JPH03212102A - 閉鎖配電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、内部°の強制換気を行うファン装置を備えた
閉鎖配電盤に関する。

（従来の技術） 閉鎖配電盤においては、内設した電気機器たる遮断器、
変圧器及び母線導体等の運転時に、これらから発生した
熱により内部の温度が上昇するので、ファン装置を備え
て内部の強制換気を行い、盤内を適正な温度に管理して
いる。そして、定期的に巡回してファン装置の運転状態
を監視している。

（発明が解決しようとする課題） 然しなから、ファン装置の運転状態を監視するための定
期的巡回は、人手を要するという問題があり、また、人
手を省くために巡回期間を長くすると、ファン装置が故
障したとき、その発見が遅れて盤内の温度が上昇し、遮
断器、変圧器等の効率が低下するという問題がある。

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、人手を要することなくにファン装置の運転状態が
監視できる閉鎖配電盤を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の閉鎖配電盤は、配電盤本体にその内部の強制換
気を行うファン装置を設け、このファン装置のファンの
回転及び停止を検出する回転検出手段を設け、前記ファ
ン装置に対する運転信号がある場合において前記回転検
出手段が停止検出信号を出力した時に異常検出信号を出
力する異常検出手段を設けたところに特徴を有する。

（作用） 本発明の閉鎖配電盤は、ファン装置に対する運転信号が
ある場合において、回転検出手段が停止検出信号を出力
したときに異常検出手段が異常検出信号を出力するので
、ファン装置の異常状態を人手を要さずに監視できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
。

先ず、第４図及び第５図において、内部に図示しない電
気機器が配設された配電盤本体１は、前面部に扉２が開
閉可能に取り付けられ、扉２の下部に金網３ａを有する
吸入口３が設けられている。

配電盤本体１の天井部には金網４ａを有する排出口４が
設けられ、排出口４の上方部に天井板５が取付けられて
いる。配電盤本体１の上部には排出口４の下方に位置し
て羽根６ａ及びこれを駆動するモータ６ｂを備えたファ
ン装置６が設けられていて、吸入口３から吸入した空気
を排出口４から排出して、配電盤本体１内を強制換気す
るようになっている。

次に、第１図乃至第３図において、運転スイッチ７は、
バイメタルスイッチ或いは手動スイッチからなり、配電
盤本体ｌ内の温度を検出してオンし或いは手動操作によ
りオンして、そのオン信号を運転回路８に与えるように
なっている。運転回路８はオン信号が与えられると、モ
ータ６ｂを駆動させるとともに、運転信号Ｓ８を出力す
る。回転検出手段たる回転検出装置９は、ファン装置６
の羽根６ａに向けて光を発射する発光部１０と、この発
光部１０の光を受ける受光部１１と、この受光部１１か
らの信号をパルスに波形整形する受光回路１２とから構
成されている。異常検出手段たる演算回路１３は、運転
回路８から運転信号Ｓ８が入力され且つ受光回路１２か
ら後述するような検出信号が入力されるようになってい
て、異常のときには異常検出信号Ｓ１３を出力して表示
回路１４及び警報回路１５に与えるようになっている。

そして、表示回路１４に異常検出信号Ｓ１３が入力され
ると、表示装置例えば表示ランプ１６が点灯され、また
、警報回路１５に異常検出信号８１３が入力されると、
警報装置例えばブザー１７が鳴らされるようになってい
る。尚、配電盤本体１の上部には内部の温度を検知する
温度センサ１８が設けられており、その温度情報信号Ｓ
１８は運転回路８に与えられるようになっている。

次に上記構成の作用について説明する。

運転スイッチ７がオンされると、運転回路８によってフ
ァン装置６が回転され、運転回路８から演算回路１３に
第３図（ａ）に示すようにハイレベルの運転信号Ｓ８が
出力される。一方、ファン装置６が回転されると、発光
部１０から発せられた光は羽根６ａによって間欠的に遮
断されて受光部１２に達する。従って、受光回路１２か
ら演算回路１３に第３図（ｂ）に示すようにハイレベル
。

ロウレベルを繰返すパルスからなる回転検出信号Ｓ　１
２ａが出力される。そして、演算回路１３は回転検出信
号５１２ａが入力されたときには異常検出信号８１３を
出力しない。

さて、運転スイッチ７がオンしているとき、何等かの故
障でファン装置６の回転が停止すると、羽根６ａはしば
ら（の間惰性で回転した後停止する。従って、発光部１
１がら発せられた光は１、連続的に受光部１１に受光さ
れ或いは羽根６ａにより連続的に遮断されるようになり
、受光回路１２は第３図（ｃ）に示すハイレベルの停止
検出信号Ｓ　１２ｂ或いは第３図（’ｄ）に示すロウレ
ベルの停止検出信号５Ｉ２ｃを出力する。而して、演算
回路１３は、このときには、運転回路８から運転信号Ｓ
８が入力されているので、ハイレベルの停止検出信号Ｓ
　１２ｂ或いはロウレベルの停止検出信号Ｓ　１２ｃの
継続時間を計数してこれが設定時間Ｔ（回転検出信号８
１２ａのパルス周期より充分に大に設定されている。）
に達すると、第３図（ｅ）或いは（ｆ）で示すようにハ
イレベルの異常検出信号５１３を出力する。従って、表
示ランプ１６が点灯され、また、ブザー１７が鳴らされ
、ファン装置６が停止したことを知らせるようになる。

一方、運転スイッチ７のオフによりファン装置６が運転
されていない期間中もやはり受光回路１２から停止検出
信号５Ｉ２ｂ或いはＳ　Ｌ２ｃが出力されているが、こ
の場合、演算回路１３には運転回路８から運転信号Ｓ８
が入力されていないので、異常検出信号Ｓ１３が出力さ
れることはなく、表示ランプ１６が点灯されたり、また
、ブザー１７が鳴らされることがない。

ところで、運転スイッチ７がオンしているにもかかわら
ずファン装置６の回転が停止した場合には、配電盤本体
１内の温度は次第に上昇するようになる。従って、表示
ランプ１６の点灯及びブザ１７の鳴動により作業人がフ
ァン装置６の故障に気が付いて負荷の軽減、予備への切
換え等の適当な処置を行なえばよいが、何等かの理由で
このような処置が行なわれなかった場合には、配電盤本
体１内の温度は内部の電気機器の運転上危険な状態まで
上昇することになる。この様な場合に、運転回路８は次
のように動作する。即ち、運転回路８は、温度センサ１
８の温度情報信号Ｓ１８により配電盤本体１内の温度を
常に監視しており、その温度が危険設定温度に達すると
、その配電盤本体１に配設された遮断器にトリップ動作
を行なわせるためのトリップコイルに通電するようにな
ってイル。尚、温度センサ１８の温度情報信号Ｓ１８に
基づいてトリップ動作を行なわせるために運転回路８と
は別に専用のトリップ回路を設けるようにしてもよい。

上記実施例によれば次の効果を奏する。即ち、運転スイ
ッチ７がオンされて運転回路８によりファン装置６が運
転されているときに、演算回路１３に受光回路１２から
停止検出信号Ｓ　１２ｂ或いは５１２ｃが入力されると
、その演算回路１３は運転回路８から運転信号Ｓ８が人
力されていることを条件に表示回路１４及び警報回路１
５に異常検出信号５１３を出力して、表示ランプ１６を
点灯させ、また、ブザー１７を鳴動させて、ファン装置
６が停止したことを知らせるので、ファン装置６の運転
状態を監視するために定期的に巡回する必要がなく、定
期的な巡回のための人手を省くことができる。

［発明の効果］ 本発明の閉鎖配電盤は、配電盤本体内の強制換気を行う
ファン装置に対する運転信号がある場合において、その
ファン装置の回転を検出する回転検出手段が停止検出信
号を出力した時に異常検出信号を出力する異常検出手段
を設けたので、人手を要せずにファン装置の運転状態を
監視できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は電気的
構成を示すブロック図、第２図は要部の縦断側面図、第
３図は各種の信号波形図、第４図は全体の斜視図、第５
図は同縦断側面図である。 図中、１は配電盤本体、６はファン装置、６ａは羽根、
７は運転スイッチ、８は運転回路、９は回転検出装置（
回転検出手段）、１３は演算回路（異常検出手段）、１
４は表示回路、１５は警報回路を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内部に電気機器が配設された配電盤本体と、この配
   電盤本体に設けられその内部の強制換気を行うファン装
   置と、このファン装置のファンの回転及び停止を検出す
   る回転検出手段と、前記ファン装置に対する運転信号が
   ある場合において前記回転検出手段が停止検出信号を出
   力した時に異常検出信号を出力する異常検出手段とを具
   備してなる閉鎖配電盤。