JPH0322547Y2 - - Google Patents

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JPH0322547Y2
JPH0322547Y2 JP1986022058U JP2205886U JPH0322547Y2 JP H0322547 Y2 JPH0322547 Y2 JP H0322547Y2 JP 1986022058 U JP1986022058 U JP 1986022058U JP 2205886 U JP2205886 U JP 2205886U JP H0322547 Y2 JPH0322547 Y2 JP H0322547Y2
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JP
Japan
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main body
body case
cylinder
engine
crankcase
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JP1986022058U
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JPS62135865U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、本体ケースに内蔵されたエンジンの
シリンダーを水平方向に固着するクランクケース
に気化器を装置して連通せしめ、前記本体ケース
を仕切つて前記気化器を囲む気化室と、前記気化
器室に連通するエヤクリーナとを設けた、チエン
ソー等のエンジン装置に係るものである。
(b) 従来技術および解決しようとする問題点 従来、一般に、エンジンにおいては、冬季に冷
却された空気が気化器に吸入されて、空気中の水
分の凍結、あるいは燃料の気化不良等のいわゆる
アイシングを生じてエンジンの円滑の運転を妨げ
ていた。このためシリンダーの周囲を通過して暖
められた空気をエヤクリーナの吸入部に導いて気
化器に吸引させていたが、気化器がシリンダーに
装着されている場合には、気化器とシリンダーが
近接しているので、シリンダーの周囲を通過する
空気をエヤクリーナの吸入部に導く通風路は構造
簡単に容易に設けることができたが、シリンダー
を水平方向に固着するクランクケースに気化器を
装着したエンジンにおいては、シリンダーと気化
器が離隔しており、したがつて気化器に近接して
連通するエヤクリーナはシリンダーと離隔した位
置にあるのでシリンダーの外周とエヤクリーナの
吸入部とを連通する通風路を設けることは、構造
が複雑となり、あるいは全体の構造が大きくな
り、携帯用の小型のエンジンには適するものでは
なかつた。
(c) 問題を解決するための手段および作用 本考案は、本体ケースの上面を貫通して、気化
器に連通する連通孔と、シリンダーの外周に連通
する吸気孔とを設け、本体ケースの外部において
連通孔を覆うフイルターを本体ケースとの間に挟
持するとともに、フイルターの上面を覆つて吸気
孔に連通せしめるカバーを着脱自在に設けて、ク
ランクケースの外周を通過する空気をエヤクリー
ナの吸入部に導入するための通風路を設けたもの
で、エヤクリーナの吸入部に近接するクランクケ
ースの外周から、クランクケースによつて暖めら
れた空気をエヤクリーナに導入することによつ
て、通風路が短く、構造簡単に、全体構造を大き
くすることなく、しかもフイルターの清掃が容易
で、気化器のアイシングを防止することができる
ものである。
(d) 実施例 以下、図面により本考案の1実施例について詳
細な説明を行なう。
図において、1はチエンソーを示すもので、エ
ンジン3を内蔵する本体ケース5に、前方に突出
してガイドバー7が固着して設けられ、ガイドバ
ー7の外周に摺動自在に係合するソーチエン9が
エンジン3の駆動で回転する。11はエンジン3
のクランクケース、13はクランクケース11に
固着するシリンダーで、クランクケース11の後
方に向けて軸心線を水平姿勢とし、ボルト15,
17によつて本体ケース5に固着されている。1
9はシリンダー13内に摺動自在に嵌合するピス
トン、21はピストン19とクランクピン23と
を連結する連結杆、25は点火栓である。27は
クランクケース11の前上方位置に本体ケース5
内を仕切つて形成された気化器室で、内部に収容
された気化器29はクランクケース11内に連通
している。31は気化器室27の前部を開閉自在
に覆う蓋である。33は気化器室27に上部の連
通孔35,35,…を介して連通するエヤクリー
ナ37の多孔性のフイルターで、カバー39によ
つて挟持、固定されている。カバー39は、ねじ
(図示せず)によつて本体ケース5に固着され、
クランクケース11に近接する位置に本体ケース
5を貫通する吸気孔41を覆つて気化器37の吸
入部43に連通する通風路45を形成している。
46は本体ケース内のシリンダー13の外周付近
とクランクケース11の外周付近を連通する連通
路である。
47はクランクケース11の前下方位置に、本
体ケース5内に形成された燃料タンクである。4
9は本体ケース5の上面に、前後方向に沿つて両
端を装着された上部ハンドルで、前方にプロテク
ター51、下面にスロツトルレバー53、上面に
スロツトルレバー53を係止するストツパーレバ
ー55を備えている。57はシリンダー13の後
方に、本体ケース5内に形成された潤滑油タンク
で、ソーチエン9の摺動部に給油するための潤滑
油を貯溜し、上部ハンドル49の後端の下方に位
置している。59は上部ハンドル41の前部に側
方に向つて固着する横ハンドルで、側方向から下
方向に湾曲して下端は本体ケース5に固着されて
いる。61はクランク軸63に固着するフアンで
ある。
以上の実施例において、作業者は上部ハンドル
49と横ハンドル59を把持して、エンジン3の
駆動で、ガイドバー7の外周を回転するソーチエ
ン9によつて樹木等の切断作業を行なうものであ
る。フアン61の送風はシリンダー13の外周を
通過して大気に放出されるが、一部の送風はクラ
ンクケース11の外周を通過して暖められ、吸気
孔41から通風路45を通つてエヤクリーナ37
の吸入部43、フイルター33を経て気化器室2
7に入り、気化器29に吸入される。またシリン
ダー13の外周を通過する送風の一部は連通路4
6等を通つてクランクケース11の外周に送られ
ている。
(e) 考案の効果 本考案は、請求の範囲に記載のとおりの構成で
あるから、シリンダーを水平方向に固着するクラ
ンクケースに気化器を装着したエンジンにおい
て、エヤクリーナに暖風を導入してアイシングを
防止することができ、しかも通風路が短く、構造
簡単に、かつ全体構造をコンパクトとすることが
でき、またフイルターは本体ケースの外面に着脱
自在のカバーによつて挟持しているので、着脱、
清掃が容易となるものである。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、他の態様においても実施しうるもので
ある。また、請求の範囲に示す符号は本発明の技
術的範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジン装置を備えたチ
エンソーの側断面図、第2図は要部の拡大側断面
図である。 3……エンジン、5……本体ケース、11……
クランクケース、13……シリンダー、27……
気化器室、29……気化器、33……フイルタ
ー、35……連通孔、39……カバー、41……
吸気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケース5に内蔵されたエンジン3のシリン
    ダー13を水平方向に固着するクランクケース1
    1に気化器29を装着して連通せしめ、前記本体
    ケース5を仕切つて前記気化器29を囲む気化器
    室27を設け、前記本体ケース5の上面を貫通し
    て、前記気化器室27に連通する連通孔35と、
    前記シリンダー13の外周に連通する吸気孔41
    とを設け、前記本体ケース5の外部において前記
    連通孔35を覆うフイルタ33を前記本体ケース
    5との間に挟持するとともに、前記フイルター3
    3の上面を覆つて前記吸気孔41に連通せしめる
    カバー39を着脱自在に設けたことを特徴とする
    エンジン装置。
JP1986022058U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0322547Y2 (ja)

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JP1986022058U JPH0322547Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP1986022058U JPH0322547Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JPS62135865U JPS62135865U (ja) 1987-08-26
JPH0322547Y2 true JPH0322547Y2 (ja) 1991-05-16

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JPH0320529Y2 (ja) * 1986-05-07 1991-05-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670148U (ja) * 1979-11-02 1981-06-10
JPS59192664U (ja) * 1983-06-10 1984-12-21 新ダイワ工業株式会社 エンジンにおけるキャブレーターヘの空気取入口構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62135865U (ja) 1987-08-26

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