JPH03215A

JPH03215A - 金型加圧装置

Info

Publication number: JPH03215A
Application number: JP13507389A
Authority: JP
Inventors: Takashi Futami; 二見　孝
Original assignee: Nippon Zeon Co Ltd
Current assignee: Zeon Corp
Priority date: 1989-05-29
Filing date: 1989-05-29
Publication date: 1991-01-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の技術分野本発明は、たとえば射出成形用金型等の締付加圧および
解圧を行なうための金型加圧装置に関する。

発明の技術的背景たとえば射出成形、反応射出成形、プレス成形等におい
ては、固定側金型と移動側金型とを用い、これら金型を
締付加圧する必要がある。このような金型を締付加圧す
る金型加圧装置は、金型が設置される方向によって、大
きく２つのタイプに大別される。第１のタイプの金型加
圧装置は、鉛直方向に移動側金型と固定側金型とが配置
される、いわゆる縦置金型加圧装置である。第２のタイ
プの金型加圧装置は、水平方向に移動側金型と固定側金
型とが配置される、いわゆる横置金型加圧装置である。

横置金型加圧装置の一例を第１０図に示す。

この金型加圧装置２では、固定側金型４が固定板６の側
面に取付けられ、移動側金型８が移動板１０に取付けら
れている。移動板１０はタイバー１２．１２に案内され
て移動可能になっている。

タイバー１２．１２は、固定板６と圧力シリンダ取付板
１４との間で水平方向に架は渡され、両金型４，８が締
付加圧される際に、その加圧力を張力として受けるよう
になっている。圧力シリンダ取付板１４には、圧力シリ
ンダ１６が取付けられ、その駆動ロッド１８の先端が移
動板１ｏに固定され、この駆動ロッド１８によって移動
板１ｏを移動させると共に、両全型４，８を締付加圧す
るようになっている。なお、圧力シリンダ取付板１４と
固定板６とは、ベース２０上に固定されている。

しかしながら、このような従来の金型加圧装置２にあっ
ては、タイバー１２．１２が存在することから、金型４
，８を固定板６と移動板１ｏとにそれぞれ着脱する作業
が煩雑であり、金型のクリーニング等を容易に行なえな
い虞がある。また、金型内で成形した製品を取り出す際
にも、タイバー１２．１２が作業の邪魔となり、容易に
行えない虞がある。さらに、このような従来の金型加圧
装置２では、移動側金型８および移動板１ｏの荷重がタ
イバー１２．１２に作用し、タイバー１２．１２が撓む
虞があることから、大型の金型４．８を用いて大型の製
品を得るには不適当な構造であった。

さらにまた、従来の金型加圧装置２にあっては、移動側
金型８を固定側金型４に対して前進もしくは後退移動さ
せる手段と、移動側金型８を固定側金型４に対して締付
加圧する手段とを、同一の圧力シリンダ１６が兼ねてい
るため、圧力シリンダ１６を大型にせざるを得ないと共
にタイバーの長さが長くなるという不都合を有している
。

なお、移動側金型８を固定側金型４に対して前進もしく
は後退移動させる手段と、金型の締付加圧手段とが、そ
れぞれ別々の圧力シリンダである金型加圧装置は従来よ
り知られている。しかしながら、このような金型加圧装
置でも、タイバーは必要であり、金型の着脱作業や製品
の脱型作業が煩雑であると共に、大型の製品を成形する
には不適当であるという不都合を依然として有している
。

発明の目的本発明は、このような実情に鑑みてなされ、金型の着脱
作業および製品の脱型作業が著しく容易であり、しかも
大型の製品を成形する場合にも適している経済的な金型
加圧装置を提供することを目的としている。

発明の概要本発明に係る金型加圧装置は、固定側金型が側面に取付
けられる固定ユニットと、前記固定側金型に嵌合する移動側金型が側面に取付けら
れる移動ユニットと、前記移動ユニットを、案内用レールに沿って前記固定ユ
ニットに対して水平方向に前進後退移動させる移動手段
と、前記移動ユニットが固定ユニットに対して所定距離接近
した場合に、移動ユニットと固定ユニットとを連結する
連結手段と、この連結手段に張力を加えることにより、前記固定側金
型と移動側金型とを締付加圧する締付手段とから成るこ
とを特徴としている。

このような本発明に係る金型加圧装置によれば、従来必
要としていたタイバーを有さない構造なので、金型の着
脱作業および製品の脱型作業がタイバーによって邪魔さ
れることがなくなり、これらの作業性が著しく向上する
。また、本発明では、タイバーによって移動側金型等の
荷重を受ける構造でなく、これらの荷重を案内用レール
で受ける構成であるため、大型の金型の取付も容易であ
り、大型の製品の成形にも適している。しかも、案内用
レールにおける摩擦抵抗を低減させれば、移動ユニット
の移動に要する駆動力も小さくて済み、省エネルギーに
も寄与する。

さらに、本発明では、移動側金型を固定側金型に対して
前進後退させる移動手段と、これら金型を締付加圧する
締付手段とが全く利手段であるため、これら手段として
たとえば用いられる圧力シリンダを必要以上に大型にす
る必要がなく経済的である。また、加圧および解圧時に
力を伝達するための部材（連結手段）は、必要な場合に
のみ移動ユニットと固定ユニットとを連結するようにし
ているため、この部材の長さを必要以上に長くする必要
がなく、この点でも経済的である。

発明の詳細な説明以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。

第１．２図は本発明の一実施例に係る金型加圧装置の正
面図、第３図は第１，２図に示す締付手段の要部断面図
、第４図は第１，２図に示す連結手段と固定ユニットと
の連結構造を示す要部概略図、第５図は第１図に示すｖ
−ｖ線に沿う矢視図、第６図は連結手段と移動ユニット
との連結方法を示す連結構造を示す概略図である。

第１，２図に示すように、本発明に係る金型加圧装置３
０は、固定側金型３２が側面に取付けられる固定ユニッ
ト３４と、固定側金型３２に嵌合する移動側金型３６が
側面に取付けられる移動ユニット３８とを有する。

これら金型３２．３６は、たとえば反応射出成形に用い
られる金型であるが、射出成形あるいはプレス成形また
は他の加圧成形等に用いられる金型であっても良い。

これら金型３２．３６をそれぞれのユニット３４．３８
に固定するには、各ユニット３４゜３８の側面に設けら
れた取付板４０を利用して行なう。すなわち、取付板４
０におけるＴ溝４１にボルト等を係合させ、そのボルト
等によって金型３２．３６を各ユニット３４．３８に取
付けるのである。なお、上記取付板４０に替えて、各ユ
ニット３４．３８の側面に水平方行に断面■型部材を多
数設け、該部材の隙間にボルト等を係合させ、そのボル
ト等によって金型３２，３６を各ユニット３４．３８に
取付けても良い。

固定ユニット３４は、たとえば共通ベース４２の右端上
に固定しである。これに対して、移動ユニット３８は、
共通ベース４２上に設けられた案内用レール４４上に、
この案内用レール４４に沿って固定ユニット３４ば対し
て水平方向に前進後退移動可能に装着しである。図示す
る実施例では、移動ユニット３８の底部にリニアベアリ
ング４６を取付け、このリニアベアリング４６が案内用
レール４４上を摺接するようにすることで、摩擦力を低
下させ、低駆動力で移動ユニット３８を移動させること
ができるようにしである。

このような移動ユニット３８を案内用レールに沿って移
動させるための移動手段としては、圧力シリンダ、リニ
アモータ等の種々の手段が採用され得るが、図示する実
施例では、次に示す手段が採用されている。すなわち、
第１図に示すように、移動ユニット３８の底部に油圧モ
ータ４８を取付け、その回転軸にピニオンギア５ｏを取
付け、そのピニオンギア５０を共通ベース４２内のラッ
クギア５２に噛合させるようにし、ピニオンギア５０の
回転によって移動ユニット３８を案内用レール４４に沿
って移動させるのである。

本発明では、移動ユニット３８が固定ユニット３４に対
して所定距離接近した場合に、移動ユニット３８と固定
ユニット３４とを連結する連結手段を有するが、図示す
る実施例では、このような連結手段は次に示すような構
成を有している。

すなわち、本実施例に係る連結手段５４は、固定ユニッ
ト３８に設けられた固定具５６に取付固定された基部ロ
ッド５８と、この基部ロッド５８に対してヒンジ部６０
を介して回動自在に取付けられた連結ロッド６２とから
成る。連結ロッド６２の先端には、係合用大径部６２ａ
が形成しである。

係合用大径部６２ａは、固定ユニット３４に装着された
加圧板６３に固定された係合部材６４に設けられた係合
凹所６４ａに適宜係合可能になっている。これらの係合
状態を第４図に示す。第４図（Ｂ）は同図（Ａ）に示す
Ｂ−Ｂ線に沿う断面図であり、同図（Ｃ）は同図（Ａ）
に示すＣ−Ｃ線に沿う断面図である。特に第４図（Ｂ）
に示すように、矢印Ａ方向から大径部６２ａを係合凹所
６４ａ内に挿し込めば、連結ロッド６２は係合部材６４
を介して固定ユニット３４の加圧板６３１；連結される
。連結ロッド６２は、第１．５図に示すヒンジ部６０を
介して回動自在に基部ロッド５８に連結されるため、連
結ロッド６２の先端に形成された係合用大径部６２ａは
、第４図（Ｂ）示す矢印Ｘ方向から容易に係合凹所６４
ａ内に挿し込むことが可能である。

基部ロッド５８の後端には、複数の大径リング部５８ａ
が軸方向複数箇所に形成しである。第６゜７図に示すよ
うに、基部ロッド５８の後端は、移動ユニット３８に固
定された固定部材５５の通孔５５ａ内に挿入され、この
固定部材５５の両側４ケ所にボルト等で取付けられる係
合部材５６の内方突縁５６ａが前記大径リング５８ａ間
に係合し、基部ロッド５８を固定部材５５を介して移動
ユニット３８に固定するようになっている。本実施例で
は、固定部材５５と係合部材５６との係合は解除可能で
あるため、基部ロッド５８における係合位置を長手方向
にずらすことによって、固定部材５５から連結ロッド６
２の係合用大径部６２ａまでの長さを調節可能になって
いる。これによって、種々の大きさの金型３２．３６を
各ユニット３４．３８に取付けることが可能である。

なお、第１．２図では、連結手段５４は、装置３０の図
面上紙面表面側にのみ図示しであるが、裏面側対称位置
にも２ケ所設けられている。

次に締付手段について説明する。

第１〜３図に示すように、本実施例では、固定ユニット
３４内に加圧板６３が、ガイドバー６６（第３図にのみ
図示）に沿って、移動側金型３６の移動方向に移動自在
に装着しである。加圧板６３をガイドバー６６に沿って
移動制御するため、加圧板６３には圧力シリンダ６８が
固定され、その駆動ロッド７０の先端が固定ユニット３
４に固定しである。したがって、連結ロッド６２の係合
用大径部６２ａが係合凹所６４ａに係合した状態（第２
図に図示）で、圧力シリンダ６８を駆動し、加圧板６３
を矢印Ｙ方向に移動させれば、両金型３２．３６にその
力が伝わり、これら金型３２゜３６は十分に締付加圧さ
れることになる。

次に、このような金型加圧装置３０の動作について説明
する。

まず、各ユニット３４．３８に金型３２，３６を取付け
る。その際に、連結ロッド６２をヒンジ部６０から基部
ロッド５８側に折り畳んで置けば、金型３２３６の着脱
が容易である。

次に、これら金型３２．３６を嵌合させて成形を行なう
場合には、第１図に示すように、両全型３２．３６が離
れた状態から、油圧モータ４８を駆動して、移動ユニッ
ト３８を固定ユニットに近付ける。ある程度近付いたら
、第２図に示すように、連結ロッド６２の大径部６２ａ
を加圧板６３に連結されている係合凹所６４ａ内に係合
させ、両者を連結する。その後締付手段としての圧力シ
リンダ６８によって加圧板を矢印Ｙ方向に移動させれば
、両全型３２．３６は所定の加圧力で締付けられる。こ
の状態で、これら金型３２．３６を用いて、たとえば射
出成形あるいは反応射出成形またはプレス成形等を行な
うことができる。特に反応射出成形にあっては、金型の
締付力が比較的低いため、本発明に係る金型加圧装置が
適している。

なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、種々に改変することが可能である。

たとえば、基部ロッド５８を固定側ユニット３４に固定
し、連結ロッド６２を移動側ユニット３８に連結可能に
なるようにしても良い。その場合には、加圧板６３およ
び圧力シリンダ６８を移動側ユニット３８に装着するよ
うにしても良い。

また、締付手段としては、圧力シリンダ６８に限らず、
その他の駆動手段であっても良い。

さらに、本考案では、連結手段５４は、図示する実施例
に限定されず、他の種類のロッドあるいは板等であって
も良い。

連結手段と締付手段とを一体的に組み合わせ、連結およ
びその解除動作の自動化を図った本発明の他の実施例を
次に示す。

第８，９図に示す実施例では、連結手段５４ａは、連結
ロッド７０と、この連結ロッド７０の先端部が適宜係合
する係合部材７２とから成る。本実施例では、連結ロッ
ド７０は圧力シリンダ６８ａの駆動ロッドとして、固定
ユニット３４に長手方向移動自在に取付けられている。

また、係合部材７２は移動ユニット３８に取付けられて
いるが、この逆であっても良い。すなわち、係合部材７
２が固定ユニット３４に、連結ロッド７０および圧力シ
リンダ６８ａが移動ユニット３８に取付けられても良い
。圧力シリンダ６８ａは、連結ロッド７０を長手方向に
自動的に進退移動させ、連結動作の自動化を図ると共に
、連結後は移動ユニット３８を固定ユニット３４側に引
き付ける締付手段としても機能する。

係合部材７２は、第９図に詳示するように、移動ユニッ
ト３８に固定され、挿入孔７４が形成された固定部材７
６と、連結ロッド７０の先端側に長手方向と直角方向に
穿設された係合孔７８に挿入される係合ビン８０とから
成る。係合ビン８０は、圧力シリンダ８２によって駆動
され、連結ロッド７０の先端が挿入孔７４内に挿入され
た場合に係合孔７８内に挿入される。このような係合状
態を解除するには、係合ビン８０を圧力シリンダ８２に
よって後退移動させれば良い。なお、連結ロッド７０の
先端側には、大径ストッパ７０ａが形成され、この大径
ストッパ７０ａが固定部材７６に当設することにより、
連結ロッド７０の前進移動を制限するようになっている
。

このような金型加圧装置３０ａによれば、締付手段とし
ての圧力シリンダ６８ａが、連結手段５４ａとしての連
結ロッド７０を駆動する手段を兼ねていると共に、連結
ロッド７０と固定部材７６との連結および解除を、圧力
シリンダ８２により駆動される係合ビン８０により自動
的に行ない得る。したがって、このような実施例によれ
ば、連結手段５４ａによる連結および解除動作の自動化
を図ることが可能になる。しかも、締付手段としての圧
力シリンダ６８ａが連結ロッド７０の駆動手段を兼ねて
いるので経済的でもある。

発明の効果このような本発明に係る金型加圧装置によれば、従来必
要としていた固定されたタイバーを有さない構造なので
、金型の着脱作業および製品の脱型作業がタイバーによ
って邪魔されることがなくなり、これらの作業性が著し
く向上する。また、本発明では、タイバーによって移動
側金型等の荷重を受ける構造でなく、これらの荷重を案
内用レールで受ける構成であるため、大型の金型の取付
も容易であり、大型の製品の成形にも適している。

しかも、案内用レールにおける摩擦抵抗を低減させれば
、移動ユニットの移動に要する駆動力も小さ（て済み、
省エネルギーにも寄与する。

特に、連結手段と締付手段とを一体的に組み合わせた本
発明によれば、連結およびその解除動作の自動化を図れ
ると共に、圧力シリンダを必要最小限にできるので経済
的である。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は本発明の一実施例に係る金型加圧装置の正
面図、第３図は第１，２図に示す締付手段の要部断面図
、第４図は第１，２図に示す連結手段と固定ユニットと
の連結構造を示す要部概略図、第５図は第１図に示すＶ
−ｖ線に沿う矢視図、第６．７図は連結手段と移動ユニ
ットとの連結構造を示す概略図、第８図は本発明の他の
実施例に係る金型加圧装置の正面図、第９図は同実施例
の連結手段の要部を示す概略図１．第１０図は従来の金
型加圧装置の正面図である。３０・・・金型加圧装置　　３２・・・固定側金型３４
・・・固定ユニット３８・・・移動ユニット５０・・・ピニオンギア５４・・・連結手段６０・・・ヒンジ部６２ａ・・・係合用大径部６４ａ・・・係合凹所６８．６８ａ・・・圧力シリンダ３６・・・移動側金型４８・・・油圧モータ５２・・・ラック５８・・・基部ロッド６２．７０・・・連結ロッ６３・・・加圧板ドア２・・・係合部材

Claims

【特許請求の範囲】１）固定側金型が側面に取付けられる固定ユニットと、前記固定側金型に嵌合する移動側金型が側面に取付けら
れる移動ユニットと、前記移動ユニットを、案内用レールに沿って前記固定ユ
ニットに対して水平方向に前進後退移動させる移動手段
と、前記移動ユニットが固定ユニットに対して所定距離接近
した場合に、移動ユニットと固定ユニットとを連結する
連結手段と、この連結手段に張力を加えることにより、前記固定側金
型と移動側金型とを締付加圧する締付手段とから成る金
型加圧装置。２）前記連結手段が、前記固定ユニットもしくは移動ユ
ニットのいずれか一方に長手方向移動自在に取付けられ
た基部ロッドと、この基部ロッドにヒンジ部を介して回
動自在に取付けられ、先端部が固定ユニットもしくは移
動ユニットのいずれか他方に装着された加圧板に係合可
能な連結ロッドとから成る請求項第１項に記載の金型加
圧装置。３）前記締付手段が、前記連結ロッドの先端部が係合す
る加圧板を、固定ユニットもしくは移動ユニットのいず
れか他方に対して相対的に移動させる圧力シリンダであ
る請求項第２項に記載の金型加圧装置。４）前記連結手段が、前記固定ユニットもしくは移動ユ
ニットのいずれか一方に圧力シリンダのロッドとして長
手方向移動自在に取付けられた連結ロッドと、この連結
ロッドの先端部が適宜係合するように固定ユニットもし
くは移動ユニットのいずれか他方に固定された係合部材
とから成り、前記連結ロッドが締付手段としての圧力シ
リンダにより長手方向に進退移動することを特徴とする
請求項第１項に記載の金型加圧装置。