JP3658449B2 - 中耕除草機 - Google Patents

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幹夫 松井
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司 長木
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として果樹園等で使用する中耕除草機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
果樹の枝は低く垂れ下がっていることが多いから、このような地で使用される中耕除草機は機高が低いものが要求される。このため、特開平5−030803号公報には、背の低い平形フレームにロータリ耕耘部を取り付けた四輪キャスターによるフルフローティング方式の中耕除草機をトラクタの後側方に配して牽引するものが示されている。
【0003】
ところで、この中耕除草機をトラクタにヒッチする構造は、トラクタの三点リンク機構で支持されるヒッチアームを側方に延ばし、平形フレームの上面に枢支軸によって左右方向には回動自在にして取り付けた取付けアームにヒッチアームを前後方向には回動自在にして連結している。而して、ヒッチアームは、枢支軸からトラクタ側に上り傾斜に斜設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、機高の低さが要求されるのは、厳密に言えばロータリ耕耘部を構成する耕耘爪の作用範囲の投影面の範囲である。そこで、本発明は、この目的の下に、種々の部材の形状や配置を工夫して中耕除草機の耕耘爪の作用範囲を極力低くするようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、トラクタの三点リンク機構で支持されるヒッチアームで連結されてトラクタの側方に配置され、キャスターで支持された平形フレームに油圧モータで駆動される耕耘爪を有するロータリ耕耘部を油圧シリンダで前後方向に上下動可能に吊下し、平形フレームの上面に、門形アームを前後二箇所の枢支軸で左右方向には回動自在に取り付け、門形アームの中程にヒッチアームを前後方向には回動自在に収受するヒッチ体を取り付けた中耕除草機において、耕耘爪の作用範囲をキャスターの下方投影面内に納めて平形フレームに対して反トラクタ側に寄せて配置するとともに、ヒッチ体を、平形フレームの下方投影面内であって門形アームをトラクタに向けて斜め上方に延ばして耕耘爪の作用範囲の下方投影面からトラクタ側に外した位置に取り付けたことを特徴とする中耕除草機を提供するのである。
【0006】
又、本発明は、以上の手段において、油圧シリンダ及び油圧モータ並びに油圧モータの動力を耕耘爪に伝えるチェンケースのそれぞれ一部を平形フレームより上方に突出させて取り付けるものの、それらの高さを、耕耘爪の作用範囲の下方投影面よりトラクタ側に外れる位置に在る門形アームの高さよりも低くしたことを特徴とする中耕除草機を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す中耕除草機の側面図、図2は正面図、図3は平面図、図4は中央縦断面図である。本発明に係る中耕除草機は、背の低い平形フレーム10と、平形フレーム10に前後方向に上下動可能に吊下されるロータリ耕耘部12とからなる。平形フレーム10は前後二輪ずつのキャスター14で支持され、又、その上面には前後二箇所の枢支軸16で左右方向には回動自在な門形アーム18が取り付けられている。
【0008】
平形フレーム10は平面視方形をしており、その前後部に左右に一定間隔をおいて二個ずつのキャスター14が前後同芯に取り付けられている。この場合、キャスター14の取付けは、前枠、後枠にそれぞれ縦設される保持筒20にブラケット22が回動自在に挿嵌され、ブラケット22にキャスター14が止め付けられている。
【0009】
平形フレーム10に対するロータリ耕耘部12の取り付けは次のようにしてある。即ち、平形フレーム10の外方枠と内方枠との間に左右方向にロッド26を渡すとともに、ロッド26から適当間隔をあけて左右二つのブラケット28を後延させ、このブラケット28とロータリ耕耘部12の前部に設けた取付けプレート30との間に支点軸32を左右方向に差し通す。
【0010】
一方、油圧シリンダ34のヘッド側を平形フレーム10の前枠に枢着し、ロッドを後延させてその先端とロータリ耕耘部12の頂部に設けた取付部36とをピン38を通して枢着する。これにより、油圧シリンダ34を伸縮させると、ロータリ耕耘部12は支点軸32を中心に前後方向に上下動することになる。この場合、ブラケット28にはボルト40を下向きに取り付けておき、取付けプレート30にはこのボルト40の頭に当たるストッパ42を設けておく。
【0011】
これにより、ロータリ耕耘部12が下降してストッパ42がボルト40に当たると、それ以上の下降が規制されるから、ボルト40の長さを調整してロータリ耕耘部12の下降位置を設定する。又、油圧シリンダ34のロッドのピン38を挿通するロータリ耕耘部12の取付部36に形成される孔は前後に長孔44としておく。これにより、障害物等によってロータリ耕耘部12が跳ね上げられたような場合、この長孔44分だけは前方に回動でき、衝撃を吸収する。
【0012】
ロータリ耕耘部12は、左右方向に延設される耕耘軸46と、耕耘軸46の周囲に取り付けられる耕耘爪48と、耕耘爪48の上方を覆うロータリカバー50と、ロータリカバー50の両側面を覆うサイドカバー52等からなる。耕耘軸46は油圧モータ54で耕耘爪48がアップカットの方向に回転するように駆動される。ロータリカバー50の内周には泥土等の付着を防ぐゴム膜51も張設されている。
【0013】
耕耘軸46を駆動するには、サイドカバー52の左右一側(トラクタ側)に添わせてチエンケース56を後下がりに斜設しておき、チェンケース56の上部に油圧モータ54をフランジ縫い付けし、油圧モータ54の出力軸と耕耘軸46とをチェン・スプロケット機構で連結するのである。チエンケース56を後下がりに斜設するのは、草茎等に効果的に分け入らせるためである。この他、ロータリカバー50の前後には、下端がほぼ接地するゴム等からなる可撓性のカバー58、60を垂設しておく。
【0014】
平形フレーム10の上面には、前枠と後枠とに同一芯で設けられる前後二箇所の枢支軸16で左右方向には回動自在な門形アーム18が取り付けられるが、その中程にはトラクタの三点リンク機構で支持されて延びるヒッチアーム62を前後方向には回動自在に収受するヒッチ体64を取り付ける。ヒッチ体64は、そのカバー部66がレバー68の操作で開閉できるようになっており、ヒッチ体64とカバー部66とでヒッチアーム62の円筒部を挟み付ける。
【0015】
このような構成により、機体が前後にうねる運動はヒッチアーム62を収受するヒッチ体64で、左右にうねる運動は門形アーム18の枢支軸16で吸収できることになる。
【0016】
以上の中耕除草機は、トラクタTの側方に配置されて牽引される。即ち、作業時には、ヒッチアーム62をキャスター14が接地するまで降ろすのであるが、このとき、耕耘軸46を油圧モータ54で駆動し、ロータリ耕耘部12を油圧シリンダ34で所定位置まで降ろしておけば、耕耘爪48による中耕除草作業ができるのである。
【0017】
図5及び図6は回行したり、別の場所に移動したりするときに中耕除草機を引き上げた状態を示す側面図及び正面図であるが、中耕除草機を引き上げたとき、門形アーム18の枢支軸16の左右位置を左右重心位置よりトラクタT側に寄せ、中耕除草機を上昇させたとき、平形フレーム10が外下がりになるようにしておく。又、ヒッチ体64の前後位置も前後重心位置より後方に寄せ、中耕除草機を上昇させたとき、平形フレーム10が前上がりの状態になるようにしておく。
【0018】
ところで、本発明は、前述したとおり、平形フレーム10に対する耕耘爪48の配置をできるだけ反トラクタT側に寄せ、且つ、門形アーム18の枢支軸16をできるだけトラクタT側に寄せるとともに、門形アーム18をトラクタTに向けて斜め上方に延ばしてヒッチ体64を耕耘爪48の作用範囲Vの下方投影面からトラクタT側に外した位置に取り付けるのである。
【0019】
ヒッチ体64は、カバー部66等の関係で、どうしても門形アーム18の上方に部材を設けることになるが、この位置が耕耘爪48の作用範囲Vの下方投影面からトラクタT側に外れた位置にあると、その背が少々高くても支障はない。枢支軸16の具体的な取付け位置は、耕耘爪48の作用範囲Vの下方投影面内でトラクタT側約1/4の位置に設定する(図2)。こうすると、耕耘爪48の作用範囲Vの下方投影面から外れる位置もできるだけ低いものとなる。
【0020】
更に、油圧シリンダ34及び油圧モータ54並びに油圧モータの動力を耕耘爪48に伝えるチェンケース56のそれぞれ一部を平形フレーム10より上方に突出させて取り付けるものの、それらの高さを、耕耘爪48の作用範囲Vの下方投影面よりトラクタT側に外れる位置に在る門形アーム18の高さHよりも低くするのである。具体的には、この位置の高さHを40cm以下に抑えるのが好ましい。果樹の中でも、林檎の木の枝は非常に低く垂れ下がるが、地上40cmの空間は確保できる。
【0021】
【発明の効果】
以上、本発明は、前記したものであるから、低く枝が垂れ下がった果樹の地表でも、中耕除草機をこの下に潜らせて樹木近くまで寄せるて中耕除草作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す中耕除草機の側面図である。
【図2】 本発明の一例を示す中耕除草機の正面図である。
【図3】 本発明の一例を示す中耕除草機の平面図である。
【図4】 本発明の一例を示す中耕除草機の中央縦断面図である。
【図5】 本発明の一例を示す中耕除草機を上昇させたときの側面図である。
【図6】 本発明の一例を示す中耕除草機を上昇させたときの正面図である。
【符号の説明】
10 平形フレーム
12 ロータリ耕耘部
14 キャスター
16 枢支軸
18 門形アーム
32 支点軸
34 油圧シリンダ
54 油圧モータ
56 チェンケース
62 ヒッチアーム
64 ヒッチ体
T トラクタ
V 耕耘爪の作用範囲
H 耕耘爪の作用範囲の下方投影面よりトラクタ側に外れる位置に在る門形アームの高さ

Claims (3)

  1. トラクタの三点リンク機構で支持されるヒッチアームで連結されてトラクタの側方に配置され、キャスターで支持された平形フレームに油圧モータで駆動される耕耘爪を有するロータリ耕耘部を油圧シリンダで前後方向に上下動可能に吊下し、平形フレームの上面に、門形アームを前後二箇所の枢支軸で左右方向には回動自在に取り付け、門形アームの中程にヒッチアームを前後方向には回動自在に収受するヒッチ体を取り付けた中耕除草機において、耕耘爪の作用範囲をキャスターの下方投影面内に納めて平形フレームに対して反トラクタ側に寄せて配置するとともに、ヒッチ体を、平形フレームの下方投影面内であって門形アームをトラクタに向けて斜め上方に延ばして耕耘爪の作用範囲の下方投影面からトラクタ側に外した位置に取り付けたことを特徴とする中耕除草機。
  2. 油圧シリンダ及び油圧モータ並びに油圧モータの動力を耕耘爪に伝えるチェンケースのそれぞれ一部を平形フレームより上方に突出させて取り付けるものの、それらの高さを、耕耘爪の作用範囲の下方投影面よりトラクタ側に外れる位置に在る門形アームの高さよりも低くしたことを特徴とする請求項1記載の中耕除草機
  3. チェンケースを後下がりに斜設したことを特徴とする請求項1又は2記載の中耕除草機。
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