JPH0321850B2 - - Google Patents

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JPH0321850B2
JPH0321850B2 JP55016506A JP1650680A JPH0321850B2 JP H0321850 B2 JPH0321850 B2 JP H0321850B2 JP 55016506 A JP55016506 A JP 55016506A JP 1650680 A JP1650680 A JP 1650680A JP H0321850 B2 JPH0321850 B2 JP H0321850B2
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JP
Japan
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pen
control
recording
advance
buffer
Prior art date
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Application number
JP55016506A
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English (en)
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JPS55107917A (en
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Shii Batoraa Keisu
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Hewlett Packard Japan Inc
Original Assignee
Yokogawa Hewlett Packard Ltd
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Publication date
Application filed by Yokogawa Hewlett Packard Ltd filed Critical Yokogawa Hewlett Packard Ltd
Publication of JPS55107917A publication Critical patent/JPS55107917A/ja
Publication of JPH0321850B2 publication Critical patent/JPH0321850B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/005Effaceable recording
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D9/00Recording measured values
    • G01D9/02Producing one or more recordings of the values of a single variable
    • G01D9/10Producing one or more recordings of the values of a single variable the recording element, e.g. stylus, being controlled in accordance with the variable, and the recording medium, e.g. paper roll, being controlled in accordance with time
    • G01D9/12Producing one or more recordings of the values of a single variable the recording element, e.g. stylus, being controlled in accordance with the variable, and the recording medium, e.g. paper roll, being controlled in accordance with time recording occurring continuously
    • G01D9/14Producing one or more recordings of the values of a single variable the recording element, e.g. stylus, being controlled in accordance with the variable, and the recording medium, e.g. paper roll, being controlled in accordance with time recording occurring continuously with provision for altering speed of recording medium in accordance with the magnitude of the variable to be recorded

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録波形の振幅に応じて記録ペンを
変位させるだけではなく、その波形の急峻さに応
じて記録媒体の送り速度を変化させるペン書き記
録装置に関する。
[従来技術及びその問題点] 従来から知られている記録装置の一種では、記
録媒体(通常は記録用紙)がある一方向へ一定速
度で移動する方式が採られている。この方式にお
いて、スタイラス(記録ペン)は記録用紙の移動
方向と直角方向に移動する。記録ペンの移動距離
すなわち変位は、独立変数である信号の振幅に依
存して決定される。例えば、クロマトグラフ検出
器などから得られる出力信号の振幅変化は、ある
とき急に又はあるとき遅く生じる。このような信
号を忠実に記録するためには、最も速い信号振幅
変化にも追従できる充分な速度で記録ペンが移動
できる必要がある。また、記録波形の近辺になん
らかのメツセージ(例えば時刻など)を同時に記
録しようとする場合、このような同時記録を行な
うための余裕時間を作り出すために、記録ペンは
更に速く動かなければならない。このように記録
ペンを高速動作させることができる機構は高価な
ものについてしまう。
[発明の目的] 本発明は、上述した従来技術の問題点を解消
し、記録すべき波形の変化が急峻な期間には紙送
りを遅くすることにより、単位時間当りに記録ペ
ンが変位することができる量(cm/秒)つまりペ
ン速度の最大値をそれ程大きくしなくとも急峻な
波形を記録できるようにしたペン書き記録装置を
提供することにある。
[発明の概要] 先ず、本発明の原理を、簡略化れた例を用いて
説明する。
電圧が時間変化する信号を記録する場合を例に
取り上げ、縦軸(電圧軸)を1V/cm、横軸(時
間軸)を1cm/秒で紙等の記録媒体(以下では単
に用紙と称する)に記録するものとする。また、
記録点の縦軸方向への変位は記録ペンの動きが担
当し、横軸方向は用紙の紙送りモータが担当する
ものとし、また記録ペンの変位速度は最大10cm/
秒とする。このような場合、時間的に連続したア
ナログ信号のままで記録を行なうとすれば、ペン
は実際の信号の時間変化にそのまま追随する必要
があるから、例えば、入力信号が最大30V/秒の
変化を伴う場合は忠実な波形記録はできないこと
になる。
本願発明においては、入力信号は時系列、すな
わち時間的離散量として与えられる。(このよう
な入力号は本来時間的に連続した量を離散化した
ものでも良いし、あるいは一定の周期で出力を発
生する測定器等から与えられる信号のような、始
めから離散的な量であつても良い。)入力信号が
時系列として与えられることによつて生じる重要
な特徴は、入力信号を実時間で用紙に記録する必
要はなく、記録を実際よりも速くあるいは遅く行
なつて良いことである。
例えば、入力信号が0.1秒に1つずつのデータ
が与えられる時系列とした場合、実時間での記録
を行なうならば、0.1秒毎に1つのデータが与え
られると0.1秒毎に用紙を1cm/秒×0.1秒=0.1cm
だけ送りながら当該データが表わす電圧値に相当
する位置まで記録ペンを変位させる必要がある。
このような動作をさせている場合にはアナログ信
号のままでの記録の場合と同様、一つのデータが
表わす電圧値とその次(つまり0.1秒後)のデー
タが表わす電圧値の差は最大30V/秒×0.1秒=
3Vに制限される。
ここで、1つのデータを処理(記録)するのに
実際のデータ間隔である0.1秒ではなく、もつと
時間をかけることを考える。例えば1つのデータ
を処理するのに1秒の時間をかけるとする。この
ような動作を行なわせると、記録ペンはこの1秒
間に30V分変位できるから、今処理しているデー
タの表わす値は直前のデータに比べて30V以内に
はいつていれば良い。この場合、処理には1秒間
かかるのだが、記録されるべきデータから見れば
0.1秒分しかないのだから、この間には用紙の送
り量は0.1秒分すなわち0.1cmとしなければならな
い。すなわち、用紙の送り速度を1/10としなけれ
ばならない。このようにすることによつて、一つ
のデータを処理(記録)するための時間を実際の
データ間隔の10倍にとれば、従来の記録方式を採
用した場合に比べて変化率(単位時間当りの変
化)が10倍の信号まで忠実に記録することができ
る。
もちろん、このような記録を行なえば、1秒間
に10個入つて来るデータのうち、1個しか処理で
きないのだから、1秒当り9個の未処理つまり処
理待ちデータが溜つていく。このような処理待ち
のデータはとりあえず先入れ先出しバツフア
(First In First Out Buffer、以下、FIFOバツ
フアと称する)に一時的に記憶しておく。
上述のように、実際の時間の進行よりも遅らせ
て記録を行なつていると、急峻な信号の変化を記
録することはできるようになるが、上の説明から
わかるように、処理待ちのデータが累積し、早晩
FIFOバツフアが溢れてしまう。これを防止する
ため、信号の変化が緩やかな期間は実際の時間の
進行よりも速く記録を行なう。例えば、直前のデ
ータの表わす電圧値との差が0.3V以下ならば0.1
秒間に10個のデータを処理しても記録ペンの動き
は追随可能である。この0.1秒の間の用紙の送り
量は、この間に処理されるデータ10個分に相当す
る時間である1秒分、すなわち1cmとしなければ
ならない。このような処理を行なうと、FIFOバ
ツフアに溜つているデータの個数を0.1秒間に9
個減らすことができる。従つて、実時間での記録
を行なうのでは記録ペンの動作が追従できないよ
うな急峻な波形が極めて多数連続することがない
限り、FIFOバツフアを溢れさせることなく、し
かも急峻な波形も忠実に記録することができる。
このような動作を行なうため、本発明において
は、記録ペンをペン駆動モータにより第1の方向
に移動させ、記録媒体を媒体駆動モータにより第
2の方向に移動させることにより、それぞれが振
幅を表わすデータ・ポイントの時系列が表わす波
形を前記記録媒体に記録するペン書き記録装置に
おいて、前記データ・ポイントの時系列をストア
するFIFOバツフアと、所定数の制御ワードをス
トアする制御バツフアと、前記FIFOバツフアか
ら前記データ・ポイントを前記記録ペンの目標ペ
ン装置として読み出す第1の手段と、前記第1の
手段によつて読み出されたデータ・ポイントに基
づいて前記記録ペンを当該データ・ポイントが表
わす目標ペン位置へ移動動させるのに要する前記
ペン駆動モータのペン送りステツプ数を求める第
2の手段と、前記求められたペン送りステツプ数
に相当する数のペン送り制御ワードを形成し、前
記制御バツフア中の空いているワードの数を限度
として前記制御バツフアに送り込む第3の手段
と、前記求められたペン送りステツプ数全体に相
当する前記媒体送り制御ワードを前記制御バツフ
アに送り込み終わつたことに応答して、前記第1
の手段に前記FIFOバツフアから次のデータ・ポ
イントを読み出させる第4の手段と、媒体送りア
キユムレータと、前記第1の手段による前記
FIFOバツフアからのデータ・ポイントの読み出
しに応答して1データ・ポイントあたりの歩進量
を表わす歩進カウントを前記媒体送りアキユムレ
ータに足し込む第5の手段と、前記媒体送りアキ
ユムレータ中の累算結果の表わす前記媒体送りモ
ータの媒体送りステツプ数の整数部分に相当する
数の媒体送り制御ワードを形成し、前記制御バツ
フア中の空いているワード数を限度として前記制
御バツフアに送り込む第6の手段と、前記制御バ
ツフアからの読み出しを行ない制御レジスタにス
トアする第7の手段と、前記制御レジスタの内容
に基づいて前記ペン駆動モータ及び前記媒体送り
モータをステツプ動作させる第8の手段とを設け
たことを特徴とするペン書き記録装置が提供され
る。
[実施例] 第1図及び第2図は、本発明の一実施例による
ペン書き記録装置全体の構成ブロツク図並びにそ
の論理動作を表わした流れ図である。以下の説明
は両図を参照しながら行なわれる。
記録ペンにより記録しようとするアナログ信号
はデータ源2から供給される。データ源2とし
て、例えば、クロマトグラフの検出器が挙げられ
る。このアナログ信号はA/Dコンバータ(アナ
ログ−デイジタル変換器)4によりレートf1
(つまりf1回/秒の割合で)デイジタル化される。
本実施例では、デイジタル化のレートは毎秒40回
である。デイジタル化された信号であるデイジタ
ル値(データ・ポイント)の時系列は、先ずバツ
フア6にストアされ、それからFIFOバツフア8
に送られてそこにストアされる。FIFOバツフア
8にストアされているデータは、後に説明するよ
うに、ペン駆動モータM1のステツピング及び紙
送りモータM2のステツピングを制御する(第2
図参照)。これから説明するルーチンにより、旧
データ、つまり先に取出して処理を進めていたデ
ータ、についての記録処理が完了した後、新デー
タがFIFOバツフア8から取出される。
このルーチンは、レートf2(本実施例では34
回/秒)でブロツク10からの起動が繰り返され
る。判定ブロツクD1が、旧データの処理が完了
したか否かを判定する。この判定は後述するよう
にして与えられる情報を用いて行なわれる。この
判定結果が装置の動作開始時の場合等のように
YESならば、何らかのデータが更にFIFOバツフ
ア8にストアされているか否かについて、判定ブ
ロツクD2において判定がなされる。判定ブロツ
クD2の判定結果がNOであれば、このルーチン
は、ブロツク12に示すように、1/f2秒後に再
びブロツク10で起動されるまで停止する。
データ・ポイント(デイジタル化された入力信
号)に対応する位置ものものへ記録用ペンを移動
させることは、ときには望ましくないことがあ
る。例えば、クロマトグラフの検出器において、
サンプルが注入されない場合に生じる信号レベル
をサンプル注入時における信号レベルから差し引
くことにより、ベース・ラインをより正確に表示
したいことがある。あるいはそのような検出器の
ベース・ライン雑音を調べる場合など、その出力
信号レベルにある一定量のレベルを加算すること
により、ベース・ラインを記録紙の中央に位置さ
せることが必要な場合もある。これとは反対に、
信号レベル全体を減衰させ、これにより最も高い
レベルのピークでもプロツト可能範囲内に入れる
ことが必要になることもある。このような修正を
ブロツク16に示すように行なつてから、デー
タ・ポイントの値、つまり目標のペン位置は目標
ペン位置ラツチ17に送られる。このデータは、
新たなペン位置を示す新たなデータ・ポイントが
受信されるまでここに保持されている。
各データ・ポイントがFIFOバツフア8から読
み出される際、ブロツク20で示されるように、
紙送りモータM2が進すステツプの単位で表現さ
れた用紙歩進カウントが用紙送りアキユムレータ
18中のカウントに加算される。この用紙歩進カ
ウントは単位となる1ステツプよりも大きくても
良いしあるいは小さくても良い。このペン書き記
録装置の使用者は紙送りスピードを広い範囲内で
指定しようとするかもしれないので、用紙歩進カ
ウントは以下に述べるサブルーチンによつて変化
させることができる。なお、ここで「紙送りスピ
ード」と称しているものは、記録動作中に動的に
変化しているところの、実際に用紙が送られてい
るスピードではなく、「公称」の紙送りスピード
である点に注意されたい。例えば、1秒分のデー
タをこの用紙上の横軸(時間軸)1cmの区間に記
録するようにこのペン書き記録装置が動作すれ
ば、その場合の「公称」の紙送りスピードは用紙
の実際の送り速度にかかわりなく1cm/秒である
という。このような紙送りスピードの設定は従来
の記録装置でも通常行なわれており、例えば、記
録開始前の諸設定の一環として、記録装置の使用
者が装置のパネル等から与える。このようにし
て、ブロツク22で示すように、使用者が所望の
紙送りスピード(例えば0〜32cm/分)を設定す
ると、ブロツク24で示すように、このサブルー
チンが起動される。ここで、センチメートルで表
わされた設定値は直接用いることはできないの
で、それをブロツク26で適当な単位にする。次
に用紙歩進カウントがブロツク28で更新され、
歩進ラツチ29に格納される。かくしてこのサブ
ルーチンはブロツク30で示されるように終了す
る。
説明を再びメイン・ルーチンに戻す。新たな所
望のペン位置がブロツク16で決定されると、そ
のデータは目標ペン位置ラツチ17に送られる。
判定ブロツクD1に関する議論に戻れば、もし、
FIFOバツフア8から以前に読み出されたデータ
の処理がまだ終了していない場合には、NO側に
分岐し、FIFOバツフア8からの新たなデータの
読み出しは行なわれない。この場合には、ブロツ
ク20の動作(用紙歩進カウントを用紙送りアキ
ユムレータ18に加算する)も行なわれないこと
に注目しなければならない。ブロツク36で計算
が行なわれ、所望のペン位置へ記録ペンが移動す
るまでに要するステツプ数を求める。現在のペン
位置に関する情報は現在ペン位置ラツチ38から
得られる。現在ペン位置ラツチ38はこの情報を
後程説明するようにして受け取る。
旧データの処理がまだ完了していない場合ある
いは旧データの処理が完了しかつ新データが入手
可能な場合、判定ブロツクD3において、目標の
ペン位置へ行き着くまでに必要なステツプ数が、
このルーチンの各々が1/f2秒間の動作サイクル
のうちの現在進行中の動作サイクルの間に記録ペ
ンが移動できるよりも多いか否かが判定される。
もし判定結果がNOであれば、目標のペン位置へ
到達するために必要なステツプ数の移動がブロツ
ク40で命じられる。また、このルーチンが旧デ
ータに関する処理を完了したことを示すように、
ブロツク43でフラグ42を設定する。一方、目
標のペン位置までのステツプ数が、当該動作サイ
クルの1/f2秒の周期の残存期間中に記録ペンが
移動できるステツプ数よりも多い場合は、判定バ
ツフアD3はYES側に分岐し、ブロツク44に示
すように、上記期間内に記録ペンが移動可能なス
テツプ数だけ記録ペンが移動するように指示が与
えられる。また、ブロツク46に示す如く、記録
ペンは目標のペン位置までの全行程を移動せよと
の指示を受けていないことを示すように、フラグ
42を設定する。なお、ブロツク40及び44で
の指示には、記録ペンの移動の方向も含まれてい
る。
ブロツク40又は44において記録ペンの移動
が指示されると、この指示は正しく実行されるも
のと見なされる。従つて、現在ペン位置ラツチ3
8内のデータはブロツク40又は44によつて更
新できる。
次に用紙48の動きについて説明する。紙送り
モータM2は1ステツプよりも小さい動きをする
ことができないため、用紙送りアキユムレータ1
8中のカウント数が、紙送りの単位である1紙送
りステツプ以上か否かを判定ブロツクD4で調べ
る。紙送りアキユムレータ18中のカウント数が
1ステツプ相当する数よりも少ない場合はNO側
へ分岐し、紙送りモータM2はこのカウント数が
1ステツプ相当以上になるまで何の指示も受け取
らない。逆に、判定ブロツクD4の判定の結果、
YES側へ分岐した場合は、ブロツク50で、用
紙送りアキユムレータ18中のカウント数が示し
ているステツプ数の整数部に相当するステツプ数
だけ用紙をステツプ送りする指示が出される。た
だし、これはこの整数部が制御バツフア54中の
空いているワードの個数を越えないという条件が
成立する場合である。(何となれば、1ステツプ
の送りを指示する毎に1つの制御ワードが必要だ
からである。)この判定の詳細は示さないが、記
録ペンのステツプ送りが判定ブロツクD3及びブ
ロツク40,44で取り扱われる態様と同様であ
る。上述の整数部が制御バツフア54中の空いて
いるワードの個数よりも大きい場合には、ブロツ
ク50は空いているワードの個数だけの制御ワー
ドを与える。これは、空いているワードの個数に
相当するステツプだけ用紙を進める指示が与えら
れることを意味する。用紙送りアキユムレータ1
8中のカウント数の内の1ステツプに満たない端
数、更には充分なだけの空きワードがなかつたた
めに今回は指示できなかつた分のステツプ数に相
当するカウント値が用紙送りアキユムレータ18
に戻される。
なお、上では制御ワードは用紙を送ることを指
示するように説明したが、逆に「今回は用紙を送
らない」と指示することもできる。後で説明する
ように、制御バツフア54にはいつている制御ワ
ードは一定の周期で読み出されるので、もし用紙
をゆつくり動かしたいならば、制御バツフア54
に送り込む制御ワード中で、用紙を1ステツプ送
る旨の指示を与える制御ワードを少なくし、今回
は用紙を送らない旨の指示を与える制御ワードを
多くしなければならない。第2図中の制御バツフ
ア54から読み出された制御ワードが入る制御レ
ジスタ56中のb3ビツトが1か0かで、1ステツ
プ送るか送らないかを指示する。なお、このよう
な指示はペンの移動に関しても同様である。
ブロツク50が与えるところの、用紙を1ステ
ツプ送るか送らないかを指示する制御ワードは、
ブロツク44が与えるところの、ペンを1ステツ
プ送るか送らないかを指示する制御ワードと同時
に生起する。従つて、実際にはこれらの制御ワー
ドはそれぞれ、制御バツフア54にストアされる
これら両者を複合した制御ワードの一部分となつ
ている。
判定ブロツクD6のNO側への分岐に示すよう
に、1/f2秒の期間の残りの部分でペン駆動モー
タM1と紙送りモータM2の両者がこれ以上動くこ
とができないならば、このルーチンはこれ以上進
めないので、53に示すように、このルーチンは
停止され10からの次の起動を待つ。他方、記録ペ
ンも用紙も更に動けるならば、判定ブロツクD5
はYES側に分岐し、判定ブロツクD2へ戻り、も
つとデータがないか否か調べる。以上述べたルー
チンは毎秒f2回繰り返し起動される。
§ モータ制御 ブロツク40により目標位置に到達するだけの
ステツプ数の移動が記録ペンに対して指示される
とき、あるいはブロツク44により記録ペンが移
動できる限りの最大ステツプ数の移動が指示され
るとき、これら一群のデイジタル・ワードすなわ
ち制御ワードはステツプ数だけではなく、その方
向も与える。しかし、用紙の方はここでは一方向
にしか進まないようになつているので、ブロツク
50でもそうしているように、用紙送りについて
は方向は不要でステツプ送りするか否かの指示だ
けで良い。両者の制御を行なうワードは制御バツ
フア54で結合され、複合された制御ワードを形
成する。ペン駆動モータM1と用紙送りモータM2
は夫々1秒間にf3回のステツプ動作が可能であ
り、また制御バツフア54はk個のワードを保持
できる。ブロツク57は毎秒f3回のレートで制御
ワードを制御バツフア54から制御レジスタ56
へ供給する。制御ワードのビツト構成はさまざま
な組み合わせがあり得るが、本実施例では第2図
中に制御レジスタ56の構成として図示したよう
になつている。すなわち、第1ビツトb1はペン駆
動モータM1の回転方向を指定し、第2ビツトb2
はペン駆動モータM1を1ステツプ動作させるか
否かを指定し、第2ビツトb3は紙送りモータM2
を1ステツプ動作させるか否かを指定する。残り
のビツトは他の目的に使用される。例えば記録ペ
ンのペン先が熱線式スタイラス(hot wire
stylus)である場合、均一な記録濃度を保つた
め、記録ペンの移動速度が速くなる程その温度を
上げなければならない。本実施例においては、ビ
ツトb4,b5,b6を用いて8段階の温度レベルが設
定される。
制御ワードが制御バツフア54から制御レジス
タ56に送られるとき、判定ブロツクD6におい
て、制御バツフア54が空か否かが判定される。
もし空ならYES側に分岐し、ブロツク62によ
り上述のメイン・ルーチンが開始される。この動
作を行なつた後、あるいは制御バツフア54に何
れかの制御ワードが含まれていたなら(NO側へ
の分岐)、このサブルーチンはブロツク64で停
止して次回の起動を待つ。
§ 全体の動作 データ源2から送り出される信号の振幅を表わ
すデイジタル・ワードの時系列は、毎秒f1回のレ
ートでA/Dコンバータ4からFIFOバツフア8
に送り込まれる。メイン・ルーチンは10で示す
ように毎秒f2回のレートで起動されるが、起動さ
れた後はプロセツサ自身の速度でそれ以降の機能
を実行する。ブロツク14でデータ・ポイントを
FIFOバツフア8から一つ読み出すと、それはブ
ロツク16で目標のペン位置に変換され、目標ペ
ン位置ラツチ17に入れられる。現在ペン位置ラ
ツチ38は記録ペン現在位置を表わす情報を保持
している。この現在位置を表わす情報は後で説明
するようにして更新される。目標ペン位置ラツチ
17と現在ペン位置ラツチ38からの情報に基づ
き、ブロツク36で較正器(calibrator)が、記
録ペンを目標ペン位置に到達させるには、ペン駆
動モータM1が何ステツプまたいずれの方向に動
作すべきかを計算する。ここど、1ステツプの動
作を行なわせるための個々の命令は夫々制御バツ
フア54の別々のワードに入る。従つて、記録ペ
ンに対しては、制御バツフア54中の空いている
ワードの個数よりも多くのステツプの移動を指示
することはできない。判定ブロツクD3の判定の
結果、記録ペンがその目標位置へ到達するために
はこの空いているワードの個数よりも多くのステ
ツプの移動を行なわなければならないことがわか
つた場合は、ブロツク46によりこの空いている
ワードと等しい個数の制御ワードが制御バツフア
54に送られる。そして、ブロツク46は旧デー
タ(つまり現在処理中のデータ)の処理がまだ完
了していないことを示すように、フラグ42を設
定する。制御バツフア54に送り出された一群の
ワードはまた現在ペン位置ラツチ38を更新す
る。また、これにより制御バツフア54の空いて
いるワードを全て使い尽くしてしまうから、判定
ブロツクD5はNO側に分岐して、このメイン・ル
ーチンは停止する。次回にこのメイン・ルーチン
がブロツク10から起動されたとき、旧データの
処理はまだ完了していないから、判定ブロツク
D1はNO側に分岐し、上述のプロセスが再度行な
われる。この繰り返しにおいては、判定ブロツク
D3による次回の判定でも、この新たな現在位置
から目標とするペン位置へ到るまでの所要ステツ
プ数が制御バツフア54中の空いているワードの
個数より多い場合には、目標ペン位置までの所要
ステツプ数が空いているワードの個数以下になり
判定ブロツクD3がNO側に分岐できるようになる
まで、このプロセスが繰り返される。D3がNO側
に分岐すると、ブロツク40は目標ペン位置まで
移動するのに必要なステツプに相当する一群の制
御ワードを制御バツフア54に送る。これに伴
い、目標のペン位置を現在ペン位置ラツチ38に
入れる。更に、ブロツク43は旧データが使い尽
くされたことを示すようにフラグ42を設定す
る。丁度この段階でメイン・ルーチンが停止され
ると、次に起動された時には判断ブロツクD1
YES側に分岐する(なお、判断ブロツクD3がNO
側に分岐したからといつて、次回にメイン・ルー
チンが起動される時必ず判断ブロツクD1がYES
側に分岐する訳ではない。これは、判断ブロツク
D5から判断ブロツクD2へ直接行く経路があるこ
とからわかるであろう。)。ここで、FIFOバツフ
ア8に何らかのデータが残つている場合は、判断
ブロツクD2がYES側に分岐して、ブロツク14
により、新たなデータ・ポイントがそこから読み
出される。FIFOバツフア8にデータが存在しな
くなると、ブロツク12へ進むことにより、メイ
ン・ルーチンは停止する。これは、存在しないデ
ータを読み出そうとしてプロセツサの処理時間を
不必要に費やさないようにするためである。
用紙48の送り動作は新たなデータ・ポイント
の読み出しと連動している。第1図において、ブ
ロツク14(新データポイントの読み出し)とブ
ロツク20(用紙歩進カウントの足し込み)との
間には分岐による飛び出しも飛び込みもないこと
に注意されたい。すなわち、データ・ポイントが
FIFOバツフア8から読み出されない場合には、
用紙48を更に歩進させるための動作(ブロツク
20)はとられない。しかし、データ・ポイント
が読み出されると、用紙歩進カウントが用紙送り
アキユムレータ18に足し込まれる。なお、既に
述べたように、ブロツク22で用紙48の速度を
増すほど、ブロツク28が与える歩進カウントも
大きくなる。
用紙送りアキユムレータ18への上述の足し込
みによる累積結果が1単位、すなわち用紙を1ス
テツプ送りするために量、以上になれば、ブロツ
ク50により、用紙48を整数ステツプだけ送る
ことを命じるための一群の制御ワードが制御バツ
フア54に置かれる。端数が残れば用紙送りアキ
ユムレータ18に戻される。その後、判定ブロツ
クD5で、制御バツフア54中に空いているワー
ドがあるか否かが判定される。その結果がYES
ならばメイン・ルーチンの制御は判定ブロツク
D2に戻る。逆に、結果がNOならば、メイン・ル
ーチンはブロツク53で停止する。
制御バツフア54を必要とする理由は、制御バ
ツフア54からはデータがブロツク57により一
定のレートf3で取出されるのと、プロセツサの処
理内容によつて制御バツフア54に制御ワードを
送り込むレートが変動し得ることとを調整するた
めである。従つて、設計によつては制御バツフア
54を不要としたペン書き記録装置を提供するこ
とも可能である。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
記録すべき入力信号の変化が急峻で通常動作では
記録ペンが追随できない場合でも、記録を行なう
用紙の送りを遅くして記録ペンの変位のための時
間余裕を作るので、記録ペンの動作速度を極端に
高速化しなくとも急峻な変化を伴う信号を正確に
記録することができる。従つて、記録精度の向
上、装置コストの低減等に多大な貢献を果たすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の一実施例による
ペン書き記録装置全体の構成ブロツク図並びにそ
の論理動作を表わした流れ図である。 2:データ源、4:A/Dコンバータ、6:バ
ツフア、8:FIFOバツフア、17:目標ペン位
置ラツチ、18:用紙送りアキユムレータ、2
9:歩進ラツチ、38:現在ペン位置ラツチ、4
2:フラグ、48:用紙、54:制御バツフア、
56:制御レジスタ、58:ペン駆動モータ・ド
ライバ、60:紙送りモータ・ドライバ、M1
ペン駆動モータ、M2:紙送りモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録ペンをペン駆動モータにより第1の方向
    に移動させ、記録媒体を媒体駆動モータにより第
    2の方向に移動させることにより、それぞれが振
    幅を表わすデータ・ポイントの時系列が表わす波
    形を前記記録媒体に記録するペン書き記録装置に
    おいて、 前記データ・ポイントの時系列をストアする
    FIFOバツフアと、 所定数の制御ワードをストアする制御バツフア
    と、 前記FIFOバツフアから前記データ・ポイント
    を前記記録ペンの目標ペン位置として読み出す第
    1の手段と、 前記第1の手段によつて読み出されたデータ・
    ポイントに基づいて前記記録ペンを当該データ・
    ポイントが表わす目標ペン位置へ移動させるのに
    要する前記ペン駆動モータのペン送りステツプ数
    を求める第2の手段と、 前記求められたペン送りステツプ数に相当する
    数のペン送り制御ワードを形成し、前記制御バツ
    フア中の空いているワードの数を限度として前記
    制御バツフアに送り込む第3の手段と、 前記求められたペン送りステツプ数全体に相当
    する前記媒体送り制御ワードを前記制御バツフア
    に送り込み終わつたことを応答して、前記第1の
    手段に前記FIFOバツフアから次のデータ・ポイ
    ントを読み出させる第4の手段と、 媒体送りアキユムレータと、 前記第1の手段による前記FIFOバツフアから
    のデータ・ポイントの読み出しに応答して1デー
    タ・ポイントあたりの歩進量を表わす歩進カウン
    トを前記媒体送りアキユムレータに足し込む第5
    の手段と、 前記媒体送りアキユムレータ中の累算結果の表
    わす前記媒体送りモータの媒体送りステツプ数の
    整数部分に相当する数の媒体送り制御ワードを形
    成し、前記制御バツフア中の空いているワード数
    を限度として前記制御バツフアに送り込む第6の
    手段と、 前記制御バツフアからの読み出しを行ない制御
    レジスタにストアする第7の手段と、 前記制御レジスタの内容に基づいて前記ペン駆
    動モータ及び前記媒体送りモータをステツプ動作
    させる第8の手段と を設けたことを特徴とするペン書き記録装置。 2 前記記録されるべきデータの時系列は与えら
    れたアナログ信号をアナログ−デジタル変換器で
    デイジタル値の時系列に変換したものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のペン書
    き記録装置。 3 前記ペン送り制御ワードと前記媒体送り制御
    ワードを複合して前記制御バツフアにストアする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のペ
    ン書き記録装置。
JP1650680A 1979-02-13 1980-02-13 Pen-writing recorder Granted JPS55107917A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/011,738 US4381512A (en) 1979-02-13 1979-02-13 Controller for pen, paper and chart of a recorder

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55107917A JPS55107917A (en) 1980-08-19
JPH0321850B2 true JPH0321850B2 (ja) 1991-03-25

Family

ID=21751764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1650680A Granted JPS55107917A (en) 1979-02-13 1980-02-13 Pen-writing recorder

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4381512A (ja)
JP (1) JPS55107917A (ja)
DE (1) DE3000132A1 (ja)
GB (1) GB2042176A (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
DE3000132A1 (de) 1980-08-21
GB2042176A (en) 1980-09-17
US4381512A (en) 1983-04-26
JPS55107917A (en) 1980-08-19

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