JPH03227779A - トラクタ等の操向装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、トラクタ等の操向装置に関するものである
。

（従来の技術、及び発明が解決しようとする課題）トラ
クタのステアリングハンドルのステアリング軸の下端部
は、走行装置を伝動する伝動装置を内装した伝動ケース
の外側に軸装している。フロントアクスルハウジングが
、伝動ケースからなる車体に対してセンターピボット回
りにローリング自在に設けられることが多く、従ってこ
のフロントアクスルハウジング、乃至はこのフロントア
クスルを支持するアクスルブラケットに対して取付ける
形態としている。

このため、このステアリング軸の支持構成のために所定
の設置場所を要し、構成が複雑化し、機体の長さや幅等
が大きくなる。

（課題を解決するための手段） この発明は、走行車輪を伝動する走行伝動装置を内装し
た伝動ケース７の前部内に、ステアリングハンドル５０
によって連動されるステアリング軸５１の下端部、及び
このステアリング軸５１によって連動されるピットマン
アーム軸５２を軸装してなるトラクタ等の操向装置の構
成とする。

（発明の作用、及び効果） ステアリングハンドル５０の回動操作によってステアリ
ング軸５１を伝動ケース７の前端部内に対して回動し、
この伝動ケース７内からピットマンアーム軸５２が連動
されて、ピットマンアーム等の所定の操向機構を経て、
左右の前車輪を操向する。

このように、ステアリング軸５１の下端部及Ｖピットマ
ンアーム軸５２が、伝動ケース７の前偽部内に軸装され
て連動されるものであるから、これらの連動部の給油は
伝動ケース７内の潤滑油によって行なわれ、外部に露出
しないため構成が清潔であり、泥土の飛散防止等を有効
に行ない、携向連動を円滑に維持でき、伝動ケース７内
の伝彫装置の邪魔にならない構成とすることができる。

（実施例） なお、回倒においては、トラクタの走行伝動塾成に利用
した場合を示し、トラクタは、前部の伝動ケース７と後
部の縦フレーム５３等からなる庫体に対して、この伝動
ケース７の後部からは左右両側方へフロントアクスルハ
ウジング１２を突ルさせて、前車輪５４をキングピン回
りに回動さゼて操向自在とする車輪５５及びナックルア
ーム５６を設けている。縦フレーム５３の後端部には、
横方向の後輪フレーム５７の中央部をローリンク軸５８
回りに回動自在に設け、この後輪フレーム５７の左右両
端部に後輪伝動ケース５９を固定し、後車輪６０を車輪
６１で軸装し、伝動ケース７から後輪取出軸３２で伝動
する構成としている。

又、車体の上部には、前部にステアリングハンドル５０
．ハンドルポスト６２、及びフロア６３を設け、後部に
エンジン６４．操縦席６５．及びリフトシリンダ６６等
を設ける。又、後端部にはリフトリンク６７を上下回動
自在にして連結し、該リフトシリンダ６Ｇの油圧による
伸縮によって昇降し、このリフトリンクの後端に連結す
る苗植装置等の作業装置６８を昇降制御する構成として
いる。７１は伝動ケース７の前側に設けたバッテリーで
ある。伝動ケース７は軸方向中央部の接合面１０におい
て左右両側から接合させる左右割型に構成し、左側ケー
スＬ７と右側ケースＲ７との合せ縁をボルトによって締
付固定する。トラクタは四輪駆動形態に構成するが、前
車輪を伝動するフロントアクスル１１を内装したフロン
トアクスルハウジング１２の左右中央部に、差動装！１
３を設け、このフロントアクスルハウジング１２の差動
ケース部１４と、この前側のトランスミッションケース
部１５とを一体的に成形して該伝動ケース７を構成して
いる。

前記フロントアクスル１１よりも前位には、ベルト１６
．１７によって変速伝動される入力軸１８、この入力軸
１８上の変速ギヤ１９によって変速噛合されるセンタギ
ヤ２２を中央部に有するクラッチ軸４．このクラッチ軸
４上のサイドクラッチ１と一体のギヤ２３と常時噛合の
各カウンタギヤ２４を軸装した左右一対の後輪カウンタ
軸２５該クラツチ軸４上のセンタギヤ２２と常時噛合さ
れて前輪差動装置１３のリングギヤ２６に噛合するカウ
ンタギヤ２７を有した前軸カウンタ軸２８及び、上記入
力軸１８上の変速ギヤ２９によって噛合されるギヤ２０
や、バックギヤ３０等を有する動力取出軸２１等を軸装
している。

又、前記後輪カウンタ軸２５の左゛右端部からはベベル
ギヤ３１を介して、フロントアクスルハウジング１２の
上側で差動ケース部１４の左右外側部を経て後車輪のリ
アアクスルへ連動する後輪取出軸３２を設ける。又、動
力取出軸２１の先端部には、左側ケースＬ７の外側に取
付ける動力取出ケース３３に軸装した連結軸３４を嵌合
させて、ギヤ３５、ベベルギヤ３６等を介して、後方へ
向う作業伝動軸３７を設け、この作業伝動軸３７を、車
体後端部に連結する苗植装置等の作業装置を連動するも
のである。３８は、右側ケースＲ７の後端部に軸装した
駆動軸で、エンジン６４のプーリ６９からベルト７０伝
動するプーリ３９、及び入力軸１８のプーリ４０との間
に副変速しうるベルト１６．１７を掛は渡すプーリ４１
を設けている。

前記クラッチ軸４には、両端部のばね７８でセンタギヤ
２２側へ張圧されるサイドクラッチ１、ギヤ２３、円錐
形状のブレーキシュー３を有するサイドブレーキ２等を
一体的構成としたクラッチ体を、軸方向へ摺動自在に設
け、シフター４２で操作する構成としている。クラッチ
軸４の両端部を軸受するベアリング４３を嵌合させるコ
ーンブレーキ５にはブレーキ面６を形成して、該ブレー
キシュー３との間の摩擦力によってクラッチ体の回転を
制動する。このコーンブレーキ５の外側には、該クラッ
チ軸４の軸心を通るように短形状の目止凸部９を突出し
て、伝動ケース７の内側、即ち、左側ケースＬ７と右側
ケースＲ７との内側には、コーンブレーキ５を嵌合させ
る形態の凹部を形成し、この凹部における中心部でこの
クラッチ軸４の軸心上には、該目止凸部９を嵌合する目
止凹部８を形成している。これら目止凸部９と目止凹部
８との嵌合によって、伝動ケース７に対するコーンブレ
ーキ５の回動を不能状態に係止維持する。このコーンブ
レーキ５の目止凸部９の長辺側にはベアリング４３の嵌
合部４５を開放する開口部４４が形成されている。

４６は変速シフタステー、４７はデフロック機構である
。４８は左側ケースＬ７の前端部において上下方向に形
成したステアリング軸穴で、上部のステアリング軸穴４
８には、ステアリング軸の下端部を軸受けし、下部のピ
ットマン軸穴４９には、該ステアリング軸の下端部から
伝動ケース内に設けるピニオン機構等を介して連動され
るピットマンアーム軸５２を軸受けすることにより、操
向連動構成することができる。ステアリング軸５１の下
端部にピニオン７２を形成し、ピットマンアーム軸５２
の上端に設ける扇形ラック７３とを咬み合せる。これら
ステアリング軸５１は伝動ケース７の前壁部７４、扇形
ラック７３は底壁部７５に沿うように配置している。

ピットマン軸５２の下端部には、伝動ケース７の下側に
おいてピットマンアーム７６を有し、このピットマンア
ーム７６と左右の前車輪５４の各ナックルアーム５６と
の間をロッド７７で連結して、操向自在に構成している
。

入力軸１８の回転によって、変速ギヤ１９から直接、又
はバックギヤ３０を介して、センタギヤ２２を伝動し、
サイドクラッチ１のセンタギヤ２２へのクラッチ入りに
よって、ギヤ２３から後軸カウンタ軸２５のカウンタギ
ヤ２４を伝動し、後軸取出軸３２を伝動する。この後軸
取出軸３２がら後車輪を伝動回転する。

又、前記クラッチ軸４上のセンタギヤ２２からは、カウ
ンタギヤ２７．リングギヤ２６等を経て、差動装置！１
３及びフロントアクスル１１を伝動し、前車輪を駆動す
る。

又、作業装置を伝動する作業伝動軸３７は、入力軸１８
上の変速ギヤ２９から、ギヤ２０、動力取出軸２１を経
て、伝動ケース７の外側に取付けた動力取出ケース３３
の連結軸３４、ギヤ３５、ベベルギヤ３６等を介して伝
動される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は側面図
、第２図は一部展開した平断面図、第３図はその一部の
破断せる内側面図、第４図、第５図は内側面図である。 （符号の説明） ７　伝動ケース ５０　ステアリングハンドル ５１　ステアリング軸 ５２　ピットマンアーム軸 ５４　前車輪 ６０　後車輪 　２ ピニオン 　３ 扇形ラック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　走行車輪を伝動する走行伝動装置を内装した伝動ケー
   ス７の前部内に、ステアリングハンドル５０によって連
   動されるステアリング軸５１の下端部、及びこのステア
   リング軸５１によって連動されるピットマンアーム軸５
   ２を軸装してなるトラクタ等の操向装置。