JP2000155551A - ディスプレイ装置とその表示方法 - Google Patents

ディスプレイ装置とその表示方法

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JP2000155551A
JP2000155551A JP10329318A JP32931898A JP2000155551A JP 2000155551 A JP2000155551 A JP 2000155551A JP 10329318 A JP10329318 A JP 10329318A JP 32931898 A JP32931898 A JP 32931898A JP 2000155551 A JP2000155551 A JP 2000155551A
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JP10329318A
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Kazuhiro Nakanishi
一浩 中西
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素が複数の発色単位(ドット)で分割され
ているマトリクス型のカラーディスプレイ装置では、斜
線や円を表示すると、輪郭に画素単位の階段状の折れ線
が発生するので、これを滑らかに表示すること。 【解決手段】 表示画面2の各画素4を、赤色(R)発
色単位5、緑色(G)発色単位6、青色(B)発色単位
6で構成し、画素表示に用いる発色単位を所定の配列に
固定せず、隣接する3色の発色単位で選択できるように
する。各画素の表示情報3として、各発色単位の輝度情
報と水平及び垂直座標情報とを用いる。こうすると、よ
り高い解像度で画像や文字を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素の発色単位で
画像を表示するディスプレイ装置と、その表示方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶ディスプレイや、カラー・プ
ラズマディスプレイや、その他のマトリクス型カラー・
ディスプレイ等では、画素単位で画像や文字を表示する
ようにしている。この画素単位とは、例えば赤(R)、
緑(G)、青(B)を発色単位とし、これらの3つの発
色単位(3原色)を一対にしたもので、R,G,Bの輝
度値を制御することにより、各画素の輝度及び色相を再
現している。
【0003】このような画素構造を有する従来のディス
プレイ装置の表示方法について図面を参照しつつ説明す
る。図10は従来のカラー・ディスプレイ装置の構成を
示す模式図である。本図に示すように、このディスプレ
イ装置101は、表示部102と表示制御部103を有
する。表示制御部103では、外部より入力される画素
情報(R,G,B)pixel 、Xpixel 、Ypixel を元
に、画素の表示位置を決定し、その位置に所定の色を表
示する。ここで、(R,G,B)pixel は赤(R)、緑
(G)、青(B)成分で表した画素の色を示し、X
pixel 、Ypixel は夫々表示画面102上の水平位置座
標、垂直位置座標である。これらの画素情報により、各
画素104の位置に、(R,G,B)pixel の色が表示
される。つまり、画像の表示位置は画素単位で制御され
る。
【0004】従来の液晶ディスプレイ装置では、画素1
04は一例として図11のように構成されている。即ち
1つの表示画素111は、横方向に配置された赤色発色
単位(ドット)112、緑色発色単位(ドット)11
3、青色発色単位(ドット)114の3つの発色単位で
構成される。これは、任意の色の光が、3原色である
赤、緑、青の光の強度を調節した組み合わせにより作ら
れるからである。赤、緑、青の発色単位は独立して配置
されているが、微少部分に集中して配置されるため、人
間の目の分解能では1つの色として認識されてしまう。
そして、表示駆動時には、この表示画素111を単位と
して位置制御されるため、表示画素111が1つの色表
示単位として扱われる。
【0005】また、従来の液晶ディスプレイ装置の他の
例として、図16のように画素が構成されたものがあ
る。図16に示す表示画素171は、縦方向に配置され
た赤色発色単位172、緑色発色単位173、青色発色
単位174から成る発色単位で構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー・ディスプレイ装置とその表示方法では、斜線や
円等の図形を表示する場合、図12に示すように、その
輪郭が画素単位で階段状の折れ線で表示されるため、見
づらいという問題点があった。図12の表示部分121
では、白表示画素122と黒表示画素123との境界が
階段状になる。図12の破線部aを拡大した図を図13
に示す。図13では、画素141aから画素141hに
かけて白色の細い斜線を表示するとき、画素141a,
141b,141g,141hが白表示となる。即ち点
線で示す領域142に注目すると、図14に示すよう
に、4つの点灯画素151により白色を表示し、残り4
つの非点灯画素152により黒色を表示する。
【0007】このときのディスプレイ装置を液晶ディス
プレイ装置とすると、その画素は図11のようにRGB
の各発色単位に分割することができ、発色単位の配置は
図15のようになる。図14のような表示状態にするに
は、図15において、1行目及び2行目の発色単位16
1,162,163,164,165,166が、夫々
点灯状態の赤色発色単位、点灯状態の緑色発色単位、点
灯状態の青色発色単位、非点灯状態の赤色発色単位、非
点灯状態の緑色発色単位、非点灯状態の青色発色単位と
なればよい。
【0008】従来の方法では、このような画素の単位で
しか表示位置を制御することができないため、上記のよ
うな斜線を表示する場合に、画像の輪郭部分に注目する
と、画素単位の大きさで階段状の折れ線が発生し、斜線
とは言えなくなることが多い。
【0009】更に他の従来例についても説明する。この
例では、画素を構成する発色単位を図16に示すような
配置とする。図10の表示部分から、横4画素、縦2画
素を切り出したものを図17に示す。図17で、画素1
81aから画素181hにかけて白色の細い斜線を表示
するとき、画素181a,181b,181g,181
hが白表示となる。即ち点線で示す領域182に注目す
ると、図18に示すように、4つの点灯画素191によ
り白色を表示し、残り4つの非点灯画素192により黒
色を表示する。このときの画素は図11のようにRGB
の各発色単位(ドット)に分割された構成であるので、
各発色単位は図19のような状態になる。このような表
示状態にするには、1列目及び2列目の発色単位20
1,202,203,204,205,206が、夫々
点灯状態の赤色発色単位、点灯状態の緑色発色単位、点
灯状態の青色発色単位、非点灯状態の赤色発色単位、非
点灯状態の緑色発色単位、非点灯状態の青色発色単位と
なればよい。
【0010】この例でも、先の従来例と同様、画素の単
位でしか表示位置を制御することができない。このた
め、斜線を表示する場合に、画像の輪郭部分に注目する
と、画素単位の大きさで階段状の折れ線が発生し、画像
が見づらくなるという問題が生じる。
【0011】更に、もう1つの従来例について説明す
る。従来、ディスプレイ装置への表示に用いる活字のフ
ォント(電子活字データ)は、白黒の2値データであ
り、またその構成単位を画素単位としている。一例とし
て「木」という漢字のフォントを図20に示す。図20
でフォント211のaの部分を拡大した図をbに示す。
ここでも赤色(R)発色単位212、緑色(G)発色単
位213、青色(B)発色単位214の組が画素として
用いられる。この図を見ても判るように、従来のフォン
トを使うと、文字の輪郭部分に画素単位の大きさで階段
状の折れ線が発生し、文字が見づらいという問題が生じ
る。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、画素の発色単位で画像を表示
できるディスプレイ装置と、その表示方法を実現するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、本願の請求項1の発明は、規則的に配列され
た画素によって画像を表示するディスプレイ装置であっ
て、前記画素は、光スペクトルの異なる複数の発色単位
に分割されたものであり、前記発色単位で画像の表示制
御を行うことを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項2の発明は、規則的に配列さ
れた画素によって画像を表示するディスプレイ装置の表
示方法であって、表示画面に形成する発色単位の種類
を、光スペクトルの異なるn個の発色単位D1dot 〜D
dot とし、前記発色単位の配列周期が表示画面の特定
の方向に対してnとするとき、前記表示画面中の任意の
位置におけるn個の隣接発色単位の集合(D1dot ,・
・・,Dndot )を画像表示の画素として用い、画像の
表示制御を行うことを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項3の発明は、縦横に格子状に
配列された画素によって画像を表示するディスプレイ装
置であって、前記画素は、横方向又は縦方向に光スペク
トルの異なる複数の発色単位に分割されたものであり、
前記発色単位で画像の表示制御を行うことを特徴とする
ものである。
【0016】本願の請求項4の発明は、縦横に格子状に
配列された画素によって画像を表示するディスプレイ装
置の表示方法であって、表示画面に形成する発色単位の
種類を、光スペクトルの異なるn個の発色単位D1dot
〜Dndot とし、前記発色単位の配列周期が表示画面の
横又は縦方向に対してnとするとき、前記表示画面中の
任意の位置におけるn個の隣接発色単位の集合(D1
dot ,・・・,Dndot)を画像表示の画素として用
い、画像の表示制御を行うことを特徴とするものであ
る。
【0017】本願の請求項5の発明は、各画素が横方向
に赤、緑、青の発色単位に分割されて駆動され、マトリ
クス型カラー液晶表示素子を有するディスプレイ装置で
あって、前記発色単位で画像の表示制御を行うことを特
徴とするものである。
【0018】本願の請求項6の発明は、各画素が横方向
に赤、緑、青の発色単位に分割されて駆動され、マトリ
クス型カラー液晶表示素子を有するディスプレイ装置の
表示方法であって、表示画面に形成する発色単位の種類
を、赤色の発色単位Rdot 、緑色の発色単位Gdot 、青
色の発色単位Bdot とし、前記発色単位の配列周期が表
示画面の横方向に対して3とするとき、前記表示画面中
の任意の位置における3個の隣接発色単位の集合(R
dot ,Gdot ,Bdot )を画像表示の画素として用い、
画像の表示制御を行うことを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項7の発明は、各画素が縦方向
に赤、緑、青の発色単位に分割されて駆動され、マトリ
クス型カラー液晶表示素子を有するディスプレイ装置で
あって、前記発色単位で画像の表示制御を行うことを特
徴とするものである。
【0020】本願の請求項8の発明は、各画素が縦方向
に赤、緑、青の発色単位に分割されて駆動され、マトリ
クス型カラー液晶表示素子を有するディスプレイ装置の
表示方法であって、表示画面に形成する発色単位の種類
を、赤色の発色単位Rdot 、緑色の発色単位Gdot 、青
色の発色単位Bdot とし、前記発色単位の配列周期が表
示画面の縦方向に対して3とするとき、前記表示画面中
の任意の位置における3個の隣接発色単位の集合(R
dot ,Gdot ,Bdot )を画像表示の画素として用い、
画像の表示制御を行うことを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項9の発明は、規則的に配列さ
れた画素によって文字を表示をするディスプレイ装置の
表示方法であって、表示画面に形成する発色単位の種類
を、光スペクトルの異なるn個の発色単位D1dot 〜D
dot とし、前記発色単位の配列周期が表示画面の横又
は縦方向に対してnであるとするとき、前記表示画面中
の任意の位置におけるn個の隣接発色単位の集合(D1
dot ,・・・,Dndot )を表示文字の画素単位として
用い、文字フォントを形成することを特徴とするもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるディスプレイ装置とその表示方法につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態のデ
ィスプレイ装置を構成を示す模式図である。本図に示す
ように、このディスプレイ装置1は、多数の画素4がマ
トリクス状に配置された表示画面2を有し、外部から表
示画面2へ図示のような形式で表示情報3が入力される
ものとする。表示情報3は、赤色輝度情報Rdot、緑色
輝度情報Gdot 、青色輝度情報Bdot 、赤色ドット水平
座標情報XRdot、緑色ドット水平座標情報XGdot、青色
ドット水平座標情報XBdot、垂直画素座標情報Ypixel
の各情報からなる。表示単位としては、R,G,Bの3
ドットを組として色を表現するが、どのドットから3ド
ットとするかは、水平位置の座標により決定する。
【0023】従来の画素と同様の位置制御をするのであ
れば、R,G,B順のままRGBの3発色単位(ドッ
ト)の組にして表示制御する。図1に示すように画素4
は、水平方向に配置された赤色発色単位5、緑色発色単
位6、青色発色単位7で構成される。従来の画素位置か
ら1/3画素分右又は2/3画素分左にずらして位置制
御するのであれば、G,B,Rの順でRGBの3発色単
位(ドット)の組にして表示制御する。また、従来の画
素位置から2/3画素分右又は1/3画素分左にずらし
て位置制御するのであれば、B,R,Gの順でRGBの
3発色単位の組にして表示制御する。なお、この3発色
単位の組み合わせは、R,G,Bの順でも、G,B,R
の順でも、B,R,Gの順でも、いづれを選んでも同じ
色を発色することは明白である。
【0024】従来例と比較すると、表示位置の制御単位
がより細かくなることが分かる。また、R,G,Bの各
表示単位が、互いに独立して固有の水平座標情報を持
つ。本発明の表示方法では、水平位置座標の制御をR,
G,Bの発色単位(ドット)で行えるため、図15で説
明した斜線を、図2のように表示することができる。
【0025】図2において横2画素、縦4画素の領域を
考えた場合、1行目の発色単位11,12,13,1
4,15,16を、夫々点灯状態の赤色発色単位、点灯
状態の緑色発色単位、点灯状態の青色発色単位、非点灯
状態の赤色発色単位、非点灯状態の緑色発色単位、非点
灯状態の青色発色単位とする。また2行目の発色単位も
左から右にかけて、非点灯状態の赤色発色単位、点灯状
態の緑色発色単位、点灯状態の青色発色単位、点灯状態
の赤色発色単位、非点灯状態の緑色発色単位、非点灯状
態の青色発色単位とする。このように1行下がる度に、
1発色単位で点灯状態の発色単位を右側に平行移動させ
る。
【0026】このように発色単位で表示を行うため、階
段状の折れ線表示が従来例に比べて緩和される。また、
図3に示すように、赤色発色単位21、緑色発色単位2
2、青色発色単位23を組合せを、(a)のRGB、
(b)のGBR、(c)のBRGのように、いずれの順
で並べても、目には白色表示として認識される。このた
め、図2の表示方法を用いると、図4に示すように白い
斜線として見える。図4において、画素31と32はR
GBの順、画素33はGBRの順、画素34はBRGの
順に発色単位(ドット)が並んでいる。画素35は非点
灯状態で、黒く見える領域である。図4のその他の部分
の斜線網掛け部分も同様に非点灯状態で、黒く見える領
域である。
【0027】以上のことから、本実施の形態のディスプ
レイ装置の表示方法によると、表示パネルの設計を変え
ることなしに、位置制御を画素単位から発色単位に変え
ることで、従来例に比べて水平方向(横方向)の見かけ
上の解像度を向上した表示を得ることができる。その結
果、表示画像が滑らかで見やすいものになる。
【0028】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2におけるディスプレイ装置とその表示方法について図
面を参照しつつ説明する。図5は本実施の形態のディス
プレイ装置の構成を示す模式図である。本図に示すよう
に、このディスプレイ装置41は、表示画面42へ輝度
情報と座標情報から成る表示情報43が入力される。表
示情報43は、赤色輝度情報Rdot 、緑色輝度情報G
dot 、青色輝度情報Bdot 、赤色ドット垂直座標情報Y
Rdot、緑色ドット垂直座標情報YGdot、青色ドット垂直
座標情報YBdot、水平画素座標情報Xpixel の各情報か
ら成る。表示単位としては、R,G,Bの3ドットを組
として色を表現するが、どのドットから3ドットとする
かは、垂直位置座標により決定する。
【0029】従来の画素と同様の位置制御をするのであ
れば、R,G,B順のままRGBの3発色単位の組にし
て表示制御する。従来の画素位置から1/3画素分下又
は、2/3画素分上にずらして位置制御するのであれ
ば、G,B,Rの順でRGBの3発色単位の組にして表
示制御する。また、従来の画素位置から2/3画素分下
又は1/3画素分上にずらして位置制御するのであれ
ば、B,R,Gの順でRGBの3発色単位の組にして表
示制御する。なお、この3発色単位の組み合わせは、
R,G,Bの順でも、G,B,Rの順でも、B,R,G
の順でも、いづれを選んでも同じ色を発色することは明
白である。
【0030】従来例の図19と比較すると、表示の制御
単位がより細かくなることが分かる。R,G,Bの各表
示単位が互いに独立して固有の垂直座標情報を持つ。本
実施の形態の表示方法では、垂直位置座標の制御をRG
Bの発色単位でできるため、従来例で説明した斜線を図
6のように表示することができる。
【0031】図6において、横方向4画素、縦方向2画
素の領域を考えると、1列目の発色単位は、夫々点灯状
態の赤色発色単位51、点灯状態の緑色発色単位52、
点灯状態の青色発色単位53、非点灯状態の赤色発色単
位54、非点灯状態の緑色発色単位55、非点灯状態の
青色発色単位56となる。
【0032】この表示方法によると、発色単位で表示を
行うため、階段状の折れ線表示が従来例に比べて緩和さ
れる。また、図7に示すように発色単位を、赤色発色単
位61、緑色発色単位62、青色発色単位63としたと
きに、(a)のRGB、(b)のGBR、(c)のBR
Gのように、いずれの順で並べても目には白色表示とし
て認識される。このため、図6による表示方法では、図
8のように連続した白い斜線として見える。図8で、画
素71と72はRGBの順、画素73はGBRの順、画
素74はBRGの順に発色単位が並んでいる。画素75
は非点灯状態で、黒く見える領域である。図8のその他
の部分の斜線網掛け部分も同様に非点灯状態で、黒く見
える領域である。
【0033】以上のことから、本実施の形態のディスプ
レイ装置の表示方法によると、表示パネルの設計を変え
ることなしに、位置制御を画素単位から発色単位に変え
ることで、従来例に比べて、垂直方向の見かけ上の解像
度を向上した表示を得ることができる。その結果、表示
画像が滑らかで見やすいものになる。
【0034】以上のディスプレイ装置は、3種類の発色
単位を有するものとしたが、一般的には、表示画面に形
成された発色単位の種類を、光スペクトルの異なるn個
の発色単位D1dot 〜Dndot とすればよい。そして発
色単位の配列周期が表示画面の特定の方向に対してnで
あるとする。このとき、表示画面中の任意の位置から選
択されるn個の隣接発色単位の集合(D1dot ,・・
・,Dndot )を画像表示の画素として用い、画像の表
示制御を行えばよい。また発色単位の配列は、前述した
ような格子状のみならず、3色の場合はデルタ配置もあ
る。またRGBの配列も、R,G,B,R,G,B・・
・のようなパターンだけでなく、G,R,B,G,R,
B・・・のようなパターンもある。
【0035】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3におけるディスプレイ装置の表示方法について説明す
る。ここでは実施の形態1又は2のディスプレイ装置を
用い、より精細な活字フォントで文字を表示することを
目的とする。図9は、本実施の形態のフォントの一例を
示す活字データの説明図である。本図に示すフォント8
1は、「木」という漢字を示すフォントを、R,G,B
の発色単位(ドット)で構成したものである。このフォ
ントを図1のようなディスプレイ装置に表示する。フォ
ント81のaの部分を拡大したものをbで示す。「木」
の第4画の表示領域を考えると、この表示領域で赤の発
色単位82、緑の発色単位83、青の発色単位84を画
素の構成要素とすると、1行目ではR,G,B、2行目
ではG,B,R、3行目ではR,G,B、4行目では
G,B,Rを要素に持つ画素が選択される。このよう
に、フォントをディスプレイ装置の発色単位で構成する
ことにより、輪郭の部分の階段状の折れ線が、図20に
示す「木」に比べて滑らかになることが判る。
【0036】以上のように、フォントを発色単位で構成
し、その形状を発色単位により制御することにより、画
素が発色単位に分割されるようなマトリクス型ディスプ
レイ装置、例えば液晶ディスプレイ装置やプラズマディ
スプレイ装置に適したフォントを提供することができ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1,2,3,4記載の発明によれ
ば、表示パネルの設計を変えることなしに、制御を画素
単位から発色単位(ドット)に変えることで、従来方法
に比べて、見かけ上の解像度を向上した表示をすること
ができる。このため、輪郭が滑らかで見やすい画像が得
られる。
【0038】請求項5,6記載の発明によれば、表示パ
ネルの設計を変えることなしに、制御を画素単位から発
色単位(ドット)に変えることで、従来方法に比べて、
水平方向の見かけ上の解像度を向上した表示をすること
ができる。このため、輪郭が滑らかで見やすい画像が得
られる。
【0039】請求項7,8記載の発明によれば、表示パ
ネルの設計を変えることなしに、制御を画素単位から発
色単位(ドット)に変えることで、従来方法に比べて、
垂直方向の見かけ上の解像度を向上した表示をすること
ができる。このため、輪郭が滑らかで見やすい画像が得
られる。
【0040】請求項9記載の発明によれば、発色単位で
分割されたマトリクス型ディスプレイ装置に適し、見か
け上の解像度を向上し、輪郭が滑らかで見やすいフォン
トで文字を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスプレイ装
置の構成を示す模式図である。
【図2】実施の形態1における画像の表示例(その1)
を示す説明図である。
【図3】実施の形態1における画素の構成を示す説明図
である。
【図4】実施の形態1における画像の表示例(その2)
を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるディスプレイ装
置の構成を示す模式図である。
【図6】実施の形態2における画像の表示例(その1)
を示す説明図である。
【図7】実施の形態2における画素の構成を示す説明図
である。
【図8】実施の形態2における画像の表示例(その2)
を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態3におけるフォントの構成
を示す説明図である。
【図10】従来例のディスプレイ装置の構成を示す模式
図である。
【図11】ディスプレイ装置の画素の構成例(その1)
を示す説明図である。
【図12】従来のディスプレイ装置における画像の表示
例(その1)を示す説明図である。
【図13】従来のディスプレイ装置における画素領域
(その1)を示す説明図である。
【図14】従来のディスプレイ装置における画像の表示
例(その2)を示す説明図である。
【図15】従来のディスプレイ装置における画像の表示
例(その3)を示す説明図である。
【図16】ディスプレイ装置の画素の構成例(その2)
を示す説明図である。
【図17】従来のディスプレイ装置における画素領域
(その2)を示す説明図である。
【図18】従来のディスプレイ装置における画像の表示
例(その4)を示す説明図である。
【図19】従来のディスプレイ装置における画像の表示
例(その5)を示す説明図である。
【図20】従来のディスプレイ装置に用いられる活字フ
ォントの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,41 ディスプレイ装置 2,42 表示画面 3,43 表示情報 4,44 画素 5,21,45,61,82 赤色発色単位 6,22,46,62,83 緑色発色単位 7,23,47,63,84 青色発色単位 11,51 点灯状態の赤色発色単位 12,52 点灯状態の緑色発色単位 13,53 点灯状態の青色発色単位 14,54 非点灯状態の赤色発色単位 15,55 非点灯状態の緑色発色単位 16,56 非点灯状態の青色発色単位 31,32,71,72 RGBの順でドットが並んで
いる点灯画素 33,73 GBRの順でドットが並んでいる点灯画素 34,74 BRGの順でドットが並んでいる点灯画素 35,75,123,152,192 非点灯画素 81 フォント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/28 610 G09G 5/28 610B Fターム(参考) 5C006 AA03 AA22 AB01 AC02 AC24 AF01 AF34 AF45 BB11 BC11 BC16 FA21 5C080 AA10 BB05 CC03 DD02 EE01 EE22 EE25 EE30 FF09 GG02 GG09 GG12 JJ01 5C082 AA01 BA02 BA34 BB32 CA12 CA22 CA52 CA85 DA32 DA51 MM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則的に配列された画素によって画像を
    表示するディスプレイ装置であって、 前記画素は、光スペクトルの異なる複数の発色単位に分
    割されたものであり、前記発色単位で画像の表示制御を
    行うことを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 規則的に配列された画素によって画像を
    表示するディスプレイ装置の表示方法であって、 表示画面に形成する発色単位の種類を、光スペクトルの
    異なるn個の発色単位D1dot 〜Dndot とし、前記発
    色単位の配列周期が表示画面の特定の方向に対してnと
    するとき、前記表示画面中の任意の位置におけるn個の
    隣接発色単位の集合(D1dot ,・・・,Dndot )を
    画像表示の画素として用い、画像の表示制御を行うこと
    を特徴とするディスプレイ装置の表示方法。
  3. 【請求項3】 縦横に格子状に配列された画素によって
    画像を表示するディスプレイ装置であって、 前記画素は、横方向又は縦方向に光スペクトルの異なる
    複数の発色単位に分割されたものであり、前記発色単位
    で画像の表示制御を行うことを特徴とするディスプレイ
    装置。
  4. 【請求項4】 縦横に格子状に配列された画素によって
    画像を表示するディスプレイ装置の表示方法であって、 表示画面に形成する発色単位の種類を、光スペクトルの
    異なるn個の発色単位D1dot 〜Dndot とし、前記発
    色単位の配列周期が表示画面の横又は縦方向に対してn
    とするとき、前記表示画面中の任意の位置におけるn個
    の隣接発色単位の集合(D1dot ,・・・,Dndot
    を画像表示の画素として用い、画像の表示制御を行うこ
    とを特徴とするディスプレイ装置の表示方法。
  5. 【請求項5】 各画素が横方向に赤、緑、青の発色単位
    に分割されて駆動され、マトリクス型カラー液晶表示素
    子を有するディスプレイ装置であって、 前記発色単位で画像の表示制御を行うことを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 各画素が横方向に赤、緑、青の発色単位
    に分割されて駆動され、マトリクス型カラー液晶表示素
    子を有するディスプレイ装置の表示方法であって、 表示画面に形成する発色単位の種類を、赤色の発色単位
    dot 、緑色の発色単位Gdot 、青色の発色単位Bdot
    とし、前記発色単位の配列周期が表示画面の横方向に対
    して3とするとき、前記表示画面中の任意の位置におけ
    る3個の隣接発色単位の集合(Rdot ,Gdot
    dot )を画像表示の画素として用い、画像の表示制御
    を行うことを特徴とするディスプレイ装置の表示方法。
  7. 【請求項7】 各画素が縦方向に赤、緑、青の発色単位
    に分割されて駆動され、マトリクス型カラー液晶表示素
    子を有するディスプレイ装置であって、 前記発色単位で画像の表示制御を行うことを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 各画素が縦方向に赤、緑、青の発色単位
    に分割されて駆動され、マトリクス型カラー液晶表示素
    子を有するディスプレイ装置の表示方法であって、 表示画面に形成する発色単位の種類を、赤色の発色単位
    dot 、緑色の発色単位Gdot 、青色の発色単位Bdot
    とし、前記発色単位の配列周期が表示画面の縦方向に対
    して3とするとき、前記表示画面中の任意の位置におけ
    る3個の隣接発色単位の集合(Rdot ,Gdot
    dot )を画像表示の画素として用い、画像の表示制御
    を行うことを特徴とするディスプレイ装置の表示方法。
  9. 【請求項9】 規則的に配列された画素によって文字を
    表示をするディスプレイ装置の表示方法であって、 表示画面に形成する発色単位の種類を、光スペクトルの
    異なるn個の発色単位D1dot 〜Dndot とし、前記発
    色単位の配列周期が表示画面の横又は縦方向に対してn
    であるとするとき、前記表示画面中の任意の位置におけ
    るn個の隣接発色単位の集合(D1dot ,・・・,Dn
    dot )を表示文字の画素単位として用い、文字フォント
    を形成することを特徴とするディスプレイ装置の表示方
    法。
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