JPH03219801A - 田植機の苗床受枠保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ この発明は田植機における菌床受枠保護装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 田植機枠の」一部に前側が上位になるように傾斜させて
設けた苗載台と、該苗載台の後方下端位置に設けられ、
苗載台上の苗床の下端部を受け止める苗床受枠、および
苗載台の下端部から苗を分割して取り出し、圃場に植付
ける苗植付具をそなえ、前記田植機枠の下側には圃場面
上を滑走するフロートが設けられている田植装置を牽引
車体に連結してなる田植機が知られている。この種の田
植機では、苗床受枠が機体の側方へ突出し、かつ耐蝕性
をもたせるためにアルミニウム材等比較的弱い材１で製
作されていたので、作業中に岩石等の障害物に当接して
損傷したり変形したりすることが多かった。

［発明が解決しようとする課題］ この発明は、上記事情に鑑み、苗床受枠を効果的に保護
することのできる構造の簡単な保護装置を提供するもの
である。

［課題を解決するための手段］ すなわち、本発明にかかる苗床受枠保護？Ｃ置は、）Ｈ
植機枠のＬ部に前側が上位になるように傾斜させて設け
た苗載台と、該苗載台の後方下端位置に設けられ、苗載
台上の苗床の下端部を受け止める［゛ｎ床受枠、および
苗載台の■端部から苗を分割して取り出し、圃場に植付
ける苗植付具をそなえ、前記田植機枠の下側には圃場面
上を滑走するフロートが設けられている田植装置を牽引
車体に連結してなる田植機において、前記フロートを吊
るフロート」−下位置調節用の中空回動棒をフロートの
Ｆ一方に横方向に設けるとともに、前記苗床受枠の側端
部よりも外方に突出する保護棒を、その基部を前記中空
の回動棒に摺動自在に嵌合させて設けたことを特徴とし
ている。

［実施例］ 以下、図面にあられされた実施例について説明すれば、
第１図および第２図は本発明を施した田植機の１例をあ
られす側面図および平面図であって、この田植機ｌは乗
用型の牽引車体２の後部に平行リンク装置３を介して田
植装置４を連結してなる。

牽引車体２の前部にはエンジン５が設置され、ボンネッ
ト６が該エンジン５を覆っている。エンジン５の後方に
はミッションケース７が設けられ、該ミッションケース
７の後部には後方に突出する左右１対のチェーンケース
８．８が設けられ、該チェーンケース８の後端部に駆動
輪である後輪９がそれぞれ軸支されている０機体の前部
には左右１対の前輪ｉｏ、ｔｏが変向可能に設けられ、
その上方にステップ部材１１が機体前部をとりまくよう
にして設けられている。

平行リンク装置３は、前後の縦部材１５．１６と１本の
上リンク１７および左右１対の下リンク１９．１９から
なり、それぞれの部材が互いにビンで連結されている。

上リンク１７には下向きの突起２０が１体に設けられ、
この突起２０が昇降装置２１の油圧シリンダ２２によっ
てミッションケース７に連結されている。前縦部材１５
の下端部は左右のチェンケース８，８を連結する連結パ
イプ２８に枢着されている。平行リンク装置３の後端部
には、ローリング軸２５を介して田植装置４が連結され
ている。昇降波、７２１の油圧シリンダ２２を伸縮させ
ることにより、この田植装置４を−Ｅ丁に移動させるこ
とができる。また、田植装置４はローリング軸２５の回
転によって左右に自在に回動することができる０図中、
２６は運転用の座席であり、平面視コ字型のシートフレ
ーム２７上に設けられている。

［■植装置４は、伝動装置を内蔵する田植機枠３０をそ
なえ、該田植機枠３０の上方に苗載台３２が前側が上位
となるように傾斜させて設けられている。苗載台３２は
支柱３３の上端部に設けたガイトレール３４に沿って左
右に往復動するように設けられている。苗載台３２は仕
切板３６によって４区に区分されており、下端部には断
面り型の受部３７ａをそなえた苗床受枠３７が左右方向
に延設されている。苗床受枠３７は苗載台３２上に載置
される苗床がずり落ちるのを防ぐためのもので、第３図
に示す如く田植機枠３０に固定して設けられ、苗載台３
２の移動範囲をカバーするため、苗載台３２の移動酸に
見合う分だけ機体の側方に突出している。４０は田植機
枠３０内に設けられている横移動装置のアームであり、
４１は苗載台３２の移送を案内するガイド部材である。

田植機枠３０の後部には、先端部に苗植付爪４３をそな
えた苗植付具４４と、該苗植付具４４をその先端部が楕
円状軌跡を描いて上下に揺動するように駆動する揺動ク
ランク４５をそなえた植付装置４７が設けられている。

前記苗床受枠３７には、苗植付具４４配置位置に切欠き
４９，４９゜・・・が設けられており、土付き平板状の
苗床５０から１株分の苗５１を受け取った苗植付爪４３
がこの切欠き４９を通って降下するように構成されてい
る。

田植機枠３０の下側には、圃場面一トを滑走しつつ整地
する中央フロート５５および左右１対の側部フロート５
６．５６が設けられている。これらフロー）５５，５６
は田植機枠３０に回動自在に支承した中空の回動棒６０
の支持アーム６１，６１、・・・に枢着（Ｓ）されてお
り、前部が吊具６２によって田植機枠３０に吊られてい
る０回動体６０には、第４図に示す如く、上下位置３１
ｔｒＪレバー６３が一体に設けられており、該レバーを
ガイド板６４の溝６５に沿って上下に回動させ、固定す
ることによって、田植機枠３０に対するフロート５５．
５６の上下位置を調節することができるように構成され
ている。なお、フロート５５．５６は前記枢着点（Ｓ）
を中心として上下に回動することができる。

中央フロート５５の前部と田植機枠３０との間には上下
位置検出用の油圧バルブ６６が設けられている。中央フ
ロート５６が上動してこの油圧バルブ６６のスプールを
押し上げると、前記油圧シリンダ２２のピストンロー、
ド２２が突出し、逆に中央フロート５５が下向きに回動
すると、上記ピストンロッド２２ａが引込むように構成
されている。

田植装置４の動力は、前記ミッションケース７から後方
に突設した伝動軸６７、自在継手６８等を含む動力伝動
装置を介して田植機枠３０内の伝動装置に伝えられる。

つぎに、この田植装置４には、前記苗床受枠３７の前方
にあって該苗床受枠を保護する保護林７０が設けられて
いる。保護林７０は平面視Ｕ字状の屈曲形状に形成され
、その基部である取付端部７０ａが前記フロート上下位
置調節用の中空の回動棒６０の端部に摺動自在に嵌合さ
れてセットポルト７１で固定されている。保護林７０は
苗床受枠３７よりも下側に設けられているが、第５図に
示すように背面視において側端部７０ｂが若干隆起し、
苗床受枠３７の下端部に接近している。このようにして
おけば苗床受枠３７の保護上より効果的であるが、単に
水平状態に設けておいてもよい。また、保護林７０は円
弧状に湾曲した側端部７０ｂが苗床受枠３７の側端部よ
りも外方に突出しており、前記セットポルト７１をゆる
めることによってその側端部７０ｂの位置を適宜調節す
ることができるように構成されている０機体の中心側に
向って苗床受枠３７とほぼ平行に後方に折り返された保
護林７０の先端部７０ｃは、苗床受枠３７の側端部より
も内側に入り込んでいる。上記のように、保護林７０の
突出長さを適宜調節し固定することができるように構成
しておけば、不使用時には邪魔にならないように引込め
ておくことができるので実用上便利である。また、保護
林７０の折り返された先端部７０ｃを上記の如く苗床受
枠３７端部よりも内側に位置させておけば１作業中に手
足等がこれに当って傷つけられることが防止されるので
安全上好ましい、この先端部７０Ｃは、例えば５条植え
に変更する場合のように、苗載台３２の移動範囲を広く
する場合に、第６図に示す如く本来の苗床受枠３７の側
端部に継ぎ足される補助苗床受枠７５よりも内側に位置
するように充分深く折り返しておくのが好ましい、さら
に、保護棒７０の側端部７０ｂを、一つの円弧ｆにある
ように湾曲させておけば、この部分が畦等に当った場合
にその接触長さが短く、かつ機体を回行させて畦から離
れようとする場合にその接触量が増大することがなくな
るので便利である。上下位置調節し八−６３を操作して
回動棒６０を回動させれば、保護林７０も回動するが、
最高位置でも苗床受枠３７には当接しないように設けて
おく。

［発明の効果］ この田植装置には、機体の側方に突出する苗床受枠３７
の前方下側に、該苗床受枠３７よりも外方へ突出する保
護林７０が設けられているので、作業中圃場に存在する
石ころや株等によって損傷を受けやすい苗床受枠３７を
効果的に保護することが可使となった。上記保護林７０
が、フロート５５．５６の上下位置を調節するため機体
の横方向に設けられている回動棒６０を利用して取り付
けられているので、保護林７０支持用の特別な支持部材
を必要とせず、外観上コンパクトで構造的に簡単かつ安
価なものとなった。回動棒が中空であるため軽量であり
、性能を向上する上で好ましい。さらに、この保護林７
０は、基部を中空の回動棒に摺動自在に嵌合させて支持
されているので、中空回動林の両端開口部を閉塞する栓
体としての働きがあり、しかもその突出埴を適宜調節す
ることが可能であり、不使用時には簡単な操作で邪魔に
ならないよう引込めておくことができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明を施した田植機の１例をあ
られす側面図および平面図、第３図は苗載台の断面図、
第４図（ａ）、（ｂ）　、第５図および第６図は要部の
説明図である。 ｌ・・・田植機、２・・・牽引車体、３・・・平行リン
ク装置、４・・・田植装置、７・−・ミッションケース
、８・・・チェーンケース、２１・・・昇降装置、３０
・・・田植機枠、３２・・・苗載台、３７・・・画法受
枠、４４・・・苗植付具、５５・・・中央フロート、４
５・・・側部フロート６０・・・回動棒、７０・・・保
護棒。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）田植機枠の上部に前側が上位になるように傾斜さ
   せて設けた苗載台と、該苗載台の後方下端位置に設けら
   れ、苗載台上の苗床の下端部を受け止める苗床受枠、お
   よび苗載台の下端部から苗を分割して取り出し、圃場に
   植付ける苗植付具をそなえ、前記田植機枠の下側には圃
   場面上を滑走するフロートが設けられている田植装置を
   牽引車体に連結してなる田植機において、前記フロート
   を吊るフロート上下位置調節用の中空回動棒をフロート
   の上方に横方向に設けるとともに、前記苗床受枠の側端
   部よりも外方に突出する保護棒を、その基部を前記中空
   の回動棒に摺動自在に嵌合させて設けたことを特徴とす
   る田植機の苗床受枠保護装置。