JPH03211591A - 表示方法及び表示装置並びにデータ処理装置と出力処理用ｌｓｉ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文字や図形をドツトパターンに展開して表示
や印字する出力装置に係り、特に１文字や図形の輪郭線
部分にできるジャギによる凹凸を見掛は上なくすのに好
適な表示装置や印字装置並びにこれらの装置を備えるデ
ータ処理装置と出力制御用ＬＳＩを提供することにある
。

〔従来の技術〕

従来の表示装置や印字装置は、文字フォントとしてドツ
トパターンで作成したものを持っていたが、これからの
表示装置等は文字フォントをベクトルフォントで持つ様
になってきている。ベクトルフォントで文字を表示する
場合、表示する文字の大きさや向きから文字の輪郭線を
算出し、この輪郭線と交わる表示画面の画素を求め、こ
の画素及び輪郭線の内側あるいは外側の画素の輝度を変
えることで、その文字を表示するようにしている。

尚、従来技術に関連するものとして例えば特公昭５３−
１５６２４号がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

表示画面の画素は、通常は全角１文字分が１６×１６ド
ツトで構成しであるので、ベクトルフォントで大きな文
字を表示する場合にはあまり目立たないが、縮小文字を
表示する場合、文字の輪郭線のうち斜めの線の部分がジ
ャギによりギザギザになってしまい見づらくなるという
問題がある。また、例えば、第８図（ａ）に示す様に１
表示画面上に図形の輪郭線を計算により求め１輪郭線と
交わる画素及び輪郭線の内側の画素の輝度を高めて表示
すると、第８図（ｂ）に示す様に輪郭線の部分がジャギ
によりギザギザになり極端な場合は基の図形のイメージ
とは異なってしまうことがある。これは、ドツトで印字
する印字装置においても同様である。

本発明の目的は、ジャギによるギザギザを目立たなくす
る表示方法及び表示装置並びに印字方法及び印字装置と
これらの装置を備えるデータ処理装置と出力処理用ＬＳ
Ｉを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的のうち表示方法及び表示装置は、文字または図
形を画面上に表示するとき表示する文字または図形の輪
郭線を算出して輪郭線と交わる画素を求め輪郭線で囲ま
れる領域内あるいは領域外の画素を色分けあるいは輝度
表示する表示方法において、前記輪郭線と交わる画素の
該１画素の面積に対する交線の内側の面積比を求め、該
画素の表示色あるいは表示輝度を該面積比に比例させて
表示することで、達成される。

上記目的のうち印字方法及び印字装置は５文字または図
形を印字するとき印字する文字または図形の輪郭線を算
出して輪郭線と交わる画素を求め輪郭線で囲まれる領域
内あるいは領域外の画素を着色することで印字し文字ま
たは図形を印字する印字方法において、前記輪郭線と交
わる画素の該１画素の面積に対する交線の内側の面積比
を求め、該画素の着色濃度を該面積比に比例させること
で。

達成される。

上記目的のうちデータ処理装置は、上記目的を達成する
表示装置又は印字装置を設けることで、達成される。

上記目的のうち出力処理用ＬＳＩは、出力する文字や図
形の輪郭線を算出して該輪郭線と交わる画素を求めると
共に該画素の面積に対する交線の内側の面積比を求め該
画素の出力階調を該面積比に比例して決定する手段を備
えることで、達成される。

〔作用〕

文字や図形の輪郭線は、ジャギによりギザギザになるが
、本発明では、ギザギザとなる部分の画素の色や輝度あ
るいは印字濃度を、面積比に比例させて階調表示等する
ので、遠目に見ると錯覚により輪郭線は滑らかに見える
ようになる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。尚
、以下の説明における表示輝度を印字濃度と読み替える
ことで、表示方法及び表示装置の説明から印字方法及び
印字装置について容易に頚椎することができるので、印
字方法及び印字装置に付いての説明は省略する。

第１図（ａ）、　（ｂ）は１本発明の一実施例における
コンピュータシステムで成るデータ処理装置のうちの表
示装置の構成図である。第１図（ａ）に示す様に９本実
施例に係る表示装置は、ベクトルフォントを用いたコン
ピュータシステムの初期化処理部１に、パレットレジス
タセットアツプ処理部２を組み込んであり、また、文字
フォント表示処理部３と、面積比率計算処理部４と１階
調表示処理部５を備えている。この表示装置において、
初期化処理が完了しコンピュータシステムが完全に起動
した状態で、パレットレジスタセットアツプ処理部２は
、ある特定の色を徐々に薄くして白になるまでの段階（
本実施例では１６段階）の色をパレットレジスタにセッ
トする。このセット状態を第２図に示す。

ここで５文字や図形を表示しようとした場合、表示装置
の面積比率計算部（第１図（ｂ））４は、文字フォント
のベクトルや図形の輪郭線が通過する画素（ドツト）に
ついて、第３図に示す様に、ドツト１つに対しそのドツ
トに重なる文字１図形の面積比率を算出する。ドツトは
、表示を行なう際の最小単位であるので、文字や図形の
輪郭部におけるドツトの一部に文字や図形が重なったと
しても、そのドツト全体を表示しなければならない。

しかし、このドツト全体を同一色や同一輝度にすると、
前述したようにジャギによるギザギザが目立ってしまう
ので、本実施例では、輪郭部分のドツトの表示色を、前
記の面積比率に応じた色で階調表示する。どの色を用い
るかは１面積比率に応じて第２図のパレットレジスタの
中から選択する。

尚、表示輝度を階調表示しても同様である。これにより
、表示画面を見たとき、錯覚により輪郭線部分が滑らか
に変化しているよう見せることができる１例えば、第８
図（ｂ）の楕円の輪郭線部分は、錯覚により、第８図（
、）の楕円の様に見える。尚、第８図（ｂ）は楕円の内
側を発色させる例であるが、反転表示により外側を発色
させても同様に輪郭線部分が滑らかに見える。

以下、上述した表示処理手順の詳細をフローチャートを
用いて説明する。

第４図は、ベクトルフォント表示処理の手順を示すフロ
ーチャートである１文字の表示処理要求が出された場合
、ステップ１０で表示対象ドツトが文字の輪郭線と交わ
るか否かを判定する。もし交わるのであれば、ステップ
１１に進んで輪郭部表示処理を行ない、交わらないので
あればステップ１２に進んで通常のドツト処理を行なう
、そして、ステップ１３で１文字分の全てのドツト表示
を終了したか否かを判定し、完了していなければステッ
プ１０に戻り、完了していれば、このベクトルフォント
表示処理を終了する。

第５図は、第４図の輪郭部表示処理ステップ１１の詳細
手順を示すフローチャートである。この輪郭部表示処理
は、文字の輪郭部に位置するドツトに対して行なうもの
である。まず、ステップ２０でドツト１つの面積に対す
る該ドツトに重なる文字部分の面積比率を計算する。そ
して、次のステップ２１で、該ドツトの面積比率に対応
する第２図のパレットレジスタの値を選択して該ドツト
の階調表示を行なう。

第６図は、第５図のドツト面積比率計算処理ステップ２
０の詳細手順を示すフローチャートである。

先ずステップ３０で、そのドツト自体の輪郭線と該ドツ
ト上を通過する文字フォントのベクトルとの交点座標を
計算する。そして次のステップ３１で、そのドツトの四
隅の座標値とステップ２０で算出した交点座標値とから
、該ドツトに重なる文字部分の面積を計算する。最後の
ステップ３２では、ステツブ３１で求めた面積をドツト
１つの面積で割り、面積比率を算出する。

第７図は、第５図の階調表示処理ステップ２１の詳細手
順を示すフローチャートである８ドツト面積比率計算処
理で算出した面積比率に基づき、ステップ４０で、最適
な階調を決定する０階調は１６段階もあれば十分に使用
に耐えるので、例えば同時に４０９６色表示可能な表示
処理システムでは、２５６色のカラー表示が可能となる
。同時に１６色表示可能な表示処理システムでは、白黒
表示にするのが普通である。尚、以上の説明で明らかな
ように。

本発明は階調表示ができる表示処理システムであれば適
用できるが、階調表示不可のものは対象外である。

次のステップ４１では、ステップ４０で決定した最適の
階調を基にそのドツトの階調表示を行なう。

つまり、その表示処理システムで表示できる階調段数が
何段であるかを考慮して面積比率からそのドツトの表示
を何番目の階調表示とするかをステップ４０で決定し、
ステップ４１でその表示を行なう。

以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、ベ
クトルフォントを用いしかも階調表示可能な表示処理シ
ステムであれば、本実施例を適用することができる。ま
た、例えばワードプロセッサにおける１／４精細表示や
ウィンドウシステムにおける文字の縮小表示、あるいは
、低解像度デイスプレィを使用する表示処理システム等
の様に。

文字の大きさに対してドツトの大きさが相対的に大きい
といった場合に、本実施例はより効果的に働き、品質の
高い表示装置をユーザに提供することになる。

上述した実施例は、表示装置に適用したが、面積比率の
計算を実効する為に速度に問題が生ずることがある。し
かし、第１図（ａ）、　（ｂ）に示した各処理部を専用
のＬＳＩとして製造することで、高速表示が可能になる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、シャギによるギザギザを目立たないよ
うに表示することが可能になるので、表示品質が向上す
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　（ｂ）は本発明の一実施例に係るデー
タ処理装置を構成する表示装置の構成図、第２図はパレ
ットレジスタの説明図、第３図はドツトの面積比率の説
明図、第４図はベクトルフォント表示処理手順を示すフ
ローチャート、第５図は第４図の輪郭部表示処理の詳細
手順を示すフローチャート、第６図は第５図のドツト面
積比率計算処理の詳細手順を示すフローチャート、第７
図は第５図の階調表示処理の詳細手順を示すフローチャ
ート、第８図（ａ）、　（ｂ）はシャギによる問題点の
説明図である。 １・・・コンピュータシステム初期化処理部、２・・・
パレットレジスタセットアツプ処理部、３・・・文字フ
ォント表示処理部、４・・・面積比率計算処理部、５・
・・階調表示処理部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、文字または図形を画面上に表示するとき表示する文
   字または図形の輪郭線を算出して輪郭線と交わる画素を
   求め輪郭線で囲まれる領域内あるいは領域外の画素を輝
   度表示する表示方法において、前記輪郭線と交わる画素
   の該１画素の面積に対する交線の内側の面積比を求め、
   該画素の表示色又は表示輝度を該面積比に比例させて表
   示することを特徴とする表示方法。 ２、文字または図形を印字するとき印字する文字または
   図形の輪郭線を算出して輪郭線と交わる画素を求め輪郭
   線で囲まれる領域内あるいは領域外の画素を着色するこ
   とで印字し文字または図形を印字する印字方法において
   、前記輪郭線と交わる画素の該１画素の面積に対する交
   線の内側の面積比を求め、該画素の着色濃度を該面積比
   に比例させることを特徴とする印字方法。 ３、文字または図形を画素パターンで表示する表示画面
   と、表示する文字または図形の輪郭線を算出する演算手
   段と、該輪郭線で囲まれる領域の内側の画素の色または
   輝度を外側の色または輝度と変えて前記表示画面に表示
   する表示制御手段とを備える表示装置において、前記輪
   郭線と交わる画素の該１画素の面積に対する交線の内側
   の面積比を算出する手段と、該画素の表示色または表示
   輝度を該面積比に比例して表示する手段とを備えること
   を特徴とする表示装置。 ４、データ処理を行なって得たデータを文字や図形で画
   面上に表示するデータ処理装置において、請求項３に記
   載の表示装置を備えることを特徴とするデータ処理装置
   。 ５、印字する文字や図形の輪郭線を算出する演算手段と
   、該輪郭線で囲まれる領域の内側の画素を着色する印字
   手段とを備える印字装置において、前記輪郭線と交わる
   画素の該１画素の面積に対する交線の内側の積比を算出
   する手段と、該画素の印字濃度を該面積比に比例した値
   とする手段とを備えることを特徴とする印字装置。 ６、データ処理を行って得たデータを画素パターンで印
   字して出力するデータ処理装置において、請求項５に記
   載の印字装置を備えることを特徴とするデータ処理装置
   。 ７、請求項３に記載の表示装置または請求項５に記載の
   印字装置に用いる出力処理用ＬＳＩにおいて、出力する
   文字や図形の輪郭線を算出して該輪郭線と交わる画素を
   求めると共に該画素の面積に対する交線の内側の面積比
   を求め該画素の出力階調を該面積比に比例して決定する
   手段を備えることを特徴とする出力処理用ＬＳＩ。