JPH03216256A - 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置 - Google Patents

湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置

Info

Publication number
JPH03216256A
JPH03216256A JP998490A JP998490A JPH03216256A JP H03216256 A JPH03216256 A JP H03216256A JP 998490 A JP998490 A JP 998490A JP 998490 A JP998490 A JP 998490A JP H03216256 A JPH03216256 A JP H03216256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
compression stroke
stroke
molten metal
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP998490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kinoshita
洋一 木下
Hirochika Yokote
横手 広周
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP998490A priority Critical patent/JPH03216256A/ja
Publication of JPH03216256A publication Critical patent/JPH03216256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ダイカストマシンにおける射出プランジャ
とこの射出プランジャに同心的に設けられたセンタプラ
ンジャによって金型の湯口を分断するようにした湯口分
断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定
方法およびその装置に関する。
[従来の技術] センタプランジャを有しない射出プランジャの位置の検
出は、例えば、特願昭62−194836号公報におい
て開示されているように、射出プランジャを押圧するシ
リンダのピストンロツドの外周面に螺旋状の溝を設けて
所定のピッチで交互に磁性・非磁性のねじ状パターンを
形成することにより行っている。すなわち、このピスト
ンロッドに磁気センサを近接して装着し、この磁気セン
サを用いてピストンロッドの作動により発生する磁気の
変化を検出してパルス信号を得、このパルス信号をマイ
クロコンビ二一夕で処理して射出プランジャの位置を検
出するように構成されている。
一方、センタプランジャによる湯口分断作用については
、本出願人の出願に係る特開昭63− 1 0 8−9
 5 9号公報に詳細に開示されている。
なお、この公報にはセンタプランジャの位置の検出につ
いては、何等開示されていない。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記特開昭63−108959号公報に開示
されている技術を実施するにあたり、いくつかの重要な
技術並びに課題を把握した。
すなわち、射出プランジャで溶湯をキャビティに加圧充
填し、次に、センタプランジャを前進させて湯口に押し
入れ、凝固しつつある溶湯を圧縮して塑性流動を発生さ
せるとともに湯口を分断する際に、センタプランジャを
前進させて湯口に押し入れるタイミングが早すぎると溶
湯が金型の湯口の穴の内面で凝固層を充分に形成せずに
、キャビティ内の溶湯がセンタプランジャの外周と湯口
の穴の内面との隙間から射出スリーブ側に逆流してしま
い、結局、センタプランジャの前進抵抗が少なくなるの
で必要以上の行程まで前進してしまうという課題を発生
した。
また、センタプランジャを湯口に押し入れるタイミング
が遅すぎると、溶湯の凝固が進み過ぎてしまうことから
、センタプランジャの前進抵抗が大きくなるのでその前
進行程が過少となり、結局、湯口の分断が出来なくなる
とともに塑性流動が困難なものとなることから所定の、
所謂、スクイズ効果が期待出来ないという課題がある。
従って、センタプランジャの前進のタイミングが適正で
あれば、センタプランジャの外周と湯口の穴の内面との
隙間に充分な凝固層が形成されることからその隙間の液
密性が高くなり、キャビティ内の溶湯が射出スリーブ内
に逆流しないということが技術的に理解された。また、
キャビティ内の溶湯が半溶融状態にあるから高圧の付加
により塑性流動を発生させることが出来て、所謂、スク
イズ効果により強靭な鋳造製品を得ることが出来るとい
うことも分かった。
そして、上記の課題と、重要技術の把握から、センタプ
ランジャの前進行程位置を検出してセンタプランジャの
前進のタイミングの適否を關み、それに基づきスクイズ
効果を判定することで強靭な鋳造製品を得るための品質
管理の指標とすることが出来ることを見出した。
本発明は、このような技術的観点からなされたものであ
り、センタプランジャの位置を検出してセンタプランジ
ャの前進のタイミングの適否を掴むべく、スクイズ効果
に対応する圧縮行程の良否を判定することを目的とする
[課題を解決するための手段] 本発明に係る湯口分断金型におけるセンタプランジャの
圧縮行程の良否判定方法は、射出スリーブ内に溶湯を定
量供給した後、断面積が(A)である射出プランジャを
行程(S1)だけ前進させることで、前記溶湯をキャビ
ティ内に加圧充填する第1の工程と、前記射出プランジ
ャに同心的に設けられ断面積が(a)であるセンタプラ
ンジャを行程(S3−32)だけ前進させることで、湯
口を分断して前記溶湯を圧縮させるとともに、センタプ
ランジャの前進によって押しのけられた体積分の溶湯に
より前記射出プランジャを行程(S2)位置まで後退さ
せる第2の工程と、前記行程(Sl)、(S2)、(S
3−32)と断面積(A)、(a)とから次式に示す圧
縮行程(ε)を算出する第3の工程と、 A ε=  (S3−32)−      (SiS2)a 算出された圧縮行程(ε)と予め定められた基準の圧縮
行程(E)とを比較して圧縮行程(ε)の良否を判定す
る第4の工程とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る湯口分断金型におけるセンタプラン
ジャの圧縮行程の良否判定装置は、第1図の原理図に示
すように、第1の位置検出センサBと、第2の位置検出
センサCと、記憶手段Dと、演算手段Eおよび比較手段
Fとを有し、前記第1の位置検出センサBでは、射出プ
ランジャの位置を検出して演算手段Eに位置信号を送出
する。また、第2の位置検出センサCは前記射出プラン
ジャに同心的に設けられたセンタプランジャの位置を検
出して位置信号を演算手段Eに送出するものである。
前記記憶手段Dには予め射出プランジャの断面積(A)
とセンタプランジャの断面積(a)とが記憶されており
、演算手段Eは前記第1の位置検出センサBの出力信号
と、第2の位置検出センサCの出力信号とを受けて、前
記射出スリーブ内に溶湯を定量供給した後、前記射出プ
ランジャを前進させた際の行程(S1)と、湯口を分断
するとともに溶湯を圧縮するためにセンタプランジャを
前進させた際の行程(S3一32)と、前記センタプラ
ンジャの前進によって押しのけられた体積分の溶湯によ
り射出プランジャが後退させられた位置の原点からの行
程(S2)とを算出した後、圧縮行程(ε)を式A に基づいて算出するものである。
前記比較手段Fは、予め定められた基準の圧縮行程(E
)を有しており、この基準の圧縮行程(E)と前記算出
された圧縮行程(ε)とを比較して当該圧縮行程(ε)
の良否を判定するものである。
[作用] 以上のように構成される本発明に係る湯口分断金型にお
けるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法および
その装置では、断面積がAである射出プランジャの行程
Slと、断面積がaであるセンタプランジャの行程S 
3−3 2と、射出プランジャが後退させられた際の原
点からの行程S2を測定して圧縮行程εを所定の式に基
づいて計算し、この圧縮行程εが予め定められた基準の
圧縮行程Eの許容範囲内にあるか否かを判断することが
出来るので、これによって圧縮行程εの良否が判定出来
る作用が得られる。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は縦型ダイカストマシンに本実施例に係る装置を
組み込んだものであり、参照符号10は固定グイプレー
ト11に取り付けられた固定金型である。この固定金型
10の上にはキャビティKと湯口I4とを有する移動上
金型l3aと移動下金型13bおよび移動グイプレート
12とが重合されている。
また、固定グイプレート11、固定金型10、移動下金
型13bを貫通する状態で射出スリーブ15が設けられ
、この射出スリーブl5には、溶7j%Mが供給される
給湯管8が取着されるとともに、外径がTである射出プ
ランジャ16が嵌人された状態で配設されている。
この射出プランジャl6は射出シリンダ17に内装され
たピストンロッドl8により上下(前後)移動するよう
になっている。この場合、ピストンロッド18には、特
願昭62−194836号公報に開示されているように
、その外周面に螺旋状の溝が設けられて交互に所定のピ
ッチで磁性、非磁性のねじ状パターンが形成されており
、第1磁気センサ19 (第1の位置検出センサ)が近
接して装着されている。
油圧シリンダ20が前記射出プランジャ16と同心的に
設けられ、この油圧シリンダ20に内装されたピストン
ロッド2Iによりその径がtであるセンタプランジャ2
2を前後進させる。
このピストンロッド21にはブラケット24を介してパ
ルスロッド23が一体的に取着されている。このパルス
ロッド23にはピストンロッドl8のように外周面に螺
旋状の溝が交互に設けられて所定のピッチで磁性、非磁
性のねじ状パターンが形成されている。この前記パルス
ロッド23には前記第1磁気センサ19と同一構造の第
2磁気センサ25 (第2の位置検出センサ)が近接配
置されている。
そして、前記第1および第2の磁気センサ19、25か
ら出力されるパルス信号はマイクロコンピュータを有す
るプログラム制御装置26(記憶手段、演算手段および
比較手段)の人力装置27に人力される。前記プログラ
ム制御装置26は、入力装置27以外に、マイクロコン
ピュータである中央処理装置(CPU)28、RAM記
憶装置29、ROM記憶装置30および出力装置31を
含んでおり、この出力装置31にはCRT等の表示装置
32と増幅器34とが接続されている。
増幅器34はブザー35、ライト36による警報を発す
るために警報信号33を増幅する。
キーボード37はデータ入力用等に使用され、これを用
いてダイカストマシンの制御プログラムの人力、射出プ
ランジャ16で溶?AMをキャビティK内に加圧鋳造後
センタプランジャ22を前進させるタイミングの入力、
および予め設定されるスクイズ効果に対応するセンタプ
ランジャ22の基準の圧縮行程Eとその許容範囲Ema
xおよびEmin (Emin<Emax)を人力して
おく。また、湯口14を適正且つ確実に分断すべく、セ
ンタプランジャ220行程S3の許容範囲S3maxお
よびS3minも入力しておく。
本実施例に係る装置は基本的には以上のように構成され
るものであり、次に、上記実施例の動作について説明す
る。
第3図(a)、(b)、(C)は加圧鋳造工程の一部を
示したものである。同図(a)は給湯工程を示すもので
、電磁ポンプ等不図示の定量給湯装置から給湯管8を介
して溶湯Mを射出スリーブ15内に定量給湯した状態を
示している。同図(b)は射出工程を示すもので、ピス
トンロッド18(第2図参照)の前進作用下に射出プラ
ンジャ16が前進して溶湯MをキャビティKに加圧充填
した状態を示している。同図(C)はセンタプランジャ
22の前進工程を示すもので、凝固しつつある半溶融状
態の溶湯Mの中にピストンロッド2lの前進作用下にセ
ンタプランジャ22を前進させ、湯口14にセンタプラ
ンジャ22を押し入れて湯口l4を分断するとともに、
キャビティK内の溶湯Mに高圧を付加して、所謂、スク
イズ効果を付与して強靭な鋳造製品を得る様子を示して
いる。
第4図は第3図(b)に示す射出工程と、第3図(C)
に示すセンタプランジャ22の前進工程における射出プ
ランジャ16と、センタプランジャ220行程位置の変
化を説明する図である。
行程S1は射出プランジャ16が溶湯MをキャビティK
内に加圧充填した瞬間の射出プランジャ16の原点位置
X(第2図、第3図(a)参照)からの行程を示す。ま
た、行程S3はセンタプランジャ22が前進工程で射出
プランジャ16とともに原点位置Y(第3図ら〕参照)
まで前進し、さらに原点位置Yからセンタプランジャ2
2のみが前進して湯口14を分断するとともにキャビテ
ィK内の溶湯Mに高圧を付加して凝固させたときのセン
タプランジャ22の原点位置Xからの行程を示す。さら
に、行程S2はセンタプランジャ22の前進工程でセン
タプランジャ22の突出体積に相当して射出スリーブ1
5内に溶湯Mが逆流した際に、射出プランジャ16が後
退した地点の原点位置Xからの行程を示すものである。
なお、行程S1、S2およびS3は磁気セン\ サ19と磁気センサ25から出力されるパルス信号に基
づいて、プログラム制御装置26で算出される。
ここで、射出プランジャ16からのセンタプランジャ2
2の突出体積Vcを求めるために、センタプランジャ2
2の断面積をaとすると、突出体積Vcは、 Vc=a  (S3−32) で得られ、また、後退体積Vmを求めるために射出プラ
ンジャ16の断面積をAとすると、射出プランジャ16
の後退体積Vmは、 Vm=A (Sl−32) として得られる。
ここで、センタプランジャ22の断面積aは、tをセン
タプランジャ22の直径とすると、(π/4) t2 で表され、一方、射出プランジャ16の断面積Aは、T
を射出プランジャ16の直径とすると、A−= (π/
4)・(T2 −t2 )として得られる。
一般に、溶湯Mに含有されているガスの気泡が高圧付加
によって圧縮されて溶湯Mの体積が収縮し緻密(比重が
増加)な鋳造製品となるので、突出体積Vcと後退体積
Vmの関係はVc>Vmとなり、センタプランジャ22
の圧縮行程ε (第4図参照》がスクイズ効果による前
進工程に対応する。そこで、第(1)式が成立し、れを
変形して第(2)式、第(S)式が得られる。
そ a ε = a (S3−32) Δ (Sl S2) ・・・(1) ε (S3−32) A (Sl−32) a ・・・(2) ε=  (S 3−3 2)−  {(T/t)2−1
)上式をマイクロコンピュータを有するプログラム制御
装置26で演算して圧縮行程εを算出し、試作鋳造によ
り決定したスクイズ効果に対応する基準の圧縮行程Eの
許容範囲EminとEmaxを予めプログラム制御装置
26に入力して設定し、この基準の圧縮行程Eの許容範
囲Emi n,Emaxと比較する。この圧縮行程εが
許容範囲外の場合は、キャビティKの溶湯Mが半溶融状
態になる前に、速めにセンタプランジャ22を前進した
場合であるか、または、溶湯Mの凝固が進み過ぎてセン
タプランジャ22の前進抵抗が大きく、前進出来ない場
合で、スクイズ効果がない場合である。また、センタプ
ランジャ22の行程S3からは金型の寸法に基づいて湯
口分断の適否を判定することが出来る。
なお、基準の圧縮行程Eの許容範囲Emax、Emin
と比較して許容範囲外の場合と、湯口分断のセンタプラ
ンジャ22の行程S3に対する許容範囲S3max,S
3minと比較して許容範囲外の場合には、断続時間等
の内容の異なる警報信号33を送出して増幅器34を通
してブザー35、ライト36による警報を発することが
出来る。例えば、警報信号33は、S3<S3minの
場合に警報信号Iを、33>S3maxの場合に警報信
号■を、E<Eminの場合に警報信号■を、E>Em
axの場合に警報信号■を送出するようにすることによ
り許容範囲外の状態をより詳細に知ることが出来る。
次に、本実施例を第5図に示すフローチャートで説明す
る。
プログラムをスタートし、予め設定した圧縮行程Eの許
容範囲Emi n,Emaxおよびセンタプランジャ2
20行程S3の許容範囲83min,S3maxをキー
ボード37から入力する(ステップSt)。
そこで、この入力作業が終了すると、これらの値はRA
M記憶装置29の所定アドレスに記憶される。なお、R
OM記憶装置30には、予め射出プランジャ16の断面
積A、外径Tと、センタプランジャ22の断面積a1直
径tと、前記圧縮行程εの計算式である第(2)式と第
(S)式とが記憶されている。
次に、図示しない鋳造作業サイクル開始用ボタンが押さ
れると、鋳造作業サイクルが開始する(ステップS2)
。すなわち、第3図(a)、(b)、(C)に示す工程
が実行され、その際に磁気センサl9、25の出力パル
ス信号を取り込んで(ステップS3)射出プランジャ1
6の行程S1、S2およびセンタプランジャ22の行程
S3を計算し、計算値をRAM記憶装置29に記憶する
(ステップS4)。
次に、RAM記憶装@29に記憶されたセンタプランジ
ャ22の前進工程の計測値の行程S3と、先に人力され
ている行程S3の許容範囲S3minSS3maxとを
比較し(ステップS5)、行程S3の値が、式、53m
in≦83≦83 m a xを満足すれば、YESで
、ステップS6に進み、 ε= (S 3 −3 2)−(  (D/d)’− 
Hx  (Sl−S2) または、 A ε= (53−521−     (SiS2)a を計算して圧縮行程εを算出する。この圧縮行程εと先
に予め人力され設定されているスクイズ判定に係る基準
の圧縮行程Eの許容範囲Emin,Emaxとを比較し
(ステップS7)、圧縮行程εが、式、Emin≦ε≦
Emaxを満足すれば、YESで、鋳造作業サイクルを
完了する(END)。
次の鋳造サイクルに継続する場合は、点線で示すように
ステップS2に戻り、再び鋳造作業サイクル開始用ボタ
ンを押すことにより次の鋳造作業が開始する。なお、ス
テップS2を省略して連続運転とすることも本発明に含
まれる。
一方、前記ステップS5における判定S3m1n≦S3
≦S3maxが成立せず許容範囲外の場合はNoで、次
に、33<33minが判定され(ステップS8)、成
立する場合には、警報信号■が送出され(ステップS9
)、成立しない場合、すなわち、S3>33maxの場
合には警報信号■が送出される(ステップS10)。
また、前記ステップS7における判定Emin≦ε≦E
maxが許容範囲外の場合はNoで、E<Eminの判
定を行い(ステップS 1 1)、この判定が成立する
場合は警報信号■を送出し(ステップS12)、判定が
成立しない場合、すなわち、E>Emaxである場合に
は警報信号■(ステップ813)を送出するようになっ
ている。これらの警報信号I、■、■、■に基づくブザ
ー35の奏鳴あるいはライト36の点滅によって鋳造作
業を停止し、ダイカストマシンの設定を最適鋳造条件に
調整することが出来る。
第6図は本発明の他の実施例における油圧シリンダと射
出シリンダ部を示すものであり、センタプランジャ22
用の油圧シリンダ20のピストンロッド2lを、ピスト
ンロッド50で代替したものである。このピストンロッ
ド50は射出シリンダl7のピストンロツド18のよう
に磁性、非磁性のねじ状パターンを形成したものであり
、センタプランジャ22の前進行程S3は、センタプラ
ンジャ22を前進させたときのピストンロッド50にか
かる磁気センサ25′の出力信号に基づく行程Scと、
ピストンロッド18にかかる磁気センサ19′の出力信
号に基づく行程Spとの和である。この実施例において
は射出プランジャl6の前進行程として、式、S 3=
S c十S pの演算式をプログラム制御装置26に入
力しておいて、行程S3を算出すればよい。他は第1の
実施例と同じであり、動作説明に必要な部分と第2図と
異なる部分を含む部分のみを図示し、同一部分は図示お
よび説明を省略する。
[発明の効果] 上記説明したように、本発明によれば、ダイカストマシ
ンを構成するセンタプランジャの前進行程位置を検出し
てこのセンタプランジャの前進のタイミングの適否を掴
むために、スクイズ効果に対応する圧縮行程を算出し、
この圧縮行程が基準の圧縮行程の許容範囲内か否かによ
って圧縮行程の良否を判定することが出来る。
従って、このように圧縮行程を管理することにより、強
靭な鋳造製品を得ることが出来る。
4.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の湯口分断金型におけるセンタプランジ
ャの圧縮行程の良否判定装置の請求項対応図、 第2図は本発明の一実施例に係る湯口分断金型における
センタプランジャの圧縮行程の良否判定装置を組み込む
縦形ダイカストマシンの構成説明図、 第3図(a)、(b)、(C)は第2図に示す縦形ダイ
カストマシンにおける加圧鋳造工程の説明図で、同図(
a)は給湯工程、同図ら)は射出工程、同図(C)はセ
ンタプランジャ前進工程の説明図、第4図は第3図(a
)、わ)、(C)における射出プランジャとセンタプラ
ンジャの行程位置の変化状態を示す説明図、 第5図は本発明の一実施例に係る湯口分断金型における
センタプランジャの圧縮行程の良否判定装置の動作を説
明するためのフローチャート、 第6図は本発明の他の実施例の一部省略縦断面図である
。 8・・・給湯管 10・・・固定金型 11・・・固定グイプレート 12・・・移動グイプレート 13a・・・移動上金型 13b・・・移動下金型 14・・・湯口 l5・・・射出スリーブ 16・・・射出プランジャ l7・・・射出シリンダ l8・・・ピストンロツド 19、25・・・磁気センサ 20・・・油圧シリンダ 21・・・ピストンロッド 22・・・センタプランジャ 23・・・パルスロッド 26・・・プログラム制御装置 28・・・中央処理装置 29、30・・・記憶装置 32・・・表示装置 33・・・警報信号出力 37・・・入力器(キーボード) 35・・・ブザー 36・・・ライト 50・・・ピストンロッド E・・・基準の圧縮行程 K・・・キャビティ M・・・溶湯 S1、S2、S3・・・行程 ε・・・圧縮行程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出スリーブ内に溶湯を定量供給した後、断面積
    が(A)である射出プランジャを行程(S1)だけ前進
    させることで、前記溶湯をキャビティ内に加圧充填する
    第1の工程と、 前記射出プランジャに同心的に設けられ断面積が(a)
    であるセンタプランジャを行程(S3−S2)だけ前進
    させることで、湯口を分断して前記溶湯を圧縮させると
    ともに、センタプランジャの前進によって押しのけられ
    た体積分の溶湯により前記射出プランジャを行程(S2
    )位置まで後退させる第2の工程と、 前記行程(S1)、(S2)、(S3−S2)と断面積
    (A)、(a)とから次式に示す圧縮行程(ε)を算出
    する第3の工程と、 ε=(S3−S2)−A/a(S1−S2)算出された
    圧縮行程(ε)と予め定められた基準の圧縮行程(E)
    とを比較して圧縮行程(ε)の良否を判定する第4の工
    程と、 を有することを特徴とする湯口分断金型におけるセンタ
    プランジャの圧縮行程の良否判定方法。
  2. (2)前進させることでキャビティ内に溶湯を加圧充填
    する射出プランジャの位置を検出する第1の位置検出セ
    ンサと、 前記射出プランジャに同心的に設けられ、前進させるこ
    とで湯口を分析するセンタプランジャの位置を検出する
    第2の位置検出センサと、射出プランジャの断面積(A
    )と、センタプランジャの断面積(a)とを記憶する記
    憶手段と、 前記第1の位置検出センサの出力信号と第2の位置検出
    センサの出力信号とを受けて、射出スリーブ内に溶湯を
    定量供給した後、前記射出プランジャを前進させた際の
    行程(S1)と、湯口を分断するとともに溶湯を圧縮す
    るためにセンタプランジャを前進させた際の行程(S3
    −S2)と、前記センタプランジャの前進によって押し
    のけられた体積分の溶湯により射出プランジャが後退さ
    せられた位置までの行程(S2)とを算出した後、圧縮
    行程(ε)を式 ε=(S3−S2)−A/a(S1−S2)に基づいて
    算出する演算手段と、 前記算出された圧縮行程(ε)と、予め定められた基準
    の圧縮行程(E)とを比較して圧縮行程(ε)の良否を
    判定する比較手段と、 を備えることを特徴とする湯口分断金型におけるセンタ
    プランジャの圧縮行程の良否判定装置。
JP998490A 1990-01-19 1990-01-19 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置 Pending JPH03216256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP998490A JPH03216256A (ja) 1990-01-19 1990-01-19 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP998490A JPH03216256A (ja) 1990-01-19 1990-01-19 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03216256A true JPH03216256A (ja) 1991-09-24

Family

ID=11735154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP998490A Pending JPH03216256A (ja) 1990-01-19 1990-01-19 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03216256A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020151738A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 宇部興産機械株式会社 竪型射出用ラック軸の緩み検出方法及びその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020151738A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 宇部興産機械株式会社 竪型射出用ラック軸の緩み検出方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08108261A (ja) 加圧鋳造方法
US5363899A (en) Method of discriminating quality of die-cast article and die-casting process using same
US5207267A (en) Injection control method of die cast machine
JP2020131241A (ja) ダイカストマシン、金型付ダイカストマシン、ダイカストマシン用制御装置及びダイカスト方法
US11440230B2 (en) Method of determining melt flow front travel using injection melt pressure and screw position to generate an output and continuously monitor check ring repeatability
JP2961218B2 (ja) 加圧鋳造方法およびその装置
US5560419A (en) Pressure-casting method and apparatus
CN110548854B (zh) 一种金属制品的锻造控制方法
JPH03216256A (ja) 湯口分断金型におけるセンタプランジャの圧縮行程の良否判定方法およびその装置
JPH08318359A (ja) 加圧鋳造方法および装置
JP2938962B2 (ja) ダイカストマシンの射出制御方法
JP2704422B2 (ja) 射出成形装置における成形品の良否判別方法
JP2868785B2 (ja) ダイカストマシンの昇圧時間検出方法
JPS62227617A (ja) 射出成形機における工程切換制御装置
JPH0531564A (ja) 局部スクイズ鋳造におけるスクイズピンの加圧タイミング制御方法
JP3293415B2 (ja) 射出圧縮成形の最適充填樹脂量の設定方法
JPH037464B2 (ja)
JP2959594B2 (ja) 局部スクイズ鋳造におけるスクイズピンの加圧タイミング制御方法
JPH0966350A (ja) 半溶融金属加圧成形方法および装置
JPH0261345B2 (ja)
JPH08155622A (ja) 局部加圧装置
JPH07214615A (ja) 射出成形機における溶融樹脂の計量方法
JP2936696B2 (ja) 加圧ダイカスト鋳造法およびそれによる鋳造製品の良否判別方法
JP3080560B2 (ja) ダイカスト鋳造における局部加圧方法および制御装置
KR840001143B1 (ko) 다이캐스팅 장치