JPH03210897A - スピーカ用振動板の製造法 - Google Patents

スピーカ用振動板の製造法

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JPH03210897A
JPH03210897A JP660190A JP660190A JPH03210897A JP H03210897 A JPH03210897 A JP H03210897A JP 660190 A JP660190 A JP 660190A JP 660190 A JP660190 A JP 660190A JP H03210897 A JPH03210897 A JP H03210897A
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JP
Japan
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paper
cone paper
cone
voice coil
drying state
Prior art date
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Pending
Application number
JP660190A
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English (en)
Inventor
Noboru Koizumi
小泉 登
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主に音響機器に組込まれるスピーカに用いら
れるスピーカ用振動板の製造法に関する。
従来の技術 第4図は、スピーカ用振動板を製造する従来の製造法の
一部を示すものであり、2はスラリー状の紙糊材3から
スピーカ用振動板を抄紙するための円錐形状のパンチン
グメタルまたは金網である。
図において、パンチングメタルまたは金網2の一端でそ
の平面が小さい円形状の内周部分2aとその他端で平面
が大きい円形状の外周部分2bとでは図中のHに相当す
る高低差があり、したがって内周部分2aと外周部分2
bの位置に相当するスラリー状の紙糊材3中の繊維質の
密度(g/d)が異なってくる。その結果、得られるス
ピーカ用振動板のボイスコイル接合部分(パンチングメ
タルまたは金網2の内周部分2aに相当する部分)と同
開口部分(パンチングメタルまたは金網2の外周部分2
bに相当する部分)とでスピーカ用振動板を形成する繊
維質の面密度(g/cd)が興なってくる。
なお、図において、4は紙糊材3のパケット、5は排水
口である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のスピーカ用振動板の製造法で
は、スピーカ用振動板のボイスコイル接合部分の面密度
が低い値になり、特に振動板に必要とする物理特性であ
る比弾性率(弾性率/比重)および曲げ剛性(弾性率×
慣性モーメント)値が低く、このため周波数特性におけ
る高域限界が下がり、またボイスコイル接合部分の機械
強度が弱いために分割共振(歪)が発生するなどの課題
があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、
音響特性に優れ、強い機械強度を有するスピーカ用振動
板の製造方法を提案するものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、抄紙した半乾燥状
態の内面コーン紙と外面コーン紙との間に同じく抄紙し
た半乾燥状態の楕円錐形状の内層コーン紙を、それぞれ
の一端がボイスコイルを接合する中心部分で一致するよ
うに積層して挟持し、ついで加熱、加圧することによっ
て3層構造のスピーカ用振動板を得んとするものである
作用 したがって本発明によれば、抄紙した半乾燥状態の内面
コーン紙と外面コーン紙および楕円錐形状の内層コーン
紙とを3枚積層して加熱、加圧して成形しているために
、ボイスコイル接合部分のコーン紙の面密度を高(でき
、優れた音響特性と機械強度を有するスピーカ用振動板
を製造できるものである。
実施例 第1図は本発明の一実施例における一製造過程を示すも
のであり、図においてlaは円錐形状に抄紙した半乾燥
状態の内面コーン紙、1bは楕円錐形状の抄紙した半乾
燥状態の内層コーン紙、1cは円錐状に抄紙した半乾燥
状態の外面コーン紙であり、各コーン紙1a、lb、l
cのA部分はボイスコイルを接合する中心部分である。
図のように、内面コーン紙1aと外面コーン紙1cの間
にそれぞれの一端をボイスコイルを接合する中心部分A
で揃えて積層して挟持し、加熱成形プレスして第2図a
、bに示すようなスピーカ用振動板を製造する。
つぎに、内面コーン紙1a、外面コーン紙1cおよび内
層コーン紙1bの接合は繊維自体の羽毛化が進む程接合
強度は増加する。次の表に実施例における各コーン紙層
間の接合強度を測定した結果を示す。
(以 下 余 白) 実施例1では各コーン紙に叩解の進んだバルブを使用し
ており、各コーン紙の眉間の接合状態は材料破壊が見ら
れるほどの強い接合強度が得られた。実施例2は内層コ
ーン紙1bに羽毛化が進んだバルブを使用したもので、
この場合も実施例1と同様な強い接合強度が得られた。
実施例3の羽毛化が進んでいない離解バルブでは、部分
的な眉間材料破壊が見られるが、層間剥離部分が一部発
生し実施例1および2に比較して接合強度は若干低くな
るが、スピーカ用振動板が具備すべき強度は充分であっ
た。
上記実施例により作製した3種類の振動板を用いて16
cm口径のスピーカに組立て、周波数特性を測定した結
果、第3図に示すように高域における分割共振が3層方
式(本実施例)と1層方式(従来例N、UKP、5R2
0度)との比較において大巾な改善が得られた。これは
楕円錐形状を有するコーン紙1bを内層に構成したこと
により、振動板が補強されたものであり、特に振動板の
放射方向および円周方向に分割する共振が制御されたこ
とに起因する。
発明の効果 本発明は、上記実施例より明らかなようにスピーカ用振
動板の構成を従来の抄紙方式を利用しながら、3層のコ
ーン紙を重ね合せ加熱成形したものであり、スピーカ用
振動板の、特にボイスコイル接合部分を補強することに
よって音響特性を向上できるという効果を有する。また
、3層の各コーン紙の面密度および叩解度の組合せおよ
び楕円錐形状を有する内層コーン紙の大きさ等を変化さ
せることによって、周波数特性が制御できるという利点
をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1 #@明の一実施例によって製造されるスピーカ用
振動板の一製造工程を示す外観斜視図、第2図(a)、
 (b)は同じくスピーカ用振動板の部分平面図および
部分断面図、第3図は従来と本発明によるそれぞれのス
ピーカ用振動板の周波数特性を比較して示した特性図、
第4図はスピーカ用振動板を製造する従来の一製造装置
の断面図である。 1a・・・・・・内面コーン紙、1b・・・・・・内層
コーン紙、1c・・・・・・外面コーン紙、A・旧・・
ボイスコイル接合部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  抄紙した半乾燥状態の内面コーン紙と外面コーン紙と
    の間に同じく抄紙した半乾燥状態の楕円錐形状の内層コ
    ーン紙をそれぞれの一端をボイスコイルを接合する中心
    部分で揃えて積層挟持し、ついでそれらを加熱、加圧す
    ることを特徴とするスピーカ用振動板の製造法。
JP660190A 1990-01-16 1990-01-16 スピーカ用振動板の製造法 Pending JPH03210897A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208906A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Pioneer Electronic Corp スピーカ用振動板の製造方法、およびスピーカ用振動板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208906A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Pioneer Electronic Corp スピーカ用振動板の製造方法、およびスピーカ用振動板
JP4611906B2 (ja) * 2006-02-06 2011-01-12 パイオニア株式会社 スピーカ用振動板の製造方法、およびスピーカ用振動板

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