JPH03219034A - 耐酸化性に優れた金属間化合物TiAl基合金 - Google Patents
耐酸化性に優れた金属間化合物TiAl基合金Info
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- JPH03219034A JPH03219034A JP1231590A JP1231590A JPH03219034A JP H03219034 A JPH03219034 A JP H03219034A JP 1231590 A JP1231590 A JP 1231590A JP 1231590 A JP1231590 A JP 1231590A JP H03219034 A JPH03219034 A JP H03219034A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、軽量で且つ高温強度に優れ、将来の航空機、
超音速旅客機、スペースプレーン等の部材として期待さ
れている金属間化合物TiAl基合金に係わり、詳しく
は高温における耐酸化性を改善した金属間化合物TiA
l基合金に関するものである。
超音速旅客機、スペースプレーン等の部材として期待さ
れている金属間化合物TiAl基合金に係わり、詳しく
は高温における耐酸化性を改善した金属間化合物TiA
l基合金に関するものである。
(従来の技術)
Ti−Al2元合金系には、Ti、AI、TiAl及び
7iAliなる3種の金属間化合物の存在が知られてい
る。
7iAliなる3種の金属間化合物の存在が知られてい
る。
このうちのTiA1はLl。型の結晶構造をもっており
、化学量論組成(Ti−36重量%A1合金)より高A
I側に広い固溶範囲をもち、また、多くの第3元素も固
溶する。そして、このTiAlは比重が約3.8でTi
の比重4.5より小さく非常に軽量である。また、Ti
Alは800°C程度の温度まで室温の強度が低下せず
、むしろ温度上昇とともに強度が高くなるという特徴を
有している。このことからTiAl基合金は、軽量、高
温強度、耐酸化性が要求されるジェットエンジン部材等
への応用が期待されている。
、化学量論組成(Ti−36重量%A1合金)より高A
I側に広い固溶範囲をもち、また、多くの第3元素も固
溶する。そして、このTiAlは比重が約3.8でTi
の比重4.5より小さく非常に軽量である。また、Ti
Alは800°C程度の温度まで室温の強度が低下せず
、むしろ温度上昇とともに強度が高くなるという特徴を
有している。このことからTiAl基合金は、軽量、高
温強度、耐酸化性が要求されるジェットエンジン部材等
への応用が期待されている。
ところが、TiA1合金合金の欠点は、800℃以下の
使用温度域での耐酸化性はTi合金より優れるが、80
0°Cを趙える温度域になると急激に耐酸化性が劣化す
ること、および常温延性に劣ることである。
使用温度域での耐酸化性はTi合金より優れるが、80
0°Cを趙える温度域になると急激に耐酸化性が劣化す
ること、および常温延性に劣ることである。
常温延性に関しては、Al1織の微細化と第3元素添加
によるTiAl相の改質により向上がはかられており、
第3元素としてはMn、、V、 Nb、 W等が常温延
性向上に有効であるとされている。この中でもMnは効
果が大きいとされているが、TiAl基合金にMnを添
加すると耐酸化性、特に800°C以上での耐酸化性が
第3元素無添加のTiA1合金より劣るという問題があ
る。
によるTiAl相の改質により向上がはかられており、
第3元素としてはMn、、V、 Nb、 W等が常温延
性向上に有効であるとされている。この中でもMnは効
果が大きいとされているが、TiAl基合金にMnを添
加すると耐酸化性、特に800°C以上での耐酸化性が
第3元素無添加のTiA1合金より劣るという問題があ
る。
(発明が解決しようとする課題)
TiA1.1合金は、経世で且つ高温強度に優れるが、
航空機等の部材として用いるには優れた耐酸化性、特に
800°C以上での高耐酸化性が必要である。
航空機等の部材として用いるには優れた耐酸化性、特に
800°C以上での高耐酸化性が必要である。
本発明の課題は、このTiA1基合金の欠点の一つであ
る耐酸化性を改善することにあり、詳しくは第3元素無
添加のTiAlをベースにした合金及びMn、■を添加
して常温延性を高めたTiAl基合金の耐酸化性を改善
することにある。
る耐酸化性を改善することにあり、詳しくは第3元素無
添加のTiAlをベースにした合金及びMn、■を添加
して常温延性を高めたTiAl基合金の耐酸化性を改善
することにある。
(課題を解決するための手段)
TiAl1合金の組成であるTiおよびA1は単体では
非常に酸化されやすい、しかし、TiAl合金とするこ
とで特別な結晶構造(面心正方品)を有する金属間化合
物となる。そして、この金属間化合物TiA1基合金の
耐酸化性を向上させるためには、表面に生成するTi及
びAIの酸化物のうち、AI!Oiの酸化皮膜が緻密で
あり、しかも長期間安定に存在し酸化反応の保護皮膜と
して働くことが必要であるとされている。そして、緻密
な^1.0.の酸化皮膜を形成する方法として、予め、
2 XIO”’P aといった低酸素分圧下において熱
処理を行う方法が知られている(日本金属学会誌第53
巻第2号(1989)251252)。
非常に酸化されやすい、しかし、TiAl合金とするこ
とで特別な結晶構造(面心正方品)を有する金属間化合
物となる。そして、この金属間化合物TiA1基合金の
耐酸化性を向上させるためには、表面に生成するTi及
びAIの酸化物のうち、AI!Oiの酸化皮膜が緻密で
あり、しかも長期間安定に存在し酸化反応の保護皮膜と
して働くことが必要であるとされている。そして、緻密
な^1.0.の酸化皮膜を形成する方法として、予め、
2 XIO”’P aといった低酸素分圧下において熱
処理を行う方法が知られている(日本金属学会誌第53
巻第2号(1989)251252)。
しかし、AIto3の酸化皮膜の保護性は酸化反応が進
み、皮膜厚みの増加によるクラックの生成とともに減少
するので、長期間安定に保護皮膜として働かない、とこ
ろが、本発明者はTiAl合金にY、Mo、 Siを添
加すると表面に生成するAhOsが緻密化し、しかも皮
膜中に生成する歪み置が減少してクラックの発生が抑制
され、長期間安定に保護皮膜とし作用することを見出し
た。
み、皮膜厚みの増加によるクラックの生成とともに減少
するので、長期間安定に保護皮膜として働かない、とこ
ろが、本発明者はTiAl合金にY、Mo、 Siを添
加すると表面に生成するAhOsが緻密化し、しかも皮
膜中に生成する歪み置が減少してクラックの発生が抑制
され、長期間安定に保護皮膜とし作用することを見出し
た。
ところで、特開昭63−111152号公報にはSiを
添加してTiAl基合金の耐酸化性を改善する方法が提
案されている。値かにSi単独添加でも耐酸化性向上の
効果が認められるがその向上に限りがある。
添加してTiAl基合金の耐酸化性を改善する方法が提
案されている。値かにSi単独添加でも耐酸化性向上の
効果が認められるがその向上に限りがある。
本発明者は、AItosの酸化皮膜の安定性を高めると
いう観点から検討した結果、Siを用いる場合は単独に
添加するよりY及び/又はMOと一緒に複合添加する方
が、より一層効果が発揮されて耐酸化性が向上すること
を確認した。
いう観点から検討した結果、Siを用いる場合は単独に
添加するよりY及び/又はMOと一緒に複合添加する方
が、より一層効果が発揮されて耐酸化性が向上すること
を確認した。
ここに本発明の要旨は下記の■〜■にある。
■ 下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合物
TiAl基合金。
TiAl基合金。
Al:31〜44重四%
Ti及び不可避不純物:残部
■ 下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合物
TiAl基合金。
TiAl基合金。
A1831〜44重量%
Y:o、t〜1.0重量%
Ti及び不可避不純物:残部
■ 下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合物
TiAl基合金。
TiAl基合金。
Al:31〜44重量%
Si : 0.1〜7.5重量%
Ti及び不可避不純物:残部
■ 下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合物
TiAl基合金。
TiAl基合金。
AI:31〜44重量%
Y:0.1〜1.0重量%
Si : 0.1〜7.5重量%
Ti及び不可避不純物:残部
(作用)
以下、本発明について詳細に説明する。
まず、本願第1〜第4発明のTiAl基合金に共通する
成分のA1について、含有量の限定理由を作用効果とと
もに説明する。
成分のA1について、含有量の限定理由を作用効果とと
もに説明する。
(a) A1
^lは本発明にかかる合金の根幹をなす成分である。含
有量が31重量%未満ではTIjAI相となり、44重
量%を超えるとTiAl□相またはTiAh相が生成し
、延性が低下する。従って、TiA1金属間化合物のL
l、型結晶構造をとるためには、AIは31〜44重四
%の含有量が必要である。
有量が31重量%未満ではTIjAI相となり、44重
量%を超えるとTiAl□相またはTiAh相が生成し
、延性が低下する。従って、TiA1金属間化合物のL
l、型結晶構造をとるためには、AIは31〜44重四
%の含有量が必要である。
なお、耐酸化性を高める保護皮膜であるA180゜を効
率よく生成させようとすれば、含有量は上限に近い方が
望ましい。
率よく生成させようとすれば、含有量は上限に近い方が
望ましい。
第1発明のTiA1基合金は、更にY又は−〇の1種又
は2種を添加したものである。
は2種を添加したものである。
(b) Y、M。
これらの成分には何れもA1.0.の酸化皮膜を緻密に
し、且つクラックの生成を抑えて安定化させる働きがあ
る。また、Moには常温延性を改善する効果も有してい
る。これらの効果はYおよびMoともに0.1重量%よ
り得られるが、Yの場合には1.0重尾%を超えると、
Moの場合には7.5重蓋%を超えると共に耐酸化性は
寧ろ低下するので、Yについては0.1〜1.帽1%、
Moについては0.1〜7.5重量%と定めた。望まし
い範囲は、Yでは0.25〜0.75重盪%、Moでは
1.0〜2.5重量%であり、この範囲が最も改善効果
が高い。
し、且つクラックの生成を抑えて安定化させる働きがあ
る。また、Moには常温延性を改善する効果も有してい
る。これらの効果はYおよびMoともに0.1重量%よ
り得られるが、Yの場合には1.0重尾%を超えると、
Moの場合には7.5重蓋%を超えると共に耐酸化性は
寧ろ低下するので、Yについては0.1〜1.帽1%、
Moについては0.1〜7.5重量%と定めた。望まし
い範囲は、Yでは0.25〜0.75重盪%、Moでは
1.0〜2.5重量%であり、この範囲が最も改善効果
が高い。
本発明では、このY及びMoは1種又は2種添加するこ
とができるが、前記の効果は単独添加の場合よりも複合
添加の方が大きい。
とができるが、前記の効果は単独添加の場合よりも複合
添加の方が大きい。
第2発明のTiAl基合金は、前記のYの他に、Mn又
は■のいずれか1種以上を添加したものである。
は■のいずれか1種以上を添加したものである。
(CI Mn、V
これらの成分はいずれもTiA1の常温延性を改善する
ために添加される。常温延性の改善はいずれの場合にも
0.1重量%から得られるが、7.5重量%を超えると
常温延性が低下することから、Mnおよび■の含有量を
それぞれ0.1〜7.5重量%と定めた。
ために添加される。常温延性の改善はいずれの場合にも
0.1重量%から得られるが、7.5重量%を超えると
常温延性が低下することから、Mnおよび■の含有量を
それぞれ0.1〜7.5重量%と定めた。
なお、Mnは耐酸化性に悪影響を及ぼすので、その含有
量は所望の常温延性が確保できる範囲で低くする方が望
ましい。
量は所望の常温延性が確保できる範囲で低くする方が望
ましい。
第3および第4発明のTiAl基合金は、第1および第
2発明のTiA1基合金に更にSiを添加したものであ
る。
2発明のTiA1基合金に更にSiを添加したものであ
る。
(d) 5i
SiはAhOiの酸化皮膜を緻密にするとともに安定化
させる働きがある。これらのAhOiを安定化させる作
用はMoとの共存下で更に大きくなり、Yとの共存下で
一層顕著となる。これはSiにはY、MoによるA1.
0□の安定化と同時に耐酸化性をより高める効果がある
ためと考えられる。この効果は0.1重量%の含有量か
ら現れるが、1.2重蓋%を超えて含有すると延性が損
なわれる。
させる働きがある。これらのAhOiを安定化させる作
用はMoとの共存下で更に大きくなり、Yとの共存下で
一層顕著となる。これはSiにはY、MoによるA1.
0□の安定化と同時に耐酸化性をより高める効果がある
ためと考えられる。この効果は0.1重量%の含有量か
ら現れるが、1.2重蓋%を超えて含有すると延性が損
なわれる。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
(実sb例)
タングステン電極による非消耗電極式^rアーク溶解炉
によって、第1表に示す化学組成のインゴット(10m
■厚×5ol輻X 100mm長さ)を溶製した。
によって、第1表に示す化学組成のインゴット(10m
■厚×5ol輻X 100mm長さ)を溶製した。
次いで、これらのインゴットを1200”Cの温度で2
4時間真空熱処理を行い均質化した後、h1厚Xl0−
幅×40−曽長さの板状の試験片を切り出し、その全表
面をSiCペーパー(1800)で研磨し、アセトン脱
脂した後、酸化試験に供した。
4時間真空熱処理を行い均質化した後、h1厚Xl0−
幅×40−曽長さの板状の試験片を切り出し、その全表
面をSiCペーパー(1800)で研磨し、アセトン脱
脂した後、酸化試験に供した。
酸化試験は大気酸化試験で行い、電気抵抗式管状炉を用
い、炉心管端開放の条件で920°Cの温度で100時
間加熱を行い、そのときの酸化による重量増加を測定す
ることで評価した。なお、試験片は個々に高純度A1.
O,製のルツボに入れ、酸化により生成した皮膜は残ら
ず回収し、重量測定に加えた。試験結果を第1表に併せ
て示す。
い、炉心管端開放の条件で920°Cの温度で100時
間加熱を行い、そのときの酸化による重量増加を測定す
ることで評価した。なお、試験片は個々に高純度A1.
O,製のルツボに入れ、酸化により生成した皮膜は残ら
ず回収し、重量測定に加えた。試験結果を第1表に併せ
て示す。
(以下、余白)
第1表において、Nalは第3元素無添加の従来のTi
AIJj合金である。FkL2〜隘8はYを添加した合
金、漱9〜N(Li2はMoを添加した合金、Na19
〜漱26はYとMoを複合添加した合金ある。適正量の
Y又はMoを単独添加した本発明の合金は、いずれも第
3元素無添加の従来合金より耐酸化性に優れている。ま
た、YとMoを複合添加した合金はこれら単独添加の合
金よりも一層耐酸化性に優れる。しかし、比較例に示す
ようにこれら元素を単独添加或いは複合添加した合金で
あっても、その含有量が本発明で規定する範囲外である
場合は、耐酸化性は寧ろ従来合金より劣る。
AIJj合金である。FkL2〜隘8はYを添加した合
金、漱9〜N(Li2はMoを添加した合金、Na19
〜漱26はYとMoを複合添加した合金ある。適正量の
Y又はMoを単独添加した本発明の合金は、いずれも第
3元素無添加の従来合金より耐酸化性に優れている。ま
た、YとMoを複合添加した合金はこれら単独添加の合
金よりも一層耐酸化性に優れる。しかし、比較例に示す
ようにこれら元素を単独添加或いは複合添加した合金で
あっても、その含有量が本発明で規定する範囲外である
場合は、耐酸化性は寧ろ従来合金より劣る。
漱27〜41はYとMn又はVのいずれかを添加した合
金である。本発明合金は耐酸化性が良好である。
金である。本発明合金は耐酸化性が良好である。
特に、MnとYを複合添加した本発明合金はY単独添加
の合金より耐酸化性は寧ろ向上している。これらに対し
て、比較例の含有量が適正でない合金は耐酸化性が悪い
。
の合金より耐酸化性は寧ろ向上している。これらに対し
て、比較例の含有量が適正でない合金は耐酸化性が悪い
。
漱42〜Na51の合金は、前記元素に加えて更にSi
を添加したものである1本発明合金はSiとY、M。
を添加したものである1本発明合金はSiとY、M。
との相乗効果によって耐酸化性が一段と優れている。
(発明の効果)
以上説明した如く、本発明のTiAl基合金は従来のT
iAl基合金に比較して非常に良好な耐酸化性を有し、
TiAl基合金本来の高い比強度と併せて航空機部材等
の素材として優れた特性をもっている。
iAl基合金に比較して非常に良好な耐酸化性を有し、
TiAl基合金本来の高い比強度と併せて航空機部材等
の素材として優れた特性をもっている。
Claims (4)
- (1)下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合
物TiAl基合金。 Al:31〜44重量% Y:0.1〜1.0重量% Mo:0.1〜7.5重量
%}いずれか1種又は2種Ti及び不可避不純物:残部 - (2)下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合
物TiAl基合金。 Al:31〜44重量% Y:0.1〜1.0重量% Mn:0.1〜7.5重量% V:0.1〜7.5重量
%}いずれか1種又は2種Ti及び不可避不純物:残部 - (3)下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合
物TiAl基合金。 Al:31〜44重量% Y:0.1〜1.0重量% Mo:0.1〜7.5重量
%}いずれか1種又は2種Si:0.1〜1.2重量% Ti及び不可避不純物:残部 - (4)下記の組成を有する耐酸化性に優れた金属間化合
物TiAl基合金。 Al:31〜44重量% Y:0.1〜1.0重量% Mn:0.1〜7.5重量% V:0.1〜7.5重量
%}いずれか1種又は2種Si:0.1〜1.2重量% Ti及び不可避不純物:残部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231590A JPH03219034A (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 耐酸化性に優れた金属間化合物TiAl基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231590A JPH03219034A (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 耐酸化性に優れた金属間化合物TiAl基合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03219034A true JPH03219034A (ja) | 1991-09-26 |
Family
ID=11801883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1231590A Pending JPH03219034A (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 耐酸化性に優れた金属間化合物TiAl基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03219034A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5372663A (en) * | 1991-01-17 | 1994-12-13 | Sumitomo Light Metal Industries, Ltd. | Powder processing of titanium aluminide having superior oxidation resistance |
WO1998021375A1 (de) * | 1996-11-09 | 1998-05-22 | Georg Frommeyer | TiAl-LEGIERUNG UND IHRE VERWENDUNG |
KR100412426B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2003-12-31 | 학교법인 인하학원 | Y이 포함된 TiAl계 금속간화합물 |
US6923934B2 (en) | 1999-06-08 | 2005-08-02 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Titanium aluminide, cast made therefrom and method of making the same |
-
1990
- 1990-01-22 JP JP1231590A patent/JPH03219034A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5372663A (en) * | 1991-01-17 | 1994-12-13 | Sumitomo Light Metal Industries, Ltd. | Powder processing of titanium aluminide having superior oxidation resistance |
WO1998021375A1 (de) * | 1996-11-09 | 1998-05-22 | Georg Frommeyer | TiAl-LEGIERUNG UND IHRE VERWENDUNG |
US6923934B2 (en) | 1999-06-08 | 2005-08-02 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Titanium aluminide, cast made therefrom and method of making the same |
KR100412426B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2003-12-31 | 학교법인 인하학원 | Y이 포함된 TiAl계 금속간화합물 |
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