JPH0966350A - 半溶融金属加圧成形方法および装置 - Google Patents

半溶融金属加圧成形方法および装置

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JPH0966350A
JPH0966350A JP22490195A JP22490195A JPH0966350A JP H0966350 A JPH0966350 A JP H0966350A JP 22490195 A JP22490195 A JP 22490195A JP 22490195 A JP22490195 A JP 22490195A JP H0966350 A JPH0966350 A JP H0966350A
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pressure
stroke
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squeeze
hydraulic cylinder
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JP22490195A
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Atsushi Yoshida
淳 吉田
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半溶融金属の鋳造を良好に行い,均質で高品
質の鋳造製品を得る。 【解決手段】 半溶融金属を金型キャビティ内に押込み
充填している過程に,フィードバック制御で,金型キャ
ビティの一部に面した加圧部材に連結した油圧シリンダ
の油圧力を所定の振動数と振幅で変動させながら加圧部
材を前進させて金型内の成形材料に周期的に変動する圧
力を作用させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,一般に半溶融スラ
リとかチクソとか呼ばれている固相と液相とが共存する
半溶融金属からなる成形材料,または,この半溶融金属
にセラミック粒子,ウイスカ,繊維等の強化材を混入し
た成形材料に加圧力を加えながら金型のキャビティ内に
充填する半溶融金属加圧成形方法および装置に関するも
のである。なお,金属としては,例えば,アルミニウム
やマグネシウム合金を用いる。
【0002】
【従来の技術】従来より,半溶融スラリを成形する方法
として,機械撹拌もしくは電磁撹拌等の方法で得た初晶
が微細で粒状化したビレットを再加熱して半溶融状態に
して鋳造するチクソキャスティング法や前記撹拌で得た
初晶が微細で粒状化した半溶融スラリをそのまま鋳造す
るレオキャスティング法が良く知られている。これらの
半溶融成形法で得られた製品の利点としては,(1)マ
クロ偏析が軽減され,均一な材質が得られる,(2)成
形開始時すでに一部固相が晶出しており,凝固収縮量が
減少するため,巣の少ない製品が得られる,(3)成形
までに一部凝固潜熱を放出しているので,金型の熱負荷
が軽減する,(4)成形時放出する潜熱量が少ないの
で,キュアリングタイムが短縮でき,生産性が向上す
る,(5)溶湯と比べて高粘度なので,高速射出しても
層流充填挙動を示し,空気の巻込みが少ない,等が挙げ
られる。
【0003】また,半溶融スラリにセラミックス粒子,
ウイスカまたは繊維等の強化材を撹拌混合し,加圧下で
金型内のキャビティ内に充填させる技術もある。このよ
うに,溶湯に強化材を撹拌混合するのではなく,半溶融
スラリに強化材を撹拌混合して強化複合材料を成形する
利点としては,(1)半溶融スラリは溶湯より低温なた
め,投入された強化材表面の反応が少なく,強化材自身
の劣化を防止することができる,(2)半溶融スラリに
混合された強化材は溶湯の場合より均一に分散する,等
が挙げられる。
【0004】半溶融スラリを成形するプロセスは,上記
に示すように多くの利点を持つものである。しかし,例
えば,ランナ,ゲートもしくは製品寸法上薄肉となった
部分等,キャビティ内の薄肉部を通して半溶融スラリを
圧入する際,もしくは,シャープなエッジを持つコーナ
部等に圧入充填する際,次のような問題が発生してい
た。 (1)薄肉部もしくはコーナ部近傍に半溶融スラリ中の
固相粒が固着,合体し粗大化して詰まっているので,こ
の部分を通して圧入される半溶融スラリは液相率の極め
て高いものとなり,その結果,均質な製品が得られな
い。 (2)液相率の極めて高い半溶融スラリが充填された箇
所では,その箇所の凝固収縮量が大きいこと,その箇所
に圧力を伝える通り道となる部分で圧力の損失が大きい
ことにより,多くの巣が発生する。 (3)また,半溶融スラリに強化材を混合した場合,こ
の強化材が凝集して固相粒と同じように作用し,詰まり
易くなる傾向を示す。特に,強化材の添加率を増した場
合に顕著で,巣,偏析の発生は勿論,添加した強化材も
均一に分散しないため,意図したような機械的性質が得
られない。
【0005】そこで,従来は,これらの問題を解決する
ため,高圧で充填する方法,金型温度を高くする方法,
半溶融スラリの液相率を高くする方法,半溶融スラリの
固相粒子の粒径を小さくする方法,ゲート,ランナの肉
厚を厚くする方法,製品の薄肉部は,厚肉に成形して,
その後,機械加工で薄くする方法等が試みられてきた。
なお,液相状態の溶湯を鋳造する技術分野において,特
開平3−124358号公報,特公平3−71214号
公報,特開平2−207960号公報,USP5119
866号公報,特開平6−190534号公報,特開平
7−127659号公報に記載されている本特許に構成
の類似した鋳造技術がある。しかし,これらの技術は本
特許のように半溶融スラリを対象にしたものではなく,
液相状態の溶湯をキャビティ内に充填させて,その溶湯
が凝固する過程において溶湯に振動を付与し,結晶核の
増加,結晶粒の分離増殖を図り結晶微細化を実現するこ
と,ガス放出を促進することが目的である。
【0006】
【解決すべき課題】記載のゲート,ランナの肉厚を厚く
する方法によれば,確かに,均質で引け巣のない成形品
を得ることができる場合もある。しかし,この場合,製
品歩留りが著しく悪くなるだけでなく,成形の後工程で
ゲート,ランナを除去するのに大変な手間がかかる。ま
た,製品の薄肉部を厚肉に成形しておいて,後で機械加
工で薄くする方法でも,均質で引け巣のない成形品を得
ることができる場合もあるが,製品歩留りが悪くなるだ
けでなく,成形の後の加工工数が増加する。特に,強化
複合材料では機械加工が困難で,本方法は望ましくな
い。
【0007】半溶融スラリの固相粒子の粒径を小さくす
る方法については,現在鋭意研究されているが,粒径を
小さくできる程度にも限度があり,全ての製品について
十分な効果を発現するものではない。次に,半溶融スラ
リの液相率を高くする方法について考えてみる。液相率
を高くすることは,半溶融スラリのハンドリングを難し
くするだけでなく,成形時放出する潜熱量が増えるの
で,金型に対する熱負荷,成形に必要なキュアリングタ
イムおよび凝固収縮量を増加させることとなり,半溶融
成形法が本来もっている利点を減少させる結果となるの
で望ましくない。また,量産時液相率を厳しく管理する
必要が生じ,条件管理が難しくなる。
【0008】金型温度を高くする方法も,現在,キャビ
ティに塗付している離型剤の付着する温度に上限がある
ため,限界がある方法である。また,半溶融成形法で金
型温度を高くするためには,金型を加熱して温度制御す
る必要があるため,余分なエネルギが必要なだけでな
く,量産では金型温度管理が厳しくなり,この方法も条
件管理が難しくなる傾向となる。最後に,高圧で充填す
る方法では,むしろ薄肉部における固相と液相の分離を
助長する傾向を示す場合がある。確かに,高圧で充填す
るため,キャビティ内に完全に充填して,あたかも,良
品が得られたかのごとく見える場合もあるが,むしろ薄
肉部を通して液相ばかりが圧入され,材質の不均質の程
度がひどくなっていることがしばしば見受けられる。
【0009】上記のように,従来の技術では,半溶融成
形法で発生する材質の不均一,巣,添加した強化材の分
散状態の不均一等の問題を十分に解決する方法はなかっ
た。本発明は,前記に鑑み,薄肉部もしくはシャープエ
ッジのコーナ部を有する金型内のキャビティに半溶融ス
ラリを充填する際に発生する固相粒子間の固着,合体そ
して詰まり,および強化材の凝集とそれに伴う詰まりの
問題を防ぎ,材質の不均一,巣,添加した強化材の分散
状態の不均一のない製品を得る半溶融金属加圧成形方法
および装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題の解決手段】本発明においては,半溶融金属から
なる成形材料または半溶融金属にセラミック粒子,ウイ
スカ,繊維等の強化材を混入した成形材料を金型キャビ
ティ内に押込み充填している過程において,金型キャビ
ティの一部に面した加圧部材に連結した油圧シリンダの
油圧力を所定の振動数と振幅で変動させながら加圧部材
を前進させて金型内の成形材料に周期的に変動する圧力
を作用させるようにした。
【0011】そして,具体的には,金型キャビティを有
する金型,金型キャビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装
置,金型内に充填されている途中の成形材料に振動スク
イズ圧力を作用させるスクイズプランジャを有する液圧
シリンダ,成形材料に作用させる予め定めておいた振幅
と振動数と中央値を有する振動スクイズ圧力の変化パタ
ーンまたは軌跡を与えておく振動スクイズ圧力設定器,
実際のスクイズ圧力測定用の金型または液圧シリンダに
取付けた圧力検出器,振動スクイズ圧力の設定値と検出
値とに基づいて液圧シリンダに作用させる液圧が所定の
振幅と振動数と中央値を有する振動スクイズ圧力になる
ようにフイードバック制御させるフイードバック制御装
置を備えた半溶融金属加圧成形装置を用いるようにし
た。
【0012】そして,この装置を用い,成形材料を金型
キャビティ内に鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプ
ランジャを前進させて成形材料にスクイズ圧力を加える
時,最初の短い時間内は,非振動圧力を予め定めておい
た値まで増加させながら加え,続いて,予め定めておい
た振動数と振幅と中央値を有する規則的に変化する振動
スクイズ圧力パターンまたは軌跡を追従させるように,
圧力検出器により得られた実際の圧力値と圧力設定器よ
り出力された設定値とに基づいて振動スクイズ圧力をフ
イードバック制御させるようにした。
【0013】また,金型キャビティを有する金型,金型
キャビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装置,金型内に充
填されている途中の成形材料に振動スクイズ圧力を作用
させるスクイズプランジャを有する液圧シリンダ,成形
材料に作用させる予め定めておいた振幅と振動数と中央
値を有する振動ストロークの変化パターンまたは軌跡を
与えておく振動ストローク設定器,実際の振動ストロー
ク測定用のスクイズプランジャに取付けた位置センサ,
振動ストロークの設定値と測定値とに基づいて液圧シリ
ンダに作用させる液圧が所定の振幅と振動数と中央値を
有する振動ストロークになるようにフイードバック制御
させるフイードバック制御装置を備えた半溶融金属加圧
成形装置を用いるようにした。
【0014】そして,この装置を用い,成形材料を金型
キャビティ内に鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプ
ランジャを前進させて成形材料にスクイズ圧力を加える
時,最初の短い時間内は,非振動ストロークを予め定め
ておいた値まで増加させながら加え,続いて,予め定め
ておいた振動数と振幅と中央値を有する規則的に変化す
る振動ストロークパターンまたは軌跡を追従させるよう
に,位置センサにより得られた実際のストローク値とス
トローク設定器より出力された設定値とに基づいて振動
ストロークをフイードバック制御させるようにした。
【0015】また,金型キャビティを有する金型,金型
キャビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装置,金型内に充
填されている途中の成形材料に振動スクイズ圧力を作用
させるスクイズプランジャを有する液圧シリンダを備
え,かつ,液圧シリンダのスクイズプランジャのストロ
ークを計測する位置センサと,この位置センサから入力
された振動している実際のストローク値をフイルタリン
グして得た非振動ストローク値より推定した現時点にお
ける振動ストロークの中央値を演算するストロークデー
タ処理器と,予め定めておいた時間経過に対する移動ス
トローク曲線に沿ってストローク設定値を順次増大する
ように設定したストローク設定器と,このストローク設
定器からの出力信号とストロークデータ処理器で演算し
て求めた現時点における振動ストロークの中央値により
液圧シリンダのスクイズプランジャの平均的な振動スト
ロークをフイードバック制御させるフイードバック制御
器部分を備えるとともに,実際の圧力測定用のキャビテ
ィまたは液圧シリンダに取付けた圧力センサと,この圧
力センサによって得られた振動している実際の圧力値を
その中央値がゼロになるように交換する圧力データ処理
器と,振動圧力がその中央値がゼロで時間経過に対して
正負交互に現れるように振動圧力の振動数と振幅を設定
した圧力設定器と,この圧力設定器からの出力信号と圧
力データ処理器で演算して求めた中央値がゼロになるよ
うに変換された圧力値により振動圧力の振幅をフイード
バック制御させるフイードバック制御器部分を備えた半
溶融金属加圧成形装置を用いるようにした。
【0016】そして,この装置を用い,成形材料を金型
キャビティ内に鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプ
ランジャを前進させて成形材料にスクイズ圧力を加える
時,隣合っている時点が短い時間間隔であるサンプリン
グ時点で金型または液圧シリンダに取付けた圧力センサ
で実際のスクイズ圧力を測定し,かつ,液圧シリンダに
取付けた位置センサで実際のプランジャストロークを測
定し,圧力データ処理器により,振動している圧力周期
の整数倍の時間間隔だけ前から現在のサンプリング時点
までの間に検知した複数の圧力データの平均値を,現在
のサンプリング時点での実際の圧力値から引いた値と,
圧力設定器から出力される現在のサンプリング時点での
予め定めておいた振動スクイズ圧力パターンから得られ
る圧力値との間で,第1の偏差を演算し,ストロークデ
ータ処理器により,現時点における振動ストロークの中
央値,すなわち,振動しているストローク周期の整数倍
の時間間隔だけ前から現在のサンプリング時点までの間
に検知した複数のストロークデータの平均値か,もしく
は,振動しているストローク周期の整数倍の時間間隔だ
け前から現在のサンプリング時点までの間に検知した複
数のストロークデータの平均値にこれら複数のストロー
クデータをサンプリングした時間間隔の半分の時間間隔
における移動ストロークを加算した値のいずれかと,ス
トローク信号発生器から出力される現在のサンプリング
時点での予め定めておいた非振動ストロークパターンか
ら得られるストローク値との間で,第2の偏差を演算
し,この第1の偏差と第2の偏差をそれぞれ第1と第2
制御信号に換算するために第1の偏差と第2の偏差に適
当なゲインを付与し,第2制御信号に第1制御信号を加
えて第3制御信号を発生させ,第3制御信号に従って液
圧シリンダに作用させる圧力を制御するようにした。
【0017】
【作用】半溶融金属からなる成形材料もしくはこの半溶
融金属にセラミックス粒子,ウイスカまたは繊維等の強
化材を撹拌混合した成形材料を加圧力を加えながらキャ
ビティ内に充填する時,その加圧力を周期的に変動させ
ることによって,キャビティ内の薄肉部もしくはコーナ
部等における固相粒子の固着,合体もしくは強化材の凝
集を防ぐ。そして,液相のみが圧入されていくことな
く,成形材料全体が均一に圧入される。このことによ
り,薄肉部もしくはコーナ部等での固相粒子もしくは強
化材の詰まりをなくし,半溶融金属材料もしくは強化材
を撹拌混合した半溶融金属材料を均質に充填していく。
このように,本発明では,溶湯と比べて高粘性である半
溶融金属材料を成形する際の特有の課題である半溶融金
属材料を均質に圧入していくことを実現する。
【0018】
【発明の実施の形態および実施例】図1,図2,図3.
図7は,本発明を実施するための装置のそれぞれ異なる
実施の形態ないしは実施例を示す縦断面図と制御回路図
である。図1において,断面図で示す部分は横型のダイ
カストマシンの本体部分を示すものであり,1は固定金
型,2は可動金型,3は鋳込スリーブ,4はプランジ
ャ,4aはプランジャチップ,5は射出シリンダ,6は
金型のキャビティ,7は半溶融スラリと呼ぶ半溶融金属
からなる成形材料または半溶融金属にセラミック粒子等
の強化材を混入した成形材料であり,半溶融スラリ7を
キャビティ6内に鋳込み,鋳込圧力を作用させる。
【0019】キャビティ6に面した可動金型2の一部に
は,加圧部材8を摺動自在に設け,加圧部材8には,油
圧シリンダ9のピストンロッド10を連結させ,油圧シ
リンダ9にはサーボバルブ11からなる供給圧力設定変
動装置を連結させた。ここで,ピストンロッド10と加
圧部材8は油圧シリンダ9のスクイズプランジャを構成
する。このスクイズプランジャは,半溶融スラリ7が金
型キャビティ6内に鋳込まれる途中,または,鋳込まれ
る途中とそれに続く固化する時に半溶融スラリ7にスク
イズ圧力を加えるものである。
【0020】12はフイードバック制御器,13は圧力
設定器であり,圧力設定器13では,キャビティ6内の
半溶融スラリ7に対して所定の高圧力とこの高圧力に比
べて比較的に小さい所定の低圧力とからなるメタル加圧
力を短時間の間隔で交互に周期的に加えるようにするた
めの,高圧力,低圧力,意図した一定値からなる圧力変
動幅,圧力変動周波数を,時間−メタル加圧力線図ない
しは数値として設定し,それに応じた出力信号pを出力
する。勿論,圧力変動周波数や圧力変動幅を加圧時間の
経過に応じて変えるように制御する目的で,時間−メタ
ル加圧力線図等を設定しておくこともできる。
【0021】14,14aは油圧シリンダ9のヘッド側
室とロッド側室内の油圧力を検出する圧力センサであり
圧力センサ14,14aで検出され,出力される圧力検
出信号はそれぞれアンプ15,15a,A/D変換器1
6,16aを介して加圧力演算器17に入力,演算さ
れ,圧力偏差検出器18に入力され,ここで,圧力モデ
ル部13からの設定信号pとの間の偏差が検出される。
圧力偏差検出器18では,その偏差値に応じた出力信号
eをゲイン設定部19に対して出力する。ゲイン設定部
19では,圧力偏差検出器18からの出力信号eを入力
し,補正した出力信号vをドライバ20に出力し,ドラ
イバ20では出力信号iを,サーボバルブからなる供給
圧力設定変動装置11のソレノイド11aへ出力する。
【0022】供給圧力設定変動装置11では,サーボバ
ルブ11の開度を制御することによって,作動油の圧力
を制御し,油圧シリンダ9に作用させる油圧力を制御す
るようにした。21はポンプ,21aはモータ,22は
ロード,アンロード用のリリーフバルブ,23はタン
ク,24は,例えばマシン本体の開閉動作や鋳込開始,
終了動作等に応じて,リリーフバルブ22にロード,ア
ンロードの指令を出す指令装置である。
【0023】なお,加圧力演算器17で示した数式にお
いて,P0 は加圧部材8に作用する加圧力,P1 は油圧
シリンダ9のヘッド側室の圧力,P2 はロッド側室の圧
力,Aは油圧シリンダ9の内面積,aはピストンロッド
10の断面積,SB は加圧部材8の断面積である。
【0024】25は射出用のプランジャ4やプランジャ
チップ4aの前進位置やストロークを検知する位置セン
サ,26はアンプ,27はA/D変換器,28は制御器
スタート信号発生器であり,鋳込みを開始して,例え
ば,半溶融スラリ7がゲート6aまたはランナ6bを通
過し始める位置に達した時のように,射出シリンダ5の
ストロークSが予め定めておいたSO に達した時に,制
御器スタート信号発生器28から出力信号をフイードバ
ック制御器12に入力し,フイードバック制御器12を
スタートさせ,キャビティ6内に半溶融スラリ7を充填
している途中から半溶融スラリ7に,所定の振動数と振
幅と中央値を有して変動する圧力を作用させるようにし
た。
【0025】図1に示すものでは,多数個取りのキャビ
ティ6のランナ部6aのみを圧力変動を加えながら加圧
するようにした。多数個取りの場合,ゲート6bの近く
の製品とゲート6bから離れたところの製品では,ラン
ナ部6aにおける圧力損失が大きく,同じように均質に
充填しない。そこで,ランナ部6a全体に圧力変動を加
えることにより,全ての製品で均質な良品を得ることが
できるようにした。
【0026】なお,成形材料である半溶融スラリ7をキ
ャビティ6内に鋳込みつつ,液圧シリンダ9のスクイズ
プランジャ10を前進させて成形材料にスクイズ圧力を
加える時,最初の短い時間内は,非振動圧力を予め定め
ておいた値まで増加させながら加え,所定の圧力まで上
昇したら,続いて,予め定めておいた振動数と振幅と中
央値を有する規則的に変化する振動スクイズ圧力パター
ンまたは軌跡を追従させるように,圧力検出器14,1
4aにより得られた実際の圧力値と圧力設定器13より
出力された設定値とに基づいて振動スクイズ圧力をフイ
ードバック制御させるようにする。なお,半溶融スラリ
7としては,粘度が例えば通常の溶湯の100増程度の
1〜5Pa・Sであるアルミニウム合金やマグネシウム
合金等の半溶融金属,または,これに強化材を混入した
ものを用いる。
【0027】図2は本発明の方法を実施するための装置
の第2実施例を示すもので,図1等と同じ部分は図1等
と同じ符号を付し,その説明は省略する。図2におい
て,29は回転かつ前後進するスクリュ29aを内蔵し
たチクソモールディングマシンの本体部を示すものであ
る。この方法では,射出成形法と同じように,ペレット
状あるいはフレーク状の金属材料をホッパ29bを通し
て高温のスクリュ29a混練機へ投入し,ここで半溶融
状態に加熱して混練した後,スクリュ29aを作動させ
て半溶融スラリ7を金型1,2のキャビティ6内に射出
する。図2においては,キャビティ6のゲート部6b
に,例えば,射出成形用の樹脂圧センサのような圧力セ
ンサ30を取付け,例えば,半溶融スラリ7がおおよそ
キャビティ6を半ば充填した時のように,ゲート部6b
の圧力値PがPO に達した時に,制御器スタート信号発
生器28aから出力信号をフイードバック制御器12に
入力し,フイードバック制御器12をスタートさせるよ
うにした。本成形品は全体的に薄肉なため,充填不良等
も発生した。そこで,成形品の薄肉部全体を加圧するよ
うにした。
【0028】図3は本発明の方法を実施するための装置
の第3実施例を示すもので,図1等と同じ部分は図1等
と同じ符号を付し,その説明は省略する。図3において
断面図で示す部分は,横型締竪鋳込型スクイズキャステ
ィングマシンの本体部分を示すものである。キャビティ
6の薄肉部に,例えば,射出成形用の樹脂圧センサのよ
うな圧力センサ30を取付け,この部分の圧力値PがP
O に達した時に,制御器スタート信号発生器28aから
出力信号をフイードバック制御器12に入力し,フイー
ドバック制御器12をスタートさせるようにした。この
製品は厚肉部の先に薄肉部があり,この薄肉部分の充填
が難しいので,厚肉部の窪み部をピン31で加圧し,圧
力変動を付加するようにした。窪み部の寸法精度と薄肉
部に付加する圧力変動幅の2値を精度良くコントロール
しなければならなかったので,ストロークと圧力変動幅
の2値を制御するようした。
【0029】図3において,フイードバック制御装置は
図示したように組込まれている。12は加圧力制御コン
トローラとも言うべきフイードバック制御器,32は圧
力データ処理器,33は後記する位置センサ41から入
力された振動している実際のストローク値をフイルタリ
ングして得た非振動ストローク値より推定した現時点に
おける振動ストロークの中央値を演算するストロークデ
ータ処理器,13aは圧力設定器13と同様な圧力設定
器,18aは圧力偏差検出器,19aはゲイン設定器,
34は油圧シリンダ9のピストンロッド10とピン31
からなるスクイズプランジャの前進ストロークを時間−
ストローク線図として示し,出力信号sを出力するスト
ローク設定器,35はストローク偏差検出器,19bは
ストロークゲイン設定器,36はゲイン加算器,37は
信号発生器である。また,38はストローク信号用のA
/D変換器,16は圧力信号用のA/D変換器,39は
D/A変換器,40はストローク信号用のアンプ,15
は圧力信号用のアンプ,41はピストンロッド10部に
取付けた位置センサ,30は圧力センサ,42はドライ
バ,11はサーボバルブである。
【0030】そして,図3に示すフイードバック制御器
12内では,ストローク設定器34で,スクイズプラン
ジャの振動ストロークの平均値が予め定めておいた時間
経過に対する移動ストロークの曲線に沿って順次増大す
るように設定しておき,この設定器34からの出力信号
と,位置センサ41で検出したスクイズプランジャの実
際の移動ストローク検出信号からストロークデータ処理
器33で演算して求めた現時点における振動ストローク
の中央値とによりスクイズプランジャの平均的な移動ス
トロークをフイードバック制御させるようにした。
【0031】また,圧力設定器13aでは,圧力が,1
秒間当りの振動サイクル数として決められる予め定めて
おいた振動数と,時間の経過に対する振動サイクル中の
最大値と最小値間の差の値または最大値とゼロの平均値
間の差の2倍の値として決められる予め定めておいた振
幅とで表わす中央値がゼロとなるように振動され,時間
経過に対して予め正負交互に現れるように振動スクイズ
圧力パターンまたは軌跡を設定しておき,この圧力信号
発生器からの発生信号と,圧力センサ30で検出した溶
湯に加わる実際の振動スクイズ圧力の検出値からその検
出圧力の中央値がゼロとなるように変換した振動スクイ
ズ圧力検出信号とにより振動スクイズ圧力をフイードバ
ック制御させる。
【0032】図3に示す装置を用いた場合は,半溶融ス
ラリ7を金型キャビティ6内に鋳込みつつ,液圧シリン
ダ9のピン31でもあるスクイズプランジャ31を前進
させて半溶融スラリ7にスクイズ圧力を加える時,隣合
っている時点が短い時間間隔であるサンプリング時点で
金型に取付けた圧力センサ30で実際のスクイズ圧力を
測定し,かつ,液圧シリンダ9に取付けた位置センサ4
1で実際のプランジャストロークを測定し,圧力データ
処理器32により,振動している圧力周期の整数倍の時
間間隔だけ前から現在のサンプリング時点までの間に検
知した複数の圧力データの平均値を,現在のサンプリン
グ時点での実際の圧力値から引いた値と,圧力設定器1
3aから出力される現在のサンプリング時点での予め定
めておいた振動スクイズ圧力パターンから得られる圧力
地との間で,第1の偏差を演算する。
【0033】一方,ストロークデータ処理器33によ
り,現時点における振動ストロークの中央値,すなわ
ち,振動しているストローク周期の整数倍の時間間隔だ
け前から現在のサンプリング時点までの間に検知した複
数のストロークデータの平均値か,もしくは,振動して
いるストローク周期の整数倍の時間間隔だけ前から現在
のサンプリング時点までの間に検知した複数のストロー
クデータの平均値にこれら複数のストロークデータをサ
ンプリングした時間間隔の半分の時間間隔における移動
ストロークを加算した値のいずれかと,ストローク信号
発生器34から出力される現在のサンプリング時点での
予め定めておいた非振動ストロークパターンから得られ
るストローク値との間で,第2の偏差を演算する。
【0034】そして,この第1の偏差と第2の偏差をそ
れぞれ第1と第2制御信号に換算するために第1の偏差
と第2の偏差に適当なゲインを付与し,第2制御信号に
第1制御信号を加えて第3制御信号を発生させ,第3制
御信号に従って液圧シリンダ9に作用させる圧力を制御
する。
【0035】図4は,図3のフイードバック制御器12
のストロークデータ処理器33内のアルゴリズムを説明
するための図である。すなわち,現時点における振動ス
トロークの中央値の演算例を示す。ストロークSは時間
tの経過に伴って,実線に示すように周期的に変化する
が,図4において,S1は現時点Aでのストローク,S
2は1周期前でのストローク,S3はその間の平均スト
ローク,S5は現時点Aでのストロークと1周期前のス
トロークとの差,S6はS5の半分の値,S4はS3に
S6を加算した値Xmとなり,これが現時点Aでの振動
ストロークの中央値となる。なお,図中,2点鎖線M
は,振動ストロークの平均的なストロークを示す。ま
た,この平均的なストローク勾配がストローク振動振幅
に比べて小さい時はS6を無視することもできる。さら
に,付け加えると,図4は一例として,S2を1周期前
でのストロークとしたが,S2は1周期の整数倍前の値
として演算しても良い。上記のようにして求めた現時点
における振動ストロークの中央値と,予めストローク信
号設定器34に定めておいた非振動的なストロークパタ
ーンとの偏差をストローク偏差検出器35で検出し,そ
れを受けて適正なゲインを付与したストローク制御信号
を求める。
【0036】次に,圧力データ処理器32内のアルゴリ
ズムを説明する。現時点から1周期の整数倍前までの間
を等間隔毎に圧力センサ30でサンプリングしたN点の
値を平均し,その平均値を現時点の圧力値から引いた値
と,予めゼロを中心として意図した周期と圧力振幅を持
たせて設定した圧力パターンとの偏差を圧力偏差検出器
18aで検出し,それを受けて適正なゲインを付与した
圧力制御信号を求める。この圧力変動幅の制御信号に,
先に求めたストローク制御信号をフイードバック制御器
12内で加算し,得られた出力信号でドライバ42を介
してサーボバルブ11のスプールの開口量を適正に制御
することによって,図5に示すように平均的なストロー
クの移動距離Smを制御しつつ,図6に示すように意図
した圧力変動幅を実現する。
【0037】図7は,本発明の方法を実施するための装
置の第4の実施例を示すものであり,図1等と同じ部分
は図1等と同じ符号を付し,その説明は省略する。図7
において,断面図で示す部分は,横型締竪鋳込型のスク
イズキャスティングマシンの本体部分を示すものであ
る。スクイズキャスティングマシンの射出シリンダ側に
位置センサ25を取付け,射出シリンダのストロークS
がS0 に達した時に,制御器スタート信号発生器28か
ら出力信号をフイードバック制御器12に入力し,フイ
ードバック制御器12をスタートさせるようにした。本
製品は充填不良を起こすため,ゲート部をかなり厚くし
ている。そこで,ゲート部全体を加圧し,圧力変動を付
加するようにした。この場合,圧力変動幅等,それほ
ど,正確に制御する必要がなかったので,最も簡単に実
現できるストローク制御で実地した。この場合,ストロ
ーク設定器34aでは,時間−振動ストロークパターン
を設定しておく。ただし,ゲート部を加圧するので,か
なりの量の半溶融スラリ7がプランジャチップ4a側に
逆流する。このため,プランジャチップ4aをプランジ
ャチップ後退用のスライドブロック43で固定した。
【0038】図8は図7に示したプランジャチップ後退
用のスライドブロック部分の拡大図であり,図9は図8
のA−A線断面を示す図である。図8,図9において,
1は固定金型,2は水平方向に開閉する可動金型,3は
固定金型1と可動金型2の分割面部の下端部において,
下方より垂直状態で当接させ,下方に離脱可能に設けた
鋳込スリーブである。
【0039】鋳込スリーブ3の中には,プランジャ4の
先端部に取付けているプランジャチップ4aを軸線方向
に摺動自在に設けた。これら鋳込スリーブ3,および,
プランジャ4とプランジャチップ4aは,それぞれ別個
の油圧シリンダによって上下動させ得るようにしてあ
る。また,鋳込スリーブ3は金型1,2から下方に離し
た後は,溶湯を供給しやすくするために,横方向に傾転
可能に設けた。
【0040】固定金型1と可動金型2の分割面部の下方
には,鋳込スリーブ3の内径と同一の内径を有する穴4
4が設けられており,穴44の上端中央部には,比較的
に広いゲート6bが設けられている。ゲート6bの上方
は,半溶融金属からなる成形材料である半溶融スラリ7
が鋳込まれて鋳込製品ができるキャビティ6に続いてい
る。可動金型2内のゲート6bに面した部分には,溶湯
加圧用の加圧部材8が横方向に移動自在に設けられてお
り,加圧部材8の先端面がゲート6bに対して出し入れ
可能に設けられている。加圧部材8はその後部にある加
圧用の油圧シリンダ9のピストンロッド10に連結され
ている。
【0041】プランジャチップ4aの外周面の中央部に
は,リング状の溝45を設けた。43は,固定金型1と
可動金型2の穴44に面した部分の中にそれぞれ水平方
向に出し入れ自在に設けたスライドブロックであり,ス
ライドブロック43はその後部にある油圧シリンダ46
のピストンロッド47に連結されている。ただし,スラ
イドブロック43の上下方向の位置は,プランジャチッ
プ4aが図8に示すように半溶融スラリ充填終了位置で
ある上限位置にあるときに,スライドブロック43の先
端部が溝45の中に入り得るような位置とした。スライ
ドブロック43は半溶融スラリ7加圧用の加圧部材8を
作用させたときのプランジャチップ4a後退防止用であ
る。なお,溝45は,この溝45の中にスライドブロッ
ク43が入って係合するので,係合部の一種と言うこと
ができる。
【0042】鋳込みを行う場合は,図8において,ま
ず,スライドブロック43を後退させ,プランジャチッ
プ4aを下降させている状態で,公知の方法で鋳込スリ
ーブ3内の上部に半溶融スラリ7を供給しておく。この
状態で,図示していない射出シリンダを作用させてプラ
ンジャチップ4aを上昇させ,半溶融スラリ7をゲート
6bを通して金型1,2のキャビティ6内に鋳込み,充
填させる。このとき,プランジャチップ4aの位置は,
図8に示した位置にある。
【0043】この状態で,次に,油圧シリンダ46を作
用させて,スライドブロック43を前進させ,スライド
ブロック43の先端部を溝45の内に装入させる。この
ようにしておけば,プランジャチップ4aが後退しよう
としても,溝45の上面がスライドブロック43に当た
るまでは後退するが,それより下まで後退することはな
い。
【0044】次に,直ちに,油圧シリンダ9を作用させ
て,加圧部材8を前進させ,半溶融スラリ7の一部を押
す。このとき,加圧部材8が,ストローク設定器34a
で予め設定していた時間−ストローク曲線に沿って所定
の振動スクイズ圧力を半溶融スラリ7に作用させながら
前進するように,フイードバック制御する。勿論,この
場合でも,図1,図2に示したように,時間−圧力曲
線,または,図3に示したように,時間−ストローク曲
線と時間−圧力曲線に沿ってフイードバック制御するこ
ともできる。そして,キャビティ6やゲート6b内の半
溶融スラリ7に加圧力を加える油圧シリンダ9に油圧力
を所定の高圧力とこの高圧力に比べて比較的に小さな所
定の低圧力とを短時間の間隔で交互に周期的にまた波状
的に作用させるよう制御して加えることにより,キャビ
ティ6内の半溶融スラリ7に対して所定の高圧力とこの
高圧力に比べて比較的に小さな所定の低圧力とからなる
メタル加圧力を短時間の間隔で交互に周期的に加えるよ
うに制御し,しかも,フイードバック制御により,メタ
ル加圧力の変動幅と変動周波数と中央値が意図した値に
なるように制御する。
【0045】なお,キャビティ6内の半溶融スラリ7に
振動スクイズ圧力を効果的に伝えるためには,ゲート6
bはできるだけ厚くしておく方が良い。加圧部材8を作
用させたときは,プランジャチップ4aが押されて後退
しようとするが,スライドブロック43の作用によりプ
ランジャチップ4aはそれ以上は後退しないので,加圧
部材8による加圧力はキャビティ6内の半溶融スラリ7
に確実にかつ有効的に作用する。なお,図7〜図9にお
いては,スライドブロック43をプランジャチップ4a
に係合させるようにしたが,これは,プランジャ4の一
部ないしはプランジャ4と一体で前後進するカップリン
グ等の部材の一部に係合させるようにすることもでき
る。
【0046】前記図1,図2等で説明したように,時間
−圧力でフイードバック制御を行う場合,振動スクイズ
圧力パターンの予め定めておいた振動数と振幅,また
は,振動数と振幅と中央値は,時間の経過に対して一定
にすることが多いが,これは時間の経過に対して所定の
変化状態を示すように,時間の函数として表されるよう
にすることもできる。また,前記7等で説明したよう
に,時間−ストロークでフイードバック制御を行う場合
は,振動ストロークパターンの予め定めておいた振動数
と振幅と中央値が,時間の経過に対して一定であるよう
にすることもできるし,時間の経過に対して所定の変化
状態を示すように,時間の函数として表されるようにす
ることもできる。
【0047】また,振動圧力や振動ストロークを所定の
パターンに沿って作用させる場合は,作用開始して最初
のわずかな短い時間内は非振動でその値を増加させるよ
うにすることが多いと思われるが,これは,作用開始時
から,すぐに振動させながらその値を増加させるように
することもできる。
【0048】本発明においては,油圧シリンダ9や加圧
部材8を作用させて半溶融スラリ7に振動スクイズ圧力
を作用させ始めるのを,半溶融スラリ7がキャビティ6
内に押込まれて流れながら充填されている途中で行うよ
うにしたが,これは,半溶融スラリ7がキャビティ6内
に充填され終って凝固するときも,例えば,10〜20
秒のように,作用させ続ける。
【0049】充填後の凝固する半溶融スラリ7に振動ス
クイズ圧力を短時間の間隔で交互に周期的に加えると,
半溶融スラリ7に高圧力とこの高圧力に比べて比較的に
低い低圧力とが交互に波状的に加えられることになる。
このため,低圧力作用時には,一時的に金型表面の熱伝
達係数が小さくなり,凝固時に発生した潜熱が金型表面
から充分抜熱されず,半溶融スラリ7の温度が部分的に
上昇する。このように,金型表面近傍のレカレセンス
(再輝熱。潜熱放出に伴う温度上昇)によって,結晶遊
離および樹枝状晶の枝の溶断遊離が起こる。また,波状
的に加えられた圧力のため,半溶融スラリ7が流動し,
そのことも合いまって,結晶遊離,樹枝状晶の枝の溶断
遊離が促進される。
【0050】そのため,表面に生成されやすかった柱状
晶ができず,鋳込製品の内面全体に微細等軸晶が生成
し,等軸晶帯のみが形成されることになる。また,等軸
晶帯に偏析ができることもない。その結果,熱間割れも
発生しないし,引け巣もほとんど発生しないし,高強度
で靭性を有する高品質の鋳込製品が得られる。勿論,振
動スクイズ圧力をフイードバック制御させるので,常に
非常に良い作用効果が確実に得られる。
【0051】図10,図11は,図5,図6に対応した
別の実施例を示すもので,図10にSmとして示すよう
に平均的に設定ストローク軌跡を追従しながら,図11
に示すように意図した圧力変動幅を実現する。図10,
図11中,横軸のtは時間(秒),Sはストローク(m
m),Pはスクイズ圧力(kg/cm2 ),Smax,
Sminは個々におけるストロークの最大最小部分,P
max,Pminは個々における振動スクイズ圧力の最
大最小部分,Pmは振動スクイズ圧力の平均値部分,P
iは初期の非振動部分の最大圧力値でもある振動スクイ
ズ圧力の初期値,PA は圧力振幅を示す。
【0052】この場合,キャビティ6内に半溶融スラリ
7が充填され始めて,所定の時間経過後,スタート指令
が発せられたら,最初の例えば約0.01〜0.02秒
間は振動させずにスクイズ圧力を所定の値まで上昇さ
せ,その後,10〜20秒間,振動スクイズ圧力を作用
させる。例えば,振動スクイズ圧力の中央値ないしは平
均値Pmは,普通,最大400〜600kg/cm2
し,振幅PA は20〜500kg/cm2 ,振動数は1
0〜500Hzとした。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば,半溶融金属からなる成
形材料もしくはこの半溶融金属にセラミックス粒子,ウ
イスカまたは繊維等を撹拌混合した成形材料を金型のキ
ャビティ内に充填させる過程において,すなわち,成形
材料がキャビティ内を流れていて充填されつつある途中
において,成形材料に加える圧力値を周期的に変動させ
るので,キャビティ内の薄肉部等における固相粒子の固
着,合体もしくは強化材の凝集を防ぎ,充填過程で液相
のみが圧入されていくのを防ぎ,半溶融金属もしくは強
化材を撹拌混合した半溶融金属を均質に充填していく。
したがって,得られた製品は,材質の不均一が少なくま
た巣が少ない,機械的性質に優れた良品が得られる。
【0054】なお,充填後の凝固過程時にも振動スクイ
ズ圧力を作用させると,柱状晶や偏析が生じず,等軸晶
のみが生じ,その結果,熱間割れも発生せず,引け巣も
ほとんど発生せず,高強度で靭性を有する高品質の製品
を確実容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置の第1実施例
を示す縦断面図および制御回路図である。
【図2】本発明方法を実施するための装置の第2実施例
を示す縦断面図および制御回路図である。
【図3】本発明方法を実施するための装置の第3実施例
を示す縦断面図および制御回路図である。
【図4】加圧ブロック(スクイズプランジャ)の平均ス
トローク軌跡の演算例を説明するための時間−ストロー
ク線図である。
【図5】振動スクイズ圧力作用時の1例を示す時間−ス
トローク線図である。
【図6】振動スクイズ圧力作用時の1例を示す時間−圧
力線図である。
【図7】本発明方法を実施するための装置の第4実施例
を示す縦断面図および制御回路図である。
【図8】図7の一部拡大図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】振動スクイズ圧力作用時の他の例を示す時間
−ストローク線図である。
【図11】振動スクイズ圧力作用時の他の例を示す時間
−圧力線図である。
【符号の説明】
1 固定金型 2 可動金型 3 鋳込スリーブ 4 プランジャ 4a プランジャチップ 6 キャビティ 6a ランナ部 6b ゲート 7 半溶融スラリ(半溶融金属からなる成形材料) 8 加圧部材 9,46 油圧シリンダ 11 サーボバルブ(供給圧力設定変動装置) 12 フイードバック制御器 13,13a 圧力設定器 14,30 圧力センサ 17 加圧力演算器 18,18a 圧力偏差検出器 21 ポンプ 25,41 位置センサ 28,28a 制御器スタート信号発生器 29 チクソモールディングマシンの本体部 31 ピン 32 圧力データ処理器 33 ストロークデータ処理器 34 ストローク設定器 35 ストローク偏差検出器 43 スライドブロック 45 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 27/09 B22D 27/09 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半溶融金属からなる成形材料または半溶
    融金属にセラミック粒子,ウイスカ,繊維等の強化材を
    混入した成形材料を金型キャビティ内に押込み充填して
    いる過程において,金型キャビティの一部に面した加圧
    部材に連結した油圧シリンダの油圧力を所定の振動数と
    振幅で変動させながら加圧部材を前進させて金型内の成
    形材料に周期的に変動する圧力を作用させるようにした
    半溶融金属加圧成形方法。
  2. 【請求項2】 油圧シリンダを作用させ始めるタイミン
    グを,キャビティの一部に設けた圧力センサで検知した
    値が予め設定しておいた値に到達したとき,成形材料充
    填用油圧シリンダの作動圧が予め設定しておいた値に到
    達したとき,または,成形材料充填用油圧シリンダのプ
    ランジャが予め設定しておいた前進ストローク位置に到
    達したときとした特許請求の範囲請求項1記載の半溶融
    金属加圧成形方法。
  3. 【請求項3】 油圧シリンダを作用させ始めるタイミン
    グを,成形材料充填用油圧シリンダのプランジャが予め
    設定しておいた前進ストローク位置に到達して,プラン
    ジャチップまたはプランジャの外周部に設けた係合部に
    プランジャチップ後退防止用のスライドブロックを係合
    させたときとした特許請求の範囲請求項1記載の半溶融
    金属加圧成形方法。
  4. 【請求項4】 金型キャビティを有する金型,金型キャ
    ビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装置,金型内に充填さ
    れている途中の成形材料に振動スクイズ圧力を作用させ
    るスクイズプランジャを有する液圧シリンダ,成形材料
    に作用させる予め定めておいた振幅と振動数と中央値を
    有する振動スクイズ圧力の変化パターンまたは軌跡を与
    えておく振動スクイズ圧力設定器,実際のスクイズ圧力
    測定用の金型または液圧シリンダに取付けた圧力検出
    器,振動スクイズ圧力の設定値と検出値とに基づいて液
    圧シリンダに作用させる液圧が所定の振幅と振動数と中
    央値を有する振動スクイズ圧力になるようにフイードバ
    ック制御させるフイードバック制御装置を備えた半溶融
    金属加圧成形装置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項4記載の半溶融金
    属加圧成形装置を用い,成形材料を金型キャビティ内に
    鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプランジャを前進
    させて成形材料にスクイズ圧力を加える時,最初の短い
    時間内は,非振動圧力を予め定めておいた値まで増加さ
    せながら加え,続いて,予め定めておいた振動数と振幅
    と中央値を有する規則的に変化する振動スクイズ圧力パ
    ターンまたは軌跡を追従させるように,圧力検出器によ
    り得られた実際の圧力値と圧力設定器より出力された設
    定値とに基づいて振動スクイズ圧力をフイードバック制
    御させるようにした半溶融金属加圧成形方法。
  6. 【請求項6】 金型キャビティを有する金型,金型キャ
    ビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装置,金型内に充填さ
    れている途中の成形材料に振動スクイズ圧力を作用させ
    るスクイズプランジャを有する液圧シリンダ,成形材料
    に作用させる予め定めておいた振幅と振動数と中央値を
    有する振動ストロークの変化パターンまたは軌跡を与え
    ておく振動ストローク設定器,実際の振動ストローク測
    定用のスクイズプランジャに取付けた位置センサ,振動
    ストロークの設定値と測定値とに基づいて液圧シリンダ
    に作用させる液圧が所定の振幅と振動数と中央値を有す
    る振動ストロークになるようにフイードバック制御させ
    るフイードバック制御装置を備えた半溶融金属加圧成形
    装置。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲請求項6記載の半溶融金
    属加圧成形装置を用い,成形材料を金型キャビティ内に
    鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプランジャを前進
    させて成形材料にスクイズ圧力を加える時,最初の短い
    時間内は,非振動ストロークを予め定めておいた値まで
    増加させながら加え,続いて,予め定めておいた振動数
    と振幅と中央値を有する規則的に変化する振動ストロー
    クパターンまたは軌跡を追従させるように,位置センサ
    により得られた実際のストローク値とストローク設定器
    より出力された設定値とに基づいて振動ストロークをフ
    イードバック制御させるようにした半溶融金属加圧成形
    方法。
  8. 【請求項8】 金型キャビティを有する金型,金型キャ
    ビティ内に成形材料を鋳込む鋳込装置,金型内に充填さ
    れている途中の成形材料に振動スクイズ圧力を作用させ
    るスクイズプランジャを有する液圧シリンダを備え,か
    つ,液圧シリンダのスクイズプランジャのストロークを
    計測する位置センサと,この位置センサから入力された
    振動している実際のストローク値をフイルタリングして
    得た非振動ストローク値より推定した現時点における振
    動ストロークの中央値を演算するストロークデータ処理
    器と,予め定めておいた時間経過に対する移動ストロー
    ク曲線に沿ってストローク設定値を順次増大するように
    設定したストローク設定器と,このストローク設定器か
    らの出力信号とストロークデータ処理器で演算して求め
    た現時点における振動ストロークの中央値により液圧シ
    リンダのスクイズプランジャの平均的な振動ストローク
    をフイードバック制御させるフイードバック制御器部分
    を備えるとともに,実際の圧力測定用のキャビティまた
    は液圧シリンダに取付けた圧力センサと,この圧力セン
    サによって得られた振動している実際の圧力値をその中
    央値がゼロになるように交換する圧力データ処理器と,
    振動圧力がその中央値がゼロで時間経過に対して正負交
    互に現れるように振動圧力の振動数と振幅を設定した圧
    力設定器と,この圧力設定器からの出力信号と圧力デー
    タ処理器で演算して求めた中央値がゼロになるように変
    換された圧力値により振動圧力の振幅をフイードバック
    制御させるフイードバック制御器部分を備えた半溶融金
    属加圧成形装置。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲請求項8記載の半溶融金
    属加圧成形装置を用い,成形材料を金型キャビティ内に
    鋳込みつつ,液圧シリンダのスクイズプランジャを前進
    させて成形材料にスクイズ圧力を加える時,隣合ってい
    る時点が短い時間間隔であるサンプリング時点で金型ま
    たは液圧シリンダに取付けた圧力センサで実際のスクイ
    ズ圧力を測定し,かつ,液圧シリンダに取付けた位置セ
    ンサで実際のプランジャストロークを測定し,圧力デー
    タ処理器により,振動している圧力周期の整数倍の時間
    間隔だけ前から現在のサンプリング時点までの間に検知
    した複数の圧力データの平均値を,現在のサンプリング
    時点での実際の圧力値から引いた値と,圧力設定器から
    出力される現在のサンプリング時点での予め定めておい
    た振動スクイズ圧力パターンから得られる圧力値との間
    で,第1の偏差を演算し,ストロークデータ処理器によ
    り,現時点における振動ストロークの中央値,すなわ
    ち,振動しているストローク周期の整数倍の時間間隔だ
    け前から現在のサンプリング時点までの間に検知した複
    数のストロークデータの平均値か,もしくは,振動して
    いるストローク周期の整数倍の時間間隔だけ前から現在
    のサンプリング時点までの間に検知した複数のストロー
    クデータの平均値にこれら複数のストロークデータをサ
    ンプリングした時間間隔の半分の時間間隔における移動
    ストロークを加算した値のいずれかと,ストローク信号
    発生器から出力される現在のサンプリング時点での予め
    定めておいた非振動ストロークパターンから得られるス
    トローク値との間で,第2の偏差を演算し,この第1の
    偏差と第2の偏差をそれぞれ第1と第2制御信号に換算
    するために第1の偏差と第2の偏差に適当なゲインを付
    与し,第2制御信号に第1制御信号を加えて第3制御信
    号を発生させ,第3制御信号に従って液圧シリンダに作
    用させる圧力を制御するようにした半溶融金属加圧成形
    方法。
  10. 【請求項10】 振動スクイズ圧力パターンの予め定め
    ておいた振動数と振幅,または,振動数と振幅と中央値
    が,時間の経過に対して一定であるかまたは時間の函数
    として表される特許請求の範囲請求項5または請求項9
    記載の加圧鋳造方法。
  11. 【請求項11】 振動ストロークパターンの予め定めて
    おいた振動数と振幅と中央値が,時間の経過に対して一
    定であるかまたは時間の函数として表される特許請求の
    範囲請求項7記載の加圧鋳造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020046841A (ko) * 2000-12-15 2002-06-21 이계안 일체형 반응고 성형장치
US6478075B1 (en) * 1997-06-30 2002-11-12 Hitachi Metals, Ltd. Die-casting method and die-castings obtained thereby
WO2008080241A1 (de) * 2007-01-05 2008-07-10 Bühler Druckguss AG Verfahren zur herstellung von faserverstärkten druckgiessteilen
JP2011067838A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Toyota Motor Corp 半溶融金属の鋳造方法、及び半溶融金属の鋳造装置

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