JPH03215473A - グルタミン酸拮抗剤 - Google Patents

グルタミン酸拮抗剤

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JPH03215473A
JPH03215473A JP925290A JP925290A JPH03215473A JP H03215473 A JPH03215473 A JP H03215473A JP 925290 A JP925290 A JP 925290A JP 925290 A JP925290 A JP 925290A JP H03215473 A JPH03215473 A JP H03215473A
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JP
Japan
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compound
lower alkyl
glutamic acid
glutamate
benzomorphan
Prior art date
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Pending
Application number
JP925290A
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English (en)
Inventor
Yukio Yoneda
幸雄 米田
Kitaro Saji
幾太郎 佐治
Naohito Ohashi
尚仁 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 中枢神経系におけるグルタミン酸レセプター機能を阻害
するグルタミン酸拮抗剤に関する。
〔従来の技術〕
グルタミン酸は中枢神経系の興奮性神経伝達物質として
大きな役割を果たしているが、その一方で、過剰のグル
タミン酸は神経細胞を破壊することが知られている。す
なわち、グルタミン酸が神経細胞に過度の興奮をひきお
こして細胞死に到らしめるものと考えられ、この現象は
興奮毒性と呼ばれている。このような興奮毒性は神経変
性障害の病因となるものであり、グルタミン酸拮抗作用
を有する薬物は神経変性障害の治療薬として有用と考え
られ、いくつかの化合物が知られている( J, Ne
urochem:50, 274 (1988) )。
しかしながら、作用が弱かったり、副作用が発現したり
し、充分な作用を示すのは今だ見出されていない。
〔発明の目的〕
本発明は、グルタミン酸拮抗剤を提供するものであり、
特に、中枢神経系のグルタミン酸レセブタ一〇N−メチ
ルーD−アスパラギン酸( 11MIl^)レセプター
に選択的に作用し、副作用の少ない医薬品を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
本発胡のグルタミン酸拮抗剤は有効成分として一般式[
r〕 H (式中R’は水素原子、C1〜C6の低級アルキル基、
01〜C6の低級アルコキシ基、あるいはヒドロキシ基
を表わし、R” 、R3、R’ 、R5は水素原子、C
,〜C6の低級アルキル基、または置換もしくは無置換
のフェニル基を表わす)で示されるペンゾモルファン類
を含有する。
C1〜C6の低級アルキル基とはメチル、二チル、n−
プロビル、イソブロビル、n−ブチル、イソブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル等のアルキル基を意味し、0
1〜C6の低級アルコキシ基における低級アルキル基は
前述に例記したものと同じアルキル基を意味し、置換フ
エニル基における置換基としては前記と同じC I− 
C 6の低級アルキル基、又はフルオル、クロル、ブロ
ム、ヨード等のハロゲン原子、ヒドロキシ基、あるいは
前記と同じ低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基等が
挙げられ、これらが同一又は異なって1〜3置換される
ことを意味する。
当該化合物は強力な鎮痛作用を示すペンゾモルファン系
化合物の合成中間体として知られている(例えば、J.
Med,Chem.,10. 383(1967))。
グルタミン酸は晴乳類の中枢神経における興奮性神経伝
達物質の1つであり、グルタミン酸作動神経は特に大脳
皮質から視床、線条体への経路、小脳や海馬において確
認されている。グルタミン酸作動神経においてはグルタ
ミン酸レセプターの存在も知られており、現在のところ
キスカル酸くQΔ)レセブター、カイニン酸(KA)レ
セプターおよびN−メチルーD−アスパラギン酸( N
MD^)レセブターと呼ばれる少なくとも3種類のサブ
タイプが存在することが確認され、このうちNMDAレ
セプターは噛乳動物のみに存在することが知られている
NMDAレセプターに働く拮抗剤としては主に3つの型
が知られている。1つはレセブターそのものへの競合的
拮抗剤であり、例えばCCP (3− (2−カルポキ
シピペラジンー4−イル)プロノマン1−リン酸) 、
AP−5  (2−アミノー5−ホスホノペンタン酸)
 、AP−7  (2−アミノー7一ホスホノへブタン
酸)などが知られている。もう1つはレセブターに付随
して存在するイオンチャンネルの遮断剤であり例えばM
K−801 ( D − 5メチル−10.  11−
ジヒドD−5H−ジベンゾ〔ad〕サイクロヘブテン−
5.10−イミン)などが知られている。さらに1つは
レセブターに付随して存在するグリシン調節部位の阻害
剤である。
方、最近の基礎的研究の急速な進展によって、グルタミ
ン酸の興奮性伝達物質としての生理的役割が解明される
とともに種々の病態との関連につイテモ解明が進みつつ
ある。その結果、神経細胞の興奮毒性は例えばアルツノ
1イマー病、舞踏病、脊髄小脳変性症、卒中発作、脳性
麻痺、てんかん、低血糖性神経障害、脳虚血、一酸化炭
素中毒等の神経変性障害の原因となることが明らかにな
って来た。
本発明に係る一般式CI’lで示される化合物はNMD
Aレセブターに働く拮抗剤中でもイオンチャンネルの遮
断剤として作用するものである。同様の作用をする薬剤
として、上述のMK−801が知られているが、本品は
作用は強いものの中枢性副作用を示すという欠点を有し
ている。更に又、SKF−10047( 1,2,3,
4,5.6−ヘキサヒド口−6.11−ジメチル−3−
(2−ブロペニル)−2.6−メタノー3−ペンズアゾ
シン−8−オール)は本発明に係わる化合物と構造上の
類似性を有するものであるが、SKF−10047の作
用が充分強くないという欠点を有している。
かかる状況下、本発胡者らは副作用を示さず、かつ強力
なNMD^レセブター拮抗剤の探索を鋭意検討した結果
、一般式〔■〕で示されるペンゾモルファン類を見出す
に到った。
一般式[I]で示される化合物は構造上、窒素原子に1
個の水素原子が結合した点が、SKF−10047と辻
べ異なり、その結果、NMD^レセプターに対する拮抗
作用もより一層強力となったものである。
一般式〔1〕で示される化合物は不斉炭素を有する為各
々光学異性体が存在する。本発明にはそれらの両異性体
およびラセミ体すべてが含有されるが、NM[]^レセ
プター拮抗作用の点からは天然型モルフィンと逆の絶対
配位、即ち右旋性対掌体が好ましい光学異性体である。
本発胡の有効成分である、前記一般式で示されるペンゾ
モルファン類は強いグルタミン酸拮抗作用を示すので、
上記のような神経変性障害の治療薬きして有効であり、
しかもNMDAレセプターに選択的に作用するので副作
用の少ない優れた医薬品になるものと期待される。
本発明のグルタミン酸拮抗剤は経口的または非経口的に
投与することができる。すなわち通常用いられる投与形
態、例えば錠剤、カプセル剤、シロップ剤、懸濁液等の
型で経口的に投与することができ、あるいは溶液、乳剤
、懸濁液等の液剤の型にしたものを注射剤として投与す
ることができる。坐剤の型で直腸投与することもできる
。このような投与錠剤型は通常の担体、賦型剤、結合剤
、安定剤などと有効成分を配合することにより一般的方
法に従って製造することができる。注射剤型で用いる場
合には緩衝剤、溶解補助剤、等張剤等を添加することも
できる。
投与量、投与回数は症状、年令、体重、投与形態等によ
って異なるが、経口投与する場合には通常は成人に対し
1日あたり1〜5 0 0 mg、非経口投与する場合
には0.1〜10 0 mgを1回または数回に分けて
投与することができる。
以下に実施例により本発明を詳述する。
実施例1 本発明グルタミン酸拮抗剤の有効成分である般式〔I〕
で示されるペンゾモルファン類がNM[lAレセブター
に働く拮抗剤であることは、NMD^イオンチャン不ル
にグルタミン酸依存性に結合した〔’II] MK−8
01をその結合部位から排除する能力を測定することに
よって示すことができる。
阻害率は薬物10μg/一濃度において測定し求めた。
あるいは又これらの活性はIC,。で示すこともでき、
この値は〔31D MK−801の50%を排除するに
要する供試化合物の濃度(μM)を表わす。
試験方法は次のとおりである。
C ’fll MK−801結合試験 粗シナブス膜標品をウィスタ一系雄性ラット全脳より調
整したのち、50倍量の50mM}IJス酢酸緩衝液(
pH7.4)を用いて、50, 000 g、30分間
の遠心分離による洗浄摸作を1回行った。沈渣は再度同
緩衝液に懸濁状態で−80℃にて凍結保存した。結合実
験は、凍結懸濁液を室温融解後、各薬物在下、5 nM
 [3}IF MK−801 (29.4  Ci/m
mo1)と、30℃で30分間反応させて行った。反応
は、ワットマンGF/Bグラスフィルターを用いた吸引
濾過法により停止した。フィルター上の放射活性は、液
体シンチレーション法(測定効率4042%)により測
定した。
非特異的結合は0. 1mM 性より算出した。
結果を表に示した。
MK−801存在下の放射活 表 ND  未検討

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は水素原子、C_1〜C_6の低級アルキ
    ル基、C_1〜C_6の低級アルコキシ基、あるいはヒ
    ドロキシ基を表わし、R^2、R^3、R^4、R^5
    は水素原子、C_1〜C_6の低級アルキル基、または
    置換もしくは無置換のフェニル基を表わす。)で示され
    るベンゾモルフアン類を有効成分として含有するグルタ
    ミン酸拮抗剤。 2)神経変性障害の治療薬である請求項1記載のグルタ
    ミン酸拮抗剤。 3)一般式においてR^1がヒドロキシ基、R^2、R
    ^3がC_1〜C_6の低級アルキル基であり、R^4
    、R^5が水素原子である請求項1または2記載のグル
    タミン酸拮抗剤。
JP925290A 1990-01-17 1990-01-17 グルタミン酸拮抗剤 Pending JPH03215473A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0576155A2 (en) * 1992-05-27 1993-12-29 Colin Gerald Potter Method and a filter for filtration of radioassays

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0576155A2 (en) * 1992-05-27 1993-12-29 Colin Gerald Potter Method and a filter for filtration of radioassays
EP0576155A3 (en) * 1992-05-27 1994-05-18 Colin Gerald Potter Method and a filter for filtration of radioassays

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