JPH03224172A - デイスク駆動装置 - Google Patents

デイスク駆動装置

Info

Publication number
JPH03224172A
JPH03224172A JP30390990A JP30390990A JPH03224172A JP H03224172 A JPH03224172 A JP H03224172A JP 30390990 A JP30390990 A JP 30390990A JP 30390990 A JP30390990 A JP 30390990A JP H03224172 A JPH03224172 A JP H03224172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
sensor
door member
lowered
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30390990A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Tanaka
義人 田中
Toshinori Sugiyama
寿紀 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP30390990A priority Critical patent/JPH03224172A/ja
Publication of JPH03224172A publication Critical patent/JPH03224172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディスクカートリッジ内に収納されたディス
ク状記録媒体を回転駆動して情報の記録再生を行うディ
スク駆動装置に係り、特に、ディスク状記録媒体がこれ
を回転駆動するターンテーブルに正規に装着されたか否
か、およびディスクカートリッジに設けられた誤消去防
止機構が記録モードにあるか否かを検出するための検出
手段に関する。
[従来の技術] 従来より、文書や図形などの画像データをファイルする
画像ファイルシステムに、光ディスクやフロッピーディ
スクなどのディスク状記録媒体をディスクカートリッジ
内に収納したままの状態で装着し、情報の記録再生を行
うディスク駆動装置が多用されている。
第64図は、この種のディスク駆動装置の一例を簡略化
して示す斜視図であって、ベース1と、ベース1上に回
転可能に設けられたターンテーブル2と、ベースl上に
設けられ、ターンテーブル2に対して昇降可能に構成さ
れたカートリッジホルダ3と、このカートリッジホルダ
3をターンテ−プル2側に下降したとき、カートリッジ
ホルダ3内に挿入されたディスクカートリッジ4が所定
位置まで下降されたか否かを検出する第1のセンサ5と
、前記ディスクカートリッジ4に設けられた誤消去防止
機構6が記録モードになっているが否かを検出する第2
のセンサ7とを備えている。
なお、同図中の符号8はディスクカートリッジ4に備え
られたシャッタ9を開閉するアーム、10はアーム8の
先端部に設けられたピンを示している。
第65図は、前記ディスク駆動装置に使用されるディス
クカートリッジの一例を示す図であって、同図(a)は
シャッタ9が開いた状態でのB面を、同図(b)はシャ
ッタ9が閉じた状態でのA面を示している。これらの図
に示すように、このディスクカートリッジ4の両面には
、互いに重なりあうようにして窓孔11が設けられてお
り、この窓孔11より、ディスクカートリッジ4の内面
に回転可能に収納されたディスク状記録媒体12の一部
が外部に臨まされている。また、このディスクカートリ
ッジ4の先端部には、側面形状がコの字形に形成された
シャッタ9がディスクカートリッジ4の外面を挾むよう
にして摺動可能に取付けられている。シャッタ9は、窓
孔11を閉鎖可能な寸法および形状に形成されており、
通常、図示しないばね部材により、第65図(b)に示
すように窓孔11を閉じている。前記シャッタ9の前面
部には、前記ピン10を係合するための切欠き部9aが
設けられている。
第66図〜第69図は、前記ディスクカートリッジに設
けられた誤消去防止機Wt6の一例を示す図であって、
第66図は下ハーフの可動子設定部を示す要部平面図、
第67図は上ハーフの可動子設定部を示す要部平面図、
第68図は上ハーフを除去して下ハーフと可動子との係
合状態を示す要部平面図、第69図は上ハーフ及び下ハ
ーフと可動子の係合状態を示す断面図であって、4aは
下ハーフ、4bは上ハーフ、13はドア部材を示してい
る。
下ハーフ4aの内面には、第66図に示すように、ドア
部材13を摺動可能に保持する枠体14が一体に突設さ
れており、該枠体14によって囲まれた領域の一方側に
偏倚した位置に長孔15が開設されている。また、上ハ
ーフ4bには、第67図に示すように、前記下ハーフ4
aに突設された枠体14と対称形の枠体16が突設され
ており、前記長孔15の一方寄りに偏倚した位置に小孔
17が開設されている。
ドア部材13は、第68図及び第69図に示すように、
前記枠体14.16の間に摺動自在に内装可能に、かつ
前記小孔17を完全に遮蔽可能な横幅及び長さを有し、
上面に前記長孔15に摺動自在に嵌装可能な横幅を有す
る操作部13aが突設された矩形の可動片部13bと、
弾性を有し、先端部外面に係止爪13cが突設された脚
部13dとから成る。
前記ドア部材13は、可動片部13bと脚部13dとを
下ハーフ4a、枠体14、上ハーフ4b。
及び枠体16にて形成される空間内に収納し、前記操作
部13aを前記長孔15に嵌装し、該操作部13aの頂
面を下ハーフ4aの外面と同一平面状に配置することに
よって、ディスクカートリッジに一体に組み込まれる。
前記ディスク駆動装置に設けられた第2のセンサ7は、
第69図に示すように、カートリッジホルダ3が所定位
置まで下降されたときにディスクカートリッジ4に形成
された誤消去防止機構6の小孔17と対向する位置に設
定されており、ドア部材13にて長孔15および小孔1
7が共に閉止されている場合には、ディスクカートリッ
ジ4の下降とともにドア部材13にて操作され、ディス
ク駆動装置を書き込み状態に切替える。また、ドア部材
13が第69図の右側に移動し、長孔15および小孔1
7が共に開成されている場合には、ディスクカートリッ
ジ4が下降してもなんら操作されないので、ディスク駆
動装置を書き込み禁止状態に切替える。
一方、前記ディスク駆動装置に設けられた第1のセンサ
5は、第69図に示すように、カートリッジホルダ3が
所定位置まで下降されたときにデイスクカートリッジ4
の外面と当接する位置に設定されており、ディスクカー
トリッジ4がターンテーブル2に装着されるまで下降し
たときには、ディスクカートリッジ4の外面で操作され
てディスク駆動装置を書き込み状態に切替える。また、
ディスクカートリッジ4が所定位置まで下降しなかった
場合には、ディスクカートリッジ4によって第1のセン
サ5が操作されないので、ディスク駆動装置を書き込み
禁止状態に切替える。
[発明が解決しようとする課題] 前記のように、2つのセンサ5,7をディスクカートリ
ッジ4の異なる位置に離隔して配置すると、センサの設
定スペースが大きくなり、例えば3.5インチもしくは
それ以下の小サイズのディスクカートリッジ及びディス
ク駆動装置の設計が著しく困難になる。特に、両面記録
形のディスク状記録媒体が収納され、カートリッジホル
ダ3に対して適宜天地反転して装着するタイプのディス
クカートリッジ4を使用するディスク駆動装置について
は、−層センサの設定スペースが制約されるので、かか
る不都合が顕著になる。
本発明は、前記した従来技術の不備を解決するためにな
されたものであって、各種センサが集約化され、小型の
ディスクカートリッジを装着するに適したディスク駆動
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の目的を達成するため、ベース上に回転
可能に設けられたターンテーブルと、このターンテーブ
ルに対して昇降可能に設けられたカートリッジホルダと
、このカートリッジホルダを前記ターンテーブル側に下
降したとき、カートリッジホルダ内に挿入されたディス
クカートリッジが所定位置まで下降されたか否かを検出
する第1のセンサと、前記ディスクカートリッジに設け
られた誤消去防止機構が記録モードになっているか否か
を検出する第2のセンサとを備えたディスク駆動装置に
おいて、前記カートリッジホルダを下降したとき、当該
カートリッジホルダ内に挿入されたディスクカートリッ
ジの前記誤消去防止機構と対向する位置に、前記第1お
よび第2のセンサが一体に組合された複合センサを配設
し、前記誤消去防止機構の切替状態に応じて、当該複合
センサを構成する第1および第2のセンサを選択的に動
作するように構成した。
[作用] 前記構成によると、従来1つのセンサが設定されていた
スペースに2つのセンサを設定することができる。
よって、センサの設定スペースを小型化することができ
、小サイズのディスクカートリッジを装着するに適した
ディスク駆動装置を提供することができる。
[実施例コ 以下、本発明にかかるディスク駆動装置の一例を、第1
図〜第4図によって説明する。
第1図は本例に係るディスク駆動装置の斜視図であって
、21は外側壁、21aは袋部、22はホルダ駆動部材
、22aは切込み、23はガイドローラ、24は引張ば
ね、25は複合センサ、31はオートローディング機構
、39はストッパ/シャッタ保持部材を示し、その他前
出の図と対応する部分には、それと同一の符号が付され
ている。
なお、ベース1上には、前記ターンテーブル2および光
学ヘッドなどの部材が配設されるが、図が複雑化するの
を防止するため、図示を省略しである。
同図において、ベース1の上方にはホルダ駆動部材22
が矢印A方向(ディスクカートリッジ4の挿入口方向)
と、これとは逆の矢印A′力方向に移動可能に取付けら
れ、このホルダ駆動部材22の上方にカートリッジホル
ダ3が位置づけられている。このカートリッジホルダ3
は矢印B、B’で示す上、下方向に移動可能であって、
図示しない引張りバネによって矢印B′方向に付勢され
ているが、このカートリッジホルダ3の側面に設けられ
たガイドローラ23がホルダ駆動部材22の側壁上面に
乗っていることにより、カートリッジホルダ3の矢印B
′方向への移動が規制されている。なお、ホルダ駆動部
材22の側壁上面には、カートリッジホルダ3のディス
クカートリッジ挿入口側が傾斜した切込み22aが設け
られ、ガイドローラ23がこの切込み22aに入ると、
引張りバネによってカートリッジホルダ3は矢印B′方
向に移動(すなわち、下降)する。また、カートリッジ
ホルダ3の側面に設けられたガイドローラ23は外側壁
21の内側がくぼんで矢印B、B’方向に伸延した袋部
21aの中に嵌入しており、これにより、カートリッジ
ホルダ3は矢印B、B’方向に移動することができるが
、矢印A、A’方向に移動することができない。
カートリッジホルダ3の上面には、2つの支軸26b、
27bが互いに近接し、かつ矢印A、A″方向とは直交
する方向に並んで設けられており、支軸26bに第1の
開閉アーム26が、支軸27bに第2の開閉アーム27
が夫々回動可能に取付けられている。第1の開閉アーム
26は支軸27bをディスクカートリッジ挿入口側に回
り込みながらカートリッジホルダ3の奥側に伸延してお
り、また、第2の開閉アーム27も支軸26bを同様に
回り込みながらカートリッジホルダ3の奥側に伸延して
いる。このために、これら開閉アーム26.27は、支
軸26b、27bよりもディスクカートリッジ挿入口側
で千渉しないように交差する。したがって、支軸26b
、27bでの開閉アーム26.27の取付は高さが異な
っており、これらの先端部が同一高さとなるように、高
い方の開閉アーム26に下方への段部28を設けている
これら開閉アーム26.27の同一高さの先端部には、
同一長さで下方に突出するようにビン26a、27aが
設けられている。
第1の開閉アーム26は、図示しない引張りバネにより
、支軸26bを中心として時計回り方向に付勢され、第
2の開閉アーム27も、同様にして、支軸27bを中心
として反時計回り方向に付勢されている。このために、
カートリッジホルダ3にディスクカートリッジ4が挿入
されないときには、開閉アーム26.27はビン26a
、27a間が光分離れた状態にある。カートリッジホル
ダ3にディスクカートリッジ4を押し込んでいくと、デ
ィスクカートリッジ4の先端面に開閉アーム26.27
のビン26a、27aが当たるが、さらにディスクカー
トリッジ4を押し込んでいくと、第1の開閉アーム26
が支軸26bを中心に反時計回り方向に回動して第2の
開閉アーム27が支軸27bを中心に時計回り方向に回
動し、これにより、ディスクカートリッジ4がA面、B
面のいずれを上側にしたかに応じて、ビン26aもしく
は27aがディスクカートリッジ4のシャッタを開いて
いく。
なお、ここでは、開閉アーム26.27の先端部を同一
高さにするために第1の開閉アーム26に下方への段部
28を設けたが、これは夫々の開閉アーム26.27か
ら下方に突出するビン26a、27aの高さを等しくし
てこれらがディスクカートリッジ4の先端面に当たる状
態を同じにするためであって、ビン26aをビン27a
よりも長くすれば、第1の開閉アーム26に段部を設け
る必要がない。
このようにして、開閉アーム26.27は、ディスクカ
ートリッジ4をA面、B面いずれ側にして挿入しても、
ビン26bもしくは27bによってシャッタを開くこと
ができる。
オートローディング機構31は、主としてモータ32と
、減速ギア33と、遮光板34と、回転検出センサ35
と、回転板36と、レバー37とから成る。
すなわち、第1図に示すように、モータ32は、その回
転軸が矢印A、A’ 方向とは直交する方向に沿うよう
に、ベース1上に配置され、さらに、減速ギア33、遮
光板34、回転板36がモータ32の回転軸と同軸上に
配置されている。遮光板34と回転板36とは減速ギア
33の出力回転軸に取付けられて一体に回転し、この遮
光板34により、発光素子と受光素子とを備えた回転検
出センサ3Sが回転板36の回転角を検出する。回転板
36には、その回転軸から偏心して偏心ピン38が設け
られ、この偏心ビン38にレバー37の一端が回動可能
に取付けられている。レバー37の多端はホルダ駆動部
材22の下面に回動可能に取付けられている。
カートリッジホルダ3の側面のガイドローラ23がホル
ダ駆動部材22の側壁上の切込み22aからはずれた位
置にあって、カー8リツジホルダ3が矢印B方向に持ち
上げられた状態にあるとき、ディスクカートリッジ4を
カートリッジホルダ3に挿入し、その先端部がストッパ
/シャッタ保持部材39に当たるまで押し込み、これを
先のカートリッジ押入/シャッタ開放確認センサ(図示
せず)が検知すると、モータ32が起動し、回転板36
が矢印方向に回転する。これにより、回転板36上の偏
心ピン38はレバー37を介してホルダ駆動部材22を
矢印A′方向に移動させる。このようにホルダ駆動部材
22が移動し、ガイドローラ23が切込み22aに入り
込むと、引張りバネ24の付勢力により、カートリッジ
ホルダ3が矢印B′力方向下降し、ディスクカートリッ
ジ4内に収納されているディスク状記録媒体(図示せず
)が図示しないターンテーブル上に載置される。
ディスク状記録媒体がターンテーブルに載置されるまで
カートリッジホルダ3が下降すると、遮光板34の位置
によって回転検出センサ35がこれを検知し、モータ3
2を停止させる。
ディスクカートリッジ4の挿入口側のベース1上には複
合センサ25が設けられている。この複合センサ25は
、ディスクカートリッジ4の下降とともに作動し、ディ
スクカートリッジ4が所定の位置まで下降したか否か、
およびディスク状記録媒体が記録可能モードにあるか否
かを検出する。
複合センサ25によってディスクカートリッジ4が所定
の位置まで下降したことが検出されると、駆動モータが
ターンテーブルを回転駆動し、ディスク状記録媒体を回
転させる。また、複合センサ25がディスク状記録媒体
が記録可能モードにないことを検出すると、このディス
ク状記録媒体への記録を禁止する。これについては、後
により詳細に説明する。
ディスクカートリッジ4のイジェクト時には、ユーザの
イジェクト操作とともに、モータ32が上記と同方向に
回転し、回転板36が矢印方向に回転してホルダ駆動部
材22が矢印A方向に移動する。これとともに、カート
リッジホルダ3の側面のガイドローラ23はホルダ駆動
部材22の側壁の切込み23aからはずれていき、カー
トリッジホルダ3は矢印B方向に上昇する。回転板36
が元の状態に戻ってカートリッジホルダ3が最上の位置
に達すると、これが回転検出センサ35で検知されてモ
ータ32が停止し、ディスクカートリッジ4のロックが
解除される。これとともに、ディスクカートリッジ4が
図示しない引張りバネで付勢されている開閉アーム26
.27によって押され、カートリッジホルダ3からはじ
き出すことができるように、押し出される。ディスクカ
ートリッジ4のシャッタは閉じる方向に付勢されており
、開閉アーム26.27によってディスクカートリッジ
4が押し出されるとともに、シャッタは自動的に閉じる
第2図は本例のディスク駆動装置に使用されるディスク
カートリッジ4の一例を示すものであって、41はスラ
イダ、42.43は誤消去防止機構であり、その他前出
の図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図に示すように、このディスクカートリッジ4の先端
面には、樹脂性のスライダ41が摺動可能に設けられ、
これにコ字状のシャッタ9がスライダ41とディスクカ
ートリッジ4の本体とを挾むように取付けられている。
誤消去防止機構42.43は、シャッタ9の移動方向と
は垂直方向のディスクカートリッジ4の中心線に関して
対称に位置づけられている。
これら誤消去防止機構42.43は、夫々2面間を貫通
する開孔42a、43aと、これら開孔42a、43a
内で摺動可能なドア部材42b。
43bとで構成されている。これらドア部材42b、4
3bは、裏面側に設けられた操作部材42c、43cに
よって操作され、開孔42a、43aを全閉するか一部
開放するかの2状態が切換え設定される。
ドア部材42b、43bが開孔42a、43aを全閉し
ているときには、ディスク状記録媒体12のA面、B面
は記録可能とし、ドア部材42b。
43bが開孔42a、43aを一部開放しているときに
は、ディスク状記録媒体12のA面、B面は記録禁止と
する。
第1図で説明したようにディスクカートリッジ4を、例
えばA面を下側にして、カートリッジホルダ3内に挿入
していくと、第1の開閉アーム26の先端部に植設され
たビン26aがスライダ41の当接部41aに係合し、
さらにディスクカートリッジ4をカートリッジホルダ3
に押し込んでいくとともに、第1の開閉アーム26がデ
ィスクカートリッジ4に押されて矢印C1方向に回動す
る。
これにより、スライダ41は第1の開閉アーム26の先
端部のビン26aによって押されて移動し、シャッタ9
が開いていく。そして、ディスクカートリッジ4がカー
トリッジホルダ3の最奥部に達すると、シャッタ9が完
全に開き、図示しないロック部材が切欠部44に係合し
てディスクカートリッジ4は固定される。
第3図は第1図における複合センサ25の一例を示す断
面図であって、45.46は第1.第2のセンサ、45
a、46aは0”/ド、45b、46bは圧縮バネ、4
5C,46Cは発光素子、45d。
46dは受光素子であり、第2図に対応する部分には同
一符号をつけている。
同図において、複合センサ25は第1のセンサ45と第
2のセンサ46とが接着剤などで結合されてなる。第1
のセンサ45はロッド45aと圧縮バネ45bと発光素
子45cと受光素子45dとで構成されており、ロッド
45aは一部ケースから外部に突出しており、圧縮バネ
45bによって外部に突出する方向に付勢されている。
ロッド45aの下方には、発光素子45cと受光素子4
5dとが配置されている。第2のセンサ46も同一の部
材で同一の構成をなしている。
第1.第2のセンサ45,46はベースl上もしくはベ
ースlから同じ高さとなるように取付けられる。この場
合、第1図で説明したようにディスクカートリッジ4が
カートリッジホルダ3に挿入されているときには、第1
のセンサ45のロッド45aがディスクカートリッジ4
の誤消去防止機構42(A面が下側の場合)における開
孔42aのドア部材42bによって開閉する部分に対向
し、第2のセンサ46のロッド46aがこの開孔42a
のドア部材42bで常時閉じられている部分に対向する
。そこで、ディスクカートリッジ4が下降すると、ドア
部材42bによってロッド46aが第2のセンサ46の
ケース内に押し込められ、このロッド46aの下部が発
光素子46cと受光素子46dとの間に入り込んで遮光
する。これにより、ディスクカートリッジ4が下降して
所定の位置に達したことが検出される。
一方、ドア部材42bで開孔42aが全閉されたディス
クカートリッジ4が下降すると、同様にしてドア部材4
2bによってロッド45aが下降し、第1のセンサ45
において、ロッド45aの下部が発光素子45cと受光
素子45dとの間に入り込んで遮光する。これにより、
ディスク状記録媒体12のA面が記録可能モードにある
ことが検出される。しかし、ドア部材42bが開孔42
aの一部を開放しているときには、ディスクカートリッ
ジ4が下降しても、第1のセンサ45のロッド45aは
下降しない。このために、受光素子45dは発光素子4
5cからの光を受光し続ける。
これにより、ディスク状記録媒体12のA面が記録禁止
されていることがわかる。
ドア部材42bによって開孔42aが全閉しているとき
には、ロッド45a、46aが下降するドア部材42b
に同時に当接する。すなわち、ドア部材42bが開いて
いるか否かの第1のセンサ45による検出は第2のセン
サ46によるドア部材42bの検出と同時である。した
がって、第2のセンサ46の検出タイミングに第1のセ
ンサ45の検出タイミングを設定することができ、信頼
性の高い制御を行うことができる。
また、第1.第2のセンサ45,46をベース1の面に
対して同一高さになるように設定したので、これらの間
にずれを設けないでこれらを結合することができ、ずれ
を設けて結合する場合に比べて結合作業が非常に簡単に
なる。
かように、本発明のディスク駆動装置は、第1゜第2の
センサが一体に結合された複合センサ25を誤消去防止
機構42.43と対向に設けたので、センサの設定スペ
ースを小さくすることができ、ディスク駆動装置を小型
化することができる。
なお、第3図に示した複合センサ25は2つのセンサ4
5,46を結合してなるものであったが、第4図に示す
ように、ロッド45a、46aを同一ケース内に設けて
一体化してもよい。この場合には、2つのセンサを結合
する作業が不要となるし、また、発光素子も4501個
ですむことになり、部品点数の低減ができる。
次に、本発明のディスク駆動装置に使用されるディスク
カートリッジの第2例を第5図〜第15図に基づいて説
明する。これらの図においては、前出の各図と対応する
部分には、同一の符号が付けられている。
第5図は、本例のディスクカートリッジの全体構成を示
す斜視図であって、主として、硬質プラスチック製のカ
ートリッジケース51と、このカートリッジケース51
内に回転可能に収納されたディスク状記録媒体12と、
前記カートリッジケース51の前縁部に沿って摺動自在
に取付けられたシャッタ9と、前記カートリッジケース
51に設けられた誤消去防止機構42.43とから成る
カートリッジケース51は、第5図に示すように、下ハ
ーフ52と上ハーフ53とから成る。下ハーフ52の内
面には、第6図に示すように、前縁部を除く周縁に一定
高さの接合用壁54が立設され、前縁部にはこの接合用
壁54よりも低い案内突条55が一直線状に立設されて
いる。また、前記接合用壁54及び案内突条55の内周
部には、前記接合用壁54と同じ高さの隔壁56が略円
形に立設されており、該隔壁56によって囲まれた領域
の中央部から前縁部にわたって回転スピンドル及びヘッ
ドを挿入するための窓孔1工が開設されている。一方、
上ハーフ53の内面には、第7図に示すように、前記下
ハーフ52の内面に立設された接合用壁54、案内突条
55、隔壁56と対応する位置に接合用壁54a、案内
突条55a1隔壁56aが対称形に立設され、また、前
記下ハーフ52に開設された窓孔11と対応する位置に
これと同形同大の窓孔11aが開設されている。
従って、下ハーフ52及び上ハーフ53を相内向に接合
することによって、前記ディスク状記録媒体12及び後
に詳述するドア部材42b、43b、その他所要の構成
部材を収納する空間部が形成されると共に、前縁部に前
記シャッタ9をカートリッジケース51に摺動可能に取
付けるためのスライダ41を案内する案内レールが前記
案内突条55,55aによって構成される。
下ハーフ52には、第6図に示すように、A面用の開孔
42aとB面用の開孔43aとが下ハーフの中心線x−
Xを中心として対称の位置に開設されている。下ハーフ
52の内面の前記開孔42a+43aの周囲には、第8
図に拡大して示すように、これら開孔を取り囲むように
して前記接合用壁54と同じ高さの隔壁57が立設され
ており、この隔壁57の内面には、後に詳述するドア部
材42b、43bを各切り換え位置に保持すると共にド
ア部材42b、43bの切り換え動作にクリック感を与
えるための係合突起58.59が相対称に突設されてい
る。
一方、上ハーフ53には、第7図に示すように、前記下
ハーフ52に開設されたA面用の開孔42aと対応する
位置にA面用の長孔42aが開設され、また、前記下ハ
ーフ52に開設されたB面用の開孔43aと対応する位
置にB面用の長孔43aが開設されている。上ハーフ5
3の内面の前記開孔42a、43aの周囲には、第9図
に拡大して示すように、これら開孔を取り囲むようにし
て前記接合用壁54aと同じ高さの隔壁57aが立設さ
れており、この隔壁57aの前記係合突起58゜59と
対応する部分には、係合突起58a、59aが相対称に
突設されている。
従って、前記下ハーフ52及び上ハーフ53を相内向に
接合した場合、第10図及び第11図に示すように、隔
壁57.57aをもってドア部材42b、43bを収納
するための小空間60が形成されると共に、その小空間
60内にカートリツジケース51の表裏に貫通するA面
用の開孔42aと、B面用の開孔43aとが形成される
ドア部材42b、43bは胴形同大であって、第10図
〜第12図に示すように、前記小空間60内に収納可能
で、かつ前記開孔42a、43aを完全に遮蔽可能な平
面部61を有する本体62と、本体62の片面に突設さ
れた操作部63と、本体62の一端より突設されたばね
片64と、ばね片64の先端部に相背向に突設された係
止爪65とから成る。操作部63は、開孔42a、43
a内に緩やかに挿通可能な大きさに形成される。
A面用の開孔42aを開閉するドア部材42bは、ばね
片64を隔壁57.57aに形成された係合突起58.
 58 a、  59. 59 a側に向け、上ハーフ
53に開設された開孔42a内に前記操作部63を挿通
し、平面部61を下ハーフ52に開設された開孔42a
に対向させる。一方、B面用の開孔43aを開閉するド
ア部材43aは、ばね片64を隔壁57.57aに形成
された係合突起58.58 a、 59. 59 a側
に向け、下ハーフ52に開設された開孔43a内に前記
操作部63を挿通し、平面部61を上ハーフ52に開設
された開孔43aに対向させる。
前記構成のディスクカートリッジ4は、ばね片64の先
端部に突設された係止爪65を隔壁57゜57aに形成
された係合突起58,58aに係合させることによって
開孔42a、43aを完全に遮蔽することができる。ま
た、操作部63に負荷を加えてドア部材42b、43b
を開孔42a。
43aの長手方向に移動し、係止爪65を係合突起59
,59aに係合させることによって、開孔42 a、 
43 aを半開状態にすることができる。
従って、第10図に示すように、開孔のドア部材42b
、43bによって開閉される部分と対向に、複合センサ
2Sを構成する第1のセンサ45を設定することによっ
て、情報の書き込みが許容されていること、または情報
の書き込みが禁止されていることを検知することができ
る。また、ドア部材42b、43bに開孔42a、43
aを完全に閉塞可能な平面部61を設けたので、開孔4
2a、43aを半開したとき当該平面部61と対向する
部分に複合センサ25を構成する第2のセンサ46を設
定すると、開孔が全閉されているか半開状態になってい
るかに関わらず、常に第2のセンサ46が検知すべきデ
ィスクカートリッジの表面状態が一定になっており、デ
ィスクカートリッジ1が所定位置まで下降されたか否か
、すなわちターンテーブルに正常にチャッキングされた
か否かを検知することができる。
かように、本例のディスクカートリッジ4は、1つのド
ア部材で2種類のセンサを制御することができるので、
ドア部材及び開孔を集約化することができ、小サイズの
ディスクカートリッジの設計を容易にすることができる
以下、このディスクカートリッジの変形例を列記する。
■前記実施例においては、開孔42a、43aを全閉ま
たは半開の2段階に切り換えたが、隔壁57.57aに
突設される係合突起の数を増加することによって、開孔
42a、43aの開度を3段階以上の多段階に切り換え
るようにすることもできる。このようにすると、切り換
えの段数に応じて設定されるセンサの数も増加すること
ができ、誤消去防止機構周りの構成を一層集約化するこ
とができる。
■前記実施例においては、ドア部材42b、43bを開
孔42a、43aの開放方向に最大限移動したときにも
、開孔の一部にセンサを動作可能な大きさの平面部61
が露出するようにドア部材42b、43bの動作範囲を
設定したが、開孔をほぼ全開させる位置までドア部材4
2b、43bを動作させることもできる。この場合、ド
ア部材42b  43bをもって開孔の開度を全閉また
は半開または全開の3段階に切り換えるようにすること
ができる。
■前記実施例においては、ドア部材42b、43bの片
面に操作部63を突設し、この操作部63を1組の開孔
の一方に挿通したが、第13図に示すように、操作部に
代えて本体62に操作用の小穴66を開設することもで
きる。このようにすると、小穴66にボールペンの先端
部などを差し込まなくてはドア部材42b、43bを操
作することができないので、操作部63を突設した場合
に比べて、ドア部材42b、43bが誤操作されるおそ
れを減少することができる。
■前記実施例においては、ドア部材42b、43bが開
孔の全閉状態から一方向にのみ移動できるようになって
いるが、第14図に示すように、ドア部材42b、43
bの両端部よりばね片64を突設すると共に、開孔42
 a、 43 aを介して下ハーフ52及び上ハーフ5
3の内面の相対称位置に係合突起58.58a、59,
59a、67゜67 a、 68.68 aを形成し、
前記ばね片64の先端部に形成された係止爪65をこれ
ら係合突起に選択適に係合することによって、開孔の長
平方向のいずれの向きにも 移動できるようにすること
もできる。
■前記実施例においては、開孔42 a、 43 aを
横長に開設したが、第15図に示すように、縦長に開設
することもできる。
■前記実施例においては、A面用及びB面用の2つのド
ア部材42b、43bを備えたが、片面記録方式のディ
スクカートリッジにおいては、所定の面に1つの可動子
を備えれば足りる。
次に、本発明のディスク駆動装置に使用されるディスク
カートリッジの第3例を、第16図〜第63図に基づい
て説明する。これらの図においても、前出の各図と対応
する部分には、同一の符号が付けられている。
この実施例に係るディスクカートリッジは、上ハーフと
、下ハーフと、ディスク状記録媒体と、第1面記録用誤
消去防止部材と、第2面記録用誤消去防止部材と、シャ
ッタとから主に構成されている。
上ハーフ53は例えばポリカーボネート、ABS樹脂、
ポリカーボネートとABS樹脂の混合物、ポリプロピレ
ンなとの合成樹脂で形成されている。
第17図に示すように上ハーフ53のほぼ中央部には、
駆動軸挿入開口とヘッドアクセス開口とが一緒になった
長孔状の窓孔11が形成されている。さらに同図に示す
ように、この窓孔11を含んでほぼ左半分の領域には、
上ハーフ53の上面7】よりも若干段落ちされたほぼ長
方形のシャッタ摺動用凹部72が設けられている。この
シャッタ摺動用凹部72の上ケース前面と反対側端部に
は、前記上面71とシャッタ摺動用凹部72の底面との
中間の高さにあるプレート取付段部73が、後述するシ
ャッタの摺動方向に沿って延びている。
シャッタ摺動用凹部72の隣には、ディスクカートリッ
ジの挿入方向を示す矢印74と、A面表示部75とが設
けられている。さらに上ハーフ53の後部付近の左右に
は、長孔と丸孔からなる基準孔76 a、 76 bが
形成されており、この基準孔76 a、 76 bのさ
らに後方にはA面(第1面)誤消去防止機構用の開孔4
2aとB面(第2面)誤消去防止機構用の開孔43aと
が、左右対称位置に開設されている。これらの開孔42
a、43aは、後述するドア部材(誤消去防止部材)の
移動を許容するため、長方形に形成されている。
第18図に示すように、上ハーフ53の内面周囲には上
ハーフ53の前部を除いて左右ならびに後方に側壁77
がそれぞれ形成されている。さらにこの側壁77の内側
には4つの円弧リブ78が設けられ、これらの円弧リブ
78によってその内側にディスク収容部79が区画形成
され、この収容部79の中央位置に前記窓孔11が形成
されていることになる。
同図に示すように左右側壁77の前部側は、角度θだけ
内側に向いて傾斜しており、それによって記録再生装置
へのディスクカートリッジの挿入を容易にしている。前
部内面にはシャッタの移動を案内するためのガイド溝8
0が形成され、さらに同図に示す如く前部方角部にはバ
ネ掛はビン81が突設されている。
上ハーフ53の内面でかつ前記開孔43a付近には、所
定の間隔をおいて内側に向いた係止凸部82が形成され
ている。なお上ハーフ53の前記開孔42a付近には、
この係止凸部82は形成されていない。
下ハーフ52も上ハーフ53と同材質の合成樹脂で形成
され、第20図ならびに第21図に示すようにそれのほ
ぼ中央部には、駆動軸挿入開口とヘッドアクセス開口と
が一緒になった長孔状の窓孔11が形成されている。
また下ハーフ52の表面には第20図に示すように、上
ハーフ53と同様にシャッタ摺動用凹部83、プレート
取付段部84、矢印85、B面表示部86、基準孔87
a、87b、B面(第2面)誤消去防止機構用の開孔4
3aならびにA面(第1面)誤消去防止機構用の開孔4
2aが、それぞれ所定の位置に形成されている。
さらに下ハーフ52の内面には第21図に示すように、
側壁88、円弧リブ89、ディスク収容部9o、ガイド
溝91ならびに係止凸部92が、それぞれ所定の位置に
形成されている。なお、下ハーフ52の開孔43a付近
には、係止凸部92は形成されていない。
前記上ハーフ53と下ハーフ52とを組合せることによ
りカートリッジケース51が形成され、このカートリッ
ジケース51内に光ディスクなどのディスク状記録媒体
12が回転可能に収容される。
以下、光ディスクの一例について説明する。
光ディスク12は第22図に示すように、片面にプリグ
ループやプリピットなどの微細な凹凸を形成した記録層
(図示せず)を有する透明なディスク状の基板101と
、その基板101の内周側に接着剤で固定されたハブ1
02と、2枚の基板101どうしを前記記録層を内側に
して、所定の空隙103をもって接着するための内周ス
ペーサ104ならびに外周スペーサ105から主に構成
されている。
前記ハブ102は、基板101とほぼ同じ熱膨張係数を
有する合成樹脂で形成されている。この実施例の場合、
基板101ならびにハブ102とも熱膨張係数が8X1
0  cm/cm/”Cのポリカーボネートが用いられ
ている。ハブ102の外周部には基板101と接着する
ためのつば部106が突設され、上面中央部には磁性板
107がインジェクションモールドされている。
この磁性板107は、記録、再生装置の駆動軸に設けら
れているマグネットと対向するように一面がハブ102
から露呈している。磁性板107の中央部には折曲げに
よって周壁部1[8が一体に設けられ、その周壁部10
8の内側に前記駆動軸の先端部が挿入される挿入孔10
9が形成されている。第26図に示すように周壁部10
8の先端部110は若干径方向外側に屈曲されており、
先端部110のエツジが駆動軸の周面に直接接触しない
ようになっているとともに、ハブ102側に入り込んで
磁性板107の抜は止めに役立っている。また、磁性板
107の外周部には周方向に沿って1個以上(本実施例
では3個)の舌片111が垂設されており、第24図に
示すようにこの舌片111がハブ102中に埋設されて
、磁性板107の抜は止めの機能を果たしている。第2
3図ならびに第24図に示すように磁性板107には複
数(本実施例では3個)の位置決め孔112が形成され
ており、磁性板107をハブ102にインジェクション
モールドする際に成形金型に突設されている位置決めビ
ンがこの孔112に挿入されて形成され、後述するよう
に磁性板107がハブ102中の所定位置に埋設される
また、信号の記録時あるいは再生時に適正にトラッキン
グするためには、基板101とハブ102のセンターを
確実に合わせて接着する必要がある。
そのために、第24図ならびに第25図に示すように、
ハブ102には周方向に沿って複数個(本実施例では3
個)のチャッキング爪挿入窓113が形成されており、
隣のチャッキング爪挿入窓113との間に連結部114
が設けられている。前記舌片111の長さをできるだけ
長くとるように、舌片111はその連結部114の個所
に埋設されるように設計されている。そしてこの舌片1
11の位置が片寄らず連結部114の中央にくるよう、
前記位置決め孔112によって金型内での磁性板107
の位置決めがなされる。
第23図ならびに第28図に示すように、つば部106
の付は根部付近の上面には環状凹溝115が形成されて
いる。基板101を成形する際、成彫金型内での溶融樹
脂の冷却速度の違い、あるいは金型どうじの隙間などが
原因して、第28図に示すように基板101の内周部に
突起116が形成されることがある。このように突起1
16のある基板101をつば部106に接着しようとす
ると、突起116の高さだけ基板101の接着面がつば
部106の上面から浮き上がり、そのために接着が不完
全となる心配がある。
そのため本発明ではっは部106の付は根部付近に、環
状凹溝115を形成し、仮に突起116が形成されても
それを凹溝115に収容して、基板101とつば部10
6との接着を確実にしている。またこの凹溝115は、
基板101とつば部106とを接着する接着剤117の
余剰分を収容するのにも役立つ。
この実施例に係る光ディスク12は、通気型のエアサン
ドイッチタイプを示している。第22図において外周ス
ペーサ105は上下面とも周方向に連続して接着剤が塗
布されて、上下の基板101にそれぞれ接着されている
ため、通気性は付与されていない。これに対して内周ス
ペーサ104の方は第29図に点線のハツチングで示す
ように接着剤118が塗布される訳であるが、内周スペ
ーサ104の周方向の途中において接着剤118が塗布
されていない部分119が形成されている。
また第22図に示すように、上下のハブ102の対向部
分には隙間120が形成されている。従ってこの光ディ
スク12は、この隙間120と内周スペーサ104の接
着剤が塗布されていない部分119を通して空隙103
が外気と連通した構成になっている。なお、第22図に
おいて領域121は、基板101の記録領域を示してい
る。
この光ディスク12の基板101外表面(特に前記記録
領域121に相当する部分)が、上ハーフ53あるいは
(ならびに)下ハーフ52の内面と当接するのを避ける
ため、第18図、第21図ならびに第30図に示すよう
に上ハーフ53ならびに下ハーフ52内面の窓孔11の
外周には、光ディスク12のがたつきを抑制する突条1
22が形成されている。
次にシャッタ9の構成について説明する。
このシャッタ9は、シャツタ板131とスライダ132
とから構成されている。
シャツタ板131は例えばステンレス鋼板などの金属板
から構成され、第32図に示すように、上、下の閉塞部
133と、両閉塞部133の一端どうしを連結する連結
部134とから構成され、側面形状がほぼコ字形をして
いる。前記閉塞部133は、窓孔11を閉塞するに十分
な長さになっている。この閉塞部133の長手方向が、
シャツタ板131のもとになる金属板の圧延方向135
と一致している。金属板は圧延方向に沿ってカールする
性質がある。そのため、閉塞部133の短手方向がシャ
ツタ板131の圧延方向135と一致するようにすると
、閉塞部133がその方向にカールした際に閉塞部13
3の両側縁のエツジ全長でカートリッジケース51の表
面を削ることになる。
そうなると削り粉(j1!I耗粉)がカートリッジケー
ス51の窓孔11から内部に侵入し、光ディスク12の
表面に付着して、記録、再生特性に悪影響をおよぼすこ
とになる。
この実施例のように、閉塞部133の長手方向がシャツ
タ板131のもとになる金属板の圧延方向135と一致
するようにしておけば、閉塞部133がその方向に沿っ
てカールしても、閉塞部133の一方の端部は連結部1
34と連結しているからエツジはなく、閉塞部133の
自由端側エツジだけがカートリッジケース51と接触す
ることになる。
この自由端側エツジの長さは閉塞部133の両側縁のエ
ツジ全長に比較して極端に短いから、削り粉(摩耗粉)
の発生量が極めて少なく、前述のような悪影響はほとん
ど生じない。
第31図ならびに第32図に示すように、両閉塞部13
3の連結部134と連絡する根元部付近には、スライダ
132と係合するための係合爪136がそれぞれ形成さ
れている。
スライダ132は、例えばポリアセタール(商品名ジュ
ラコン)、ポリアミド(商品名ナイロン)フッ素樹脂(
商品名テフロン)、超高分子量ポリエチレン、各種固体
潤滑剤を適量混合した合成樹脂など、自己潤滑性を有す
る成形体から構成されている。
前記カートリッジケース51としてポリカーボネートを
用い、それと摺接するスライダ132としてポリアセタ
ールを使用した場合の、それぞれの材質の性質を次に示
す。
カートリッジケース51(ポリカーボネート)(1)引
張強さ      620[kg/cm”コ(2)引張
破断伸び    92o[%](3)曲げモジュラス 
  2.3 x 10’ [kg/am’ ](4)ア
イゾツト衝撃強さ 85[kg−cm/ am](ノツ
チ付き) ロックウェル硬さ  77 (Mスケール) 熱変形温度     134℃ (18,6kg/cm” ) (7)線膨張係数     8 X 10−’ [cm
/cm/’Cコ(8)比重        1.20 (9)吸水率       0.20[%コ(23°C
水中24時間) (5) (6) (10)成形収縮率 (流れ方向) スライダ132 (1)引張強さ (2)引張破断伸び (3)曲げ強さ (4)曲げモジュラス (5)アイゾツト衝撃強さ (ノツチ付き) (6)ロックウェル硬さ (Mスケール) (7)熱変形温度 (18,6kg/cm″) (8)ビカット軟化点 (9)線膨張係数 (10)比重 (11)吸水率 (23℃水中24時間) (12)成形収縮率     約0.02[mm/mm
コこのスライダ132は第33図ないし第37図0.5
〜0.7[%コ 110 [’Cコ 0 162[’C] 10   [cm/Cm/℃コ 1.41 0.22[%コ (ポリアセタール) 620[kg/cm” ] 40[%コ 980[kg/cm”コ 2.64x 10’[kg/cm’] 5.4[kg−cm/cm] に示すように、シャツタ板取付部137と幅狭部138
とから主に構成されている。
前記シャツタ板取付部137の中間位置には、前記シャ
ツタ板131の係合爪136がそれぞれ嵌入する係合溝
139が両側に形成されている。
またシャツタ板取付部137の幅狭部138と反対側の
端部には、傾斜部140が形成されている。
前記幅狭部138のシャツタ板取付部137と反対側の
端部には、シャッタ開きアーム141(記録。
再生装置)の先端部が当接する当接部142が形成され
ている。
第34図ないし第37図に示すように、前記シャツタ板
取付部137から幅狭部138の全長にかけて、カート
リッジケース51の前部と係合する抜止め溝143が両
側に貫通している。さらにこの抜止め溝143の下方に
突条144が設けられており、この突条144が上、下
ハーフ53゜52のガイド溝80.91に挿入されるよ
うになっている。また、第34図ならびに第35図に示
すように前記傾斜部140の下方には、バネ掛は孔14
5が形成されている。
スライダ132のシャツタ板取付部137の部分をシャ
ツタ板131の閉塞部133,133の間に挿入し、閉
塞部133に設けられている係合爪136をシャツタ板
取付部137の係合溝139に嵌め込んで内側に変形さ
せることにより、スライダ132にシャツタ板131が
取付けられて、シャッタ9を構成する。
シャッタ9をカートリッジケース51の閉塞位置に弾性
付勢するために用いられるコイルバネ146は、第38
図ならびに第39図に示すように、中間部にコイル部1
47を有し、一端に前記上ハーフ53のバネ掛はピン8
1に外嵌する環状部148が形成され、他端に前記シャ
ッタ9(スライダ132)のバネ掛は孔145に挿入さ
れる係止端149が突設されている。
第40図ならびに第41図に示すように、カートリッジ
ケース51に設けられているプレート取付段部73(8
4)には、例えばステンレス鋼板などの金属板からなる
押えプレート150が固定されている。
この押えプレート150の固定手段としては、第40図
に示すようにベースフィルム151の上下両面に粘着剤
層152,152を形成した両面テープ153、あるい
は第41図に示すようなホットメルト系接着剤154が
用いられる。この両面テープ153あるいはホットメル
ト系接着剤154は、通常の液状接着剤よりも作業性が
良いため用いられる訳であるが、それらの横幅はプレー
ト取付段部73(84)の横幅よりも若干短くして、粘
着剤あるいはホットメルト系接着剤がプレート取付段部
73(84)からはみ出さないようにすると良い。これ
らのはみ出しがあると、シャッタ9の摺動によって粘着
剤あるいはホットメルト系接着剤が削られ、その削り粉
が光ディスク12に付着して記録、再生特性に悪影響を
およぼす心配がある。
第40図、第41図に示すように、押えプレート150
はプレート取付段部73(84)よりも若干突出してお
り、それと摺動凹部72(83)との間に形成される隙
間にシャツタ板131の自由端が挿入される。
第42図ないし第44図は、窓孔11、シャツタ板13
1の閉塞部133ならびに摺動用凹部72(83)の幅
寸法の関係を説明するための図である。
これらの図に示すように、窓孔11の横幅をLl、閉塞
部133の横幅をL2、摺動用凹部72(83)の横幅
をL3とすると、Ll(L2(L3の関係にある。
そして第43図に示すように、閉塞部133が閉成位置
にあるとき、窓孔11は閉塞部133によって完全に閉
塞されているが、閉塞部133の一方の側端155は摺
動用凹部72(83)の−方の側端156とは直接衝突
しておらず、両側端155.156の間には隙間G1が
形成されている。なお、この隙間G1が形成されるよう
に、上。
下ケース53.52におけるガイド溝80.91の始端
157.157の位置が決められている(第18図、第
21図参照)。換言すれば、この始端157が開成位置
でのシャツタ板131 (閉塞部133)のストッパと
なっている。
さらに第44図に示すように、閉塞部133が閉位置に
あるとき、窓孔11は完全に開放しているとともに、閉
塞部133の他方の側端158は摺動用凹部72(83
)の他方の側端159とは直接当接しておらず、両側端
158,159との間には隙間G2が形成されている。
なお、この隙間G2が形成されているように、シャツタ
板131のストロークが決定されている。
前述のようにカートリッジケース51が合成樹脂で成形
され、一方、閉塞部133が金属で構成されているため
、シャッタ9を閉じるときに側端155と側端156が
衝突したり、あるいはシャッタ9を開くときに側端15
8と側端159が当接すると、合成樹脂の摩耗粉が発生
するため好ましくない。そのため本発明では、隙間Gl
、G2が形成される設計になっている。特にシャッタ9
を閉じるときに、コイルバネ146の復元力によってシ
ャッタ9が強い押圧力で瞬間的に戻るため、側端155
,156の衝撃力が大であることから、隙間G1の形成
は重要である。
第45図ならびに第46図は、シャッタ9の閉成位置な
らびに開成位置におけるコイルバネ146の状態を示す
図である。コイルバネ146の一端はスライダ132の
バネ掛は孔145と係止し、他端はバネ掛はビン81と
係止して、シャッタ9を常に閉成位置側に弾性付勢して
いる。
このディスクカートリッジを記録、再生装置に挿入する
と、装置側のシャッタ開きアーム141が第45図に示
すようにスライダ132の当接部142に当たる。さら
にディスクカートリッジを挿入すると、それに追従して
シャッタ開きアーム141が図面に対して時計回り方向
に回動する。
この回動動作によって第46図に示すようにシャッタ9
が矢印方向に移動し、窓孔11が開放される。
このシャッタ9の移動に伴ってコイルバネ146が第4
6図の如く圧縮され、シャッタ9が開成位置にあるとき
、スライダ132の幅狭部138が窓孔11と対応し、
光学ヘッド(図示せず)の挿人を許容している。
第17図ならびに第20図に示すように、上。
下ハーフ53.52の上面71は、ディスクカートリッ
ジを手に持っても容易に滑り落ちないようにすることと
、デザイン上から表面粗さRzが25μm程度になるよ
うにシボ模様が施されている。
しかし、摺動用凹部72,83もこのような表面粗さに
すると、シャツタ板131の摺接によって摩耗粉が発生
しやすくなり好ましくない。そのため本発明者らは摺動
用凹部72.83の適正な表面粗さについて種々検討し
た結果、表面粗さRzを15μm以下、好ましくは10
μm以下にするとシャツタ板131の摺接による摩耗粉
の発生がほとんどないことを見出した。
このように摩耗粉の発生を防止するためには、摺動用凹
部72,83の表面粗さを可及的に小さくする方が好ま
しいが、余り小さくすると摺動用凹部72,83の外観
上好ましくない。すなわち、上、下ハーフ53.52の
内面には円弧リブ78゜89などが突設される関係上、
上、下ケース53゜52の表面側に成形によるヒケ(凹
み)が生じることがある。上、下ハーフ53.52の表
面のうち、上面71はシボ模様が施されているためヒケ
が生じてもさほど目立たないが、摺動用凹部72゜83
には前述のような理由からシボ模様が施されておらず、
しかも表面粗さを可及的に小さくすると、ヒケが目立ち
外観上好ましくない。
そこで本発明者らはヒケが目立たない表面粗さR1の下
限値について種々検討した結果、その下限値は5μmで
あることを見出した。従って摺動用凹部72,83の表
面粗さR1を5〜15μmの範囲に規制すれば、摩耗粉
の発生がなく、しかもヒケが目立たないようにすること
ができる。
次に、記録層の誤消去防止機構について説明する。
前述のように、この実施例に係るディスクカートリッジ
は、両面記録が可能なディスクカートリッジである。一
方、このディスクカートリッジが装着される記録・再生
装置は、一方何にのみ光学ヘッドが取付けられている。
このようなことから、ディスクカートリッジを記録・再
生装置に装着する際にディスクカートリッジのA面とB
面とを逐次裏返して挿入することになる。そのためA面
用の誤消去防止機構とB面用の誤消去防止機構とを、カ
ートリッジケース51内で別々に設ける必要がある。
誤消去防止機構42.43のドア部材42b。
43bはA面用もB面用も同じ形状をしており、例えば
ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミドなどの耐摩耗性を有する合成樹脂で成形されてい
る。これらのドア部材42b。
43bは第47図ないし第49図に示すように、−面に
操作面161を有し、それと対応する他面に検知面16
2を有している。そして操作面161側にはドア部材4
2b、43bを移動操作するための孔163あるいは段
部などの操作係合部が形成され、一方、前記検知面16
2側は正確な検知が行われるようにフラットな面になっ
ている。また、ドア部材42b、43bの一端からは、
所定の間隔をおいて2本の弾性片164が突設されてい
る。
これらのドア部材42b、43bはカートリッジケース
51の所定位置に移動可能に収納され、第50図に示す
ように、前記弾性片164の先端部が上、下ハーフ53
.52の係止凸部82.92と弾性的に係合するように
なっている。第50図はドア部材42b(43b)が書
き込み禁止位置、すなわち誤消去防止位置にある状態を
示し、第51図はドア部材42b (43b)が書き込
み可能位置にある状態を示している。夫々の状態での位
置保持は、これらの図に示すように前記係止凸部82゜
92と弾性片164との係合によって行われ、ドア部材
42b、43bの移動動作に節度が与えられる。
前述のようにA面用のドア部材42bもB面用のドア部
材43bも同じ形状をしているが、カートリッジケース
51内での向きは全く反対である。
すなわち、第52図はA面用のドア部材42bの配置状
態を、第53図はB面用のドア部材43bの配置状態を
、それぞれ模式的に示す図である。
第52図に示すように、A面周のドア部材42bは、そ
れの操作面161が上ハーフ53の開孔42a側に、そ
の検知面162が下ハーフ52の開孔42a側に、それ
ぞれ向いている。従って上ハーフ53側から例えばシャ
ープペンシルの先端部を孔163に挿入してドア部材4
2bを移動操作することはできるが、下ハーフ52側か
らはドア部材42bの移動操作はできないようになって
いる。
第53図に示すようにB面用のドア部材43bは、それ
の操作面161が下ハーフ52の開孔43a側に、その
検知面162が上ハーフ53の開孔43a側に、それぞ
れ向いている。従って下ハーフ52側からはドア部材4
3bを移動操作することはできるが、上ハーフ53側か
らはドア部材43bの移動操作は不可能である。
第54図は、カートリッジケース51と記録。
再生装置内に設置されているセンサブロック171との
位置関係を説明するための図である。
ディスクカートリッジは一点鎖線で示す位置で装置内に
挿入され、その後実線で示す位置まで降下した記録、再
生動作に備えられる。このローディング位置にセットさ
れたディスクカートリッジの開孔42a(43a)と対
向する位置には、予めセンサブロック171が設けられ
ている。
このセンサブロック171内には、ディスクカートリッ
ジがローディング位置にセットされたか否かを検知する
セットセンサと、誤消去防止モードか否かを検知するモ
ードセンサとが設けられている。
このセンサブロック171の動作原理を、第55図なら
びに第56図とともに説明する。これらの図に示すよう
に、センサブロック171内には、第1検知バー172
と、第2検知バー173とが出没可能に設けられ、コイ
ルスプリング174によってそれぞれ上方に弾性付勢さ
れている。第1検知バー172の付近にはそれの位置状
態を検知する第1センサ175が、また第2検知バー1
73の付近にはそれの位置状態を検知する第2センサ1
76が、それぞれ設けられている。この実施例の場合、
第1.第2センサ175,176は、発光素子と受光素
子の対からなっている。
そして前記第1検知バー172とコイルスプリング17
4と第1センサ175とで前記セットセンサを構成して
いる。一方、前記第2検知バー173とコイルスプリン
グ174と第2センサ176とで前記モードセンサを構
成している。
ディスクカートリッジを装置内に挿入しる前の状態では
、コイルスプリング174の押し上げ力により、第1検
知バー172ならびに第2検知バー173とも上位置で
待機している。
ディスクカートリッジの誤消去防止機構42゜43は、
書き込み禁止状態にあるときには、ドア部材42b、4
3bによって開孔42a、43aが半分覆われ(第55
図参照)、書き込み可能状態にあるときには、ドア部材
42b、43bによって開孔42a、43aが全部覆わ
れている(第56図参照)。そのため、ディスクカート
リッジを装置内に挿入し、それがローディング位置まで
降下してくると、書き込み禁止状態あるいは書き込み可
能状態のいずれのモードの場合も、ドア部材42b (
43b)によって第1検知バー172はコイルスプリン
グ174の弾性に抗して押し下げられる。そしてこの第
1検知バー172の降下を第1センサ175で検出し、
カートリッジがローディング位置にセットされたことを
確認することができる。
一方、モード検知であるが、前述のように書き込み禁止
モードであれば開孔42a(43a)がドア部材42b
(43b)によって半分覆われている。そのため第55
図に示すようにディスクカートリッジがローディング位
置まで降下しても、第2検知バー173を押し下げるこ
とができない。
従って第1検知バー172が押し下げられ、第2検知バ
ー173が押し下げられないことをセンサ175.17
6で検出すると、書き込み禁止モードであると判断する
書き込み可能モードであると、開孔42 a (43a
 )がドア部材42b、43bによって全部覆われてい
る。そのため第56図に示すようにディスクカ−トリシ
ンがローディング位置まで降下すると、第1検知バー1
72ならびに第2検知バー173とも同時に押し下げら
れる。これら検知バー172゜173の降下をセンサ1
75,176で検知することにより、ディスクカートリ
ッジがローディング位置にセットされたことと、書き込
み可能モードであることの確認がなされる。
なお、ディスクカートリッジがローディング位置にセッ
トされたことを確認する他の手段として、検知バーをカ
ートリッジケースの底面に当接させたり、他のフォトセ
ンサにより検知することもできる。しかし、このような
方法であると、セットセンサとモードセンサとを別々に
設ける必要がある。その点本発明のように、1つの検知
口でセットの検知とモードの検知とを行うようにすれば
、両センサを1つのブロックにすることができる。
第57図ないし第63図は、ディスクカートリッジとし
て組み立てた状態を示す図である。これらの図に示して
いるディスクカートリッジは、A面が書き込み禁止モー
ド、B面が書き込み可能モードになっている状態を示し
ている。
記録ディスクへのゴミ類の付着を防止するため、カート
リッジケースの内面にクリーニングシートを粘着するこ
ともできる。この際クリーニングシートに帯電防止剤を
含浸保持させておくこともできる。
前記実施例では金属製のシャツタ板を使用したが、シャ
ッタ全体を合成樹脂で一体に成形することも可能である
前記実施例では光デイスクカートリッジの場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば光−磁気ディスクカートリッジや磁気ディスクカ
ートリッジなどのほかのディスクカートリッジにも適用
可能である。
本例のディスクカートリッジは、第1記録層(A面)な
らびに第2記録層(B面)に対するドア部材の操作口が
特定できているから、誤って他の面の誤消去防止部材を
移動させることがない。
なお、前記実施例においては、複合センサとして、上下
動可能に構成されたロッドを備え、このロッドが下降し
たとき発光素子から受光素子にいたる光を遮光して所定
のスイッチをオン、オフするタイプのセンサを用いたが
、これに代えて、前記ロッドの動作に連動してオン、オ
フする機械式の接点を有するセンサを用いることもでき
る。
また、ドア部材42b、43bの複合センサ25と対向
する面に光の高反射性を付与するとともに、前記複合セ
ンサを構成する第1.第2のセンサとして、ドア部材4
2b、43bに向けて光を出射する発光素子とこのドア
部材42b、43bからの反射光を検出する受光素子を
備えたものを用いることもできる。これらの複合センサ
を用いた場合にも、第1および第2のセンサを前記実施
例と同様に配置することによって、前記と同様の検出を
行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によると、ディスクカート
リッジの誤消去防止機構と対向する位置に2つのセンサ
を設定することができるので、センサの設定スペースを
小型化することができ、小サイズのディスクカートリッ
ジを装着するに適したディスク駆動装置の作製を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係るディスク駆動装置の説明
図であって、第1図は全体構成を示す斜視図、第2図(
a)、(b)はこれに使用されるディスクカートリッジ
の第1例を示す平面図、第3図および第4図は複合セン
サの構成を示す断面図である。 第5図〜第15図は本発明のディスク駆動装置に使用さ
れるディスクカートリッジの第2例を説明するための図
であって、第5図は斜視図、第6図は下ハーフの内面図
、第7図は上ハーフの内面図、第8図は下ハーフの開孔
開設部分の詳細を示す要部拡大平面図、第9図は上ハー
フの開孔開設部分の詳細を示す要部平面図、第10図は
誤消去防止機構の構成と複合センサの配列とを示す要部
断面図、第11図は誤消去防止機構の構成を示す要部断
面図、第12図はドア部材の斜視図、第13図はドア部
材の他の例を示す要部断面図、第14図はドア部材のさ
らに他の例を示す要部断面図、第15図は下ハーフの他
の例を示す要部平面図である。 第16図〜第63図は本発明のディスク駆動装置に使用
されるディスクカートリッジの第3例を説明するための
図であって、第16図は上ハーフの側面図、第17図は
上ハーフの平面図、第18図は上ハーフの内面図、第1
9図は下ハーフの側面図、第20図は下ハーフの平面図
、第21図は下ハーフの内面図、第22図は光ディスク
の要部断面図、第23図はハブの平面図、第24図はハ
ブの断面図、第25図はハブの底面図、第26図はハブ
中央部の拡大断面図、第27図及び第28図はハブ周辺
部の拡大断面図、第29図は内周スペーサの拡大平面図
、第30図はカートリッジケースの窓孔開設部分の断面
図、第31図はシャツタ板の平面図、第32図はシャツ
タ板の断面図、第33図はスライダの平面図、第34図
はスライダの側面図、第35図はスライダの拡大前面図
、第36図はスライダの拡大背面図、第37図は第34
図のI−I拡大断面図、第38図はコイルバネの平面図
、第39図はコイルバネの側面図、第40図及び第41
図は押えプレートの固定手段を示す要部断面図、第42
図、第43図、第44図は窓孔とシャッタとシャッタ摺
動要凹部の幅寸法の関係を示す説明図、第45図はシャ
ッタ閉鎖位置におけるコイルバネの状態を示す一部分解
平面図、第46図はシャッタ開放位置におけるコイルバ
ネの状態を示す一部分解平面図、第47図はドア部材の
操作面側から見た平面図、第48図は第47図の■−■
断面図、第49図はドア部材の検知面側から見た平面図
、第501mはドア部材が書き込み禁止位置にある状態
を示す要部平面図、第51図はドア部材が書き込み可能
位置にある状態を示す要部平面図、第52図はA面用ド
ア部材の配置を示す要部断面図、第53図はB面用ドア
部材の配置を示す要部断面図、第54図はカートリッジ
ケースと複合センサとの位置関係を示す説明図、第55
図及び第56図は複合センサの動作原理を示す説明図、
第57図はディスクカートリッジの平面図、第58図は
ディスクカートリッジの)1図、第59図はディスクカ
ートリッジの背面図、第60図はディスクカートリッジ
の側面図、第61図はディスクカートリッジの底面図、
第62図はシャッタを開いた状態のディスクカートリッ
ジの平面図、第63図はシャッタを開いた状態のディス
クカートリッジの正面図である。 第64図〜第69図は従来技術を説明するための図であ
って、第64図はディスクカートリッジが挿入されつつ
あるディスク駆動装置の斜視図、第65図(a)、(b
)はディスクカートリッジの平面図、第66図は下ハー
フの開孔開設部分の拡大内面図、第67図は上ハーフの
開孔開設部分の拡大内面図、第68図はドア部材の装着
状態を示す下ハーフの要部平面図、第69図はディスク
カートリッジに対するセンサの配列を示す要部断面図で
ある。 1・・・・・・ベース、3・・・・・・カートリッジホ
ルダ、4・・・・・・ディスクカートリッジ、25・・
・・・・複合センサ、26゜ 27・・・・・・アーム、 1・・・・・・ローディング機 構、 42゜ 3・・・・・・誤消去防止機構。 第 1 図 9 第 図 4コC 第 5 図 第 図 4 j171!1 第9図 43aJ 第10図 第12図 第13図 第14図 第15図 1 第18 図 第21図 2 第23図 12 第24図 第25図 114 09 第26図 第27図 第29図 04 第30図 22 1 2 第31 図 第32図 第38図 第41 図 第42図 第43図 第44図 59 55 第45図 第46図 第47図 第50図 第48図 第51図 第52図 第53図 第54図 第55図 第56図 第57図 第61図 第62図 第63図 31 2 第64図 第66図 1 第67図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベース上に回転可能に設けられたターンテーブル
    と、このターンテーブルに対して昇降可能に設けられた
    カートリッジホルダと、このカートリッジホルダを前記
    ターンテーブル側に下降したとき、カートリッジホルダ
    内に挿入されたディスクカートリッジが所定位置まで下
    降されたか否かを検出する第1のセンサと、前記ディス
    クカートリッジに設けられた誤消去防止機構が記録モー
    ドになつているか否かを検出する第2のセンサとを備え
    たディスク駆動装置において、 前記カートリッジホルダを下降したとき、当該カートリ
    ッジホルダ内に挿入されたディスクカートリッジの前記
    誤消去防止機構と対向する位置に、前記第1および第2
    のセンサが一体に組合された複合センサを配設し、前記
    誤消去防止機構の切替状態に応じて、当該複合センサを
    構成する第1および第2のセンサを選択的に動作するよ
    うに構成したことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. (2)請求項1記載において、前記誤消去防止機構を、
    ディスクカートリッジの表裏両面に貫通する開孔と、こ
    の開孔を全閉もしくは一部開放するドア部材とから構成
    すると共に、前記複合センサを構成する第1のセンサを
    、所定位置まで下降された前記ディスクカートリッジの
    開孔の前記ドア部材により常時閉じている部分に対向し
    、前記複合センサを構成する第2のセンサを、所定位置
    まで下降された前記ディスクカートリッジの開孔の前記
    ドア部材により開閉される部分に対向し、前記第1のセ
    ンサが前記ドア部材を検出したか否かによつて前記ディ
    スクカートリッジが所定位置まで下降したか否かを検出
    し、前記第2のセンサが前記ドア部材を検出したか否か
    によつて前記ディスクカートリッジの誤消去防止機構が
    記録モードにあるか否かを検出することを特徴とするデ
    ィスク駆動装置。
  3. (3)請求項2記載において、前記複合センサを構成す
    る第1および第2のセンサに、ばね部材によって常時上
    方に付勢されている2本のロッドを設け、前記第1のセ
    ンサのロッドを所定位置まで下降された前記ディスクカ
    ートリッジの開孔の前記ドア部材により常時閉じている
    部分に対向し、前記第2のセンサのロッドを所定位置ま
    で下降された前記ディスクカートリッジの開孔の前記ド
    ア部材により開閉される部分に対向し、かつこれら各セ
    ンサのロッドは前記ディスクカートリッジの下降ととも
    に前記ドア部材が当接して下降されるように配置されて
    おり、前記第1のセンサのロッドが前記ドア部材によつ
    て下降したか否かによつて前記カートリッジホルダが所
    定位置まで下降し たか否かを検出し、前記第2のセン
    サのロッドが前記ドア部材によつて下降したか否かによ
    つて前記ディスクカートリッジの誤消去防止機構が記録
    モードにあるか否かを検出することを特徴とするディス
    ク駆動装置。
  4. (4)請求項3記載において、前記複合センサを構成す
    る第1および第2のセンサはそれぞれ発光素子と受光素
    子とを有し、前記ロッドは前記ドア部材によつて下降す
    るとともに、前記発光素子と受光素子との間に入り込ん
    で遮光することを特徴とするディスク駆動装置。
  5. (5)請求項3記載において、前記複合センサは1つの
    発光素子と2つの受光素子とを有し、前記第1のロッド
    は前記ドア部材によつて下降するとともに、前記発光素
    子と第1の受光素子との間に入り込んで遮光し、前記第
    2のロッドは前記ドア部材によつて下降するとともに、
    前記発光素子と第2の受光素子との間に入り込んで遮光
    することを特徴とするディスク駆動装置。
  6. (6)請求項3記載において、前記複合センサを構成す
    る第1および第2のセンサはそれぞれ前記ロッドの動作
    に連動してオン、オフする機械式の接点を有し、前記ロ
    ッドは前記ドア部材によつて下降するとともに、前記接
    点のオン、オフを切替ることを特徴とするディスク駆動
    装置。
  7. (7)請求項2記載において、前記ドア部材の前記複合
    センサと対向する面に光の高反射性を付与するとともに
    、前記複合センサを構成する第1および第2のセンサを
    、前記ドア部材に向けて光を出射する発光素子と前記ド
    ア部材からの反射光を検出する受光素子とから形成し、
    前記第1のセンサを構成する発光素子および受光素子を
    所定位置まで下降された前記ディスクカートリッジの開
    孔の前記ドア部材により常時閉じている部分に対向し、
    前記第2のセンサを構成する発光素子および受光素子を
    所定位置まで下降された前記ディスクカートリッジの開
    孔の前記ドア部材により開閉される部分に対向し、前記
    第1のセンサの受光素子が前記反射光を検出したか否か
    によって前記カートリッジホルダが所定位置まで下降し
    たか否かを検出し、前記第2のセンサの受光素子が前記
    反射光を検出したか否かによつて前記ディスクカートリ
    ッジの誤消去防止機構が記録モードにあるか否かを検出
    することを特徴とするディスク駆動装置。
JP30390990A 1989-11-25 1990-11-13 デイスク駆動装置 Pending JPH03224172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30390990A JPH03224172A (ja) 1989-11-25 1990-11-13 デイスク駆動装置

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30511089 1989-11-25
JP1-305110 1989-11-25
JP15015289 1989-12-28
JP1-150152 1989-12-28
JP1-150154 1989-12-28
JP15015489 1989-12-28
JP30390990A JPH03224172A (ja) 1989-11-25 1990-11-13 デイスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03224172A true JPH03224172A (ja) 1991-10-03

Family

ID=27473000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30390990A Pending JPH03224172A (ja) 1989-11-25 1990-11-13 デイスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03224172A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002050148A (ja) ディスクカートリッジ
US6874159B2 (en) Cartridge for containing recording medium
US7533397B2 (en) Disc cartridge
JPH0567979U (ja) ディスクカートリッジ
JP2916799B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH03224172A (ja) デイスク駆動装置
US6172849B1 (en) Apparatus for retaining a disk cartridge shutter in a closed position
JPH03224184A (ja) ディスクカートリッジ
JP3991559B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPS6323807Y2 (ja)
JP3399920B2 (ja) ディスク駆動装置
US7210156B2 (en) Disk cartridge
US5646807A (en) Magnetic disk cartridge and shutter opening-closing mechanism for the same
JP3991560B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH09282832A (ja) ディスクカートリッジ及びそれを用いたディスク装置
US7251104B2 (en) Recording medium cartridge
US6614622B2 (en) Disc cartridge shutter opening mechanism including a guide member, an operating member and a transmission member
JP2000331448A (ja) ディスクケース及びディスクカートリッジ
JPH0516717Y2 (ja)
JP3046279B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3003674B2 (ja) ディスクカートリッジとドライブ装置及び誤挿入防止機構
JP3002464B2 (ja) ディスクカ―トリッジ
JP3458497B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3002465B2 (ja) ディスクカ―トリッジ
JPH0648622Y2 (ja) ディスクカセット