JPH0321807Y2 - - Google Patents

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JPH0321807Y2
JPH0321807Y2 JP8856587U JP8856587U JPH0321807Y2 JP H0321807 Y2 JPH0321807 Y2 JP H0321807Y2 JP 8856587 U JP8856587 U JP 8856587U JP 8856587 U JP8856587 U JP 8856587U JP H0321807 Y2 JPH0321807 Y2 JP H0321807Y2
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plate
middle plate
hole
diameter
nozzle
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連続鋳造における取鍋、若しくはタン
デイツシユ等の注湯に用いるスライデイングノズ
ル(以下SN装置と称する)に関する。
(従来の技術) 近年における溶鋼鋳造はその生産性、及び経済
性の観点から殆んどが連続鋳造を採用している。
この連続鋳造は取鍋からロングノズルを用いてタ
ンデイツシユに、さらに、タンデイツシユから浸
漬ノズルを用いてモールドに溶鋼を注湯するもの
で、この注湯時の注湯量の調整、及び遮閉にSN
装置を用いる。
しかし、SN装置を用いた注湯量は第5図に示
すように注入初期から中期にかけて中プレートに
よる注湯孔開度は20〜50%である。従つて図中C
部で示すように溶鋼の滞流部を生じ、この近傍を
起点にAl2O3系介在物及び地金付着が発生する。
この付着は介在物に起因した品質欠陥、及びノズ
ル閉塞となり、品質及び連鋳の生産性等に多大の
障害を招く。
従つて、これ等の欠点を解決するために例えば
実開昭51−133315号公報のようにスライデイング
プレート(中プレート)の孔径よりも上プレート
及び下プレートの孔径を大きくするか、あるいは
実開昭52−41318号公報のように摺動盤煉瓦(中
プレート)の湯道孔の上部の孔径を拡大して下部
の孔径より大きくしたSN装置が提案されている。
しかしながら、これ等SN装置の共通の問題点
として中プレートの20〜50%開状態において特に
中プレートの孔径を小さくした場合は溶鋼滞流域
が増大し、結果として介在物及び地金付着が急増
するとともに、偏流をも招く。又、中プレートの
湯道孔径の上部のみを拡径しても微開あるいは半
開状態においては前述よりもさらに大きな滞流域
を生じ付着、閉塞等がより顕著となる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は前述した如き従来のSN装置の欠点で
ある三枚SNの中プレート摺動時の溶鋼滞流と介
在物及び地金付着を防止する。また、これ等に起
因した品質及び生産性等の阻害をも図ることので
きるSN装置の提供にある。
(問題点を解決するための手段) 以下本考案による連鋳用スライデイングノズル
(SN)装置について述べる。
本考案者等は、三枚SN装置の中プレート開閉
による注湯の際に、付着する介在物、及び地金に
ついて第1図に示す如きSN装置を用いて水モデ
ル実験を繰り返し行なつた結果以下の知見を得
た。
まず第1図に示すように、実操業の中プレート
開度が20〜50%の範囲では図中C部で示す領域に
溶鋼の滞流域が形成されること。
この滞流域に介在物、及び地金付着が形成され
るが下プレート部の滞流域には付着は発生せず、
しかも該滞流域は負圧であり、プレート間のリー
クによる外気侵入が付着生成を促進しているこ
と。
また、付着は初期注入によつて滞流域全体に急
激に形成されるのではなく若干の初期付着を起点
に順次生長する。一方、付着した地金等は溶鋼流
のアタツクによつてその速度を極めて少量に抑制
できること等を得た。
本考案はこれ等の知見を基に上プレートの湯道
孔径を下方向にテーパー状に縮径部を設けるとと
もに、中プレートの湯道孔を長楕円状としたこと
にある。
即ち本考案は上プレートと下プレート間に中プ
レートを摺動するスライデイングノズル装置にお
いて、上プレートに設けた湯道孔をテーパーを持
つて順次下方向に縮径するとともに、中プレート
の湯道孔を長楕円状にしたことを特徴とするスラ
イデイングノズル装置である。
以下、図に示す一実施例に基づいて詳述する。
第1図は本考案によるスライデイングノズル装
置の断面図を示し、第2図は第1図における中プ
レートの平面図を示す。図において上ノズル1の
下部には上プレート2が一体に設けてあり、この
上プレート2の湯道孔3は上部径D1とし下部近
傍径D2をD1>D2となるように順次テーパーを持
つて縮径してある。最下端は適宜厚みで直壁部を
設けコーナー欠損を防止してある。
この上プレート2に当接されて摺動する中プレ
ート4は第2図に示すように長楕円孔5が設けて
あり、この長楕円孔5は上ノズルの縮小径と略同
径で、しかも楕円最長lはl≧1.1D2にしてある。
これより小さいと付着が形成される。
また、中プレート4には上プレート2の湯道孔
D2と同一径の湯道孔を持つた下プレート6が当
接してある。又、第3図に示す如くSN装置9と
モールド7との組合せにおいて浸漬ノズル8の吐
出流の矢印方向X−Yと直交に前記中プレート4
の長楕円孔5を設けて吐出流方向と直交して摺動
開閉し該浸漬ノズル8の円周壁による吐出流の偏
流が緩和されて安定鋳造が可能となる。
このように構成されたSN装置を用いて鋳造す
ることにより第1図の実線で示すように中プレー
ト4の開度を20〜50%の状態においても上プレー
トの湯道孔3には溶鋼の滞流域は全くなく、負圧
部が解消される。しかもテーパー状の縮径と中プ
レート4の一端4aの突出遮閉との作用により反
対側の長楕円孔5の深部に溶鋼かつ侵入流下し、
滞流域は最奥部のみとなる。
一方鋳造による介在物及び地金の付着は初期の
薄層から順次生長するが前記の侵入流下作用と完
全な滞流域で負圧発生が抑制されていることから
その付着生長速度は極めて極少に抑えることが出
き5〜8chもの連々鋳を行なつても上、中、下プ
レートの湯道孔閉塞は全くない。
また、当然湯道孔の内面への介在物及び地金付
着の抑制ができることからこれらの剥離と巻込み
による品質阻害をも防止できる。
(考案の効果) 以上述べた如く本考案は従来の知見と逆行して
前述の構成とすることにより、介在物及び地金付
着によるノズル閉塞を招くことなく多連鋳を可能
にするとともに、介在物等に起因した品質の低下
をも第4図に比較して示すように2倍をも向上で
きた。また、鋳造作業の安定化と多連鋳化により
生産性の向上をも達成できる等極めて優れたSN
装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるSN装置の断面図を示し、
第2図は第1図の中プレートの平面図を示し、第
3図は第1図のSNとモールドとの組合せ略図を
示し、第4図は操業比較例を示す。第5図は従来
のSN装置の断面図を示す。 1は…上ノズル、2は…上プレート、3は…湯
道孔、4は…中プレート、5は…長楕円孔、6は
…下プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上プレートと下プレート間に設けた中プレート
    を摺動するスライデイングノズル装置において、
    上プレートに設けた湯道孔をテーパーを持つて順
    次下方向に縮径するとともに、中プレートの湯道
    孔を長楕円状にしたことを特徴とするスライデイ
    ングノズル装置。
JP8856587U 1987-06-10 1987-06-10 Expired JPH0321807Y2 (ja)

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JP8856587U JPH0321807Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JP8856587U JPH0321807Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63202468U JPS63202468U (ja) 1988-12-27
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JP2002028760A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Toshiba Ceramics Co Ltd 偏流防止型スライドゲート
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KR100835998B1 (ko) 2006-11-06 2008-06-09 조선내화 주식회사 슬라이드 게이트용 밸브판
JP5708163B2 (ja) * 2011-04-04 2015-04-30 新日鐵住金株式会社 鋼の連続鋳造方法

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JPS63202468U (ja) 1988-12-27

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