JPH0322329Y2 - - Google Patents

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JPH0322329Y2
JPH0322329Y2 JP11358886U JP11358886U JPH0322329Y2 JP H0322329 Y2 JPH0322329 Y2 JP H0322329Y2 JP 11358886 U JP11358886 U JP 11358886U JP 11358886 U JP11358886 U JP 11358886U JP H0322329 Y2 JPH0322329 Y2 JP H0322329Y2
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legs
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、河川、海岸護岸の護床工として敷設
されるコンクリート根固ブロツクに関する。
(従来の技術) 従来、この種のコンクリートブロツクは、二次
元的な考えに基く平面的な噛み合いだけを考えて
施工されてきた。例えば実開昭52−139636号公開
公報に方形の基板の四隅部に脚部を有する左右対
称のブロツクが知られている。このブロツクを多
数隣接して布設したとき、脚部間の空間に隣接し
たブロツクの脚部を挿入してモザイク状に噛み合
せることができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの噛み合せは水平方向の移動に
対して互に係止し合つて一体化して横の移動を防
止できるが、ブロツクの上下の移動に対しては係
止し合わないため、波の揚圧力等の上下方向の力
に対しては一体化されておらず抵抗が少なく安定
しないという欠点があつた。このような工法では
横方向の力に対しては安定を保つことが出来る
が、実際に働く波の揚圧力に対しては吸収されず
個々に破壊される例が多かつた。本考案の課題は
これらの問題点を解消し、三次元的な噛み合せを
考えて、上下方向に働く力にも抵抗して安定を保
たせ、しかも施工が容易である護床用ブロツクを
提供することにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、方形の
基板の四隅部に左右に張り出した角柱状脚部を設
けたコンクリート方塊ブロツクにおいて、左側の
前方脚部の後周壁面をその上方部が後に出るよう
に後方に傾け、左側の後方脚部の前周壁面をその
上方部が前に出るように前方に傾け、右側の前方
脚部の後周壁面をその下方部が後に出るように前
方に傾け、右側の後方脚部の前周壁面をその下方
部が前に出るように後方に傾け、しかも左側の前
後一対の脚部間の距離を右側の前後一対の脚部の
前後方向の厚みの和と略等しくしたことを特徴と
する護床用ブロツクにある。
尚、本明細書における前後・左右・上下の方向
の定義は、第1図の平面図において図面上側を後
方とし、図面下側を前方とし、又同図面の右側を
右とし、又同図面の左側を左としている。又第4
図の正面図において図面上側を上方とし、又図面
下側を下方としている。
本考案では、実施例の如く脚部の後方脚部の後
周壁面及び前方脚部の前周壁面は垂直にしてもよ
いし、前後方向にそれら周壁面を突出させてもよ
い。又基板には適当な逃水用窓、開口を設けても
よい。
(作用) 本考案では、前後方向に本考案の護床用ブロツ
クを並べ、その後にその右に次列の護床用ブロツ
クを置いていくが、先に並べた護床用ブロツクの
前後に隣接する右側の後方脚部と右側の前方脚部
が、次に置く護床用ブロツクの左側の前後の脚部
の間の空間に入るように配置する。このように配
置すれば、先に並べた護床用ブロツクの右側後方
脚部の前周壁面と右側前方脚部の後周壁面とが八
字状になり、上方にいく程両脚部の前後方向の厚
みの和が小さくなる。一方、次に置く護床用ブロ
ツクの左側の前方脚部の後周壁面は後方に傾き、
後方脚部の前周壁面は前方に向き、その脚部距離
は八字状に下方にいくに従つて大きくなつてい
る。しかもその距離は右側の前後の脚部の前後方
向の厚みの和と略等しいので、次に置く護床用ブ
ロツクは先に並べた護床用ブロツクに脚部が互い
に噛み合うように嵌合する。このように嵌合する
ので左側の護床用ブロツクが上方に持ち上げられ
ると、その右側の護床用ブロツクは前記脚部の噛
み合いによつて持ち上げられる。更にその右側の
護床用ブロツクも持ち上げられる。よつて1個所
の護床用ブロツクの持ち上げに対して右側の護床
用ブロツク群が連鎖して持ち上げるようになり、
右側の護床用ブロツク群の自重が働いてその上昇
を防ぐものである。
又、既に配置した護床用ブロツク群の右側に新
しい護床用ブロツクを上方から下降させて又は右
から左方向に移動させることで、既設のブロツク
の右側脚部に新しいブロツクの左側脚部を噛み合
わせることができる。このように護床用ブロツク
はブロツクの列を右方向に進むように配列してい
けば容易に噛合状態に配列できるものである。
(実施例) 以下本考案を実施例に基いて説明する。
図中B1、B2、B3……は実施例の護床用ブロツ
クであつて、L1 1、L2 1、L3 1、L4 1、L1 2、L2 2……
は護床用ブロツクのB1、B2……の脚部であつて
上方インデツクスは護床用ブロツクの番号を示
し、L1 i、L2 i i=1.2……は左側に設けられ、
L3 i、L4 i i=1.2……は右側に設けられている。
F1 1、F2 1、F3 1、F4 1、F1 2、F2 2……は脚部L1 1
L2 1、L3 1、L4 1……の左側、右側で対向する脚部
の内周壁面である。P1、P2……は護床用ブロツ
クB1、B2……の基板である。この実施例での護
床用ブロツクの敷設施工はまず護床用ブロツク
B1、B2、B3……を前後一列に隙間なく整列させ
る。次にクレーン等の吊上機を利用して右列の護
床用ブロツクB10、B11……を整列されたブロツ
ク群B1、B2、B3……に噛み込ませるが護床用ブ
ロツクB1、B2の右側の脚部L3 1、L4 2の対向する
内周壁面F3 1、F4 2間の距離(厚みの和)は上方に
従つて小さくなつている(第7図はその傾斜角α
を図示している)。この脚部を右列の護床用ブロ
ツクB11の左側の脚部L2 11、L1 11の脚部の空間に
挿入する。脚部L2 11、L1 11の内周壁面F1 11、F2 11
間の距離は下方に従つてαの角度で傾いて拡がつ
ている(第8図参照)。従つて脚部L3 1、L4 2の両
脚部は脚部L1 11、L2 11の空間にうまく嵌入する。
しかも脚部L3 1、L4 2の内周壁面F4 2、F3 1は右方向
に近づくように傾いており、脚部L2 11、L1 11の内
周壁面F2 11、F1 11は左方向に向けて拡がる様に傾
斜しているので(第1図にその拡がり角βを図示
している)、右から左への護床用ブロツクB10
B11の移動によつて先に並べた護床用ブロツク
B1、B2……にその脚を互いに円滑に嵌合し合う
様になつている。同じ列の他の護床用ブロツク
B12……も同様に噛み合せる。この様に右列の護
床用ブロツクB10、B11……のブロツク群を護床
用ブロツクB1、B2……のブロツク群に噛み合せ
敷設完了すれば、護床用ブロツクB10、B11……
のブロツク群の更に右列の護床用ブロツク群を噛
み合せ、順次右方向に護床用ブロツク群を噛み合
せ敷設していくものである。海岸の傾斜面に敷設
した例を第9図に示す。この様に脚部を互に噛み
合せた一体化した護床用ブロツクに揚圧力、動水
圧が作用して一つの護床用ブロツクが持ち上がろ
うとすれば、右側の護床ブロツクの脚部と係合し
て右側の護床用ブロツクを持ち上げる様に働いて
護床用ブロツクの持ち上げを弱め、同右側の護床
用ブロツクは更に自己の右側の護床用ブロツクを
持ち上げる様に作用して、結局一つの護床用ブロ
ツクに働く揚圧力等の静動圧は右側の護床用ブロ
ツク全体で受け止めることになり護床用ブロツク
の乱れ、崩壊を強固に防ぐものである。
(考案の効果) 以上の様に本考案によれば護床用ブロツクの上
下の方向の噛み合いがなされ、護床用ブロツク群
が一体化して揚圧力等の上下方向に作用する静動
圧に対しきわめて安定し、護床用ブロツクの移
動、転倒、崩壊を少なくした。しかも護床用ブロ
ツクの敷設作業は、既設のブロツクの右側に新し
いブロツクを上方から下降させ、又は右から左に
移動させるだけでブロツク同志を噛合できるの
で、施工も容易になされるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の護床用ブロツクを示す平面
図、第2図は同右側面図、第3図は同左側面図、
第4図は同正面図、第5図は同斜視図、第6図は
護床用ブロツクを敷設した状態を示す正面図、第
7図は護床用ブロツクの一つの縦列群の右側面
図、第8図は同縦列群の隣右縦列群の左側面図、
第9図は海岸の傾斜面に敷設した状態を示す説明
図である。 B1,B2……:護床用ブロツク、L1 1,L2 1
…:脚部、F1 1,F2 1……周壁面、P1,P2……:基
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 方形の基板の四隅部に左右に張り出した角柱状
    脚部を設けたコンクリート方塊ブロツクにおい
    て、 左側の前方脚部の後周壁面をその上方部が後に
    出るように後方に傾け、左側の後方脚部の前周壁
    面をその上方部が前に出るように前方に傾け、右
    側の前方脚部の後周壁面をその下方部が後に出る
    ように前方に傾け、右側の後方脚部の前周壁面を
    その下方部が前に出るように後方に傾け、しかも
    左側の前後一対の脚部間の距離を右側の前後一対
    の脚部の前後方向の厚みの和と略等しくしたこと
    を特徴とする護床用ブロツク。
JP11358886U 1986-07-23 1986-07-23 Expired JPH0322329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11358886U JPH0322329Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11358886U JPH0322329Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS6260616U JPS6260616U (ja) 1987-04-15
JPH0322329Y2 true JPH0322329Y2 (ja) 1991-05-15

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JPS6260616U (ja) 1987-04-15

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