JPH0322269Y2 - - Google Patents

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JPH0322269Y2
JPH0322269Y2 JP13957285U JP13957285U JPH0322269Y2 JP H0322269 Y2 JPH0322269 Y2 JP H0322269Y2 JP 13957285 U JP13957285 U JP 13957285U JP 13957285 U JP13957285 U JP 13957285U JP H0322269 Y2 JPH0322269 Y2 JP H0322269Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアルミニウム回収灰絞り機、詳しくは
アルミニウム溶解時に発生するドロス中から溶解
したアルミニウム地金を酸化物と分離して回収す
るアルミニウム回収灰絞り機に関する。
〔従来の技術および問題点〕
従来、アルミニウム溶解作業中に発生する酸化
物(Al2O3)を除去する際に酸化物に混入する溶
解したアルミニウム地金を酸化物と分離して回収
する灰絞り作業が広く行なわれ、そのために撹拌
羽根を撹拌釜の中で回転させるアルミニウム回収
灰絞り機が用いられてきた。
そのようなアルミニウム回収灰絞り機は普通次
のように操作される。
(i) 灰取り:撹拌釜をリフトによつて溶解炉即ち
保持炉まで移動し、デレツキまたは網杓で灰を
撹拌釜に入れる。
(ii) 撹拌:撹拌釜をリフトによつて灰絞り機にセ
ツトし、撹拌羽根を撹拌釜内に降ろして回転さ
せる。
(iii) アルミニウム回収:撹拌羽根を数回上下させ
分離したアルミニウムを撹拌釜の底から取鍋に
流し取り、アルミニウムは取鍋の底より取出し
純度の高い地金を回収する。
そして従来のアルミニウム回収灰絞り機には第
4図A〜Cに示すような2枚撹拌羽根10が用い
られ、その2枚羽根10は軸部10aと、軸部の
先端部から直径方向に延びその下面が撹拌釜の底
面と整合可能に形成された先端羽根部10bと、
軸部の中間部から直径方向に延びその先端面が撹
拌釜の内側面と整合可能に形成された中間羽根部
10cとを有し、その中間羽根部10cは複数の
羽根要素が軸部10aから直径方向に平面的に延
びるように形成されたもので、そのような2枚羽
根10が第5図に示すように撹拌釜11中に入れ
られて回転されると同図に示すように撹拌が充分
行なわれず、従つてアルミニウムの回収性能が良
くなかつた。
また従来第4図Dに示すような2重撹拌羽根1
2も用いられ、その2重羽根12は内側羽根12
aの軸部に外側羽根12bが相対的回動可能に組
立てられたもので、そのような2重羽根12の場
合、アルミニウムの回収性能は前記2枚羽根より
は良いが未だ満足できるものではなかつた。
第6図は上述の各種の形状の撹拌羽根を用いた
場合のアルミニウム回収灰絞り機の1チヤージ当
りの回収性能を表わすグラフであり、例えば従来
の2枚羽根10によるアルミニウムの回収率は約
44%、2重羽根12の場合は約60%であつた。即
ち、固液混合状態で且つ高粘質の物質の撹拌は上
下方向に流れを与える対流混合作用が重要であ
り、第4図に示すような2枚羽根10による水平
撹拌のみでは対流効果が少なく羽根の極く近傍の
液が付着して動くのみで、羽根から離れると液の
流動速度が急激に低下して撹拌効果がなくなるの
である。
また撹拌羽根の昇降は手動または電動によつて
行なわれており、稼動中に発生するテルミツト反
応に対して羽根の移動速度が遅く且つ移動範囲が
少ないため、羽根の溶損が月に2〜3回程度と頻
繁に発生するという問題があり、また過熱および
防塵のため羽根の駆動が本体上部に設置されてい
るので回転軸が長くなり、軸受メタルの摩耗が生
じ芯ぶれを起こすため軸受メタルの頻繁な交換が
必要となるという問題もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するためになされ
たものであつて、本考案によるアルミニウム回収
灰絞り機は、外枠と、水平方向に回転駆動可能な
モータを含み前記外枠の内部に取付けられた回転
駆動装置と、前記回転駆動装置を昇降させるため
一端が前記外枠に取付けられ他端が前記回転駆動
装置に取付けられた油圧シリンダを含む昇降装置
と、前記回転駆動装置の下方にその回転駆動装置
と一体に連接された撹拌羽根と、前記外枠の下部
に前記撹拌羽根と協働可能に取付けられた撹拌釜
とを有し、前記撹拌羽根は軸部と、前記軸部の先
端部から直径方向に延びその下面が前記撹拌釜の
底面と整合可能に形成された先端羽根部と、前記
軸部の中間部から実質的に120゜の角度間隔で且つ
順次上下方向に間隔を置いて斜下方に延びそれら
の先端面が前記撹拌釜の内側面と整合可能に形成
された少なくとも4本の中間羽根部とを有するも
のである。
〔実施例〕
以下本考案によるアルミニウム回収灰絞り機に
ついて第1図〜第3図を参照して説明する。
第1図において、1は外枠で、縦長直立形であ
つて据付場所に強固に据付けられており、頂部に
集塵ダクト2が設けられている。外枠1の上下方
向中間内部には水平方向に回転可能なモータ(図
示せず)を含む回転駆動装置3が収容され、回転
駆動装置3にはそれを昇降するための昇降装置が
付設されている。その昇降装置は回転駆動装置3
の両側から張出した支持腕4に油圧シリンダ5の
ロツド端が、外枠1の両側に油圧シリンダ5のシ
リンダ端が取付けられ、油圧シリンダ5の作動に
よつて回転駆動装置3が昇降可能になつている。
油圧シリンダ5の作動には例えば70Kg/cm2の高圧
の油圧を用いることが望ましい。
回転駆動装置3の下方にはその回転駆動装置と
一体に撹拌羽根6が連接されており、外枠1の下
端内部に撹拌羽根6と協働可能に撹拌釜7が取付
けられている。回転駆動装置3は撹拌羽根6と一
体となつて油圧で上下させる方式としたので、回
転駆動装置の回転軸を短くし軸受メタルの摩耗を
減少させることができる。また回転駆動装置3の
下端部には石綿等の耐熱ボード8が配設されてお
り、その回転駆動部3は集塵ダクト2および耐熱
ボード8により撹拌釜7に装入されるドロスによ
る過熱およびほこりを防止することがきるように
なつている。
そして本考案による撹拌羽根6は特殊な形状を
したものであつて、第2図A,Bに示すように、
軸部6aと、軸部6aの先端部から直径方向に延
びその下面が撹拌釜7の底面と整合可能に形成さ
れた先端羽根部6bと、軸部6aの中間部から実
質的に120゜の角度間隔で順次上下方向に間隔を置
いて斜下方に延びそれらの先端面が撹拌釜7の内
側面と整合可能に形成された4本の中間羽根部6
c1〜6c4とを有するものである。本実施例におい
ては中間羽根部は4本のものを例示したが5本以
上のものにすることもできる。ない撹拌羽根6は
従来の鋳鉄製のものを鋳鋼製とし肉盛修正を可能
にすることもできる。
本考案によるアルミニウム回収灰絞り機の操作
については、基本的には前述の従来の絞り機の(i)
灰取り、(ii)撹拌、(iii)アルミニウム回収の工程に従
つて行なわれるが、その撹拌の工程については撹
拌釜7を灰絞り機の外枠1の下部にセツトし、昇
降装置の油圧シリンダ5を作動させて撹拌羽根6
を撹拌釜7内に降ろし、回転駆動装置3によつて
回転させ、またアルミニウム回収の工程において
撹拌羽根6を数回上下させるのも油圧シリンダ5
を作動させて行なうのである。撹拌羽根6の昇降
を油圧シリンダ5で行ない且つ移動範囲を釜上方
までとすることにより、テルミツト反応発生時撹
拌羽根6をドロス中より5〜6秒で退避させ、溶
損を防止することができる。
本考案による撹拌羽根6は第3図に示すように
撹拌釜7内で対流を伴つた撹拌を示し且つ死角が
なく、従つて、 (i) ドロスが全体に撹拌され、 (ii) ドロスの連れ回りが防止され、 (iii) 羽根上にドロスが溜るのが防止され、 (iv) ドロス全体を下方へ押さえ込む、 以上の作用が行なわれる。
また前述のように油圧シリンダを例えば70Kg/
cm2の高圧の油圧で作動すれば、撹拌釜7の底面に
対し撹拌羽根6の押付力を高く且つ釜と羽根との
クリヤランスを5〜10mm程度に小さくすることが
可能となり、従来釜の内部に付着していたアルミ
ニウムを回収することも可能になる。以上により
本考案によるアルミニウム回収灰絞り機の1チヤ
ージ当りのアルミニウムの回収率は第6図に示す
ように約70%であつて、従来のものに比して高く
なるという結果が得られた。
〔考案の効果〕
本考案によるアルミニウム回収灰絞り機は、撹
拌羽根を特殊な形状にするとともに撹拌羽根の昇
降を高圧油による油圧シリンダを用いるようにし
たので、アルミニウムの回収率を向上させること
ができ、且つ撹拌羽根の溶損を防止することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるアルミニウム回収灰絞り
機の線図的正面図、第2図Aは本考案による撹拌
羽根の平面図、第2図Bは第2図Aの撹拌羽根を
平面的に展開して示した正面図、第3図は本考案
による撹拌羽根による撹拌状態の線図的説明図、
第4図は従来の撹拌羽根の正面図、第5図は従来
の撹拌羽根による撹拌状態の線図的説明図、第6
図は各種の形状の撹拌羽根を用いた場合のアルミ
ニウム回収灰絞り機の1チヤージ当りの回収性能
を表わすグラフである。 1……外枠、2……集塵ダクト、3……回転駆
動装置、5……油圧シリンダ、6……撹拌羽根、
6a……軸部、6b……先端羽根部、6c1〜6c4
………中間羽根部、7……撹拌釜、8……耐熱ボ
ード、10……2枚撹拌羽根、11……撹拌釜、
12……2重撹拌羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外枠と、水平方向に回転駆動可能なモータを含
    み前記外枠の内部に取付けられた回転駆動装置
    と、前記回転駆動装置を昇降させるため一端が前
    記外枠に取付けられ他端が前記回転駆動装置に取
    付けられた油圧シリンダを含む昇降装置と、前記
    回転駆動装置の下方にその回転駆動装置と一体に
    連接された撹拌羽根と、前記外枠の下部に前記撹
    拌羽根と協働可能に取付けられた撹拌釜とを有
    し、前記撹拌羽根は軸部と、前記軸部の先端部か
    ら直径方向に延びその下面が前記撹拌釜の底面と
    整合可能に形成された先端羽根部と、前記軸部の
    中間部から実質的に120゜の角度間隔で且つ順次上
    下方向に間隔を置いて斜下方に延びそれらの先端
    面が前記撹拌釜の内側面と整合可能に形成された
    少なくとも4本の中間羽根部とを有することを特
    徴とするアルミニウム回収灰絞り機。
JP13957285U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0322269Y2 (ja)

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JP13957285U JPH0322269Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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JPS6251167U JPS6251167U (ja) 1987-03-30
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