JPH03216963A - 気体分離膜を用いた燃料電池 - Google Patents

気体分離膜を用いた燃料電池

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JPH03216963A
JPH03216963A JP2010554A JP1055490A JPH03216963A JP H03216963 A JPH03216963 A JP H03216963A JP 2010554 A JP2010554 A JP 2010554A JP 1055490 A JP1055490 A JP 1055490A JP H03216963 A JPH03216963 A JP H03216963A
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JP
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gas
hydrogen
permeation
increased
oxygen
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JP2010554A
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Shiro Nishi
西 史郎
Toshihiro Ichino
敏弘 市野
Fumio Yamamoto
山本 二三男
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0662Treatment of gaseous reactants or gaseous residues, e.g. cleaning
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は燃料電池に関し、特に燃料電池に供給される燃
料ガス及び酸化剤ガスに関する。
〔従来の技術〕
従来、燃料電池に供給される燃料ガスは、例えば、リン
酸型燃料電池の場合には都市ガスやメタノールなどを改
質装置やシフトコンバータを介して水素と二酸化炭素に
改質している。このため燃料ガス中の水素濃度は、都市
ガスの場合約80%、メタノールの場合約75%であっ
た。この燃料ガスの水素濃度を高める方法として、米国
特許3765946号に改質ガス分離器を使用したもの
があるが実用的ではなかった。
また、酸化剤ガスでは一般的には空気が使用されていた
ため、酸素濃度は約20%に過ぎなかった。このため液
膜を使って空気中の酸素を精製する方法(米国特許36
74022号)や酸素富化膜を利用する方法(特開昭6
0−23977号)があるがいまだ実用には至っていな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
そして、燃料電池は高温で反応させるため、燃料ガスや
酸化剤ガスも高温で供給される。例えば、リン酸型電池
の場合200℃で反応させるため、ガスも同じ温度で供
給される。このため、通常の気体分離膜を用いることが
できなかった。
本発明の目的は、気体分離膜を用いることにより、燃料
電池に供給する燃料ガス中の水素濃度及び酸化剤ガス中
の酸素濃度を高めることによって、燃料電池の効率を向
上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は燃料電池に
関する発明であって、燃料ガスをポリイミド製気体分離
膜に透過させることにより、ガス中の水素分圧を増加さ
せて燃料電池へ供給する手段を有することを特徴とする
また、本発明の第2の発明は他の燃料電池に関する発明
であって、酸化剤ガスをポリイミド製気体分離膜に透過
させることにより、ガス中の酸素分圧を増加させて燃料
電池へ供給する手段を有することを特徴とする。
そして、本発明の第3の発明は他の燃料電池に関する発
明であって、燃料ガス及び酸化剤ガスを、それぞれポリ
イミド製気体分離膜に透過させることにより、燃料ガス
中の水素及び酸化剤ガス中の酸素の分圧を両方共増加さ
せて燃料電池へ供給する手段を有することを特徴とする
本発明は燃料ガス及び酸化剤ガスを燃料電池に供給する
直前にポリイミド製気体分離膜を透過させることにより
、燃料ガス中の水素濃度及び酸化剤ガス中の酸素濃度を
高めることを主要な特徴とする。
従来、燃料ガス中の水素と二酸化炭素を分離することは
通常の高分子分離膜では困難であったが、分子構造のち
密なポリイミド膜を用いることにより、水素ガスを選択
的に透過することができる。また、水素と一酸化炭素の
分離に際してもポリイミド膜の場合、水素を選択的に透
過させることができる。更に、酸化剤として、一般的に
用いられている空気中の酸素と窒素に関しても、酸素の
透過量の方が窒素の透過量に比べて大きいため、酸素富
化性がある。例えば、3  3’   4.4’−ビフ
ェニノレテトラカノレボン酸二無水物と4.4′−ジア
ミノジフエニルエーテルから合成したポリイミドにおけ
る各ガスの透過量と活性化エネルギーは表1のようにな
る[膜、第11巻、第48頁(1986)]。
表1 各ガスの透過量(25℃) また、燃料電池では通常、高温度のガスが供給される。
従来の高分子膜では耐熱性に劣っていたため使用が限定
されていたが、ポリイミドは有機材料中で最も耐熱性に
優れ、連続使用温度が200度以上可能である。更に、
表1の活性化エネルギー値が正値を持つため、温度が上
昇すればするほど透過量が増大するという利点がある。
その上、水素と二酸化炭素の分離に関しては分離比の向
上も可能である。
本発明で用いられるポリイミドは主として酸二無水物と
ジアミンを反応させることによって得られるが、市販品
を用いてもよい。市販品では、デュポンのカブトン■、
宇部興産のユービレックス0、三菱化成のノバックス■
 日東電工のニトミッド[相]、鐘淵化学のアピカル■
などのポリイミドフィルムが利用できる。また、市販の
ポリイミドコーティング剤を用いることも可能である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。なお
、実施例はリン酸型燃料電池をモデルとしているため、
200℃で電気化学反応させているが、リン酸型燃料電
池に限定するものではない。なお、第1図〜第11図は
、本発明の燃料電池の実施例のシステム概略図である。
実施例1 ピロメリット酸二無水物2.18g(0.01モル)と
2.2′−ビス(トリフル才ロメチル)4.4′−ジア
ミノどフェニル3.20g(0.01モル)を100−
の三角フラスコに入れ、N,N−ジメチルアセトアミド
50gを加えて、室温で48時間かくはんすることによ
り、ポリアミック酸溶液を得た。この溶液をシリコンウ
ェハ上でスピンコーティングし、70℃2時間、150
℃1時間、250℃1時間、350℃1時間加熱するこ
とにより、直径3インチ、厚み34μmのフッ素化ポリ
イミドフィルムを得た。
このフィルムのガス透過特性を調べた結果、表2のよう
になった。
表2 各ガスの透過量 都市ガスを燃料とする場合、第1図のように気体分離膜
をシフトコンバータと燃料電池の間に入れることにより
、燃料ガス中の水素濃度を高める。気体分離#きこのフ
ッ素化ポリイミドを用いると、200℃での水素と二酸
化炭素の透過量比は約8.5:1となるので透過前の水
素濃度79.3%が97.0%に増加することができる
。熱力学より電極反応における電流密度Jは反応が理想
的で、水素、酸素分圧に対して1次反応かつ標準電極電
位が反応ガス圧より大きく変化しないと仮定すると以下
の式で示される(例えば、玉虫伶大著、電気化学、東京
化学同人、1967、5.3節参照)。
旧 ここで、kは標準状態の速度定数、Cxは反応物濃度、
αは正方向への反応のしやすさ、gは陽極あるいは陰極
の電極電位、g0は陽極あるいは陰極の標準状態の電極
電位を示す。すなわち、電流密度は反応物の濃度に比例
する。したがって、燃料電池の効率は理想的には22.
3%の向上が期待できる。
実施例2 都市ガスを燃料とする場合、第1図のように気体分離膜
をシフトコンバータと燃料電池の間に入れることにより
、燃料ガス中の水素濃度を高める。気体分離膜として、
3.3’ ,4.4’ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と4.4′−ジTミノジフェニルエーテルから合成
したポリイミドを用いると、表1より200℃での水素
と二酸化炭素の透過量比は約7. 1 + 1となるの
で透過前の水素濃度79.3%が96.6%に増加する
ことができる。したがって、燃料電池の効率は理想的に
は21.8%の向上が期待できる。
実施例3 都市ガスを燃料とする場合、第2図のように気体分離膜
を改質装置とシフトコンバータの間に入れることにより
、燃料ガス中の水素濃度を高める。気体分離膜として、
実施例1と同じポリイミドを用いると、200℃での水
素と一酸化炭素の透過量比は約44:1となるので透過
前の水素濃度79.3%が99.4%に増加することが
できる。したがって、燃料電池の効率は理想的には25
.3%の向上が期待できる。
実施例4 都市ガスを燃料とする場合、第2図のように気体分離膜
を改質装置とシフトコンバータの間に入れることにより
、燃料ガス中の水素濃度を高める。気体分離膜として、
実施例2と同じポリイミドを用いると、200℃での水
素と一酸化炭素の透過量比は約33:1となるので透過
前の水sa度79.3%が99.3%に増加することが
できる。したがって、燃料電池の効率は理想的には25
.2%の向上が期待できる。
実施例5 メタノールを燃料とする場合、第3図のように気体分離
膜を改質装置と燃料電池の間に入れることにより、燃料
ガス中の水素濃度を高める。
気体分離膜として、実施例lと同じポリイミドを用いる
と、200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は約8.
5:1となるので透過前の水素濃度75%が96.2%
に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には28.3%の
向上が期待できる。
実施例6 メタノールを燃料とする場合、第3図のように気体分離
膜を改質装置と燃料電池の間に入れることにより、燃料
ガス中の水素濃度を高める。
気体分離膜として、実施例2と同じポリイミドを用いる
と、200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は約7.
 1 : 1となるので透過前の水素濃度75%が95
.5%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には27.3%の
向上が期待できる。
実施例7 空気を酸化剤ガスとして用いる場合、第4図のように空
気を200℃に加熱してから気体分離膜を透過させるこ
とにより、酸化剤ガス中の酸素濃度を向上させる。室温
で気体分離膜を透過させる場合に比べ、単位時間当りの
酸素透過量を増加することができる。気体分離膜として
、実施例1と同じポリイミドを用いると、25℃に比べ
、200℃では3.3倍の透過量にすることができる。
200℃での酸素と窒素の透過量比は3:1となるので
透過前の酸素濃度20.9%が44.2%に増加するこ
とができる。したがって、燃料電池の効率は理想的には
111%の向上が期待できる。
実施例8 空気を酸化剤ガスとして用いる場合、第4図のように空
気を200℃に加熱してから気体分離膜を透過させるこ
とにより、酸化剤ガス中の酸素濃度を向上させる。室温
で気体分離膜を透過させる場合に比べ、単位時間当りの
酸素透過量を増加することができる。気体分離膜として
、実施例1と同じポリイミドを用いると、25℃に比べ
、200℃では18.6倍の透過量にすることができる
。200℃での酸素と窒素の透過量比は3. 1 : 
1となるので透過前の酸素濃度20.9%が45,5%
に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には118%の向
上が期待できる。
実施例9 空気を酸化剤ガスとして用いる場合、第5図のように空
気を気体分離膜を透過させて酸化剤ガス中の酸素濃度を
向上させた後、加熱して200℃にして燃料電池に供給
する。200℃で気体分離膜を透過させる場合に比べ、
酸素と窒素の分離比を増加することができる。気体分離
膜として、実施例1と同じポリイミドを用いると、33
℃での酸素と窒素の透過量比は5.3:1となるので透
過前の酸素濃度20.9%が58.3%に増加すること
ができる。したがって、燃料電池の効率は理想的には1
79%の向上が期待できる。
実施例10 空気を酸化剤ガスとして用いる場合、第5図のように空
気を気体分離膜を透過させて酸化剤ガス中の酸素濃度を
向上させた後、加熱して200℃にして燃料電池に供給
する。200℃で気体分離膜を透過させる場合に比べ、
酸素と窒素の分離比を増加することができる。気体分離
膜として、実施例2と同じポリイミドを用いると、25
℃での酸素と窒素の透過量比は7.1=1となるので透
過前の酸素濃度20.9%が68.1%に増加すること
ができる。したがって、燃料電池の効率は理想的には2
26%の向上が期待できる。
実施例11 実施例1と実施例7のシステムを第6図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として、実施例lと同じポリイミドを
用いると、200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は
8. 5 : 1となるので透過前の水素濃度79.3
%が97.0%に増加することができる。また、200
℃での酸素と窒素の透過量比は3:1となるので透過前
の酸素濃度20.9%が44.2%に増加することがで
きる。したがって、燃料電池の効率は理想的には158
%の向上が期待できる。
実施例l2 実施例2と実施例8のシステムを第6図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として、実施例2と同じポリイミドを
用いると、200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は
?. 1 : 1となるので透過前の水素濃度79.3
%が96.6%に増加することができる。また、200
℃での酸素と窒素の透過量比は3. 1 : 1となる
ので透過前の酸素濃度20.9%が45.5%に増加す
ることができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には166%の向
上が期待できる。
実施例l3 実施例1と実施例8のシステムを第6図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜に実施例1と同じポリイミドを、
酸化剤ガスの気体分離膜として、実施例2と同じポリイ
ミドを用いると、200℃での水素と二酸化炭素の透過
量比は8. 5 : lとなるので透過前の水素濃度7
9.3%が97.0%に増加することができる。また、
200tでの酸素と窒素の透過量比は3. 1 : 1
となるので透過前の酸素濃度20.9%が45.5%に
増加することができる。したがって、燃料電池の効率は
理想的には167%の向上が期待できる。
実施例14 実施例2と実施例7のシステムを第6図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜に実施例2と同じポリイミドを、
酸化剤ガスの気体分離膜として、実施例1と同じポリイ
ミドを用いると、200℃での水素と二酸化炭素の透過
量比は7. 1 : 1となるので透過前の水素濃度7
9.3%が96.6%に増加することができる。また、
200℃での酸素と窒素の透過量比は3:1となるので
透過前の酸素濃度20.9%が44.2%に増加するこ
とができる。したがって、燃料電池の効率は理想的には
157%の向上が期待できる。
実施例15 実施例lと実施例9のシステムを第7図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として、実施例1と同じポリイミドを
用いると、200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は
8. 5 : 1となるので透過前の水素濃度79.3
%が97.0%に増加することができる。また、33℃
での酸素と窒素の透過量比は5. 3 : 1となるの
で透過前の酸素濃度20.9%が58.3%に増加する
ことができる。したがって、燃料電池の効率は理想的に
は241%の向上が期待できる。
実施例1B 実施例2と実施例10のシステムを第7図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜として
、実施例2と同じポリイミドを用いると、200℃での
水素と二酸化炭素の透過量比は約7. 1 : 1とな
るので透過前の水素濃度79.3%が96.6%に増加
することができる。また、25℃での酸素と窒素の透過
量比は約7. 1 : 1となるので透過前の酸素濃度
20.9%が68.1%に増加することができる。した
がって、燃料電池の効率は理想的には297%の向上が
期待できる。
実施例l7 実施例1と実施例10のシステムを第7図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜と
して実施例1のポリイミドを用い、酸化剤ガスの気体分
離膜として、実施例2と同じポリイミドを用いると、2
00℃での水素と二酸化炭素の透過量比は8.5:lと
なるので透過前の水素濃度79.3%が97.0%に増
加することができる。また、25℃での酸素と窒素の透
過量比は約7. 1 : 1となるので透過前の酸素濃
度20.9%が68.1%に増加することができる。し
たがって、燃料電池の効率は理想的には299%の向上
が期待できる。
実施例18 実施例2と実施例9のシステムを第7図のように組合せ
るこ2により、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜として実施例2のポリイミドを用
い、酸化剤ガスの気体分離膜として、実施例1と同じポ
リイミドを用いると、200℃での水素と二酸化炭素の
透過量比は約7.1=1となるので透過前の水素濃度7
9.3%が96.6%に増加することができる。また、
33℃での酸素と窒素の透過量比は約5.3:1となる
ので透過前の酸素濃度20.9%が58.3%に増加す
ることができる。したがって、燃料電池の効率は理想的
には240%の向上が期待できる。
実施例19 実施例3と実施例7のシステムを第8図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として、実施例1と同じポリイミドを
用いると、200℃での水素と一酸化炭素の透過量比は
約44:1となるので透過前の水素濃度79.3%が9
9.4%に増加することができる。また、200℃での
酸素と窒素の透過量比は3:1となるので透過前の酸素
濃度20.9%が44.2%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には164%の向
上が期待できる。
実施例20 実施例4と実施例8のシステムを第8図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として、実施例2と同じポリイミドを
用いると、200℃での水素と一酸化炭素の透過量比は
約33:1となるので透過前の水素濃度79.3%が9
9.3%に増加することができる。また、200℃での
酸素と窒素の透過量比は約3. 1 : 1となるので
透過前の酸素濃度20.9%が45.5%に増加するこ
とができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には173%の向
上が期待できる。
実施例21 実施例3と実施例8のシステムを第8図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜として実施例lと同じポリイミド
を用い、酸化剤ガスの気体分離膜として実施例2と同じ
ポリイミドを用いると、200℃での水素と一酸化炭素
の透過量比は約44=1となるので透過前の水素濃度7
9.3%が99.4%に増加することができる。また、
200℃での酸素と窒素の透過量比は約3. 1 : 
1となるので透過前の酸素濃度20.9%が45.5%
に増加することができる。したがって、燃料電池の効率
は理想的には173%の向上が期待できる。
実施例22 実施例4と実施例7のシステムを第8図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜として実施例2と同じポリイミド
を用い、酸化剤ガスの気体分離膜として実施例1と同じ
ポリイミドを用いると、200℃での水素と一酸化炭素
の透過量比は約33:1となるので透過前の水素濃度7
9.3%が99.3%に増加することができる。また、
200℃での酸素と窒素の透過量比は3:1となるので
透過前の酸素濃度20.9%が44.2%に増加するこ
とができる。したがって、燃料電池の効率は理想的には
164%の向上が期待できる。
実施例23 実施例3と実施例9のシステムを第9図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
各々の気体分離膜として実施例1と同じポリイミドを用
いると、200℃での水素と一酸化炭素の透過量比は約
44:1となるので透過前の水素濃度79.3%が99
.4%に増加することができる。また、33℃での酸素
と窒素の透過量比は約5. 3 : 1となるので透過
前の酸素濃度20.9%が58.3%に増加することが
できる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には250%の向
上が期待できる。
実施例24 実施例4と実施例IOのシステムを第9図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜として
実施例2と同じポリイミドを用いると、2oo℃での水
素と一酸化炭素の透過量比は約33:1となるので透過
前の水素濃度79.3%が99.3%に増加することが
できる。また、25℃での酸素と窒素の透過量比は約7
. 1 : 1となるので透過前の酸素濃度20.9%
が68.1%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には308%の向
上が期待できる。
実施例25 実施例3と実施例10のシステムを第9図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜と
して実施例1と同じポリイミドを用い、酸化剤ガスの気
体分離膜として実施例2と同じポリイミドを用いると、
200℃での水素と一酸化炭素の透過量比は約44:1
となるので透過前の水素濃度79.3%が99.4%に
増加することができる。また、25℃での酸素と窒素の
透過壷比は約7. 1 : 1となるので透過前の酸素
濃度20.9%が68.1%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には308%の向
上が期待できる。
実施例26 実施例4と実施例9のシステムを第9図のように組合せ
ることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素
の濃度を両方共増加させる。
燃料ガスの気体分離膜として実施例1と同じポリイミド
を用い、酸化剤ガスの気体分離膜として実施例2と同じ
ポリイミドを用いると、200℃での水素と一酸化炭素
の透過量比は約33=1となるので透過前の水素濃度7
9.3%が99.3%に増加することができる。また、
25℃での酸素と窒素の透過量比は約5. 3 : 1
となるので透過前の酸素濃度20.9%が58.3%に
増加することができる。したがって、燃料電池の効率は
理想的には204%の向上が期待できる。
実施例27 実施例5と実施例7のシステムを第10図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜として
実施例1と同じポリイミドを用いると、200℃での水
素と二酸化炭素の透過量比は8. 5 + 1となるの
で透過前の水素濃度75%が96.2%に増加すること
ができる。また、200℃での酸素と窒素の透過量比は
3:1となるので透過前の酸素濃度20.9%が44.
2%に増加することができる。したがって、燃料電池の
効率は理想的には171%の向上が期待できる。
実施例28 実施例6と実施例8のシステムを第10図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜として
実施例2と同じポリイミドを用いると、200℃での水
素と二酸化炭素の透過量比は約7. 1 : 1となる
ので透過前の水素濃度75%が95.5%に増加するこ
とができる。また、200℃での酸素と窒素の透過量比
は約3.1:1となるので透過前の酸素濃度20.9%
が45.5%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には178%の向
上が期待できる。
実施例29 実施例5と実施例8のシステムを第10図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜と
して実施例1と同じポリイミドを用い、酸化剤ガスの気
体分離膜として実施例2と同じポリイミドを用いると、
200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は8. 5 
: 1となるので透過前の水素濃度75%が96.2%
に増加することができる。また、200℃での酸素と窒
素の透過量比は約3. 1 : 1となるので透過前の
酸素濃度20.9%が45.5%に増加することができ
る。したがって、燃料電池の効率は理想的には180%
の向上が期待できる。
実施例30 実施例6と実施例7のシステムを第10図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜と
して実施例2と同じポリイミドを用い、酸化剤ガスの気
体分離膜として実施例lと同じポリイミドを用いると、
200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は約7.1:
1となるので透過前の水素濃度75%が95.5%に増
加することができる。また、200℃での酸素と窒素の
透過量比は3:1となるので透過前の酸素濃度20.9
%が44.2%に増加することができる。したがって、
燃料電池の効率は理想的には171%の向上が期待でき
る。
実施例31 実施例5と実施例9のシステムを第11図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜として
、実施例1と同じポリイミドを用いると、200℃での
水素と二酸化炭素の透過量比は8.5:1となるので透
過前の水素濃度75%が96.2%に増加することがで
きる。また、33℃での酸素と窒素の透過量比は約5.
 3 : 1となるので透過前の酸素濃度20.9%が
58.3%に増加することができる。
したがって、燃料電池の効率は理想的には258%の向
上が期待できる。
実施例32 実施例6と実施例10のシステムを第11図のように組
合せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の
酸素の濃度を両方共増加させる。各々の気体分離膜とし
て、実施例lと同じポリイミドを用いると、200℃で
の水素と二酸化炭素の透過量比は約7. 1 : 1と
なるので透過前の水素濃度75%が95.5%に増加す
ることができる。また、25℃での酸素と窒素の透過量
比は約7. 1 : 1となるので透過前の酸素濃度2
0.9%が68.1%に増加することができる。したが
って、燃料電池の効率は理想的には315%の向上が期
待できる。
実施例33 実施例5と実施例10のシステムを第11図のように組
合せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の
酸素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜
として実施例lと同じポリイミドを用い、酸化剤ガスの
気体分離膜として実施例2と同じポリイミドを用いると
、200℃での水素と二酸化炭素の透過l比は8. 5
 : 1となるので透過前の水素濃度75%が96.2
%に増加することができる。また、25℃での酸素と窒
素の透過量比は約7. 1 : 1となるので透過前の
酸素濃度20.9%が68.1%に増加することができ
る。したがって、燃料電池の効率は理想的には318%
の向上が期待できる。
実施例34 実施例6と実施例9のシステムを第11図のように組合
せることにより、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸
素の濃度を両方共増加させる。燃料ガスの気体分離膜と
して実施例lと同じポリイミドを用い、酸化剤ガスの気
体分離膜として実施例2と同じポリイミドを用いると、
200℃での水素と二酸化炭素の透過量比は約7. 1
 : 1となるので透過前の水素濃度75%が95.5
%に増加することができる。また、33℃での酸素と窒
素の透過量比は約5. 3 : 1となるので透過前の
酸素濃度20.9%が58.3%に増加することができ
る。したがって、燃料電池の効率は理想的には255%
の向上が期待できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、気体分離膜を用いること
により燃料ガス中の水素及び酸化剤ガス中の酸素濃度を
高めることができるので、燃料電池の効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は、本発明の燃料電池の実施例のシス
テム概略図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、燃料ガスをポリイミド製気体分離膜に透過させるこ
    とにより、ガス中の水素分圧を増加させて燃料電池へ供
    給する手段を有することを特徴とする燃料電池。 2、酸化剤ガスをポリイミド製気体分離膜に透過させる
    ことにより、ガス中の酸素分圧を増加させて燃料電池へ
    供給する手段を有することを特徴とする燃料電池。 3、燃料ガス及び酸化剤ガスを、それぞれポリイミド製
    気体分離膜に透過させることにより、燃料ガス中の水素
    及び酸化剤ガス中の酸素の分圧を両方共増加させて燃料
    電池へ供給する手段を有することを特徴とする燃料電池
JP2010554A 1990-01-22 1990-01-22 気体分離膜を用いた燃料電池 Pending JPH03216963A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004027916A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Nec Corporation 液体燃料供給型燃料電池

Cited By (3)

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CN100334767C (zh) * 2002-09-20 2007-08-29 日本电气株式会社 液体燃料供给型燃料电池
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