JPH03208670A - 熱転写記録方法及びサーマルヘッド - Google Patents
熱転写記録方法及びサーマルヘッドInfo
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高速、高感度で高画質画像を与える画像形成分
野で使用される熱転写記録装置に関するものである。
野で使用される熱転写記録装置に関するものである。
従来の技術
保守、操作が簡単で、かつ小型の装置でフルカラー画像
を実現するためには、記録体(基体上に色素(昇華性染
料)を含むインクを設けた転写体と、表面に染着層を設
けた受像体からなる)とサ−マルヘッドを用いる熱転写
記録方法が一般的である。この方式に用いられるサーマ
ルヘッドは、温度伝導率の大きな支持体上に温度伝導率
の小さな絶縁支持体を介して発熱素子を設けた構造にな
ている。
を実現するためには、記録体(基体上に色素(昇華性染
料)を含むインクを設けた転写体と、表面に染着層を設
けた受像体からなる)とサ−マルヘッドを用いる熱転写
記録方法が一般的である。この方式に用いられるサーマ
ルヘッドは、温度伝導率の大きな支持体上に温度伝導率
の小さな絶縁支持体を介して発熱素子を設けた構造にな
ている。
発明が解決しようとする課題
フルカラーの高画質画像を得るために、色材に昇華性染
料を用いて高速で階調記録を行なう場合、記録エネルギ
が高いため従来のサーマルヘッドでは次のような課題を
有する。
料を用いて高速で階調記録を行なう場合、記録エネルギ
が高いため従来のサーマルヘッドでは次のような課題を
有する。
温度伝導率の小さな絶縁支持体中に蓄熱が残り次の周期
の記録時に影響を与える。特にライン型のサーマルヘッ
ドを用いた昇華性染料熱転写記録方法では記録周期15
ms以下では蓄熱制御が不可能で、色の濁りや分解能の
低下を生ずるとともに、サーマルヘッドの寿命や記録体
劣化に悪影響を及ぼしていた。
の記録時に影響を与える。特にライン型のサーマルヘッ
ドを用いた昇華性染料熱転写記録方法では記録周期15
ms以下では蓄熱制御が不可能で、色の濁りや分解能の
低下を生ずるとともに、サーマルヘッドの寿命や記録体
劣化に悪影響を及ぼしていた。
本発明は、かかる点に鑑み、色の濁りのない、高分解能
で記録周期のより短い熱転写記録方法及びその方法に用
いるサーマルヘッドを提供することを目的とする。
で記録周期のより短い熱転写記録方法及びその方法に用
いるサーマルヘッドを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本発明は、発熱素子を設けたサーマルヘッドと、転写体
を用いた熱転写記録方法において、加熱された転写体の
一部が、次の記録周期までの間に、温度伝導率の大きな
支持体に接することを特徴とする熱転写記録方法である
。
を用いた熱転写記録方法において、加熱された転写体の
一部が、次の記録周期までの間に、温度伝導率の大きな
支持体に接することを特徴とする熱転写記録方法である
。
また本発明は、電極を設けたサーマルヘッドと、抵抗シ
ートを用いた熱転写記録において、加熱された抵抗シー
トの一部が、次の記録周期までの間に温度伝導率の大き
な支持体に接することを特徴とする熱転写記録方法であ
る。
ートを用いた熱転写記録において、加熱された抵抗シー
トの一部が、次の記録周期までの間に温度伝導率の大き
な支持体に接することを特徴とする熱転写記録方法であ
る。
また本発明は、上記の熱転写記録方法を用いるサーマル
ヘッドである。
ヘッドである。
作用
発熱素子により加熱された転写体は次の記録周期までの
間に温度伝導率の大きな支持体に接触し、転写体の蓄熱
を伝達、消失させる。これにより、転写体は次周期の記
録に際し、過去の熱転写による影響を受けない。また、
発熱素子直下の温度伝導率の小さな絶縁物の支持体の蓄
熱も緩和されサーマルヘッドを用いた染料熱転写記録の
高速化がはかられる。転写体に抵抗シートを用いた時は
特に上の効果が大きい。
間に温度伝導率の大きな支持体に接触し、転写体の蓄熱
を伝達、消失させる。これにより、転写体は次周期の記
録に際し、過去の熱転写による影響を受けない。また、
発熱素子直下の温度伝導率の小さな絶縁物の支持体の蓄
熱も緩和されサーマルヘッドを用いた染料熱転写記録の
高速化がはかられる。転写体に抵抗シートを用いた時は
特に上の効果が大きい。
実施例
本発明の第1の実施例の構成断面図を第1図に示す。第
1図において、1はサーマルヘッド、2は転写体である
。同図中に示す矢印は転写体の走行方向を示す。
1図において、1はサーマルヘッド、2は転写体である
。同図中に示す矢印は転写体の走行方向を示す。
転写体2は基体21上に色材層22が形成された構造に
なっている。基体21は一般に厚みが4〜15ミクロン
のポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PETフ
ィルムと称す)が用いられる。電極と抵抗シートを用い
た熱転写記録においては、PETフィルムよりも温度伝
導率の大きな抵抗シートが用いられる。抵抗シートは耐
熱樹脂にカーボン等の導電性粒子を混入して成膜される
。
なっている。基体21は一般に厚みが4〜15ミクロン
のポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PETフ
ィルムと称す)が用いられる。電極と抵抗シートを用い
た熱転写記録においては、PETフィルムよりも温度伝
導率の大きな抵抗シートが用いられる。抵抗シートは耐
熱樹脂にカーボン等の導電性粒子を混入して成膜される
。
この耐熱樹脂にはポリイミド、アラミド、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリフェニルサルファイド、ポリ
エーテルケトン等、成膜可能な樹脂が用いられる。これ
らの抵抗性フィルムは厚みが約4〜15ミクロンに成膜
される。
ート、ポリエステル、ポリフェニルサルファイド、ポリ
エーテルケトン等、成膜可能な樹脂が用いられる。これ
らの抵抗性フィルムは厚みが約4〜15ミクロンに成膜
される。
また、色材層22はすくなくとも昇華性染料と結着樹脂
で形成される。
で形成される。
サーマルヘッド1はアルミナ等で代表される温度伝導率
の大きな物質からなる支持体11の上にガラス等で代表
される温度伝導率の小さな物質からなる絶縁支持体12
が設けられ、この上に発熱素子14、電極13、保護層
15が積層形成され、構成されている。また、発熱素子
14は絶縁支持体12の端部に設けられる。発熱素子1
4における記録体送出方向の端部と、絶縁支持体12と
温支持体11との境界までの距離Lは発熱素子の大きさ
以下が好ましい。発熱素子の大きさは通常、100ミク
ロン程度であるので、とのL模100ミクロン以下が好
ましい。このように構成することにより、転写体2の加
熱、蓄熱された部分が、1記録周期に移動する間に、支
持体11と接触し、放熱される。
の大きな物質からなる支持体11の上にガラス等で代表
される温度伝導率の小さな物質からなる絶縁支持体12
が設けられ、この上に発熱素子14、電極13、保護層
15が積層形成され、構成されている。また、発熱素子
14は絶縁支持体12の端部に設けられる。発熱素子1
4における記録体送出方向の端部と、絶縁支持体12と
温支持体11との境界までの距離Lは発熱素子の大きさ
以下が好ましい。発熱素子の大きさは通常、100ミク
ロン程度であるので、とのL模100ミクロン以下が好
ましい。このように構成することにより、転写体2の加
熱、蓄熱された部分が、1記録周期に移動する間に、支
持体11と接触し、放熱される。
次に、本発明の第2の実施例の構成図を第2図に示す。
この第2の実施例は第1の実施例におけるLが零の場合
である。第2図において、支持体11と、他の支持体1
1’は同一の材料である必要は特になく、たとえば支持
体11がセラミックスで、他の支持体11”が金属であ
ったり、またはその逆であってもよい。
である。第2図において、支持体11と、他の支持体1
1’は同一の材料である必要は特になく、たとえば支持
体11がセラミックスで、他の支持体11”が金属であ
ったり、またはその逆であってもよい。
温度伝導率κ(κ=k/ρC ここで k:熱伝導率、
ρ:密度、c:比熱)の値は、支持体11としてはI
X 1 06以上で、5X106以上のものがより好ま
しく、絶縁支持体12としては5×106以下で、1×
10a以下のものがより好ましい。具体的な材料として
は、絶縁支持体12としては各種のグレーズ、マイカガ
ラス、ガラスセラミックス、結晶化ガラス等が用いられ
る。支持体11としてはアルミナの他、BNやAIN系
セラミックス(例えばAIN−BN系複合材料)、ガラ
ス成分の少ないガラスセラミックス、金属等が用いられ
る。また、支持体11と絶縁支持体12を一体化して琺
瑯で構成してもよい。
ρ:密度、c:比熱)の値は、支持体11としてはI
X 1 06以上で、5X106以上のものがより好ま
しく、絶縁支持体12としては5×106以下で、1×
10a以下のものがより好ましい。具体的な材料として
は、絶縁支持体12としては各種のグレーズ、マイカガ
ラス、ガラスセラミックス、結晶化ガラス等が用いられ
る。支持体11としてはアルミナの他、BNやAIN系
セラミックス(例えばAIN−BN系複合材料)、ガラ
ス成分の少ないガラスセラミックス、金属等が用いられ
る。また、支持体11と絶縁支持体12を一体化して琺
瑯で構成してもよい。
なお、転写体の温度伝導率κはIX104程度であるが
抵抗シートの温度伝導率κはIX106のオーダーであ
る。次に駆動方法を述べる。
抵抗シートの温度伝導率κはIX106のオーダーであ
る。次に駆動方法を述べる。
記録条件は1ドットへの印加パルス幅が2ms11ライ
ン記録周期が8msで発熱部のピーク温度は300〜4
00℃に達する。8ドット/mmの分解能をもつヘッド
を使用する時、加熱された記録体は1記録周期の間に1
25ミクロン移動し、温度伝導率の大きな支持体11と
接し、放熱する。
ン記録周期が8msで発熱部のピーク温度は300〜4
00℃に達する。8ドット/mmの分解能をもつヘッド
を使用する時、加熱された記録体は1記録周期の間に1
25ミクロン移動し、温度伝導率の大きな支持体11と
接し、放熱する。
これにより、次ラインの記録に転写体の蓄熱の影響が少
なくなり、高速で高画質画像がえられる。
なくなり、高速で高画質画像がえられる。
また、ヘッドが移動するシリアルヘッドの場合には、ヘ
ッド移動方向を転写体移動方向と逆にすることによって
置き換えて考えることができる。
ッド移動方向を転写体移動方向と逆にすることによって
置き換えて考えることができる。
以下に実施例に用いた具体的な材質等について述べる。
サーマルヘッドは分解能8ドット/mmのA6版ライン
ヘッドを用いた。絶縁支持体12には高融点結晶化ガラ
スを、支持体11にはアルミナを用い、発熱素子14は
Ta−Sideをスパッタで形成し、その位置が第1図
におけるLが80ミクロンになるようにフォトリソを施
して形成してある。また、電極13にはCr−Auを、
保護膜15にはSt−0−Cを用いた。印加パルス幅は
2rns1 記録周期8ms/ライン、押圧3Kg/1
00mmで記録した。抵抗シートにはアラ主ド樹脂にカ
ーボンを混入し厚み10ミクロン、表面抵抗1kΩに成
膜したものを用いた。色材層には、重量固形分比でイン
ドアニリン系シアン色昇華性染料1、ポリカーボネート
樹脂1の割合で2ミクロンの厚みに形成したものを用い
た。受像体には100ミクロンの乳白PETフィルムの
上に、重量固形分比でポリエステル樹脂1、シリカ0.
2の割合で8ミクロンの厚みに形成したものを用い
た。
ヘッドを用いた。絶縁支持体12には高融点結晶化ガラ
スを、支持体11にはアルミナを用い、発熱素子14は
Ta−Sideをスパッタで形成し、その位置が第1図
におけるLが80ミクロンになるようにフォトリソを施
して形成してある。また、電極13にはCr−Auを、
保護膜15にはSt−0−Cを用いた。印加パルス幅は
2rns1 記録周期8ms/ライン、押圧3Kg/1
00mmで記録した。抵抗シートにはアラ主ド樹脂にカ
ーボンを混入し厚み10ミクロン、表面抵抗1kΩに成
膜したものを用いた。色材層には、重量固形分比でイン
ドアニリン系シアン色昇華性染料1、ポリカーボネート
樹脂1の割合で2ミクロンの厚みに形成したものを用い
た。受像体には100ミクロンの乳白PETフィルムの
上に、重量固形分比でポリエステル樹脂1、シリカ0.
2の割合で8ミクロンの厚みに形成したものを用い
た。
以上の条件で記録実験をおこなった結果、記録周期8m
s/ラインで画像にかぶりがなく、滑らかな階調記録が
得られた。また上述の染料に加えマゼンタ色、イエロ色
をもちいてA6版フルカラー画像を約25秒で得ること
ができる。
s/ラインで画像にかぶりがなく、滑らかな階調記録が
得られた。また上述の染料に加えマゼンタ色、イエロ色
をもちいてA6版フルカラー画像を約25秒で得ること
ができる。
以上のように、本発明の実施例によれば、1ラインの記
録速度8msの高速フルカラー記録が可能であり、また
、色の濁りがなく、シャープな画像を得ることができる
。
録速度8msの高速フルカラー記録が可能であり、また
、色の濁りがなく、シャープな画像を得ることができる
。
なお、本実施例では、フルカラーの印刷についてのみ述
べたが、モノクロの印刷においても、同様の効果がある
ことは言うまでもない。
べたが、モノクロの印刷においても、同様の効果がある
ことは言うまでもない。
発明の効果
以上のように本発明の熱転写記録方法によれば、加熱さ
れた転写体の一部を加熱されていない温度伝導率の大き
な支持体に接触させ、絶縁支持体中に残った蓄熱を放熱
するので、発熱素子のベース温度の上昇を制御でき、記
録周期をより短くすることができるので、鮮明で、高分
解能な画像を高速に印刷することができる。
れた転写体の一部を加熱されていない温度伝導率の大き
な支持体に接触させ、絶縁支持体中に残った蓄熱を放熱
するので、発熱素子のベース温度の上昇を制御でき、記
録周期をより短くすることができるので、鮮明で、高分
解能な画像を高速に印刷することができる。
第1図は本発明の1実施例の構成断面図、第2図は本発
明の他の実施例の構成断面図である。
明の他の実施例の構成断面図である。
Claims (4)
- (1)温度伝導率の大きな支持体上に温度伝導率の小さ
な絶縁支持体を介して発熱素子を設けたサーマルヘッド
と、転写体とを用いた熱転写記録方法において、前期発
熱素子により加熱された前記転写体の一部が、この熱転
写に用いる転写パターンの記録信号の伝送周期における
1周期までの間に、前記温度伝導率の大きな支持体に接
することを特徴とする熱転写記録方法。 - (2)温度伝導率の小さな絶縁支持体に電極を設けたサ
ーマルヘッドと、抵抗シートを用いた熱転写記録におい
て、加熱された前記抵抗シートの一部が、この熱転写に
用いる転写パターンの記録信号の伝送周期における1周
期までの間に、温度伝導率の大きな放熱部材に接するこ
とを特徴とする熱転写記録方法。 - (3)温度伝導率の大きな支持体上に温度伝導率の小さ
な絶縁支持体を介して発熱素子を設けたサーマルヘッド
において、加熱された転写体部が、この熱転写に用いる
転写パターンの記録信号の伝送周期における1周期まで
の間に、前記温度伝導率の大きな支持体に接するような
構造を有し、請求項1または2記載の熱転写記録方法に
用いられるサーマルヘッド。 - (4)発熱素子と加熱された転写体との接点から温度伝
導率の大きな支持体までの距離が発熱素子の大きさ以下
である請求項3記載のサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP496190A JPH03208670A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 熱転写記録方法及びサーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP496190A JPH03208670A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 熱転写記録方法及びサーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03208670A true JPH03208670A (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=11598184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP496190A Pending JPH03208670A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 熱転写記録方法及びサーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03208670A (ja) |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP496190A patent/JPH03208670A/ja active Pending
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