コイルの表面をツールドを設ける等の手
段によらずに平滑化して主絶縁を軽減し、小形化
することができる。
第１図は本考案による油入変流器の実施例を示
す断面図、第２図ａ，ｂはコイル素子の形状を示
す平面図および正面図、第３図ａおよびｂはコイ
ル素体の平面図および正面図、第４図は二次コイ
ルを巻回した鉄心をコイル素体に装着した状態を
示す断面図、第５図は接続導体による一次コイル
素子間ならびに一次コイルと一次引出端子間の接
続状態を示す説明図、第６図および第７図は半円
形断面の導体に油溝および油導孔を設けた状態を
示す断面図である。 １……一次コイル、５Ａ，５Ｂ……二次コイル
および鉄心、６……半円形断面導体、７Ａ，７Ｂ
……コイル素子、８……コイル間絶縁、９……主
絶縁、１０……コイル素体、１１……接続導体、
１４……油溝、１５……油導孔。
す断面図、第２図ａ，ｂはコイル素子の形状を示
す平面図および正面図、第３図ａおよびｂはコイ
ル素体の平面図および正面図、第４図は二次コイ
ルを巻回した鉄心をコイル素体に装着した状態を
示す断面図、第５図は接続導体による一次コイル
素子間ならびに一次コイルと一次引出端子間の接
続状態を示す説明図、第６図および第７図は半円
形断面の導体に油溝および油導孔を設けた状態を
示す断面図である。 １……一次コイル、５Ａ，５Ｂ……二次コイル
および鉄心、６……半円形断面導体、７Ａ，７Ｂ
……コイル素子、８……コイル間絶縁、９……主
絶縁、１０……コイル素体、１１……接続導体、
１４……油溝、１５……油導孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれ同一半円形断面の一次導体よりなり
その長手方向と該半円形断面の直径方向とを含
む平面上に屈曲し各１ターンを形成する２個の
同一ヘアピン状のコイル素子と、上記両コイル
素子の上記半円形断面の直径部分をコイル間絶
縁をはさみ互いに絶縁して対向配置し上記両コ
イル素子およびコイル間絶縁を一体として外周
に施された主絶縁と、上記２個のコイル素子を
互いに直列接続しあるいは上記両コイル素子と
直並列切換器とを接続して上記２個のコイル素
子を直並列接続する接続導体とを具備すること
を特徴とする油入変流器。 (2) 上記半円形断面の一次導体はその長手方向に
沿つて油溝または油導孔を有することを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第１項記載の油入
変流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8462083U JPS59189224U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 油入変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8462083U JPS59189224U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 油入変流器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59189224U JPS59189224U (ja) | 1984-12-15 |
| JPH0322899Y2 true JPH0322899Y2 (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=30214580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8462083U Granted JPS59189224U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 油入変流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59189224U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010220328A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Japan Ae Power Systems Corp | 三相一括型ガス絶縁開閉装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51144913A (en) * | 1975-05-30 | 1976-12-13 | Siemens Ag | Current transformer |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55124837U (ja) * | 1979-02-26 | 1980-09-04 |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8462083U patent/JPS59189224U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51144913A (en) * | 1975-05-30 | 1976-12-13 | Siemens Ag | Current transformer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59189224U (ja) | 1984-12-15 |
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