JPH03223300A - 生理活性物質be―16627類 - Google Patents

生理活性物質be―16627類

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JPH03223300A
JPH03223300A JP2312957A JP31295790A JPH03223300A JP H03223300 A JPH03223300 A JP H03223300A JP 2312957 A JP2312957 A JP 2312957A JP 31295790 A JP31295790 A JP 31295790A JP H03223300 A JPH03223300 A JP H03223300A
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JP
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strain
culture
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streptomyces
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JP2312957A
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Nobuo Kanbayashi
神林 信夫
Kyozo Naito
内藤 恭三
Akira Okuyama
奥山 彬
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Shigeru Nakajima
茂 中島
Hiroyuki Suda
寛之 須田
Masanori Okanishi
岡西 昌則
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MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 駁菓二立剋里公厨 本発明は医薬の分野で有用であり、さらに詳細には蛋白
分解酵素による細胞外マトリックスの分解に起因する癌
細胞の転移、浸潤あるいはリュウマチ様関節炎、歯肉炎
や糸球体腎炎等の治療及び予防に使用できるストロメラ
イシン(ヒト)の新規阻害物質、その製法及び用途並び
に該物質の産生微生物に関するものである。
灸来立肢歪 ストロメライシン(ヒト)は広い基質特異性を持ち、癌
細胞マトリックスを含む多くの蛋白質(■及び■型コラ
ーゲン、ラミニン、プロテログリカン、フィブロネタチ
ン、カゼイン、エラスチン並びにゼラチン)を分解し(
ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J
.Biol.Chcm.)、第261巻、14245〜
14255頁、1986年参照)、細胞外マトリックス
破壊に原因するリュウマチ様関節炎(前掲の文献参照)
、癌細胞の転移(プロシーディング・オブ・ナショナル
・アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc. Nat
l. Acad. Sci. )、U. S. A. 
、第83巻、9413 〜9417頁、1986年参照
)、歯肉炎(ジャーナル・オブ・ベリオドンタル・リサ
ーチ(J.Periodont, et al. Re
s. )、第17巻、183〜190頁、1982年参
照)、糸球体腎炎(グラソック・アール・ジェイ(Gl
assock, R. J. )、ブレンナー・ビー・
エム(Brenner, B. M. )等線、ザ・キ
ドニー(The Kidney)、第3版、第1巻、9
39〜945頁、ダヴユリー・ビー・サンダース(’I
I. B. Saunders Co. )出版、フィ
ラデルフィア(Philadelphia)参照)等の
疾病を引き起こすことが知られている。更にコラゲナー
ゼも細胞外マトリックス破壊には重要な役割を果たして
いる(アースライティス・アンド・リュウマチズム(^
rthritis Rheum.)、第27巻、285
〜29o頁、1980年参照)が、ストロメライシンは
コラゲナーゼの前駆体(プロコラゲナーゼ)を活性化し
、間接的にコラゲナーゼ活性の調節にも関与している(
バイオケミカル・ジャーナル(Biochem. J.
 )、第248巻、265〜268頁、1987年参照
)。従って、ストロメライシンあるいはコラゲナーゼに
対する特異的な阻害剤を提供することは、これらの酵素
の関与する疾患の治療及び予防に有用であるが、現在ま
でに低毒性の阻害剤は開発されるに至っていない。
が  しよ“と る このような状況においては、より低毒性のストロメライ
シン(ヒト)の低分子阻害剤の開発が求められている。
−     るための 本発明者らは、ストロメライシン(ヒト)の阻害活性を
有する物質について微生物代謝産物を広くスクリーニン
グした結果、後記一般式で表される化合物が優れたスト
ロメライシン阻害作用を示すことを見い出して本発明を
完成した。
即ち、本発明は一般式 [式中、Rは水素原子又はメチル基を示す]で表される
生理活性物質BEー16627類又はその薬学的に許容
しつる塩、その製造法及びその用途並びに該BEー16
627類を産生する微生物に関するものである。
ここにおいて、Rが水素原子である化合物をBE−16
627^と、Rがメチル基である化合物をBE−166
27Bと称する。
以下に、本発明に係わる化合物について理化学的性状を
示す。
BE−16627Aの理化学的性状 性状:無色アモルファス状固体若しくは結晶分子式・C
,* Hv Ns O。
元素分析値:理論値炭素49. 85%、水素753%
窒素11.63% 実測値炭素49. 81%、水素752%窒素11.6
8% マススペクトル:FABマススペクトルを第1図に示す
。(362. +941, [M+H]’)υVスペク
トル・末端吸収1媒、メタノール)lRスヘクトル・K
Br錠剤法によるIRスペクトルヲ第2図に示す。
)1−NMRスペクトル、d6−ジメチルスルホキシド
中で測定した’+1−NMRスペクトル(300MHz
) ヲJR3図に示す。
”C−NMRスペクトル・d、−ジメチルスルホキシド
中で測定した”C−NMRスペクトル(75MHz)を
第4図に示す。
融点 90i00°C 旋光度[α]!’ニー20.1(C=0.417.メタ
ノール)溶解性アルカリ性の水に溶けやす(、クロロポ
ルム、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンなどの有機溶媒
には溶けにくい。
酸性、中性、塩基性物質の区別、酸性物質Rf値0.6
5(メルク社製、キーゼル’7’ /L760F、11
使用。
展開溶媒、n−ブタノール/酢酸/水(41:2)) 呈色反応ライドン−スミス反応陽性 塩化第二鉄反応陽性 BE−16627Bの理化学的性状 性状 無色アモルファス状固体若しくは結晶分子式 C
,、I−(9N、 O。
元素分析値:理論値炭素51.19%、水素7.79%
窒素11.19% 実測値炭素51.17%、水素770%窒素11.23
% マススペクトル・FABマススペクトルを第5図に示す
。(376、2055,[M+H]’)UVスペクトル
、末端吸収(溶媒、メタノール)IRスペクトル:KB
r錠剤法によるIRスペクトルを第6図に示す。
H−NMRスペクトル:d、−ジメチルスルホキシド中
で測定した’ II−NMRスペクトル(300Mtl
z)を第7図に示す。
”C−NMRスペクトルd6−ジメチルスルホキシド中
で測定した”C−NMRスペクトル(75MHz)を第
8図に示す。
融点・95−105°C 旋光度[α]p ニー9.1 (C=0.417. メ
9 / −ル)溶解性アルカリ性の水に溶けやすく、ク
ロロホルム、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンなどの有
機溶媒には溶けにくい。
酸性、中性、塩基性物質の区別:酸性物質Rf値069
(メルク社製、キーゼルゲル60 F、、、使用展開溶
媒、n−ブタノール/酢酸/水(4:12)) 呈色反応ライドン−スミス反応陽性 塩化第二鉄反応陽性 のBE−16627A  びBの BE−+6627A及びBのストロメライシン、コラゲ
ナーゼを含む各種蛋白分解酵素に対する阻害活性を求め
るため、試験管内で試験を行った。ストロメライシン(
ヒト)は遺伝子工学的手法により作成したプロストロメ
ライシン(英国セルチック社)をトリブノン(10μg
7ml )で37℃、10分間の処理を行って活性化し
、余剰のトリプシン活性を大豆トリブンンインヒビター
(50μg/ml )で阻害して用いた。その他の酵素
の由来及び基質は第1表に示した通りである。各酵素の
活性を50%阻害する濃度(IC9値)を第1表に示し
た。
第1表から明らかな如く、本発明のBE16627A及
びBは金属酵素の活性を特異的に阻害し、ストロメライ
シン(ヒト)を最も強く、次いでコラゲナーゼ、サーモ
ラインを強く阻害した。
BE−16627Aのマウス培養癌細胞(P2S5)に
対する細胞毒性試験では、そのIC,値は100μg7
m1以上であった。
基質B サクノニルーアラニループロリルーアラニルー
メチルクマリルアミド上述したように、本発明のBE−
16627A及びBは、ストロメライシン(ヒト)に対
し、顕著な阻害作用を示す。従って、本発明はストロメ
ライシンの活性亢進に起因する種々の疾患、たとえば癌
細胞の転移、浸潤あるいはリュウマチ様関節炎、歯肉炎
や糸球体腎炎等に対する治療剤として有用である。
本発明はまた、本発明化合物をストロメラインン阻害剤
として使用する場合、有効量の本発明化合物単独または
有効量の本発明の化合物及び不活性且つ薬学的に許容し
うる担体から成る医薬組成物として使用される。
この医薬組成物は、本発明の化合物と不活性な薬学的担
体とを組み合わせて製造され、各種の処方で経口的、非
経口的若しくは局所的に投与される。適切な組成物の例
としては、錠剤、カプセル、火剤、粉末、顆粒等の経口
投与用の固形組成物、溶液、サスペンション、エマルジ
ョンのような経口投与用の液体組成物を包含する。また
、使用直前に滅菌水、生理的食塩水若しくは他の注射用
滅菌溶剤に溶解しつる滅菌組成物の形で製造することも
できる。
本発明化合物の薬学的に許容しつる塩としては、本発明
の化合物に例えば水酸化ナトリウム、水酸(IJリウム
若しくは炭酸水素ナトリウムのようなアルカリの当量ま
たはトリエチルアミン若しくは2−アミノエタノールの
ような有機アミン類を加えることによって形成されるア
ルカリ付加塩である。
本発明化合物の実際に好ましい投与量は、使用される化
合物の種類、配合された組成物の種類、適用頻度及び治
療すべき特定部位、宿主及び病状によって変化すること
に注意すべきである。−日当りの成人−人当りの投与量
は、経口投与の場合、10〜500mgであり、非経口
投与、好ましくは静脈内注射の場合、1日当りlO〜1
00ry+σである。なお、投与回数は投与方法及び症
状により異なるが、1回〜数回である。
次に本発明のBE−16627A及びBの製造法につい
て説明する。
本発明のBE−16627類の製造に使用する微生物又
はその変異株は、BE−16627類を産生ずるものな
らばいずれでも良いが、例えば以下の菌学的性状を有す
る微生物を挙げることができる。
この微生物は、昭和63年10月、山梨県北法の土壌よ
り分離採取された。
1、形態 本菌株は、良く伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸を形成
し、輪生岐及び菌糸の分断は認められない。気菌糸上に
は胞子の連鎖(20個以上)をつくり、その形態は直線
状及び波状である。
胞子の表面は平滑で大きさが1.6X0.8〜l、OX
o、6μm位の円筒状であり、胞子のう、鞭毛胞子及び
菌核等の特殊な器官は観察されない。
2各種寒天平板培地における培養性状 各種寒天平板培地において、28℃で14日間本菌株を
培養した結果を第2表に示す。
第2表 3、生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培養
)5°C:生育せず 10℃:生育及び気菌糸形成不良 12°C:生育及び気菌糸形成良好 17℃:生育及び気菌糸形成非常に良好20°C6生育
及び気菌糸形成非常に良好28℃:生育及び気菌糸形成
非常に良好35°C:生育せず 37℃:生育せず 4、生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化          陽性(グル
コース・ペプトン・ゼラチン培地)(2)スターチの加
水分解        陰性(スターチ・無機塩寒天培
地) (3)脱脂牛乳の凝固          陰性(スキ
ムミルク培地) (4)脱脂牛乳のペプトン化       陽性(スキ
ムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成       陰性(6)
食塩耐性   食塩含有量2%以下で生育(イースト・
麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 ブリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各稲
穂を添加して、28℃、14日間培養した。その結果を
第3表に示す。
6、細胞壁組成 LL−ンアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的諸性質により、本菌株はストレプトミセス
属に属することが判明した。したがって、本菌株をスト
レプトミセス・エスピー416627(Strepto
mycessp、 A16627)と称することにした
なお、本菌株は通商産業省工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託されており、その微工研受託番号は微工研菌
寄第3126号(FERM BP−3126)である。
本発明で使用するBE−16627類を産生ずる微生物
の変異株は、例えばX線若しくは紫外線等の照射処理、
例えばナイトロジェン・マスタード、アザセリン、亜硝
酸、2−アミノプリン若しくはN−メチル−No−ニト
ロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤
による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は接
合等の通常用いられる菌種変換処理方法によりBE−1
6627類産生菌を変異させた微生物である。
本発明のBE−16627類を製造するにあたり、BE
−16627類の生産菌株を栄養源含有培地に接種して
好気的に発育させることにより、BE−16627類を
含む培養物が得られる。栄養源としては、放線菌の栄養
源として公知のものが使用できる。例えば、炭素源とし
ては、市販されているブドウ糖、グリセリン、麦芽糖、
デンプン、蔗糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は
混合物として用いられる。窒素源としては、市販されて
いる大豆粉、コーンステイープリカー、肉エキス、酵母
エキス、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、無機アン
モニウム塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物と
して用いられる。無機塩としては、市販されている炭酸
カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグ
ネシウム又は各種リン酸塩などを使用することができる
。その他必要に応じて、鉄、マンガン又は亜鉛などの重
金属塩を微量添加することもできる。また、発泡の著し
い時には、消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油等
の植物油、オクタデカノール等の高級アルコール類、各
種シリコン化合物等を適宜添加しても良い。これらのも
の以外でも、該生産菌が利用し、BE−16627類の
生産に役立つものであれば、いずれも使用することがで
きる。
培養方法としては、一般の微生物代謝産物の生産方法と
同様に行えばよく、固体培養でも液体培養でもよい。液
体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、振盪培養または
通気培養などのいずれを実施してもよいが、特に振盪培
養または深部通気攪拌培養が好ましい。培養温度は20
℃〜37℃が適当であるが、25℃〜30℃が好ましい
。好ましい培地のpHは4〜8の範囲で、培養時間は2
4時間〜192時間、好ましくは48時間〜144時間
である。
培養物から目的とする本発明のBE−16627類を採
取するには、微生物の培養物から採取するのに通常使用
される分離手段が適宜利用される。本発明のBE−16
627類は培養濾液中に存在するので、培養濾液より通
常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法ま
たは吸着若しくは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾
過法等を単独又は組合せて行うことにより精製できる。
また高速液体クロマトグラフィーや薄層クロマトグラフ
ィーなども抽出精製に利用可能である。
好ましい分離−精製の例としては次の方法が挙げられる
。まず培養濾液を遠心分離し、菌体と培養上清とに分け
る。培養上清のpHを酸性にし、n−ブタノールなどの
有機溶媒で抽出して減圧下に濃縮すれば、BE−166
27類を含む粗物質が得られる。得られた粗物質につい
て、ダイアイオンIIP−20(三菱化成)を用いたカ
ラムクロマトグラフィー、DEAEセファデックスA−
25(ファルマシア社)を用いたカラムクロマトグラフ
ィー及びカプセルバック−C11(資生堂)を用いた高
速液体クロマトグラフィーなどを行えば本発明のBE−
16627類を無色の粉末として得ることができる。
次に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明する。
しかしながら、本発明は実施例に限定されるものではな
く、実施例の修飾手段はもちろん、本発明によって明ら
かにされたBE−16627類の性状に基づいて、公知
の手段を用いてBE−16627類を生産、濃縮、抽出
、精製する方法すべてを包括する。
丈里別 斜面寒天培地に培養した放線菌^16627株をグルコ
ース0.1%、デキストリン20%、コーングルテンミ
ール]、D%、魚粉05%、酵母エキスO1%、塩化ナ
トリウムO1%、硫酸マグネシウム005%、塩化カル
シウム005%、硫酸第一鉄0゜0002%、塩化第二
銅0.00004%、塩化マンガン0.00004%、
塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0、0000
8%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、モリブデン
酸アンモニウム0.00024%、及び3−(N−モル
ホリノ)プロパンスルホン酸0.5%からなる培地(p
H6,7) 100m1を含む500ry+/容の三角
フラスコ4本に接種し、28℃で72時間、回転振盪機
(毎分180回転)上で培養した。この培養液を2ml
ずつ、上記の培地を100rr+l含む500ml容の
三角フラスコ100本に接種し、28℃で124時間、
回転振盪機(毎分180回転)上で培養した。
培養液(+07)を濾過法によって濾過し、得られた培
養濾液8,51を2N塩酸でpH2,0とした後、n−
ブタノール8.51で抽出した。n−ブタノール層を分
取して、これに41の脱イオン水を添加し、2Nの水酸
化ナトリウムで水層のpHを9.0にすると、活性物質
は水層に転溶される。水層を分離し、水層に含まれるn
−ブタノールを減圧下に留去したのち、2N塩酸でpi
(を3.0に調整した。この水溶液をダイアイオンHP
−20の塔(4cm x 40cm )にかけ、脱イオ
ン水11で水洗した後、50%メタノール−水llを用
いて活性物質を溶出した。
溶出液を減圧下に濃縮することにより、粗物質11gを
得た。得られた粗物質1.1gを0.01M蟻酸ナトリ
ウム400m1に溶解し、DEAE−セファデックスA
−25の塔(2cm x 30cm )にかけ、0.0
1M蟻酸ナトリウム11と0.3M蟻蟻酸ナトリウムl
色を用いて直線的濃度勾配法によって活性物質を溶出し
、1フラクション15gで分画するとフラクション48
番から60番にわたって活性物質が溶出された。活性分
画に含まれる蟻酸ナトリウムを除くため、活性分画を集
めて2N塩酸でpHを30に調整したのち、ダイアイオ
ンHP−20の塔(2Cmx 20cm )にかけて水
洗後、80%メタノール200m1を用いて活性物質を
溶出し、粗物質025gを得た。
得られた粗物質0.25fJを高速液体クロマトグラフ
ィー(カプセルバック−Cn、20cm x 150c
m、資生堂)にかけ、流速10m//minでアセトニ
トリル−01%トリフルオロ酢酸(15:85)の展開
溶媒を用いて溶出することにより、保持時間27分から
29分の間にBE−16627^を、保持時間57分か
ら60分の間にBE−16627Bを得た。BE166
27AとBE−16627Bの活性分画をそれぞれ減圧
下に濃縮し、乾固した後、メタノールに溶解し、それぞ
れを、セファデックスLH−20の塔(] cm x 
30cm )にかけ、メタノールで展開し、活性画分を
それぞれ減圧下に濃縮することによりBE−16627
A 9.7mq及びBE−16627B 71mgを白
色粉末として得た。
光列!房か果 本発明のBE−16627^及びBは、細胞毒性が低く
、金属酵素であるストロメライシン(ヒト)を強く阻害
することから、本酵素の関与する細胞外マトリックス分
解に起因する癌細胞の転移、浸潤及びリュウマチ様関節
炎、歯肉炎、糸球体腎炎等の疾患の治療及び予防に有用
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第5図は各々BE−16627A及びBのF
AB−マススペクトルの図である。第2図及び第6図は
各々KBr錠剤法によるBE−16627A及びBの光
外部吸収スペクトルの図である。第3図及び第7図は各
々d、−ジメチルスルホキシド中で測定したBE−16
627A及びBH−NMR(300MHz)スペクトル
の図である。第4図及び第8図は各々d、−ジメチルス
ルホキシド中で測定したBE−16627^及びBの”
 C−NMR(75MHz)スペクトルの図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素原子又はメチル基を示す]で表される
    生理活性物質BE−16627類又はその薬学的に許容
    しうる塩。 (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素原子又はメチル基を示す]で表される
    生理活性物質BE−16627類又はその薬学的に許容
    しうる塩を有効成分とするリュウマチ治療剤。 (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素原子又はメチル基を示す]で表される
    生理活性物質BE−16627類又はその薬学的に許容
    しうる塩を有効成分とする癌転移阻害剤。 (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素原子又はメチル基を示す]で表される
    生理活性物質BE−16627類又はその薬学的に許容
    しうる塩の製造に際し、BE−16627類を産生する
    微生物又はその変異株を培養してBE−16627類を
    蓄積させ、採取することを特徴とする製法。(5)スト
    レプトミセス・エスピー(Streptomycess
    p.)A16627株又はその変異株を培養することを
    特徴とする第3請求項記載の製法。 (6)生理活性物質BE−16627類を産生する能力
    を有する微生物又はその変異株。(7)ストレプトミセ
    ス・エスピー(Streptomycessp.)A1
    6627株又はその変異株であることを特徴とする第5
    請求項記載の微生物又はその変異株。
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