JPH0322340Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322340Y2
JPH0322340Y2 JP1985160531U JP16053185U JPH0322340Y2 JP H0322340 Y2 JPH0322340 Y2 JP H0322340Y2 JP 1985160531 U JP1985160531 U JP 1985160531U JP 16053185 U JP16053185 U JP 16053185U JP H0322340 Y2 JPH0322340 Y2 JP H0322340Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weir
air
pipe
weir body
flexible membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985160531U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6272329U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985160531U priority Critical patent/JPH0322340Y2/ja
Publication of JPS6272329U publication Critical patent/JPS6272329U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0322340Y2 publication Critical patent/JPH0322340Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は可撓性膜製起伏堰詳しくは空気膨張式
可撓性膜製起伏堰に関するものである。
(従来技術) 可撓性膜製起伏堰は(後述第1図参照)、堰体
を形成するゴム引布等可撓性膜製包被(袋状体)
1を河川等流れ2を横断する方向に少くとも河川
等の床部3に取り付け、包被内部に空気又は水等
流体を送入し包被を膨張起立させ又包被内部から
流体を排出し包被を収縮倒伏させるようにしたも
のである(例えば特公昭40−11702号、特公昭44
−2371号参照)。
この種の起伏堰の中包被内に供給する流体に空
気を用いるものに於いて、包被内部から空気を排
出し堰を倒伏させる場合、堰止められていた河川
等の水が倒伏中の起伏堰にかかり、空気の排出が
完了しないうちに堰体の一部が水圧により押し潰
されて空気の給排出口が塞がれ、その後の空気の
排出機能が停止するという場合があつた。
そこで複数の給排出口を河川等の床部及び法部
等に設け、堰体がどこから潰されてもよいように
対処していたが複雑である。又ドレイン或いは包
被膜の損傷により包被内に水を生じ、その結果給
排出口に連なる配管に水がたまり、空気が抜けな
い等の欠点があつた。
このような欠点を解消するため第5図に示す様
に、堰体内底部にその長さ方向に沿つてパイプ6
を延在させて、パイプの少くとも一端部を堰体内
で上方に開口させることが提案されている(例え
ば特公昭57−40290号参照)。なお7は給排口であ
る。
上記は堰体内にドレイン等の水8がパイプの高
さ以上に溜つてしまい、実質的に空気通路が形成
されない場合に於いても、パイプの一端が法面部
9上方に開口しているので、空気4はパイプ6の
中空部を通り抜けて給排出口より排出されるので
常に完全倒伏出来ることを期待している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし乍ら上記に於いてはパイプ内にドレイン
等水が溜つたり、堰体内にドレイン等水が溜つた
りすると、第6図のようにVノツチ(V
notch)部10−−−堰体内空気が抜ける倒伏過
程に於いて堰体内圧がある値以下になると空気天
端の一部がV字状に急激に低下する現象が起る)
−−−を境にして給排口と反対側の空気の排出が
困難であつた。
上記に鑑み本考案者は上記を考察の結果、これ
はパイプが堰体内底面に取り付けられているため
であることに想到し、本考案を開発した。
以下に例示の図面に就いて本考案を説明する。
(問題点を解決するための手段) 本考案に於いては、第1図に示す様に、少くと
も1箇以上の給排口7が河川岸等の法面部9にあ
り、堰体頂近傍の堰体内に1個のパイプはその孔
が両端間で連通し且つ両端が開放した空気排出用
可撓性パイプ5を取り付けて構成されるが、上記
パイプは第4図に示す様に水平状(図a参照)、
傾斜状(図b参照)、或いは下向き湾曲状(図c
参照)にパイプ孔内ドレイン又は水が流出可能状
態に形成される。
(作用) 上記に於いては、可撓性パイプを堰体頂近傍堰
体内に取付けているからドレイン等水に浸ること
はない、又可撓性パイプは水平状、傾斜状又は下
向き湾曲状に取付けているからパイプ中にドレイ
ン等水の溜ることがない。
なお本考案に於いて、第1図の一本のパイプを
略全長にわたつて連続的に取付ける替わりに、第
2図に示す様に短いパイプ5,5′,5″……を複
数本堰体長さ方向に非連続的に直列に取付けても
よい。
上記に於いて更に短いパイプ11,11′,1
1″……等をパイプ5,5′,5″……等の非連続
部分にこれらパイプと並列に並べて取付けてもよ
い(図中仮想線で示す)。
或いは第3図に示す様に、Vノツチ部10を渡
る部分のみにパイプを取付けてもよい。
(考案の効果) 以上の様に本考案に於いては、前記した様に可
撓性パイプがドレイン等水に浸ることも、又その
中にドレイン等水が溜ることもないから、Vノツ
チ部の発生に対しても確実に包被内の空気の排出
を可能にし、堰体の倒伏を常に完全ならしめる。
【図面の簡単な説明】
本考案の可撓性膜製起伏堰を説明する図に於い
て、第1図は河川流れ方向から見た縦断正面図
(図a)とそのA−A断面図(図b)、第2図及び
第3図は共に第1図の図aの変形例、第4図a,
b,cは第1図〜第3図の可撓性パイプの取付形
状の例の斜視的正面図を夫々例示している。第5
図は従来の可撓性膜製起伏堰の河川流れ方向から
見た縦断正面図(図a)とその断面図図b、第6
図は第5図のもののVノツチ発生時の不具合を説
明する図で図aはVノツチ発生初期、図bはVノ
ツチ発生終期の状態を表わす図を夫々例示してい
る。 1……可撓性膜製包被(袋状体)、2……河川
等の流れ、3……河川等の床部、4……空気、
5,5′,5″……可撓性パイプ、7……給排口、
8……ドレイン等の水、9……河川岸等の法面
部、10……Vノツチ部、11,11′,11″…
…可撓性パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 堰体を形成する可撓性膜製包被を河川等の床
    部に河川等の流れを横断する方向に取り付け、
    包被内部に空気を送り膨張起立させ或いは包被
    内部から空気を排出し収縮倒伏させる様にした
    堰に於いて、少なくとも1個以上の給排口を河
    川岸等の法面部に設け、堰体頂近傍の堰体内に
    1個のパイプはその孔が両端間で連通し且つ両
    端が開放した空気排出用可撓性パイプを堰体長
    さ方向に水平状、傾斜状又は下向き湾曲状にパ
    イプ孔内ドレイン又は水が流出可能状態に取り
    付けて構成したことを特徴とする空気膨張式可
    撓性膜製起伏堰。 (2) 可撓性パイプを堰体長さ方向に略全長にわた
    つて連続的に取り付けた実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の空気膨張式可撓性膜製起伏堰。 (3) 短い可撓性パイプを複数本堰体長さ方向に直
    列に並べて非連続的に取り付けた実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の空気膨張式可撓性膜製
    起伏堰。 (4) 可撓性パイプを堰体長さ方向に堰体のVノツ
    チ部分を渡る部分を主として取り付けた実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の空気膨張式可撓
    性膜製起伏堰。
JP1985160531U 1985-10-19 1985-10-19 Expired JPH0322340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985160531U JPH0322340Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985160531U JPH0322340Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272329U JPS6272329U (ja) 1987-05-09
JPH0322340Y2 true JPH0322340Y2 (ja) 1991-05-15

Family

ID=31085999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985160531U Expired JPH0322340Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0322340Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023512A (ja) * 1983-07-16 1985-02-06 Bridgestone Corp 可撓性膜堰

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023512A (ja) * 1983-07-16 1985-02-06 Bridgestone Corp 可撓性膜堰

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6272329U (ja) 1987-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0322340Y2 (ja)
FI71807C (fi) Draeneringsroeranordning.
JPS60188510A (ja) 可撓性膜製起伏堰
CN101768943B (zh) 水域除油单元及其组合而成的拦油坝
CN108560481B (zh) 水利工程用的河道护坡装置
US1768310A (en) Irrigating system
JP3805425B2 (ja) 湖水におけるプランクトンの増殖防止用フエンス
JPS5851225Y2 (ja) 可撓性膜製起伏堰
CN216878275U (zh) 一种浮球自动排水器
JPS5910171Y2 (ja) 流水案内装置
CN212838313U (zh) 一种浮船泵吸入口杂物导流装置
JPS5842490Y2 (ja) 可撓性膜製起伏堰
JPS633098B2 (ja)
JPS6027309Y2 (ja) 太陽熱集熱器
JPS5853301Y2 (ja) 埋立地のガス抜き装置
FI74761B (fi) Uppdaemnings- och spolningsaenda som kan anslutas till ett taeckdikes operforerade aendroer av plast.
JPS5844811B2 (ja) 可撓性膜製起伏堰
JPS5925445Y2 (ja) 油捕集器
JPS629683B2 (ja)
JPH0328525B2 (ja)
JPS6219696Y2 (ja)
JPH0667578U (ja) 雨水溜装置
JPH0359206B2 (ja)
JPS63122812A (ja) 可撓性膜製起伏堰
JPS627361Y2 (ja)