JPH03224155A

JPH03224155A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH03224155A
Application number: JP2294981A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Sakaeno; 栄野　毅; Hiroyuki Umeda; 弘幸梅田
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1989-12-27
Filing date: 1990-10-31
Publication date: 1991-10-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、磁気記録装置のテンションポール付近の部分
配置技術に関する。

（従来の技術）第５図は従来の磁気記録再生装置の機構部を示す斜視図
であり、テープカセット１００の磁気テープＴは、左右
のローディングポール１０１．１０２で傾斜型回転ドラ
ム１０３に巻き掛けられ、巻取りり一ル１０４に巻取ら
れる。この門に、磁気テープＴは供給リール１０５から
第１ガイドポール１０６、テンションポール１０７、第
２ガイドポール１０８、消去ヘッド１０９、インピーダ
ンスローラ１１０、左ローディングポール１０１の垂直
ローラ１０１ａ及び傾斜ポール１０１ｂ、回転ドラム１
０３、右ローディングポール１０２の傾斜ポール１０２
ｂ及び垂直ローラ１０２ａ、　Ａ／Ｃヘッド１１１、キ
ャプスタン１１２、ピンチローラ１１３に順に当接する
。

前記ローディングポール１０１．１０２の傾斜ポール１
０１ｂ、　１０２ｂは、磁気テープＴをひねって、傾斜
型回転ドラム１０３にそれを添わせる作用を為す。

テンションポール１０７は、図示せぬスプリングによっ
て第４図中矢印方向に付勢され、磁気テープＴのテンシ
コン変動に伴って移動するのに応じて供給リール台の制
御力を制御し、磁気テープＴを常に一定の所要張力に保
も、テープのたるみゃ緊張過多を防止する。

このテンションポール１０７は、図示せぬシャーシに垂
直に起立し、同様にシャーシから起立した第１ガイドポ
ール１０６と第２ガイドポール１０８との間にあって、
これら３個のポール１０６１０７１０８で平面視く字形
に磁気テープＴを折り曲げている。

（発明が解決しようとする課題）上記テンションポール１０７にて、記録再生時に走行す
るテープＴのテープ張力が常に一定の所要張力となるよ
うに調整するようにしているが、完全なものではなくテ
ープ張力の変動が生じている。

ところで、回転ドラム１０３の外周面を添接走行するテ
ープＴと同回転ドラム１０３周面との間にエアフィルム
が形成されるが、テープＴはドラム入口側では回転する
アッパードラムと接する面が広くドラム出口側に沿って
漸次固定のロアドラムと接する面が広くなるので、上記
エアフィルムはドラム入口側では厚くドラム出口側に従
って除々に小となる。

従って、ドラム入口側ではテープＴとアッパードラムに
取付けた回転磁気ヘッドとの当たりが悪く、例えばドラ
ム入口側直前に位置する傾斜ポールの傾斜角度などを調
整して、ドラム入口側において回転磁気ヘッドが位置す
るテープ幅方向上の一側喘側の張力を他側端側に比して
若干強目、例えばＶｌ−１８（登録商標）や８ｊ１ｗ１
方式の磁気記録再生装置では、テープ下端側の張力を上
端側に比して強目、即ちテープＴを下張り状態としてヘ
ッド当たりを良好にしている。

しかしながら、走行するテープＴ全体のテープ張力が小
となった場合には、□上述したドラム入口側において回
転磁気ヘッドが位置するテープ幅方向上の側端側の張力
が弱まって所要値よりも小さくなるため、ドラム入口側
におけるテープとヘッドとの当たりが悪化する傾向にあ
る。また、テープ張力が大となった場合には、ドラム入
口側において回転磁気ヘッドが位置するテープ幅方向上
の側端側の張力が逆に強まって所要値よりも大きくなる
ため、上記とは逆にドラム入口側におけるテープとヘッ
ドとの当たりが強くなり過ぎ、テープＴを損傷する虞が
あった。

よって、本発明の目的はテンションポール廻りを改良し
て磁気記録再生装置のドラム入口側におけるテープとヘ
ッドとの当たりを常に良好にすることにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成すべく本発明は、テンションポールの直
後に傾斜ポールを配置し、テープ張力が小となった時に
磁気テープに幅方向上、側端部側に張力が加わるように
したことを特徴とする。

（作用）テンションポール直後の傾斜ポールは、シャーシに垂直
な面に平行に走行する磁気テープにひねりを加え、テー
プ張力が小となった場合には、回転ドラム入口における
磁気ヘッドが位置する側端部側に張力が加わるようにし
て、回転ドラムの回転磁気ヘットとテープとの密着性（
当り）を常に良好とする。

（実施例）本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。

第１図は本発明に係る磁気記録再生装置の機構部平面図
であり、磁気記録再生装置１のシャーシ２の上面には、
テンシコンポール３、傾斜ポール４、インピーダンスロ
ーラ５、第２傾斜ポール６及び左ローディングポール７
がテープの走行通路に沿ってテープカセット８の供給リ
ール９から傾斜型回転ドラム１０の入口１０ａまで順に
配列されている。

但し、テンションポール３はテンションアーム１１を介
して矢印＠方向に移動可能であり、同＠方向へ図示せぬ
付勢手段、例えばスプリングで付勢されている。また、
第２傾斜ポール６と左ローディングポール７は共にロー
ディングポールベース１２上に起立し、このローディン
グポールベースはシャーシ上面を定まったルートで走行
する。

なお、回転ドラム１０の出口１０ｂからテープカセット
の巻取りリール１３までは、右ローディングポール１４
、傾斜ポール１５．１６、オーディオ兼コントロールヘ
ッド１７、ガイドローラ１８、ピンチローラ１９及びキ
ャプスタン２ｏが配設されている。

また、２１，２２，２３．２４はテープカセット内部に
設けられたテープガイドである。

以上の構成からなる磁気記録再生装置において、回転ド
ラム１０に設けられた磁気ヘッド（図示せず）は、走行
する磁気テープＴに対してテープ幅方向上その下側端側
から上側端側に向かって走査し、ドラム入口側において
磁気テープＴの下側端側に位置する。

以下テンションポール周りの作用を次に述べる。

第２図（ａ）〜（Ｃ）は作用説明図であり、第２図（ａ
）のテンションポール３の位置Ｐθにおいて、磁気テー
プＴは傾斜ポール４により、テープ全幅にわたって均一
な張力な状態でひねられて、回転ドラム（上方）へ向う
。即ち、テンションポール３の接線が傾斜ポール４の一
側面４ａと合致している。

テンションポール３は走行するテープ全体の張力を略一
定に保つ役目をするものであるから、テープの張力が大
きくなると、図面右側へ移動し、例えば位置Ｐｉに至り
、逆に、テープの張力が小さくなると、位置Ｐθに至る
。

第２図（ｂ）は、テープの張力が小となってテンション
ポール３がＰθに至った際の状態を示し、磁気テープＴ
は、テープの中心に対して下端Ｔ２側が若干引張られ、
上端Ｔ１側は逆となる為に、相対的にテープには幅方向
上、下張りの張力（上端Ｔ１側に対して下端Ｔ２側が大
となる張力）が加わる。

第３図は回転ドラムの模式図であり、傾斜型回転ドラム
１０には、テープ走行面が凹設されていて、固定側のロ
アドラムのテープ走行面の下端の段部１０ｃでテープの
下端Ｔ２をガイドする仕組みになっている。

既述した通り、走行するテープＴ全体の張力が小となる
ために、テープ幅方向における下張りの張力が弱まろう
とするが、上記テンションポール３と傾斜ポール４とに
より逆に下張りの張力が加わるのでこれを吸収し、テー
プ幅方向上、所定初期値且つ一定の下張りの張力に略保
ち、ドラム入口側におけるテープと磁気ヘッドとの当り
を良好に維持するとともに、ドラムの段部１０Ｃに沿っ
て高さ位置も安定する。よって、テープの張力が全体的
にやや減少しているにもかかわらず、走行安定性は維持
できる。

第２図（Ｃ）は、テープの張力が大となってテンション
ポール３がＰｉに至った際の状態を示し、磁気テープＴ
は、テープの中心に対して上端Ｔ１側に引張られ、下端
Ｔ２側が逆になり、相対的にテープには幅方向上、上張
りの張力（下端Ｔ１側に対して上端Ｔ２側が大となる張
力）が加わる。

よって、テープ幅方向上、下端側の張力は殆ど変らない
ので、同下端側の張力を初期値且つ一定に略保ち、ドラ
ム入口側におけるテープと磁気ヘッドとの当りを良好に
維持する。

上記実施例では、ドラム入口において磁気ヘッドがテー
プ下側端側に位置するような磁気記録再生装置について
説明したが、例えば走行する磁気テープＴに対して磁気
ヘッドがテープ幅方向上その上側端側から下側端側に向
かって走査し、ドラム入口側において磁気テープＴの上
側端側に位置するような磁気記録再生装置について４図
を用いて説明する。

第４図（ａ）〜（Ｃ）は作用説明図であり、前記実施例
と同一構成要素には同一符号を付す。

第４図（ａ）のテンションポール３の位置Ｐｎにおいて
、磁気テープＴは傾斜ポール４により、テープ全幅にわ
たって均一な張力状態でひねられて、回転ドラム（上方
）へ向う。即ち、テンションポール３の接線が傾斜ポー
ル４ａと合致している。

テンションポール３は走行するテープ全体の張力を略一
定に保つ役目をするものであるから、テープの張力が大
きくなると、図面右側へ移動し、例えば位置Ｐｉに至り
、逆に、テープの張力が小さくなると、位＠Ｐθに至る
。

第４図（ｂ）は、テープの張力が小となってテンション
ポール３がＰθに至った際の状態を示し磁気テープＴは
、テープの中心に対して上端Ｔ１側が若干張られ、下端
Ｔ２側は逆となる為に、相対的にテープには幅内上、上
張りの張力（下端Ｔ２側に対して上＠Ｔ１側が大となる
張力）が加わる。

既述した通り、走行するテープＴ全体の張力が小となる
ために、テープ幅方向における上張りの張力が弱まろう
とするが、上記テンションポール３と傾斜ポール４とに
より逆に上張りの張力が加わるのでこれを吸収し、テー
プ幅方向上、所定初期値且つ一定の上張りの張力に略保
ち、ドラム入口側におけるテープと磁気ヘッドとの当り
を良好に維持する。

第４図（Ｃ）は、テープの張力が大となってテンション
ポール３がＰｉに至った際の状態を示し、磁気テープＴ
は、テープの中心に対して下端Ｔ２側が引張られ、上端
Ｔ１側が逆になり、相対的にテープには幅方向上、下張
りの張力（上端Ｔ１側に対して下端Ｔ２側が大となる張
力）が加わる。

従って、テープ幅方向上、上端側の張力は殆ど変わらな
いので、同上端側の張力を初期値且つ一定に略保ち、ド
ラム入口側におけるテープと磁気ヘッドとの当りを良好
に維持する。

そして、傾斜ポール４でひねられたテープＴは傾斜型イ
ンピーダンスローラ５で処理された後に、第２傾斜ポー
ル６で更にひねられて、回転ドラム１０に至る。

よって、本実施例は、回転ドラム１０側から要求される
テープのひねりを、テンションポール直後の傾斜ポール
４とローディングポール直前の第２傾斜ポール６との協
働で行なっている。

尚、本実施例では消去へ、ラドは回転ドラム１０内に他
のビデオヘッドなどとともに収容している。

しかし、消去ヘッドは第１図のインピーダンスローラ５
の前又は後に設けることは差しつかえない。

（発明の効果）以上に述べた通り本発明は、テンションポールの直後に
傾斜ポールを置き、テープ張力が小となつた時に磁気テ
ープに幅方向上、回転ドラムの入口における磁気ヘッド
が位置する側端部側の張力が加わるようにしたので、回
転ドラム入口側におけるテープと磁気ヘッドとの当りを
常に良好にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気記録再生装置の機構部平面図
、第２図（ａ）〜（Ｃ）は作用説明図、第３図は回転ド
ラムの模式図、第４図（ａ）〜（Ｃ）他実施例の作用説
明図、第５図は従来の磁気記録再生装置の機構部を示す
斜視図。１・・・磁気記録再生装置、２・・・シャーシ、３・・
・テンションポール、４・・・傾斜ポール、８・・・テ
ープカセット、９・・・供給リール、１０・・・回転ド
ラム、１０ａ・・・入口、■・・・磁気テープ。

Claims

【特許請求の範囲】テープカセットの磁気テープをシャーシに対して傾斜し
た磁気ヘッドを有する回転ドラムに巻き掛けてなる磁気
記録再生装置において、前記磁気記録再生装置は、テープカセットの供給リール
から回転ドラムの入口に向つて、磁気テープに沿つてテ
ンションポールと傾斜ポールとを順次連続して設け、前
記テープのテープ張力が小となつた時に、前記テンショ
ンポールの移動に伴なう前記テンションポールと前記傾
斜ポールとの相対位置関係により磁気テープの幅方向上
前記回転ドラム入口における前記磁気ヘッドが位置する
側端部側に張力が加わる構成としたことを特徴とする磁
気記録再生装置。