JPH0322699Y2 - - Google Patents

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JPH0322699Y2
JPH0322699Y2 JP18338185U JP18338185U JPH0322699Y2 JP H0322699 Y2 JPH0322699 Y2 JP H0322699Y2 JP 18338185 U JP18338185 U JP 18338185U JP 18338185 U JP18338185 U JP 18338185U JP H0322699 Y2 JPH0322699 Y2 JP H0322699Y2
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pipe
compressor
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valve
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気調和機に関するものであつて、
特に四路切換弁に対する潤滑特性の改善された空
気調和機に関するものである。
(従来の技術) 冷凍機油の不足による圧縮機の潤滑不良を解消
しようとする従来例としては、例えば特開昭59−
217459号公報に記載された空気調和機を挙げるこ
とができる。この装置を第3図に示すが、図にお
いて、51は室外熱交換器、52は室内熱交換器
をそれぞれ示しており、両者51,52はガス管
53と液管54とによつて並列接続されている。
上記液管54には膨張弁55が介設され、一方上
記ガス管53には四路切換弁56が介設されてい
る。そして上記四路切換弁56には、圧縮機57
の吐出側の配管58と、吸込側の配管59とがそ
れぞれ接続されており、上記吐出側の配管58に
は油分離器60が、上記吸込側の配管59にはア
キユムレータ61が介設されている。また上記油
分離器60の油戻り口は、バイパス路62を介し
て上記アキユムレータ61に接続され、このバイ
パス路62に電磁弁63が介設されている。すな
わち上記空気調和機においては、圧縮機57から
送出された圧縮機油を油分離器60にて回収し、
電磁弁63を開弁することによつて上記回収油
を、アキユムレータ61を介して圧縮機57へと
返流し得るような構造が採用されているのであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記した空気調和機においては、圧縮
機57と四路切換弁56との間に油分離器60が
介設され、この油分離器60からバイパス路62
を介して圧縮機57に圧縮機油が返流されるよう
な構造であるために、油分離器60の分離効率や
運転状況等によつては、四路切換弁56が乾燥状
態になることがある。そして四路切換弁56にお
いては、高低圧差に伴つて摺動弁体に作用する力
が非常に大きく、摺動部に大きな荷重が作用する
ために、上記のような充分な潤滑の行なわれてい
ない状態で四路切換弁56を作動させた場合、摺
動弁体と弁座面との間に大きな摩擦が生じ、これ
により摺動弁体の損傷を招くという不具合の生じ
ることがある。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、従来と同
様に圧縮機油の回収を行ないつつも、四路切換弁
の潤滑を良好に行なうことが可能な空気調和機を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の空気調和機においては、四路
切換弁8に第1ガス管6を介して室外熱交換器1
を、また第2ガス管7を介して室内熱交換器2を
それぞれ接続し、上記室外熱交換器1と室内熱交
換器2との間には液管3にて接続すると共に、こ
の液管3には膨張機構4を介設し、一方上記四路
切換弁8には圧縮機9の吐出配管10と吸込配管
11とをそれぞれ接続し、さらに上記圧縮機9の
吐出配管10には油分離器12を介設し、この油
分離器12の油戻し口14を上記第1ガス管6と
第2ガス管7とに配管17,18を介して接続
し、上記各配管17,18には、上記油戻り口1
4から各ガス管6,7方向への流体の流れを許容
する逆止弁19,20を介設してある。
(作用) 上記空気調和機の冷房運転時には、第1ガス管
6内には高圧ガス冷媒が、また第2ガス管7内に
は低圧ガス冷媒がそれぞれ流れることになる。一
方油分離器12に接続された各配管17,18内
には、圧縮機9から吐出された高圧ガス冷媒によ
る圧力が作用することになる。この結果、油分離
器12によつて回収された圧縮機油は、低圧の第
2ガス管7側に接続された一方の配管18を通つ
て第2ガス管7内へと導入されることになる。そ
して上記第2ガス管7内のガス冷媒が、四路切換
弁8を経由して圧縮機9へと返流されるため、四
路切換弁8は上記において第2ガス管7内に導入
された圧縮機油によつて潤滑されることになる。
なお上記空気調和機の暖房運転時には、油分離器
12において回収された圧縮機油は、もう一方の
配管17から低圧となる第1ガス管6内に導入さ
れ、上記と同様に四路切換弁8を潤滑することに
なる。
(実施例) 次にこの考案の空気調和機の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図において、1は室外熱交換器を、また2
は室内熱交換器をそれぞれ示しているが、この場
合、1台の室外熱交換器1に対して複数台の室内
熱交換器2……2が接続された構造のものを図示
している。上記室外熱交換器1と室内熱交換器2
との間は、液管3によつて接続されており、この
液管3には、上記室外熱交換器1に近接した位置
に暖房用の電動膨張弁4が、また各室内熱交換器
2……2に近接した位置には、室内熱交換器2…
…2毎にそれぞれ1台ずつの冷房用の電動膨張弁
5……5が介設されている。一方上記室外熱交換
器1には第1ガス管6が、上記室内熱交換器2に
は第2ガス管7が接続されており、両ガス管6,
7は、四路切換弁8に接続されている。そしてこ
の四路切換弁8に、圧縮機9の吐出配管10と吸
込配管11とが接続され、上記吐出配管10には
油分離器12が、また吸込配管11にはアキユム
レータ13がそれぞれ介設されている。上記油分
離器12の油戻し口14には、配管15が接続さ
れているが、この配管15には、戻し油量の調整
をするための電動弁16が介設されている。また
上記配管15は、上記電動弁16の下流側にて分
岐しており、一方の分岐配管17が上記第1ガス
管6に、他方の分岐配管18が上記第2ガス管7
にそれぞれ接続されている。各分岐配管17,1
8には、それぞれ逆止弁19,20が介設されて
いるが、この逆止弁19,20は、油分離器12
側から各ガス管6,7方向への流体の流れを許容
し、それとは逆方向への流れを阻止する機能を有
するものである。
上記各電動膨張弁4,5の制御は、通常の過熱
度制御方法によつて行なわれるものであつて、室
外熱交換器1側には暖房時に過熱度を検出するた
めの一対の温度センサTh1,Th2が、また各室
内熱交換器2側には冷房時に過熱度を検出するた
めの一対の温度センサTh3,Th4(一部のみ図
示)がそれぞれ配置されている。なお第1図にお
いて、21は上記電動膨張弁4,5を制御するた
めの制御装置を示しているが、この制御装置21
は、過熱度を検出するための過熱度検出回路22
と、上記による検出値を設定値と比較して両者の
差に応じた信号を出力する制御回路23と、上記
信号に応じて電動膨張弁4,5を駆動する膨張弁
駆動回路24とを有している。
次に上記空気調和機の作動状態について説明す
る。まず冷房運転時には、圧縮機9から吐出され
た高圧ガス冷媒は、図中実線の矢印で示すよう
に、油分離器12を経て四路切換弁8から第1ガ
ス管6を経由して室外熱交換器1へと至り、この
室外熱交換器1内にて凝縮する。次いで液管3、
冷房用の電動膨張弁5をそれぞれ経て室内熱交換
器2内で蒸発し、その後第2ガス管7、四路切換
弁8、アキユムレータ13を経由して圧縮機9へ
と返流される。この場合、油分離器12の油戻し
口14に接続された配管15及び各分岐配管1
7,18内には、圧縮機9の吐出配管10内の高
圧ガス冷媒からの圧力が作用することになるの
で、低圧側の第2ガス管7に接続された一方の分
岐配管18からは、第2ガス管7へと回収された
圧縮機油が送出されることになる。そしてこの圧
縮機油は、低圧ガス冷媒と共に、上記のように四
路切換弁8を経由して圧縮機9へと返流されるの
で、四路切換弁8はこの圧縮機油によつて潤滑さ
れることになり、その潤滑状態は良好に維持され
ることとなる。なお上記における圧縮機9への油
戻し量の調整は、電動弁16の開度を調整するこ
とによつて可能である。また暖房運転時には冷媒
は、図中に破線の矢印で示すように、上記とは逆
方向に流れ、今度は第1ガス管6内を低圧ガス冷
媒が、第2ガス管7内を高圧ガス冷媒がそれぞれ
流れることになるので、油分離器12にて回収さ
れた圧縮機油は、もう一方の分岐配管17から第
2ガス管7内へと送出され、上記と同様に四路切
換弁8を潤滑することになる。
ところで上記のように油分離器12を備えた空
気調和機においても、運転条件によつては、圧縮
機油が油分離器12を通つて各熱交換器4,5側
へと流出してしまい、圧縮機9へ戻りにくくなる
ことがあるが、このような状態が長期間にわたる
と圧縮機9での油不足が生ずることになる。そこ
で上記空気調和機においては、このような不具合
を防止するために、油回収運転を行なうようにし
てあるので、以下に第2図のフローチヤートに基
づいてこの運転方法について説明する。まずステ
ツプS1にて、運転モードが油回収運転モードで
あるか否かを判断する。そして油回収運転モード
でない場合、つまり通常運転の場合には、ステツ
プS2にて冷房用又は暖房用電動膨張弁5……
5,4を上記熱交換器2……2,1の過熱度が一
定になるように制御する。この場合、圧縮機9の
作動状態を検知し(ステツプS3)、上記電動弁
16を、圧縮機9の作動中は開弁し(ステツプS
4)、停止中は閉弁(ステツプS5)するように
しておく。一方油回収運転モードの場合には、ス
テツプS6にて圧縮機9の作動状態を確認し、次
いてステツプS7にて冷房運転であるのか、暖房
運転であるのかを判断する。まず冷房運転の場合
について説明する。この場合、電動弁16の開度
を油回収用に設定された所定開度まで大きくし
(ステツプS8)、次いで複数の冷房用電動膨張弁
5……5のうちの1つの電動膨張弁5の開度を大
きくし、残りの電動膨張弁5……5を閉弁する
(ステツプS9)。そして上記のように開弁された
電動膨張弁5に対応する室内熱交換器2内に多量
の冷媒を通過させて、該室内熱交換器2内の油を
回収するのである。そしてこの回収運転を所定時
間だけ行なつた後(ステツプS10)、上記とは
別の他の冷房用電動膨張弁5を油回収用の所定開
度まで開弁すると共に、上記同様に残りの全ての
冷房用電動膨張弁5……5を閉弁し(ステツプS
11)、上記と同様に所定時間の油回収運転を行
なう(ステツプS12)。そして以後、上記のよ
うな作動を全ての室内熱交換器5……5について
順次行ない、全ての室内熱交換器5……5につい
ての油回収運転が終了した後(ステツプS13)、
ステツプS14にて通常運転に復帰する。一方暖
房運転である場合には、上記と略同様に電動弁1
6の開度を油回収用に設定された所定開度まで大
きくし(ステツプS15)、次いで暖房用の電動
膨張弁4の開度を大きくする(ステツプS16)。
そして多量の冷媒を室外熱交換器1内を通過させ
て該室外熱交換器1内の油を回収するのである。
そしてこの回収運転を所定時間だけ行なつた後
(ステツプS17)、上記ステツプS14へと至
り、通常運転に復帰する。
上記した各油回収運転状態においては、負荷の
状態を変えずに、電動膨張弁4,5の開度だけを
大きくしているため、各熱交換器1,2から圧縮
機9に液冷媒が返流される傾向が強くなるが、配
管15に介設した電動弁16の開度を大きくして
あるために、いずれかの分岐配管17又は18か
ら低圧側の第1ガス管6又は第2ガス管7に、ホ
ツトガスが供給されることになる。つまり圧縮機
9に対する液戻りを、上記分岐配管17又は18
から供給されるホツトガスによつて防止し、適当
な過熱度のガス冷媒を圧縮機9に返流し得るよう
にしてあるのである。このため従来の、例えば実
開昭60−55959号公報に記載されているような装
置において油回収運転時に生じていた、圧縮機9
への液戻りによる圧縮機の故障を防止し得ること
になる。
また通常運転状態においては、圧縮機9の停止
時に電動弁16を閉弁するようにしてあるので、
圧縮機9の停止中における低圧側への油流入を防
止し得ることになる。
(考案の効果) この考案の空気調和機においては、上記のよう
に油分離器にて回収した圧縮機油を、四路切換弁
に上流側の低圧ガス管内に戻し、四路切換弁を経
由して圧縮機に返流させるようにしてあるので、
四路切換弁の潤滑状態は良好なものとなり、その
ため従来のような四路切換弁の損傷を防止し、そ
の耐久性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の空気調和機の一実施例を示
す冷媒回路図、第2図はその運転状態を説明する
ためのフローチヤート図、第3図は従来例の冷媒
回路図である。 1……室外熱交換器、2……室内熱交換器、3
……液管、4……暖房用膨張弁、5……冷房用膨
張弁、6……第1ガス管、7……第2ガス管、8
……四路切換弁、9……圧縮機、10……吐出配
管、11……吸込配管、12……油分離器、14
……油戻し口、15……配管、17,18……分
岐配管、19,20……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四路切換弁8に第1ガス管6を介して室外熱交
    換器1を、また第2ガス管7を介して室内熱交換
    器2をそれぞれ接続し、上記室外熱交換器1と室
    内熱交換器2との間には液管3にて接続すると共
    に、この液管3には膨張機構4を介設し、一方上
    記四路切換弁8には圧縮機9の吐出配管10と吸
    込配管11とをそれぞれ接続し、さらに上記圧縮
    機9の吐出配管10には油分離器12を介設し、
    この油分離器12の油戻し口14を上記第1ガス
    管6と第2ガス管7とに配管17,18を介して
    接続し、上記各配管17,18には、上記油戻り
    口14から各ガス管6,7方向への流体の流れを
    許容する逆止弁19,20を介設したことを特徴
    とする空気調和機。
JP18338185U 1985-11-27 1985-11-27 Expired JPH0322699Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18338185U JPH0322699Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

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JP18338185U JPH0322699Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6291168U JPS6291168U (ja) 1987-06-11
JPH0322699Y2 true JPH0322699Y2 (ja) 1991-05-17

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ID=31130064

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