JPH03212835A - 光磁気記録型記録装置の浮動ヘッド - Google Patents

光磁気記録型記録装置の浮動ヘッド

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JPH03212835A
JPH03212835A JP455890A JP455890A JPH03212835A JP H03212835 A JPH03212835 A JP H03212835A JP 455890 A JP455890 A JP 455890A JP 455890 A JP455890 A JP 455890A JP H03212835 A JPH03212835 A JP H03212835A
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昭治 山口
Akemi Murakami
朱実 村上
Takashi Nomiyama
孝 野見山
Kaoru Yasukawa
薫 安川
Daisuke Iguchi
大介 井口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、光磁気記録型記録装置の浮動ヘッドに係り、
特に、光記録媒体における集束光の収束点へ向は磁束密
度の高い垂直磁界を効率良く形成できる浮動ヘッドの改
良に関するものである。
[従来の技術] この種の光磁気記録型記録装置の記録原理を説明すると
、第13図(^)に示すように磁性材料により構成され
た記録膜(a)へ矢印方向の磁界をかけた状態でレーザ
スポットを照射し、その照射部位の磁化方向を反転させ
ることでそのカー回転角を変化させ、このカー回転角の
変化を利用して情報の記録・再生(第13図(B)参照
)を行う一方、第13図(C)に示すように記録時とは
磁界の方向を反転させた状態で記録膜(a)の記録部位
へレーザスポットを照射し、その照射部位の磁化方向を
記録前の状態に戻して情報の消去を行う方式である。
ところで、この光磁気記録型記録装置において情報の記
録・再生・消去を行う光学ヘッドとしては、特開昭60
−261052号公報に記載されている浮動ヘッドが知
られている。
すなわち、この浮動ヘッド(b)は、第14図〜第16
図に示すように軟磁性材料により形成され光記録媒体(
c)の回転に伴う空気流により浮動するエアースライダ
(bl)と、このエアースライダ(bl)に取付けられ
半導体レーザ等光源(d)からのレーザ光を光記録媒体
(C)側へ反射させるプリズム(bl)と、上記エアー
スライダ(bl)の光路用開口部(b3)に取付けられ
プリズム(bl)で反射されたレーザ光を光記録媒体(
C)の収束面に収束させる対物レンズ(b4)と、上記
エアースライダ(bl)の光記録媒体(c)側で光路用
開口部(b3)に沿って設けられた溝(b5)内に回捲
され光記録媒体(c)の収束面に対し略垂直磁界を形成
するコイル(b6)とでその主要部が構成され、駆動装
置(e)により光記録媒体(C)の半径方向へ移動操作
されるバネ状のサスペンション(b7)により支持され
て光記録媒体(c)の近傍に配設されているものである
そして、この浮動ヘッド(b)においては、プリズム(
bl)、対物レンズ(b4) 、コイル(b6)等最小
限の部材のみをエアースライダ(bl)に搭載する構成
のため、ヘッドが軽量化されてアクセスタイムの短縮化
が図れる利点を有しており、また、光記録媒体(c)の
回転に伴う空気流により上記エアースライダ(bl)を
浮動させる構成のため光記録媒体(C)とエアースライ
ダ(bl)間距離を一定に維持することが可能となり、
上記対物レンズ(b4)のフォーカシング機構を省略で
きる利点を有するものであった。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この種の浮動ヘッド(b)においては、上述
したようにそのエアースライダ(bl)全体が軟磁性材
料により構成されていることから、第17図〜第18図
に示すように上記コイル(b6)を挟んでエアースライ
ダ(bl)の光路用開口部(b3)側と外側領域に磁路
が形成され、しかも、軟磁性のエアースライダ(bl)
内においてこの磁束が分散され、その分、磁束密度が小
さくなっているため、光記録媒体(C)におけるレーザ
光の収束点(α)へ向けて磁束密度の高い発生磁界を集
中させることが困難となる欠点があった。
このため、光記録媒体(C)の収束面において光磁気記
録又は消去時に必要とされる200〜3000eの磁界
を形成するためには非常に大きな起磁力を与える必要が
あり、従来においては上記コイル(b6)の巻数を増や
すことで対処していた。
しかしながら、コイル(b6)の巻数を増加させた場合
、自己インダクタンスも増大するため情報の記録又は消
去時において磁界の向きを高速で反転させることができ
なくなり、記録又は書換え速度が低下する問題点があっ
た。
尚、特開昭61−71437号公報においては光記録媒
体の記録膜の下面側に軟磁性層を設け、この軟磁性層と
コイル間に磁路を形成して垂直磁界の集中を図る改良も
なされているが、磁束密度の高い磁界を集中させるには
未だ充分でなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の問題点に着目して成されたもので、その
課題とするところは、光記録媒体における集束光の収束
点へ向は磁束密度の高い垂直磁界を効率良く形成できる
浮動ヘッドを提供することにある。
すなわち本発明は、回転する光記録媒体の近傍に配置さ
れこの光記録媒体の回転に伴う空気流により浮動する浮
動本体と、この浮動本体の光路用開口部に取付けられ光
源からの集束光を光記録媒体の収束面に収束させる対物
レンズと、上記浮動本体の光路用開口部近傍に取付けら
れ光記録媒体の収束面へ向けて磁界を形成する磁界発生
手段とを備え、 この磁界発生手段により磁界を形成した状態で光記録媒
体の収束面に上記集束光を収束させて情報の記録又は消
去を行う光磁気記録型記録装置の浮動ヘッドを前提とし
、 上記浮動本体を、軟磁性材料により形成され光路用開口
部が設けられた筒状の内側本体と、非磁性材料により形
成され上記内側本体が嵌込まれる外側本体とで構成し、 かつ、光記録媒体側の内側本体との嵌合周縁部位を除き
上記外側本体外表面の少なくとも一部には、軟磁性材料
により構成された磁路形成部を設けたことを特徴とする
ものである。
この様な技術的手段において上記内側本体としては、こ
の内側本体に設けられた光路用開口部側へ磁界を集中さ
せ易くするため、Mn−Znフェライト、Ni−Znフ
ェライト、パーマロイ等の軟磁性材料でこれを構成する
ことを要する。尚、この内側本体の筒状形状については
特に制限は無いが、上記光路用開口部側へ均一な磁界が
形成できるよう光路用開口部の形状に合わせる方が望ま
しい。
一方、この内側本体が嵌込まれる外側本体としては、こ
の外側本体側への磁路の形成を減少させて上記光路用開
口部側へ磁界を集中させ易くするため、ガラス状カーボ
ン、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、セラミッ
クス等の非磁性材料にてこれを構成することを要する。
尚、チタン酸カルシウム、セラミックス等の非磁性材料
にて浮動本体を構成した場合、その加工性が良好となる
利点を有しており、また、ガラス状カーボン等の潤滑性
を有する非磁性材料にて浮動本体を構成した場合、浮動
本体と光記録媒体との接触時における両者の磨耗現象を
低減できる利点がある。
また、外側本体への内側本体の嵌込み方法については特
に制限は無く、外側本体の嵌合部へ内側本体を単に嵌合
させるだけでもよいし、あるいは、これらの嵌合面に接
着剤を介装させて嵌込んでもよく任意である。
更に、上記内側本体と外側本体とで構成される浮動本体
の底面側には、光記録媒体からの浮動圧を効率的に受け
られるようにするため、少なくとも滑走面と空気導入面
を形成することを要する。
また、浮動本体の浮動走行を安定化させる目的で浮動本
体の長さ方向に沿って空気を逃がす凹溝、すなわち、中
央逃げ部を形成してもよい。この場合、凹溝の本数、並
びにその形状についてはその目的に応じて任意に設定で
きる。
また、上記内側本体に設けられる光路用開口部の形状に
ついては集束光のスポット形状に合わせて略円形状に形
成するが、光路用開口部内壁面に集束光の入射方向内側
へ向かう勾配を設けた場合、この光路用開口部近傍に取
付けられる磁界発生手段と上記光記録媒体における集束
光の収束点とを近づけることができるため、光記録媒体
の収束面へ向けて磁界をより集中させることが可能とな
る利点を有している。特に、上記光路用開口部内壁面の
勾配角度を集束光の集光角度と路間−に設定した場合、
磁界発生手段と上記収束点とを最接近させることができ
るためその効果が著しい。
また、上記光路用開口部内の少なくとも光記録媒体側に
、PMMA等の樹脂あるいはコーニング7059等のガ
ラス等光透過性材料により構成される透明充填材を充填
してもよい。この様な充填材を充填した場合、光路用開
口部の底面側が閉塞されて浮動走行が安定する利点を有
する外、以下に示すような利点をも有する。すなわち、
光磁気記録型装置における浮動ヘッドの光学系は、一般
に相変化型記録装置における浮動ヘッドの光学系が利用
されている。しかし、この相変化型記録装置においては
、通常、光記録媒体の透明基板側から集束光を照射し、
その記録膜面へ集束光を収束させて記録・消去を行う方
法が採られているため、透明基板の屈折率を考慮した焦
点距離を有する対物レンズが使用されている。これに対
し、光磁気記録型記録装置においては光記録媒体の記録
膜面へ強い磁界を形成させる必要上、基板側から集束光
を照射させる方法を採らずに記録膜面上へ集束光を直接
収束させる方法を採っているため、上記対物レンズをそ
のまま光磁気記録型記録装置の浮動ヘッドに適用した場
合、記録膜面上に集束光が適切に収束されないことがあ
る。この様な場合、上記光路用開口部内に透明基板と路
間−の屈折率を有する光透過性材料にて構成される透明
充填材を充填することにより、光記録媒体の記録膜面上
へ集束光を適切に収束させることが可能となる。
次に、上記非磁性の外側本体外表面に設けられる磁路形
成部については、上記Mn−Znフェライト、Ni−Z
nフェライト、パーマロイ等の軟磁性材料でこれを構成
することを要する。尚、上記内側本体の構成材料と同一
の軟磁性材料でこれを構成しても、あるいは、異なる軟
磁性材料で構成してもよく任意である。
また、この磁路形成部の形成部位は上記外側本体外表面
なら任意であり、例えば、外側本体の上部表面(すなわ
ち、光記録媒体の対向面と反対側の外側本体外表面)、
外側本体の下部表面(すなわち、光記録媒体と対向する
側の外側本体外表面)、及び、外側本体の側部表面のい
ずれの面に設けてよく、また、これ等外表面全体に設け
ても、あるいは、その一部分にのみ設けてもよく任意で
ある。但し、上記外側本体の下部表面についてはその内
側本体との嵌合周縁部位を除いて形成する必要がある。
すなわち、この嵌合周縁部位についても上記磁路形成部
を設けた場合、浮動本体全体が軟磁性材料にて構成され
ている従来例と構造的に差異がなく浮動本体外側への磁
界の形成を減少させることができなくなるため、従来同
様、光記録媒体の収束面へ向けて磁界集中を図ることが
難しくなるためである。
更に、外側本体外表面に設けられる磁路形成部の厚さ寸
法については、この磁路形成部中において磁束の分散が
起こらないようその磁束密度を考慮しながら適宜厚さに
設定される。
次に、この技術的手段においてコイル等磁界発生手段の
取付は位置については上記光路用開口部近傍なら任意で
あり、例えば、内側本体の外側本体と隣接する側に設け
てもよいし、あるいは内側本体の光路用開口部内壁面に
取付けてもよい。但し、上記光記録媒体の収束面へ向は
磁界をより効率的に集中させるためには、光路用開口部
内壁面に取付ける方が望ましい。尚、磁界発生手段を光
路用開口部内壁面に取付ける場合、この光路用開口部か
らの磁界発生手段の落下を防止するため上記光路用開口
部下端側に適宜ストッパを取付けてもよい。
更に、上記内側本体の光路用開口部内壁面と外側本体と
隣接する側の外周面の両者に、夫々、磁界発生手段を取
付けてもよい。この様な構成を採った場合、光路用開口
部内壁面に取付けられた磁界発生手段より生ずる磁界と
、外側本体と隣接する側の外周面に取付けられた磁界発
生手段より生ずる磁界とが互いに干渉し合うことになり
、光記録媒体の収束面、並びにその周辺領域に強度の均
一な磁界を一様に形成することが可能になる。従って、
光記録媒体の面振れ等により集束光の収束点が若干ずれ
た場合にも、情報の記録または消去操作に支障を来さな
い利点を有している。
尚、光源からの集束光を光記録媒体側へ反射させる反射
部材については、従来同様、プリズム、反射ミラー等が
利用できる。
し作用] 上述したような技術的手段によれば、 浮動本体を、軟磁性材料により形成され光路用開口部が
設けられた筒状の内側本体と、非磁性材料により形成さ
れ上記内側本体が嵌込まれる外側本体とで構成し、 かつ、光記録媒体側の内側本体との嵌合周縁部位を除き
上記外側本体外表面の少なくとも一部には、軟磁性材料
により構成された磁路形成部を設けているため、 非磁性材料により構成された外側本体側への磁路の形成
を減少させることができると共に、上記磁路形成部中に
おいてその磁束密度の向上が図れ、光記録媒体における
集束光の収束点へ向は磁束密度の高い磁界を集中させる
ことが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
◎第一実施例 この実施例に係る浮動ヘッド(1)は、第1図〜第3図
に示すようにバネ状サスペンション(2)により支持さ
れた外側本体(3)と、この外側本体(3)に嵌込まれ
た筒状の内側本体(4)と、上記外側本体(3)の上部
表面に設けられた磁路形成部(4I)とでその主要部が
構成されているものである。
まず、上記外側本体(3)はガラス状カーボンにより構
成され、第3図に示すようにその底面側の空気流入端と
空気流出端に空気の流入と流出をスムーズにさせるテー
パ(31)  (32)が設けられていると共に、底面
側中央部には浮動ヘッド(1)の浮動走行を安定化させ
る中央逃げ部(33)が設けられている。また、外側本
体(3)の空気流出側中央部には、第3図に示すように
内側本体(4)を取付けるための取付開口部(34)が
開設されていると共に、その内周面には内側本体(4)
の外形形状に対応させた勾配が形成されており、かつ、
上記取付開口部(34)内周面の下方部位には、第2図
に示すように磁界発生手段であるコイル(5)を組込む
ための取付は溝(36)が上記内周面に沿って設けられ
ている。
一方、上記内側本体(4)は筒状のMn−Znフェライ
トにより形成され、上記外側本体(3)の取付開口部(
34)に接着剤を介し嵌合配置されていると共に、その
筒状の内部がレーザ光(λ)の集光角度と路間−の勾配
を有する光路用開口部(6)として構成されており、か
つ、外側本体(3)の上部全表面には、上記Mn−Zn
フェライトにて構成された板状の磁路形成部(41)が
積層されて設けられている。
また、上記外側本体(3)の取付は溝(36)にはコイ
ル(5)が回捲されて配設されており、かつ、内側本体
(4)の上面側には、BK 7等のガラス材にて構成さ
れ半導体レーザ(7)からのレーザ光(λ)を光磁気デ
ィスク(8)側へ反射させるプリズム(11)が取付け
られている一方、上記内側本体(4)の光路用開口部(
6)内のプリズム(!1)と隣接する側に対物レンズ(
12)が嵌合されて取付けられている。
そして、その基端側か駆動装@(9)に取付けられたバ
ネ状サスペンション(2)の先端側を上記浮動本体(1
0)の取付は凹部(19)に取付けて、この実施例に係
る浮動ヘッド(1)は所定位置に配設されているもので
ある。尚、上記駆動装置(9)はボイスコイルモータ等
で構成されており、この駆動装置(9)に入力されるト
ラッキングエラー信号等の制御信号に基づいてバネ状サ
スペンション(2)に取付けられた浮動ヘッド(1)を
光磁気ディスク(8)の所定トラック上へ移動制御する
ようになっている。
この様に構成された浮動ヘッド(1)は、光磁気ディス
ク(8)の回転に伴って外側本体(3)と内側本体(4
)とで構成される浮動本体(10)が1μm程度浮上し
、かつ、浮動ヘッド(1)のプリズム(11)面へ半導
体レーザ(7)からのレーザ光(λ)が入射され対物レ
ンズ(12)を介して光磁気ディスク(8)の収束面へ
収束される一方、上記対物レンズ(12)の下方側で外
側本体(3)の取付は溝(36)に回捲されたコイル(
5)への通電に伴い、このコイル(5)から光磁気ディ
スク(8)の収束面へ向けて200〜3000eの垂直
磁界が印加されて記録操作がなされ、あるいは、光磁気
ディスク(8)面からの反射レーザ光(λ)が同一光路
を通ってフォトダイオード側へ入射されて再生操作がな
されるものである。
そして、この実施例に係る浮動ヘッド(1)においては
、その浮動本体(10)をM n −Z nフェライト
により形成され光路用開口部(6)が設けられた内側本
体(4)と、ガラス状カーボンにより形成され上記内側
本体(4)が嵌込まれる外側本体(3)とで構成してい
るため、非磁性材料により構成される外側本体(3)側
への磁路の形成を減少させることができ、その分、第4
図(^)に示すように光磁気ディスク(8)の収束面へ
向けて磁界を集中させることが可能となり、更に、上記
外側本体(3)の上部全表面にはMn−Znフェライト
製の磁路形成部(41)を具備しているため、第4図(
B)に示すようにこの磁路形成部(41)中において上
記光磁気ディスク(8)側へ向かう帰磁路の磁束密度を
高めることができ、光磁気ディスク(8)におけるレー
ザ光の収束点(α)へ向は磁束密度の高い発生磁界を集
中させることが可能となる。
従って、従来のように大きな起磁力を与えなくとも光磁
気ディスク(8)の収束面において光磁気記録又は消去
時に必要とされる200〜3000eの磁界を形成する
ことができるため、浮動ヘッド(1)に搭載されるコイ
ル(5)の巻数や供給電流を低減させることが可能とな
る。
このため、浮動ヘッド(1)に搭載されたコイル(5)
の自己インダクタンスが低減し、情報の記録又は消去時
において磁界の向きを高速で反転させることが可能とな
り、記録又は書換え速度が上昇する利点を有している。
第5図は浮動ヘッドに搭載されるコイルの起磁力と、光
磁気ディスクの収束面に形成される相対磁界強度との関
係を示したグラフ図であるが、実線で示された実施例に
係る浮動ヘッドは、破線で示された従来の浮動ヘッドと
較べて目的の磁界強度を得るのに約172の起磁力でよ
く、200〜3000eの磁界強度を維持したままでそ
の磁界方向を高速反転できることが確認できる。
尚、この実施例においては、上記光路用開口部(6)に
レーザ光(λ)の集光角度と路間−の勾配が設けられて
いるが、第6図に示すように勾配が設けられていない浮
動ヘッドに適用しても当然のことながらよく、また、第
7図に示すように外側本体(3)の上部表面に加え、そ
の側部外表面並びに下部外表面に磁路形成部(41)を
形成してもよい。但し、上記外側本体(3)側への磁路
の形成を減少させるため下部外表面の内側本体(4)と
の嵌合周縁部位には磁路形成部(41)を設けてはなら
ない。
◎第二実施例 この実施例に係る浮動ヘッドは、第8図に示すように内
側本体(4)の光路用開口部(6)内壁面の下方部位に
磁界発生手段としてのコイル(5)を設けた点と、外側
本体(3)の側部外表面にも磁路形成部(41)を設け
た点を除き第一実施例に係る浮動ヘッドと路間−である
。尚、上記光路用開口部(6)の下端部にはその周縁部
に沿って上記コイル(5)の落下を防止するリング状ス
トッパ(図示せず)が取付けられている。
そして、この実施例に係る浮動ヘッド(1)においても
非磁性材料により構成される外側本体(3)側への磁路
の形成を減少させることができ、その分、第9図(A)
に示すように光磁気ディスク(8)の収束面へ向けて磁
界を集中させることが可能となり、また、上記外側本体
(3)の上部全表面、並びに側部外表面にはMn−Zn
フェライト製の磁路形成部(41)を具備しているため
、第9図(B)に示すようにこの磁路形成部(41)中
において上記光磁気ディスク(8)側へ向かう帰磁路の
磁束密度を高めることができると共に、上記コイル(5
)が光路用開口部(6)内に設けられてレーザ光(λ)
の光軸へ更に接近しているため、光磁気ディスク(8)
におけるレーザ光の収束点(α)へ向は磁束密度の高い
発生磁界をより集中させることが可能となる利点を有し
ている。
◎第三実施例 この実施例に係る浮動ヘッドは、第10図に示すように
内側本体(4)の光路用開口部(6)内下方部位に、P
MMA製の透明充填材(60)を充填した点を除き第一
実施例における変形例の浮動ヘッドと路間−である。
そして、この実施例に係る浮動ヘッドにおいても第一実
施例と同様の利点を有している他、光路用開口部(6)
の光磁気ディスク(8)側が透明充填材(60)により
閉塞されているため、浮動ヘッド(1)の浮上走行が安
定すると共に以下のような利点をも有している。すなわ
ち、この種の光磁気記録型装置における浮動ヘッドの光
学系は一般に相変化型記録装置における浮動ヘッドの光
学系が利用されている。しかし、この相変化型記録装置
においては第12図に示すように、通常、光ディスク(
81)の透明基板(82)側からレーザ光(λ)を照射
し、その記録膜(83)面ヘレーザ光(λ)を収束させ
て記録・消去を行う方法が採られているため、透明基板
(82)の屈折率を考慮した焦点距離を有する対物レン
ズが使用されている。
従って、この対物レンズをそのまま光磁気記録型記録装
置の浮動ヘッドに適用した場合、記録膜面上にレーザ光
(λ)が適切に収束されないことがある。
そこで、光路用開口部(6)内に上記透明基板(82)
と同一の屈折率を有する透明充填材(60)を充填する
ことにより、レーザ光(λ)はこの透明充填材(60)
を介して光磁気ディスク(8)の記録膜(83)面上に
収束されることとなるため上記弊害を解消できる利点を
有している。
尚、第11図に示すように光路用開口部(6)にレーザ
光(λ)の集光角度と路間−の勾配が設けられている第
一実施例に係る浮動ヘッドについて、上記透明充填材(
60)を充填する構成を採っても当然のことながらよい
[発明の効果] 本発明によれば、 浮動本体を、軟磁性材料により形成され光路用開口部が
設けられた筒状の内側本体と、非磁性材料により形成さ
れ上記内側本体が嵌込まれる外側本体とで構成し、 かつ、光記録媒体側の内側本体との嵌合周縁部位を除き
上記外側本体外表面の少なくとも一部には、軟磁性材料
により構成された磁路形成部を設けているため、 非磁性材料により構成された外側本体側への磁路の形成
を減少させることができると共に、上記磁路形成部中に
おいてその磁束密度の向上が図れ、光記録媒体における
集束光の収束点へ向は磁束密度の高い磁界を集中させる
ことが可能となる。
従って、従来のように大きな起磁力を与えなくとも、光
記録媒体の収束面において光磁気記録又は消去時に必要
とされる強度の磁界を形成することができるため、浮動
ヘッドに搭載されるコイル等の巻数や供給電流を低減さ
せることが可能となり、記録又は書換え速度を速められ
る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の実施例を示しており、第1
図は第一実施例に係る浮動ヘッドの斜視図、第2図はそ
の■−■面断面図、第3図はこの浮動ヘッドの一部の構
成を省略した部分斜視図、第4図(^)はこの浮動ヘッ
ドの作用説明図、第4図(B)はその部分拡大図、第5
図は浮動ヘッドに搭載されるコイルの起磁力と、光磁気
ディスクの収束面に形成される相対磁界強度との関係を
示したグラフ図、第6図〜第7図は第一実施例の変形例
に係る浮動ヘッドの断面図であり、また、第8図は第二
実施例に係る浮動ヘッドの断面図、第9図(^)はこの
浮動ヘッドの作用説明図、第9図(B)はその部分拡大
図であり、また、第1θ図は第三実施例に係る浮動ヘッ
ドの断面図、第11図はその変形例に係る浮動ヘッドの
断面図、第12図は相変化型記録装置に適用される光デ
ィスクの概略底面斜視図を示しており、また、第13図
(^)〜(C)は光磁気記録型記録装置における記録原
理の説明図、第14図は従来の光磁気記録型記録装置に
おける浮動ヘッドの斜視図、第15図はその一部拡大斜
視図、第16図は第15図のXVI−XVI面断面図、
第17図はこの従来における浮動ヘッドの作用説明図、
第18図はこの部分拡大図である。 [符号説明] (1)・・・浮動ヘッド (3)・・・外側本体 (4)・・・内側本体 (5)・・・コイル (6)・・・光路用開口部 (7)・・・半導体レーザ (8)・・・光磁気ディスク (10)・・・浮動本体 (11)・・・プリズム (12)・・・対物レンズ (41)・・・磁路形成部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 回転する光記録媒体の近傍に配置されこの光記録媒体の
    回転に伴う空気流により浮動する浮動本体と、この浮動
    本体の光路用開口部に取付けられ光源からの集束光を光
    記録媒体の収束面に収束させる対物レンズと、上記浮動
    本体の光路用開口部近傍に取付けられ光記録媒体の収束
    面へ向けて磁界を形成する磁界発生手段とを備え、 この磁界発生手段により磁界を形成した状態で光記録媒
    体の収束面に上記集束光を収束させて情報の記録又は消
    去を行う光磁気記録型記録装置の浮動ヘッドにおいて、 上記浮動本体を、軟磁性材料により形成され光路用開口
    部が設けられた筒状の内側本体と、非磁性材料により形
    成され上記内側本体が嵌込まれる外側本体とで構成し、 かつ、光記録媒体側の内側本体との嵌合周縁部位を除き
    上記外側本体外表面の少なくとも一部には、軟磁性材料
    により構成された磁路形成部を設けたことを特徴とする
    光磁気記録型記録装置の浮動ヘッド。
JP455890A 1989-12-28 1990-01-16 光磁気記録型記録装置の浮動ヘッド Expired - Lifetime JPH0772948B2 (ja)

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JP455890A JPH0772948B2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 光磁気記録型記録装置の浮動ヘッド
US07/633,336 US5124961A (en) 1989-12-28 1990-12-27 Floating head for use with a recording apparatus of magneto-optical memory device

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11228105B2 (en) 2017-11-28 2022-01-18 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device comprising antenna

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