JPH03224798A - プリンター用の葉書とその製造方法 - Google Patents

プリンター用の葉書とその製造方法

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JPH03224798A
JPH03224798A JP33321190A JP33321190A JPH03224798A JP H03224798 A JPH03224798 A JP H03224798A JP 33321190 A JP33321190 A JP 33321190A JP 33321190 A JP33321190 A JP 33321190A JP H03224798 A JPH03224798 A JP H03224798A
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Norio Houchin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプリンター用の葉書とその製造方法、さらに詳
しくは、通信文等の情報の隠蔽を目的として使用される
葉書、特にレーザープリンターや熱転写プリンター等、
文字の印字1文字用インキの定着が加熱状態でなされる
自動印字機で印字して使用される葉書であって、葉書本
体の内面側に合成樹脂層を設けて、その内面側か熱接着
されるプリンター用の葉書とその製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、上記のような合成樹脂層が設けられて内面側か熱
接着される葉書としては、たとえば特開昭64−166
92号公報所載のものがある。
すなわち、この葉書は、葉書本体を形成する2枚のシー
ト片の内面側にフィルムを設け、そのフィルム間を擬似
接着層を介して剥離可能に構成したものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような葉書は、シート片の内面側
にフィルムが設けられているため、そのフィルム上に直
接印字や印刷によって情報表示を行うことは困難であり
、従って、この種の葉書では、印字、印刷による情報の
表示は、フィルムをシート片に貼着する前に、紙製のシ
ート片に直接行う必要があった。
そして、このようなフィルム貼着前の印字において、た
とえばダイレクトメール用の葉書等、情報が印刷によっ
て表示される場合には、紙製シートをそのまま印刷業者
が印刷し、その後にフィルム加工業者がフィルムを貼着
する等、商品の製造過程が一般の商品加工の流通過程に
馴染みやすく製作作業も合理的に行われうる。
ところが、コンピューター等のプリンターで文字情報を
印字する場合には、情報秘匿の観点から一般にはこの種
の葉書を利用する銀行、証券会社。
その他の企業が自社で印字をする場合が多く、この場合
には印字した後、折り曲げ、接着等の工程を経て速やか
に郵送できる体制が維持されることが要求される。
従って、かかる場合、印字した後にフィルムを貼着する
のは、上記のような金融機関、企業等においては不可能
であり、製作過程が一般の商品流通過程に合致せず、作
業工程にどうしても無理が生ずることとなる。
このような理由から、上記のような合成樹脂フィルムを
具備した従来の葉書は、ダイレクトメール等用としてこ
そ利用されてはいたが、プリンター等による文字印字用
としては利用されていないのが現状であった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされ
たもので、合成樹脂層を具備した葉書でありながら、直
接文字情報の印字が可能であり、よって特に金融機関、
企業等のプリンターによる文字印字による製作に適し、
しかも開封後にも文字の転移等を生じさせることのない
葉書を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記のような課題を解決するために葉書とそ
の製造方法としてなされたもので、葉書としての特徴は
、葉書本体lが少なくとも2枚のシート片からなり、且
つ該シート片の相互に対面する内面側に樹脂層5が設け
られ、該樹脂層5を介して前記シート片の内面側が剥離
可能に熱接着された葉書において、前記樹脂層5は、該
樹脂層5への文字印字時において、その文字を形成する
文字形成用定着剤の定着温度で軟化若しくは溶融して前
記文字形成用定着剤を定着させるとともに、その文字形
成用定着剤を前記シート片の剥離後にも対面するシート
片側へ転移させることのない樹脂にて構成されてなるこ
とにある。
換言すれば、この樹脂層5を構成する樹脂は、前記文字
形成用定着剤の溶融温度よりも低い軟化。
溶融温度の樹脂である。
さらに換言すれば、この樹脂層5を構成する樹脂は、該
文字形成用定着剤の溶融温度以下で、前記相互に対面す
る樹脂層5,5が熱接着されうるような樹脂である。
また、葉書の製造方法としての特徴は、少なくとも2つ
折り可能な葉書本体lの相互に対面する内面側に、予め
樹脂層5が設けられてなり、その樹脂層5を加熱により
軟化若しくは溶融しながら該樹脂層5上に文字形成用定
着剤を定着して文字を印字し、次に、前記葉書本体1を
折り曲げて、その折り曲げられたシート片間を重合し、
且つ前記文字形成用定着剤の定着温度よりも低い温度で
加熱することにより、その重合されたシート片間を熱接
着して製造することにある。
(作用) そして、上記のような構成からなる葉書を使用する場合
には、先ず、シート片の内面側に必要な情報を印字によ
って表示する。
この場合において、シート片の内面側には文字形成用定
着剤の定着温度で軟化若しくは溶融して文字形成用定着
剤を定着させつる樹脂層5が設けられてなるため、プリ
ンターによる印字時において、熱により上記樹脂層5が
軟化若しくは溶融すれば、文字形成用定着剤が上記軟化
若しくは溶融した樹脂層5に没入し、その合成樹脂層5
上に確実に文字形成用定着剤が定着することとなる。
次に、上記のように必要な情報としての文字を印字した
後、葉書本体1を折り曲げてシート片相互間を重合する
とともに、その重合されたシート片を、上記文字形成用
定着剤の定着温度よりも低い温度で加熱し圧着すると、
上記樹脂層が熱接着性のものであるため、シート片間が
ただちに接着されることとなる。
このようにシート片が重合接着されることによって葉書
が形成され、郵送が可能となる。
次に、上記のような葉書を受信した受信者は、上記葉書
のシート片間を剥離することによってシート片の内面側
に表示された情報を判読することができる。この場合に
おいて、上記樹脂層5が、上記のように剥離可能なもの
であるため、シート片間の剥離が容易に行え、しかも、
表示された情報が一方のシート片から他方のシート片側
に転移することもない。つまり、文字形成用定着剤の定
着時の温度よりも低い温度でシート片間の加熱接着がな
されていれば、文字の樹脂層5への定着力は、対面する
側の樹脂層5へ文字が転移しようとする力よりも大きく
、従って、剥離後の文字の転移が確実に防止されるので
ある。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。
第1図は一実施例としての葉書を示し、(イ)は正面図
、(ロ)は背面図、(ハ)は(イ)のA−A線中間省略
拡大断面図である。
第1図において、lは1枚のシートからなる紙製の葉書
本体で、同じ大きさからなる2枚のシート片1a、 l
bが連設して構成されてなる。
一方のシート片1aの外面側には宛先、宛名表示部2が
設けられて、宛先、宛名がレーザープリンターの印字に
より表示され、又、両シート片1a、1bの内面側には
それぞれ情報表示部3a、 3bが設けられてなるとと
もに、その内面側には、ポリプロピレンからなる樹脂層
4と、アイオノマー〔カルボキシル基を含むエチレンの
共重合物(たとえばエチレン−アクリル酸共重合樹脂)
で、アルカリ金属やアルカリ土類金属により重合体主鎖
間に金属イオン結合を導入したもの〕、〔商品名サーリ
ン:デュポン社の登録商標〕からなる樹脂層5との2層
の合成樹脂層が設けられている。そして、この内面側の
樹脂層5のさらに内面側にレーザープリンターにより必
要な情報としての文字が印字されてなる。
さらに、2枚のシート片1a、 lbは、前記情報表示
部3a、 3bが内面側となるように折曲部6を介して
折り曲げられ、且つそのシート片1a、lb間の全面が
前記熱接着性の樹脂層5を介して剥離可能に熱接着され
てなる。
7は、前記シート片ibの外面側に設けられた宣伝、広
告欄を示す。
尚、この葉書8を受信した受信者は、第2図に示すよう
に両シート片1a、 lb間を剥離することによって葉
書が展開されて情報表示部3a、 3bに表示された情
報が判読できることとなる。
さらに、上記のように樹脂層5上に文字が印字されるこ
とにより、文字がより鮮明に印字されるという利点があ
る。
次に、上記のような葉書を製造する方法について説明す
ると、先ず、第3図に示すように、葉書穴の寸法の4倍
の大きさからなる葉書形成用用紙9を準備する。
すなわち、この葉書形成用用紙9は、葉書穴の2枚のシ
ート片1a、 lbが連設されて形成された葉書形成片
10をさらに縦に2枚連設することによって構成され、
紙11の上面に、上記のような2層の樹脂層4,5を設
けた構造からなるものである。
次に、上記のような葉書形成用用紙9の情報表示部3a
、 3b側に、第4図に示すように所定の情報としての
文字をレーザープリンターによって印字する。
この場合、印字は約180℃の加熱温度の下でなされる
が、上記アイオノマーからなる内面側の樹脂層5は、融
点が180°Cよりも低いために、容易に軟化、溶融し
て文字形成用定着剤(トナー)が樹脂層5内に没入し、
さらにトナーもこの加熱温度で軟化するために、トナー
が樹脂層5に確実に定着されることとなり、印字が確実
になされることとなる。
次に、第5図のように、葉書形成用用紙9を2つに裁断
した後、その裁断された葉書形成片10を、情報表示部
3a、 3bが内面側となるように2つ折りし、約10
0℃の温度で加熱圧着してシート片1a、 1bの内面
側相互間を重合接着することによって第1図に示すよう
な葉書8が製造されることとなるのである。
この場合において、上記加熱接着が、上記印字時よりも
低い約100°Cの温度でなされるが、アイオノマーか
らなる合成樹脂層5は、この温度で軟化し、従って、そ
の対面する樹脂層5.5の相互間は熱接着されることと
なる。
しかし、トナーは約100℃の温度では溶融しないため
に、樹脂層5,5相互間の接着力はトナーの樹脂層5へ
の没入力よりも弱い。
よって、上記シート片1a、 lb相互間を剥離する場
合においても、文字は対面する樹脂層5へ転移すること
もなく、また、シート片1a、 lb間の剥離も何ら抵
抗なく非常に容易且つスムーズに行えるのである。
次に、第6図は他実施例の葉書を示し、(イ)はその展
開状態の正面図、(ロ)は同背面図、(ハ)は折り畳み
且つ接着された葉書の中間省略拡大断面図である。
この実施例では、葉書本体1が3枚のシート片la、 
lb、 lcが連設されて構成され、宛先、宛名表示部
2は一方の側方シート片1aの表面側に設けられ、情報
表示部3a、 3b及び2層の樹脂層4,5は、中央シ
ート片1bと他方の側方シート片1cの表面側に設けら
れてなる。また、宣伝広告欄7は、他方の側方シート片
1cの裏面側に設けられてなる。
そして、葉書本体1が略Z字状に折り曲げられ、中央シ
ート片1bと他方の側方シート片1cとの表面側が内面
となるよう対面されて樹脂層5,5を介して剥離可能に
熱接着されている。
さらに、一方の側方シート片1aと中央シート片1bと
の裏面側が内面となるよう対面されて接着剤12を介し
て剥離不能に接着されている。
この実施例では、葉書の開封後において、第7図に示す
ように他方の側方シート片1cと中央シート片1bとは
剥離するが、中央のシート片1bと一方の側方シート片
1aとは剥離不能な接着剤12を介して未だ接着されて
いるために、少なくとも中央のシート片1bと一方の側
方シート片1aとは1枚のシート片と同様に取り扱える
こととなり、他方の側方シート片1cと中央のシート片
1b相互間のみが展開状態となる。
従って、開封後の葉書は、あたかも2つ折りのような状
態で展開されることとなり、不要な欄が裸出することも
なく、本来必要な情報表示欄のみか裸出されることとな
り、よって、受信者においては、情報表示欄の探知を非
常に容易に且つ開封後直ちに行うことができるという効
果がある。
又、中央のシート片1bと他方の側方シート片IC間は
、全面に設けられた接着剤を介して接着されているため
、開封前においては空気層か不用意に侵入することもな
く、従って葉書の厚みが不用意に増大することもない。
この結果、厚み2重量等の厳しい規格に合致した葉書を
提供できるという利点かある。
次に、第8図は他実施例としての葉書を示し、(イ)は
正面図、(ロ)は(イ)のD−D線中間省略拡大断面図
をそれぞれ示す。
この実施例では、葉書本体1が3枚のシート片la、 
lb、 lcの連設にて構成されてなるとともに、宛先
、宛名表示部2が一方の側方シート片1aの表面側に設
けられ、又、情報表示部3a、 3bが中央のシート片
1bと他方の側方シート片1cの表面側に設けられてな
る。
そして、中央のシート片1bと他方の側方シート片1c
は、情報表示部3a、 3bが内面側となるように且つ
宛先、宛名表示部2の設けられた一方の側方シート片1
aのみが他のシート片1b、 lcより突出した状態と
なるように、折曲部6を介して折り曲げられ、且つ2層
の樹脂層4.5を介して剥離可能に接着されてなる。さ
らに、2つ折りされた状態において、葉書本体1の全体
の寸法は、葉書の規格寸法に合致して形成されてなる。
本実施例の葉書8は、上述のように2つ折り状態におい
て宛先、宛名表示部2を有する一方の側方シート片1a
のみが情報表示部3a、 3bを有する中央のシート片
1bや他方の側方シート片1cの外側に突出して裸出状
態にされているため、情報表示部3a、 3bの隠蔽機
能及び宛先、宛名表示部2による郵送機能を全く損なわ
ず、しかも宛先、宛名や通信文等の所定の記載が葉書本
体lの同じ面側に行えるために、コンピューターのプリ
ンター等による自動的な印字によって上記所定事項の記
載が可能となり、従って、この種2つ折り方式の秘密保
持用葉書の自動的且つ大量の製造を可能ならしめるとい
う効果がある。
又、2つ折りされた状態で葉書本体1の全体が葉書の規
格寸法に形成されてなるため、あくまで郵便法等に合致
した葉書としての郵送か可能となる利点がある。
尚、葉書本体1は、上記各実施例のように2つ折り、3
つ折り等その種類を問うものではなく、その形態も上記
各実施例に限定されない。また、上記実施例では2枚、
3枚のシート片が連設され折り曲げられることによって
葉書本体1が構成されてなるが、これに限らず、たとえ
ば2枚以上のシート片か別体に形成され、その別体のシ
ート片の貼り合わせによって葉書本体1が構成されてい
てもよい。要は、一体、別体を問わず、葉書本体lが少
なくとも2枚のシート片で構成されていればよいのであ
る。
また、上記実施例では、剥離しうるように熱接着可能な
内面側の樹脂層5の材質としてアイオノマーを用いたが
、この樹脂層5の材質はこれに限定されるものではなく
、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン
−エチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−アクリル
酸共重合樹脂、エチレン−無水マレイン酸−アクリレー
ト共重合樹脂、ポリエステル系接着性樹脂等のようなも
のであってもよい。
要は、シート片の重合状態で樹脂層5,5相互間が熱接
着可能で且つその接着後に前記シート片間を剥離可能と
し、しかも、トナー等の文字形成用定着剤の定着時にお
いて熱により軟化若しくは溶融して該文字の印字が可能
であるとともに、その文字を前記シート片1a、lbの
剥離後にも転移させることのない樹脂で構成されていれ
ばよいのである。従って、この樹脂としては、上記の条
件を満たせば、合成樹脂に限らず天然樹脂を用いてもよ
い。
また、該実施例では外面側の樹脂層4としてポリプロピ
レンからなる合成樹脂を用いたが、この外面側の樹脂層
4の材質もこれに限定されるものではなく、たとえばポ
リエチレン、ポリエステル。
ポリアミド系合成樹脂等、任意の合成樹脂を用いること
が可能である。いずれにしても、外面側の樹脂層は、文
字形成用定着剤の定着時において溶融、流動しないもの
であれば、文字の印字後であっても2層の樹脂層が混融
することもないのである。
さらには、このような2層の樹脂層4,5からなる完成
品としての合成樹脂製フィルムとして、たとえばトーセ
ロCMPSフィルム(特殊シーラントフィルム)〔商品
名:東七口化学■〕や、2軸延伸ポリエステル共押出フ
イルムを用いたヒートシーラブルルミラー(商品名:束
し)等を使用することも可能である。
尚、この外面側の樹脂層4によって、内面側及び外面側
の2層の合成樹脂を予めラミネートし、その2層の合成
樹脂を、前記外面側の合成樹脂層を介して紙に貼着する
ことにより、各ラミネートや貼着等の葉書本体形成のた
めの作業が容易に行えるという利点があるが、この外面
側の樹脂層4は本発明に必須のものではない。
さらに、上記実施例では葉書本体1が紙のみで構成され
てなるが、葉書本体lの構造はこれに限らず、たとえば
第9図に示すように、2枚の紙13゜13間にアルミ蒸
着フィルムからなる不透明シート12を介装した3層の
構成からなるものであってもよい。この場合には、情報
表示部3a、 3bの情報を外部から透視されるのを阻
止できるという好ましい効果が得られることとなる。
尚、この透視防止の手段としては、上記のような3層の
構造とする以外に、情報の表示されなし)葉書本体lの
内面側を着色する等、任意の手段を用いることができる
さらに、上記各実施例では、シート片の内面側の全面が
接着されてなるが、必ずしも全面で接着されている必要
はなく、たとえば一部の非接着部を形成し、その非接着
部分に剥離不能な接着剤が設けられていてもよい。
さらに、上記実施例では重合時に同時に加熱されてシー
ト片相互間が接着されているが、加熱接着は重合後にな
されてもよく、また、重合、加熱後に加圧されて接着さ
れてもよく、その手順は問うものではない。
さらに、上記実施例では情報をレーザープリンターによ
って印字する場合について説明したが、レーザープリン
ターに限らず、他のたとえば熱転写式プリンターで印字
することも可能である。要は、印字する際に、上記樹脂
層5が軟化して文字を印字しうる程度の温度で加熱され
るようなプリンターが用いられればよいのである。
尚、本発明においては、上記実施例のように紙のみから
なるものや、アルミ蒸着フィルム等を紙間に介装したも
の等、葉書本体lとしてあくまで紙製の素材を使用する
ことを主眼とするものではあるが、紙以外の素材を使用
することを妨げるものではない。
さらに、葉書本体1の開封手段もノ1サミによる切断や
ミシン目の分断等、その手段は問わない。
(発明の効果) (イ)叙上のように、本発明は、葉書本体が少なくとも
2枚のシート片からなり、且つ該シート片の相互に対面
する内面側に樹脂層が設けられ、該樹脂層を介して前記
シート片の内面側が剥離可能に熱接着された葉書におい
て、前記樹脂層は、該樹脂層への文字印字時において、
その文字を形成する文字形成用定着剤の定着温度で軟化
若しくは溶融して前記文字形成用定着剤を定着させる樹
脂にて構成されたものであるため、プリンターによる印
字時において、熱により樹脂層が軟化、溶融するととも
に、文字定着用定着剤が樹脂層に定着して、その樹脂層
上に文字が確実に印字されることとなる。
従って、樹脂層を内面側に設けた葉書てありながら、そ
の樹脂層に直接印字することが可能であるために、たと
えば銀行、証券会社等の金融機関や各企業等において、
自社で印字するような場合に、樹脂層を具備した完成品
としての葉書に直接印字できるために、上記従来の葉書
に比べると、郵送のための作業を非常に合理的に行うこ
とができるという顕著な効果がある。
(ロ)さらには、この内面側の樹脂層を構成する樹脂は
、上記文字形成用定着剤を前記シート片の剥離後にも対
面するシート片側へ転移させることのないものであるた
め、シート片間の剥離後においても、表示された文字が
一方のシート片から他方のシート片側に転移することも
ないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての葉書を示し、(イ)は正面図
、(ロ)は背面図、(ハ)は(イ)のA−A線中間省略
拡大断面図。 第2図はシート片の剥離状態を示し、(イ)は正面図、
(ロ)は(イ)のB−B線中間省略拡大断面図。 第3図乃至第5図は、一実施例としての葉書の製造方法
を示す図で、第3図(イ)は葉書形成用用紙の正面図、
(ロ)は背面図、(ハ)は要部拡大断面図、第4図は印
字工程の背面図、第5図(イ)は切断後の正面図、(ロ
)は同背面図。 第6図は他実施例の葉書を示し、(イ)はその展開状態
の正面図、(ロ)は同背面図、(ハ)は折り畳み且つ接
着された状態の中間省略拡大断面図。 第7図は第6図の葉書を開封した状態を示し、(イ)は
背面図、(ロ)は(イ)のC−C線中間省略拡大断面図
。 第8図は他実施例としての葉書を示し、(イ)は正面図
、(ロ)は(イ)のD−D線中間省略拡大断面図。 第9図は他実施例としての要部拡大断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、葉書本体1が少なくとも2枚のシート片からなり、
    且つ該シート片の相互に対面する内面側に樹脂層5が設
    けられ、該樹脂層5を介して前記シート片の内面側が剥
    離可能に熱接着された葉書において、前記樹脂層5は、
    該樹脂層5への文字印字時において、その文字を形成す
    る文字形成用定着剤の定着温度で軟化若しくは溶融して
    前記文字形成用定着剤を定着させるとともに、その文字
    形成用定着剤を前記シート片の剥離後にも対面するシー
    ト片側へ転移させることのない樹脂にて構成されてなる
    ことを特徴とするプリンター用の葉書。 2、葉書本体1が少なくとも2枚のシート片からなり、
    且つ該シート片の相互に対面する内面側に樹脂層5が設
    けられ、該樹脂層5を介して前記シート片の内面側が剥
    離可能に熱接着された葉書において、前記樹脂層5は、
    該樹脂層5への文字印字時において、その文字を形成す
    る文字形成用定着剤の定着温度で軟化若しくは溶融して
    前記文字形成用定着剤を定着させるとともに、該文字形
    成用定着剤の溶融温度よりも低い軟化、溶融温度の樹脂
    にて構成されてなることを特徴とするプリンター用の葉
    書。 3、葉書本体1が少なくとも2枚のシート片からなり、
    且つ該シート片の相互に対面する内面側に樹脂層5が設
    けられ、該樹脂層5を介して前記シート片の内面側が剥
    離可能に熱接着された葉書において、前記樹脂層5は、
    該樹脂層5への文字印字時において、その文字を形成す
    る文字形成用定着剤の定着温度で軟化若しくは溶融して
    前記文字形成用定着剤を定着させるとともに、該文字形
    成用定着剤の溶融温度以下で、前記相互に対面する樹脂
    層5、5が熱接着されうるような樹脂にて構成されてな
    ることを特徴とするプリンター用の葉書。 4、前記内面側の樹脂層5を構成する樹脂が、アイオノ
    マーである請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプ
    リンター用の葉書。 5、前記内面側の樹脂層5を構成する樹脂が、エチレン
    −酢酸ビニル共重合樹脂である請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載のプリンター用の葉書。 6、少なくとも2つ折り可能な葉書本体1の相互に対面
    する内面側に、予め樹脂層5が設けられてなり、その樹
    脂層5を加熱により軟化若しくは溶融しながら該樹脂層
    5上に文字形成用定着剤を定着して文字を印字し、次に
    、前記葉書本体1を折り曲げて、その折り曲げられたシ
    ート片間を重合し、且つ前記文字形成用定着剤の定着温
    度よりも低い温度で加熱することにより、その重合され
    たシート片間を熱接着して製造することを特徴とするプ
    リンター用の葉書の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0494680U (ja) * 1990-12-31 1992-08-17
JPH0494681U (ja) * 1990-12-31 1992-08-17
JPH0563875U (ja) * 1992-02-14 1993-08-24 山陽国策パルプ株式会社 感熱接着複合シート及びそれを用いた情報記録体

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