JPH0321613Y2 - - Google Patents

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JPH0321613Y2
JPH0321613Y2 JP20034583U JP20034583U JPH0321613Y2 JP H0321613 Y2 JPH0321613 Y2 JP H0321613Y2 JP 20034583 U JP20034583 U JP 20034583U JP 20034583 U JP20034583 U JP 20034583U JP H0321613 Y2 JPH0321613 Y2 JP H0321613Y2
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curved
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は天板表面構造の改良に係り、その目的と
するところは、机等の天板前縁部更には後縁部に
おいて鋼板、木材等からなる基材自体を曲面縁と
なし、該基材の上面に形成される化粧板も又基材
曲面に沿つて曲面縁となす場合において、該化粧
板の曲面縁部を熟練技術を要することなく簡単且
つ確実に基材前、後縁の曲面に沿わせて当該曲面
縁からなる前、後縁部と平面部との外観及び機能
上の差異をなくした天板表面構造を提供しようと
いうものである。
従来、天板前縁及び後縁部において天板上面を
被覆する化粧板を基材の曲面に沿う曲面縁に形成
する場合、天板上面の平面部の化粧板と別体の突
板をロ−ル等によつて弯曲して、これを接着剤で
もつて基材の曲面に接着するものである為に天板
前、後縁部の突板と平板部の化粧板が明確に識別
されて天板の外観を損ねるという問題が残されて
おり、そこで前、後縁部の突板と平板部の化粧板
間に凹溝等の段部を形成して前、後縁部の突板を
別模様の如く印象づけるよう構成することが行わ
れたが、これによれば突板は無論、平板部化粧板
も極めて剥離し易いという欠点が残され、一方
前、後縁部の突板と平板部の化粧板を一見して識
別できないように継合せて仕上げる構成がある
が、この場合継合せに熟練技術を必要とすること
からコスト高となつて量産不可能であるばかりで
なく、継合せ部の剥離というおそれは依然として
残されていた。
以上の従来問題に鑑みて考案した本案の要旨と
するところは、天板前、後縁の曲面縁と平板部を
別々に施工することなく、同一の化粧板にて一体
連続して構成するとともに、この一枚物の化粧板
の天板前後縁部の曲面縁及びその近接部分に生じ
た亀裂等の凹凸粗荒部分を充填材で充填被覆する
とともに該充填被覆部分から平板部に亘る全面を
合成樹脂被膜によつて被覆して表面仕上げを行つ
て構成して、従来の天板前、後縁の曲面部にのみ
上面平板部の化粧板と別体の突板を設ける構成の
ように天板外観を損ねることなく天板前、後縁部
の曲面部分を簡単に被覆し得るようになした点に
ある。
以下本案を添付の実施図例にて説明すれば、図
中Aは木材、鋼板等からなる天板基材を示し、前
縁及び後縁を曲面部1となしており、この基材A
の平板部2及び前、後縁の曲面部1から下面にか
けて設けられる化粧板Bは最下層から合成樹脂を
含浸した基板3、当該基板の色を遮籔するととも
に突板5支持用の単又は複数枚となした被覆板
4、該被覆板上に形成される突板5、ウツドシー
ラー塗装による塗装膜6を順次層成して構成さ
れ、この表面化粧板Bを基材Aに張設施工するに
際して基材Aの曲面部1に相当する曲面縁B′部
分の塗装膜6から突板5に第2図に示すような亀
裂8を生ずることがあり、この曲面縁B部分の亀
裂8内に充填材9を充填塗装した状態で当該曲面
縁B′及び平板部2上にツヤ調整、仕上げ層とし
ての合成樹脂塗膜層7を設けてなるものであり、
基板3及び被覆板4は合成樹脂例えばフエノ−ル
樹脂又はDAP樹脂を約100g/m2の割合で含浸し
たコアー紙からなり、突板5としては通常の材質
例えばオ−ク材薄板を用い、又塗膜層7としては
ウレタン樹脂等の合成樹脂を用い、充填材9とし
てはウレタン樹脂系のシーラー材をウツドシーラ
ー塗装及び又はサンデイングシ−ラ−塗装によて
塗付形成するものである。又上記した各板層を接
着層成するに際しては、各板層形成に先立つて下
側板層の表面をシーラー塗装にて表面処理して各
板層間の接着効果を高めるようになすことも可能
である。
而して以上の構成からなる本案の天板表面構造
の組立方法は、基板3、被覆板4、突板5及びウ
レタン樹脂を用いたウツドシ−ラ−塗装による塗
装膜6を順次接着成層して構成した化粧板Bをロ
−ラ−等の成形機によつて弯曲させて基材Aの曲
面部1に合致する曲面縁B′を形成して基材Aに
接着した後、若しくは鋼板からなる基材A表面に
上記化粧板Bを接着し、次いで基材Aを弯曲して
曲面部1を形成するとともに曲面部1に相当する
部分を曲面縁B′(第3図工程状態)となした
後、化粧板Bの曲面縁B′及びその近接部分にお
いて塗装膜6から突板5にかけて生じた亀裂8部
分を砂又は鉄粉を例えば400メツシユとなした研
磨紙等によつて研磨し、次いで当該研磨部分にエ
ア−ブロ−を行つて研磨部分特に亀裂8内に残留
付着する研磨粉を吹き飛ばし、更にアセトン等の
溶剤にて洗浄する(工程参照)。其後当該研磨、
洗浄部分にウツドシ−ラ−塗装又はサンデイング
シ−ラ−塗装によつて充填材9を塗付形成して亀
裂8…を埋設充填して工程状態となした後、該
工程でサンデイングシ−ラ−塗装にて充填材9
を形成した場合には曲面縁B′及び平板部2更に
は下面に至るまで化粧板Bの表面全域を研磨し、
且エア−ブロ−及び溶剤洗浄による研磨粉の除去
を行い、次いでウレタン等の合成樹脂塗装によつ
て仕上げ層としての塗膜層7を形成して工程に
示すように天板表面構造の施工を完了するもので
あり、又前記工程において充填材9の塗膜形成
をウツドシ−ラ−塗装にて行つた場合には当該
工程終了後、板体B1の表面全域を研磨し、且エ
アーブロ−及び溶剤洗浄による研磨粉の除去を行
い、其後板体B1の全面にサンデイングシ−ラ−
塗装にて塗膜を形成した後、再び全面研磨、エア
−ブロー及び洗浄による研磨粉除去を行つてから
工程に示す塗膜層7の形成を行うものである。
以上のようになる本案の天板表面構造によれ
ば、合成樹脂を含浸した紙製の基板3、被覆板4
及び突板5を順次接合し、突板5上にウツドシー
ラー塗装による塗装膜6を設けてなる化粧板Bに
仕上げ層としてのウレタン等の合成樹脂塗膜層7
を形成し、これを天板基材Aの上面平板部2から
前縁及び後縁の曲面部1を経て下面に至るまで連
続して接着等にて取付けてなるものであることか
ら、従来のように基材Aの曲面部1に平板部の化
粧板とは別体の突板を設ける場合の如く取付け作
業を複雑、面倒にしたり、突板と化粧板の風合い
等の違いによつて天板の外観を損ねたり、或は突
板と化粧板の継合せに熟練技術を要するというよ
うな問題が全くなく、前、後縁を曲面となした天
板の表面板を簡単に構成することができ、又継合
せの場合のように継合せ部から突板又は化粧板が
剥離し易いという問題もないのである。
更に本案では基材Aの曲面部1に相当する化粧
板Bの曲面縁B′及びその近接部分において、ウ
ツドシ−ラ−塗装による塗装膜6及び突板5に亀
裂8を生じても、該亀裂発生部分にウツドシ−ラ
−塗装又はサンデイングシ−ラ−塗装によつて充
填材9を充填塗付した状態でツヤ調整及び仕上げ
層としての合成樹脂塗膜層7を設けていることか
ら、天板曲面部における亀裂8等の凹凸が化粧板
表面に表れて外観並びに商品価値を下落させるお
それが全くなく、又亀裂8の発生を原因として化
粧板の表面にまで亀裂が及んで天板曲面部表面に
割れ目が生じたり、剥離する等の心配が全くない
のである。
更に基板3及び被覆板4を合成樹脂を含浸した
紙製となして防水性を高めたことによつて基材A
特に木製基材の場合に当該基材Aの水分が突板5
に浸透して突板5が膨張するという問題を解決す
ることができ、又被覆板4は基板3の地色が表面
に出ないようになすとともに突板5を確実に支持
することができるである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案化粧板の実施例を示す机の斜視
図、第2図は天板表面の成層構成を示す断面図、
第3図は本案化粧板の組立て工程を示す断面工程
図である。 A…天板基材、B…化粧板、B′…曲面縁、1
…曲面部、2…平板部、3…基板、4…被覆板、
5…突板、6…塗装膜、7…塗膜層、8…亀裂、
9…充填材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前、後縁を曲面部1となした天板基材Aの平板
    部2から曲面部1を経て下面に至る表面に、化粧
    板Bを張設し、基材の曲面部1に相当する化粧板
    Bの曲面部B′等の表面に生じた亀裂8若しくは
    亀裂とその近傍に合成樹脂等の充填材9を充填塗
    付し、該充填材9の塗付部分を含む化粧板Bの表
    面に仕上げ層としての合成樹脂塗膜層7を形成し
    てなることを特徴とする天板表面構造。
JP20034583U 1983-12-29 1983-12-29 天板表面構造 Granted JPS60109438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20034583U JPS60109438U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 天板表面構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20034583U JPS60109438U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 天板表面構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60109438U JPS60109438U (ja) 1985-07-25
JPH0321613Y2 true JPH0321613Y2 (ja) 1991-05-10

Family

ID=30761106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20034583U Granted JPS60109438U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 天板表面構造

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JP (1) JPS60109438U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9000066B2 (en) 2007-04-19 2015-04-07 Smith & Nephew, Inc. Multi-modal shape memory polymers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9000066B2 (en) 2007-04-19 2015-04-07 Smith & Nephew, Inc. Multi-modal shape memory polymers
US9308293B2 (en) 2007-04-19 2016-04-12 Smith & Nephew, Inc. Multi-modal shape memory polymers

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JPS60109438U (ja) 1985-07-25

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