JPH0322368Y2 - - Google Patents

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JPH0322368Y2
JPH0322368Y2 JP1984182980U JP18298084U JPH0322368Y2 JP H0322368 Y2 JPH0322368 Y2 JP H0322368Y2 JP 1984182980 U JP1984182980 U JP 1984182980U JP 18298084 U JP18298084 U JP 18298084U JP H0322368 Y2 JPH0322368 Y2 JP H0322368Y2
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loader
locking
safety
safety belt
control device
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JP1984182980U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ローダの安全装置に関するものであ
る。ローダは車体の前方部にバケツトとこのバケ
ツトを車体の両側に設けられたアームで支持し、
上下方向等に駆動する作業装置とを有している。
このためローダの座席は前方にバケツト、両側に
バケツトを駆動するアーム、後方に座席の背部を
有することになり、座席への通路が前方のバケツ
トを乗越えて形成されることになる。このためロ
ーダの安全装置は他の産業車両に比べて一層確実
なものが要求される。
[従来技術] 従来のローダに採用されている安全装置は、座
席に運転者を固定するためのシートベルト、運転
者の前のレバーを押し上げ車両前方への通路を開
くことにより、作業装置を動かす制御装置を中立
位置にロツクする安全装置(特開昭57−147940)
等が知られている。
[本考案によつて解決される問題点] 本考案はローダの操作の障害ともなり得る運転
席の運転者の前方に出ている安全レバーを無く
し、操作ローダの運転環境を良くすると共に運転
者が座席より出るときには、ローダの作業装置を
完全に止めることができるローダの安全装置を提
供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案のローダの安全装置は、動力によつて駆
動される作業装置と、 該作業装置への動力の供給を制御する複数の駆
動位置と、少なくとも1個の中立位置とを有し、
任意の位置に操作可能な制御装置と、 安全ベルトを具備する座席と、 を有するローダにおいて、 該制御装置を中立位置に係止する係止装置と、 該安全ベルトの脱着に伴う該安全ベルトの正逆
方向への動きにより、該係止装置を作動または解
除させる作動装置と、 座席への通路に配置され、該作動装置と連動し
て水平、直立の両位置に変位可能な防護ステツプ
とを包含して構成されている。
本考案においては、安全ベルトと、作業装置を
制御する制御装置との間に係止装置を設け、この
安全ベルトが解除されると同時に係止装置を作用
させ、制御装置を中立位置に係止することにより
作業装置を操作不能とするものである。運転者は
ローダの座席よりローダ外に出る場合に、安全ベ
ルトを解除する必要があり安全ベルトが締結され
た状態では運転者はローダ外に出られない。安全
ベルトを解除するとその動きにより確実に制御装
置が中立位置に係止され作業装置は不動となる。
このために運転者がローダを降りる際に不用意に
制御装置に触れるような場合があつても制御装置
の係止により作業装置に誤動作は生じない。この
ため作業装置の不測の動きによる運転者の事故が
防止できる。
[考案の構成の詳細な説明] 本考案のローダの安全装置が使用されるローダ
とは、スキツドステアローダのような産業車両を
意味する。本考案のローダの安全装置が使用され
るローダは、ローダの車体本体に保持されている
作業装置と、作業装置を制御する制御装置と、安
全ベルトを具備する座席とを有する。
ここで作業装置とは、車両の両側に支持された
アームと、アーム先端に取付けられたバケツト
と、アームの回動によつてバケツトを昇降させる
リフトシリンダと、バケツトを前後に傾転させる
ダンプシリンダと、これら両シリンダを作動させ
る油圧装置等で構成される。
制御装置とは該作業装置への動力の供給を制御
する複数の駆動位置と少なくとも1個の中立位置
とを有し、任意の位置に操作可能なものである。
ここで動力とは主として油圧、空気圧等の流体圧
を意味する。しかし特殊な場合には電動モータを
駆動する電力等であつてもよい。駆動位置は例え
ばバケツトを上昇させる上昇駆動位置、同バケツ
トを下降させる下降駆動位置、バケツトを前傾さ
せる前傾駆動位置、同バケツトを後傾させる後傾
駆動位置等である。中立位置とはバケツトを昇降
させない状態、あるいは前後傾させない状態の位
置をいう。この制御装置としては、例えば操作ペ
ダル等が使用でき、ペダルを前方に踏み込むこと
によりバケツトを下降または前傾する方向に駆動
し、ペダルを後方に踏み込むことによりバケツト
を上昇または後傾する方向に駆動する。またペダ
ルを水平位置に保持する中立位置ではバケツトの
動きを封じるものである。
係止装置は上記制御装置を中立位置に拘束する
ものであり、中立位置にある制御装置に機械的に
係合して制御装置を操作不能に係止するものであ
る。
そして作動装置とは、上記安全ベルトの脱着に
伴う該安全ベルトの正逆方向への動きに応じて駆
動され、この動きにより係止装置を作動または解
除するものである。この作動装置はリンク機構あ
るいは電磁クラツチ、電磁弁等を用いた電気式等
で構成することができる。
安全ベルトは通常2個のベルト部材で構成さ
れ、その各一端はローダに固定され、各他端が着
脱自在のものが望ましく、揺動レバーを有するも
の、あるいは巻き込み部を有するもの等周知の機
構のものが使用できる。
作動装置は上記安全ベルトの脱着の動きに応じ
て駆動される。たとえば安全ベルトの一方がロー
ダに揺動自在に固定された揺動レバー部を有して
いる場合は、揺動レバーの正逆両方向の動きで係
止装置を作動または解除することができる。また
安全ベルトの一方がローダ車体に巻き込まれて固
定される巻き込み部を有している場合には巻き込
みまたは引き出しの動きで係止装置を作動または
解除することもできる。
座席への通路となる車体上板には、運転者の足
元を防護し、かつ荷役係止の確認と乗降の簡便化
を図つた防護ステツプが配置され、該防護ステツ
プは作動装置と連動して水平、直立の両位置に変
位可能に構成されている。
[考案の作用効果] 本考案のローダの安置装置は、安全ベルトが解
除された場合に作動装置が安全ベルトの動きに連
動し、係止装置を作動させ制御装置を中立位置に
固定する。これにより制御装置が不動となり、こ
の制御装置により制御される作業装置は停止した
状態となる。このために運転者がステツプ等を通
つて降りる際に作業装置が動いて運転者を傷つけ
る等のおそれがない。又安全ベルトが締結される
と作動装置が働き係止装置が解除され、制御装置
が制御可能となる。これにより運転者はローダの
作業装置を制御することができる。従つて安全ベ
ルトを締結しなければ作業装置を作動させること
ができないので、安全ベルト着用を強制する効果
がある。しかも防護ステツプの変位動作が係止装
置の作動に同期しているため、安全ベルトと防護
ステツプにより2重に係止装置の作動が確認され
一層安全性が増す。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。第1図は本考案の実施例を示す要部側面図
であり、第2図は本考案が実施されたローダ10
の全体斜視図である。
ローダ10は、内部にエンジンが収納されてい
る車体11と、該車体11の両側面部に設けられ
た複数個の車輪12と、前記車体11の上方に設
けられたキヤツプ部分13と、前記車体11の前
面に配設された作業装置14と、前記車体11の
上面に設けられた運転者用の座席15と、第1図
に主要部を図示する安全装置A(後に詳述)とか
らなつている。そして、前記作業装置14は、土
砂等をすくい取るためのバケツト14Aと、該バ
ケツト14Aを支持する一対のアーム14Bと、
該アーム14Bを介して前記バケツト14Aを昇
降せしめるためのリフトシリンダ14Cと、バケ
ツト14Aをアーム14Bに対して傾転せしめる
ためのダンプシリンダ14Dとからなつている。
前記安全装置Aは第1図の如き構成となつてい
る。すなわち車体11の床面11aの前方には軸
受部材20が固定され、この軸受部材20に両端
が枢支されたリンク棒21が配設され、該リンク
棒21の一端部にはレバー22が、また略中央部
にはロツクバー23がそれぞれ固定され係止装置
を形成している。なおレバー22の先端部には、
一端が車体前板11bに係止したスプリング24
が係止され、レバー22は前方へ付勢されてい
る。
また軸受部材20の後方で座席15の前方の床
面11a上にはブロツク30が固定され、該ブロ
ツク30には制御装置となる駆動用足踏みペダル
31の下面中央部が枢着されている。該駆動用足
踏みペダル31の前方端下面側には係止ガイド3
2が固定され、また中央部下面側には凸部33が
形成され、この凸部33の先端にロツド34の一
端が枢着されている。該ロツド34の他端はブロ
ツク30の後方の床面11a上に固定されたコン
トロールバルブ35の突出端に枢着されている。
コントロールバルブ35は上述の作業装置14の
動きを油圧制御するためのものである。
またこのスキツドステアローダの座席には運転
者の安全を図るべく、一方は車体に揺動自在に固
定された揺動レバー、他方は一端が車体に固定さ
れ、他端は該揺動レバーに嵌脱されるバツクルを
有する安全ベルトが装備されている。
揺動レバー41は座席保持台11c上面に固定
されたブラケツト42に枢着されて揺動自在とな
つている。揺動レバー41内部には第3図に示す
ようにベルトロツク部43からのびるロツド4
4、およびロツド44と揺動レバー41本体に枢
着された係止爪45が形設されている。すなわち
安全ベルト40が解除された状態ではバツクル4
7はベルトロツク部43からはずれており、スプ
リング46の作用により係止爪45はブラケツト
42内に設けられている爪部42aから離脱して
揺動レバー41は略水平となつている。そして安
全ベルト40が運転者に装着されると揺動レバー
41は立ち上げられ、バツクル47がロツド44
を押すことにより係止爪45が爪部42aに嵌合
して揺動レバー41は第3図のごとく立ち上がつ
た状態で固定される。
この揺動レバー41の下面側にはワイヤ48が
係止され、座席側面および床面11aに沿うよう
に配設されたパイプ49を内通してリンク棒21
に固着されたレバー22の先端に係止されてい
る。
すなわち本実施例の安全装置では、揺動レバー
41が作動装置として働き、安全ベルト40が運
転者に装着されている場合には揺動レバー41は
係止爪45および爪部42aにより立ち上がつた
状態で固定され、ワイヤ48がレバー22を引張
ることによりロツクバー23がガイド32から外
れて略水平となり、ペダル31は揺動自在となつ
てバケツト14Aの駆動が可能である。また安全
ベルトが外された場合には係止爪45が爪部42
aから外れて揺動レバー41が略水平となり、ス
プリング24の作用によりリンク棒21が回動し
てロツクバー23が立ち上がり、ペダル31の係
止ガイド32にロツクバー23の頭部が嵌合して
ペダル31は中立位置で固定される。従つてこの
場合にはバケツト14Aの駆動は停止され、運転
者の乗降の安全性が確保される。
第5図〜第7図は防護ステツプの詳細を示すも
ので、車体上板11dには軸受54が設けられ、
防護ステツプ50はその翼部51が該軸受54に
支承されることによつて、水平、直立の両位置に
変位可能に枢着されている。一方、上記リンク棒
21にはレバー25が固着され、該レバー25と
上記翼部51に延設されたレバー52とはロツド
53により連節されている。したがつて安全ベル
ト40が装着されている場合には、リンク棒21
の回動に連動して防護ステツプ50が直立し、運
転者の足元を防護する。また安全ベルト40が外
された場合には、ロツクバー23がペダル31を
中立位置に固定して作業装置の作動を拘束すると
同時に、前方へ転倒して水平状態に変位した防護
ステツプ50が、乗降の簡便性を向上させるばか
りでなく荷役係止の視認を一層的確ならしめる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第4図は本考案の第1実施例
に係る図であり、第1図は安全装置の要部側面
図、第3図は揺動レバーの拡大断面図、第4図は
リンク機構の要部拡大斜視図である。第2図は本
考案の第1、第2実施例を適用したスキツドステ
アローダの全体斜視図である。第5図、第6図、
第7図は本考案の第2実施例に係る図であり、第
5図は安全装置の要部側面図、第6図はリンク機
構の要部拡大斜視図、第7図は防護ステツプの作
動機構の要部拡大斜視図である。 14A……バケツト、23……ロツクバー、3
1……ペダル、35……コントロールバルブ、4
0……安全ベルト、50……防護ステツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 動力によつて駆動される作業装置と、 該作業装置への動力の供給を制御する複数の駆
    動位置と、少なくとも1個の中立位置とを有し、
    任意の位置に操作可能な制御装置と、 安全ベルトを具備する座席と、 を有するローダにおいて、 該制御装置を中立位置に係止する係止装置と、 該安全ベルトの脱着に伴う該安全ベルトの正逆
    方向へ動きにより、該係止装置を作動または解除
    させる作動装置と、 座席への通路に配置され、該作動装置と連動し
    て水平、直立に両位置に変位可能な防護ステツプ
    とを包含してなるローダの安全装置。
JP1984182980U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0322368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984182980U JPH0322368Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP1984182980U JPH0322368Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS6197467U JPS6197467U (ja) 1986-06-23
JPH0322368Y2 true JPH0322368Y2 (ja) 1991-05-15

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ID=30740502

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JPS5043921U (ja) * 1973-08-17 1975-05-02
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JPS6197467U (ja) 1986-06-23

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