JPH03215160A - 垂直搬送装置 - Google Patents
垂直搬送装置Info
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- JPH03215160A JPH03215160A JP6043990A JP6043990A JPH03215160A JP H03215160 A JPH03215160 A JP H03215160A JP 6043990 A JP6043990 A JP 6043990A JP 6043990 A JP6043990 A JP 6043990A JP H03215160 A JPH03215160 A JP H03215160A
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Landscapes
- Non-Mechanical Conveyors (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、大深度地下に設けられる設備と地上をつな
いで運送物を高速かつ大量に運送するだめの垂IIL搬
送装置に関する. 〔従来の技術〕 大都市のような超密集地の諸問題を抜本的に解決するた
めの対策として大深度地下の利用が検討されている.数
十mの地下に設けられる地下鉄と地上との間を郵便物な
どの運送物を運送するためにロ;、高速かつ大量の運送
手段が必要になる.この運送手段は高度差が大きいので
、エレベータのような垂直搬送手段が適している. 垂直搬送装置として従来多く使用されているものにエレ
ベータがあり、また、立体駐車場で自動車を垂直搬送す
るために使用されているような巻き上げ方式のものがあ
る, エレベータは高度差が大きいものに対しては高速にする
ことが可能であるが、1つの装置に1台の搬送器しか設
けられないので、1つの装置当たりの搬送量は大きくは
ならない.したがって、大量輸送のためには実際に採用
されているように多数のエレベータを設ける必要がある
. 巻き上げ方式は立体駐車場のもので分かるように多数の
搬送器を設けることができるが、1台の搬送器で搬送物
の積み込み、槓み下ろしの度ごとに全部の搬送器が同時
に停止するので、走行停止が関繁になるために最高速度
を高くできないばかりでなく走行時間に対して停止時間
の割合が大きくなるので、平均走行速度は低くなり、結
局この方式の場合も1つの搬送装置当たりの搬送量は大
きくはてきない. 巻き上げ方式で、積み込み・積み下ろしの場合に走行装
置から搬送台車を外して他の搬送台車の走行を停止しな
い方式が考えられ、このような方式はローブウエーに採
用されている例がある。しかし、このような方式を垂直
搬送装置に採用すると、搬送台車を走行装置に取り外し
可能に取付ける構造が複雑になって実用するのは困難で
ある.このように、従来方式による垂直搬送装置では、
1つの装置当たりの搬送量を大きくすることができない
ために、大きな搬送量を必要とする場合には複数台を並
べて配置する必要がある。そのために、垂直搬送装置全
体が占める空間が大きくなって掘削体積が増大して搬送
装置を設置するための空間確保に多大の費用を必要とす
るばかりでなく、地上面積を大きく専有することになる
ために地価の高い土地を確保するに要する費用も増大す
るという問題がある. このような間旺を解決するために、リニアモータの推進
力を利用した方式がこの発明と同し出願人によって提案
されている.この方式は、高さの異なる場所間を垂直に
結ぶ垂直軌道を設け、この垂直軌道にリニアモー夕の一
次側を、搬送台車にリニアモー夕の二次側をそれぞれ設
け、垂直軌道に設けられる一次巻線は垂直方向に分割し
てそれぞれが独立して制御が可能の複数の電源に接続す
る構成とする.このような構成をとることによって1本
の垂直軌道に複数台の搬送台車を同時に使用することが
できることになり、リニアモータを使用するので、移動
速度を高くすることもできることから、垂直軌道1本当
たりの搬送量の大きい垂直搬送装置とすることができる
. ご発明が解決しようとするIIn!) 前述のように、リニアモータを利用した垂直搬送装置で
は、停電が生ずるとt源からの電流供給が停止するので
、リニアモータは推進力を発住しなくなり、搬送台車は
落下することになる.したがって、この方式では停電時
の落下防止装1が必須になる,落下防止装置としては機
械的ストフパ等が考えられるが、狭いトンネル内ではこ
のような機械的ストンパを取付けるのに余計な空間を必
要とすることになり、そのために建設コストが高くなる
という問題がある. この発明の目的は、停電が生じてもリニアモータ自身で
搬送台車の自重を支持することのできる垂直搬送装置を
提供することを目的とする.〔課題を解決するための手
段〕 上記課題を解決するためにこの発明によれば、垂直位置
の異なる少なくとも2つの水平面間を接続する垂直軌道
とこの垂直軌道に沿って走行する搬送車とからなる垂直
搬送装置において、前記搬送車に設けられた、走行方向
に所定の間隔で並んだ少なくとも9個の歯を備えた少な
くとも1つのコアと、前記搬送車の全走行範囲にわたっ
て前記垂直軌道に沿って並べて配置し、それぞれが前記
コアの歯と同じ間隔の2つの歯を持つコア及びこのコア
に鎖交するコ1゜ルからなりコイルに励磁電流が流れる
ことにより前記2つの歯にそれぞれ反刺方向に磁束が流
れるitlMiセクションと、補助電源としてのバ5・
テリーを内藏した直流電流を供給するKl装置と、この
tf!!装置から直流電流を供給されて前記励磁セクシ
ョンごとに励磁電流を供給する互いに独立に制御可能で
前記励磁セクションをその配置の順にしたがって順次励
磁状態にする制御ユニットとからなり、前記励磁セクシ
ョンのコアの2つの歯が前記搬送車のコアの歯に所定の
間隔を隔てて対向し、この歯の前記搬送車のコアの歯に
対する相対位置が励磁セクションの配置の順に従って歯
の間隔の4分の1ずつ走行方向にずれており、前記励磁
セクションの並びの3つおきの励磁セクションがそのコ
イルが発生する起磁力と同量の起磁力を反対方向に発生
させる永久磁石を備えるものとする。
いで運送物を高速かつ大量に運送するだめの垂IIL搬
送装置に関する. 〔従来の技術〕 大都市のような超密集地の諸問題を抜本的に解決するた
めの対策として大深度地下の利用が検討されている.数
十mの地下に設けられる地下鉄と地上との間を郵便物な
どの運送物を運送するためにロ;、高速かつ大量の運送
手段が必要になる.この運送手段は高度差が大きいので
、エレベータのような垂直搬送手段が適している. 垂直搬送装置として従来多く使用されているものにエレ
ベータがあり、また、立体駐車場で自動車を垂直搬送す
るために使用されているような巻き上げ方式のものがあ
る, エレベータは高度差が大きいものに対しては高速にする
ことが可能であるが、1つの装置に1台の搬送器しか設
けられないので、1つの装置当たりの搬送量は大きくは
ならない.したがって、大量輸送のためには実際に採用
されているように多数のエレベータを設ける必要がある
. 巻き上げ方式は立体駐車場のもので分かるように多数の
搬送器を設けることができるが、1台の搬送器で搬送物
の積み込み、槓み下ろしの度ごとに全部の搬送器が同時
に停止するので、走行停止が関繁になるために最高速度
を高くできないばかりでなく走行時間に対して停止時間
の割合が大きくなるので、平均走行速度は低くなり、結
局この方式の場合も1つの搬送装置当たりの搬送量は大
きくはてきない. 巻き上げ方式で、積み込み・積み下ろしの場合に走行装
置から搬送台車を外して他の搬送台車の走行を停止しな
い方式が考えられ、このような方式はローブウエーに採
用されている例がある。しかし、このような方式を垂直
搬送装置に採用すると、搬送台車を走行装置に取り外し
可能に取付ける構造が複雑になって実用するのは困難で
ある.このように、従来方式による垂直搬送装置では、
1つの装置当たりの搬送量を大きくすることができない
ために、大きな搬送量を必要とする場合には複数台を並
べて配置する必要がある。そのために、垂直搬送装置全
体が占める空間が大きくなって掘削体積が増大して搬送
装置を設置するための空間確保に多大の費用を必要とす
るばかりでなく、地上面積を大きく専有することになる
ために地価の高い土地を確保するに要する費用も増大す
るという問題がある. このような間旺を解決するために、リニアモータの推進
力を利用した方式がこの発明と同し出願人によって提案
されている.この方式は、高さの異なる場所間を垂直に
結ぶ垂直軌道を設け、この垂直軌道にリニアモー夕の一
次側を、搬送台車にリニアモー夕の二次側をそれぞれ設
け、垂直軌道に設けられる一次巻線は垂直方向に分割し
てそれぞれが独立して制御が可能の複数の電源に接続す
る構成とする.このような構成をとることによって1本
の垂直軌道に複数台の搬送台車を同時に使用することが
できることになり、リニアモータを使用するので、移動
速度を高くすることもできることから、垂直軌道1本当
たりの搬送量の大きい垂直搬送装置とすることができる
. ご発明が解決しようとするIIn!) 前述のように、リニアモータを利用した垂直搬送装置で
は、停電が生ずるとt源からの電流供給が停止するので
、リニアモータは推進力を発住しなくなり、搬送台車は
落下することになる.したがって、この方式では停電時
の落下防止装1が必須になる,落下防止装置としては機
械的ストフパ等が考えられるが、狭いトンネル内ではこ
のような機械的ストンパを取付けるのに余計な空間を必
要とすることになり、そのために建設コストが高くなる
という問題がある. この発明の目的は、停電が生じてもリニアモータ自身で
搬送台車の自重を支持することのできる垂直搬送装置を
提供することを目的とする.〔課題を解決するための手
段〕 上記課題を解決するためにこの発明によれば、垂直位置
の異なる少なくとも2つの水平面間を接続する垂直軌道
とこの垂直軌道に沿って走行する搬送車とからなる垂直
搬送装置において、前記搬送車に設けられた、走行方向
に所定の間隔で並んだ少なくとも9個の歯を備えた少な
くとも1つのコアと、前記搬送車の全走行範囲にわたっ
て前記垂直軌道に沿って並べて配置し、それぞれが前記
コアの歯と同じ間隔の2つの歯を持つコア及びこのコア
に鎖交するコ1゜ルからなりコイルに励磁電流が流れる
ことにより前記2つの歯にそれぞれ反刺方向に磁束が流
れるitlMiセクションと、補助電源としてのバ5・
テリーを内藏した直流電流を供給するKl装置と、この
tf!!装置から直流電流を供給されて前記励磁セクシ
ョンごとに励磁電流を供給する互いに独立に制御可能で
前記励磁セクションをその配置の順にしたがって順次励
磁状態にする制御ユニットとからなり、前記励磁セクシ
ョンのコアの2つの歯が前記搬送車のコアの歯に所定の
間隔を隔てて対向し、この歯の前記搬送車のコアの歯に
対する相対位置が励磁セクションの配置の順に従って歯
の間隔の4分の1ずつ走行方向にずれており、前記励磁
セクションの並びの3つおきの励磁セクションがそのコ
イルが発生する起磁力と同量の起磁力を反対方向に発生
させる永久磁石を備えるものとする。
この発明の構成において、走行方向に所定の間隔で並ん
だすくなくとも9個数の歯を備えたコアを搬送車に少な
くとも1つ設け、このコアに対向する位置に、それぞれ
が前記コアの歯と同し間隔の2つの歯を持つコア及びこ
のコアに鎖交するコイルからなりコイルに励磁電流が流
れることによりこの2つの歯にそれぞれ反対方向にc束
が流れる励磁セクションを、搬送車の全走行範囲にわた
って垂直軌道に沿って並べて配置し、更に、励磁セクシ
ョンのコアの歯を励磁セクシツンの配置の順に従って歯
の間隔の4分の1ずつ走行方向にずらして配置すること
により、励磁セクシツンを一次側のコアとコイル、搬送
車に設けたコアを二次側のコアとするリニアリラクタン
スモー夕を構成する.直流電流を供給する電源装置から
直流電流を供給されて励磁セクションごとに励磁電流を
供給する制御ユニットを設け、この制御ユニットは互い
に独立に制御可能で前記励磁セクシツンにその配置の順
にしたがって順次励磁状態にすることにより、リラクタ
ンスモータの原理に基づいて搬送車に上向きの推進力を
与えることができる.励磁セクションの並びの3つおき
の励磁セクシツンをそのコイルが発生する起磁力と同量
の起磁力を反対方向に発生する永久磁石を設けることに
より、停電で全ての励磁セクシツンのコイルのtiが0
になっても永久磁石の吸引力によって搬送車の落下を防
止することができる.その際、永久磁石を持った励磁セ
クションは推進力が慟位置にある必要があるので、電f
i装置にバッテリーを補助電源として内蔵しておき、停
電後その位置まではこの補助電源の電力で搬送車を移動
させる.〔實施例〕 以下この発明を実施例に基づいて説明する.第1図はこ
の発明の実施例を示す垂直搬送装置の斜視図である.こ
の図において、搬送車6は垂直軌道5をガイドにして走
行する貨物室60とこの貨物室の両側に取付けたコア7
とからなっている.両側のコア7にそれぞれ対向して図
示しない支持方法で支持されている励磁セクション1,
2,3.4が設けてあり、これら励磁セクシ雪ン1.2
,3.4はこの図では両側にそれぞれ4個ずつ記載して
あるが、実響には搬送車6の全走行範囲にわたって図示
の4個のセクン!ンを1klとして同じ構成のものが垂
直方向に並べて配置してある.励磁セクション2は工の
字状のコア21と励磁コイル22とからなっており、動
碩コイル22はコテ21の形状を分かり易くするために
、図の手前便を切断して図示してある.励磁セクション
3.4 も励磁セクション2と同じ構成であり、左側と
右側の励磁セクションはそれぞれ対称である. 励磁セクション1は永久磁石12の上と下にそれぞれ設
けた上コア1lと下コアl4及び永久磁石12の図の上
下方向の起磁力を打ち消すための消磁コイル13とから
なっている.励磁セクション2,3.4は励磁コイル2
2.32.42に電流が流れることによりコア21,3
1.41に磁束が発生する励磁状態になるのに対して、
励磁セクション1は消磁コイル13に電流を流していな
い状態のときに永久磁石12の起磁力によって磁束が発
生している励磁状態になっている.すなわち、励磁セク
ションlは電流が流れないときが励磁状態であり、励磁
セクション2,3.4は逆に電流が流れているときが励
磁状態である.コア7には図示のように、歯70ないし
79の10個の歯を一定間隔に設けてある.これらの歯
71ないし79の間隔をD1とし、その4分の1の寸法
をDとすると、1li磁セクシツン1の上コアと下コア
の歯111,112の間隔もこの間隔D,となっている
.同じようにして励磁セクション2のil211.21
2の間隔、並びに励磁セクション3.4の歯311,3
12、411,412もそれぞれ同じ間隔にしている.
励磁セクション4の歯411,412はコア7の歯78
.79に丁度対向しており、励磁セクション3の歯31
1,312は歯76.77に対して寸法Dだけ下に位置
している.同じようにして励磁セクシ雪ン2のfll2
11.212は2Dだけずれている.励磁セクション1
の歯111,112は1170.71に対してDだけ上
に位置している.このように、4つの励磁セクション1
,2,3.4はそれぞれ歯70ないし79に対する相対
位置を上から順に寸法Dずつずらして取付けてある.コ
ア7は貨物室60とともに搬送車6として移動するので
あるから、これらの相対位置は搬送車6の移動とともに
変化するのであるが、4つの励磁セクション1,2,3
.4間の位置関係は変わることはなく、更に、歯70な
いし79との位置関係は搬送車6の移動にともなって間
隔D,を1周期として周期的に変化することになる.例
えば、図で搬送*6が上に向かって走行していると仮定
すると、図の状簡から搬送車6が寸法Dだけ上に移動し
た状態では、励磁セクション1のi!111.112が
歯71.70と丁度対向する状態になり、励磁セクショ
ン2では歯211,212が歯73.72に対して寸法
Dだけ上になり、励磁セクシ四ン3では歯311.31
2が歯77.76にガして2Dだけ位置がずれ、励磁セ
クション4では歯411,412が歯79.78に対し
て寸法Dだけ下に位置することになる.このような歯間
の相対位置関係では励磁セクション2が搬送車6に対し
て上向きの力、すなわち推進力を発生する. 同じようにして、更に搬送車6が寸法Dだけ上に移動す
ると、今度は励磁セクション3が推進力を発生すること
ができるようになる. このように、搬送車6が寸法Dだけ進むごとに搬送車6
に上向きの力を与えることのできる励磁セクションが順
次移動してゆくことになる.搬送車6が下向きに移動す
る場合も同様である.これら励磁セクシヂン1.2,3
.4は励値状態のときだけ磁束が発生し、したがって励
磁セクン七ンの歯とコア7の歯との間に吸引力が働き前
述のように4組の励磁セクションのうちの1つだけが上
向きの力を発生するので、この上向きの力を発生する励
磁セクションだけが常に励磁状態になるように搬送車6
の移動にしたがってそれぞれの励磁セクションの励磁コ
イル22,32.42及び消磁コイル13に流す電流を
制御すれば搬送車6に常に上向きの力をあたえることが
でき、その力を搬送車の重量よりも大きい値になるよう
にすれば搬送車6は上向きの推進力が与えられたことに
なり、重力よりも少し小さな値の上向きの力にすると下
降のための推進力となる.このような上向きの力の大き
さは励磁セクション2,3.4の場合は励磁コイルに流
す電流によって制御が可能であるし、励磁セクション1
の場合も消磁コイル13に流す電流によって制御するこ
とができる. 第2図は励磁セクション2の斜視図であり、励磁コイル
22は断面が工の字状をしたコア2】の真ん中のコア1
1213に壱回された状態に形成してある.実際には下
継鉄212とコア11213とを一体に成形レ、別に製
作しておいた励磁コイル22をコア脚213に挿入し上
継鉄211を組み合わせるなどの方法で製作される.励
磁セクション3.4はこの図の励磁セクション2と全く
同じ構成である.また、励磁セクション1はコア脚21
3が永久磁石になるという点が異なる. 第3図はそれぞれの励磁セクションの各励磁コイル又は
消磁コイルに電流を流すための励磁電源を示すブロック
図である.この図において、電源装置80は直流電源で
あり、交流電力を整流することによって得られるもので
ある.また、具体的には後述の停電対策のために補助電
源としてバッテリーを内蔵している.制御ユニット81
ないし84はそれぞれ励磁セクション1ないし4に対応
しており、制御ユニット81は励磁セクション1の消磁
コイル13に電流■1を流し、制御ユニット82は励磁
セクシ讐ン2の励磁コイル22にt流I,を流すもので
あり、制御ユニット83.84 も同様にt流I,■,
を励磁セクション3.4に流す.この図では制御ユニン
トの数を4個だけ図示したが、これは第1図と刺応させ
て図示したものであって、前述の?うに励値セクション
は4個をI&Iとして搬送車6の走行軛囲全体にわたっ
て設けられているものであり、制御ユニット81.82
,83.84もこれら4個を1組として励磁セクション
と同じ数だけ設けられている.ただし、第1図で同じ参
照符号をつけてある左右の2つの励磁セクションは共通
の制御ユニットによって同時に励磁、制御される.第4
図はそれぞれのコイルに流す電流と発生する力との関係
を示すタイムチャートである.この図において、横軸は
時間であり、最左の原点は第1図のそれぞれの歯の相対
位置の状態に相当しており、点線で区切った期間a.b
,c.dはそれぞれ搬送車6が寸法dずつ移動したとき
の期間を示しており、4つの期間a,b,c,dで1周
期を表しているので、期間dの後はまた期間aに戻る.
最初の期間aでは電流1,は0なので励磁セクション1
は永久磁石13の起磁力によって吸引カが働いていて励
磁状館にある.一方、励磁セクション2, 3. 4の
t流1■.I ff+ I−も0であるが、この場合は
磁東が発生しないので吸引カF t, F s, F
4は働かず非励磁状態にある.このように期間aでは励
磁セクション1だけが励磁状態にあり吸引力F1が働い
ている.前述のように、この吸引力は搬送車6に対して
上向きの力としての推進力Fを発生している. 期間bに移ると前述のように励磁セクション2が推進力
を発生することができる位置に来ているので、他の励磁
セクション1,3.4は非励磁状態にし励磁セクション
2だけを励磁杖態にすることによって吸引力F,だけが
発生し、これにより推進力Fが発生する.励磁セクショ
ン1にはこれを非励磁状艙にするために電流1,を流し
て永久磁石12の起磁力を消磁する.同じように、励磁
セクション2,3.4の何れかが励磁状態にあるときに
は、励磁セクション1を非励磁状態にするために電流I
1が流れるように制御される. 期間Cでは励磁セクション3が励磁状態、期関dでは励
磁セクノッンが励磁状笹となって推進力Fを発生する.
このように、期間a+b,c,dを順次経過するにつれ
て励磁状艙になる励磁セクションが上に移動してゆく.
期間dでは搬送車6は第1図の位置に対して励磁セクシ
ツン4が図の励磁セクション1に来ており、したがって
、期間dの次の期間では励磁セクション4の上にある励
磁セクション1と同一構成の励磁セクションが励磁状態
になる.このようにして励磁状態にある励磁セクション
を順次上の方に移動してゆくことによって搬送*6を上
方向に移動させることができる.上昇する際には推進力
Fは搬送車6の重力よりも僅かでも大きい必要がある.
代わりに下降の際には僅かでも小さければよい.搬送車
6の重力をGとすると、F−Gが正のとき上昇のための
加速度又は下降の際の減速度を与え、逆に、F−Gが負
のときは下降のための加速度又は上昇の際の減速度を与
えることになる.いずれの場合でも、コアτの歯とll
l磁セクション1,2,3.4の歯との相対位Iを検出
することによってそれぞれの励磁セクノジンに流れる[
Kをそれぞれの制御ユニ7}によって制挺する. 停T!L二二なると、第3図の電H装1j80の主電源
としての交流電力を整流して得られる直流はなくなる.
この停電を検出すると、励磁セクション1が第1図に示
す推進力を発生する位置に搬送台車6が移動するまでの
励磁電力の供給を補助電源によって賄う.励磁セクショ
ン1,2,3.4の全ての電流が0になると、励磁セク
ション1だけが吸引力を発生する.その隙、第1図の位
置に励磁セクション1があるときには上向きの力が働い
て搬送車6の落下を防止するが、もし、図の励磁セクシ
ョン3の位置にあると逆に下向きの力を与えることにな
る.したがって、停電と同時に全ての励磁セクションの
電流がなくなると、搬送車6の落下を防止できない場合
がある.このようなことのないようにするために、前述
のように、電源装置に補助電源を設けておいて、励磁セ
クション1の吸引力による搬送車6の落下防止を有効に
働かすものである.その際、停電直後の搬送車6の位1
から励磁セクション1が有効に働く位置までの距離は最
大で間隔Dtなので、この移動に要する補助電源の容量
は僅かでよい. コア7の歯である歯70ないし79は第1図に示すよう
に10個を図示してあるが、励磁セクション2と3の間
隔を間隔D,だけ詰めても実際状問題はない.したがっ
て、コア7の歯の数は最小9個あればよい. 補助電源としては前述のように、バッテリーが妥当であ
り、常時は主電源としての整流された直流によって充電
状態にしておき、交流電源が停電してこの直流電圧が0
になると、バッテリーからIXIIニットへ電力を供給
するシステムとする.このようなシステムは例えば自動
車の電源システムとして使用されている一般的なもので
ある.〔発明の効果〕 この発明は前述のように、少なくとも9個の歯を備えた
コアを搬送車に設け、このコアに対向する位置に、それ
ぞれが前記コアの歯と同じ間隔の2つの歯を持つコア及
びこの歯に反対方向の磁束を流すように励磁するコイル
とからなる励磁セクションを、搬送車の全走行範囲にわ
たって垂直軌道に沿って並べて配置し、更に、励磁セク
ションのコアの歯を励磁セクションの配置の順に従って
歯の間隔の4分の1ずつ走行方向にずらして配置するこ
とにより、励磁セクションを一次側コアとコイル、搬送
車に設けたコアを二次コアとするリニアリラクタンスモ
ー夕を形成する.これら励磁セクションを互いに独立に
制御可能の制御ユニットから励磁電流を供給することに
よりリラクタンスモー夕の原理に基づいて搬送車に上向
きの力としての推進力を与えることができる.それぞれ
の励磁セクションは全て独立して制御することができる
ので、1本の垂直軌道に複数台の搬送車を同時に走行さ
せることができるので、1つの垂直搬送装置での搬送量
を大きくすることができる.励磁セクションの並びの3
つおきの励磁セクションをそのコイルが発生する起磁力
と同量の起磁力を反対方向に発生する永久磁石を備える
ことにより、停tで全ての励磁セクションのコイルの電
流が0になっても永久磁石の吸引力によって搬送車の落
下を防止することができる.その際、永久磁石を持った
励磁セクシ;ンが推進力の働く位置に止まるようにする
ために、電S装置にバッテリーを補助電源として内藏し
ておき、停電後その位置まではこの補助電源の電力で搬
送車を移動させる.リニアモータを利用した従来の垂直
搬送装置では停電対策として建設コストの高い大がかり
な機械的ストツパが必要であるという欠点があったのを
、停電が生じても搬送車が落下する恐れがなくなるので
、安全性の高い垂直搬送装置とすることができるという
効果が得られる.
だすくなくとも9個数の歯を備えたコアを搬送車に少な
くとも1つ設け、このコアに対向する位置に、それぞれ
が前記コアの歯と同し間隔の2つの歯を持つコア及びこ
のコアに鎖交するコイルからなりコイルに励磁電流が流
れることによりこの2つの歯にそれぞれ反対方向にc束
が流れる励磁セクションを、搬送車の全走行範囲にわた
って垂直軌道に沿って並べて配置し、更に、励磁セクシ
ョンのコアの歯を励磁セクシツンの配置の順に従って歯
の間隔の4分の1ずつ走行方向にずらして配置すること
により、励磁セクシツンを一次側のコアとコイル、搬送
車に設けたコアを二次側のコアとするリニアリラクタン
スモー夕を構成する.直流電流を供給する電源装置から
直流電流を供給されて励磁セクションごとに励磁電流を
供給する制御ユニットを設け、この制御ユニットは互い
に独立に制御可能で前記励磁セクシツンにその配置の順
にしたがって順次励磁状態にすることにより、リラクタ
ンスモータの原理に基づいて搬送車に上向きの推進力を
与えることができる.励磁セクションの並びの3つおき
の励磁セクシツンをそのコイルが発生する起磁力と同量
の起磁力を反対方向に発生する永久磁石を設けることに
より、停電で全ての励磁セクシツンのコイルのtiが0
になっても永久磁石の吸引力によって搬送車の落下を防
止することができる.その際、永久磁石を持った励磁セ
クションは推進力が慟位置にある必要があるので、電f
i装置にバッテリーを補助電源として内蔵しておき、停
電後その位置まではこの補助電源の電力で搬送車を移動
させる.〔實施例〕 以下この発明を実施例に基づいて説明する.第1図はこ
の発明の実施例を示す垂直搬送装置の斜視図である.こ
の図において、搬送車6は垂直軌道5をガイドにして走
行する貨物室60とこの貨物室の両側に取付けたコア7
とからなっている.両側のコア7にそれぞれ対向して図
示しない支持方法で支持されている励磁セクション1,
2,3.4が設けてあり、これら励磁セクシ雪ン1.2
,3.4はこの図では両側にそれぞれ4個ずつ記載して
あるが、実響には搬送車6の全走行範囲にわたって図示
の4個のセクン!ンを1klとして同じ構成のものが垂
直方向に並べて配置してある.励磁セクション2は工の
字状のコア21と励磁コイル22とからなっており、動
碩コイル22はコテ21の形状を分かり易くするために
、図の手前便を切断して図示してある.励磁セクション
3.4 も励磁セクション2と同じ構成であり、左側と
右側の励磁セクションはそれぞれ対称である. 励磁セクション1は永久磁石12の上と下にそれぞれ設
けた上コア1lと下コアl4及び永久磁石12の図の上
下方向の起磁力を打ち消すための消磁コイル13とから
なっている.励磁セクション2,3.4は励磁コイル2
2.32.42に電流が流れることによりコア21,3
1.41に磁束が発生する励磁状態になるのに対して、
励磁セクション1は消磁コイル13に電流を流していな
い状態のときに永久磁石12の起磁力によって磁束が発
生している励磁状態になっている.すなわち、励磁セク
ションlは電流が流れないときが励磁状態であり、励磁
セクション2,3.4は逆に電流が流れているときが励
磁状態である.コア7には図示のように、歯70ないし
79の10個の歯を一定間隔に設けてある.これらの歯
71ないし79の間隔をD1とし、その4分の1の寸法
をDとすると、1li磁セクシツン1の上コアと下コア
の歯111,112の間隔もこの間隔D,となっている
.同じようにして励磁セクション2のil211.21
2の間隔、並びに励磁セクション3.4の歯311,3
12、411,412もそれぞれ同じ間隔にしている.
励磁セクション4の歯411,412はコア7の歯78
.79に丁度対向しており、励磁セクション3の歯31
1,312は歯76.77に対して寸法Dだけ下に位置
している.同じようにして励磁セクシ雪ン2のfll2
11.212は2Dだけずれている.励磁セクション1
の歯111,112は1170.71に対してDだけ上
に位置している.このように、4つの励磁セクション1
,2,3.4はそれぞれ歯70ないし79に対する相対
位置を上から順に寸法Dずつずらして取付けてある.コ
ア7は貨物室60とともに搬送車6として移動するので
あるから、これらの相対位置は搬送車6の移動とともに
変化するのであるが、4つの励磁セクション1,2,3
.4間の位置関係は変わることはなく、更に、歯70な
いし79との位置関係は搬送車6の移動にともなって間
隔D,を1周期として周期的に変化することになる.例
えば、図で搬送*6が上に向かって走行していると仮定
すると、図の状簡から搬送車6が寸法Dだけ上に移動し
た状態では、励磁セクション1のi!111.112が
歯71.70と丁度対向する状態になり、励磁セクショ
ン2では歯211,212が歯73.72に対して寸法
Dだけ上になり、励磁セクシ四ン3では歯311.31
2が歯77.76にガして2Dだけ位置がずれ、励磁セ
クション4では歯411,412が歯79.78に対し
て寸法Dだけ下に位置することになる.このような歯間
の相対位置関係では励磁セクション2が搬送車6に対し
て上向きの力、すなわち推進力を発生する. 同じようにして、更に搬送車6が寸法Dだけ上に移動す
ると、今度は励磁セクション3が推進力を発生すること
ができるようになる. このように、搬送車6が寸法Dだけ進むごとに搬送車6
に上向きの力を与えることのできる励磁セクションが順
次移動してゆくことになる.搬送車6が下向きに移動す
る場合も同様である.これら励磁セクシヂン1.2,3
.4は励値状態のときだけ磁束が発生し、したがって励
磁セクン七ンの歯とコア7の歯との間に吸引力が働き前
述のように4組の励磁セクションのうちの1つだけが上
向きの力を発生するので、この上向きの力を発生する励
磁セクションだけが常に励磁状態になるように搬送車6
の移動にしたがってそれぞれの励磁セクションの励磁コ
イル22,32.42及び消磁コイル13に流す電流を
制御すれば搬送車6に常に上向きの力をあたえることが
でき、その力を搬送車の重量よりも大きい値になるよう
にすれば搬送車6は上向きの推進力が与えられたことに
なり、重力よりも少し小さな値の上向きの力にすると下
降のための推進力となる.このような上向きの力の大き
さは励磁セクション2,3.4の場合は励磁コイルに流
す電流によって制御が可能であるし、励磁セクション1
の場合も消磁コイル13に流す電流によって制御するこ
とができる. 第2図は励磁セクション2の斜視図であり、励磁コイル
22は断面が工の字状をしたコア2】の真ん中のコア1
1213に壱回された状態に形成してある.実際には下
継鉄212とコア11213とを一体に成形レ、別に製
作しておいた励磁コイル22をコア脚213に挿入し上
継鉄211を組み合わせるなどの方法で製作される.励
磁セクション3.4はこの図の励磁セクション2と全く
同じ構成である.また、励磁セクション1はコア脚21
3が永久磁石になるという点が異なる. 第3図はそれぞれの励磁セクションの各励磁コイル又は
消磁コイルに電流を流すための励磁電源を示すブロック
図である.この図において、電源装置80は直流電源で
あり、交流電力を整流することによって得られるもので
ある.また、具体的には後述の停電対策のために補助電
源としてバッテリーを内蔵している.制御ユニット81
ないし84はそれぞれ励磁セクション1ないし4に対応
しており、制御ユニット81は励磁セクション1の消磁
コイル13に電流■1を流し、制御ユニット82は励磁
セクシ讐ン2の励磁コイル22にt流I,を流すもので
あり、制御ユニット83.84 も同様にt流I,■,
を励磁セクション3.4に流す.この図では制御ユニン
トの数を4個だけ図示したが、これは第1図と刺応させ
て図示したものであって、前述の?うに励値セクション
は4個をI&Iとして搬送車6の走行軛囲全体にわたっ
て設けられているものであり、制御ユニット81.82
,83.84もこれら4個を1組として励磁セクション
と同じ数だけ設けられている.ただし、第1図で同じ参
照符号をつけてある左右の2つの励磁セクションは共通
の制御ユニットによって同時に励磁、制御される.第4
図はそれぞれのコイルに流す電流と発生する力との関係
を示すタイムチャートである.この図において、横軸は
時間であり、最左の原点は第1図のそれぞれの歯の相対
位置の状態に相当しており、点線で区切った期間a.b
,c.dはそれぞれ搬送車6が寸法dずつ移動したとき
の期間を示しており、4つの期間a,b,c,dで1周
期を表しているので、期間dの後はまた期間aに戻る.
最初の期間aでは電流1,は0なので励磁セクション1
は永久磁石13の起磁力によって吸引カが働いていて励
磁状館にある.一方、励磁セクション2, 3. 4の
t流1■.I ff+ I−も0であるが、この場合は
磁東が発生しないので吸引カF t, F s, F
4は働かず非励磁状態にある.このように期間aでは励
磁セクション1だけが励磁状態にあり吸引力F1が働い
ている.前述のように、この吸引力は搬送車6に対して
上向きの力としての推進力Fを発生している. 期間bに移ると前述のように励磁セクション2が推進力
を発生することができる位置に来ているので、他の励磁
セクション1,3.4は非励磁状態にし励磁セクション
2だけを励磁杖態にすることによって吸引力F,だけが
発生し、これにより推進力Fが発生する.励磁セクショ
ン1にはこれを非励磁状艙にするために電流1,を流し
て永久磁石12の起磁力を消磁する.同じように、励磁
セクション2,3.4の何れかが励磁状態にあるときに
は、励磁セクション1を非励磁状態にするために電流I
1が流れるように制御される. 期間Cでは励磁セクション3が励磁状態、期関dでは励
磁セクノッンが励磁状笹となって推進力Fを発生する.
このように、期間a+b,c,dを順次経過するにつれ
て励磁状艙になる励磁セクションが上に移動してゆく.
期間dでは搬送車6は第1図の位置に対して励磁セクシ
ツン4が図の励磁セクション1に来ており、したがって
、期間dの次の期間では励磁セクション4の上にある励
磁セクション1と同一構成の励磁セクションが励磁状態
になる.このようにして励磁状態にある励磁セクション
を順次上の方に移動してゆくことによって搬送*6を上
方向に移動させることができる.上昇する際には推進力
Fは搬送車6の重力よりも僅かでも大きい必要がある.
代わりに下降の際には僅かでも小さければよい.搬送車
6の重力をGとすると、F−Gが正のとき上昇のための
加速度又は下降の際の減速度を与え、逆に、F−Gが負
のときは下降のための加速度又は上昇の際の減速度を与
えることになる.いずれの場合でも、コアτの歯とll
l磁セクション1,2,3.4の歯との相対位Iを検出
することによってそれぞれの励磁セクノジンに流れる[
Kをそれぞれの制御ユニ7}によって制挺する. 停T!L二二なると、第3図の電H装1j80の主電源
としての交流電力を整流して得られる直流はなくなる.
この停電を検出すると、励磁セクション1が第1図に示
す推進力を発生する位置に搬送台車6が移動するまでの
励磁電力の供給を補助電源によって賄う.励磁セクショ
ン1,2,3.4の全ての電流が0になると、励磁セク
ション1だけが吸引力を発生する.その隙、第1図の位
置に励磁セクション1があるときには上向きの力が働い
て搬送車6の落下を防止するが、もし、図の励磁セクシ
ョン3の位置にあると逆に下向きの力を与えることにな
る.したがって、停電と同時に全ての励磁セクションの
電流がなくなると、搬送車6の落下を防止できない場合
がある.このようなことのないようにするために、前述
のように、電源装置に補助電源を設けておいて、励磁セ
クション1の吸引力による搬送車6の落下防止を有効に
働かすものである.その際、停電直後の搬送車6の位1
から励磁セクション1が有効に働く位置までの距離は最
大で間隔Dtなので、この移動に要する補助電源の容量
は僅かでよい. コア7の歯である歯70ないし79は第1図に示すよう
に10個を図示してあるが、励磁セクション2と3の間
隔を間隔D,だけ詰めても実際状問題はない.したがっ
て、コア7の歯の数は最小9個あればよい. 補助電源としては前述のように、バッテリーが妥当であ
り、常時は主電源としての整流された直流によって充電
状態にしておき、交流電源が停電してこの直流電圧が0
になると、バッテリーからIXIIニットへ電力を供給
するシステムとする.このようなシステムは例えば自動
車の電源システムとして使用されている一般的なもので
ある.〔発明の効果〕 この発明は前述のように、少なくとも9個の歯を備えた
コアを搬送車に設け、このコアに対向する位置に、それ
ぞれが前記コアの歯と同じ間隔の2つの歯を持つコア及
びこの歯に反対方向の磁束を流すように励磁するコイル
とからなる励磁セクションを、搬送車の全走行範囲にわ
たって垂直軌道に沿って並べて配置し、更に、励磁セク
ションのコアの歯を励磁セクションの配置の順に従って
歯の間隔の4分の1ずつ走行方向にずらして配置するこ
とにより、励磁セクションを一次側コアとコイル、搬送
車に設けたコアを二次コアとするリニアリラクタンスモ
ー夕を形成する.これら励磁セクションを互いに独立に
制御可能の制御ユニットから励磁電流を供給することに
よりリラクタンスモー夕の原理に基づいて搬送車に上向
きの力としての推進力を与えることができる.それぞれ
の励磁セクションは全て独立して制御することができる
ので、1本の垂直軌道に複数台の搬送車を同時に走行さ
せることができるので、1つの垂直搬送装置での搬送量
を大きくすることができる.励磁セクションの並びの3
つおきの励磁セクションをそのコイルが発生する起磁力
と同量の起磁力を反対方向に発生する永久磁石を備える
ことにより、停tで全ての励磁セクションのコイルの電
流が0になっても永久磁石の吸引力によって搬送車の落
下を防止することができる.その際、永久磁石を持った
励磁セクシ;ンが推進力の働く位置に止まるようにする
ために、電S装置にバッテリーを補助電源として内藏し
ておき、停電後その位置まではこの補助電源の電力で搬
送車を移動させる.リニアモータを利用した従来の垂直
搬送装置では停電対策として建設コストの高い大がかり
な機械的ストツパが必要であるという欠点があったのを
、停電が生じても搬送車が落下する恐れがなくなるので
、安全性の高い垂直搬送装置とすることができるという
効果が得られる.
第1図はこの発明の実施例を示す垂直搬送vt置の斜視
図、第2図は励磁セクションの斜視図、第3図は励磁セ
クションの励磁電源のブロック図、第4図は励磁セクシ
ョンの作電流と発生する力のタイムチャートである.
図、第2図は励磁セクションの斜視図、第3図は励磁セ
クションの励磁電源のブロック図、第4図は励磁セクシ
ョンの作電流と発生する力のタイムチャートである.
Claims (1)
- 1)垂直位置の異なる少なくとも2つの水平面間を接続
する垂直軌道とこの垂直軌道に沿って走行する搬送車と
からなる垂直搬送装置において、前記搬送車に設けられ
た、走行方向に所定の間隔で並んだ少なくとも9個の歯
を備えた少なくとも1つのコアと、前記搬送車の全走行
範囲にわたって前記垂直軌道に沿って並べて配置し、そ
れぞれが前記コアの歯と同じ間隔の2つの歯を持つコア
及びこのコアに鎖交するコイルからなりコイルに励磁電
流が流れることにより前記2つの歯にそれぞれ反対方向
に磁束が流れる励磁セクションと、補助電源としてのバ
ッテリーを内蔵した直流電流を供給する電源装置と、こ
の電源装置から直流電流を供給されて前記励磁セクショ
ンごとに励磁電流を供給する互いに独立に制御可能で前
記励磁セクションをその配置の順にしたがって順次励磁
状態にする制御ユニットとからなり、前記励磁セクショ
ンのコアの2つの歯が前記搬送車のコアの歯に所定の間
隔を隔てて対向し、この歯の前記搬送車のコアの歯に対
する相対位置が励磁セクションの配置の順に従って歯の
間隔の4分の1ずつ走行方向にずれており、前記励磁セ
クションの並びの3つおきの励磁セクションがそのコイ
ルが発生する起磁力と同量の起磁力を反対方向に発生さ
せる永久磁石を備えたことを特徴とする垂直搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043990A JP2833118B2 (ja) | 1989-08-05 | 1990-03-12 | 垂直搬送装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20348089 | 1989-08-05 | ||
JP1-203480 | 1989-08-05 | ||
JP6043990A JP2833118B2 (ja) | 1989-08-05 | 1990-03-12 | 垂直搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03215160A true JPH03215160A (ja) | 1991-09-20 |
JP2833118B2 JP2833118B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=26401510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6043990A Expired - Lifetime JP2833118B2 (ja) | 1989-08-05 | 1990-03-12 | 垂直搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2833118B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05132262A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | ロープレスエレベータ装置 |
US7768159B2 (en) | 2006-09-28 | 2010-08-03 | Murata Machinery, Ltd. | Linear motor and machine tool having the same mounted thereon |
CN109004807A (zh) * | 2018-07-30 | 2018-12-14 | 南京航空航天大学金城学院 | 一种无直线轴承开关磁阻直线电机 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP6043990A patent/JP2833118B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05132262A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | ロープレスエレベータ装置 |
US7768159B2 (en) | 2006-09-28 | 2010-08-03 | Murata Machinery, Ltd. | Linear motor and machine tool having the same mounted thereon |
CN109004807A (zh) * | 2018-07-30 | 2018-12-14 | 南京航空航天大学金城学院 | 一种无直线轴承开关磁阻直线电机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2833118B2 (ja) | 1998-12-09 |
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