JPH03225112A - 温風暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は温風暖房装置に関する。

〈従来の技術〉 従来、ブンゼン式の灯油気化型温風暖房装置では、燃焼
運転停止時（消火時）に未燃ガスが温風に乗って外へ出
るため、臭いが問題となっていた。このため現行の装置
では、第１図及び第４図を参照して、燃焼運転停止時に
、まず石油を供給する電磁ポンプ２と、温風を吹き出す
ファン１１を停止するも、気化ガスを気化器３側から燃
焼管６へ噴出供給するノズル５を引き続き一定時間Ｔ、
開放状態とし、これにより残留未燃ガスを燃焼管６で燃
焼させるようにしていた。そして一定時間Ｔｔ後ノズル
５を閉止し、それから一定時間Ｔ、の待機後再度ファン
１１を一定時間だけオンして、装置内の空気を新鮮なも
のに入れ替えるようにしていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが上記現行の装置では、燃焼運転中の長短にかか
わらず、燃焼運転停止時に、ノズル５を定められた一定
時間Ｔ１だけ開放状態とするため、例えば燃焼停止まで
の燃焼時間が長い場合には、燃焼管６での残留ガスの燃
焼がまだ行われているのに、ノズル５が一定時間ＴＩ経
過で閉止される場合がある。この場合には燃焼管６での
燃焼が吹き消えの状態となり、このため燃焼管６内に未
燃ガスが残って、後のファン１１再オンの際に臭いが放
出される。また逆に燃焼運転停止までの燃焼時間が短い
場合等においては、燃焼管６での燃焼が止まっているの
にもかかわらずノズル５が開放された状態をもたらし、
ノズル５から気化器３内の未燃ガスが出て、これもまた
臭いの原因となっていた。すなわち従来の装置ではノズ
ル５の開放開放時間が状況によらず一定であるため、臭
いの原因を十分除去できない欠点があった。

そこで本発明は上記従来技術の欠点を解消し、燃焼運転
停止時（消火時）における未燃ガスによる臭いを発生を
十分低減させることのできる温風暖房装置の提供を目的
とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の温風暖房装置は、ポ
ンプで石油を気化器に送って気化し、これをノズルを介
して燃焼管に供給して燃焼させると共に、発生した熱を
ファンにより温風として外部に吹き出すようにした温風
暖房装置であって、燃焼運転の停止時には、まず前記ポ
ンプ及びファンを停止すると共に、その後フレームロッ
ドが前記燃焼管での燃焼を非検出とした時点で前記ノズ
ルを閉止し、さらに該ノズルの閉止から一定時間の待機
後に前記ファンを再度一定時間オンするよう構成したこ
とを特徴としている。

〈作用〉 上記本発明の特徴によれば、燃焼運転停止時において、
石油を供給するポンプと温風を送り出すファンが停止さ
れた後、フレームロッドにより燃焼管での燃焼が行われ
ているか否かが検出され、炎が非検出になった時点でノ
ズルが閉止される。

すなわちノズルが閉止されるのは燃焼管に未燃ガスが無
くなった時点である。しかもノズル閉止によって気化器
側から燃焼管側への未燃ガスの供給もなくなる。よって
その後、ファンが再オンしても、未燃ガスによる臭いが
発生することがない。

〈実施例〉 第１図は本発明実施装置の全体構成図、第２図は燃焼運
転停止時の制御フローチャート、第３図は燃焼運転停止
時の各部材の動作タイミングチャートである。

石油タンク１から電磁ポンプ２により、石油を気化器３
に供給し、セラミックヒータ４で加熱された気化器３内
で石油を気化する。気化された石油はノズル５からバー
ナ６へ１次空気と共に送り込まれ、燃焼に供される。７
はソレノイド７ａによって進退するニードルバルブで、
前記ノズル５の開閉を行う。前記バーナ６には点火プラ
グ８とフレームロッド９が組合わされ、燃焼によって発
生した高温ガスは燃焼室１０からファン１１によって吸
引され、室内に吹き出される。１２は装置内の過熱防止
器で、装置内が過熱状態になるとコントローラ１３のブ
ザー１３ａが鳴る。また１４は室温センサー１５は気化
器３の温度センサーである。

次にコントローラ１３による装置の燃焼運転停止時の制
御を第２図のフローチャート及び第３図のタイミングチ
ャートも参照して説明する。

今、図示しない装置の燃焼運転スイッチをオフすると、
まずコントローラ１３を介して電磁ポンプ２とファン１
１が停止される（ステップ（イ））。そしてフレームロ
ッド９が燃焼管６上での残留燃焼の炎を非検出とした時
点（ステップ（ロ））で、コントローラ１３を介してノ
ズル５がソレノイド７ａ及びニードルパルプ７により閉
止される（ステップ（ハ））。前記燃焼管６上での残留
燃焼が行われている間は、前記ノズル５は引き続き開放
状態に維持される（ステップ（ニ））。そして前記ノズ
ル５が閉止されると一定時間Ｔ３の待機時間を経て（ス
テップ（ホ））、前記ファン１１が一定時間だけ再オン
しくステップ（へ））、装置内を新鮮な空気に入れ替え
る。前記ファン１１による再オン時間の経過により、一
連の燃焼運転停止動作が終了する。

なお気化器３のヒータ４による加熱は燃焼運転スイッチ
の停止により停止されるようにしてもよいし、また予備
加熱状態に維持させるようにしてもよい。

〈効果〉 本発明は以上の構成によりなり、請求項１に記載の温風
暖房装置によれば、燃焼運転の停止時、ポンプ及びファ
ンの停止後、フレームロッドが炎検出になった時点でノ
ズルを閉止するように構成したので、その間燃焼管内部
や気化器内の残留ガスを減らすことができる。しかも燃
焼管での燃焼が停止された後は未燃ガスがノズルから出
ることもない。よって本発明では未燃ガスの漏出が防止
され、燃焼停止時の臭いの発生が効果的に防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施装置の全体構成図、第２図は実施装
置における燃焼運転停止時の制御フローチャート、第３
図は同じく燃焼運転停止時の各部材の動作タイミングチ
ャート、第４図は従来装置における燃焼運転停止時の各
部材の動作のタイミングチャートである。 ２：電磁ポンプ ３：気化器 ５：ノズル ６：燃焼管 ９：フレームロッド ｌｌ：ファン １３：コントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、ポンプで石油を気化器に送って気化し、これを
   ノズルを介して燃焼管に供給して燃焼させると共に、発
   生した熱をファンにより温風として外部に吹き出すよう
   にした温風暖房装置であって、燃焼運転の停止時には、
   まず前記ポンプ及びファンを停止すると共に、その後フ
   レームロッドが前記燃焼管での燃焼を非検出とした時点
   で前記ノズルを閉止し、さらに該ノズルの閉止から一定
   時間の待機後に前記ファンを再度一定時間オンするよう
   構成したことを特徴とする温風暖房装置。