JPH03213578A - 保温性布帛の製造方法 - Google Patents

保温性布帛の製造方法

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JPH03213578A
JPH03213578A JP974690A JP974690A JPH03213578A JP H03213578 A JPH03213578 A JP H03213578A JP 974690 A JP974690 A JP 974690A JP 974690 A JP974690 A JP 974690A JP H03213578 A JPH03213578 A JP H03213578A
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JP
Japan
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heat
fabric
present
heat insulating
binder
Prior art date
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Pending
Application number
JP974690A
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English (en)
Inventor
Tsunekatsu Furuta
古田 常勝
Akira Ukita
彰 浮田
Kentaro Mitani
健太郎 三谷
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、立体構造を有した繊維構造体内に発泡された
微小中空体を含有せしめた保温性布帛の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来より、保温性を有する繊維布帛として1重ね着効果
を利用し、さらに布帛の一体感を有せしめた2層または
3層に貼合せた積層布帛が知られている。この積層布帛
には、接着剤で布帛を2層や3層に貼合せたもの、布帛
にフィルムを接着させたもの、あるいはフィルムの両面
に布帛を接着させたもの等があるが、これらの積層布帛
には。
保温性に対して十分なものが得られない欠点とともに、
積層間の接着性に問題が生じ、剥離する欠点もあった。
これらの対策として、保温性については、フィルム中に
アルミニウム粉末等を含有させ、熱輻射を防ぐことによ
り保温性の向上を計ったり、また。
接着性については、接着剤の塗布量や接着剤の選択等を
検討して対処したりしているのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の従来の方法では、保温性、接着性の双方
を十分に満足するものは得られなかった。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたものであり
、保温性に優れ、接着性に問題のない保温性布帛を得る
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討の結果
、立体構造を有した布帛と発泡剤を包含した微小中空体
とを組合せることにより、保温効果が著しく向上し、し
かも接着問題が生じることもない布帛を得ることができ
る事実を見出し1本発明に到達した。
すなわち9本発明は2表、裏2枚の地組織と該地組織を
連結する連結部からなる立体構造の繊維構造体を形成し
、この構造体に発泡剤を包含した直径1〜100μmの
微小中空体とバインダーを付与した後、熱処理すること
を特徴とする保温性布帛の製造方法を要旨とするもので
ある。
以下1本発明方法について詳細に説明を行う。
本発明方法では、まず、用いる布帛として1表。
裏2枚の地組織と該地組織間を連結する連結部からなる
立体構造の繊維構造体を形成する。
ここでいう地組織とは、繊維によって構成される織物1
編物、不織布等の布帛状物を意味し1表。
裏2枚の地組織からなるこの繊維構造体は、2重織織機
や2重の針床を有する経編機等を用いて製造される。
ここで使用される繊維素材としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレト等で代表される
ポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66等で代
表されるポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊
維、ポリビニルアルコール系繊維等の合成繊維、ビスコ
ース、アセテート、キュプラ等の再生繊維、綿、羊毛、
麻等の天然繊維の単独あるいはこれらの混繊繊維、混紡
繊維等を挙げることができる。
本発明方法では1次に、上述の繊維構造体に発泡剤を包
含した直径1〜100μmの微小中空体とバインダーを
付与する。
ここでいう発泡剤を包含した微小中空体とは。
塩化ビニリデンとアクリロニトリルの共重合体のような
熱可塑性樹脂で外殻が形成されたカプセル内にイソブタ
ンのような発泡剤を内包した中空体であって、一定の温
度域において外殻が軟化するとともに発泡剤が膨張する
ことにより、中空体の体積が膨張する機能を有するもの
をいう。
この微小中空体は、直径1〜100μmのものを用いる
。1μm未満であれば、中空度が非常に少なく9体積が
膨張しても保温効果に大きな期待がもてないばかりでな
く、外殻が非常に薄くなるため9発泡剤の膨張時に殻が
破れるおそれが強い。
一方、この微小中空体の直径が100μmを越えると、
バインダー溶液中に分散して繊維構造体へ付与する場合
、大きずぎて内部に入りにくくなり。
本発明の特徴とする保温性を得るうえで効果的でない。
本発明で使用されるバインダーは、前記微小中空体を繊
維に固着させるためのもので、繊維と微小粉体の双方に
対して接着性良好なものであればよく、従って1通常よ
く使用されているポリウレタン系バインダー、アクリル
酸エステル系バインダー等を用いればよく、特に限定し
ない。
前記微小中空体とバインダーを繊維構造体に付与する方
法としては、上記バインダー溶液中に微小中空体を分散
させ、これに繊維構造体を浸漬してマングルで絞り、そ
の後乾燥する通常の方法で行えばよく9本発明では特に
限定しない。
上述のごとくして微小中空体とバインダーを付与した繊
維構造体に9本発明では熱処理を施す。
この熱処理によって、繊維構造体の内部に付与された発
泡剤を包含する微小中空体が膨張し、目的とする保温性
が繊維構造体に付与される。熱処理温度と熱処理時間に
ついては、使用される発泡剤と微小中空体の外殻の樹脂
によって決定されるものであり、特に限定しないが、熱
処理温度としては80〜200℃の範囲が好ましく、ま
た、熱処理時間としては5〜600秒の範囲が好ましい
本発明は1以上の構成を有するものである。
(作 用) 本発明方法で得られる保温性布帛が優れた保温性と接着
性を有している理由について7本発明者らは次のごとく
推察している。
本発明で用いる繊維構造体は1表、裏地組織とその間に
連結部を有する立体構造であるため1発泡剤を包含した
微小中空体とバインダーが表、裏地組織の間の空間に内
在しやすくなり1次に、内在した発泡剤を包含した微小
中空体が熱処理によって体積膨張し、繊維構造体の空隙
が減少して表。
裏地組織の中間層に連続していない多孔層が形成される
。そのため1本発明の保温性布帛は1通気度の低下に伴
う放熱防止と多孔層による熱伝導率低下の2つの断熱効
果により、非常に優れた保温性能を発揮するようになる
。一方、接着性については、従来の保温性布帛が接着剤
によって接着された2層以」−の積層布帛であったのに
対し1本発明の保温性布帛は一体構造の布帛であるから
、このような接着に対する問題は元から生じる余地がな
い。
(実施例) 次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
が、実施例における布帛の保温性の評価は、室温20℃
、熱板温度32℃の条件下で、加藤製作所@製の“′サ
ーモラボ″′および昭和電工■製の熱流計により、布帛
外部の放射エネルギー(Kcal/m’・hr)を測定
することにより行い1合わせて次の4段階評価も併記し
た。
◎: 保温性が非常に優れている ○: 保温性が良好である △: 保温性がやや劣る × : 保温性が小さい 実施例1 ダブルラッシェル機を用い1表、裏地組織ともポリエス
テルフィラメント150デニール/48フィラメント使
い、連結部はポリエステルフィラメント糸30デニール
/12フィラメント使いにて2表、裏ともコース密度4
7本/インチ、つエール密度22本/インチのダブルラ
ッシェル編地(厚み3mm、目付310 g/m’)を
編成した。
次に、この編地を下記処方1の処理液に浸漬し。
マングルにて絞り率100%で絞った後、100℃で5
分間乾燥し、続いて180℃で1分間熱処理して2発泡
剤を膨張させた中空体を有する本発明方法による保温性
布帛を得た。
〔処方1〕 水                   930g本
発明方法との比較のため9本実施例において熱処理を省
くほかは1本実施例とまったく同一の方法により比較用
の布帛(比較例1)を得た。
本発明および比較用の布帛の保温性を評価し。
その結果を第1表に示した。
第    1    表 第1表より明らかなごとく1本発明方法による布帛は優
れた保温性能を有していた。
本発明方法による保温性布帛は1編地の組織にダブルラ
ッシェルを採用し、この編地自体が一体構造を有してい
るので、剥離等の接着に関する問題はまったく生じる余
地がなかった。
実施例2 ダブルラッシェル機を用い1表、裏地組織ともナイロン
仮撚加工糸50デニール/24フィラメント使い、連結
部はナイロンフィラメント30デニール/12フィラメ
ント使いにて1表、裏ともコース密度50本/インチ、
ウェー用密度25本/インチで2表がスムース組織、裏
が鹿の子組織(厚み4mm、目付400 g/m’)の
立体構造の編地を編成した。
次に、この絹地を下記処方2の処理液に浸漬し。
マングルにて絞り率100%で絞った後、実施例1と同
一条件で乾燥と熱処理を行うことにより。
本発明方法による保温性布帛を得た。
〔処方2〕 水                   910g本
発明方法との比較のため、ナイロン仮撚加工0 糸50デニール/24フィラメント使いで本実施例の編
地の表地組織と同一のスムース組織に編成したトリコッ
ト編地を第1層として用い、第2層には大日精化工業■
製ハイムレンNPU−5より製膜した厚さ30μmのポ
リウレタンフィルムを用い、第3層にはナイロン仮撚加
工糸50デニル/24フィラメント使いで実施例の編地
の裏地組織と同一の鹿の子組織の編地を使用し、下記処
方3のポリウレタン系接着剤によりそれぞれ点状の部分
接着を行い、3層の積層構造の布帛(目付厚みとも本実
施例と同一)を得た。
〔処方3〕 トルエン            25部本発明および
比較用の布帛の保温性を評価し。
 1− さらに、接着性については、JIS  L−0217(
103法)による洗濯10回後の形態変化を評価し、そ
の結果を合わせて第2表に示した。
第    2    表 ※ パッカリング 界面が剥がれ9表面上が浮いたようにみえる形態をいう
第2表より明らかなごとく9本発明方法による布帛は優
れた保温性能を有しており、また、接着性についても、
布帛自体が一体構造であるため。
異常はなかった。
(発明の効果) 本発明方法によって得られる保温性布帛は、優れた保温
性を有しており、また、剥離等の接着に関する問題が生
じることもない。
2 本発明方法による布帛は、その優れた性能から。
衣料分野、産業資材分野等において保温性素材として提
供できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表、裏2枚の地組織と該地組織を連結する連結部
    からなる立体構造の繊維構造体を形成し、この構造体に
    発泡剤を包含した直径1〜100μmの微小中空体とバ
    インダーを付与した後、熱処理することを特徴とする保
    温性布帛の製造方法。
JP974690A 1990-01-18 1990-01-18 保温性布帛の製造方法 Pending JPH03213578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002011833A (ja) * 2000-06-27 2002-01-15 Ks Senshoku Kk 防水保温性布帛
KR102007677B1 (ko) * 2018-08-09 2019-08-06 (주)위너스 고내구성 및 보온성 피혁의 제조 방법

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