JPH0322257Y2 - - Google Patents

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JPH0322257Y2
JPH0322257Y2 JP19409785U JP19409785U JPH0322257Y2 JP H0322257 Y2 JPH0322257 Y2 JP H0322257Y2 JP 19409785 U JP19409785 U JP 19409785U JP 19409785 U JP19409785 U JP 19409785U JP H0322257 Y2 JPH0322257 Y2 JP H0322257Y2
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burner
gas
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optical fiber
piping
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、光フアイバ母材製造に用いられる
バーナに気相状態のガラス原料等を供給する配管
に、ガラス微粉末等を捕捉するためのガスフイル
タを設けた光フアイバ母材製造用バーナのガス供
給装置に関する。
[従来の技術] 光フアイバ母材の製造にあつては、まず、ガス
流量制御装置により流量制御されたH2,O2
Ar,SiCl4,GeCl4等を配管で多重管バーナに導
き、酸水素火炎でガラス原料を加水分解させてガ
ラスのスートを生成し、このガラスのスートを多
重管バーナ上方に置かれたターゲツト棒の先端に
推積させて多孔質母材を所定の長さに成長させ
る。
次いで、この多孔質母材を約1900℃に加熱した
電気炉内に入れ、不活性ガス、例えばHeガス雰
囲気中で一方向から焼結して透明ガラス化した
後、更に酸水素火炎中で約2000℃に加熱して所定
の径に延伸して光フアイバ母材を造る。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来、上述した焼結・延伸時にガラ
ス内部に気泡の発生が見られ、これが膨張し破裂
して屈折率分布を著しく乱すこととなり、光フア
イバの伝送帯域や伝送損失の著しい劣化を招くの
みならず、使用できない部分が多く製品の歩留り
を低下させていた。
この気泡発生の原困は、焼結条件などにはよら
ず、ガラススート堆積内に多重管バーナの上方に
て新たに生成されるガラスのスートではなく、既
に生成されていたガラスのスートないし微粉末が
配管の内部表面から飛ばさら、多重管バーナから
そのまま多孔質母材に付着し混入されるためであ
ることが判明した。
この多孔質母材に混入されるガラス微粉末は、
装置を使用していないときに、多重管バーナから
配管内に空気が流入し、この流入空気中にわずか
に含まれていた水分と配管内のガラス原料である
SiCl4,GeCl4等とが加水分解反応を起こすことに
より生じるものである。なお、装置使用後、配管
に数百c.c.のパージガスを流しているが、配管内に
おけるガラス微粉末の生成を防ぐことはできなか
つた。
[考案の目的] この考案の目的は、配管内のガラス微粉末等の
多孔質母材中への混入を防止でき、気泡が発生せ
ず屈折率分布に乱れのない良好な光フアイバ母材
を製造し得る光フアイバ母材製造用バーナのガス
供給装置提供することにある。
[考案の概要] 上記の目的を達成するために、この考案は、光
フアイバ母材製造用のバーナにガラス原料等を気
相状態で供給するガス供給装置の配管に、配管内
のガラス微粉末等がバーナに送り込まれないよう
に捕捉するたのガスフイルタを設けたものであ
る。
[実施例] 以下に、この考案の実施例を添付図面に従つて
詳述する。
図面において、1は同心円状に形成された4つ
のノズルを有する4重管構造のバーナであり、バ
ーナ1の下部には最内層の第1ノズルから最外層
の第4ノズルまでの各ノズルにガスを送り込むた
めの導入口2,3,4,5がそれぞれ形成されて
いる。導入口2,3,4,5にはバーナ1にガス
を供給するガス供給装置の配管6,7,8,9の
一端がそれぞれ接続されている。
配管6,7,8.9の上流端にはガス流量をコ
ントロールするガス流量制御部10,11,1
2,13が接続されている。ガス流量制御部1
0,11,12,13にはボンベ等のガス供給源
から、Ar,Ar,H2,O2がそれぞれ供給される。
ガス流量制御部10,11,12,13は、図示
省略するが流量計、流量調整弁などを備え、更に
ガス流量制御部10はキヤリアガスArにより
SiCl4,GeClを気相状態で送給する蒸発器を有し
ている。
また、配管6,7,8,9のバーナ1近傍の位
置には、ガラス繊維をフイルタ材とするガスフイ
ルタ14がそれぞれ設けられている。なお、配管
6,7,8,9の各ガスフイルタ14よりも上流
側(ガス流量制御部側)はステンレス製の管が、
また下流側(バーナ1側)はテフロン製の管が使
用される。また、バーナ1には石英ガラス管が使
用される。
上記の構成において、バーナ1の使用時には、
ガス流量制御部10,11,12,13にて流量
制御された気相状態のガラス原料・燃料等が配管
6,7,8,9を通じてバーナ1に供給され、バ
ーナ1の上方の酸水素炎中でガラスのスートが生
成される。生成されるスートはバーナ1上方のタ
ーゲツト棒の先端に堆積し多孔質母材が成長す
る。また、バーナ1の使用停止後においては、配
管7,8,9にはパージガス流さずそのまま使用
開始まで放置するが、Ar+SiCl+GeCl4系の配管
6にはN2またはArをパージガスとして所定量を
流し、その後放置する。
このようにして、数時間〜数日の間、放置した
後、バーナ1を使用開始して多孔質母材を造り、
これを焼結・延伸して光フアイバ母材を製造した
が、気泡の発生は全く見られず、屈折率分布の乱
れのない伝送帯域・伝送損失の良好な光フアイバ
母材を再現性よく製造できた。
これはガスフイルタ14を設置したからである
即ち、装置停止後、バーナ1を通じて配管6内に
流入した空気中の水分と配管6内に残留していた
SiCl,GeCl4とが加水分解してガラス微粉末が生
成される。このガラス微粉末は、配管6の内壁面
に付着するが、装置使用開始後、配管6に流され
るガスによつて吹き飛ばされガス流によりバーナ
1側へと搬送される。しかしながら、配管6のバ
ーナ1側にはガスフイルタ14が設けられている
ので、このガラス微粉末はガスフイルタ14にて
捕捉される。従つてガラス微粉末がバーナ1に送
られそのまま多孔質母材に付着し混入されること
はなくなる。また、装置使用停止後、バーナ1の
周囲に浮遊していたスートが配管6,7,8,9
に侵入しこれが再びバーナ1から放出されたりす
ること、あるいはガス流量制御部10,11,1
2,13側から送られてきた微小な異物がバーナ
1から放出されたりすることは、配管6,7,
8,9に設けたガスフイルタ14により防止され
る。
[考案の効果] 以上要するに、この考案によれば、次のような
効果を発揮する。
(1) 多孔質母材へガラス微粉末その他の異物混入
を防止でき、したがつて焼結・延伸時にガラス
中に気泡が発生することがない。このため、屈
折率分布に乱れがなく、伝送帯域・伝送損失等
の特性が安定した光フアイバ母材を製造できる
と共に、製品の歩留りを大幅に向上することが
できる。
(2) 配管にガスフイルタを設けるだけでよいの
で、安価に実施できると共に既存設備にも容易
に適用でき有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る光フアイバ母材製造用バ
ーナのガス供給装置の一実施例を示す概略構成図
である。 図中、1はバーナ、2,3,4,5,導入口、
6,7,8,9は配管、10,11,12,13
はガス流量制御部、14はガスフイルタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 火災加水分解によりガラスのスートを生成する
    ためのバーナにガラス原料等を気相状態で供給す
    るガス供給装置において、上記バーナに接続され
    これに上記ガラス原料等を供給するための配管に
    ガスフイルタが設けられていることを特徴とする
    光フアイバ母材製造用バーナのガス供給装置。
JP19409785U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0322257Y2 (ja)

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