JPH0322079Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322079Y2
JPH0322079Y2 JP1983041623U JP4162383U JPH0322079Y2 JP H0322079 Y2 JPH0322079 Y2 JP H0322079Y2 JP 1983041623 U JP1983041623 U JP 1983041623U JP 4162383 U JP4162383 U JP 4162383U JP H0322079 Y2 JPH0322079 Y2 JP H0322079Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
valve
logic
circuit
valves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983041623U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59146298U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4162383U priority Critical patent/JPS59146298U/ja
Publication of JPS59146298U publication Critical patent/JPS59146298U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0322079Y2 publication Critical patent/JPH0322079Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は舵取機における油圧制御回路の切換装
置に係り、詳しくは、操舵中に油圧回路の管路に
破損事故が発生した場合、自動または遠隔操作に
より破損部分を切り離し、他の健全な回路に切り
換えることによつてそれを修理復旧するまでの
間、舵取り操作を何ら他に支障をきたすことなく
継続することができる油圧制御回路の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
操舵装置として、例えば特開昭56−103699号公
報に記載されたものがある。これはオープン回路
を採用しており、流舵現象に対しては何らの対策
がとられていない。一方、流舵時でも油圧ポンプ
と電動機とが舵柄のトルクを受けることにより、
流舵現象を防止することができるようにしたもの
として、油圧回路をクローズ回路としたものがあ
る。。この回路においては、油圧ポンプの油吸入
口が直接シリンダの戻り側と接続されている。
第1図はクローズ回路を備えた先行する舵取機
の油圧制御回路系統を示したもので、特開昭58−
149895号公報に記載されたものである。この油圧
制御回路の正常状態での作動について略述する
と、油圧ポンプ1aからの油液は、オイルブロツ
ク弁2aに向けて油路3を介して送出される。こ
のオイルブロツク弁2aは油路3のA点の油圧を
検知して中立ポジシヨンBからポジシヨンCに切
り換わり、油液は油路4から分岐点Dで分流され
る。そして、油路5を介してシリンダ6に導入さ
れた油液は、ラム7を矢印8方向へ移動させて、
舵柄8aを回転させると共にシリンダ9内の油液
を導出させるので、その油液は、油路10やオイ
ルブロツク弁2aを介して、油圧ポンプ1aに還
流される。
また、分岐点Dで油路32へ分流された残りの
油液は、電磁油圧切換弁14,13、油路16を
介してシリンダ17に送出され、ラム18を移動
させて舵柄8aを上述と同様に回転させると共
に、シリンダ19内の油液を導出させるので、そ
の油液は油路20,33、電磁油圧切換弁13,
14、オイルブロツク弁2aを介して油圧ポンプ
1aに還流される。なお、前記油圧ポンプ1aの
傾転が逆方向となれば、舵柄8aは反対方向に回
転する。また、油圧ポンプ1bが稼働する時、前
述と同様の動作が行われることはいうまでもな
い。
次に、例えば油圧ポンプ1aが稼働中、油路5
あるいは10に管路破損事故が発生すると、油タ
ンク22aの油面が低下するので、その油面の三
段階L1,L2,L3に応じて切換装置21に指
令が発せられるようになつている。まず、油面が
第1段階のL1まで低下すると、ブザーなどによ
り警報が発せられると共に、パイロツトポンプ2
3の稼働を開始する指令が出される。そして、破
損個所からの油液の漏出が続き、前記油面がL2
にまで低下すると、電磁油圧切換弁14に切り換
え指令が発せられ、パイロツトポンプ23により
ポジシヨン14Aからポジシヨン14Bに切り換
えられる。その結果、油圧ポンプ1aからの油液
は電磁油圧切換弁14で遮断され、分岐点Dで分
流されずに油路5からシリンダ6に導入される。
そして、シリンダ9から導出された油液は、油路
10を介して油圧ポンプ1aに還流される。ま
た、シリンダ19内の油液は、油路20,33、
電磁油圧切換弁13、電磁油圧切換弁14のポジ
シヨン14B、電磁油圧切換弁13、油路32,
16を介して、シリンダ17に導入される。した
がつて、この場合、油路5あるいは10からの油
液の漏出は続いているが、舵柄8aの作動は依然
としてこの回路で行われる。
さらに、漏出が進んで油面がL3に達すると、
電磁油圧切換弁13がポジシヨン13Bに、電磁
油圧切換弁14がポジシヨン14Aに切り換わる
と共に、油圧ポンプ1aは停止し、他方の油圧ポ
ンプ1bに作動指令が伝達され、それが稼働を始
める。この油圧ポンプ1bからの油液はオイルブ
ロツク弁2bのポジシヨンK、油路16を介して
シリンダ17に導入される。そして、シリンダ1
9内の油液は、油路20を介して油圧ポンプ1b
に還流される。また、シリンダ9から導出された
油液は、油路10,33、電磁油圧切換弁14、
電磁油圧切換弁13のポジシヨン13B、電磁切
換弁14、油路32,5を介して、シリンダ6に
導入される。つまり、破損事故が発生した油路に
介在されているシリンダ9と6とは、上述のバイ
パス回路で接続されることになる。このようにし
て、油路に破損事故が発生しても、舵取り操作に
何ら支障が生ぜず、継続することができる。な
お、油路16あるいは20に管路破損事故が発生
した場合は、油面がL3まで下がらないため、L
3の指令は発せられず、操舵は油圧ポンプ1aで
継続される。
また、油圧ポンプ1bが稼働中のときも、油圧
ポンプ1aが稼働中のときと同様の作動がなされ
るのは言うまでもない。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような油圧制御回路の切換装置では、電磁
油圧切換弁13,14のパイロツト圧力保持用と
してパイロツトポンプ23が必要であるという欠
点があり、また、パイロツトポンプに関係するリ
リーフ弁、配管、圧力スイツチ等も必要となり、
信頼性が低下すると共に、それらのスペース的な
面および費用の面で非常に不利である。さらに、
場合によつては、パイロツトポンプ用の電動機お
よび始動機等も必要となる。さらには、スプール
方式の電磁油圧切換弁を破損油路の遮断に使用し
ているので、この弁からの油液の漏れ量がその特
性上多くなり、したがつて、遮断の効果が薄れ損
失油量が増加するという問題がある。
ところで、前記した特開昭56−103699号公報に
おいては、その回路中に設けられた絞りによつ
て、パイロツト圧力を発生させている。しかし、
流舵時には油圧ポンプの吐出側圧力が低下するこ
とにより弁が開いてしまい、動作の確実性がない
欠点がある。また、回路に破損が起こつた場合、
他のポンプに切り換えても油漏れは継続的とな
り、ついには操舵不能となつてしまう問題もあ
る。
かかる諸問題を解消するために、本考案は先行
例で述べた二個の電磁油圧切換弁やパイロツトポ
ンプなどからなる切換装置に代えて、ロジツク弁
および電磁切換弁を有する切換装置を同じ油路に
介在させ、破損事故に対して適正かつ効率よく作
動させると共に、スプール方式の四方弁のように
油漏れがなく、一方、回路切換用の弁であるロジ
ツク弁のパイロツト圧として、回路内の高い方の
圧力をシヤトル弁で選択導入し、流舵現象時でも
動作の確実性を確保でき、また、継続して舵取り
操作を行うことのできる舵取機における油圧制御
回路の切換装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第2図に示すように、二つの油圧ポ
ンプと四つのシリンダを備え、各油圧ポンプが全
てのシリンダとクローズ回路で構成されている舵
取機の油圧制御回路の管路破損に対する切換装置
に適用される。
その特徴とするところは、切換装置が設けられ
ている二つの油路を接続する二つの枝路のそれぞ
れに介在され、回路内の高い方の圧力を選択する
シヤトル弁と、各シヤトル弁の出口で分岐された
二つの油路のそれぞれに介在され、管路破損によ
つて生じる油タンクの油面の低下を検知するリミ
ツトスイツチの信号に基づき作動する電磁切換弁
と、前記二つの油路のそれぞれに介在され、前記
電磁切換弁の一方からの油液で開閉する適数個の
ロジツク弁と、前記二つの油路を接続する少なく
とも一つの枝路に介在され、前記他方の電磁切換
弁からの油液で開閉するロジツク弁と、を有する
切換回路を設けたことである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ロジツク弁の採用により、ス
プール方式の切換弁のように油漏れすることな
く、回路の遮断効果を発揮でき、油路系統の簡素
化が図られる。そして、それに伴うコストダウン
や後処理手間の省力化も達成でき、破損事故に対
し安全かつ適正な処置が可能となる。また、とり
わけシヤトル弁の採用で、油圧回路内の高い方の
圧力を選択してロジツク弁を開閉させることが実
現され、流舵現象時でも油圧回路の動作が確実と
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の舵取機における油圧制御回路の
切換装置を、その実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は切換装置を含む油圧制御回路の系統図
を示し、第3図は切換回路27の各回路28,2
9の拡大図を示す。第3図の回路28には、その
油路32,33を接続する枝路34Aが設けられ
ている。この枝路34Aに、油圧回路内の高い方
の圧力を選択するシヤトル弁35aを介在させ、
その各出口で二つの油路に分岐した後、それぞれ
の油路に油タンク22a,22bの油面の検知信
号によつて切り換わる電磁切換弁36a,36b
を介在させる。そして、一方の電磁切換弁36b
と、前記油路32,33を接続する枝路32Aに
介在されたロジツク弁30aと、を油圧指令液管
42Aで連結すると共に、他方の電磁切換弁36
aの油圧指令液管は、油路32,33にそれぞれ
介在されたロジツク弁30b,30cに接続され
ている。他方の回路29の油路32,33にも同
様の要領で、シヤトル弁35b、ロジツク弁31
a,31b,31c、電磁切換弁39a,39b
が設けられる。なお、43〔第2図参照〕はリミ
ツトスイツチで、電源44により作動される。
本考案は以上述べたように構成したので、次の
ようにして、舵取機の操作中の破損事故に対し継
続して操作することができる。
まず、舵取機の正常状態における作動を説明す
る。第2図の油圧ポンプ1aからの油液は、オイ
ルブロツク弁2aに向けて油路3を介して送出さ
れる。このオイルブロツク弁2aは油路3のA点
の圧力を検知し、中立ポジシヨンBからポジシヨ
ンCに切り換わるので、油路4に送出される。こ
の油液は分岐点Dで分流され、一部は油路5を介
してシリンダ6に導入される。
分岐点Dで油路32へ送出された油液は、第3
図の分岐点Eで分流され、油圧回路内の高い方の
圧力を選択するシヤトル弁35aおよび電磁切換
弁36bのポジシヨンFを介して、ロジツク弁3
0aに導入され、枝路32Aを遮断する。前記E
点での残りの油液は、ロジツク弁30b、油路3
2を介して他の回路29のロジツク弁31bに導
入される。そして、油路32の分岐点Gで分流さ
れ、シヤトル弁35bおよび電磁切換弁39bの
ポジシヨンHを介して、ロジツク弁31aに導入
される。したがつて、油路32Bは遮断され、前
記G点での残りの油液は、第2図の油路32,1
6を介してシリンダ17に導入され、ラム18を
移動させて舵柄8aを回転させる。
シリンダ19内の油液は、油路20、油路3
3、ロジツク弁31c,30c、油路33を介し
て、油圧ポンプ1aに還流される。分岐点Dで分
流された残りの油液はシリンダ6に導入され、ラ
ム7を介してシリンダ9内の油液を導出させる。
この油液は油路10を介して油圧ポンプ1aに還
流される。この場合、ロジツク弁30b,30
c,31b,31cは導通状態で、ロジツク弁3
0a,31aは遮断状態にある。なお、油圧ポン
プ1aの代わりに他方の油圧ポンプ1bが駆動し
ている場合も、上述と同様の作動がなされること
は言うまでもない。
次に、油圧ポンプ1aが稼働中、例えば油路5
あるいは10に管路破損事故が発生した場合につ
いて、第2図および第3図にしたがつて説明す
る。管路破損が発生すると油タンク22aの油面
が低下するので、油面のレベルを三段階L1,L
2,L3に区切つて切換装置を作動させる電気回
路が組み込まれている。そして、油面がL1に低
下すると警報のみが発せられる。
さらに、油面がL2に低下するとその油面低下
を検知したリミツトスイツチ43が電磁切換弁3
6a,39bに送信し、各ソレノイドに通電して
ポジシヨンI,Jに切り換える。この状態で油圧
ポンプ1aからの油液は油路4の分岐点Dで分流
され、一部は油路32に流れ、第3図の分岐点E
でさらに分流され、この油液の一部はシヤトル弁
35a、電磁切換弁36aのポジシヨンI、ロジ
ツク弁30b,30cに導入され、それらを遮断
する一方、電磁切換弁36bのポジシヨンFから
の油液はロジツク弁30aに導入され、それを遮
断する。
したがつて、三つのロジツク弁30a,30
b,30cが遮断することになり、油路32,3
3,32Aが遮断されるので、可変ポンプ1から
の油液は分岐点Dで分流せず、油路5からシリン
ダ6に導入される。その結果、シリンダ9からの
油液は、油路10を介して油圧ポンプ1aに還流
される。
一方、シリンダ19から導出された油液は、油
路20,33に送出される。しかし、ロジツク弁
31cを経た後のロジツク弁30cは遮断されて
いるので、ロジツク弁31aに導入され、ロジツ
ク弁31aのピストン31dが矢印31e方向に
押される。枝路32Bが導通し、この油液は油路
32に送出される。ちなみに、ロジツク弁では、
油圧が作用する面積の大小によつてピストンが移
動し、二つのポートの導通遮断がなされることは
周知の通りである。油路32の油液は、ロジツク
弁30bが遮断されているので、油路16からシ
リンダ17に導入される。その結果、シリンダ1
9とシリンダ17とは、油路20,33,32
B,32,16を介して接続されることになる。
さらに、油タンク22aの液面が低下してL3
になると、リミツトスイツチ43は電磁切換弁3
6a,39bに消磁信号を、電磁切換弁36b,
39aに励磁信号を送り、それぞれをポジシヨン
M,H,N,Pに切り換えると共に油圧ポンプ1
aに停止信号を発し、他の油圧ポンプ1bを稼働
させる。その結果、油圧ポンプ1b、オイルブロ
ツク弁2bのポジシヨンK、油路16からの油液
が、シリンダ17に導入されると共に油路32に
も送出される。シリンダ17に導入された油液は
シリンダ19の油液を導出させ、油路20を介し
て油圧ポンプ1bに還流される。
一方、シリンダ9から導出された油液は、油路
10を介して油路33に送出される。この油液は
分岐点Lで枝路34Aに分流されるが、電磁切換
弁36bは上述したようにポジシヨンNに切り換
わつているので、枝路32Aは導通されており、
この油液は油路33の分岐点Qでロジツク弁30
a、枝路32A、油路32、ロジツク弁30bへ
導入するものと、ロジツク弁30cへ導入するも
のとに分流される。
ところが、ロジツク弁31a,31b,31c
は、電磁切換弁39b,39aにより遮断されて
いるので、この油液はロジツク弁30aに導入さ
れ、油路32,5を介してシリンダ6に導入され
る。その結果、シリンダ9とシリンダ6とは油路
10,33,32A,32,5を介して接続され
ることになる。つまり、上述のL2の場合と逆に
なる。なお、油路16あるいは20に管路破損事
故が発生した場合は、油面はL3まで下がらない
ためL3の指令は発せられず、操舵は油圧ポンプ
1aで維持される。また、油圧ポンプ1bが稼働
中の時も、油圧ポンプ1aが稼働中のときと同様
のことがなされるのは言うまでもない。
以上の説明から判るように、従来の切換装置に
おけるパイロツトポンプとそれに伴う油路系統も
必要なく、ロジツク弁と電磁切換弁とでコンパク
トにすることができるので、信頼性、スペース
面、費用面の問題が解消できるばかりでなく、電
磁油圧切換弁の油漏れの問題もロジツク弁を使用
することにより回避できる。したがつて、破損事
故が発生しても安全かつ適正に切換装置を作動さ
せることができ、加えて、継続して舵取り操作を
行うことができる。
第4図は異なる実施例の切換回路27の簡略油
路系統図を示す。前述の実施列で述べた回路2
8,29のロジツク弁30a,31aの代わり
に、ロジツク弁30b,31bの間の油路46
(32)とロジツク弁30c,31cの間の油路
47(33)とを接続する枝路32Aに、一個の
ロジツク弁30aを介在させたものである。
このような切換回路27によると、正常運転の
場合は、ロジツク弁30b,31b,30c,3
1cが導通し、ロジツク弁30aが遮断している
状態となるので、上述の実施例で述べたのと同様
の作動がなされる。次に、破損事故が発生し油面
が低下しL2に達すると、ロジツク弁31b,3
1c,30aが導通する一方、ロジツク弁30
b,30cが遮断し、シリンダ19とシリンダ1
7とは、油路20,33,47,32A,46,
32,16を介して接続される。さらに油面がL
3になると、ロジツク弁30b,30c,30a
が導通し、ロジツク弁31b,31cは遮断し、
シリンダ9と6とは、油路10,33,47,3
2A,46,32,5を介して接続され、上述の
実施例の作動と同様になる。
第5図は前々述の実施例のロジツク弁31b,
31cを省略し、ロジツク弁の数を前述の実施例
よりさらに少なくした異なる実施例の切換回路2
7の簡略油路系統図を示す。上述の実施例と同
様、油路32,33にロジツク弁30b,30c
を介在させると共に、前記油路32,33を接続
する枝路32A,32Bに、ロジツク弁30a,
31aを設けたものである。正常運転の場合はロ
ジツク弁30b,30cが導通し、ロジツク弁3
0a,31aが遮断する。破損事故により油面が
L2になると、ロジツク弁31aが導通し、ロジ
ツク弁30a,30b,30cが遮断してシリン
ダ19と17とが接続される。さらに油面がL3
になると、ロジツク弁30aが導通し、ロジツク
弁30b,30c,31aが遮断して、シリンダ
6とシリンダ9とが接続される。 このような二
つの異なる実施例によれば、同様の効果を達成で
きることは言うまでもなく、それに加えて、ロジ
ツク弁の数も減らすことができるので、油路系統
を簡素化できることになる。
本考案は、以上詳細に説明したように、切換装
置が設けられている二つの油路を接続する二つの
枝路のそれぞれに介在された回路内の高い方の圧
力を選択するシヤトル弁と、各シヤトル弁の出口
で分岐された二つの油路のそれぞれに介在され、
管路破損によつて生じる油タンクの油面の低下を
検知するリミツトスイツチの信号に基づき作動す
る電磁切換弁と、前記二つの油路のそれぞれに介
在され、前記電磁切換弁の一方からの油液で開閉
する適数個のロジツク弁と、前記二つの油路を接
続する少なくとも一つの枝路に介在され、前記他
方の電磁切換弁からの油液で開閉するロジツク弁
と、を有する切換回路を設けたので、スプール方
式の四方弁のように油漏れすることなくロジツク
弁により遮断効果が発揮され、油路系統の簡素化
も図れると共に、それに伴うコスドダウンや後処
理手間の省力化も達成でき、破損事故に対し安全
かつ適正な処置を行うことができる。さらには、
シヤトル弁の採用で回路内の高い方の圧力を選択
し、それをロジツク弁のパイロツト圧としている
ので、流舵現象時でも油圧回路の動作が確実とな
る効果がある。
なお、上述の実施例においては、油圧ポンプ1
aおよび1bによる二組のポンプユニツトを装備
する舵取機について説明したが、三組以上のポン
プユニツトを装備する舵取機についても、上述の
説明に準じ、同等の作用効果を発揮できることは
言うまでもない。
また、上述の実施例では、ロジツク弁操作用の
電磁切換弁を、手動式切換弁に置き換えてもよ
い。さらに、本実施例の対行シリンダに代えて、
第6図のように、平行シリンダを一組とする油圧
回路としても同様の効果を得ることができる。本
実施例では油圧ポンプを可変容量形ポンプとして
いるが、固定容量式ポンプとしても同様であるこ
とは図示するまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行例の舵取機の切換装置を含む油圧
制御回路の系統図、第2図は本考案の舵取機の切
換装置を含む油圧制御回路の系統図、第3図は切
換装置の拡大図、第4図は異なる実施例の切換装
置の簡略油路系統図、第5図はさらに異なる実施
例の切換装置の簡略油路系統図、第6図はシリン
ダの対を変更した本考案の舵取機の切換装置を含
む油圧制御回路の系統図である。 1a,1b……油圧ポンプ、6,9,17,1
9……シリンダ、22a,22b……油タンク、
27……切換回路、30a,30b,30c,3
1a,31b,31c……ロジツク弁、32,3
3……油路、32A,32B,34A,34B…
…枝路、35a,35b……シヤトル弁、36
a,36b,39a,39b……電磁切換弁、4
3……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 二つの油圧ポンプと四つのシリンダを備え、各
    油圧ポンプ1a,1bが全てのシリンダ6,9,
    17,19とクローズ回路で構成されている舵取
    機の油圧制御回路の管路破損に対する切換装置に
    おいて、 前記切換装置が設けられている二つの油路3
    2,33を接続する二つの枝路34A,34Bの
    それぞれに介在され、回路内の高い方の圧力を選
    択するシヤトル弁35a,35bと、 各シヤトル弁35a,35bの出口で分岐され
    た二つの油路のそれぞれに介在され、管路破損に
    よつて生じる油タンク22a,22bの油面の低
    下を検知するリミツトスイツチ43の信号に基づ
    き作動する電磁切換弁36a,36b,39a,
    39bと、 前記二つの油路32,33のそれぞれに介在さ
    れ、前記電磁切換弁の一方36a,39aからの
    油液で開閉するロジツク弁30b,30c,31
    b,31cと、 前記二つの油路32,33を接続する少なくと
    も一つの枝路32A,32Bに介在され、前記他
    方の電磁切換弁36b,39bからの油液で開閉
    するロジツク弁30a,31aと、 を有する切換回路27を設けたことを特徴とする
    舵取機における油圧制御回路の切換装置。
JP4162383U 1983-03-22 1983-03-22 舵取機における油圧制御回路の切換装置 Granted JPS59146298U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4162383U JPS59146298U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 舵取機における油圧制御回路の切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4162383U JPS59146298U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 舵取機における油圧制御回路の切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146298U JPS59146298U (ja) 1984-09-29
JPH0322079Y2 true JPH0322079Y2 (ja) 1991-05-14

Family

ID=30172197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4162383U Granted JPS59146298U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 舵取機における油圧制御回路の切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59146298U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56103699A (en) * 1980-01-04 1981-08-18 Donkin Ando Co Ltd Steering gear

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56103699A (en) * 1980-01-04 1981-08-18 Donkin Ando Co Ltd Steering gear

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59146298U (ja) 1984-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107284522B (zh) 液压转向装置
JP4281714B2 (ja) 作業機械の油圧回路
US4209986A (en) Method of and apparatus for auxiliary control of fluid operated steering apparatus for ships, boats and the like
KR20160098058A (ko) 타취기, 조타 장치, 타판 제어 방법
BG112870A (bg) Хидравлична система за управление
EP0709579B1 (en) Straight travelling apparatus for heavy construction equipment
JPH0322079Y2 (ja)
EP0021732B2 (en) Hydraulic steering gear for ships
JPH08113197A (ja) 舵取機における油圧制御系統切換回路
JP3891733B2 (ja) 舵取機の油圧制御装置およびこの油圧制御装置を有する船舶
JPS6229629A (ja) 建設車両の油圧装置
JP2004150516A (ja) 舵取機
US4408555A (en) Ships steering gear
JPS62151603A (ja) 油圧制御回路
JPS5817274A (ja) バルブ用ガス/油圧式アクチユエ−タ
JP3689554B2 (ja) 油圧制御回路
JPH0722397Y2 (ja) 負荷変動追従型舵取機
JP2500248Y2 (ja) 油圧ショベルに於ける油圧回路
SU914409A1 (ru) Гидравлический привод руля 1
KR920008865Y1 (ko) 선택제어장치를 갖춘 유압시스템의 재생회로
JPH0893706A (ja) 油圧駆動回路
JPH0529199Y2 (ja)
JPS60260704A (ja) 油圧制御装置
JPS61103002A (ja) 油圧回路
SU1579449A3 (ru) Гидравлическое устройство рулевого управлени транспортного средства