JPH0321663Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、小物を引掛けるためのフツクが設け
られたフツク付マグネツトシート製ホワイトボー
ドに関するものである。

(ロ) 従来の技術 従来、可撓性のマグネツトシートの表面に、白
板用マーカー等で書き消しが出来る表面層を設け
たマグネツトシート製ホワイトボードはあつた。
しかし、小物等を引掛けておけるフツクが付いて
いるものはなかつた。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述のように、従来のマグネツトシート製ホワ
イトボードでは、小物を引掛けるためのフツクを
設けたものはなかつたので、小物を引掛けたい場
合は、別にフツクを設ける必要があつた。

本考案は、前記従来の技術の有する難点に鑑み
てなされたもので、小物を引掛けるためのフツク
が設けられたフツク付マグネツトシート製ホワイ
トボードを実現することを目的とするものであ
る。

(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、台板上に設けたフツクと、マグネツ
トシート製ホワイトボードから成り、該ホワイト
ボードに前記フツクを挿入出来る孔を設け、前記
フツクをホワイトボードの裏面から前記孔に挿入
し、台板を磁性体の壁面とホワイトボードとの間
に挾着することでこのフツクを固定させることが
出来るフツク付マグネツトシート製ホワイトボー
ドである。

(ホ) 作用 マグネツトシート製ホワイトボードに、フツク
が設けられているので、ホワイトボードとして用
いると共に、小物等を引掛けることが出来る。

又、フツクは取り外しが自由なため、使用しな
い時は、簡単に取り外しておける。

(ヘ) 実施例 本考案の構成を図面を参照しながら説明する。

第１図は、本考案の一実施例をスチール壁面に
吸着させた状態を示す要部断面図である。第２図
は、本考案の一実施例の要部斜視図である。図に
おいて、１は可撓性マグネツトシートを基板とす
るホワイトボードである。２は台板３に取り付け
られているフツクである。このフツク２をホワイ
トボード１に設けた孔４に裏から差し込み、スチ
ール壁面５とホワイトボード１との間に台板３に
よつて固定させる。台板３を磁性体の金属で形成
すれば、台板３自体がホワイトボード１の裏面に
吸着されるため、より確実に固定される。第３図
は、ホワイトボード１の要部正面図で、孔４の形
状の実施例を示す。この孔４の形状は、フツク２
が入る形状ならば任意とすることが出来る。又、
この孔４とフツク２は任意数設けることが出来
る。第４図は、フツク２の斜視図である。この台
板３の形状は、図では円形としたが、任意形状と
し、さらにその面積は、広い方がより確実に固定
されるものである。

このように構成された本考案のフツク２に小物
を引掛けると、フツク２に掛ける荷重は、ホワイ
トボード１の全体を下方に引つ張る力となる。ホ
ワイトボードは通常かなりの面積があるため、強
力な吸着力でスチール壁面に吸着している。この
ため重いものでも引つ掛けておけるものである。
なお、このフツク２は、ホワイトボード１の裏面
から孔４に差し込まれているだけであるため、ホ
ワイトボードをめくるようにするだけで簡単に取
り外すことが出来る。さらに接着剤等の残留物を
残すことはない。

(ト) 考案の効果 本考案では、ホワイトボードにフツクが設けら
れたため、ホワイトボードとして用いながら、小
物等を引掛けることが出来る。又、このフツクは
取り外しが自由であるため、不要の場合は取り外
しておけ、しかも取り外した部分に接着剤等の残
留物を残すようなことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例をスチール壁面に
吸着させた状態を示す要部断面図である。第２図
は、本考案の一実施例の要部斜視図である。第３
図は、本考案のホワイトボードの要部正面図であ
る。第４図は、フツクの斜視図である。 １……ホワイトボード、２……フツク、３……
台板、４……孔、５……スチール壁面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台板上に設けたフツクと、マグネツトシート製
   ホワイトボードから成り、該ホワイトボードに前
   記フツクを挿入出来る孔を設けたことを特徴とす
   るフツク付マグネツトシート製ホワイトボード。