JPH0320599Y2 - - Google Patents
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- JPH0320599Y2 JPH0320599Y2 JP1985129514U JP12951485U JPH0320599Y2 JP H0320599 Y2 JPH0320599 Y2 JP H0320599Y2 JP 1985129514 U JP1985129514 U JP 1985129514U JP 12951485 U JP12951485 U JP 12951485U JP H0320599 Y2 JPH0320599 Y2 JP H0320599Y2
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- JP
- Japan
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- timing
- timing belt
- tooth
- pulley
- width
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 26
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/02—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts
- F16H7/023—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts with belts having a toothed contact surface or regularly spaced bosses or hollows for slipless or nearly slipless meshing with complementary profiled contact surface of a pulley
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/17—Toothed wheels
- F16H55/171—Toothed belt pulleys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、内燃機関用のタイミングベルトを用
いた駆動伝達機構に関し、とくにタイミングベル
トとタイミングプーリとの噛み合い部におけるタ
イミングベルトへの局部負荷を軽減するようにし
た機構に関する。
いた駆動伝達機構に関し、とくにタイミングベル
トとタイミングプーリとの噛み合い部におけるタ
イミングベルトへの局部負荷を軽減するようにし
た機構に関する。
内燃機関の駆動伝達機構として用いられるタイ
ミングベルトとタイミングプーリの噛み合い部
は、一般に第17図に示すように構成されてい
る。つまり、従来機構では、タイミングベルト1
の脱落を防止するために、タイミングベルト1の
歯巾W1よりもタイミングプーリ2の歯巾W2の方
が大きく設定されている。そのため、第18図に
示すように、タイミングベルト1の歯3は全長に
わたつてタイミングプーリ2の歯と噛み合い、タ
イミングベルト1には、タイミングベルト1の構
造上最も強度の小さいベルト端面の歯元部角部4
に荷重が加わり易い。とくに、タイミングベルト
に捩り振動が生じた場合等、歯元部角部に荷重が
集中する。タイミングベルト1には、一般に歯面
側表面に、耐摩耗性にすぐれた合成繊維、綿等か
ら成る帆布5等の被覆層が設けられており、歯面
側の耐久性が向上されている。
ミングベルトとタイミングプーリの噛み合い部
は、一般に第17図に示すように構成されてい
る。つまり、従来機構では、タイミングベルト1
の脱落を防止するために、タイミングベルト1の
歯巾W1よりもタイミングプーリ2の歯巾W2の方
が大きく設定されている。そのため、第18図に
示すように、タイミングベルト1の歯3は全長に
わたつてタイミングプーリ2の歯と噛み合い、タ
イミングベルト1には、タイミングベルト1の構
造上最も強度の小さいベルト端面の歯元部角部4
に荷重が加わり易い。とくに、タイミングベルト
に捩り振動が生じた場合等、歯元部角部に荷重が
集中する。タイミングベルト1には、一般に歯面
側表面に、耐摩耗性にすぐれた合成繊維、綿等か
ら成る帆布5等の被覆層が設けられており、歯面
側の耐久性が向上されている。
しかし、タイミングベルト1は、通常、広巾か
つ環状に形成したベルト帯を、所定巾に輪切りに
して製造される。したがつて、タイミングベルト
1の巾方向両端面は、製造上帆布5の切断面とな
り、帆布5を構成する繊維が切れているため、強
度的に弱い部位になつている。そして、タイミン
グプーリ2の傾きや曲げ振動、およびタイミング
ベルト1のうねり振動等があると、前述の如くベ
ルト端面の歯元部角部4に荷重が集中し、この部
分で帆布5の糸切れ等が生じるおそれがある。帆
布5の糸切れは、帆布5の破断、タイミングベル
ト基部の亀裂あるいは歯欠けを招くおそれがあ
る。
つ環状に形成したベルト帯を、所定巾に輪切りに
して製造される。したがつて、タイミングベルト
1の巾方向両端面は、製造上帆布5の切断面とな
り、帆布5を構成する繊維が切れているため、強
度的に弱い部位になつている。そして、タイミン
グプーリ2の傾きや曲げ振動、およびタイミング
ベルト1のうねり振動等があると、前述の如くベ
ルト端面の歯元部角部4に荷重が集中し、この部
分で帆布5の糸切れ等が生じるおそれがある。帆
布5の糸切れは、帆布5の破断、タイミングベル
ト基部の亀裂あるいは歯欠けを招くおそれがあ
る。
本考案の目的は、上述の如くベルト強度上最も
弱いタイミングベルト端面部の歯元部角部に荷重
が集中するのを防止し、タイミングベルトの歯元
部にクラツク等が生じるのを防止して、タイミン
グベルトを長寿命化することにある。
弱いタイミングベルト端面部の歯元部角部に荷重
が集中するのを防止し、タイミングベルトの歯元
部にクラツク等が生じるのを防止して、タイミン
グベルトを長寿命化することにある。
この目的を達成するために、本考案の内燃機関
用タイミングベルト駆動伝達機構においては、タ
イミングベルトの歯とタイミングプーリの歯との
噛み合い巾よりも、タイミングベルトの歯元部に
おける歯巾の方が広くされている。
用タイミングベルト駆動伝達機構においては、タ
イミングベルトの歯とタイミングプーリの歯との
噛み合い巾よりも、タイミングベルトの歯元部に
おける歯巾の方が広くされている。
ここに、タイミングベルトの歯元部における歯
巾の方を広くするのは、タイミングプーリの歯の
プーリ巾方向端部を切欠くか、あるいはタイミン
グベルトのベルト巾方向の歯端部の歯厚を小にす
ること等により達成され、これらはタイミングベ
ルト巾とタイミングプーリ巾との大小関係にかか
わらず可能である。また、単に、あえてタイミン
グプーリ巾よりも広巾のタイミングベルトを使用
することによつても可能である。
巾の方を広くするのは、タイミングプーリの歯の
プーリ巾方向端部を切欠くか、あるいはタイミン
グベルトのベルト巾方向の歯端部の歯厚を小にす
ること等により達成され、これらはタイミングベ
ルト巾とタイミングプーリ巾との大小関係にかか
わらず可能である。また、単に、あえてタイミン
グプーリ巾よりも広巾のタイミングベルトを使用
することによつても可能である。
上記のように構成される駆動伝達機構において
は、タイミングプーリ側からタイミングベルト側
にかかる力は、タイミングプーリの歯のタイミン
グベルトの歯との噛み合い部からタイミングベル
トの歯を介して伝達される。しかし、タイミング
ベルトの歯元部における歯巾が噛み合い巾よりも
広いので、タイミングベルトの歯元部における歯
端部は、タイミングプーリの歯面には直接には接
触しない。そのため、噛み合い部では、タイミン
グベルトの歯はタイミングプーリの歯との直接接
触により位置が拘束されるが、直接接触しない歯
端部には、噛み合い部に対しある程度弾性変形の
自由度が与えられ、この部分での荷重集中が軽減
される。したがつて、タイミングベルト端面部の
歯元部角部に大きな荷重がかかることは防止さ
れ、帆布の糸切れ等が防止される。
は、タイミングプーリ側からタイミングベルト側
にかかる力は、タイミングプーリの歯のタイミン
グベルトの歯との噛み合い部からタイミングベル
トの歯を介して伝達される。しかし、タイミング
ベルトの歯元部における歯巾が噛み合い巾よりも
広いので、タイミングベルトの歯元部における歯
端部は、タイミングプーリの歯面には直接には接
触しない。そのため、噛み合い部では、タイミン
グベルトの歯はタイミングプーリの歯との直接接
触により位置が拘束されるが、直接接触しない歯
端部には、噛み合い部に対しある程度弾性変形の
自由度が与えられ、この部分での荷重集中が軽減
される。したがつて、タイミングベルト端面部の
歯元部角部に大きな荷重がかかることは防止さ
れ、帆布の糸切れ等が防止される。
以下に本考案の望ましい実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図ないし第4図は、本考案の一実施例に係
る内燃機関用タイミングベルト駆動伝達機構を示
している。図において、10はタイミングベル
ト、11はタイミングプーリシヤフト12に取付
けられたタイミングプーリを示している。タイミ
ングプーリ11には、タイミングベルト10の蛇
行、脱落を防止するためのガイドフランジ13が
設けられている。
る内燃機関用タイミングベルト駆動伝達機構を示
している。図において、10はタイミングベル
ト、11はタイミングプーリシヤフト12に取付
けられたタイミングプーリを示している。タイミ
ングプーリ11には、タイミングベルト10の蛇
行、脱落を防止するためのガイドフランジ13が
設けられている。
本実施例では、タイミングプーリ11の巾Wp
は、タイミングベルト10の巾Wbよりも若干広
くなつており、タイミングベルト10の歯14の
歯巾W1とタイミングベルト10の巾Wbは実質的
に一致している。
は、タイミングベルト10の巾Wbよりも若干広
くなつており、タイミングベルト10の歯14の
歯巾W1とタイミングベルト10の巾Wbは実質的
に一致している。
タイミングプーリ11の歯15の歯巾W2は、
歯15のプーリ巾方向両端部を切欠くことによ
り、タイミングベルト10の歯巾W1よりも狭く
されている。したがつて、タイミングベルト10
の歯元部における歯巾(本実施例ではW1)は、
タイミングベルト10の歯14とタイミングプー
リ11の歯15との噛み合い巾W0よりも広くな
つている。なお、本実施例では、切欠き部の形状
は、歯15のプーリ巾方向端部で、歯先部におけ
る歯巾と歯元部における歯巾が実質的に同一巾と
なる段付き状に形成されているので、噛み合い巾
W0は切欠き後のタイミングプーリ11の歯巾W2
と一致している。
歯15のプーリ巾方向両端部を切欠くことによ
り、タイミングベルト10の歯巾W1よりも狭く
されている。したがつて、タイミングベルト10
の歯元部における歯巾(本実施例ではW1)は、
タイミングベルト10の歯14とタイミングプー
リ11の歯15との噛み合い巾W0よりも広くな
つている。なお、本実施例では、切欠き部の形状
は、歯15のプーリ巾方向端部で、歯先部におけ
る歯巾と歯元部における歯巾が実質的に同一巾と
なる段付き状に形成されているので、噛み合い巾
W0は切欠き後のタイミングプーリ11の歯巾W2
と一致している。
なお、第5図に示すように、切欠部においてタ
イミングプーリの歯15の歯元部を一部15′だ
け残すようにしてもよい。
イミングプーリの歯15の歯元部を一部15′だ
け残すようにしてもよい。
このように構成された実施例装置においては、
第6図に示すように、タイミングプーリ11の歯
15側からは、タイミングベルト10の歯14と
の噛み合いにより駆動力が伝達される。しかし、
第7図に示すように、タイミングプーリ11の歯
巾W2よりもタイミングベルト10の歯巾W1の方
が広いので、タイミングベルト10の歯14は、
タイミングプーリ11の歯15の両側に突き出す
ことになる。したがつて、タイミングベルト10
の歯14の歯巾W1は噛み合い巾W0よりも広くな
り、噛み合い巾W0に相当する巾から歯14に力
が加わつた場合、歯14の両端部は二点鎖線で誇
張して示すように弾性変形の自由度をもつ。した
がつて、歯14の両端部の歯元部角部には、大き
な力が加わらず、従来問題であつた帆布の糸切れ
等は防止できる。
第6図に示すように、タイミングプーリ11の歯
15側からは、タイミングベルト10の歯14と
の噛み合いにより駆動力が伝達される。しかし、
第7図に示すように、タイミングプーリ11の歯
巾W2よりもタイミングベルト10の歯巾W1の方
が広いので、タイミングベルト10の歯14は、
タイミングプーリ11の歯15の両側に突き出す
ことになる。したがつて、タイミングベルト10
の歯14の歯巾W1は噛み合い巾W0よりも広くな
り、噛み合い巾W0に相当する巾から歯14に力
が加わつた場合、歯14の両端部は二点鎖線で誇
張して示すように弾性変形の自由度をもつ。した
がつて、歯14の両端部の歯元部角部には、大き
な力が加わらず、従来問題であつた帆布の糸切れ
等は防止できる。
つぎに、第8図、第9図に、タイミングプーリ
11a,11bの歯15a,15bの端部切欠き
形状の変形例を示す。図においては、歯15a,
15bの歯先部における歯巾よりも歯元部におけ
る歯巾の方が広い台形形状となるように切欠かれ
ており、第8図では台形形状の側辺17aの形状
が直線状に形成され、第9図では側辺17bの形
状が曲線状に形成されている。
11a,11bの歯15a,15bの端部切欠き
形状の変形例を示す。図においては、歯15a,
15bの歯先部における歯巾よりも歯元部におけ
る歯巾の方が広い台形形状となるように切欠かれ
ており、第8図では台形形状の側辺17aの形状
が直線状に形成され、第9図では側辺17bの形
状が曲線状に形成されている。
このようにタイミングプーリ11a,11bの
歯端部の切欠き16a,16bを徐々に変化する
よう形成しても、噛み合い巾W0よりもタイミン
グベルトの歯元部における歯巾W1の方が広くな
るので、前述の実施例と同様の作用、効果が得ら
れる。
歯端部の切欠き16a,16bを徐々に変化する
よう形成しても、噛み合い巾W0よりもタイミン
グベルトの歯元部における歯巾W1の方が広くな
るので、前述の実施例と同様の作用、効果が得ら
れる。
第10図、第11図に、タイミングプーリの歯
15c,15dの端部切欠き16c,16dのさ
らに別の形状を示す。本実施例では、歯15c,
15dを、その端部の歯厚が他の部位よりも小と
なるように切欠いている。切欠き部16c,16
dの形状は、第10図では平面形状でみて歯中央
部に向かい直線状の末広がり形状とされ、第11
図では平面形状でみて歯中央部に向かい曲線状の
末広がり形状とされている。
15c,15dの端部切欠き16c,16dのさ
らに別の形状を示す。本実施例では、歯15c,
15dを、その端部の歯厚が他の部位よりも小と
なるように切欠いている。切欠き部16c,16
dの形状は、第10図では平面形状でみて歯中央
部に向かい直線状の末広がり形状とされ、第11
図では平面形状でみて歯中央部に向かい曲線状の
末広がり形状とされている。
このような歯15c,15dの形状としても、
噛み合い巾W0よりもタイミングベルトの歯元部
における歯巾W1の方が広くなるので、前記実施
例と同様の作用、効果が得られる。
噛み合い巾W0よりもタイミングベルトの歯元部
における歯巾W1の方が広くなるので、前記実施
例と同様の作用、効果が得られる。
また、第12図には、タイミングプーリ11e
の歯15eの片側端部だけ(本実施例ではタイミ
ングプーリシヤフト12側端部だけ)に、切欠き
部16eが設けられている。
の歯15eの片側端部だけ(本実施例ではタイミ
ングプーリシヤフト12側端部だけ)に、切欠き
部16eが設けられている。
このようにすれば、とくに当たりのきつくなる
タイミングプーリシヤフト12e側について、タ
イミングベルト10の歯元部端部に加わる荷重を
軽減できる。
タイミングプーリシヤフト12e側について、タ
イミングベルト10の歯元部端部に加わる荷重を
軽減できる。
第13図、第14図には、単にタイミングベル
ト10の巾Wbをタイミングプーリ11fの巾
Wpよりも広く設定した場合を示す。このよう
に、通常設定されない巾についての大小関係をあ
えて設定すれば、タイミングベルト10の歯端部
には自由度が与えられるので、歯元部角部に加わ
る荷重の集中度も軽減される。
ト10の巾Wbをタイミングプーリ11fの巾
Wpよりも広く設定した場合を示す。このよう
に、通常設定されない巾についての大小関係をあ
えて設定すれば、タイミングベルト10の歯端部
には自由度が与えられるので、歯元部角部に加わ
る荷重の集中度も軽減される。
つぎに、第15図および第16図に、タイミン
グベルト側の歯形状により、噛み合い巾W0より
もタイミングベルト10g,10hの歯14g,
14hの歯元部における歯巾W1を広くした場合
を示す。第15図に示す構造では、タイミングベ
ルト10gの歯14gの両端部の歯厚が他の部位
よりも小とされ、歯端部18gは、平面形状でみ
て歯中央部に向かい直線状に末広がり形状に形成
されている。第16図では、歯端部18hは、歯
中央部に向かい曲線状に末広がり形状に形成され
ている。
グベルト側の歯形状により、噛み合い巾W0より
もタイミングベルト10g,10hの歯14g,
14hの歯元部における歯巾W1を広くした場合
を示す。第15図に示す構造では、タイミングベ
ルト10gの歯14gの両端部の歯厚が他の部位
よりも小とされ、歯端部18gは、平面形状でみ
て歯中央部に向かい直線状に末広がり形状に形成
されている。第16図では、歯端部18hは、歯
中央部に向かい曲線状に末広がり形状に形成され
ている。
このように、タイミングベルト10g,10h
側の歯端部18g,18hの形状によつても、噛
み合い巾W0よりも歯14g,14hの歯元部の
歯巾W1を広くすることが可能であり、歯元部角
部に加わる荷重は軽減される。
側の歯端部18g,18hの形状によつても、噛
み合い巾W0よりも歯14g,14hの歯元部の
歯巾W1を広くすることが可能であり、歯元部角
部に加わる荷重は軽減される。
なお、この場合タイミングプーリの歯15g,
15hの幅はとくに制限されない。
15hの幅はとくに制限されない。
以上詳述したように、本考案の内燃機関用タイ
ミングベルト駆動伝達機構によるときは、噛み合
い巾よりもタイミングベルト歯元部歯巾を広くし
て、強度的に弱い歯元部角部に大きな荷重が加わ
らないようにしたので、歯元部角部における帆布
の糸切れ等を防止することができ、簡単な機構
で、タイミングベルトの耐久性を向上して寿命を
大幅に延長することができるという効果が得られ
る。また、タイミングベルトの歯部の剪断力を上
げるための帆布を強靭なものとすると、ベルト全
体の剛性を硬くしてしまい、プーリへの巻き付き
状態を悪くし、伝動効率を悪化させる等の難点が
あるが、本考案では、単に噛み合い巾とタイミン
グベルト歯元部歯巾との関係を特定の関係にする
だけでよいので、タイミングベルトの柔軟性に影
響を与えることなくベルト歯欠け等を防止するこ
とができるというこ効果も得られる。
ミングベルト駆動伝達機構によるときは、噛み合
い巾よりもタイミングベルト歯元部歯巾を広くし
て、強度的に弱い歯元部角部に大きな荷重が加わ
らないようにしたので、歯元部角部における帆布
の糸切れ等を防止することができ、簡単な機構
で、タイミングベルトの耐久性を向上して寿命を
大幅に延長することができるという効果が得られ
る。また、タイミングベルトの歯部の剪断力を上
げるための帆布を強靭なものとすると、ベルト全
体の剛性を硬くしてしまい、プーリへの巻き付き
状態を悪くし、伝動効率を悪化させる等の難点が
あるが、本考案では、単に噛み合い巾とタイミン
グベルト歯元部歯巾との関係を特定の関係にする
だけでよいので、タイミングベルトの柔軟性に影
響を与えることなくベルト歯欠け等を防止するこ
とができるというこ効果も得られる。
第1図は本考案の一実施例に係る内燃機関用タ
イミグベルト駆動伝達機構の平面図、第2図は第
1図の装置の側面図、第3図は第1図の装置のタ
イミングプーリの部分拡大断面図、第4図は第1
図の装置の部分拡大断面図、第5図は第4図の装
置の変形例を示す部分拡大断面図、第6図は第1
図の装置の部分拡大断面図、第7図は第1図の装
置の部分拡大平面図、第8図はタイミングプーリ
の歯切欠き形状の変形例を示す部分断面図、第9
図は第8図とは別の変形例を示すタイミングプー
リの部分断面図、第10図はタイミングプーリの
歯形状の別の実施例を示す歯の平面図、第11図
は第10図の変形例を示すタイミングプーリの歯
の平面図、第12図はタイミングプーリの歯を片
側だけ切欠いた場合の平面図、第13図はさらに
別の実施例に係る内燃機関用タイミングベルト駆
動伝達機構の平面図、第14図は第13図の装置
の側面図、第15図はタイミングベルト側の歯形
状を変えた場合のタイミングベルトの歯とタイミ
ングプーリの歯の平面図、第16図第15図の変
形例を示すタイミングベルトの歯とタイミングプ
ーリの歯の平面図、第17図は従来の機構の平面
図、第18図は一般的なタイミングベルトの部分
斜視図、である。 10,10g,10h……タイミングベルト、
11,11a,11b,11e,11f……タイ
ミングプーリ、12,12e……タイミングプー
リシヤフト、13……ガイドフランジ、14,1
4g,14h……タイミングベルトの歯、15,
15a,15b,15c,15d,15e……タ
ミングプーリの歯、16a,16b,16c,1
6d,16e……切欠き部、17a,17b……
台形形状の側辺、18g,18h……歯端部、
Wb……タイミングベルトの巾、Wp……タイミ
ングプーリの巾、W1……タイミングベルトの歯
元部における歯巾、W2……タイミングプーリの
歯巾、W0……噛み合い巾。
イミグベルト駆動伝達機構の平面図、第2図は第
1図の装置の側面図、第3図は第1図の装置のタ
イミングプーリの部分拡大断面図、第4図は第1
図の装置の部分拡大断面図、第5図は第4図の装
置の変形例を示す部分拡大断面図、第6図は第1
図の装置の部分拡大断面図、第7図は第1図の装
置の部分拡大平面図、第8図はタイミングプーリ
の歯切欠き形状の変形例を示す部分断面図、第9
図は第8図とは別の変形例を示すタイミングプー
リの部分断面図、第10図はタイミングプーリの
歯形状の別の実施例を示す歯の平面図、第11図
は第10図の変形例を示すタイミングプーリの歯
の平面図、第12図はタイミングプーリの歯を片
側だけ切欠いた場合の平面図、第13図はさらに
別の実施例に係る内燃機関用タイミングベルト駆
動伝達機構の平面図、第14図は第13図の装置
の側面図、第15図はタイミングベルト側の歯形
状を変えた場合のタイミングベルトの歯とタイミ
ングプーリの歯の平面図、第16図第15図の変
形例を示すタイミングベルトの歯とタイミングプ
ーリの歯の平面図、第17図は従来の機構の平面
図、第18図は一般的なタイミングベルトの部分
斜視図、である。 10,10g,10h……タイミングベルト、
11,11a,11b,11e,11f……タイ
ミングプーリ、12,12e……タイミングプー
リシヤフト、13……ガイドフランジ、14,1
4g,14h……タイミングベルトの歯、15,
15a,15b,15c,15d,15e……タ
ミングプーリの歯、16a,16b,16c,1
6d,16e……切欠き部、17a,17b……
台形形状の側辺、18g,18h……歯端部、
Wb……タイミングベルトの巾、Wp……タイミ
ングプーリの巾、W1……タイミングベルトの歯
元部における歯巾、W2……タイミングプーリの
歯巾、W0……噛み合い巾。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイミングベルトとタイミングプーリとの噛
み合いにより駆動力を伝達する内燃機関用タイ
ミングベルト駆動伝達機構において、タイミン
グベルトの歯とタイミングプーリの歯との噛み
合い巾よりも、タイミングベルトの歯元部にお
ける歯巾を広くしたことを特徴とする内燃機関
用タイミングベルト駆動伝達機構。 (2) 前記タイミングベルトの巾が前記タイミング
プーリの巾よりも狭い実用新案登録請求の範囲
第1項記載の内燃機関用タイミングベルト駆動
伝達機構。 (3) 前記タイミングベルトの巾が前記タイミング
プーリの巾よりも広い実用新案登録請求の範囲
第1項記載の内燃機関用タイミングベルト駆動
伝達機構。 (4) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向端
部を切欠くことにより、タイミングベルトの歯
とタイミングプーリの歯との噛み合い巾よりも
タイミングベルトの歯元部における歯巾を広く
した実用新案登録請求の範囲第1項記載の内燃
機関用タイミングベルト駆動伝達機構。 (5) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向の
両側端部を切欠いた実用新案登録請求の範囲第
4項記載の内燃機関用タイミングベルト駆動伝
達機構。 (6) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向の
片側端部を切欠いた実用新案登録請求の範囲第
4項記載の内燃機関用タイミングベルト駆動伝
達機構。 (7) 前記タイミングプーリの歯のタイミングプー
リシヤフト側端部を切欠いた実用新案登録請求
の範囲第6項記載の内燃機関用タイミングベル
ト駆動伝達機構。 (8) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向端
部を、歯先部における歯巾と歯元部における歯
巾が実質的に同一巾となる段付き状に切欠いた
実用新案登録請求の範囲第4項記載の内燃機関
用タイミングベルト駆動伝達機構。 (9) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向端
部を、歯形状が歯先部における歯巾よりも歯元
部における歯巾の方が広い台形形状となるよう
に切欠いた実用新案登録請求の範囲第4項記載
の内燃機関用タイミングベルト駆動伝達機構。 (10) 前記台形形状の側辺形状が直線である実用新
案登録請求の範囲第9項記載の内燃機関用タイ
ミングベルト駆動伝達機構。 (11) 前記台形形状の側辺形状が曲線である実用新
案登録請求の範囲第9項記載の内燃機関用タイ
ミングベルト駆動伝達機構。 (12) 前記タイミングプーリの歯のプーリ巾方向端
部を、該端部における歯厚が他の部位よりも小
となるように切欠いた実用新案登録請求の範囲
第4項記載の内燃機関用タイミングベルト駆動
伝達機構。 (13) 前記歯厚が小なるタイミングプーリの歯端
部の形状が、平面形状でみて歯中央部に向かい
直線状の末広がり形状である実用新案登録請求
の範囲第12項記載の内燃機関用タイミングベル
ト駆動伝達機構。 (14) 前記歯厚が小なるタイミングプーリの歯端
部の形状が、平面形状でみて歯中央部に向かい
曲線状の末広がり形状である実用新案登録請求
の範囲第12項記載の内燃機関用タイミングベル
ト駆動伝達機構。 (15) 前記タイミングベルトの歯のベルト巾方向
端部の歯厚を他の部位よりも小とすることによ
り、タイミングベルトの歯とタイミングプーリ
の歯との噛み合い巾よりもタイミングベルトの
歯元部における歯巾を広くした実用新案登録請
求の範囲第1項記載の内燃機関用タイミングベ
ルト駆動伝達機構。 (16) 前記歯厚が小なるタイミングベルトの歯端
部形状が、平面形状でみて歯中央部に向かい直
線状の末広がり形状である実用新案登録請求の
範囲第15項記載の内燃機関用タイミングベルト
駆動伝達機構。 (17) 前記歯厚が小なるタイミングベルトの歯端
部の形状が、平面形状でみて歯中央部に向かい
曲線状の末広がり形状である実用新案登録請求
の範囲第15項記載の内燃機関用タイミングベル
ト駆動伝達機構。 (18) 前記タイミングプーリの側面側にガイドフ
ランジを設けた実用新案登録請求の範囲第1項
記載の内燃機関用タインミグベルト駆動伝達機
構。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP1985129514U JPH0320599Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | |
US06/887,928 US4708700A (en) | 1985-08-27 | 1986-07-22 | Driving force transmission mechanism using a timing belt for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129514U JPH0320599Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239043U JPS6239043U (ja) | 1987-03-09 |
JPH0320599Y2 true JPH0320599Y2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=15011376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985129514U Expired JPH0320599Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4708700A (ja) |
JP (1) | JPH0320599Y2 (ja) |
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-
1985
- 1985-08-27 JP JP1985129514U patent/JPH0320599Y2/ja not_active Expired
-
1986
- 1986-07-22 US US06/887,928 patent/US4708700A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6239043U (ja) | 1987-03-09 |
US4708700A (en) | 1987-11-24 |
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