JPH03205009A - 伸縮自在のトランク製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の背景） 大きな、半分空の、ブリーフケース、小旅行用ケース、
トランク、サンプルケース、工具箱等をあちこち持ち運
ぶことは馬鹿げたことである。また、手持ちのトランク
製品（用語「トランク」を本明細書ではあらゆる種類の
可搬の持運びケースを言うものとして用いる）がそのト
ランクに入れようとする物品に対して十分大きくないこ
とがわかると困惑する。種々の形態の伸縮自在のトラン
クが提案されてきたが、市販されているのはほんのわず
かなものである。

最も一般的な形態の伸縮自在のトランクは、荷物をどれ
だけ詰めるかに応じて、伸びたり、縮んだりする可撓性
材料から成るプリーツ付きのアコーディオン状の側壁を
持つブリーフケース及びハンドバッグである。このよう
なトランク製品の初期の例が英国特許箱１８，１９２号
（ヒルトンフオスタの特許、１８９２年１０月１１日〉
に見い出される。この製品には、材料の可変容積に合わ
せて寸法を調節するという利点があるが、製品内で運ば
れる物品を十分に保護しない可撓性壁を持つという欠点
がある。プリーツ付きのブリーフケースは、特にほぼ−
杯に詰め込んでいるとき、内容物をかきわけて成るもの
を探すことが大抵困難である点で、使用するのに幾分不
便である。

可撓性の拡張ガセットによって頂部壁及び（又は）底部
壁に接合された硬質の周囲壁を持つトランクが、例えば
、米国特許第２４９．０９２号（ブロチェン、１８８１
年１１月１日）、第１゜１７２．４４８号（エクハルド
、１９２９年５月７日）及び第４，３５６，８９９号（
タウル、１９８２年１１月２日）から知られている。可
視性ガセットは、トランクを伸ばしたとき、内容物を十
分に保護せず、トランク製品を縮めたとき、書類がガセ
ットによって形成されたプリーツに挟まってしまうこと
がある。

（発明の要約） 本発明によれば、硬質の頂部周囲フレーム、硬質の底部
周囲フレーム及び硬質の中間周囲フレームを有する伸縮
自在のトランク製品が提供される。

硬質の頂部壁パネル部材が頂部フレームに取り付けられ
、硬質の底部壁パネル部材が底部フレームに取り付けら
れている。プリーツ付きの板材料から成る上側周囲壁部
材が頂部及び中間周囲フレームに取り付けられており、
プリーツ付きの板材料から成る下側周囲壁部材が底部及
び中間周囲フレームに取り付けられている。周囲壁部材
のプリーツは、トランク製品の大きな容積及び小さな容
積を形成するため、その周囲壁部材を選択的に伸縮でき
るように、周囲に延びている。頂部周囲フレームに取り
付けられ、プリーツ付きの周囲壁部材内に配置され、か
つ頂部及び底部周囲フレームに平行な折り目線にそって
折り畳みできる第１及び第２部分を持つ折り畳みできる
硬質の側壁及び端壁部材が、折り畳みを広げたとき、大
きな容積を形成し、折り畳んだとき、小さい容積を形成
する。

好ましくは、解放自在のファスナが、トランク製品を小
さい容積及び大きい容積形状に選択的に保持するように
、折り畳みできる壁部材に関連している。ファスナは第
１要素及びこの第１要素に係合できる２つの第２要素を
持つスナップファスナでよい。第１要素は底部フレーム
部材に取り付けられており、１方の第２要素は折り畳み
できる壁部材の第１部分に取り付けられ、他方の第２要
素は前記折り畳みできる壁部材の第２部分に取り付けら
れている。

硬質の、折り畳みできる周囲壁は、選択的に、構造上硬
質の小さい及び大きい容積を作り、プリーツ付きの外側
周囲壁部材に対する衝撃から内容物を保護し、かつトラ
ンク製品の内容物に対する荷重支持能力を与える。好ま
しい実施例では、頂部壁は、トランク製品に詰め込んだ
り、空にしたりするのに便利であり、内容物に容易に接
近できて、特定の品物を容易に探すことができるように
、ヒンジ止めされている。本発明のトランクは硬質の内
部壁の無い伸縮自在のトランクより大きな寸法に作るこ
とができる。その理由は、内側の硬質の折り畳みできる
壁が内容物を機械的に支持し、一方、プリーツ付きの可
撓性の壁が制限された荷重支持能力を持つからである。

本発明を良く理解するために、添付図面に関連して実施
例を以下に説明する。

（実施例の説明） 最初に第１図及び第２図を参照すると、実施例は、長方
形箱状本体１０と、長い方の周囲壁のうちの１つの周囲
壁の上縁にヒンジ（図示せず）によって連結された長方
形頂壁、即ち蓋１２とを有する。本体は、硬質の底壁１
４と、便宜上本明細書では、前壁１６、後壁１８、左端
壁２０及び右端壁２２と呼ぶ部分から成る周囲壁とを有
する。

以下に詳細に説明するように、周囲壁１６．１８．２０
及び２２は、外側プリーツ付き（ひだ付き）壁部材を有
し、これらのプリーツはプリーツ付き部材が伸縮できる
ように頂部及び底部に平行に延びるものであり、周囲壁
は、さらに、頂壁及び底壁に平行な関節接合部に沿って
折り畳める硬質の内側折り畳み部材を有する。硬質の壁
部材を直角に折り畳んだとき、本体１０は小さい内部容
積を形成しく第１図）、壁部材を伸ばしたとき、本体１
０は大きな内部容積を形成する（第２図）。

第４図及び第５図は本体の周囲壁１６．１８．２０及び
２２のすべての構造を代表するものである。硬質の頂部
周囲フレーム２４及び硬質の底部周囲フレーム２６が本
体の全周にわたって延びている。フレーム２４及び２６
は、好ましくは、隅で曲げられて１つの壁に沿って突合
せ継ぎされた押出アルミニウム部分から組み立てられる
。組立フレーム２４及び２６の使用により、部材を隅で
曲げるのが容易になり、本体１０を最終的に小組立体か
ら組み立てることができる。

頂壁、即ち、Ｍ１２及び本体１０の底壁１４は、それぞ
れ、硬質のパネル部材２８及び３ｏがら成る。パネル部
材は、合板、繊維板、積層構造物、または実施例のよう
に、外板及び一連の横方向リブから成る押出ポリマ材料
でよい。蓋のパネル２８は、パネルの周囲に合わうよう
に曲げられて突合せ継ぎされ、そのパネルに接着された
押出アルミニウム部材３２によって形作られている。−
対のアングル部材３４及び３６が同様に形成され、底部
パネル部材３０に接着されている。スナップファスナの
雄要素４０と嵌合するブラケット３８がアングル部材３
６の左右の端部分の中央に接合されている。もちろん、
蓋はトランク製品の１つの小組立体である。底部パネル
部材３０、アングル部材３４及び３６、及びブラケット
３８は第２の小組立体を構成している。

折り畳みできる内側壁パネル部材４２はトランク製品の
内部周囲壁を構成する。壁１６．１８．２０及び２２の
各々は、底壁１４に平行な折り畳み線で互いに接合され
た上側パネル部分及び下側パネル部分を有する。実施例
では、壁２０は、周囲内壁のすべてを代表するものであ
るが、折り畳み線４８で接合された上側パネル部分４４
及び下側パネル部分４６を有する。各部分は、個別の硬
質の板部材を有し、この板部材は、合板、繊維板、金属
またはプラスチックでよい。硬質の板部材は可撓性プラ
スチックフィルムまたは織物ウェブと接着されており、
このフィルムまたはウェブは、トランク製品の折り畳み
できる、硬質の内壁の硬質の板部材のすべてと同じ広が
りを有し、板部材を接合して小組立体を作っている。ウ
ェブは折り畳み線４８及び隅の接合部で「実際上のヒン
ジ」を構成する。

前壁１６及び後壁１８の下側硬質パネル部分４６は長方
形であり、端壁の下側硬質パネル部分４６（例えば、第
４図及び第５図）は台形であり、それらの頂部及び底部
の縁に４５°の端部を有する。壁パネルを折り畳んだと
き（第１図）、各隅のウェブの三角セグメントはそれぞ
れの端壁の下側硬質パネル部材の下に折り畳まれる（第
３図の点線５０参照）。パネル部材を折り畳んだ状態か
ら広げたとき、三角セグメントは下側硬質板部材の下端
の隅で硬質板部材の間の隙間を埋める。

ｍ物片５２（第３図、第４図及び第５図）は各端壁の硬
質パネル部材の内面に沿って鉛直方向に延び、上縁部及
び下縁部で折り曲げられて、硬質パネル部材（例えば、
４４及び４６）の背面に固定されており、各月５２の内
側部分はパネル部材に取り付けられておらず、したがっ
て、片はつかんで内方に引っ張ることができる。雌スナ
ツプファスナ要素５４が上端近くで各月５２に取は付け
られており、上側硬質パネル部材４４の穴５６を通して
外方に向いている６別の雌スナツプファスナ要素５８が
、雄要素４０にスナップばめされるように定位置で下側
硬質パネル部材４６に取は付けられている。下側のスナ
ップばめを行ったとき、下側パネル部分４６は伸びた位
置に保持され、かくして、トランク製品の大きな内部容
積を形成する。

上側周囲チャンネル部材６０が硬質の折り畳みできる内
壁の上側硬質パネル部材（例えば４４）の上縁に接着さ
れている。スペース６２が外側チャンネル脚とパネルの
間に残されている。硬質の折り畳みできるパネル部材の
折り畳んだ状態では、ブラケット３８の上縁がスペース
６２中に延び、上側のスナップばめ（雄要素４０と雌要
素４４との間）がなされて、トランク製品の小さい容積
を達成し維持する（第１図）。

周囲壁１６．１８．２０及び２２の外面は、プリーツ付
きの板材料から成る上側部材６４及び下側部材６６を有
し、この板材料は、織物、皮ｔたはポリマフィルムでよ
い、好ましくは、各部材６４及び６６は、プリーツで実
際上のヒンジを形成するように、熱形成した可撓性塩化
ビニルのバンドであり、隅の折り目、及び上部及び下部
の縁がフレーム部材との結合部を作るのに適するように
形成されている。各部材６４及び６６は前壁、両端部（
左右の壁）及び後壁に沿って連続的に延び、その端部が
後壁において適当に接合されている。下側プリーツ付き
部材６６の下縁部分はアングル部材３４及び３６に接着
されており、押出アルミニウムフレーム部材６８によっ
てさらに適所に保持され且つ保護されている。中間フレ
ーム部材７０が、プリーツ付き部材６４及び６６に接着
され、部材６４及び６６は、アルミニウムバンド７２に
よってさらに適所に保持されている。チャンネル部材７
４が周囲壁の上縁部でチャンネル部Ｎ６０に接着され（
あるいは他の方法で接合され）上側プリーツ付き部材６
４の上縁部分及びプラスチックまたは金属製のりテーナ
ロッド７６を受は入れている。プリーツ付き部材６４及
び６６の中央のプリーツに接着されたアルミニウムロッ
ド７８は、プリーツ付きの外壁の形状を補強し、形作っ
ている。

トランク製品の外側プリーツ付き壁の補強及び形成に加
えて、中間フレーム部材７０及び７２は前壁の中央で運
搬用把手（図示せず）の固定箇所を与える。もちろん、
適当な掛金（図示せず）が、従来と同様に、蓋のフレー
ム３２と本体１０の上側フレーム２４との間に設けられ
ている。

プリーツ付きの端壁、ロッド７８及び中間フレーム７０
．７２は、トランク製品を把手を持って運ぶとき、プリ
ーツ付き周囲壁に対して荷重の方向にかなりの剛性を与
える。背面の折り畳みできる硬質の壁は、伸びた及び縮
んだ両方の形状において、トランク製品内に支持された
荷物と同し広がりを持つ。

トランク製品を伸びた形状（第２図）から縮んだ形状に
変更するには、使用者は片５２をつかんで内方に引っ張
り下部のスナップばめを外す、端壁の」−縁部を下方に
押すことによって本体を容易に縮めることができる０次
に、上側雌ファスナ５４を外方に押して、雄ファスナ４
０にスナップばめする。片をつかんで、引っ張って上側
ファスナを解放する。端壁の下側硬質パネル部材と下側
フレーム２６との間に連結された弾性バンド８０（第３
図）がトランク製品を伸びた形状に押す。

蓋の外面及び本体の底壁は、織物、皮、塩化ビニル板で
被覆してもよい。トランク製品を床に立てて置いたとき
の脚となるように、上側及び下側フトームの後壁の外面
にボタンを取は付けることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、蓋の一部を切り欠いて、それぞれ
縮んだ状態及び伸びた状態で示す実施例の斜視図である
。 第３図は、一部を切り欠いて示す、部分的に伸びた状態
の実施例の斜視図である。 第４図及び第５図は、トランク製品をそれぞれ伸びた状
態及び部分的に伸びた状態で示す、方向の中央線に沿っ
た部分断面図である。 １０・・・本体、 １２・・・蓋、 １６．１８．２０．２２・・・壁、 ２４・・・底部周囲フレーム、 ２６・・・上部周囲フレーム、 ７２・・・中間周囲フレーム、 ６４・・・上側周囲壁部材、 ６６・・下側周囲壁部材、 ４４．４６・・・折り畳みできる壁部材。 長さ ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　２ 正　書（方式） ２，１１．−９ 年　　　月 平成 ■、事件の表示 平成２年特許願第１８９２８５号 ２、発明の名称 伸縮自在のトランク製品 ３、補正をする者 事件との関係 願人 工ミリオ アムバス ４代 ５、補正命令の日付 平成２年１０月３０日 ６、補正の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）硬質の頂部周囲フレーム（２４）と、硬質の底部
   周囲フレーム（２６）と、硬質の中間周囲フレーム（７
   ２）とを有し、各フレームは平らな、ほぼ長方形の開口
   を完全に形成する側部及び端部部分を持ち、すべての開
   口はほぼ同一寸法を持ち、頂部周囲フレームに取り付け
   られた硬質の頂壁部材（１２）と、底部周囲フレームに
   取り付けられた硬質の底壁部材（１４）と、頂部及び中
   間周囲フレームに取り付けられたプリーツ付き板材料か
   ら成る上側周囲壁部材 （６４）と、底部及び中間周囲フレームに固定されたプ
   リーツ付き板材料から成る下側周囲壁部材（６６）と、
   をさらに有し、周囲壁部材のプリーツは、トランク製品
   の大きな容積及び小さな容積を形成するために周囲壁部
   材を選択的に伸縮できるように周囲に延びており、折り
   畳みできる硬質の側部及び端部壁部材（４４、４６）を
   さらに有し、側部及び端部壁部材の各々は、プリーツ付
   き壁部材の内側で側部及び端部壁部材の対応する側部ま
   たは端部部分に沿って頂部周囲フレームに固定されかつ
   頂部周囲フレームによって形成される開口の面に直角に
   配置された上部分と、頂部及び底部周囲フレームに平行
   な折り目線に沿って折り畳みできる下部分とを有し、硬
   質の側部及び端部壁部材の折り目線は、折り畳みを広げ
   たたとき大きな容積を形成し、折り畳んだとき小さな容
   積を形成するように頂部周囲フレームから等距離にある
   、ことを特徴とする伸縮自在のトランク製品。 （２）請求項１記載の伸縮自在のトランク製品において
   、トランク製品を小さい容積及び大きい容積形状に選択
   的に保持するため折り畳みできる壁部材及び底部周囲フ
   レームに関連した解放自在のファスナ手段をさらに有す
   る、ことを特徴とするトランク製品。 （３）請求項２記載の伸縮自在のトランク製品において
   、ファスナ手段はスナップファスナを有し、スナップフ
   ァスナの各々は第１要素とこの第１要素に係合自在の２
   つの第２要素とを有し、第１要素は底部周囲フレームに
   取り付けられており、１方の第２要素は折り畳みできる
   壁部材の第１部分に関連しており、他方の第２要素は前
   記折り畳みできる壁部材の第２部分に関連している、こ
   とを特徴とするトランク製品。 （４）請求項１記載の伸縮自在のトランク製品において
   、頂部壁部材（１２）は、内容物に接近するため枢動す
   ることできるように、頂部周囲フレームの１つの側部部
   分にヒンジ止めされている、ことを特徴とするトランク
   製品。