JPH03209986A - 回転ヘッド型磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッドによシ映像信号を、走行する磁気
テープの長手方向に対して傾斜した記録２　／＼、−／ 軌跡として順次記録し、再生する回転ヘッド型磁気記録
再生装置に関するもので、特に通常と異なるテープ速度
で再生する特殊再生時に、よシ良好な再生画面が得られ
る様に構成したものである。

従来の技術 内容を見ながら、見たい場面を捜すだめのサチ機能では
、通常と異なる速度で、あるいは異なる方向でテープを
送υながら再生するために、ヘッドがついているシリン
ダーの回転速度が通常と同じ場合、映像信号が記録され
たトラックとヘッドとの相対速度が変わるために、読み
取られる映像信号の水平同期信号の周期は、早送シの場
合は長く々す、巻戻しの場合は短くなる。これはシリン
ダの回転方向が、通常のテープ走行の方向に対して順方
向だからである。

ところが一般家庭用のＴＶモニターは、水平同期信号の
周期が通常と大きく異なる映像信号に対しては同期がか
からないので、従来の方式では、シリンダの回転速度を
再生時のテープ速度に応じて加減する事で、水平同期信
号の周期を通常再生３　７、−； 時と同じに保ち、モニターの水平同期がかかるようにし
ている。

以下に従来の回路例について説明する。

第３図は従来のサーチ回路のブロック図であシ、１はテ
ープであシ、サーチ時には通常時よυ速く動く様に、キ
ャプスタンモーター２によシ駆動される。３は回転ヘッ
ドを回転させるシリンダモ−であり、これの口伝数と、
テープ速度の関係によって映像信号の伸縮が起こるので
、４のサボ回路が、キャプスタンモーター２の回転数に
応じて、シリンダーモーター３の回転速度を制御するこ
とにより、回転ヘッドと磁気テープの相対速度を記録時
と一致せしめて、水平同期信号の周期通常と同じ長さに
保つ構成になっている。

発明が解決しようとする課題 前述の様に従来の方式では、特殊再生時に再生映像信号
の水平同期信号の周期を一定に保つために、テープ速度
に応じてシリンダーの回転数を変化させるが、シリンダ
ーの回転数は再生映像信号のフィールド周波数に比例す
るので、サーチ中の垂直同期信号の周期は、通常状態と
は違っている。

サーチの速度を大きくすると、シリンダーの回転数に加
える偏差も大きくなり、これがそのまま垂直同期信号の
周期の偏差の増大となる。

ところが、水平同期信号程ではないが、一般家庭用のＴ
Ｖモニターで同期のかかる垂直同期信号め周期にも一定
の幅があり、これをこえると垂直同期がかから々くなっ
て画面が乱れてしまう。

即ち、水平同期信号の周期を補正するために、垂直同期
信号の周期を変えているので、垂直同期信号の周期の制
限により、従来の方式で実現できるサーチの速度は制限
される。

また、サーチの速度を高速にした場合、動きの速さのた
めに、内容が非常に判別しずらくなる問題もある。

課題を解決するだめの手段 本発明の回転ヘッド型磁気記録再生装置は、記録時と異
なるテープ速度で再生する特殊再生時に、前記回転ヘッ
ドの回転速度を、記録時の回転ヘッドと磁気テープとの
相対速度と一致するように変６　ヘーノ 換し、その再生信号をデジタル変換して記憶手段に書き
込み、その読み出し時に、１水平捜査期間の映像信号単
位で、重複あるいは間引きして読み出すことによシ、標
準の１フイ一ルド期間の映像信号とするものである。

作　　用 上述の構成によれば、特殊再生時にシリンダモーターに
制御を加え・ることによシ、再生映像信号は、水平同期
信号の周期は補正されているが、逆に・垂直同期信号の
周期は変えられている。また、垂直同期信号の周期は゛
、メモリの書き込みを、シリンダーの回転に同期して行
ない、通常のフィールド周期に合わせて読み出しを行う
事により確保されるが、書き込まれる１フイールドと読
み出すべき１フイールドの長さが違うため、読み出すべ
きデータに過不足が生じる。早送りでフィールド周期が
縮んでいる時は、走査線数が不足するので、１走査線を
単位としてメモリを二度読みすることによシ、画面が上
下に縮む事を防止する。巻戻しの場合はフィールド周期
が伸びているので、逆に６　・＼−ノ １走査線を単位として間引きを行う。また必要であれば
、フィールドメモリの書換えを間欠的に行うことにより
、画面の劾きを見かけ上遅くして、サーチ画面を見やす
くする事が出来る。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図を参照しながら
説明する。

第１図は本発明の一実施例における要部回路のブロック
図である、第１図において、５のアナログ／デジタル変
換器は再生映像信号をデジタル化するものであり、６の
フィールドメモリと７のメモリ制御回路は画像データを
記憶、補間、間引きを行うためのものであり、８のデジ
タル／アナログ変換器は、映像信号を再びアナログ化す
るものである。

以上の様に構成された回路について第１図、第２図を用
いてその動作を説明する。

第２図において、ビデオテープ１のトラック９」二に、
１フイールドずつ映像信号が記録されている。

通常再生時は回転ヘッドはテープに対してＣの軌了ベー
。

跡を描いて１フイ一ルド分の映像信号を読み取し、早送
９時にはテープ送りの速度が増すので、ｄのようにヘッ
ドのテープに対する軌跡はテープの動きとは逆方向に変
化する。その差のベクトルｅは、１フイールド内にテー
プの動く量の、通常再生時゛のそれとの差である。

ヘッドがｄの様に動く時、シリンダーの回転数が通常状
態と同じであると、ヘッドはトラ、ツクに対してゆっく
り動くことになり、再生される映像信号の水平同期信号
の周期は長くなるので、サボ回路４は、水平同期信号の
周期が通常と同じになる様に、シリンダーを通常よシ速
く回転させるため、結果としてフィールド周期は短くな
る。

巻戻し再生の時は逆に、サーボ回路４の働きにより、フ
ィールド周期は長くなる。

サーボ回路４の働きにより伸縮された映像信号ｉ　１／
ｉ、第１図において、アナログ／デジタルｌ器６でデー
タに変換され、フィールドメモリー６に記憶される。メ
モリアドレスの制御は、メモリ制御回路７が行なってお
９、書き込みアドレスはヘッドスイッチングパルスｈの
切りｉわりに同期してクリアされる。映像信号の伸び縮
みの補正は、読み出し時に行なう。まず読み出しアドレ
スのクリアを、標準のフィールド周期毎に行なうことで
、映像信号のフィールド周期を補正する。このフィール
ド周期を変える事によるデータの過不足は、画像データ
を１走査線分を単位として、補間、捷たけ間引きするこ
とにより補償する。

早送りの場合は走査線の補間によシ、不足する走査線数
を補なって、画面が上下に縮む事を防止し、巻戻しの場
合は、１走査線分を単位としてメモリを読み飛ばすこと
により、画面が」１下に伸びる事を防止している。

補間、あるいは間引きの回数は、特殊再生時のテープ速
度から一義的に決定されるので、補間あるいは間引きを
指示する信号の周期を、テープ速度に応じて加減する。

なお、巻戻しの場合に、読み出し時に読み飛ばす代わり
に、書き込み時に、１走査線分を単位として、メモリの
同じ箇所に１度書きすることでも同じ結果が得られる。

９八−／ また、画面の」ユニ方向の伸び縮みを容認するならば、
書き込み時に、１フイ一ルド分を越えた部分のデータは
書き込まず、読み出し時に、読み出すべきデータが無い
部分は適当な数値で埋める、といった簡単なメモリ操作
で走査線数を補正する事もできる。

さらに、テープが高速になった場合、画面の動きが早す
ぎて内容が判別しすらいため、メモリ制御回路７は、メ
モリの書換えを数フィールドに一回の割に制限し数フィ
ールド操り返して読み出す事により、画面の動きを見掛
は上遅くして、画面を見やすくすることが出来る。

読み出されたデータは、デジタル／アナログ変換器８で
、再びアナログの映像信号に復元される。

この映像信号はフィールド周期が通常状態と同じに補正
されているので、モニターに出力される映像は安定する
。

発明の効果 本発明の回転ヘッド型磁気記録再生装置によれば、記録
時のテープ速度と大きく異なる特殊再生１０ノ、 時においても、再生映像信号の水平及び垂直同期信号の
周期に変化が無いため、従来以」二の高速でのテープ機
能を実現可能にするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転ヘッド型磁気記録再生装置の一実
施例の構成を示す要部ブロック図、第２図はビデオテー
プに対する回転ヘッドの相対的な動きを示す要部概略図
、第３図は従来の回転ヘッド型磁気記録再生装置の構成
を示す要部概略図である。 １・・・・・磁気テープ、２・・・・・・キャプスタン
モータ、３・・・・・・シリンダモータ、４・・・・・
・サーボ回路、５・・・・・・アナログ／ディジタル変
換器、６・・・・・・フィールドメモリ、７・・・・・
・メモリ制御回路、８・・・・・・デジタル／アナログ
変換器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転ヘッドにより映像信号を、走行する磁気テープの長
   手方向に対して傾斜した記録軌跡として順次記録し再生
   する回転ヘッド型磁気記録再生装置において、記録時と
   異なるテープ速度で再生する特殊再生時に、前記回転ヘ
   ッドの回転速度を記録時の回転ヘッドと磁気テープとの
   相対速度と一致するように変換し、その再生信号をデジ
   タル変換して記憶手段に書き込み、その読み出し時に、
   １水平走査期間の映像信号単位で、重複あるいは間引き
   して読み出すことにより、標準の１フィールド期間の映
   像信号とすることを特徴とする回転ヘッド型磁気記録再
   生装置。