JPH0321297B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0321297B2 JPH0321297B2 JP60182991A JP18299185A JPH0321297B2 JP H0321297 B2 JPH0321297 B2 JP H0321297B2 JP 60182991 A JP60182991 A JP 60182991A JP 18299185 A JP18299185 A JP 18299185A JP H0321297 B2 JPH0321297 B2 JP H0321297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle head
- cover plate
- cover
- fixed
- plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 239000002173 cutting fluid Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000010730 cutting oil Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
- B23Q11/0825—Relatively slidable coverings, e.g. telescopic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Prevention Of Fouling (AREA)
- Sawing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は機械の防塵カバーに関し、特に工作機
械では切粉の飛散がはげしい主軸やワークテーブ
ルの周囲を内包した機械前方領域を広く機械加工
領域とし、この機械加工領域における機械の固定
部分と移動体との空隙及びその案内面を覆つて塵
埃侵入を防止する防塵カバーの改良構造に関す
る。
械では切粉の飛散がはげしい主軸やワークテーブ
ルの周囲を内包した機械前方領域を広く機械加工
領域とし、この機械加工領域における機械の固定
部分と移動体との空隙及びその案内面を覆つて塵
埃侵入を防止する防塵カバーの改良構造に関す
る。
一般に工作機械においては主軸頭が移動する案
内面又はテーブル、サドル等が移動する案内面は
高精度の案内面に形成されて機械加工精度を高レ
ベルに維持しているため、飛散した切粉又は切削
液に混入した切粉がこれらの案内面に付着しない
ように、或いは上記主軸頭、テーブル、サドル等
の移動体と機械固定部との間の空隙中に切粉が浸
入しないように従来から防塵カバーを設ける対策
が採られていた。然しながら、従来の防塵カバー
においては、ゴム皮膜等の非金属カバーを用いた
ものでは耐久性に問題があり、また、金属カバー
を用いたものではカバープレートを移動体の移動
前後域に各長尺状のものを延設してそれぞれ移動
ガイドの役目をも保持させていたため、移動体の
移動に伴う各カバープレートの移動は機外におけ
る実ストロークの他に機械内部における収納スペ
ースを確保しなければならないという問題点があ
る。
内面又はテーブル、サドル等が移動する案内面は
高精度の案内面に形成されて機械加工精度を高レ
ベルに維持しているため、飛散した切粉又は切削
液に混入した切粉がこれらの案内面に付着しない
ように、或いは上記主軸頭、テーブル、サドル等
の移動体と機械固定部との間の空隙中に切粉が浸
入しないように従来から防塵カバーを設ける対策
が採られていた。然しながら、従来の防塵カバー
においては、ゴム皮膜等の非金属カバーを用いた
ものでは耐久性に問題があり、また、金属カバー
を用いたものではカバープレートを移動体の移動
前後域に各長尺状のものを延設してそれぞれ移動
ガイドの役目をも保持させていたため、移動体の
移動に伴う各カバープレートの移動は機外におけ
る実ストロークの他に機械内部における収納スペ
ースを確保しなければならないという問題点があ
る。
更に金属板で形成した入れ子式の複数筐体によ
つて移動体が移動する案内面を被覆し、移動体の
移動に従つて各筐体が入れ子式に伸張したり、折
り畳まれるようにした防塵構造もあるが、この構
造では各筐体を形成する金属板にきしみが発生し
て移動体の円滑な動きを妨げる場合があるという
問題点がある。
つて移動体が移動する案内面を被覆し、移動体の
移動に従つて各筐体が入れ子式に伸張したり、折
り畳まれるようにした防塵構造もあるが、この構
造では各筐体を形成する金属板にきしみが発生し
て移動体の円滑な動きを妨げる場合があるという
問題点がある。
依つて本発明の目的は移動体、特に、主軸頭の
移動領域だけで防塵効果を達成できると共にカバ
ーを形成する金属板のきしみによる悪影響を極力
抑止できるようにした工作機械の防塵カバーを提
供せんとするものである。
移動領域だけで防塵効果を達成できると共にカバ
ーを形成する金属板のきしみによる悪影響を極力
抑止できるようにした工作機械の防塵カバーを提
供せんとするものである。
本発明は上述の発明目的に鑑みて、工作機械の
縦軸ガイドに沿つて上下移動する主軸頭の上側及
び下側に存在する空〓及び上記ガイドを覆う防塵
カバーにおいて、上記ガイドの上下の固定部分に
夫々取付けられた最外端の固定被覆板と、上記主
軸頭の上下部分に夫々固定された最内側の主軸頭
取付被覆板と、上記固定被覆板と上記主軸頭取付
被覆板の間に夫々連設された少なくとも１枚の移
動可能な被覆板とを設け、上記主軸頭の上側領域
では機械前面側から上記最外端の固定被覆板、上
記移動可能な被覆板、上記最内側の主軸頭取付被
覆板の順に重ね合わせ、上記主軸頭の下側領域で
は機械前面側から上記最内側の主軸頭取付被覆
板、上記移動可能な被覆板、上記最外端の固定被
覆板の順に重ね合わせ、かつ上記主軸頭の上下両
側の対応する上記移動可能な被覆板を連結する可
動連結体を設け、上記主軸頭の上下移動に従つて
該主軸頭の上側または下側において上記固定被覆
板、上記移動可能な被覆板、上記主軸頭取付被覆
板がテレスコープ式に伸長収縮するように構成し
た機械の防塵カバーが提供される。以下、本発明
を添付図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。
縦軸ガイドに沿つて上下移動する主軸頭の上側及
び下側に存在する空〓及び上記ガイドを覆う防塵
カバーにおいて、上記ガイドの上下の固定部分に
夫々取付けられた最外端の固定被覆板と、上記主
軸頭の上下部分に夫々固定された最内側の主軸頭
取付被覆板と、上記固定被覆板と上記主軸頭取付
被覆板の間に夫々連設された少なくとも１枚の移
動可能な被覆板とを設け、上記主軸頭の上側領域
では機械前面側から上記最外端の固定被覆板、上
記移動可能な被覆板、上記最内側の主軸頭取付被
覆板の順に重ね合わせ、上記主軸頭の下側領域で
は機械前面側から上記最内側の主軸頭取付被覆
板、上記移動可能な被覆板、上記最外端の固定被
覆板の順に重ね合わせ、かつ上記主軸頭の上下両
側の対応する上記移動可能な被覆板を連結する可
動連結体を設け、上記主軸頭の上下移動に従つて
該主軸頭の上側または下側において上記固定被覆
板、上記移動可能な被覆板、上記主軸頭取付被覆
板がテレスコープ式に伸長収縮するように構成し
た機械の防塵カバーが提供される。以下、本発明
を添付図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。
第１図は本発明による機械の防塵カバーを工作
機械の主軸頭、特に工作機械のコラムに沿つて
上、下する主軸頭を移動体とした場合に適用した
実施例を示す縦断面図であり、第２図は第１図の
矢視−線から見た正面図、第３図は一対の被
覆板の連結状態を示す斜視図、第４図は被覆板の
連結枠を示す正面図、第５図は工作機械に組み込
まれた同実施例の状態を示す正面図である。
機械の主軸頭、特に工作機械のコラムに沿つて
上、下する主軸頭を移動体とした場合に適用した
実施例を示す縦断面図であり、第２図は第１図の
矢視−線から見た正面図、第３図は一対の被
覆板の連結状態を示す斜視図、第４図は被覆板の
連結枠を示す正面図、第５図は工作機械に組み込
まれた同実施例の状態を示す正面図である。
先ず、第５図の参照すると、本発明による防塵
カバーが主軸頭の上、下移動領域に組み込まれた
工作機械が示されており、同工作機械はベツド１
０を有し、このベツド１０上には旋回可能なワー
クテーブル１２を有したサドル１４がＸ軸方向に
移動可能に設けられており、該サドル１４のＸ軸
方向の移動は、駆動モータMxを駆動源とし、筐
形防塵カバー１６ａ，１６ｂの内部に防塵格納さ
れたＸ軸送り機構とＸ軸ガイドによつて案内制御
されている。ベツド１０の後方には直立コラム１
８が立設されており、Ｚ軸方向（紙面に垂直な方
向）に移動可能になつている。この直立コラム１
８の前面、つまりワークテーブル１２と向き合う
面には主軸頭２０がＹ軸方向に移動可能に設けら
れている。この主軸頭２０の直立コラム１８に対
するＹ軸方向の移動はモータMyを駆動源にして
直立コラム１８の上梁１８ａに近い上端とワーク
テーブル１２のテーブル面に近い下端との間をコ
ラム内に格納されたＹ軸送り機構とＹ軸ガイドに
よつて案内制御されている。直立コラム１８の側
部には、上述したワークテーブル１２及びサドル
１４のＸ軸方向の移動、主軸頭２０のＹ軸方向の
移動及び直立コラム１８の第５図紙面に垂直なＺ
軸方向の移動、並びに主軸頭２０が有する主軸２
２の回転等を操作、制御するための制御盤２４が
設けられている。さて、本発明による防塵カバー
２６は、本実施例では直立コラム１８を固定部と
して上、下方向（Ｙ軸方向）の移動体を形成する
主軸頭２０に対して設けられており、その防塵カ
バー２６は主軸頭２０の上、下両端に連結された
上、下各複数枚の被覆板２８を具備し、第５図で
は主軸頭２０が比較的上方に移動していることに
よつて、上側の被覆板２８は収縮状態にあり、ま
た下側の被覆板２８は延伸して直立コラム１８の
内部にあるＹ軸ガイドや直立コラム１８と主軸頭
２０との相対移動部に形成される空隙又は細隙に
切粉や切粉を混入した切削液が浸入しないように
防護している。
カバーが主軸頭の上、下移動領域に組み込まれた
工作機械が示されており、同工作機械はベツド１
０を有し、このベツド１０上には旋回可能なワー
クテーブル１２を有したサドル１４がＸ軸方向に
移動可能に設けられており、該サドル１４のＸ軸
方向の移動は、駆動モータMxを駆動源とし、筐
形防塵カバー１６ａ，１６ｂの内部に防塵格納さ
れたＸ軸送り機構とＸ軸ガイドによつて案内制御
されている。ベツド１０の後方には直立コラム１
８が立設されており、Ｚ軸方向（紙面に垂直な方
向）に移動可能になつている。この直立コラム１
８の前面、つまりワークテーブル１２と向き合う
面には主軸頭２０がＹ軸方向に移動可能に設けら
れている。この主軸頭２０の直立コラム１８に対
するＹ軸方向の移動はモータMyを駆動源にして
直立コラム１８の上梁１８ａに近い上端とワーク
テーブル１２のテーブル面に近い下端との間をコ
ラム内に格納されたＹ軸送り機構とＹ軸ガイドに
よつて案内制御されている。直立コラム１８の側
部には、上述したワークテーブル１２及びサドル
１４のＸ軸方向の移動、主軸頭２０のＹ軸方向の
移動及び直立コラム１８の第５図紙面に垂直なＺ
軸方向の移動、並びに主軸頭２０が有する主軸２
２の回転等を操作、制御するための制御盤２４が
設けられている。さて、本発明による防塵カバー
２６は、本実施例では直立コラム１８を固定部と
して上、下方向（Ｙ軸方向）の移動体を形成する
主軸頭２０に対して設けられており、その防塵カ
バー２６は主軸頭２０の上、下両端に連結された
上、下各複数枚の被覆板２８を具備し、第５図で
は主軸頭２０が比較的上方に移動していることに
よつて、上側の被覆板２８は収縮状態にあり、ま
た下側の被覆板２８は延伸して直立コラム１８の
内部にあるＹ軸ガイドや直立コラム１８と主軸頭
２０との相対移動部に形成される空隙又は細隙に
切粉や切粉を混入した切削液が浸入しないように
防護している。
第１図は主軸頭２０の上下の移動域に設けられ
た防塵カバー２６の縦断面図で、第２図はその正
面図であり、主軸頭２０が下方に降りた状態を示
している。直立コラム１８はＹ軸ガイド１９を有
し、主軸頭２０がＹ軸方向に図示せずの送り駆動
装置によつて上下移動可能に支持されている。防
塵カバー２６は複数枚の被覆板から成り、第１図
の例では上からコラム上部固定被覆板３２、被覆
板２８ａ、被覆板３０ａ、主軸頭上部固定被覆板
３４、主軸頭下部固定被覆板３５、被覆板３０
ｂ、被覆板２８ｂおよび、コラム下部固定被覆板
３３で構成されている。これらの被覆板は相互に
テレスコープ式に延伸、収縮するように組合わさ
れ主軸頭２０の上、下の移動を妨げないようにな
つている。
た防塵カバー２６の縦断面図で、第２図はその正
面図であり、主軸頭２０が下方に降りた状態を示
している。直立コラム１８はＹ軸ガイド１９を有
し、主軸頭２０がＹ軸方向に図示せずの送り駆動
装置によつて上下移動可能に支持されている。防
塵カバー２６は複数枚の被覆板から成り、第１図
の例では上からコラム上部固定被覆板３２、被覆
板２８ａ、被覆板３０ａ、主軸頭上部固定被覆板
３４、主軸頭下部固定被覆板３５、被覆板３０
ｂ、被覆板２８ｂおよび、コラム下部固定被覆板
３３で構成されている。これらの被覆板は相互に
テレスコープ式に延伸、収縮するように組合わさ
れ主軸頭２０の上、下の移動を妨げないようにな
つている。
主軸頭２０の上の被覆板２８ａは、主軸頭２０
の下の被覆板２８ｂと連結枠２９によつて連結さ
れている。第３図に示すように長方形の連結枠９
２の上面に被覆板２８ａおよび２８ｂが固定され
ている。また、被覆板３０ａと被覆板３０ｂとは
連結枠３１によつて連結されている。この連結枠
２９および３１は第４図に示すように長方形の連
結枠２９の中に長方形の連結枠３１が入りこむよ
うに配置されている。本実施例では主軸頭２０が
上に移動する縦軸に防塵カバーを設けたので、被
覆板の間から切削液等が侵入しないように被覆板
が順次下向きになるように連結されている。
の下の被覆板２８ｂと連結枠２９によつて連結さ
れている。第３図に示すように長方形の連結枠９
２の上面に被覆板２８ａおよび２８ｂが固定され
ている。また、被覆板３０ａと被覆板３０ｂとは
連結枠３１によつて連結されている。この連結枠
２９および３１は第４図に示すように長方形の連
結枠２９の中に長方形の連結枠３１が入りこむよ
うに配置されている。本実施例では主軸頭２０が
上に移動する縦軸に防塵カバーを設けたので、被
覆板の間から切削液等が侵入しないように被覆板
が順次下向きになるように連結されている。
次に動作を説明すると、第１図の状態から主軸
頭２０が直立コラム１８のＹ軸ガイド１９上を図
示せずの駆動装置により上昇すると、主軸頭上部
固定被覆板３４が主軸頭上面２０ａに固定されて
いるので主軸頭２０と共に上昇し、同被覆板３４
の上部３４ａが連結枠３１の下面３１ａに当接
し、連結枠３１およびその連結枠３１に固定され
ている被覆板３０ａ、被覆板３０ｂを上方に押上
げる。更に主軸頭２０が上昇すると連結枠３１の
上面３１ｂ連結枠２９の下面２９ａに当接し、連
結枠３１およびその連結枠３１に固定されている
被覆板２８ａ、被覆板２８ｂを上方に押上げる。
そして主軸頭２０の上方のそれぞれの被覆板はテ
レスコープ式に収縮して、逆に主軸頭２０の下方
のそれぞれの被覆板はテレスコープ式に延伸す
る。このとき連結枠２９の上面２９ｂはコラム上
部１８ａに当接しないように主軸頭２０のストロ
ークが定められていることは言うまでもない。一
方逆に主軸頭２０が下降するときは、主軸頭下面
２０ｂに主軸頭下部固定被覆板３５が固定されて
いるので主軸頭２０と共に下降する。主軸頭下面
２０ｂが連結枠３１に当接し、更に主軸頭２０が
下降すると次に連結枠３１が連結枠２９に当接し
て下降し、被覆板３０ｂおよび被覆板２８ｂを下
方に押下げる。そうすると第１図に示すように主
軸頭２０の下方の被覆板は収縮し、主軸頭２０の
上方の被覆板は延伸した状態になる。このとき被
覆板２８ｂの下部２８ｃがコラム下部１８ｂに当
接しないように主軸頭２０のストロークが定めら
れている。連結枠２９および３１は第２図に示す
ようにその案内部４０および押え板４２によつて
支えられ、主軸頭２０の上昇、下降の動作に応じ
てスムーズに動作するようになつている。また、
主軸頭２０は連結枠２９，３１の前部を引いて被
覆板を移動させるのであるから、きしみが生ずる
ことなく動作する構造になつている。
頭２０が直立コラム１８のＹ軸ガイド１９上を図
示せずの駆動装置により上昇すると、主軸頭上部
固定被覆板３４が主軸頭上面２０ａに固定されて
いるので主軸頭２０と共に上昇し、同被覆板３４
の上部３４ａが連結枠３１の下面３１ａに当接
し、連結枠３１およびその連結枠３１に固定され
ている被覆板３０ａ、被覆板３０ｂを上方に押上
げる。更に主軸頭２０が上昇すると連結枠３１の
上面３１ｂ連結枠２９の下面２９ａに当接し、連
結枠３１およびその連結枠３１に固定されている
被覆板２８ａ、被覆板２８ｂを上方に押上げる。
そして主軸頭２０の上方のそれぞれの被覆板はテ
レスコープ式に収縮して、逆に主軸頭２０の下方
のそれぞれの被覆板はテレスコープ式に延伸す
る。このとき連結枠２９の上面２９ｂはコラム上
部１８ａに当接しないように主軸頭２０のストロ
ークが定められていることは言うまでもない。一
方逆に主軸頭２０が下降するときは、主軸頭下面
２０ｂに主軸頭下部固定被覆板３５が固定されて
いるので主軸頭２０と共に下降する。主軸頭下面
２０ｂが連結枠３１に当接し、更に主軸頭２０が
下降すると次に連結枠３１が連結枠２９に当接し
て下降し、被覆板３０ｂおよび被覆板２８ｂを下
方に押下げる。そうすると第１図に示すように主
軸頭２０の下方の被覆板は収縮し、主軸頭２０の
上方の被覆板は延伸した状態になる。このとき被
覆板２８ｂの下部２８ｃがコラム下部１８ｂに当
接しないように主軸頭２０のストロークが定めら
れている。連結枠２９および３１は第２図に示す
ようにその案内部４０および押え板４２によつて
支えられ、主軸頭２０の上昇、下降の動作に応じ
てスムーズに動作するようになつている。また、
主軸頭２０は連結枠２９，３１の前部を引いて被
覆板を移動させるのであるから、きしみが生ずる
ことなく動作する構造になつている。
尚、各図面は構造を明瞭にするため被覆板を厚
く画いてわかりやすく説明したが実際には薄板金
属板で造られるべきものである。また、連結枠２
９，３１も大きく画いてあるが薄くコンパクトに
設計することが望ましい。本実施例では移動する
被覆板は２８ａ，２８ｂと３０ａ，３０ｂとの２
枚であるが、主軸頭のストロークに応じて枚数を
適宜増加させれば良い。
く画いてわかりやすく説明したが実際には薄板金
属板で造られるべきものである。また、連結枠２
９，３１も大きく画いてあるが薄くコンパクトに
設計することが望ましい。本実施例では移動する
被覆板は２８ａ，２８ｂと３０ａ，３０ｂとの２
枚であるが、主軸頭のストロークに応じて枚数を
適宜増加させれば良い。
以上の説明では工作機械の主軸頭を移動体と
し、直立コラムを機械の固定部とした場合の実施
例に就いて説明したが、工作機械においては、ワ
ークテーブル或いはサドル等も切粉や切粉の混入
した切削油が移動ガイド面に侵入しては不都合な
移動体である。依つて、これらワークテーブル又
はサドル等をその側部の機械固定部に対して移動
させる移動域に本発明の被覆板を有した防塵カバ
ーを具備させる適用実施例を構成することも可能
である。
し、直立コラムを機械の固定部とした場合の実施
例に就いて説明したが、工作機械においては、ワ
ークテーブル或いはサドル等も切粉や切粉の混入
した切削油が移動ガイド面に侵入しては不都合な
移動体である。依つて、これらワークテーブル又
はサドル等をその側部の機械固定部に対して移動
させる移動域に本発明の被覆板を有した防塵カバ
ーを具備させる適用実施例を構成することも可能
である。
（発明の効果）
以上の説明から明らかなように本発明による防
塵カバーの構成、作用によれば、機械の移動体の
移動領域だけを用いて該移動域の内部のガイド面
や空隙に侵入する切粉や切粉の混入した切削液の
侵入を防止できるコンパクト構成の防塵カバーを
実現することが可能となり、従来の防塵カバーに
おいて該防塵カバーが収納される空間を機械の内
部に予め確保しておく必要があり、故に機械の本
来の加工機能とは異る機能のために機械を大形化
させておかなければならなかつたという不合理を
解消し、機械のコンパクト化に寄与できるという
効果を有している。しかも連結体の機構は、大小
角形の枠体を順次に嵌め込み形成した構造体であ
るから適正な剛性を有すると共に連結枠の全長に
わたつてその案内部にガイドされるからその連結
体及び被覆板が歪んで軋を生ずることは無く、防
塵カバーの被覆板自体の伸張、収縮が円滑に行わ
れるばかりでなく、移動体、例えば主軸頭の動き
をも円滑にすることができるのである。従つて、
被覆板１枚の寸法を小さくすることができるから
移動体のストロークの他に被覆板の収納スペース
を小さくすることができ、機械全体のコンパクト
化が実現できるのである。勿論、防塵カバーの構
成要素には連結体及び被覆板等の単純形状を有し
た機械的要素が用いられているから防塵カバー自
体を比較的安価に形成できるという利点もある。
塵カバーの構成、作用によれば、機械の移動体の
移動領域だけを用いて該移動域の内部のガイド面
や空隙に侵入する切粉や切粉の混入した切削液の
侵入を防止できるコンパクト構成の防塵カバーを
実現することが可能となり、従来の防塵カバーに
おいて該防塵カバーが収納される空間を機械の内
部に予め確保しておく必要があり、故に機械の本
来の加工機能とは異る機能のために機械を大形化
させておかなければならなかつたという不合理を
解消し、機械のコンパクト化に寄与できるという
効果を有している。しかも連結体の機構は、大小
角形の枠体を順次に嵌め込み形成した構造体であ
るから適正な剛性を有すると共に連結枠の全長に
わたつてその案内部にガイドされるからその連結
体及び被覆板が歪んで軋を生ずることは無く、防
塵カバーの被覆板自体の伸張、収縮が円滑に行わ
れるばかりでなく、移動体、例えば主軸頭の動き
をも円滑にすることができるのである。従つて、
被覆板１枚の寸法を小さくすることができるから
移動体のストロークの他に被覆板の収納スペース
を小さくすることができ、機械全体のコンパクト
化が実現できるのである。勿論、防塵カバーの構
成要素には連結体及び被覆板等の単純形状を有し
た機械的要素が用いられているから防塵カバー自
体を比較的安価に形成できるという利点もある。
第１図は本発明による工作機械の防塵カバーの
１実施例における縦断面図、第２図は第１図の
−矢視線から見た正面図、第３図は一対の被覆
板の連結状態を示す斜視図、第４図は被覆板の連
結枠を示す正面図、第５図は本発明による防塵カ
バーが主軸頭を有した直立コラムに組み込まれた
例を示す工作機械の正面図。 １８……直立コラム、２０……主軸頭、２２…
…主軸、２６……防塵カバー、２８，３０……被
覆板、２９，３１……連結枠、３２……コラム上
部固定被覆板、３３……コラム下部固定被覆板、
３４……主軸頭上部固定被覆板、３５……主軸頭
下部固定被覆板。
１実施例における縦断面図、第２図は第１図の
−矢視線から見た正面図、第３図は一対の被覆
板の連結状態を示す斜視図、第４図は被覆板の連
結枠を示す正面図、第５図は本発明による防塵カ
バーが主軸頭を有した直立コラムに組み込まれた
例を示す工作機械の正面図。 １８……直立コラム、２０……主軸頭、２２…
…主軸、２６……防塵カバー、２８，３０……被
覆板、２９，３１……連結枠、３２……コラム上
部固定被覆板、３３……コラム下部固定被覆板、
３４……主軸頭上部固定被覆板、３５……主軸頭
下部固定被覆板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 工作機械の縦軸ガイドに沿つて上下移動する
主軸頭の上側及び下側に存在する空〓及び前記ガ
イドを覆う防塵カバーにおいて、 前記ガイドの上下の固定部分に夫々取付けられ
た最外端の固定被覆板３２，３３と、 前記主軸頭２０の上下部分に夫々固定された最
内側の主軸頭取付被覆板３４，３５と、 前記固定被覆板３２，３３と前記主軸頭取付被
覆板３４，３５の間に夫々連設された少なくとも
１枚の移動可能な被覆板２８ａ，２８ｂ，３０
ａ，３０ｂとを設け、 前記主軸頭２０の上側領域では機械前面側から
前記最外端の固定被覆板３２、前記移動可能な被
覆板２８ａ，３０ａ、前記最内側の主軸頭取付被
覆板３４の順に重ね合わせ、前記主軸頭２０の下
側領域では機械前面側から前記最内側の主軸頭取
付被覆板３５、前記移動可能な被覆板３０ｂ，２
８ｂ、前記最外端の固定被覆板３３の順に重ね合
わせ、 かつ、前記主軸頭２０の上下両側の対応する前
記移動可能な被覆板２８ａ，２８ｂ，３０ａ，３
０ｂを連結する可動連結体２９，３１を設け、 前記主軸頭２０の上下移動に従つて該主軸頭の
上側または下側において前記固定被覆板、前記移
動可能な被覆板、前記主軸頭取付被覆板がテレス
コープ式に伸長収縮するように構成したことを特
徴とする機械の防塵カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18299185A JPS6244347A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 機械の防塵カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18299185A JPS6244347A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 機械の防塵カバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6244347A JPS6244347A (ja) | 1987-02-26 |
| JPH0321297B2 true JPH0321297B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=16127840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18299185A Granted JPS6244347A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 機械の防塵カバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6244347A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITBO20020459A1 (it) * | 2002-07-17 | 2004-01-19 | Pei Protezioni Elaborazioni | Dispositivo di copertura e protezione per macchine di impianti |
| ITBO20110162A1 (it) * | 2011-03-29 | 2012-09-30 | Pei Protezioni Elaborazioni | Dispositivo di copertura e protezione per macchine o impianti |
| JP5948156B2 (ja) * | 2012-06-11 | 2016-07-06 | 東京精密発條株式会社 | カバーに遮蔽片を付設した枠体型テレスコピックカバー |
| EP2708318A1 (en) | 2012-09-17 | 2014-03-19 | P.E.I. Protezioni Elaborazioni Industriali S.r.l. | Protective covering device for machinery or equipment |
| ITUB20156075A1 (it) * | 2015-12-02 | 2017-06-02 | P E I Protezioni Elaborazioni Ind S R L | Copertura di protezione. |
| CN107081801A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-08-22 | 佛山市翠微自动化科技有限公司 | 一种塑料管件切割用粉尘阻挡机架 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4822884B1 (ja) * | 1970-05-21 | 1973-07-10 | ||
| JPS606394A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-14 | 三菱電機株式会社 | ロボツト |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5122389Y2 (ja) * | 1971-07-21 | 1976-06-09 |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP18299185A patent/JPS6244347A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4822884B1 (ja) * | 1970-05-21 | 1973-07-10 | ||
| JPS606394A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-14 | 三菱電機株式会社 | ロボツト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6244347A (ja) | 1987-02-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5854460A (en) | Linear motor driven laser cutting machine | |
| CN100571938C (zh) | 用于加工光学工件的车床 | |
| US4590380A (en) | Means for locating an ultra-precision positioning of a table | |
| EP1614503B1 (en) | Machine tool | |
| US6698982B2 (en) | Machine tool | |
| US5140863A (en) | Screw-nut feed mechanism | |
| JPH0321297B2 (ja) | ||
| CN111102442A (zh) | 一种紧凑型刚柔耦合平台连接结构及其构成的多轴运动平台 | |
| US9366385B2 (en) | Telescopic-cover fixture | |
| JP2000024853A (ja) | 工作機械 | |
| JP2003287027A (ja) | シール構造 | |
| JP4676384B2 (ja) | 防塵構造を備えた直線駆動装置 | |
| WO2022219773A1 (ja) | 工作機械 | |
| JPH09150343A (ja) | 防塵カバー | |
| JPS60259390A (ja) | 直交座標型組立式ロボツト | |
| JPH11201161A (ja) | 動力伝導装置 | |
| JP7199919B2 (ja) | カバー構造 | |
| JPH0141466B2 (ja) | ||
| JPS60201856A (ja) | 防塵型摺動テ−ブル | |
| JP7180895B2 (ja) | 位置決めテーブル | |
| CN220993506U (zh) | 一种具有防尘磁驱移动系统的龙门平台 | |
| JP2003245841A (ja) | 工作機械のスライドカバー装置 | |
| JPH0680529U (ja) | 駆動装置及びこれを具備したｘｙ駆動装置 | |
| KR100729473B1 (ko) | 3축집적구조를 갖는 머시닝센터 | |
| KR0126960Y1 (ko) | 직각좌표형 로봇 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |