JPH03227340A - フィルム用樹脂組成物およびそれを用いたフィルムの製造方法 - Google Patents

フィルム用樹脂組成物およびそれを用いたフィルムの製造方法

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JPH03227340A
JPH03227340A JP2309062A JP30906290A JPH03227340A JP H03227340 A JPH03227340 A JP H03227340A JP 2309062 A JP2309062 A JP 2309062A JP 30906290 A JP30906290 A JP 30906290A JP H03227340 A JPH03227340 A JP H03227340A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はフィルム用樹脂組成物およびそれを用いたフィ
ルムの製造方法に関し、特に成形して優れた強度、耐水
性および成形性を有するとともに、紙と同様の感触およ
び剛性を有するフィルムを得ることができるフィルム用
樹脂組成物および該組成物からフィルムを好適に製造す
る方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、包装材料として、紙、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィンフィルムなどが使用されている
。 特に、近年では、ポリオレフィンが成形性に優れ、
得られたフィルムが、強度および耐水性に優れるため、
包装材として使用されることが多くなってきている。
しかし、高級品の包装用には、外観の高級感の点で、依
然として紙が使用されている。 そこで、ポリオレフィ
ンフィルムの優れた強度、耐水性および成形性を有する
とともに、紙と同様の感触および剛性を有する紙様ポリ
オレフィンフィルムが求められ、例えば、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレンの単独、またはこれらの組成物
に、炭酸カルシウム、タルク等の無機充填剤を添加して
なる紙様ポリオレフィンフィルムが提案されている(特
公昭46−41463号)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記従来の紙様ポリオレフィンフィルムは、紙
と同様の外観および感触は有するものの、ポリオレフィ
ンフィルムよりも、強度、剛性および成形性が劣るとい
う問題があつた。
そこで本発明の目的は、ポリオレフィンフィルムが本来
有する優れた強度、耐水性および成形性を備えるととも
に、紙様の感触および剛性をも有するフィルムを得るこ
とができるフィルム用樹脂組成物、および該組成物から
フィルムを好適に製造することができる方法を提供する
ことにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明は前記課題を解決するために、 (A) M F R(190’C)  : 0.01〜
0.1g/10min.、密度: 0.938〜0.9
65g/cm’およびメルトテンション:10g以上で
ある高密度ポリエチレン       35〜87重量
部、(B)MFR(230℃):0.3 〜10g71
0minであるプロピレン系重量体3〜25重量部、 (C)タルク     1o〜45重量部、(D)Ca
Oおよび/まかシナM q n前記(A)  、 (B
)  および(C)  の合計100重量部に対して 1〜10重量部 並びに、 (E)1面活性剤 前記(A) 、 (B)および(C)成分の合計100
重量部に対して 0.05〜1重量部 を含み、(C)/(B)の含有割合が2〜4であるフィ
ルム用樹脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、前記フィルム用樹脂組成物からフィル
ムを好適に製造できる方法として、フィルム用樹脂組成
物からインフレーションフィルム成形法によりフィルム
を製造する方法であって、フロストライン以後のバブル
直径RAとダイス出口からフロストラインの間における
最小バブル直径R5の比RA / REが2〜6、並び
にダイス出口からフロストラインの間においてバブル直
i番がダ、/1店オ番め0−8〜15倍である部分のフ
ィルム引取方向長さCがダイス直径RDの2〜15倍の
長さとなるように調整して成形を行うことを特徴とする
フィルムの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のフィルム用樹脂組成物の(A)成分である高密
度ポリエチレン(以下、車に「(A)成分」と略す)は
、MFR(190℃)が0.01〜0.1g710m1
n、 、好ましくは0.02〜o、o7g/l。
mjn、、更に好ましくは0.02〜0.05g/10
min.、密度か0.938〜0.965g/cn+3
、好ましくは0.945〜0.960g/cm3であり
、メルトテンションが10g以上、好ましくは15g以
上のものである。
ここで、メルトテンションとは、溶融時の張力であり、
ここでは、東洋精機■製のメルトテンションテスターを
用い、下記条件で測定されるものである。
使用ノズル: L = 8.000nuo 、 D =
 2.095mm試験温度・190℃ 引取速度 2 m/min 押出速度: 15 mm/min. (A)成分のMFR(190t)が0.01g/10m
1n、未満であると、得られる組成物の押出成形性が低
下し、またMFR(190’C)が0.1g/10m1
n、を超えると得られる組成物を成形しても充分な強度
のフィルムを製造することができない。 尚、MFRの
測定はASTM1238に準拠して行った。  (A)
成分の密度が0.938未満であると、成形して充分な
剛性を有するフィルムが得られず、密度が0.965g
/cm3を超えると成形して十分な強度のフィルムを得
ることができない。 また(A)成分のメルトテンショ
ンが10g以上、特に15g以上であると、得られる組
成物をインフレーションフィルムに成形する際のバブル
の安定性が良好となり、また分子配向度が大きくなるた
め、耐衝撃強度、引裂強度および剛性に優れたフィルム
を得ることができる。
本発明の組成物における(A)成分の配合割合は、35
〜87重量部、好ましくは45〜85重量部である。 
(A)成分の配合割合が35重量部未満であると、成形
して十分な強度のフィルムが得られず、またインフレー
ション法によるフィルム成形におけるバブル安定性が悪
化し、87重量部を超えると成形して十分な剛性を有す
るフィルムを得ることができない。
本発明の組成物の(B)成分であるプロピレン系重合体
(以下、隼に「(B)成分」と略す)は、プロピレンの
ホモ重合体、あるいはプロピレンと該プロピレンと共重
合可能な他の単量体とのランダム共重合体、またはブロ
ック共重合体が挙げられ、好ましくはプロピレンのホモ
重合体である。 前記プロピレンと共重合可能な他の単
量体としては、例えば、エチレン、ブテン等が挙げられ
る。 共重合体中の共重合車量体の割合は、好ましくは
、10モル%以下とする。
この(B)成分はMFR(230℃)は0.3〜10 
g/10m1n好ましくは1〜7 g/10m1n、の
ものである。 (B)成分のMFR(230℃)が0 
、 3 g/10m1n、未満であると、得られる組成
物における(B)成分の分散性が低下し、また、組成物
の押出成形性が低下する。 またMFR(230℃)が
10 g710min、を超えると十分な強度のフィル
ムが得られない。 尚MFRの測定はASTMD 12
38に準拠して行った。
本発明の組成物における(B)成分の配合割合は3〜2
51i量部、好ましくは5〜25重量部である。 (B
)成分が3重量部未満であると、成形して十分な剛性の
フィルムを得ることができず、25重量部を超えると成
形して十分な強度のフィルムが得られない。
本発明の組成物の(C)成分であるタルク(以下、車に
「(C)成分」と略する)は、通常、この種の樹脂組成
物に配合されるものでよく特に制限されず、例えば、平
均粒径1.5〜4.5 jJ、吸油量38〜52 cc
/100g 、含水分率0.3%以下のものが好ましい
本発明の組成物における(C)成分の配合割合は10〜
45重量部、好ましくは10〜40重量部である。 (
C)成分の配合割合が10重量部未満であると、成形し
て良好な紙様の外観と十分な剛性を有するフィルムが得
られず、45重量部を超えると、得られる組成物の成形
性が低下し、また成形して十分な強度のフィルムが得ら
れない。
また、本発明の組成物において、(C)成分/(B)成
分の含有割合は2〜4、好ましくは2.5〜3.5 と
なるように調整される。  (C)成分/(B)成分の
含有割合が2未満であると得られる組成物を成形しても
良好な紙様の外観を有するフィルムを得ることができな
い。 また4を超えると、得られる組成物を成形しても
耐衝撃強度および引裂強度に優れたフィルムを得ること
ができない。
本発明の組成物の(D)成分であるCaOおよび/また
は MgO(以下、車に「(D)成分」略す)は、樹脂
組成物に好適に配合されるものであればよく特に制限な
い。
本発明の組成物における(D)成分の配合割合は、前記
(A)   (B)および(C)成分の合計100重量
部に対して1〜10重量部、好ましくは1.5〜8重量
部である。  CD)成分の配合割合が(A)   (
B)および(C)成分の合計100重量部に対して1重
量部未満であると、得られる組成物を用いて、フィルム
を成形する際の成形性が悪く発泡による穴がフィルムに
生じたりする。 また10重量部を超える割合で配合し
てもそれ以上の効果が得られない。
本発明の組成物の(E)成分である界面活性剤(以下、
車に「(E)成分」と略する)は、非イオン系、アニオ
ン系、カチオン系または両性の界面活性剤のいずれでも
よく、特に制限されない。
非イオン系界面活性剤としては、例えばN、N−ビス(
2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、ポリオキシエ
チレンアルキルアミンの脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルヒタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステル等が挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、アルキルスル
ホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルサ
ルフェート、アルキルホスフェート等が挙げられる。
カチオン系界面活性剤としては、例えばテトラアルキル
アンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩
等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルベタイン系、
イミダシリン型のものなどが挙げられる。
本発明において、(E)成分として前記の界面活性剤は
、1種単独でも2種以上を組合わせても用いられる。
これらの界面活性剤のうちで、非イオン系のグリセリン
脂肪酸エステルが(C)成分および(DJ酸成分並びに
必要に応じて添加される他の添加剤等の組成物中におけ
る分散性を向上させ、得られる組成物の成形性等の種々
の物性を向上させる効果が大きい点で特に好ましい。
本発明の組成物における(E)成分の配合割合は、前記
(A)   (B)および(C)成分の合計100重量
部に対して0.05〜1重量部、好ましくは0.1〜0
.8重量部である。 (E)成分の配合割合が前記(^
) 、  (B)および(C)成分の合計100重量部
に対して0.05重量部未満であると、(C)成分、(
D)成分および他の添加剤等の組成物中における分散性
を向上させることができない。 また1重量部を超える
と、得られるフィルムの表面に(E)成分がブリードア
ウトし、フィルムの外観が悪化する原因となる。
また、本発明の組成物には、上記の(A)(B)   
(C)   (D)および(E)成分の他に、この種の
樹脂組成物に通常用いられる各種の添加剤、例えばフェ
ノール系、リン系の耐熱安定剤;酸化チタン等の無機顔
料、あるいは有機顔料などの着色剤を適宜1種単独で、
あるいは2種以上を組合わせて添加することもできる。
本発明のフィルム用樹脂組成物は、前記(A) 、 (
B)   (C) 、 (D)および(E)成分、並び
に必要に応じて他の任意成分の所定量を、同時に混合し
、得られた混合物を、例えば180〜250℃で2軸押
圧機、バンバリーミキサ−等を用いて溶融混練して製造
してもよいし、あるいは(c)   (D)および(E
)成分をFB)または(^)成分と、予め混合して混合
物(F)を調製しておき、フィルムの成形時に、この混
合物(F)を(A)成分または(B)成分と混合してフ
ィルム成形に供するようにしてもよい。
本発明のフィルム用樹脂組成物は、インフレーションフ
ィルム成形法、T−ダイによるフィルム成形法等のいず
れのフィルム成形法にも通用でき、特にインフレーショ
ンフィルム成形法によるフィルム製造に好適である。
このインフレーションフィルム成形法によりフィルムを
好適に製造する方法として、本発明は、インフレーショ
ンフィルム成形法によりフィルムを製造する方法であっ
て、 RA :フロストライン以後のバブル直径、Ro :ダ
イス出口からフロストラインの間における最小バブル直
径、 C:ダイス出口からフロストラインの間においてバブル
直径がダイス直径の 0.8〜1.5倍である部分のフィル ム引取方向長さ、 および Ro :ダイス直径の値が、下記式を満足するよう調整
して成形を行うことを特徴と する。
この方法は、例えば第1図に示すようなインフレーショ
ンフィルム成形装置を用いて行われる。 同図において
、インフレーションフィルム成形装置1は、樹脂組成物
を供給するためのホッパー2、供給された樹脂組成物を
溶融均質化するための押出機3、溶融された樹脂組成物
を円筒状に押出成形するための円筒状ダイス4、押出さ
れた樹脂組成物に空気を吹付けて冷却する空気冷却環5
、冷却して得られるフィルムを引取る引取機6、および
得られたフィルムを巻取るための巻取機7を有している
この装置において、樹脂組成物はホッパ2から押出機3
に供給され、押出機3のシリンダ壁からの熱とスクリュ
ーの摩擦熱によって溶融均質化されるとともに、スクリ
ューによフて送られ、第1図のA部の拡大図である第2
図に示すように、円筒状ダイス4から円筒状に一次賦形
されてバブル8を形成し狭いスリットから押出されると
同時に、ダイ内部を通して吹込まれる空気によって膨張
し、他方、外側を空気冷却環5から噴出する空気9によ
って冷却固化する次賦形によりバブル10が形成される
。 冷却して得られたフィルム11はガイド板12に導
かれ、引取機6によって上方に引取られ、さらに巻取機
7に引取られる。
以上のようなインフレーションフィルム成形において、
本発明は第2図に示すように、円筒状ダイス4から押出
された樹脂組成物が冷却し、白化する場所、すなわちフ
ロストライン(白化点)13以後のバブル10の直径R
Aとダイス4の出口14からフロストライン13の間に
おけるバブル8の最小のバブル直径R5の比RA/RE
が2〜6、好ましくは、3〜5であり、並びにダイスの
出口14からフロストライン13の間のバブル8の直径
が、ダイスの直径RDの0.8〜1.5倍である部分の
フィルム引取方向の長さCが、ダイス直径RDの2〜1
5倍、好ましくは5〜10倍となるように調整して成形
を行うことを特徴とする方法である。
すなわち、下記式を満足するよう押出機における加熱温
度、フィルムの引取速度および空気冷却環5の風量を調
整して成形する。
A RD 式(1)のRA/Rcが2未満であると、得られる組成
物を成形して十分な耐衝撃強度および引裂強度を有する
フィルムを得ることができず、6を超えると、得られる
組成物を成形しても、フィルム成形時のバブル安定性が
悪化し、生産性が低下する。
式(2)のC/R,が2未満であると、得られる組成物
を成形して十分な耐衝撃強度および引裂強度を有するフ
ィルムを得ることができず、15を超えるとフィルム成
形時のバブル安定性が悪化し、生産性が低下する。
押出機における加熱温度は、通常、180〜230℃、
好ましくは190〜220℃程度である。
フィルムの引取速度は、通常、10〜70m/min、
程度である。
用いられる押出機、ダイス、引取機、巻取機などは、常
用のものでよく、特に制限されない。
また、以上、第1図に示す上向引取法によるフィルム成
形に関して、本発明の詳細な説明したが、本発明は第1
図に示す方法に限定されず、水平方向、下向方向の引取
法によるいかなるフィルム成形においても同様に適用さ
れることはもちろんである。
以上の本発明の組成物は、成形して外観、肌ざわり、折
り曲げ性の点で紙と同様の外観、感触を有し、しかも強
度に優れたフィルムを得ることができ、また、本発明の
方法は、該組成物からフィルムを通常のポリオレフィン
フィルムと同様の高い生産性で得ることができる。
以上の本発明の組成物および方法によって得られるフィ
ルムは前記のように優れた特性を有するため、ショッピ
ングバック、あるいは、地図、ポスター等の印刷用紙と
して耐候性が良好な点を生かして好適に用いられる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例および比較例により本発明をより
具体的に説明する。
(実施例1〜4、比較例1〜8) 各側において、表1に示す配合処方に従って、各成分を
内容量20ILのヘンシェルミキサーに投入して3分間
混合した後、CIM65φ(日本製鋼所製2軸スクリュ
ー)を用いて180〜200℃で溶融混練後、65φ短
軸押出機でベレットを得た。 なお、使用したタルクは
、平均粒径3.0−1吸油量41 cc/100gおよ
び含水分率0.1%のものであり、界面活性剤としてス
テアリン酸モノグリセリドを使用した。 また、使用し
た(A)成分のメルトテンションは、東洋精機■製のメ
ルトテンションテスターを用い、下記の条件で測定した
使用ノズル: L = 8.000+nm 、 D =
 2.095mm試験温度:190℃ 引取速度:2m/min 押出速度: 15 mm/min. 得られたベレットを50φインフレ一シヨンフイルム成
形機(押出機:そダンマシーナリー味製モダンデルサー
50mm、スクリュー スクリューの長さ/スクリュー
の径比:24、圧縮比、2.0、ダイス径Rp:100
mmφ、およびリップ幅:1mm)に供給し、下記の成
形条件で、成形温度200℃、引取速度20 m/mj
n。
で、厚さ40μmのフィルムを製造した。
フィルムの成形条件 ■実施例1〜4、比較例1,2.4〜7RA /Rc 
=3.0、C= 1000mm。
C/Ro=10 ■比較例3 RA/RE=1.5、C= 100mm 。
C/R,=1 得られたフィルムのフィルムインパクト強度、エルメン
ドルフ法による引裂強度を、それぞれASTMD342
0  JIS 21702 ニ準拠して測定し、並びに
その感触、剛性およびフィルム成形時の成形性を下記の
基準に従って評価した。
また比較のためにクラフト紙について、同様にフィルム
?#撃強度およびエルメン引裂強度を測定し、並びにそ
の感触、剛性および成形性を評価した(比較例8)。 
結果を表1に示す。
感触、剛性 ○・・・紙様の感触、剛性および折り目保持性を有する
△・・・紙とポリオレフィンフィルムの中間の感触およ
び剛性を有する。
×・・・紙様の感触および剛性を有しない。
成形性 ○・・・通常のポリオレフィンフィルムと同様の成形性
を示す。
△・・・成形は可能であるが、通常のポリオレフィンフ
ィルムより若干劣る。
×・・・成形時、バブルの振れ、切れが発生し、バブル
安定性が悪い。
(実施例5〜6、比較例9〜17) 表2に示す配合処方に従フて、実施例1と同様の方法で
、ベレットを得た。 同様のインフレーションフィルム
成形機を用いて下記の成形条件で、フィルムを製造した
。 使用したタルクは、実施例1と同様であった。
フィルムの成形条件 ■実施例5、比較例9〜14 実施例1と同じ。
■比較例15 RA/R,=1.5、C= 10101)O、C/RD
=10 ■比較例16 RA /RE =3 、0、C= 100+n+n、C
/ Ro = 1 ■実施例6 RA/R,=3.0、C= 500mm 。
C/Ro=5 ■比較例17 RA/RE =3.0、C= 2000mm、c/Ro
=20 ■実施例7 RA /RE =5.0、C= 1000mm。
C/RD=10 得られたフィルムの物性を実施例1と同様に測定し、結
果を表2に示す。
〈発明の効果〉 本発明のフィルム用樹脂組成物は、フィルムの成形時に
優れた成形性を示し、得られたフィルムが優れた強度、
耐水性を有するとともに、紙様の感触、剛性および折り
目保持性を有するものである。
また本発明の方法は、該フィルム用樹脂組成物からフィ
ルムを製造する方法として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフィルム用樹脂組成物からインフレ
ーションフィルム成形法によりフィルムを製造する本発
明の詳細な説明する概念図、第2図は、該方法の特徴を
説明する拡大模式図である。 符号の説明 1・・・インフレーションフィルム成形装置、2・・・
ホッパー 3・・・押出機、 4・・・円筒状ダイス、 5・・・空気冷却環、 6・・・引取機、 7・・・巻取機、 11・・・フィルム、 12・・・ガイド板、 13・・・フロストライン FIG。 FIG、2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)MFR(190℃):0.01〜0.1g
    /10min.、密度:0.938〜0.965g/c
    m^3およびメルトテンション:10g以上である高密
    度ポリエチレン35〜87重量部、 (B)MFR(230℃):0.3〜10g/10mi
    n.であるプロピレン系重合体 3〜25重量部、 (C)タルク10〜45重量部、 (D)CaOおよび/またはMgO 前記(A)、(B)および(C)の合計100重量部に
    対して1〜10重量部 並びに、 (E)界面活性剤 前記(A)、(B)および(C)成分の合計100重量
    部に対して 0.05〜1重量部 を含み、(C)/(B)の含有割合が2〜4であるフィ
    ルム用樹脂組成物。
  2. (2)請求項1のフィルム用樹脂組成物からインフレー
    ションフィルム成形法によりフィルムを製造する方法で
    あって、 R_A:フロストライン以後のバブル直径、R_E:ダ
    イス出口からフロストラインの間における最小バブル直
    径、 C:ダイス出口からフロストラインの間に おいてバブル直径がダイス直径の0. 8〜1.5倍である部分のフィルム引 取方向長さ、 および R_D:ダイス直径の値が、下記式を満足するよう調整
    して成形を行うことを特徴と するフィルムの製造方法。 (R_A)/(R_E)=2〜6… … …(1)(C
    )/(R_D)=2〜15… … …(2)
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JP2005329678A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Mitsui Chemicals Inc 積層樹脂一軸延伸フィルム
JP4624721B2 (ja) * 2004-05-21 2011-02-02 株式会社プライムポリマー 積層樹脂一軸延伸フィルム

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