JPH03212526A - 温水噴出式局部洗浄機 - Google Patents
温水噴出式局部洗浄機Info
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- JPH03212526A JPH03212526A JP592190A JP592190A JPH03212526A JP H03212526 A JPH03212526 A JP H03212526A JP 592190 A JP592190 A JP 592190A JP 592190 A JP592190 A JP 592190A JP H03212526 A JPH03212526 A JP H03212526A
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Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、弁座付近に配設されたノズルより温水を噴出
させて弁座に着座している使用者の局部を洗浄するよう
にした温水噴出式局部洗浄機に関するものである。
させて弁座に着座している使用者の局部を洗浄するよう
にした温水噴出式局部洗浄機に関するものである。
従来より、便器に付属する装置として、弁座付近に配設
されたノズルより温水を噴出させることにより、弁座に
着座している使用者の局部を洗浄オ入炬★噛庄≠晶然傳
剖１（稈はさｊｌていＡの種の温水噴出式局部洗浄機と
しては、給水源からの水を加熱器によって加熱した後に
貯湯槽に一旦貯え、貯湯槽に貯えた温水をノズルから噴
出させる貯湯式のものと、給水源からの水を加熱器によ
って加熱した後にただちにノズルから噴出させる瞬間加
熱式のものとが考えられている。 いずれの形式においても、加熱器を用いて給水源からの
水を加熱して温水を得るようにしているから、加熱器内
に水が無い状態で加熱を行うと、いわゆる空焚きの状態
となり、加熱器内に設けたヒータが過熱して破損したり
、火災が発生したりするという問題が生じる。とくに、
瞬間加熱式のものでは、容量の大きなヒータを用いるか
ら、これらの危険が発生する可能性が高くなる。 このような問題を回避するには、加熱器内の水量が少な
いときにはヒータへの通電を停止して空焚きを防止する
ことが考えられる。 水量の検出には、従来よりフロートを用いたものが知ら
れており、温水噴出式局部洗浄機に用いるとすれば、第
４図に示すような構造となる。すなわち、加熱器５は、
中空円筒状に形成されたセラミックスヒータ等のヒータ
６を備えており、給水源かちの水はヒータ６内内を通っ
て加熱槽７内に導入される。加熱槽７内は、王室である
加熱室７ａと王室である排出室７ｂとの上下２室を備え
、加熱室７ａと排出室７ｂとは連通している。ヒータ６
の一端部の外周面と加熱室７ａの内周面との間には流路
が形成され、ヒータ６を通って加熱室７ａに導入された
水は、ヒータ６の外周面である発熱面に接触して加熱室
７ａ内で加熱された後、排出室７ｂに導入される。排出
室７ｂには温度センサ９が配設されており、加熱室７ａ
内で加熱された温水の温度が検出されるようになってい
る。 また、温度センサ９の出力はコントローラ１０に入力さ
れ、コントローラ１０は、温度センサ９により検出され
た温水の温度に基づいてヒータ６への通電量をフィード
バック制御する。さらに、排出室７ｂには水量を検出す
る水量センサ１１が配設されている。 水量センサ１１は、リング状のフロート１２と、排出室
７ｂの土壁から垂下してフロート１２に挿通されたステ
ム１３とを備え、フロート１２に保持されたマグネット
１２ａの磁力により、ステム１３内に配設されたリード
スイッチ１３ａが開閉するようになっている。すなわち
、排出室７ｂの水量が所定量以下になるとリードスイッ
チ１３ ａが反転し、これによってコントローラ１０は
加熱器５内の水量の減少を知るのである。したがって、
コントローラ１０では、加熱器５内の水量が所定量以下
になるとヒータ６への通電を停止することによって、空
焚きを防止することができる。
されたノズルより温水を噴出させることにより、弁座に
着座している使用者の局部を洗浄オ入炬★噛庄≠晶然傳
剖１（稈はさｊｌていＡの種の温水噴出式局部洗浄機と
しては、給水源からの水を加熱器によって加熱した後に
貯湯槽に一旦貯え、貯湯槽に貯えた温水をノズルから噴
出させる貯湯式のものと、給水源からの水を加熱器によ
って加熱した後にただちにノズルから噴出させる瞬間加
熱式のものとが考えられている。 いずれの形式においても、加熱器を用いて給水源からの
水を加熱して温水を得るようにしているから、加熱器内
に水が無い状態で加熱を行うと、いわゆる空焚きの状態
となり、加熱器内に設けたヒータが過熱して破損したり
、火災が発生したりするという問題が生じる。とくに、
瞬間加熱式のものでは、容量の大きなヒータを用いるか
ら、これらの危険が発生する可能性が高くなる。 このような問題を回避するには、加熱器内の水量が少な
いときにはヒータへの通電を停止して空焚きを防止する
ことが考えられる。 水量の検出には、従来よりフロートを用いたものが知ら
れており、温水噴出式局部洗浄機に用いるとすれば、第
４図に示すような構造となる。すなわち、加熱器５は、
中空円筒状に形成されたセラミックスヒータ等のヒータ
６を備えており、給水源かちの水はヒータ６内内を通っ
て加熱槽７内に導入される。加熱槽７内は、王室である
加熱室７ａと王室である排出室７ｂとの上下２室を備え
、加熱室７ａと排出室７ｂとは連通している。ヒータ６
の一端部の外周面と加熱室７ａの内周面との間には流路
が形成され、ヒータ６を通って加熱室７ａに導入された
水は、ヒータ６の外周面である発熱面に接触して加熱室
７ａ内で加熱された後、排出室７ｂに導入される。排出
室７ｂには温度センサ９が配設されており、加熱室７ａ
内で加熱された温水の温度が検出されるようになってい
る。 また、温度センサ９の出力はコントローラ１０に入力さ
れ、コントローラ１０は、温度センサ９により検出され
た温水の温度に基づいてヒータ６への通電量をフィード
バック制御する。さらに、排出室７ｂには水量を検出す
る水量センサ１１が配設されている。 水量センサ１１は、リング状のフロート１２と、排出室
７ｂの土壁から垂下してフロート１２に挿通されたステ
ム１３とを備え、フロート１２に保持されたマグネット
１２ａの磁力により、ステム１３内に配設されたリード
スイッチ１３ａが開閉するようになっている。すなわち
、排出室７ｂの水量が所定量以下になるとリードスイッ
チ１３ ａが反転し、これによってコントローラ１０は
加熱器５内の水量の減少を知るのである。したがって、
コントローラ１０では、加熱器５内の水量が所定量以下
になるとヒータ６への通電を停止することによって、空
焚きを防止することができる。
上述したような従来の水量センサ１１では、マグネット
１２ａを浮上させるために浮力の大きなフロート】２を
用いる必要がある。すなわち、フロート１２を比重の小
さい材料で形成したり、フロート１２の体積を大きくす
ることが必要である。 フロート１２の材料については、耐腐食性、機械的強度
等の様々な制約により限定されるから、浮力を大きくす
るには体積を大きくするのが一般的である。 しかしながら、フロート１２の体積が大きくなると、加
熱器５も大型化するという問題が生じる。 とくに、瞬間加熱式である場合には、貯湯槽を用いない
ことにより装置が小型化されるという利点を有している
にもかかわらず、フロート１２の存在によって加熱器５
が大型化すると小型化の利点が半減してしまうのである
。さらに、フロート１２の体積が大きいと、加熱器５の
外形がいびつになり、美麗な外観が得られないとともに
、便器に組み込む際の配置などにも制約が多いという問
題がある。 また、フロート１２のような機械的可動部分があると、
水面の波立ちによってチャタリングが生じたり、水あか
やごみの付着によって動作不良が生じるなどの問題があ
る。すなわち、水量の検出に対する信頼性が低いという
間圧がある。 本発明は上記間顕点の解決を目的とするものであり、水
量センサにフロートを用いないようにして加熱器を小型
化するとともに、水量の検出に対する信頼性を向上させ
た温水噴出式局部洗浄機を提供しようとするものである
。
１２ａを浮上させるために浮力の大きなフロート】２を
用いる必要がある。すなわち、フロート１２を比重の小
さい材料で形成したり、フロート１２の体積を大きくす
ることが必要である。 フロート１２の材料については、耐腐食性、機械的強度
等の様々な制約により限定されるから、浮力を大きくす
るには体積を大きくするのが一般的である。 しかしながら、フロート１２の体積が大きくなると、加
熱器５も大型化するという問題が生じる。 とくに、瞬間加熱式である場合には、貯湯槽を用いない
ことにより装置が小型化されるという利点を有している
にもかかわらず、フロート１２の存在によって加熱器５
が大型化すると小型化の利点が半減してしまうのである
。さらに、フロート１２の体積が大きいと、加熱器５の
外形がいびつになり、美麗な外観が得られないとともに
、便器に組み込む際の配置などにも制約が多いという問
題がある。 また、フロート１２のような機械的可動部分があると、
水面の波立ちによってチャタリングが生じたり、水あか
やごみの付着によって動作不良が生じるなどの問題があ
る。すなわち、水量の検出に対する信頼性が低いという
間圧がある。 本発明は上記間顕点の解決を目的とするものであり、水
量センサにフロートを用いないようにして加熱器を小型
化するとともに、水量の検出に対する信頼性を向上させ
た温水噴出式局部洗浄機を提供しようとするものである
。
上記目的を達成するために、請求項１の構成では、弁慶
付近に配設されたノズルへの給水源からの流路上に流路
を通過する水を加熱する加熱器を設け、ノズルより噴出
する温水により弁慶に着座している使用者の局部を洗浄
する温水噴出式局部洗浄機において、水を加熱するヒー
タと、互いに電気的に絶縁されるとともに加熱器内の水
量に応じて静電容量が変化するように配置された一対の
電極板とを加熱器に設け、画電極板間の静電容量に基づ
いて検出される加熱器内の水量が所定量以下のときには
ヒータへの通電を停止するコントローラを設けているの
である。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るのである。 請求項３の構成では、画電極板間の静電容量を共振回路
内の容量成分として用いる発振回路と、発振回路の出力
周波数に呼応したレベルの電圧を出力する周波数−電圧
変換回路と、周波数−電圧変換回路の出力電圧を所定の
閾値と比較する比較回路とをコントローラに設け、加熱
器内の水量が所定量以下となって比較回路の出力が反転
するとヒータへの通電を停止するようにしているのであ
る。
付近に配設されたノズルへの給水源からの流路上に流路
を通過する水を加熱する加熱器を設け、ノズルより噴出
する温水により弁慶に着座している使用者の局部を洗浄
する温水噴出式局部洗浄機において、水を加熱するヒー
タと、互いに電気的に絶縁されるとともに加熱器内の水
量に応じて静電容量が変化するように配置された一対の
電極板とを加熱器に設け、画電極板間の静電容量に基づ
いて検出される加熱器内の水量が所定量以下のときには
ヒータへの通電を停止するコントローラを設けているの
である。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るのである。 請求項３の構成では、画電極板間の静電容量を共振回路
内の容量成分として用いる発振回路と、発振回路の出力
周波数に呼応したレベルの電圧を出力する周波数−電圧
変換回路と、周波数−電圧変換回路の出力電圧を所定の
閾値と比較する比較回路とをコントローラに設け、加熱
器内の水量が所定量以下となって比較回路の出力が反転
するとヒータへの通電を停止するようにしているのであ
る。
請求項１の構成によれば、互いに電気的に絶縁されると
ともに加熱器内の水量に応じて静電容量が変化するよう
に配置された一対の電極板を加熱器に設け、画電極板間
の静電容量に基づいて検出される加熱器内の水量が所定
量以下のときにはヒータへの通電を停止するコントロー
ラを設けているので、加熱器には水量センサとして一対
の電極板のみを配設すればよく、加熱器を小型化できる
のである。また、一対の電極板を設けるだけであるから
、加熱器を美麗な外観に設計するのが容易になる。しか
も、機械的な可動部分がないから、信卸性の高い検知が
行えるのである。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るので、加熱器内が満水であるときとそれ以外のときと
の差異が明確になり、検出精度が高くなるのである。 請求項３の構成は、コントローラの望ましい形態の例で
ある。
ともに加熱器内の水量に応じて静電容量が変化するよう
に配置された一対の電極板を加熱器に設け、画電極板間
の静電容量に基づいて検出される加熱器内の水量が所定
量以下のときにはヒータへの通電を停止するコントロー
ラを設けているので、加熱器には水量センサとして一対
の電極板のみを配設すればよく、加熱器を小型化できる
のである。また、一対の電極板を設けるだけであるから
、加熱器を美麗な外観に設計するのが容易になる。しか
も、機械的な可動部分がないから、信卸性の高い検知が
行えるのである。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るので、加熱器内が満水であるときとそれ以外のときと
の差異が明確になり、検出精度が高くなるのである。 請求項３の構成は、コントローラの望ましい形態の例で
ある。
本実施例では、貯湯槽を用いない瞬間加熱式の温水噴出
式局部洗浄機を例示するが、本発明の技術思想は貯湯式
の場合にも適用可能である。 瞬間加熱式の温水噴出式局部洗浄機の基本構成を第３図
に示す。すなわち、人体の局部に向がって洗浄水を噴出
するノズル１を備え、ノズル１への給水源としてはロー
タンク２が用いられる。ノズル１は、便器内で弁座付近
に配置されており、排便時と洗浄時とで便器内を移動で
きるようになっている。ロータンク２からノズル１に至
る給水管３上には、加圧ポンプ４と加熱器５とが順に配
置されている。加圧ポンプ４が作動すると、ロータンク
２内の水が給水管３を通して吸い出されるとともに加圧
され、加熱器５で瞬間的に加熱された後、温水がノズル
１から噴出する。 加熱器５は、第１図に示すように、中空円筒状に形成さ
れたセラミックスヒータ等のヒータ６を加熱槽７に取り
付けたものであり、加圧ポンプ４により加圧された水は
ヒータ６内を通って加熱槽７内に導入される。加熱槽７
内は、下室である加熱室７ａと上室である排出室７ｂと
の上下２室に分離され、加熱室７ａと排出室７ｂとの間
は連通孔７ｃを介して連通している。ヒータ６の一端部
は加熱槽７から突出して給水管３に接続される。 ヒータ６の他端部の外周面と加熱室７ａの内周面との間
には流路が形成される。また、ヒータ６において加熱槽
７内に挿入された部位の外周面は加熱面６ａであり、ヒ
ータ６内を通って加熱槽７に導入された水は、ヒータ６
の外周面に接触して瞬間的に加熱された後、連通孔８を
通して排出室７ｂに導入される。 排出室７ｂには温度センサ９が導入されており、加熱室
７ａ内で加熱された温水の温度が検出されるようになっ
ている。温度センサ９の出力はコントローラ１０のヒー
タ制御部１０ａに入力され、ヒータ制御部１０ａでは、
温度センサ９により検出された水温に基づいて、水温が
ほぼ一定値になるようにヒータ６への通電量をフィード
バック制御する。排出室７ｂに導入された温水は温度セ
ンサ９に接触した後、排出ロアｄから排出されるのであ
って、温度センサ９と排出ロアｄとの間にはバイメタル
１４が配設されている。バイメタル１４は、ヒータ制御
部１０ａに接続されており、排出室７ｂ内が過熱状態に
なると温度センサ９の出力にかかわらず、ヒータ６への
通電を強制的に遮断する。バイメタル１４を加熱槽７に
取り付ける取付板１５は銅板よりなり、排出室７ｂの上
壁内周面に露出するように配設されている。したがって
、排出室７ｂが満水になると、取付板］５は温水に接触
する。 一方、加熱槽７の下壁外周面には電極板１６が取り付け
られている。加熱槽７は絶縁材料により形成されている
から、取付板１５と電極板１６とは電気的には絶縁され
ており、取付板１５と電極板１６とによりコンデンサが
形成される。すなわち、取付板１５を一方の電極板とし
て利用するのである。このコンデンサの容量は、加熱槽
７内の水量に応じて変化する。すなわち、一般に、一対
の電極板間の静電容量Ｃは、次式で表される。 ここに、ε。は真空の誘電率、εは電極板間の物質の比
誘電率、Ａは電極板の面積、ｌは電極板間の距離である
。したがって、電極板の面積および電極板間の距離が一
定であれば、電極板間の物質の比誘電率に応じて静電容
量が変化することになる。水の比誘電率は約８１、空気
の比誘電率は約１であるから、加熱槽７を形成する物質
の比誘電率を考慮しても、加熱槽７内が満水であるとき
と、そうでないときとでは、静電容量Ｃは１０倍程度変
化することになる。この静電容量の変化を検出すれば、
加熱槽７内の水量を検出することができるのである。 次に、第２図に基づいてコントローラ１０における水量
検出部１０ｂについて説明する。水量検出部１０ｂは、
ｒ５５５Ｊなどとして知られているタイマ用集積回路に
周辺部品として取付板１５と電極板１６とからなるコン
デンサ２１と、抵抗２２．２３とを共振回路とする発振
回路２４を外付したものであり、発振回路２４は、出力
周波数がコンデンサ２１の静電容量に比例して変化する
ように構成されている０発振回路２４の出力は、周波数
−電圧変換回路２５に入力されて、発振回路２４の出力
周波数が電圧値に変換され、周波数−電圧変換回路２５
の出力電圧は、比較回路２６によって基準電圧（一対の
抵抗２７．２８により電源電圧を分圧した電圧）と比較
される。比較回路２６の基準電圧は、加熱槽７が満水で
あるときと加熱槽７が満水でないときとの周波数−電圧
変換回路２５の出力電圧を識別できるように設定されて
おり、満水時に出力レベルを“Ｈ”にするように構成さ
れている。比較回路２６の出力は、ヒータ制御部１０ａ
に入力され、加熱Ｗ１７が満水ではないとき、すなわち
、比較回路２６の出力レベルが“Ｌ”のときに、他の条
件にかかわらず、ヒータ９への通電を強制的に停止させ
ることによって空焚き状態を防止する。
式局部洗浄機を例示するが、本発明の技術思想は貯湯式
の場合にも適用可能である。 瞬間加熱式の温水噴出式局部洗浄機の基本構成を第３図
に示す。すなわち、人体の局部に向がって洗浄水を噴出
するノズル１を備え、ノズル１への給水源としてはロー
タンク２が用いられる。ノズル１は、便器内で弁座付近
に配置されており、排便時と洗浄時とで便器内を移動で
きるようになっている。ロータンク２からノズル１に至
る給水管３上には、加圧ポンプ４と加熱器５とが順に配
置されている。加圧ポンプ４が作動すると、ロータンク
２内の水が給水管３を通して吸い出されるとともに加圧
され、加熱器５で瞬間的に加熱された後、温水がノズル
１から噴出する。 加熱器５は、第１図に示すように、中空円筒状に形成さ
れたセラミックスヒータ等のヒータ６を加熱槽７に取り
付けたものであり、加圧ポンプ４により加圧された水は
ヒータ６内を通って加熱槽７内に導入される。加熱槽７
内は、下室である加熱室７ａと上室である排出室７ｂと
の上下２室に分離され、加熱室７ａと排出室７ｂとの間
は連通孔７ｃを介して連通している。ヒータ６の一端部
は加熱槽７から突出して給水管３に接続される。 ヒータ６の他端部の外周面と加熱室７ａの内周面との間
には流路が形成される。また、ヒータ６において加熱槽
７内に挿入された部位の外周面は加熱面６ａであり、ヒ
ータ６内を通って加熱槽７に導入された水は、ヒータ６
の外周面に接触して瞬間的に加熱された後、連通孔８を
通して排出室７ｂに導入される。 排出室７ｂには温度センサ９が導入されており、加熱室
７ａ内で加熱された温水の温度が検出されるようになっ
ている。温度センサ９の出力はコントローラ１０のヒー
タ制御部１０ａに入力され、ヒータ制御部１０ａでは、
温度センサ９により検出された水温に基づいて、水温が
ほぼ一定値になるようにヒータ６への通電量をフィード
バック制御する。排出室７ｂに導入された温水は温度セ
ンサ９に接触した後、排出ロアｄから排出されるのであ
って、温度センサ９と排出ロアｄとの間にはバイメタル
１４が配設されている。バイメタル１４は、ヒータ制御
部１０ａに接続されており、排出室７ｂ内が過熱状態に
なると温度センサ９の出力にかかわらず、ヒータ６への
通電を強制的に遮断する。バイメタル１４を加熱槽７に
取り付ける取付板１５は銅板よりなり、排出室７ｂの上
壁内周面に露出するように配設されている。したがって
、排出室７ｂが満水になると、取付板］５は温水に接触
する。 一方、加熱槽７の下壁外周面には電極板１６が取り付け
られている。加熱槽７は絶縁材料により形成されている
から、取付板１５と電極板１６とは電気的には絶縁され
ており、取付板１５と電極板１６とによりコンデンサが
形成される。すなわち、取付板１５を一方の電極板とし
て利用するのである。このコンデンサの容量は、加熱槽
７内の水量に応じて変化する。すなわち、一般に、一対
の電極板間の静電容量Ｃは、次式で表される。 ここに、ε。は真空の誘電率、εは電極板間の物質の比
誘電率、Ａは電極板の面積、ｌは電極板間の距離である
。したがって、電極板の面積および電極板間の距離が一
定であれば、電極板間の物質の比誘電率に応じて静電容
量が変化することになる。水の比誘電率は約８１、空気
の比誘電率は約１であるから、加熱槽７を形成する物質
の比誘電率を考慮しても、加熱槽７内が満水であるとき
と、そうでないときとでは、静電容量Ｃは１０倍程度変
化することになる。この静電容量の変化を検出すれば、
加熱槽７内の水量を検出することができるのである。 次に、第２図に基づいてコントローラ１０における水量
検出部１０ｂについて説明する。水量検出部１０ｂは、
ｒ５５５Ｊなどとして知られているタイマ用集積回路に
周辺部品として取付板１５と電極板１６とからなるコン
デンサ２１と、抵抗２２．２３とを共振回路とする発振
回路２４を外付したものであり、発振回路２４は、出力
周波数がコンデンサ２１の静電容量に比例して変化する
ように構成されている０発振回路２４の出力は、周波数
−電圧変換回路２５に入力されて、発振回路２４の出力
周波数が電圧値に変換され、周波数−電圧変換回路２５
の出力電圧は、比較回路２６によって基準電圧（一対の
抵抗２７．２８により電源電圧を分圧した電圧）と比較
される。比較回路２６の基準電圧は、加熱槽７が満水で
あるときと加熱槽７が満水でないときとの周波数−電圧
変換回路２５の出力電圧を識別できるように設定されて
おり、満水時に出力レベルを“Ｈ”にするように構成さ
れている。比較回路２６の出力は、ヒータ制御部１０ａ
に入力され、加熱Ｗ１７が満水ではないとき、すなわち
、比較回路２６の出力レベルが“Ｌ”のときに、他の条
件にかかわらず、ヒータ９への通電を強制的に停止させ
ることによって空焚き状態を防止する。
上述のように、請求項１の構成によれば、互いに電気的
に絶縁されるとともに加熱器内の水量に応じて静電容量
が変化するように配置された一対の電極板を加熱器に設
け、画電極板間の静電容量に基づいて検出される加熱器
内の水量が所定量以下のときにはヒータへの通電を停止
するコントローラを設けているので、加熱器には水量セ
ンサとして一対の電極板のみを配設すればよく、加熱器
を小型化できるという利点がある。また、一対の電極板
を設けるだけであるから、加熱器を美麗な外観に設計す
るのが容易になる。しかも、機械的な可動部分がないか
ら、長期間に亙って高い信頼性を維持することができる
。さらに、一対の電極板を加熱器に設けるだけであるか
ら、設計−ヒの制約がほとんどないという利点もある。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るので、加熱器内が満水であるときとそれ以外のときと
の差異が明確になり、検出精度が高くなるという効果を
奏する。 請求項３の構成では、画電極板間の静電容量を共振回路
内の容量成分として用いる発振回路と、発振回路の出力
周波数に呼応したレベルの電圧を出力する周波数−電圧
変換回路と、周波数−電圧変換回路の出力電圧を所定の
閾値と比較する比較回路とをコントローラに設け、加熱
器内の水量が所定量以下になって比較回路の出力が反転
するとヒータへの通電を停止するようにしているのであ
り、比較的簡単な構成でありながら、目的を達成するの
に必要十分な機能を備えた望ましい形態のコントローラ
が提供できる。
に絶縁されるとともに加熱器内の水量に応じて静電容量
が変化するように配置された一対の電極板を加熱器に設
け、画電極板間の静電容量に基づいて検出される加熱器
内の水量が所定量以下のときにはヒータへの通電を停止
するコントローラを設けているので、加熱器には水量セ
ンサとして一対の電極板のみを配設すればよく、加熱器
を小型化できるという利点がある。また、一対の電極板
を設けるだけであるから、加熱器を美麗な外観に設計す
るのが容易になる。しかも、機械的な可動部分がないか
ら、長期間に亙って高い信頼性を維持することができる
。さらに、一対の電極板を加熱器に設けるだけであるか
ら、設計−ヒの制約がほとんどないという利点もある。 請求項２の構成では、一方の電極板を、加熱器内が満水
であるときに加熱器内の水と接触するように配置してい
るので、加熱器内が満水であるときとそれ以外のときと
の差異が明確になり、検出精度が高くなるという効果を
奏する。 請求項３の構成では、画電極板間の静電容量を共振回路
内の容量成分として用いる発振回路と、発振回路の出力
周波数に呼応したレベルの電圧を出力する周波数−電圧
変換回路と、周波数−電圧変換回路の出力電圧を所定の
閾値と比較する比較回路とをコントローラに設け、加熱
器内の水量が所定量以下になって比較回路の出力が反転
するとヒータへの通電を停止するようにしているのであ
り、比較的簡単な構成でありながら、目的を達成するの
に必要十分な機能を備えた望ましい形態のコントローラ
が提供できる。
第１図は本発明の実施例を示す要部構成図、第２図は同
士に用いるコントローラの回路図、第３図は同上のＩｌ
ｌ略構成図、第４図は従来例を示す要部構成図である。 １・・・ノズル、２・・・ロータンク、３・・・給水管
、４・・・加圧ポンプ、５・・・加熱器、６・・・ヒー
タ、７・・・加熱槽、９・・・温度センサ、１０・・・
コントローラ、１０ａ・・・ヒータ制置部、１０ｂ・・
・水量検出部、１５・・・取付板、１６・・・電極板、
２４・・・発振回路、２５・・・周波数−電圧変換回路
、２６・・・比較回路。
士に用いるコントローラの回路図、第３図は同上のＩｌ
ｌ略構成図、第４図は従来例を示す要部構成図である。 １・・・ノズル、２・・・ロータンク、３・・・給水管
、４・・・加圧ポンプ、５・・・加熱器、６・・・ヒー
タ、７・・・加熱槽、９・・・温度センサ、１０・・・
コントローラ、１０ａ・・・ヒータ制置部、１０ｂ・・
・水量検出部、１５・・・取付板、１６・・・電極板、
２４・・・発振回路、２５・・・周波数−電圧変換回路
、２６・・・比較回路。
Claims (3)
- （１）弁座付近に配設されたノズルへの給水源からの流
路上に流路を通過する水を加熱する加熱器を備え、ノズ
ルより噴出する温水により弁座に着座している使用者の
局部を洗浄する温水噴出式局部洗浄機において、加熱器
は、水を加熱するヒータと、互いに電気的に絶縁される
とともに加熱器内の水量に応じて静電容量が変化するよ
うに配置された一対の電極板とを備え、両電極板間の静
電容量に基づいて検出される加熱器内の水量が所定量以
下のときにはヒータへの通電を停止するコントローラを
備えて成ることを特徴とする湯水噴出式局部洗浄機。 - （２）一方の電極板は、加熱器内が満水であるときに加
熱器内の水と接触するように配置されて成ることを特徴
とする請求項１記載の温水噴出式局部洗浄機。 - （３）上記コントローラは、両電極板間の静電容量を共
振回路内の容量成分として用いる発振回路と、発振回路
の出力周波数に呼応したレベルの電圧を出力する周波数
−電圧変換回路と、周波数−電圧変換回路の出力電圧を
所定の閾値と比較する比較回路とを具備し、加熱器内の
水量が所定量以下となって比較回路の出力が反転すると
ヒータへの通電を停止することを特徴とする請求項１記
載の湯水噴出式局部洗浄機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP592190A JPH03212526A (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | 温水噴出式局部洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP592190A JPH03212526A (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | 温水噴出式局部洗浄機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03212526A true JPH03212526A (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=11624362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP592190A Pending JPH03212526A (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | 温水噴出式局部洗浄機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03212526A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044209A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Bidet |
| KR100420081B1 (ko) * | 2002-01-22 | 2004-02-25 | 대림통상 주식회사 | 비데용 순간식 온수공급장치 |
| JP2005146552A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トイレ装置 |
| KR100614667B1 (ko) * | 2005-03-14 | 2006-08-22 | 주식회사 노비타 | 순간식 비데용 열교환기 |
-
1990
- 1990-01-13 JP JP592190A patent/JPH03212526A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044209A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Bidet |
| US6327718B1 (en) | 1997-04-02 | 2001-12-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Bidet |
| KR100420081B1 (ko) * | 2002-01-22 | 2004-02-25 | 대림통상 주식회사 | 비데용 순간식 온수공급장치 |
| JP2005146552A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トイレ装置 |
| JP4701602B2 (ja) * | 2003-11-12 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | トイレ装置 |
| KR100614667B1 (ko) * | 2005-03-14 | 2006-08-22 | 주식회사 노비타 | 순간식 비데용 열교환기 |
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